大雨土砂降り…夏は終わる?

連続降雨…しかもゲリラ的な大雨。聖ヶ丘の地域ふるさと夏祭り、永山ハイツ夏祭り…ともに33回目を迎えるお祭りに議長として出席してまいりました。どちらも、土曜日は途中でお祭りを中断。雨が降り止むのを待機してから、再開して…でしたが、再開した途端のまた一雨…ホントに今年の夏はよく雨が降ります。冷やし中華が売れない理由がよくわかります。

 

あまりのずぶぬれ具合に…運転手さんが雨合羽を貸してくださいました。永山ハイツでは市長とともに、テントの下で雨が止むのを待ちながら地域の方と懇談しておりましたが、市長はザーザー降りの中を次の会場へ移動されていきました。議長と市長とでは多分、お祭りなども呼ばれる箇所がだいぶ異なっていて、市長はホント…招待状を受けて、足を運ぶ場所があちこちありすぎて大変そう。

せっかくのお祭り…実は、聖ヶ丘のお祭り、永山ハイツのお祭りは毎年足を運んでいますので、雨が持ち堪えた今日もまた行ってみました。聖ヶ丘ではお目当ての「タイカレー」が既に完売していたのが本当に残念。永山ハイツではいつもの和太鼓を聞き、サマーカフェで特製ローストビーフ!

永山ハイツは住民サークルとして和太鼓が行われていて、演奏力と言うか、毎年毎年バージョンアップしている気がします。とてもにぎやかに楽しそうに演奏を披露してくださる皆さんの姿に出会えるのがうれしい。夏祭りにぴったり。市内の和太鼓サークルなどに演奏をお願いせず「自前」というのは、ここならでは!聴きごたえあります。

今日は、多摩市民体育大会の開会式でした。第43回目を数えます。功労賞の表彰、頑張っている子どもたちの表彰もありました。私はスポーツにはあまりご縁がありませんが、多くの方が集まり、盛大でした。議員も多く駆けつけました。体育協会に加盟している競技団体で藤原マサノリ議員が軟式野球連盟、松田大輔議員がバスケット連盟の会長をつとめています。

それにしても、夏はもう終わってしまったのか?と思うほどの雨続き。カラッと晴れた天気が懐かしくなるほど。ものすごい湿度が高く、不快指数が高まりますね。明日は9月定例会前の全議員説明会があります。今年は夏休み気分になったことは…ちょっとくらいあった感じもありますが、議会活動全体はお休み気分は終了…ですね。

なぜ、「学校給食センター」じゃないの?

福生市の「防災食育センター」見学に行ってまいりました。先日は内覧会があったようですが、稼働する前に見ておきたい…と欲張りなことを思ったりしまして、来週の竣工式典を前にご無理をお願いしてしまいました。

と言っても、無理くりに議長権限を行使したというわけではないです。あくまでもプライベートな活動です。なので、議長公用車ではなく自分で運転しました!(これもまた、私にとっては冒険)

実は福生市の川越教育長は多摩市の諏訪中学校、落合中学校で校長を務められたご縁があり、保護者や地域の方からの非常に信頼されていた先生でした。ですので、川越先生に近況報告をするつもりで、訪問させていただいたというわけです。福生の市議会議長さんは「川越先生が教育長に就任してから、教育費がどんどん拡充(充実)していく。」ってお話されていたように、福生でも多方面で実績を重ねられているようです。

そんなわけで、そもそも「学校給食センター」ではなく「防災食育センター」という名称にも、何となくセンスを感じていたわけですが、その理由はまた後ほど。

最新鋭の設備をフル投入してあるというか、過去から積み重ねてきた「学校給食センター」なる全国の事例をもとに建設された施設であり、あちこちにいろんな配慮が施してあり、当たり前のこととはいえ、目を見張るところばかり。

調理上入口の保管庫に収納してある「靴」「白衣」、一人ひとり専用の「爪ブラシ」、もちろん無駄に水道蛇口に触らなくてもいいように手洗石鹸も含めて、手を差し出せば自動にお水が出たり、泡が出てくるなどなど…。これはまあ、序の口というか、当たり前か・・・。

 

そして、野菜やら肉や魚やらが運び込まれて検収を受ける場所などはもちろん別々。1時間で840個のたまねぎの皮むきができる機械「玉ジジロー」!「野菜、和えもの室」の中には、コンビニサラダなどにも使用されている「ピュアスター」も配備!…これで生野菜も出せるようになるとか。そして、製品名で言えば「ヘルシオ」の大型版とも言える「コンビオーブン!」は、蒸気利用。ちゃんと焼き色ついてしまいます。

こちらの写真は汚染作業区域から見た図。左が「コンビオーブン」で右は「連続フライヤー」です。すごい・・・油が入っているのですが、こちら毎回毎回ちゃんと濾過もできる機能有!

そしてこちらが非汚染作業区域に移動してから撮影。9月からの稼働に向けて、調理員のみなさんたちが新しい設備を動かしている現場にたちあえて、ホントにラッキー!汚染作業区域と非汚染作業区域は完全分離をしていて、汚染作業区域担当調理員と非汚染作業区域担当調理員は日ごとにシフト制で交替します。しかも違うエリアを担当している調理員たちが交錯することもない。作業員も場所も完全に分離されていて安全衛生面の徹底がすごい!

「コンビオーブン」も「連続フライヤー」も汚染作業区域から投入し、非汚染作業区域で取り出すという感じ。「コンビオーブン」は両扉式。駅で乗った時と下車するときに開く扉が異なるエレベーターのごとく。

そして食器保管庫は1台ずつ…「天吊り式消毒装置」。

で、ここがすごい!

その1…「食物アレルギー給食棟」は完全に別ライン。ここも通常の給食棟のミニ版。7大品目のアレルゲンに完全対応できます。そして、こちらは完全民間事業者への委託。ノウハウを活用するためのこと。アレルギー給食棟への搬入口も搬出口も完全に別になっており、さらには…運び込むための車両も別!

特注の車です。ちなみに、通常の給食が運ばれるのは多摩市でもおなじみのトラックですね。

ということで、最新設備の整った施設は豪華とかそういのではなく、やはりいろいろ考えてあるなあというわけなんですが、「なぜ、防災給食センターなの?」…の秘密はコチラ!

その2・・・炊飯設備まであるのですよ!…なぜなら、炊き出しができるように。そして、なぜ「炊き出し?」…。

 

防衛省からの補助金が75%!!!・・・・ものすごい補助率でこの施設は建設されているのです。なので、「学校給食センター」ではなく「防災食育センター」という名称がついているのです。「平常時は応急給食機能を活用して学校給食の提供を行います」…つまり、ここは災害対応のために拠点施設になっており、日常的に「応急給食訓練」が行われているとの位置づけ。要するに緊急発災時には3日間の食糧提供を可能にする場所。」であって、理屈的には文科省の「学校給食センター」とは似て非なる施設なのです。「防災食育センター」では、日常が「炊き出し訓練」であり、トラックでの各学校へ運ぶのも「配達訓練」。

こうした補助金については、ちゃんとメニュー化されているとのことですが、福生市の担当職員さんは何度となく防衛省に足を運び、きちんと財源を確保するための調整などをされたようです。ちなみに、福生市の先行事例としては行橋市白老町とがあるようですね。横田基地のある福生市ならではといえば、ならでは・・・ですが、財源確保を図るために知恵を使い工夫することが私は素晴らしいと思うのです。

見学ホールは6メートル幅で、緊急時には避難場所にもできる規格です。都市ガスからダメならLPガスまで使える仕様になっていて、さらにはガスボンベまで使用できてしまう!「防災食育センター」の名のごとく。

また、立地している土地ももともと基地周辺の緩衝林で防衛省所管の国有地。ここも無償借受けですって!

 

以上、ざっと簡単に見学記録。多摩市の学校給食センターも次は建替えになるでしょうから。「お手本にできそうなところの情報を早いうちに収集しなくっちゃ!」との思いで福生市まで足を運んだのですが、施設設備ももちろん、財源手当てのことも聞いて、クラクラきましたけど、とにもかくにも「へー」「えーっ」「なるほどー」と驚きの連続、「給食試食」はしていませんけれど、お腹いっぱいで終了した見学でした。

続?!タブレット導入に向け…

議会事務局職員による「クラウドシステムの利用」について、各担当課職員への説明も無事に最終回を迎えまして、「これでまず、一仕事終了」にもなりますが、あと2週間後からはじまる9月定例会でタブレット活用のプレスタートになり、ここからがまた大変です。

議員も一般質問の通告書はデータでも提出することとなり、各議員からバラバラと提出された通告書を事務局職員が「統合」する処理かなにかを施して、クラウド上にアップロードするはずだからです。これがかなり大変な作業と思われます。これまでは紙ベースで提出されたものに、ページ番号を手書きで入れ、印刷製本すればよかったのですが、それにプラスして、クラウド上にもアップする作業と2つを行う必要があります。

クラウド上でアップするときに作業がクセモノ!…なぜなら、複合機のスキャナの機能でデータを画像として読み取り保存することは簡単なのですが、「画像」として保存されたデータだとサイドブックス(私たちが利用するアプリケーション)の検索機能を活用することができないため、より利用し活用できる文書にするためにはワードやエクセルで作成した文書をPDFで保存し、その上でクラウド上にアップロードしなければなりません。

今回、各議員から提出された通告書はワードで作成されていると思われるため、提出された通告書をPDFで保存し直し、その上で統合させて30ページくらいの冊子にしてから、アップロードか?!

昨日、たまたま議長副議長に対する9月定例会前の議案説明会があり、その際には紙資料が配布されず、タブレット画面を見ながらの説明を受けたわけですが…。提供された資料は「画像」として保存されたデータであったため、試しに検索をかけてみても、「検索結果0(ゼロ)」になってしまう。あとは、文書を読みやすいようにとタブレット端末を縦横と動かしてみたわけですが、写真のごとく縦にしたら1Pもので大きく表示されますが、横に回転させてみると2Pになるだけで、結局、首を曲げないと読みにくい感じ…。やはり、今後の運用の中で、いろいろと課題も発見されていきそう。

サイドブックス(私たちが利用するアプリケーション)の議会での活用について、企業側と一緒に考えてきた逗子市議会では今に至ってはどんな運用になっているのだろう?…ちょっとまたヒアリングでも行ってこようか。ちょっと触れ間違ってもタブレット端末が反応するため、使い慣れていないと操作ミスが発生し、議会運営にも支障が発生するか?!…ハラハラです。

タブレット導入に向け…

ただいま9月定例会に向け、議会事務局主催で「タブレット端末導入にあたっての説明会」を開催しています。あっ…職員さん向けです。今後、タブレット端末を活用するにあたっては、私たちが利用するクラウド上の本棚(サイドブックス)に各種行政情報をアップロードしてもらう必要があるからです。

予定としては、9月定例会は試行段階と位置づけ、12月定例会は本格稼働…としています。「ペーパーレス議会をめざす」としても、100%はペーパーレスにはならないと聞いていますが、議会運営のために使用する「用紙」を可能な限り削減していきたいと考えています。9月はこれまでどおり「紙」使用の議会運営ですが、12月は「紙」は基本使用しない…をめざします。

今年の4月から庁内システムはセキュリティが強化されており、外部とのやりとりをする際のインターネット上の作業がひと手間ふた手間くらい増えております。ですので、職員の皆さんに行政情報などアップロードをするための作業をお願いするのもやや心苦しい感じ。というのも、議員は1人1台タブレット端末導入になっておりますが、執行部はもちろんのこと職員さん側には導入されていないため、結局のところ、「従来通り」紙使用での資料準備作業がなくなるわけではなく、タブレット端末を導入した議会のための事務作業が新たに加わった格好だからです。

実は議会では本来、来年度の「タブレット端末導入」をめざしていたのですが、予算化が1年前倒しされ、市長が今年度の予算をつけてくれたのですね。市長が1年早くタブレット端末の導入を認めてくれたということは、「ペーパーレス化に向けて取組みを進めたい」とする意図が理解されたと受け止めているため、その意味からすれば、早急に執行部、職員さんたちにもタブレット端末を活用できるような環境を作らねばならないと考えています。せめて、議会答弁のある管理職の皆さんには活用していただく環境が必要不可欠。

他市の事例を聞いていても、議会だけしかタブレット導入をしていない自治体ではペーパーレスの効果は全くとは言わないまでも、効果半減以下くらいのことで、やっぱり執行部、職員さん側にも導入をしてこそ求めていた効果が発揮されるというものです。しかし、何と言うか、議会運営に関わる「紙」の削減も重要ですが、それ以外の場面でも大量印刷が行われていることを思うと、「紙削減」の計画をちゃんと描いていくべきですね。民間企業などは「コピー機」利用にあたり、上司の許可が必要なところもあります。そこまでの徹底…ゆくゆくと言うか、いつかの時代にはそうなっているかもしれませんね。

ということで、議会事務局が鋭意進めている職員向け説明会に、私もできるだけ同席しております。業務多忙な中、時間を割いて説明会に足を運んでくださる職員の皆さんから出される「なるほど」と思う指摘もあり、今後の運用で活かしていくべきご意見もあるなと思うからです。議事係の担当者全員が交代でしながら説明者にもなっていて、それぞれ「聴く立場」にもなりながら、よりわかりやすい説明をと…説明会の回数を重ねるたびに工夫改善もしています。今日が終了して10回を超えておりまして、1回目よりもはるかに説明内容のクオリティが上がっております。

明日も4回の説明会。つまりほぼ1日…説明会に時間が割かれているので、その分、他の仕事にもしわ寄せがいくことなんだなと…これも今まで状に実感として感じております。「お願いするのは簡単なんですけど…」と過去から言われてきたことの意味が身にしみいるというか。時間が許す限り、こうした場にきちんと立ち合っていくことも議長の役割の一つなのではないか?と思う今日この頃です。

みんなdeおそうじ@多摩センター駅

中央大学に行ったご縁で出会ったグリーンバードのみんなと一緒に多摩センター駅のごみ拾いをしてきました。グリーンバードは各地に支部があり、活動していますが…「ごみを拾うことがかっこいい!」みたいなおしゃれ感のある活動。今は渋谷区長で活躍されているハセベケンさんが創立メンバー!区議時代のハセベさんがグリーンバードについて語っていたことを懐かしく思い出します…。

そんなわけで、グリーンバードの中央大学支部は昨年設立。多摩センター地域でもお掃除をしたことがあるとの話ですが、「地域とともに」がコンセプトだと言うので、それなら一緒にやるしかない!…とやや先輩風吹かせつつ…今日の第1回目の実現へ。多摩青年会議所で理事長をやっている松田大輔議員に相談したところ、多摩センター商店会や落合自治連合会ともつないでくれ…総勢30名ほどの大所帯にもなりにぎやかに終了しました。パルテノン多摩の常務理事をはじめ、職員さんにも声をかけたところ集まってくれたのもうれしい!

こじんまりとやる予定だったのが、想定外の人数になり、事前準備でルート確認をしていたものの…今回、はじめて企画をしたという後輩もうれしい悲鳴…乞田川沿いと多摩センター駅バスロータリーチームに分かれて小雨降る中のおそうじでした!フェイスブックのイベントページで情報を知ったという市民の方も参加をして下さったのもうれしい!早朝朝7時から約1時間ほど…会社のお盆休みだったからと来て下さった方も!

雨でぬれたごみを拾うというのは結構、大変というか…。軍手をはめてしまうと、アスファルトにこびりついてしまった紙ごみは拾うのが大変でした。集めたごみは最後に分別して、まとめて…あとは市に連絡をして回収してもらえたはずです。

グリーンバードチームのみなさんは「定例化!」をめざすことと同時に、もっと地域のことを知りたいと意欲的です。せっかくのご縁を活かし、次に具体的につなげていけるようにしたいなあ!楽しみ。少しずつ活動をカタチにしていきたいですね。みんなの活動を見守っていこうと思います!ぜひ、ご注目下さい!

また、梅雨に戻ったような。

この時期らしからぬ天気…先週の月曜日は朝から猛暑過ぎて大変だった記憶があります。梅雨入りしたのか?みたいな感じでシトシト降る雨。これが今週いっぱい続くのでしょうか?明日は終戦記念日です。

今日は議会運営委員会のメンバーが集まって自主勉強会。「請願・陳情」と多摩市議会が議会基本条例で定めている「市民政策提案」のことが話題に。議会基本条例の制定に取組み始めてから、10年ほど経過しているので、改めて復習を兼ねて…制定時の記憶を辿りつつ…。議会がもっと政策を議論できる場所にもしていきたいと思う時、会津若松市議会の政策討論会や四日市市議会がやっている政策提言など、とても興味深い取組みをしているところがあります。会津若松市議会や四日市議会は議会基本条例を制定するときに私たちがモデルにした自治体議会でもあります。ただ単に、市の提案だけを審査するだけでなく、議会自らが政策立案をしていく意欲に燃えている感じがします。

もちろん多摩市議会の場合も、各常任委員会単位では集中的に調査をするテーマなどを決め、取り組んでいますが、常任委員会ごとの取組み’差’がどうしても出てしまうので、そこを解消できる何らかの仕組みがあるといいなと考えています。「議員のモチベーションに委ねればいい」というのでは、議会全体が常に発展向上していくとも限らず、「仕組み」をつくることで、より機動的になることが理想です。

さて、明日は多摩センター駅北口側をお掃除!しちゃおうという企画があり、ボランティア袋をいただきました。今、ボランティア袋をもらうために登録している事業所や個人の皆さんはどのくらいいらっしゃるのでしょう?ボランティア袋1袋20リットルいっぱいのゴミを集めるって、相当大変だよなあと思うのです。我が家の一週間分以上のごみの量ですから。しかし、明日の天気予報も期待を裏切らない「雨」…お掃除、せっかくやるので、小雨決行とのことですが、大雨になりませんように。

なつやすみ風…。


「山の日」に対する認識が薄かったです。でも、3連休なんですね。久しぶりにゆっくり休めるかと思ったのに、まあ、いろいろありすぎて、休暇へのモチベーションが下がっております。

ちょうど休暇に入る前日は所沢市議会の総務経済常任委員会のみなさんが多摩市に視察にいらっしゃいました(写真)。「公共施設総合管理計画について等」…。議長は視察団の皆さんへの歓迎の挨拶をしたら退席するのが普通なのですが、私は他市からいらして下さった方がどんな観点で多摩市の取組みに関心を寄せ、視察地として選ぶことになったのかが気になります。そのため、できるだけ何もない限りは、せっかくいらして下さった皆さんと同席したいなあと考えております。

議会事務局で視察受入れを担当している庶務課の係長は「議長がいると、説明員(担当者)が緊張しますので…」と遠慮がちに助言くださるのですが・・・。確かに、説明する職員さんたちは、議長が同席するなんて、「それって、監視?」くらいの気持ちになるかもしれませんね。でも、視察に来る議員さんたちは、例えば「議会や議員の反応は?」あるいは「議会ではどんな議論があったの?」みたいなことも気になると思います。ただ単に事務的な取組みや事業内容を聞くだけでなく、表面的な説明だけでは見えてこないものが垣間見えるとき、「なるほどねえ」とストンと心で理解できることも多いんです。

そんなことで、所沢市議会の皆さんとも「公共施設の維持管理」問題を中心に和やかに意見交換をし、私にとっても有意義なひとときを過ごすことができました。全国的に見れば、やっぱり多摩市は学校の統廃合や公共施設の再配置問題などに積極的に取り組むグループに入っているなと感じました。もちろん、その評価、あるいは成果は別としても…。所沢市議会の皆さんとのやりとりから、市民との合意形成が難しいことはもちろんのこと、最終的には首長のリーダーシップが大事であることに共通の気づきがありましたね。

そういえば、私が議長に就任してから3カ月が過ぎ、いつもだとこの時期は次の定例会に向けた一般質問の準備をしているなあと思いおこしています。議長になると一般質問をやらないので、そのかわりにできることを探していかないと…実は心の中では、一般質問をやらないと今まで自分なりに磨いてきただろう感覚が鈍りそうなので不安です。今日は来月配布するニュース原稿を早々書き上げました。でも、いつ印刷に行けるだろう・・・とスケジュール帳とにらめっこしております。明日は最後のなつやすみ風を過ごそうと思っていますが、何をするかは秘密♪

平和を願う、祈る。草の根の交流。

長崎で平和祈念式典が行われました。先日と同様に多摩市内でも放送が流れましたね。ちょうど会派でミーティング中でしたので、集まったメンバーで西の方角を向き、黙とうをいたしました。長崎市長の平和宣言があまりにも素晴らしく、心にしみました。

昨日、副議長が私に替わり、ワールドキャンパス@多摩の集いに出席下さいました。伺えなくて残念と思っていたところ、今日は、ヴィータコミューネで国際交流センターとの交流イベントが行われる予定を知ったので、大野議員とともに足を運んでまいりました。

以前から、ワールドキャンパスの若い学生たちが多摩市内でも交流をしていることは存じ上げておりましたが、こうした開放空間で交流会を行うのは初めての試みとのこと。桜ヶ丘商店会連合会のみなさんの支援もいただいたとのことで、8か国から集まった学生さんたちは商店会のハッピを着用し、国の紹介、国家の紹介、歌やダンスを披露し、盛り上がったひとときでした。また、二人羽織の体験…。

ダンスでは…ソーラン節から、EXILE、AKB48やSMAPなどなど…3週間前に出会ったメンバーたちですがすっかり仲良しになり、息もぴったりで「日本大好き!」の思いあふれる演技!最後は…「カントリーロード」を英語と日本語を交えながら、会場の参加者も一緒に合唱し終了。とても和やかな空間となり、たまたま居合わせた方々もともに楽しんでおりました。

スタッフの皆さんはおもてなし、いろんな段取りも含め、とてもお忙しそうでしたので、また改めてお話を伺う機会があればいいなと思ったのですが、もう10回目ほどになるのでしょうか?毎年、この時期に、彼彼女らをホームスティで受け入れで協力されているみなさんがあり、そこを支えていくスタッフがいるわけですから、草の根からの交流として、定着してきた積み重ねは大きいですね。ここを訪れた海外からのみなさんが「TAMA」を知ってくれるのだなあと思うと、いつかまた足を運んでくれるのではないか?とも期待するものです。ホストファミリーとの交流は今はインターネットなどでもずいぶん手軽にできる時代ですから。私はホストファミリーになる勇気はありませんが、橋本由美子議員はほぼ毎年、ホストファミリーとして留学生の受け入れをなさっており、素敵です。

今日は長崎原爆の日でもあり、こうした交流の場に世界平和への思いも重ねてしまいました。市民レベルでの外交と国家レベルでの外交と…市民レベルでの交流は損得勘定もなく、「なかよし」「平和」…友好を深めていけるのに…とつくづく感じた昼下がりでした。

「出席するのが大事」「出席するのが仕事」

東京都内26市の市議会議長で構成する東京都市議会議長会、その後、南多摩5市(八王子市、町田市、日野市、稲城市、多摩市)議長で構成する南多摩市議会議長会が行われたため、出席してきました。

何のための会議かと言えば、東京都市議会議長会では全国市議会議長会や関東市議会議長会など関連する会議の活動報告など…情報伝達が主であって連絡会ですね。南多摩市議会議長会は5市で共通の課題などにつき、一丸となって取り組んでいこう…ということで、例年、鉄道会社への路線の整備拡張、駅のバリアフリー他改修などの要望を行っているようです。まだまだ一つずつ、「議長の仕事」を知ることから…。南多摩議長会では終了後に懇親会も行われました。

しかし、議長会の会合と言うのは「出席するのが仕事」という感じ…。活発に意見交換や情報交換が行われているかと言えば、決してそうではないので。

ただ、何か問題課題があれば、こうした場が機能していくのかもしれません。他市議会の議長さんと顔見知りになることは決してマイナスにはならないでしょうし。

ところで、昨夕のパルテノン多摩大規模改修問題の意見交換会で回収したアンケートを大野議員と年齢別にわけてみましたが、やはり60歳代以上の参加が圧倒的多数。改めて、現役世代の参加が少ないことを実感。「30年後にどうなるか、どうなっているだろう?」についても、リアリティもって考えられそうな世代にも伝えていかないと。

「継続性」から言えば、今までの流れをそのまま次ぐことが簡単なこと。でも、それ以外にももしかすると選択肢もあるのかもしれませんね。アンケートを見ながら、ふと…そんな気持ちになりました。「オトナの自分達の為なのに、子供達の為だからって話をすり替えている事に気付かずそれらしいこと言う人もいる。」という指摘にもまた、ハッとさせられるものです。

今日は午前中は千葉県富里市議会からの視察もありました。成田空港からリムジンバスで多摩市に来訪されるという珍しい行程でもありました。視察内容は「多摩市議会のインターネット中継」ということなんですが、特に注目されるのは「委員会の中継」ですね。お金をかけずに実施しているという工夫に注目が集まっているようです。確かに、すごく工夫してあると思いますので、またいずれブログでも紹介したいと思います。具体的に…(笑)。

市民と意見交換@パルテノン多摩大規模改修

パルテノン多摩の大規模改修に対し、市議会として市民との意見交換会を実施。台風の警戒予報も発せられている中で市民の方がいらしてくれるだろう?…と思っていたところ、80人を超える皆さんが足を運んでくださいました。もともとパルテノン多摩問題を議論している特別委員会を中心に実施されたものですが、特別委員会以外のメンバーにも協力を呼びかけ、ほぼほぼ市議会全体で開催したも同然の20名の議員が参加。行政が提案している原案と私たち市議会で検討している4つの案を説明し、その後、8つのテーブルに分かれた意見交換をしました。

私たち市議会では「パルテノン多摩の大規模改修」のみならず、「旧西落合中学校にある図書館本館暫定施設の再整備」についても話題にしています。もう一つ、今後、大きな懸案事項として解決しなければならないのが市庁舎建替え問題ですが、議会としては「市庁舎問題は今回の議論に入れることは難しい」と判断しているため、そのことをお伝えしながらの意見交換となりました。ですので、参加された方の中には「市庁舎建替え問題」のことにご意見をお持ちの方もおられたようですが、そこはうまく受け止められる体制ではなかったので少し物足りなかったかもしれません。

とは言え、「図書館本館暫定施設をどうするか?」についても、①パルテノン多摩の活用しきれていないスペースを活用して図書館にする②パルテノン多摩により近く、駅にもより近い場所で図書館を実現するために現在の西駐車場を活用する(今の建物をそのまま活用するあるいは壊してスペースとして再活用する)③現在のパルテノン多摩を建替えて、身の丈に合ったホールと図書館を新設する案を提示したため、それについても一定、意向を伺うことが出来たのではないかと思います。ちなみに、市議会で検討している代替案としてはもう一つ④行政の示している案よりももっと費用を削減し、セミ改修にする…があり、全部で4つの案です。

もちろんさまざまな意見があり、かなり盛り上がりました。テーブルによっては市民どうしで意見交換をするような場面もあったようです。私は今日は記録係で参加しておりましたが、やはりパルテノン多摩を積極的に利用するしないで大規模改修に対する思いが異なっていること、図書館問題に関心のある方は市がこれまで取り組んできた「図書館基本構想」をそのまま進めてほしいということ、市が示している80億円というのは高額すぎるのでもっとシンプルに改修すればいいと主張されるけれど、「何がシンプルであるか」の具体的内容を市民の皆さんに回答を求めてはいけないということ、本来はもっとホールの運営の仕方活用の仕方が議論されたうえで大規模改修の内容を決めなければならないのに、改修ありきになっている議論の進め方に疑問をお持ちの方もいるということ、そもそも市はどんなビジョンを持っているのかが見えてこないのは問題であるということ…パルテノン多摩を利用していない市民のことも考えていかねばならないこと…メモを取りながら受け止めておりました。

 

利用者にとってみれば早く安全な施設に衣替えさせることも求められ、なおかつ利用できない期間をなるべく短くしてほしいという要望が出されるのは当然のこと。そしてまた、図書館についても拡充してほしい、中央図書館を建設してほしいと願う市民の皆さんにはパルテノン多摩の施設活用や西駐車場側を活用する案では必要なスペースが確保できないと懸念を述べられるのも決してわからないではないこと。その上で、パルテノン多摩はパルテノン多摩で今まで通り進めることが計画をやり直す必要もなくて最短で進めることができ、図書館本館も市の提案している通りで問題ないとする考え方は当然に導き出されるとも思いました。

 

私のテーブルでは今後の人口減少や高齢化問題についても言及し、将来にわたる負担の問題を具体的に指摘し、話題にする方はおられませんでしたが、他のテーブルでは「負債を払うのは将来世代」という立場から意見を述べていた方もいらしたようです。パルテノン多摩と図書館とそしてまた公園と…全体のやり直しだけで120億円?150億円?とも言われるプロジェクトになっていることもまた市民に伝えながら、どう考えるかを問うていくことが必要だと感じます。まだまだ、そこまでに認識を共通化したところで議論が進んだとは言えないのが今回第1回目の意見交換会でした。

 

でも、市民に意見を聴くというのは、それぞれの皆さんの日常から生活、暮らしの中から感じたことを自由に述べてもらうことなんだなとも感じました。それを踏まえ、議会は…市の財政問題や今後にどういうまちづくりをするのか等の視点も追加し、大所高所から検討して最終的な「判断」をしていく場所であることも確認した気がします。市長にもどうするかの判断が問われているとすれば、議会にも問われており、議員ここにも問われている。全部全部の意見を伺うことはできないでしょう。パルテノン多摩や図書館だけの問題でなく、私たちが考えていかなければならないのは老朽化していく他の施設のこともある…実際にはスポーツ施設などの老朽化も今後さらに懸案事項とし、公園改修問題とともに考えていかねばならないでしょう。視点や視野、視座を広くし、検討し、その検討経過と結果を市民に説明することが求められるのだと感じています。そして、パルテノン多摩の大規模改修については「都市計画税で改修ができ、福祉や教育には影響が及ばない財源」と理解されている方もおられるようですが、日常にかかる運営費は福祉や教育にも十分に影響を及ぼす限られた財源から捻出することにもなるんです…ということも正しく伝えていかねばとも思います。もっと大事なことは、今、改修できたとしても30年後は?どうなるの?…さらに建物そのものも老朽化してその後をどう考えておくの?ということも。
今回、大規模改修をしたら少なくとも30年間使い続けるという。では、30年後はどうするの?…「それはまた、その時に担う人たちが決めればいい」…ホントにそれでいいのかな?とも。これからの社会はもっともっと厳しくなっていく。深刻な火葬場不足とか霊園不足とか…そんな将来もやってくる…「未来への年表」を手に取っては年表を見返す日々(参考記事)。「少子高齢化も人口減少も、言葉としては誰もが知っている“常識”である。それがゆえに落とし穴もある。分かった気持ちになって、その実態を正しく理解している人は意外と少ない」とする著書の指摘を真摯に受け止めたい。年表に寄れば、貧しい高齢者が増えるのが「2042年」…生きていれば私は65歳で、あと25年後のこと。