病児・病後児保育室「エンジェルガーデン」@多摩センター

20150731_3

 

高校生たちがインターン生として一緒に活動する3日目。最終日です。3日間では伝えきれないことがとてもたくさんありますが、彼女たちと一緒に少しでも学びたいと思い、多摩センター駅前「多摩メディカルビルディング」内に開設された「病児・病後児保育」の「エンジェルガーデン」さんを訪問してまいりました。運営しているのは同じビル、同じフロアにある「多摩センターレディースクリニック」さん。病院が併設されていて、緊急の時の対応にも安心です。開設して間もない施設はとてもきれいでした。インフルエンザなど感染力の強い症状の子どもも預かるため、24時間換気できる部屋もあります。乳幼児の子育てはもう昔のことなのですが、保育園から発熱しましたと連絡が来るヒヤヒヤ感を思い出しました。そして、何とか翌日は熱が下がりますようにと祈るような思いになることもあったなあと。

これまで、市内には病後児保育室「あい」がありました。でも、ニュータウン地域からは遠い場所にあり、「何とかニュータウン地域にも開設できないだろうか?」・・・・と市の担当者が苦労し、関係者と調整にあたってきました。そして、ようやく念願かない、多摩センター駅前での開設に結びつきました。本当にありがたいことです。病児、病後児保育の運営は利用者の見込みにも確実性を担保することはできず、運営側にとってはなかなか思い切った判断も必要になるだろうなと思っています。利用申し込みがあっても、「子どもの熱が下がりました」ということで、当日キャンセルが発生する場合もあり、安定的な運営状態を確保することは課題になっているはず。そしてまた、体調の悪い子どもたちを預かる場所なのでスタッフの皆さんのスキルにもより求められることが多いでしょうね。保育士2名、看護師1名と責任者(看護師)1名の体制で運営されていて、子どもたちの体調にも気を遣いながら、とても丁寧な対応をされている様子がうかがえましたが、元気な子供を一時預かりするのも大変ですが、それ以上の苦労がありそうでした。もちろん、病児、病後児保育室はスタッフの大人も子どもから感染しないように万全の配慮が必要で、もちろんマスクを着用した中で子どもの見守りを行っていました。

ちなみに、利用にあたっては事前に登録が必要で、実際に利用する場合にはかかりつけのお医者さんに「医療情報提供書」を書いてもらうことになります。医療情報提供書を発行してもらう手数料がお医者さんによってまちまちで、1000円程度で済むところから3000円ほどかかるところもあるそう。ここ、何とか一律にできればいいのに。

将来、仕事もして子育ても・・・と考えている高校生インターン生にとっても、意義ある施設見学だったかなと思います。あわせてお隣のレディースクリニックも見学をさせていただき、ついでに「女性のからだを守る」お話しなども伺うことができました。からだを知り、からだを自分で守ること・・・とても大切ですね。

 

見学を終えてから、高齢福祉課長を訪問したり、諏訪商店街の見学をしたり・・・ととにかく休みなく動き回り、最後はタマラボへ。ランチタイムを経て、来週予定されているインターン生報告会に向けての活動の振返りをして、そして解散。

「政治や議員に対するイメージが変わった」、「一生懸命活動していても、市民には一部しか伝わっていなくて残念」・・・という感想をいただきました。ありがたいことです。十分に伝えきれなかったという反省もあるのですが、楽しく活動に参加してくれたかどうか・・・ここが一番のポイントかなと思っています。高校生の姿から学べることもありました。そして、とても素朴に疑問をぶつけてくれることも新鮮でした。「がんばらなくちゃ!」と新たな気持ちになれたことにも感謝です。「ありがとう!」。

 

20150731_4

教育談義。

20150730 

今日はお昼過ぎから、学校のこと教育のことについて意見交換の場を持つことができました。茶室の見学も。水琴窟の涼しげな音も楽しんだり。気がついたらあっという間に夜空になっておりました。

子どもたちにとって、今、何が必要なのか。教育現場に求められることは何か。

いろいろな角度から議論できてとても有意義ですね。でも、バーチャルな世界に子どもたちが取り込まれ、戻ってこれなくならないように学びの場を提供していくことが大事だなと思います。より都会に住んでいる子どもたちにとっては「自然」に触れる時間が重要になっている気がします。夏休みになると宿泊体験プログラムなど、いわゆる少年自然の家などを活用したキャンプなども行われていますが、参加できる環境にある子どもとそうはいかない子どもたちもいる・・・いろいろと話を見聞きすると「自然体験もお金で買う」時代にあることを感じます。実際に、我が家の場合も私のできないアウトドアについては他人の力と手を借りて・・・・子どもに体験させています。

水琴窟・・・地下の奥の方で響く音を聞きながら、子どもたちの未来を想う・・・・という昼下がり。子どもは未来の宝とか、地域で子育てとか・・・学校は地域の核とか・・・私もいろいろなこと言っているよな・・・・と思ったものです。半分くらいは私のボヤキにつきあってくださり、いろいろご示唆を下さって感謝する時間でした。

 

明日は高校生インターン受入れの最終日。活動のまとめを一緒に行う予定です。どうやったら、もっとプログラムが充実するのか。あるいは、こういう活動を学校で取り入れ、そこに議会として協力するとしたらどんなかたちができるのか?とか考えてみたいですね!

 

戦後70年。

20150728

高校生インターンの受入れ2日目。今日は午前中は会派の打合せ、午後はポスティング活動体験。でも、炎天下ポスティングは身体にとても悪そうなので、1時間弱で切り上げましたが。

さて、多摩市平和展が行われています。今年で24回目です。そして、今年は戦後70年。どれだけの人たちが意識できているのかなあと思います。毎年変わらずに平和を願い、祈る式典も行われていますが・・・。平和展には永山高校も展示で参加しています。高校生たちへのアンケートに寄れば、「今年は第二次世界大戦の終戦から何年になっているか?」という問いにも半分以上が「知らない」と回答をしている、また、「第二次世界大戦について誰かと話したことはあるか?」という問いには約40%が「ない」と回答している・・・今後、この傾向がますます強くなっていくのかなと感じます。せっかく参加してくれているにもかかわらず、永高生の90%近くは「多摩市平和展」のことも知らなかったそうですし。これからの世代に「平和」を伝えていくというよりは、「戦争の記憶」を伝える場としての平和展があるとしたら、もっと足を運んでもらう工夫が求められるのかもしれませんね。関心のある人だけの場になってしまいがち・・・得てして、平和のことに限らず、行政が主催する啓発系の講演会なども同様ですが、どうしても「関心のあるところ」だけに響き、それ以外のところに「きっかけをつくる」ことがなかなか難しくできていないのが現状です。

高校生インターンの2名と一緒に平和展に足を運びました。福島菊次郎さんの写真パネル展示を真剣に一つ一つ見入る姿・・・・2名は多摩市外に在住していますが、おそらくそれぞれに居住地でも何らかの取り組みが行われているはずですが、「こういう催しをやっていることを知らなかった」と話していました。昨年、子ども教育常任委員会で長崎市に行きましたが、長崎市の小中学生、おそらく高校生(私立の学校も含む)は8月9日が登校日になっていて、子どもたち自身が「平和」を意識する時間を持つと伺いました。「戦争に賛成」とか「戦争に反対」とかではなく、「平和」のことを考えるための時間をどのくらい子どもたちは持つことができているでしょうね。そもそも「平和である」という状態も、単に戦争がなければ「平和」ということではないと思っていますが、子どもたちに「ゆっくりとじっくりと考えてもらう」・・・のんびりということが許されていない学校にどのくらい時間があるのでしょう?

子どもに尋ねれば、こんなにあくせくして、急がなければならない状態が「平和じゃない!」と言うかもしれませんね・・・とさえ思うのですが、「平和である」ということが実は特別なことで、衣食住に困ることなく、平凡に毎日を過ごせることがどれだけありがたいことであるのかって私たちはやはり認識が薄い気がします。少しインパクトが強すぎて、私も目を背けたくなるのですが、平和展ではベトナムの枯葉剤の写真パネル展示があります。涙なくして見れないというか、心を痛めずには直視できない写真です。でも、見なければならない・・と私もちょっと勇気を出してみるのですが。

「弱きものが犠牲になっていく」

やっぱり、そういう社会にしていきたくないですね。「平和」を守っていくってとても大変なことであり、努力しなければならないことを子どもに伝えたいなと特に最近感じていることです。

ところで、こうした平和展など・・・市職員さんは、そしてまた多摩市内の学校の教職員さんもどのくらいご存じなのでしょう。そしてまた足を運んでくださっているのでしょうね。特に統計などを取っているわけではありませんが。戦後100年まであと30年ですが、その時の社会はどうなっているでしょうね?高齢者になった私は何を考えているだろう?・・・・どう生きているだろう?・・・とふと考える時間を持った戦後70年目の多摩市平和展でした。

「やりなおし」は認められているか?

20150728_2 

今日から3日間、ご縁があってI-CASの高校生インターンシップの受け入れを行うことにしました。初日の今日は参加してくれる2名の女子も私もとても緊張感たっぷりで終えたような気がします。議員の仕事のことも、そして、それに関わって多摩市のことも少し知ってもらいたいなあと思いながら、活動プログラムを組み立てています。議会活動と政治活動と・・・・両方を経験してもらえる3日間にしていきたいものです。ちなみに今日のプログラムはパルテノン多摩へ話を聞きに行く予定もあったため、合わせて日曜日から開催している多摩市平和展の見学、そしてまた午後は民主党つながりの若手議員の皆さんと府中刑務所の見学をしてまいりました。

府中の刑務所。もちろん初めての見学。ここに高校生の二人も同行できたことは非常に稀有で貴重な経験になったことと思います。もちろん私も。刑務所は日本最大でとても広大で、ひととおり見学するのにも約40分ほどかかりました。刑務所内にある医療棟、受刑者の部屋、そしてまた、実際に受刑者の作業現場なども見せていただきながら、説明を受けてまいりました。当然ながら、刑務所内について写真を撮影をしてはならないわけで、ここでも多くを語ることは難しいと思いますが、受刑者の部屋にはクーラーがなかったため、この暑さでの体調管理にはとても気を遣うような気がしました。全体収容定員は2,668名で、今は2,142名の受刑者が生活をしています。そのうち、59か国、47言語、402名の外国人にも対応しています。菜食主義や豚肉は食べないと言った外国人への対応もしており、あるいは宗教についても祈ることを一部認めるなど、受刑者であってもその人権を無視せずに対応する配慮も行われていました。また、とにかく規律重視、規則正しい生活であり、3回の食事の栄養バランスと管理も万全。「ここで2か月ほどたてば、糖尿病は回復してしまう。」という話でした。

全体的に受刑者の高齢化を感じましたが、最高齢が87歳であること。また高齢になると認知症にならないように対応していくことも必要だとの話も聞きました。単独室もあれば、数名の部屋もありますが、受刑者をどう配置するかについては非常に気を遣っているとのこと。ここでの生活を通じて、更生をしていく・・・府中刑務所では610名の職員が仕事をされているのだそうです。

見学を終えてから、所長さんから、さらに刑務所の取組みなど伺ったのですが「日本社会は犯罪者を出さないことにはとても熱心。しかし、社会復帰した犯罪者に対してはとても冷たい」・・・復帰しにくい社会であることを感じているという話をされていました。これが最も印象に残ったのですが、同行した議員の仲間たちもみな同様に感じたようです。一般的にも、再チャレンジとか、やり直しとか・・・・もう一度気持ちを立て直し取り組もうとする本人が一番辛くて大変なんですよね。そこを理解し、受け止めながら、応援できる社会をつくっていく・・・「誰もに居場所を認められる社会」になるのかもしれませんが、まさに言うは易し。受刑者が社会復帰するということは幾重にも大変であることは想像すればわかります。所長さんは以前、出所者の社会復帰を支援する仕事をなさっていたそうですが、社会の冷たさ、理解の進まなさを感じてきたそうです。刑務所への理解、受刑者への理解の促進が一つの課題であり、「社会に対し、正しい情報を伝えていく」「どうやって社会に情報を与えていくのか」が大切だとおっしゃっていました。私も全く知りませんでしたが、毎年の文化の日には「府中刑務所文化祭」も行い、地域に開き理解してもらう機会もつくっているそうです。受刑者の生活は社会から一定隔離する必要があっても、刑務所そのものの存在は隔離する必要がないということでしょう。でも、まだまだ閉ざされている場所であり、そもそも理解しようにも情報が乏しいのも現状ですね。

 

さて、気になるのはやっぱり再犯率。府中刑務所でも初犯より、何度も犯罪を繰り返している受刑者が圧倒的多数です。なぜなのか?・・・興味深いネットの記事を見つけました。表面だけ理解して、あれこれ語ることはできないくらい深刻と言えば深刻な課題が根ざしている気がします。刑務所で仕事をしている刑務官のメンタルヘルスをどう支えるのかについても課題の一つになっていると伺ってきました。諸外国に比べると、刑務官1人当たりの受刑者人数も多いのが現状。受刑者一人当たりにかかる経費についても日本は諸外国に比べれば格段に低いという話でした。

 

知らないところにまだまだ課題は多いのですね。知らないところと言うより、見えていても、その先、なかなか見ようとしない課題の一つとも言えるのかもしれませんが。ここを見た高校生たちはどんなことを感じたでしょうか?明日以降意見交換してみたいと思います。社会復帰、やり直しは認められているのだろうか?・・・「やり直し」に寛容になれる社会・・・簡単ではないですね。きっと。

子ども時代の体験や経験。

20150727

立派な白桃!ちょっと歪んだ満月のようです。この季節は毎週の生協でも欠かさずに注文しています。甘すぎるのもおいしいですが、少し熟していない歯ごたえのある桃にも味わいがあります。

千葉の富浦方面までキャンプに行ってきた娘が帰宅。3泊4日の海での体験・・・やっぱり、子どもの感受性と言うか、山も海も経験し体験することが大切なのかもなあって思いました。今、多摩市教委は海方面での自然体験はNG(まあ、いろいろな危険性があるということだと思っていますが)ですので、いずれも山方面での学習活動となっています。でも、「海」の体験もまた、子どもたちにとって測り知れない経験として残っていくものかもしれません。

子ども時代に見えないところで磨かれる感性。これが何にも変えがたく大切なんだと思っています。そして、それは「解決できないこと」と出会う体験を通じて得られるものがより大きいような気がしています。自然の中には解決できないことがとてもたくさんある。そこにあるちっちゃな不思議に気がつく力、そして探究すること・・・今の子どもたちには・・・・私が子ども時代にもその機会が少なかったかもしれません。例えばテレビゲーム等を通じて、一度、死んでしまった人がリセットすれば復活するみたいな・・・・大人にとってはバーチャルな世界であっても、子どもたちにとってはバーチャルなのにリアルと受け止めてしまったり・・・ということですね。そんな指摘は私がするまでもなく、多くの専門家が警鐘を鳴らしているところです。
これから、ICT当たり前。多摩市でも各小中学校に1クラス分のタブレットが配備されていく。子どもたちは、「デジタルネイティブ」となっていく。使い方を教えなくても、電子機器をスラスラスイスイ使えちゃうみたいな・・・・そんな時代は既に到来しているので、その中で、子どもの失ってはいけない感覚と感性をどう育んでいくかが課題だと思うのです。そう考えると、「自然体験」というか、土と触れることを原点とした学習をどう取り入れていくか、その工夫がものすごく重要になっている気がするのです。今日はそんな話題を中心にした意見交換をする時間がみっちりと確保され、さまざまな示唆や視点をいただくことができました。

 

あわせて、本日急遽参加することができなくなり、資料のみ分けてただいたのですが、「子どものインターネット依存の現状と対処」という学校保健会主催の講演会がありました。独立行政法人国立病院機構の久里浜医療センター、中山秀紀医師からのお話を聞くことができず残念でしたが、資料にはインターネット依存の治療者は中学生から大学生が最も多いと書いてありました。「いつになったら、スマホを買ってもらえるのか?」という子どもにせがまれる時代。親がどこまで「本人所有」の通信機器の必要性を認め、そして持たせるか・・・各家庭の考え方に寄るのだと思いますが、「持つ必要がない」と言い切れる自信をいつまで保持することができるか?・・・・ここ、私にとっても試練だなと感じています。きっと、本心開けば「子どもに持たせたくない」と考えている保護者も多いと思うんだけどなあ・・・。

 

7月も最終週に入りました!暑さに負けず・・・・今朝は永山駅で定例の街宣活動をしたのですが、夏休みモードで人が少ない気がしました。

都市計画って大事。

20150724 

暑さにまけず・・・と遅ればせながら、今月号のニュースを地域に配布しております。しかし、汗はもちろんですが、とろけてしまうのではないか・・・と思える太陽と・・・これは体力低下なのでしょうか?

今日は市議会の若手メンバーで都市計画について話を聞く機会を設けました。都市計画の話は何度聞いても、頭に入らないというか、容積率や建ぺい率などと数字が出てきたところで私の中ではアウトと言う感じなので、繰り返し繰り返しの反復で学ぶことは本当に大切だと身にしみて感じております。多摩市の場合は多摩川沿いの一部(本当にごくごく一部のところ)をのぞいては全て都市計画決定されていて、そもそも「農地はなくす」という都市化の方向でまちづくりが進もうとしていたのだとか。今は、都市農業が大事で、生産緑地の大切さにも注目が集まっているのは、まさに逆方向のベクトルになっている感がありますが、残念ながら、多摩市における農業政策には力を入れたとしても限界も見える(見えてはいけないのかもしれませんが)ことも確かです。

萩原重治議長は脱サラで農家を承継されて、日々日々土と触れ合って、そしてまた晴耕雨読とも言いますが、とってもたくさんの書物を読まれる方で豆知識が豊富なんですが、議長になると農作業をするにも忙しくて大変そうですね。早起き、議長公務・・・そして遅くに帰宅して、また早起きと言う激務をこなされているのではないかと想像するわけです。そして、この猛暑、酷暑・・・・議会閉会中は議長にお会いすることもないのですが、どこかでまた話を伺ってみたいなと思っております。

それにしても体力低下著しいというか、これは単に歳を重ねた結果だけの話なのかもしれませんが、ちょっぴり気合いを入れてポスティングしただけで、足が痛くなり、靴ズレ(これは履いていた靴の問題で自己責任ですが)まがいができて、足指が傷み・・・なんてことという感じの週末を迎えました。でも、ポスティングってとても楽しいです。地域のいろいろな場所に出会えるからです。昔、秘密基地のように遊んでいた場所とか・・・記憶がよみがえります。小学校のオリエンテーションの時に見つけた隠れ場所の写真・・・こちらは永山3丁目エステート永山の一角にある場所です。ちょっとすてきな感じ。ニュータウンの住区にはそれぞれ、ちょっとステキって思える空間や場所があります。いくつかの場所をピックアップして、めぐるだけでも相当に健脚鍛えられる散歩コースが完成しそうです。

昨日の都市計画の話の中でも・・・遊歩道は概ね約40キロメートルほどあるという話でしたので、多摩市の遊歩道でマラソンコースが作れてしまいますね。多摩川の土手沿いも気持ちが良いと思いますが、ニュータウンの遊歩道にもおすすめのランニングコースにマップが作成できるといいなあ(って、以前、議会でも提案があったような気がします)。

 

そして、私・・・子ども教育施策も重要ですが、まちの基盤を支える都市計画の重要性も痛感している日々なので、また勉強しなくっちゃと思い直しているところです。反復学習は大切で、記憶の定着にも課題を感じる今日この頃。もっと学び、もっといろいろな人の考えを知り、議論を重ねていきたいですね。同じ世代の議員さんが増えて、一緒に学べることはありがたいしうれしい。何年来も願って、やっと同世代が増えた!・・・やっぱり若い世代と一緒に活動できるといろいろな意味で活性化するような気がしました。

 

ということで、年齢は比較的若いほうですが、しかし、議員年数だけは重ねているという・・・フレッシュさに欠ける私ですが、ともに頑張っていかなくちゃと思った次第です。

 

熱中症にお気を付け下さい!クーラーを使わない・・・と頑張っていましたが、もうダメです・・・。

7月の夕焼け。

20150723

目下、9月定例会に向けた準備など議会は閉会中でも、各委員会の打合せなどが行われています。会派の打合せや気になるところにヒアリングに顔を出したりしつつ・・・気がつけば、もう7月も残りが少なくなっていて、今年は夏休みをいつもよりもたっぷり取ろう・・・・と思っただけで終わってしまいそう。

なぜか数日前、多摩センターでとんぼが大量に飛び回っているのに遭遇。あれは一体何だったのだろう・・・?「夕焼け小焼けの赤とんぼ」にしては、暑すぎる・・・。娘11歳、ママ業11年目を迎えて、子育てが急に後半戦スタートした感じです。子どもの成長はうれしい反面、少しさみしさもありますね。本格的に夏休みもスタートし、一日の時間の使い方にさらなる工夫が必要になっております。

さて、最近、「キャリア支援」に興味があり、キャリアカウンセリングのことを調べています。多様な生き方があり、働き方もあり・・・異なる価値観や考え方に出会う機会に恵まれているのが議員の仕事かなって感じることが多いからです。キャリア支援は単なる就職や進学支援ではなく、その人個々人の生き方の表現をともに考えていくという視点が欠かせないので、「潜在能力」への気づきやそれに対するフォロー体制を整えていくことって大切かなと思います。組織を再構築するときに必要な視点かなあとか。若い世代の仕事への意欲を後押ししていくために何ができるのか・・・ここが私の最大の関心事です。

それにしても、暑い・・・。熱中症にお気をつけて、お過ごしください。週末は地域ごと、楽しみにしている夏祭りも目白押しですね♪

歴史から、身近なまちの再発見へ。「TOYODA BEER」

20150721

3連休明け・・・そして、梅雨明け。ものすごい猛暑がやってきて、ものすごいビールがおいしい季節になってきました・・・・。

ということで、「多摩市を泡立てよう!」というコンセプトでおなじみ?・・・徐々に浸透しつつある「Drink out!」さんとのご縁にて、日野市の復刻ビール「TOYODA BEER」の発表会と試飲会に伺ってまいりました。何やら、日野市でビールをつくっているらしいとの噂を聞き、インターネットなどで検索してある程度情報は得ていたものの、やっぱり、実際に発表会で関係者の皆さんのお話を直接耳にするとそこにある’想い’等を直接吸収できていいですね。実際にお披露目する瞬間のドキドキ感も素敵でした。

20150721_2

もともとは豊田駅南口の再開発に伴い、地元の名家である山口家の納屋取壊しの文化財発掘がきっかけとなったプロジェクト。納屋からビール瓶のかけら、コルク栓、ラベル、そして、ビール工場の写真やらの資料も合わせて見つかったそうです。はじめは、市役所内に職員のプロジェクトチームが発足し、そこから産官学+金との連携を広げていき、「TOYODA BEERプロジェクト」が本格的に動いて言った模様です。歴史を掘り起こす作業のなかから、未来をつくっていく・・・・「歴史をひも解いて学ぶ中から、未来をつくる知恵やヒントを得ていく」という言葉がぴったり。今回は第一弾で、まずは当時の製法(ラガー製法)とラベルを復活させました。「コクがあり、薫りに深みのあるビール」で、キリッというよりは、トロッとしているような味わいですね。

20150721_3

とてもおいしいビールでした。ちなみに、今回はあくまでも第一弾で、ゆくゆく将来的には日野市産の大麦を使用していきたいとこちらも進めています。すでに、試験的に大麦を栽培し、5月には収穫をしたそうです。でも、ここから「種を増やしていく」ということで、地元産大麦使用となるにはしばらく時間がかかる見込みです。それにしても、文化財発掘調査から、時空を超えたビールが誕生し、130年ぶりに復刻したというエピソードが素晴らしい!素直に応援したいなあと思うことと、あとは羨ましい!・・・これが私の感想です。「産官学+金」の連携を’諸力融合’の取組みと表現し、地域資源を結集させたものであるかもPRされていました。

ちなみに、醸造については多摩市の「原峰のいずみ」にもご協力をいただいている福生市にある石川酒造さん。取り壊した納屋の所有者である山口家とは縁戚関係にあったのだとか。そしてまた、石川酒造さんの蔵にビールにまつわる古い資料が多く保管されていたという話もされていました。しかし、このプロジェクトに取り組む市長以下の職員さんの気合を感じるお披露目会でもありました。市長は「焼きカレーパンに引き続く、地元の特産品にしたい」とおっしゃっていましたが、東京オリンピックまでバージョンアップさせながら、取り組んでいくとの意気込み・・・「市の価値を上げていくものである」とはっきりと断言されていました。

復刻にあたっての苦労話はまた別途の機会にぜひ伺ってみたいものだと思ったのですが、実行委員長の増島さんが「まちの歴史を知ることで愛着を持つ人が増えていく」という話をされていたとおり、試行錯誤の積み重ねにさらなる地域愛が深まりそうです。単に歴史を知るというよりか、愛着がわくというよりも・・・ここに詰まったエピソード、そしてまた味わいに「まち」を再発見していくのだろうなあと感じた次第です。

 

そして、私の視点は多摩市に。

 

多摩市でももっともっと再発見できるものもこともあると思っていて、地元の資源を活かすことも可能だと。あまり、他と比べて・・・というのは好きではないのですが、しかし、日野市の取り組み方とか、産官学さらには金と’諸力融合’という観点からすると、結集力?集結力?やや欠けるのかもしれないと。会の終了後にちょっぴりだけ意見交換できる場があり、「市役所が頑張ったからこそ、今日を迎えられた」という話を聞いたのですが、実行委員会が立ち上がり、そこを縁の下の力持ちとして実は活躍した市行政の存在があったということなのでしょう。・・・つまり、この取り組みに向ける地域活性化、まちづくりへのベクトル、軸がとてもしっかりしていたのでしょう・・・と勝手に推測したりしました。

さて、多摩市も負けてられない!・・・ってところで♪市長にも頑張ってもらわなくちゃ!やっぱり「ローカル」にこだわっていくって大切ですね。

ひっそりミニ展示。

20150718 

図書館長へのヒアリング。6月定例会での一般質問に引き続く、9月定例会の一般質問作成のため。現在進行中のハズな読書活動振興計画策定が気がかり。先だっての定例会では、「読書活動振興のための計画」の一部として「図書館運営の基本となる計画」を取り込もうとしているところに違和感を指摘したので、その点をどう受け止めてくれたのか?ということの確認。定例会の質問でのやりとりでは・・・・・図書館にも人員がそれほどいるわけでも職場に余裕があるわけでもなく、一度にあれこれと計画の策定はできない・・・だから、一度に二つの計画を策定することは難しいから「読書活動振興計画」を策定することにして、その中で図書館の運営の基本的な部分も盛り込んでいくことにした・・・という趣旨の答弁があり。しかし、図書館の仕事は「読書活動の振興」だけではないハズ。もし、図書館が市民に読書活動を広げたり、貸出図書の数だけを増せば、その活動の広がりが評価されるようなことしかしないのであれば、正直言って、「民間委託化」とか「指定管理者」の議論を越えることはできないでしょうね。多摩市立図書館なのでもっとローカルにこだわって、その役割を認識し、位置づけが確認されることで、「だから、やっぱり市が直接運営することが望ましいし、馴染む」ってなる必要があると考えています。

図書館運営については、民間事業者もかなりのノウハウを蓄積しています。ですので、場合によっては直営方式にこだわらなくてもいいのかもしれませんね。でも、民間に任せたら、必ずしも経費削減になるわけでもないとの指摘、実際に民間に任せたからと言って運営がラクチンになるというのも大間違いとの現状等は無視しないほうが良いのだと思っています。

結局のところ、最終的には「わが街の図書館に求めるものは何か?」という市民の要請はもちろんのこと、行政が「まちづくりの中で図書館をどう位置づけるのか?」という政策的な方針と方向にどう合致させていき、その上で、運営手法が選択されていくのだと考えています。

私はヒアリングを通じて、いろいろ思いつくこと等もあり・・・特に、多摩市の図書館運営については人材育成のことも気になっているので、現状を伺ってきました。北海道の石狩市民図書館に伺ったとき、学校図書館司書さんと市立図書館の連携について方針が明確化していて、人事的な交流もされていたことをお手本にしてほしいと思っています。学校図書館の司書については、多摩市で言えば図書館ではなく、「教育指導課」の採用になるため、言葉の表現としては「連携しています」ということなのですが、実際のところはチョビットしか連携されておらず、連携しているようでしていなくて、連携してもしなくても効果は変わらない・・というレベルにしかなっていないと捉えています。ですので、このあたりも含めて、今後多摩市で図書館行政全体を進めていく、先細りになっていく学校図書館予算をバックアップしていくという観点でももう少し工夫が欲しいものです。

あっという間にヒアリングを終えて、図書館長にご案内いただいたのが図書館内の「ミニ展示」。ここ、文化財係が担当しているのですね。住宅の間取り図の展示がしてありました。私の興味関心としては、かなりおもしろい展示だと思ったのですが、しかし、ここにわざわざ訪れる人もいなければ、きっと、図書館ユーザーの方々であっても、ひっそり展示に気が付かずに通り過ぎていく人の方が多そうだなあと感じました。せっかくなら、このミニ展示コーナーを図書館の入り口付近に移動させると、もう少し目につく人も多そうなのにもったいないな。

もし、図書館本館に足を運ぶことがありましたら、とても小さなコーナーですが、気に留めてご覧いただけるとうれしいなあって思います。(図書館本館2階に行けば、階段をのぼったすぐ先のところにあります)

 

一気に暑くなりましたが、台風の名残りで風雨激しかったですね。全国的な被害も気になります。市内では夏祭りのシーズンに入りました。私も知り合いが出店しているところにはチョコチョコって顔を出すことにしていますが、「祭り行脚しているんですか?」と尋ねられれば、「しません」というのが答えです。運動会シーズンなども「あちこちの運動会にいかなければならなくて大変ですね」って声をかけていただいたのですが、市民の皆さんの「議員らしい」活動のイメージもずいぶんと先入観あるのだなあと思うとき、おもしろいなあって思います。

暑い暑すぎる夏が到来の予感。どうぞお体にはお気をつけて!

娘に。子どもたちへ。

20150715

昨晩からの台風情報。今日は朝から強く雨が降ったり、止んだり。昨日は、相変わらず見上げた空はいつものとおり。紫外線も強くて、そして、多摩市のみどりが私のことを助けてくれて・・・。ささやかな日常、変わらぬ日常が平和なのだと噛みしめました。

外交や安全保障の問題は私の生活にも関わることだけれど、でも議員としては関わることのできない遠い課題。そんな思いを持って見つめてきました。ただ、私はいかなる戦争にも反対です。そして、平和のために武器を持って戦わない方法があるはずだと思い、考えてきた国民の一人です。そのためにも、どうすればいいのか、もっと考え抜かなければならないし、国を守るための武器を全く持たないということはありえないかもしれないけれど、でも使わなくてもいい方法を見出すところに、私たち人間の経験と知恵があるのだと信じています。だから、「対話」を重ねるのだと・・・私もその思いでずっと議員の活動も積み重ねてきたつもりです。

 

正直、力が抜けました。自分の無力さを思い知りました。強行採決の様子はテレビでも見ましたが、衆議院の審議の様子をインターネットでも確認しました。首相をはじめとする政府のむちゃくちゃな答弁にも憤りを覚えてきましたが、もうそれを通り越しました。あの委員会の強行採決の場面・・・委員長に詰め寄る議員の姿がありました、それだけならまだしも・・・どこかからプラカードを出す・・・そこに見たのはアピールであり、パフォーマンスであり・・・・何だか空しくなりました。これが私たち国民の望む政治の姿なんだろうか?仮にも全然次元も異なり、比較もできないのかもしれませんが、ふとわが市議会を振り返って・・・・こんな場面は生まれるのだろうか?と思うと、決してそんな風にはならない気がしました。もっと私たち市議会でも各議員それぞれにやりきれない思いを抱えてたり、憤りを爆発させるということもあるでしょう。でも、振舞いの仕方が異なるように思ったのです。「用意周到」な様子・・・・どこかの映画かドラマか何かの一場面を見ているかのようでした。とても違和感を覚えました。

これが日本の政治なんだろうか。

強行採決・・・さまざまな評価もあります。もちろん私もおかしいと思う。でも、今の政権を選んだのはその責任は私たち一人ひとりにあるという事実はきっと覆すことはできないのです。選挙権を行使した人、しなかった人・・・しなかった人の方が多かったのも事実。でも、「投票に行かなかったから」というのは何の言い訳にもならないし、むしろその責任の方がきっと重い・・・・。

政治家と言われる端くれに位置する地方議員の一人として、この間ずっと投票率を上げなければならない、そのために呼びかけもしてきたつもりです。でも、本当に力が及ばなかった。そして、強行採決にも堂々としてしまう政治をつくってしまった責任の重みを感じるのです。もっと呼びかけていれば、もっともっと選挙の大切さを伝え、そして有権者に響く言葉で訴えることができていたら・・・と思うと、涙がツーっとあふれてきました。申し訳なさでいっぱいです。

20150716

武器を持って戦うことが必要だという人もいるでしょう。でも、そうではないという人もいる。考え方はさまざまあるのだと思います。そしてあっていいのだと思います。でも、民主主義を台無しにして、民主主義を骨抜きにしてしまうような・・・・今、進もうとしている、そして進んでしまった一歩を感じています。強行採決の扉が開かれてしまったことに悔しさとやるせなさと、でも、そこへの道のりをつけたのは私たち国民一人ひとりだったという「選挙×民意」に思いを馳せれば馳せるほど、行き場ない思いが深い深いため息にも変わっていくのです。

 

娘に。子どもたちへ。

今の思いを「喉もと過ぎて・・・」で終わらせてはならないことを伝えていくのが私の役割ともう一度、気を取り直します。私たちの「平和」のつくりかた。もう一回考えていくことが必要です。そして、何よりも、「民主主義」を取り戻すために私ができることしようと思います。民主主義は「多数決」ではないのです。民主主義は最終的には多数決で決着がついていくのかもしれませんが、でも、結論を出すまでに至る道で、より多くの意見を取り入れる努力があり、少数意見を切り捨てない努力があり、排除の論理とはかけ離れたところにある価値がある。そのことをいろいろな場面で伝えていけるような人になりたいと思います。

 

今日は運よく、台風雲の切れ間に朝と夕方に永山駅での「戦争させない多摩市議会議員有志の会」のみなさんと一緒に宣伝活動をしました。「声を上げることに戸惑う」・・・私もかつてはそんな一人でした。もっともっと声を上げていいんです。心に中にあるモヤモヤ・・・仕舞い込まなくていいんです・・・・そんな思いを伝え続けていきたい。目には見えないつながりでもいい。ジワジワ広がっていきますように。いつか見えないつながりが、見えるつながりに変わる瞬間を信じてみたいと。

 

最後に・・・これはとても大問題で大きな争点だとも思います。でも国会ではこれ以外にも、重要な案件がいくつも議論されているはずなんですよね。私ももっともっとアンテナを高くしておかないと。