私にしてみれば…しばし久方ぶりのブログ更新になります。そして、今年も大晦日。ここ数日を振り返ると、27日はいつもどおりに議長室で過ごし、28日は役所の仕事納めなので、私もそこで業務終了…議会事務局の皆さんと一緒に今年を締めくくりました。議会事務局の職員さんたちが、ここ数ヶ月でものすごいバージョンアップしている感じがしていますが、今年を振り返ってみると意外と新しいことをしているなあって思います。
今年は1月には副議長と一緒に市内への挨拶回りに出かけ、中でも市内の大学に挨拶回りに行くというのは初めての経験…どきどきしながらも議会事務局次長がアポイントを取ってくださったなあと思い出します。そんな感じで年明けから始まって、そういえば、春には市長選挙があったのですが、そのタイミングで我が会派Onlyで狙い撃ちされたかのように政務活動費に対する情報公開などが提出されることから新年度がスタートして、春に開催した市民との意見交換会で提案された「主権者教育に取り組むべき!」という声に応えての「子ども議会探検」があって、その合間に…私が数分で書き上げて提出した補助金申請書が通過してしまったので全議員研修を稲城市と合同で開催したり…そしてまた、最終的には市議会での政策条例の提案には至らなかったものの…健康福祉常任委員会では障害者への情報保障という観点から調査研究から実際の条文づくりまでかなり精力的な取組みが行われ、事務局の担当職員は「議会が政策づくりに取り組むってどういうこと?」「それをどうやって補佐すればいいか?」をホント真剣に悩んでいて、私も時には一緒に悩んだり…そしてまた、政務活動費についても事務局職員のサポート体制は以前にも増して丁寧かつきめ細やかさを心がけるように変更してくれて、懸案事項のようにもなってきた大学連携についても「ただ単に連携するだけではなくて、どう連携することが必要であるのか?」を念頭に置いてそのための取り組み事例を調査したり、あとは、私たち多摩市議会の取組みについて他市議会からの視察が相次ぎ…結構悲鳴を上げそうになりながら、対応…そのための資料の見直しとバージョンアップもかなり進んできました、よりよい’おもてなし’…視察に来て下さった皆さんに市議会がしっかりとシティセールスをしていく!なんて視点を今まで以上にプラスして…と…内々のことかもしれないけれど、細々したことの積み上げかもしれませんが、ホントに日々日々改善と改良に取り組んできたような気がします。私の試行錯誤に付き合ってくれたとも言えますが、アドバイスもたくさんもらい、「こうしたほうがもっといいと思う」という意見もたくさんいただきました。
「事務局は仕事が大変になっているはず!」とか「事務局長はかわいそうだよな。」なんて声も聞こえてくることあるのですが、でも私は…議会事務局はもっともっと仕事ができる集団であってほしいと願っていますし、もっと仕事ができていいはずで能力があるにもかかわらず、発揮しきれていない人材も眠っていると考えているので…なのでついついいろんなことお願いしてしまうというか要求してしまうというか…。
そんな暴走気味の私を事務局長がやんわりとセーブしてくれたり、事務局次長も2年目になったこともあり、ホント仕事のテキバキさは一年前とも段違い!…そして、局長と次長にちゃーんとついていく係長、そして担当者たち…個人的な感覚では前よりも事務局全体の雰囲気が明るくなって、前向きになってきたような気がしています。うーん…振り返って、私が「こうしたほうがいいなあ」と思うことについて、さらに「もっとこうしたほうがいい」とプラスを加えて、アウトプットしてくれるような事務局職員さんたちに支えられている感じが増している今日この頃。「ありがたい」…この一言に尽きます。
「ボーっと生きてんじゃねーよ」
自分に日々、言いきかせているチコチャンのセリフです。そして、昨日が議長公務としては締めくくり。多摩市消防団の歳末特別警戒への激励に伺いました。副議長と一緒に。議長になるまで疎遠に近かった消防団活動ですが、ご縁をいただいた消防団の皆さんとお話しをさせていただくと「すごく苦労している」こともわかるのですね。かつてはどうたったか?昔々の消防団・・に対する良いとは言えないイメージもあり、それが未だ払拭されていない一面もありますが、でも私が思うのは「先入観で捉えてはいけない」ということ。
ちなみに昨日の激励ですが…。8時15分位からはじまって、終了したのは23時過ぎで、その間に多摩市消防団10分団全てと多摩消防署、消防署の多摩センター出張所に足を運び、謝辞を述べてまいりました。
つい先だって、オープンしたばかりの9分団の詰所にて休憩をしたのですが、新築の匂い漂う建屋の中では…ビーフシチューが振る舞われまして、市長などと一緒においしくいただきました。
今回、詰所の建替えにあたっては、小野神社さんの土地の一部に建築させていただいたこともあり、建屋のイメージも周辺の風景に馴染むように配慮されていたのが印象に残りました。
それにしても天気予報通りに、寒さと冷え込みが身体に沁みました。それぞれ分団の詰所前では、各分団長の指揮のもとで団員のみなさま、また地域のみなさまも一緒に激励する私たちを迎えてくださって、恐縮でした。ありがたかったです。激励に行っているはずなのに、お出迎え体制がしっかりしていて…。
「マッチ一本家事の元」という時代ではなくて、「火の用心カチカチ」時代のことを頭に思い浮かべるとかなりの隔たりと違和感があるとはいえ…みんながお家の中で静かに過ごしている中にあって、地域の見守りをしてくれている…実はものすごく意義あって、意味あることだと私は感じているのです。
ところで、いざという時に指示命令系統がちゃんとできなければ、消火活動も救助活動も絶対にうまくいかないわけであって、必要とされる「上下関係」が構築されているべきですよね。ただ、今の時代にあって、消防団は「体育会系」で、ウケが良くない感も漂っているのも事実。でも団長さんをはじめとして、ものすごく「パワハラ」に対する意識も高く、細心の注意を払いながら、団の運営をされている感じがするんですね。ある意味、逆風の中で消防団活動への理解を広げつつ、意義を伝えながら、「一緒にやろうよ!」と仲間づくりをしていかねばならない時代になっていて、その苦労は並大抵のものではないですね。団長さんの話など聞かせていただけば聞くほどに、その努力、悩みなどに触れて…自分の力がなかなか及ばなくて申し訳ないなって。
ただホントに思うことなんですが、「時代だから、やる人いないし…」なんてことで消防団の活動が閉じてしまっては困るんです。消防署だけには頼れないことが沢山ありすぎるんです。だから、私は消防団活動をいかにして支えていけるのか?ってもっとみんなで考えられるようになりたい…そういう地域にしていかなければいけないなと思います。時間かかるけれど、そのために「教育」とか「啓発」があると思っていて、しっかり取り組んでいかないとね!
消防団のみなさま、ありがとうございます。今年もお世話になりました。
ということで、各消防団への激励を終えて、多摩消防署へ。消防署員の若手の皆さんから振る舞われる「お蕎麦!」。23時半近づく時刻からの「かき揚げ蕎麦」というのはなかなか辛いものがあるので、私は「減らしてください」と小声でお願いをして、小サイズにしていただきました。消防署員のみなさまにはクリスマスもなければ、年末年始なんてものもありませんしね…火災はもちろんのことですが、救急での出場養成もあるわけですから…大変な仕事だなあとしみじみと思いながら、感謝の気持ちでお蕎麦をありがたく美味しくいただきました。
そして解散したのは12月31日の0時の針が回った頃でした。こうした場にいる自分…議長という役職にあるからこそ経験できることですよね。そのことにこそ感謝をしなければいけないですね。みなさんに本当にありがとうです。辛いなって感じることも、そりゃありますし、嫌だなって感じることもあって、怒りや憤りともしょっちゅう向き合っていますけれど、でも、それって人間らしいことかな。大晦日に一年を振り返って「ありがとう」ってたくさんたくさん感じてきたことを思い出せることが幸せしれませんね。
今年も迷惑もたくさんかけて、いろんな人にお世話になって、助けてもらう場面がたくさんたくさんあって。だんだん歳を重ねるごとに柔軟さがなくなっていく…そうならないように心がけていかなくっちゃ!いい一年でした!ありがとうございました!みなさまが無事に新年をお迎えできますように…。