今年もお世話になりました。

久しぶりにブログ更新です。あっという間に残すところ2022年もラスト3日間となりました。昨日で「仕事納め」と勝手に決めて、週明けからポスティングをしたり、その他諸々…。気がつくとあっという間に、一日が終わっています。そして、昨日は久しぶりに、最初から最後までランチハーモニーのお手伝い。ボランティアの皆さんと一緒にお弁当づくりをしてきました。

地域の方が楽しみにしてくださり、「次も予約」が安定的に増えていて、「一体、何個まで作ることができるか‥‥」というような状況にもなっているかも…ということです。一緒に活動するメンバーが義務感ではなく「自分たちがやりたいから、やっている活動」であるから、楽しく続いている気がします。そして、私のように「毎回、必ず」と活動できないメンバーであっても、「やれる時にやれることをやれる時間で」参加することができ、そうした雰囲気をみんなで保ちながら活動できているのが継続の秘訣。いつも人手が足りているとか、そういうわけでもなく、その時々で調理チームや配布チームなどボランティア参加者への負荷は違うのですが、それでも、みんなで「やりきっていく」という協力関係があり、とても居心地よい活動です。ご飯の上に「ゴマ塩」をパラパラっと振りかけるだけも大事な仕事。手際よく美しく…。

お弁当が完成し、配布する会場に運ばれていくときの「いってらっしゃい!」と見送る時の気持ちは何とも言えない達成感。今年最後にランチハーモニーの活動、その後、メンバーで集合して、一年の反省会もして…私にとっては良き締めくくりとなった気がします。こうした活動が私に教えてくれることはとても多い。やっぱり、「動いてくれるのは市民」を実感するから他なりません。「能書きばかり垂れていても何も変わらない」と自分の立場を振り返ることができるからだと思っています。私よりもはるかに行動し、地域貢献のこと、社会への還元を考えて活動している人たちの存在すべてが私に語らずとも多くのことを示していることを感じる時、自分自身の至らなさを痛感させられるものです。そして、自分自身が「感じて動く」ここを大事にせねばと思います。あれもこれもと欲張りにならず、一つひとつのことに向き合う時に「心にストンと落としてから」を大事にしたいと思います。行動するときには「心に腑に落ちているかどうか」を問いかけることも忘れずに…と思う。

そうした気持ちで今日からラスト3日間を過ごし、引き続き、終わっていないポスティングをしたり、一年間を振り返りながら、年始に向けての準備もしながら、「平穏無事」であることへの感謝の気持ちを新しい年にもつないでいきたいと考えています。今年もお世話になりました。よいお年をお迎えください。

冬至が過ぎて、春を待ちわびるだけか。

こうして、きちんと調えられている水槽を見ていると、いいなあと思うのですが、思って終わりにしなければなりません。生き物係は苦手なので、見るだけで満足しておこうと思います。

昨日は冬至でしたが、朝から何かとバタバタしていて、気がついたら真っ暗。本当は納品されたニュースレターを配布しようと思っていたのですが、できずに終わってしまった一日でした。今日も忙しいわけではないはずなのに、余裕がなくて、夕方を迎え…「着払い」にて届くであろう娘からの荷物を待機しているところです。

一番夜が長い冬至が過ぎたので、これから、春になるのかなーと思いますが、何しろ、今朝は風が冷たかったですね。これも、新しく年が入れかわっていくともいわれる冬至が過ぎていったことを知らせてくれるのかしら…とか、無駄なことを頭の中でぐるぐる考えながら、白田さんと多摩センター駅では今年最後の朝駅活動。

人間と言うか、私は極めて身勝手なもので、こう寒くなると早くひだまりが欲しい、早く太陽が出てきて!と思い、夏の猛暑には耐えらがれず、とにかくギラギラ照りつける太陽を隠して!と思うわけで、今週は火曜日が極寒すぎて、水曜日は前日に比べれば寒さは和らいで、昨日は雨降りだったのでお休みができて、迎えた今日は…「早く終了時刻になってほしい。」と念じ、そして、この寒さが終われば終われば…と。それにしても、冬の寒さも夏の暑さも年々厳しくなっていくというか、身体に堪えるような気がしますが…それは年齢のせいなのか、それとも気象異常も関わりがあるのかしら?

そんなこんなで、年が明けると…空気感としてはさらに4月の統一地方選挙に向けて…業界関係者は空気感が変わりそうかなと思っているのですが、私は「いつもの私」で前進あるのみ。定例会が終われば、また次の定例会を目標にしながらの議会活動と議員活動を重ねていく必要があり、次の任期のことを考えることなく、今の任期では最後になるだろう定例会に向けて取り組みたいテーマがあるので、調査活動を開始しないといけないなと思っています。それにしても、事実ではないことを噂されたりなどなど…しやすくなる季節がやってくるなあと。正直、そういうことを耳にするとウンザリ。

地域の課題などなど、気が付いたことを伝えてくださる方々がいて、「私には気がつけていないなあ」と思うことの方がたくさん。市民の数だけ、そこには想いは存在している。昨日も今日も、自分自身の気持ちを「調える」ことに時間を使うことができて、本当にありがたかった。「こんなこと、聞いたらダメかな」とか「言っても無駄かな」ではなく、やっぱり、声に出して伝えてもらえることはうれしいこと。ありがたいことです。

あっという間に年末になり、「良いお年を!」と言われるとどっきりします。今日もいろんなことを見聞きして…さて、市議会の一員として、私はどのくらいその役割と機能を果たしているだろうと。年末年始をかけて、改めて自分を見つめる時間を持ちたいと思います。寒いとすぐに冬眠したくなるな。

定例会最終日。

12月議会の最終日でした。もちろん、特に何か大きな問題点もなく、粛々と議事運営は進み、閉会となりました。追加議案となった補正予算などを眺めていると、国や東京都関係で取り組むものばかりで、地方自治云々と言えども、まだまだ「多摩市」というのはまるで下請けのごとく…と心底思えてなりません。もともと、市の業務の多くが法律に基づくものであって、独自でやっていることの方が極小であって狭小範囲と言うのが事実で、新型コロナ対策はそのことをまざまざと見せつけてくれたように思っています。

そういえば、気になっている新型コロナワクチン接種のことですが、公式ホームページにしれっと「副反応の状況」についても厚労省サイトへのリンクが一応追加されていました。接種勧奨の目線で書かれているので、正直、リスクのことを十分に理解できるとは言い難いですね。私は「ヒトでの臨床データを検証していない」ということが自分の中では引っ掛かっていて、そのことをまずは明示してほしいと思っています。知らない方の方が多いので。マウスだけで実験し、それで薬事承認されていることに私は疑問があり、そのことを市民が十分に理解できるような情報提供をしていないことに問題点を感じていて、「市民のいのちを守る」ってどういうことなんだろう?そこに果たせる自治体としての役割は何かを深く考えさせられるのです。ワクチン接種には取り組んでいくことが必要で、市レベルで中止とか停止を求めることはできませんが、嘘偽りなく、事実を解説し伝えることはできる。「未知のウイルス」に「未知のワクチン」であって、長期的な安全性が十分に検証されていないという事実が置き去りにされていて、本当に心配でなりません。よりこの先を長く生きる子どもたちへの影響はそれこそはかり知れないようにも思っているのです。

さて、そんな気持ちを少し軽くしてくれたのが座・高円寺のお芝居で、島田歌穂さんの歌声でした。帝国劇場の「レ・ミゼラブル」で彼女の歌声を聴いたのが高校生の頃だったので、それ以来でもあり、いろんな意味で、感激してしまいました。「ピアノと物語」で座・高円寺のクリスマスレパートリーでもあって、素晴らしい作品。何度も見たくなる作品だと確信するのは、一度だけだと、隅々理解しきれていないなと思う点もあるからだと思います。今日の公演は「アメリカン・ラプソディ」で物語の主役はガーシュイン。ガーシュインの曲は私にはフィットしないところも多く、あまり聴くことがないのですが、ジャズピアニストの演奏で綴られていく楽曲は柔らかく、なかなか良いものだなと感じた次第です。彼の人生をともに辿りながら、その背景にある歴史や台本に込められているメッセージを読み解いていけるのがとても楽しい作品。ガーシュインがもともとユダヤ人であったこと、お父さんは靴職人さんだったことも含めて、幕開け最初から知らないことが次々と語られるので、本当に引き込まれました。パルテノン多摩とついつい比較してしまう私…このクオリティの高さ、夜の公演だったからか3,000円で観ることができるのが驚きでもありました。大人世代を対象としたお芝居であることも感じましたが、座・高円寺が公共ホールとしてめざすクオリティを垣間見た気がしました。以前、子どもを対象としたお芝居のレパートリーも見たことがあったので、なるほどなあという関心と、パルテノン多摩との違いを痛感したということかもしれません。

今年最後に配布できる市議会レポートが納品されてきました。ぼちぼち配布しようと思っています。運動不足解消になるかな。

まちの品格を守ってくれた存在。

いよいよ、来月には閉じることが発表されている京王プラザホテル多摩。テナントの一つだった信用金庫も移転し、他のテナントはどうするのかなあと思いながら、久しぶりに足を運ぶ。いろいろな場面でお世話になってきたホテル。大事な話し合いとか。特にラウンジのDUETは天井も高く、比較的静かな環境でもあり、ゆっくり過ごせる場所で好きだったのになあ。

32年間、ここで街を見守ってくれたのだなあとしみじみ。

お気に入りのモンブランケーキを注文。ここに来るたびに欠かさず、いつも注文しているからわかるのは、ちょっとずつサイズが小さめになり、小ぶりになっていることかもしれません。でも、必ずモンブランケーキを注文して、マロングラッセ風がおいしいなあと思いながら栗をいただくのです。

「京王プラザホテルがなくなってしまうと多摩センターの品が落ちてしまうように感じる。」

という意見を伺って、「なるほどなあ。」と。確かに「京王プラザホテル」があるというステイタスが多摩センターの品格を担保してくれていたに違いなく、閉鎖されてしまうことのインパクトは…大きい。痛手と言う意味で。

もう一度、来れるかな…と思いながら、ありがとうだなあ…をしみじみ感じて、帰路に。

そして、何となく目についたのはこちらの看板。イルミネーションで街のイメージアップとか、駅前の階段を上り、パルテノン大通りに出るところには、キティちゃん仕様のクリスマスツリーが出迎えてくれたりして、かわいいのに・・・しかし、こんなに薄汚れてしまって。寂れ感が醸し出されていて…何となく、気持ちが盛り下がる…ため息。この看板と写真撮影する気は起きません。「まちを大事にする。」とか「ていねいに街づくりをする感性。」みたいなことを思わず考えさせられます。「まちの品格」はとても大切にしたい観点。京王プラザホテル多摩があり、多摩センターという場所が助けられてきたことを忘れてはならない気がします。そして、その存在が当たり前ではなくなる…来年年明け早々から、結構、まちにとっては辛い話題だなと再認識した昼下がりでした。

明日は今年最後の本会議。12月議会最終日です。それにしても今日は過去最上級の寒さでして、朝から指先が痺れてしまい、白板にマーカーで文字が書けないほどでした。

猫背気味が、ますます猫背になりそうなので気をつけようと思う写真…。

聖蹟桜ヶ丘駅前でペットボトルのクリスマスツリーが素敵。児童館がこうした取組みで地域に発信してくれることが本当にうれしい。来年は多摩センターにもぜひ!と思うけどなあ。「循環していく」をいろんな場面で感じさせられる今日この頃。まちの営みに欠かせない視点の一つですね。

「旧統一教会との関わりを持たない決議」はしない。

クールビズに続く、ウォームビズに取り組むようで、市役所のエレベーターは1基がお休み中。これによって、どれだけの節電効果があるのか?という声もありますが、「塵も積もれば」ということのようです。

さて、議会運営委員会で「旧統一教会との関わりを持たない決議をあげる陳情」が提出されていたのですが、予想通り、「決議するまではしなくてよろしい」という結論ですね。多摩市議会の場合には全員一致でなければ決議を行うことができません。ですので、結果的には「決議はしない」…私の立場からすれば「決議できない」…残念なことと言う結果です。

議会運営委員会では委員長の判断で陳情は「趣旨採択」となりました。議会運営委員会では共産党、ネット・社民、フェアな市政の会派の委員は「決議をすべき」という立場。自民党、公明党会派が「決議までは必要がない」と言う立場。

想定内の結果で驚くことはしませんが、市民の方が全議員に対し「旧統一教会との関係について」ということで、関連団体含めての関係性を調査したアンケートでは「関係ない」と正々堂々と回答したのは23名。3名は無回答、保留のままだったようですね。関係がなければ、何の躊躇いもなく「関係なし」で回答すればいいだけでの話しですから、回答しなかった3名が「なぜ、回答を保留にしたまま、アンケートに答えなかったのか」について本来は尋ねたいものですね。ちなみに、回答しなかった議員は自民党に所属している議員2名と他1名の方と伺っています。議長が自民党に所属していますから、個人的には議長に対し、なぜ、そう考えるのか理由を尋ねてみたい。

これだけ大きな社会問題になっていることを考えると、本来はしっかりと多摩市議会としても態度表明をしておくべきですし、したいという意向を持つ議員の方が多いです。にもかかわらず、「あえて、決議する必要がない」と考える理由には、何かどこかに後ろめたさがあるのではないかと邪推してしまいます。きっぱりさっぱりと態度を明らかにする方が、市民に対しても説明もしやすく、そして、多摩市議会への信頼を担保することもできると考えるからです。議長という立場から、説明責任を果たしてもらえるとありがたいものです。

今日は議会だよりの編集会議があったので、そちらに出席をしたり、あとは、宿題になっていた事務作業をやったり…。Windows11へのアップデートを促す通知につられ、一旦お試ししようと思ったところ、やたらと時間がかかって‥‥パソコンでの作業が中断した挙句、アップデートした新しい画面などなどが慣れないし、なんか、使い勝手が悪い感じがしたので、結局またWindows10にダウングレードさせましたが、私にとってはちっともダウングレードには感じず、こっちのほうが〇。ということで、今日は気を取り直して、パソコン作業を進めることができましたが、そのおかげで、夜は眼球ごと疲労がたまった感じがありました。目の健康は本当に大切。酷使してはいけません。

寒さがさらに身に染みるようになり、朝の活動も起きるのも辛いし、立ってるのも辛いです…。今日から教育委員会はベルブ永山に移転しました。

「こどもかいぎ」上映会。

ベルブホールでの「こどもかいぎ」上映会。大々的な宣伝をせずに実施して、それでも、アンテナにひっかかって、ポスターをご覧になったり、Facebookでの告知をご覧になった方が足を運んで下さり、「うまれる」の監督である豪田トモさんの作品で、豪田監督は多摩市の出身で。そんなつながりでも来場してくださった方もいらっしゃり。

そして、阿部市長もひょっこりと来てくださり、上映した後に一言感想を含めて挨拶をしてくださったのですが…。

突然、「ここで、ちょっと大人と子どもで会議をしてしましょうか。」と自ら…フリを。そして、一緒に鑑賞した子どもたちにマイクを向けて「どうだった?」と感想をインタビューするという…すごく面白い光景が生まれ、マイクを向けられた子どもも周りの私たちもびっくり!…。

映画に出てくる保育園は…「あ、私の知ってる方が出てる!」ということで、市内ではないのですが、近くにあるこども園だなあと思いながら見ておりました。子どもたちどうしのトラブルを大人がすぐに介入して解決するのではなく、子どもたちが自分たちでお互いの気持ちを出し合いながら、話し合いができるように促していく。「ピーステーブル」と呼ばれる子どもたちどうしが話し合いをするためのテーブルとイス。自分の気持ちを自分なりに言葉にしながら、相手に伝えていく、理解してもらえるように話しをしていく…そんな訓練と言うのか、「対話をすること」を大人が見守りながら、子どもたちが学び合いをしていく姿は見事です。

そして、「こどもかいぎ」の時間は大人にとっても試練の時間。じっと座って話し合いをすることがそもそも難しいのが子どもたち…「かいぎなんてしたくないな」と中には思っている子どももいることでしょう。参加する、しないも含めて、基本的には子どもたちの意思に任せるとはいえ、みんなで車座になって、先生が子どもたちに「お題」を出しながら、一人ひとりの気持ちを聞き、そして、周りの子どもたちも一人の意見に耳を傾けながら、それについて自分の意見を述べたり感想を述べたり…。

「自分の経験を言葉に出すことがまた経験になっていく。」

と言うように、自分の心を言葉にしていくことは難しく、言葉にしたことをさらに周りに理解してもらうことの難しさも学んでいくんだろうなあと。そして、「こどもかいぎ」で子どもたちからの発言を聞いて、大人もハッとさせられたり、日常の保育の中で子どもたちの声を聴けていなかったなあと反省するような場面もあるようでした。最初はずっと黙って、じっとしていて、発言することが苦手でかいぎに加われず、声が出なかった子どもも回数を重ねるうちにその場に心を開けるようになっていく姿には心が揺さぶられました。

大人は子どもに教えたり、伝えたりしなければならないこともたくさんある。でも、一方で、大人もまた子どもから多くのことを学んでいる。

私も子どもから教えてもらうことも多いなと思うのですが、そのことを改めて実感させられるような映画でした。「どうせ子供なんだから」という考えを一旦置いておく…これが子どもと接するときに必要不可欠なんだろうなあとしみじみと感じるのですが、自分自身がそういう態度で特に我が子と接してこれたかは疑問ですが。

「対話をする」

というのは、言葉で言うほどに、簡単なことではありません。いきなりできることではなく、その経験の積み重ねがあってできていくことのように思います。とにかく、せせこましいというのか、せわしいというのか、急ぎで急いでと求められる世の中で、じっくり、「じっと待つ」ということをしながら、子どもの成長を日々見守っていけるような環境を確保することがそもそも難しくなっていると感じていますが、その中で、「対話する」ことそのものが大事なことはわかっていても実践しにくくなっているのではないかしら?

一人ひとりの子どもの育ちのスピードを尊重しつつ、「対話する」…なかなかハードルが高そうです。そして、子どもたち同士の「対話」を上手に見守っていくことのできる大人の力量も問われる気がしました。

でも、やっぱり、子どもたちの発想は自由で豊か。そして、子どもたちはじっと大人たちを見ているんだな…とそのこともビンビン伝わってくるドキュメンタリー映画でもありました。子どもに関わる多くの方にご覧いただきたい作品でした。

私のお友達の絵画作品展を見てきました。とても見ごたえがあり、1300人を超える子どもたちの絵画、造形が展示してありました。子どもたちそれぞれの作品に自分でつけたタイトル、工夫をしたところが書いてありました。受験生である中学生が自分の気持ちを表現した絵などは、その子の気持ちが伝わってくるようでもありました。

  

夏祭りの屋台に並んでいる食べ物とか、ドーナツとか、ケーキとか…ついつい目が行ってしまいます。

 

そして、動物園からはかわいい動物たちの声が聞こえてくるようでした。私も紙粘土とかすごく好きだったので、懐かしさを感じながら、子どもたちの作品を見て、夢とかエネルギーを感じるひとときでした。

子どもたちの可能性はやっぱり無限に広がっていて、その可能性をどこまでも後押しできるような社会になっているか、地域であるかが問われているのだなあと…ちょっと小難しく考えながら、帰路についたのでした。多摩市でも確か、年明けには小中学生の美術作品展が行われるはずだけれど…今年も開催されるのかな。楽しみ。

昨日は生活環境常任委員会/唐木田児童館「ココカラシアター」

いただきもの。自分で買ったことのないお菓子に出会えるのはうれしいこと。おいしさも増すし。

昨日は生活環境常任委員会でした。コミュニティセンターの指定管理者を再指定するために条例提案があり、次年度から5年間一区切りにするということだったので、その理由について確認。次に公園駐車場についても一部有料化を実施していくために必要な条例改正の提案があったので、その内容を若干確認.

結果的には提案されていた2つの条例審査は両方とも可決。

ただし、途中経過として、公園駐車場についてはなるべく利用者への負担を軽減するという観点で、共産党会派から修正案が提出されています。賛同する人はなく、否決となりまして、担当所管はホッと胸を撫でおろした風でした(もともと、修正案は可決されないだろうな…って思っていた兆しもありましたけれど)。

ちなみに、修正案では行政提案の「最初30分無料」を「3時間無料」とするものでしたが、なぜ「3時間を無料とするの?」の根拠、あるいは「公園駐車場を整備する」方向性には反対しないなら、整備費用の負担については、どう考えるの?…私には「なるほど」と理解できるものではなかったので、せっかく提出していただいたのに「ごめんなさい…」と言う感じ。

市内で言えば、多摩中央公園の駐車場は別として、先行的には、乞田貝取ふれあい広場に有料駐車場が設置されていて、多くの方に利用されています。楽しい遊具を目当てに来園される方々には、路上駐車しなくても済むので喜ばれています。今回の行政提案は自家用車の場合だと最初30分は無料、その後1時間ごと100円で最大料金700円(夜間20時から翌朝6時は最大料金は300円)。私は安くはないけれど、高くはない料金だと思います。その点では、市民にも理解されるのではないかと受け止めています。

修正案を提出したいとするココロを理解しないわけではありませんが、「利用者負担」の視点を欠くことはできないと思います。共産党の皆さんも「実費程度なら」利用者にも負担してもらうことはやぶさかではないとする立場であることを確認させていただき、何が何でも「無料」とは考えておられないようにお見受けしました。個人的には、「実費程度」をどの範囲にするかが議論の余地あるのかなとは思いましたが、具体的に何を実費にするのかってホント、議論分かれて難しいところかもしれません。

2つの条例について、審査を終えてから、都市づくり部、環境部からそれぞれ取り組み状況などの説明、報告があり、都市計画の見直しについて、都営住宅建て替えの進捗状況、次年度の道路舗装工事の予定、冬の電力不足に市役所としてどう対応するのかとか、廃棄物の処理に関する計画策定の話などなど…聞くことができました。引き続き、フォローしていかないといけないことばかりですね。また、気候非常事態宣言を行った多摩市としても脱炭素化への取組みを加速化します!…ということで、その意気込みは聴くことができて収穫でしたが、具体的な動きが見えてくるのはまだしばらく先のことになるのか???

さて、本日は、何だか、随分と疲れた昨日を経て、朝から会派の打ち合わせをして、唐木田菖蒲館へ。相変わらず、手入れの行き届いたプランターのお花とお庭。エントランスに入ったら、素敵なクリスマスツリー。いい空間だなあとしみじみ。

私の目的は唐木田児童館の乳幼児の時間「ココカラたいむ」。該当年齢の子どもがいない限り、なかなか足を運ぶことのないめったにない機会に足を運んできました。見学です。

開始時刻には多くの親子が会場に。もちろん密にならないために参加希望者を予め募っていたようですが、大盛況なんだなあ…ということはその雰囲気だけでも良ーく伝わってきました。そして、担当している職員さんたちがこれまた、会場にママやお子さんが入ってくると、そのたびに、一人ひとりに向かって「よく、来てくれたわねー。〇〇さん、〇〇ちゃん。」「わあ、久しぶりだねえ。元気だった。〇〇くん。〇〇さん。」という風にとにかくウエルカムで、声かけする姿…。ママと子どもとを一緒にせず、一人ひとりをきちんと受け止めて名前を呼んであげているようにも感じて、いいなあと。

 

ということで、たまたま、「ココカラたいむ」のイベント「ココカラシアター」に招かれた「劇団おのまとぺ」のみなさんとのご縁がありまして、良い機会に巡り合え、見学をさせてもらいました。何と、ラッキー。おのまとぺのみなさんの公演を見せていただくだけでなく、ある意味、児童館の取組みも学ばせてもらったひとときです。

それにしても、ハイハイで素早く動く赤ちゃんたちを見ていて、「うわぁぁ、懐かしい」と赤ちゃん見てるだけで、自然と笑顔になれるなあを実感。わらべうた、手遊び歌もピアノの伴奏が付くと全然違う曲に感じたり、聞こえてくるのも不思議でしたが、「音」に反応する赤ちゃんたち、まだまだ会話などできない赤ちゃんたちですが、ちゃんと耳を澄ましているなあを感じられたり、ママが赤ちゃんと一緒に楽しんでいる姿など、心が表れるような光景でもありました。

そして、何と言っても!スペシャルゲストの「からきだ姉妹」の登場にはみなさん大喜び!

いつも、児童館の子育て広場を担当している職員さん。ただ、おそろいのドレスに着替えて登場してきただけではありません。「からきだ姉妹」はピアノ曲をプレゼントしに来てくれたのです!連弾によるクリスマスソング…連続して5今日も…すらすらと。息もぴったりで、ものすごいうまいし、クオリティ高い!

聴くところによれば、かなり練習もされたようですが、本当にお上手で、途中で止まるとか、そんなことは全くなく…スラスラと。会場は手拍子で湧きました!

そして、もちろんサンタクロースとトナカイさんもやってきて、唐木田児童館におもちゃをプレゼント。また、参加者にも心ばかりのプレゼントもあり。今日の「ココカラたいむ」はスペシャルで、クリスマス会と12月生まれのお子さんたちの誕生会も兼ねていたようでした。誕生月のお子さん一人ひとりにカードのプレゼントがあり、みんなでバースデーソングを歌う時間もありました(プロピアニストの伴奏付き)。

「何といい時間に立ち合うことができたのだろう!」

定例会中はどうしても心がワサワサするというか、ザラザラする感じもしますので、ある意味、心調う良き時間を過ごせたのでした。まだ友達どうしにはなっていないママ、パパと子どもたちが集まってくる場所。ここで顔見知りになっていくんだろうなあと思ったりしました。もちろん、市の職員さんとも。児童館があること自体、当たり前のことではないと思うと、この施設が市内に点在している多摩市ってやっぱり子育て環境が整っていると思います。そして、児童館の職員さんたちが、「人と人」をつないでいく真ん中にいるような気もしてしまった…。「この場所に来れば、誰かがいてくれる」…そんな安心感の持てる児童館は孤独にならない子育てのために必要だなと。

 
(チーズケーキセット300円@唐木田菖蒲館のカフェ)

明日は金曜日で、それが終わると…週末。今度の土曜日、ベルブ永山で「こどもかいぎ」の映画があります。私もお手伝いしています。子どもは無料で観ることができます。大人(18歳以上)800円、また、障がい者無料、付添の方1名は無料です。

上映会「こどもかいぎ」
【会場】永山公民館ベルブホール   14時/16時15分/18時30分 (それぞれ開場は30分前から)
【主催】ハーモニークラブ
【お問い合せ先】櫻田幸也/gozigen@lagoon.ocn.ne.jp/090-4964-9599
【その他】「ママさんタイム」あり/ボランティアスタッフ募集中/定員150名/ブルーレイ上映

「強制ではない」ワクチン接種。

初めて、市民活動交流センターの喫茶ルームというかカフェへ。初めて見るアイテム…紙ナプキン&マシュマロ。どちらもオリジナルですね。

さて、健康福祉常任委員会で「子どもへの新型コロナワクチン接種について、国に対して慎重な対応を求める意見書提出に関する陳情」が審査されました。結果的には全会一致にはならずで、意見書を出すことにはならずに残念でした。「意見書を出すべき」という立場は私と同じ会派の白田さん、壮士の会の篠塚さん、自民党、公明党、共産党の会派の皆さんは「意見書は出すべきではない」という意思表明をされていました。

共産党の小林憲一さんが「この陳情書で求められている事項については、国に言わなくても、市でも十分対応可能」という趣旨の発言をされていたことが印象的でした。今の在り方で十分と考えているのかどうか…と思います。

厚労省が作成するパンフレットで「アメリカなどでもファイザー社の乳幼児ワクチンが承認されて、使用されている」ことは事実ですが、アメリカではその接種率は極めて低いこと、あるいは、海外では小児接種については慎重に対応すべきと考えている国の方が多いことなど、同じ会派の白田さんからは指摘してもらいましたが、コロナワクチンの長期的な安全性、影響などまだまだ明らかになっていないことが多いにも関わらず、そこを優先的に伝えずして、「努力義務」という格好で、接種勧奨していくことにはとても疑問なのです。成人、大人に対するワクチン接種についても慎重に判断するべきと考えていますが、ましてや子ども、乳幼児ともなれば、もっともっと慎重であってほしいと私は願っています。

だからこそ、厚労省が積極的に知らせようとしないけれど、市民がコロナワクチンについてより正確な情報を得られるようにしてほしい。そのために親切に情報を提供する必要があると考えるものです。市長の判断で決して大げさにせず、事実を伝えることは可能だから。

まだ、コロナワクチンは治験中であることも十分に認識をしておきたいですし、ましてや、オミクロン株2価ワクチン(BA.4.5対応)についてはヒトでの臨床データを得ないままに特例承認していることをもっとわかりやすく伝えることは可能です。多摩市も「ホームページに資料のリンクをしました」…と若干、前進はしましたが、それが「親切」とは私は思えなくて。

とかく、ワクチンひとつを承認するためにていねいに手続きをしてきた日本の常識を覆すようなやり方を進めている現状。私は何よりもその進め方に違和感があります。「非臨床データ」(ヒトでの臨床データを得ていない。マウス実験のみ。)で確認して承認をしてしまったことに、私はあり得ないと思いました。だから「特例承認」という枠に入れられているのですが。そのことがどんな重たさのあることか私たちはどこまで共有して、接種の選択ができているのでしょうか。ワクチンは強制ではなく、接種するかしないかの判断は人それぞれということで、私もじっと行方を見守ってきましたが、やっぱり黙認していてはいけない…という気持ちになっています。

慎重に慎重にを重ね、ワクチンの安全性を判断し、国民に対する接種にGOサインを出してきたのが今までの厚労省だったはず。そして、私たちはそのプロセスを信頼してきた。感染症対策をスピーディにというのはわかります。でも、こんなかたちで特例承認をし、接種勧奨をし、そして今、多くの被害者を出しているのか…「ゼロリスクではないんだから仕方ない」とは言い切れないような被害が広がりつつあるような気がします。コロナワクチン接種のメリットだけでなく、デメリットもきちんと知らせておくべき。従来とは異なり、ものすごい数の副反応報告がされている…こうした事実が多くの方々に知られているとは思えません。

乳幼児や子どもたちへの接種を判断するのは保護者。私は成長期にある子どもたちへの接種には消極的立場です。できれば、接種することを立ち止まってほしいと願っています。もちろん、接種を希望する方への選択を否定するものではなく、その選択も尊重します。その立場から、接種券は一律送付せず、希望者が申請し、個別に送付するような手法をとってほしいと考えてきました。残念ながら、それについて、委員会では指摘されることはありませんでしたが、現状を鑑み、今後についてはよりよい手法を採用してもらいたいと願うばかりです。

今日の委員会の様子は陳情代表者の発言から始まり、質疑があり、答弁があり…傍聴に足運んでくださった方もいました。傍聴と言っても本会議場には入れないので、市役所ロビーにある大型テレビと言うか、モニターを囲んで見守る市民の姿がありました。乳児も子どもも…。市内外、多くの方が署名をしてくださったと伺っています。決して、今のやり方でいいと考えている人たちではない、「反ワクチン」とレッテルを貼り、奇異な目で見られることも少なくない中、勇気をもって署名活動に取り組んでくださった方には頭が下がるばかりです。そして、高齢者の方の中にも「子どもには接種させたくない。」「孫には接種しないでほしい。」と積極的に署名をくださった方もいらっしゃると伺っています。この想いを意見書と言う形式で、多摩市議会から国に届けることはできないことは、繰り返しになりますが、本当に残念。でも、陳情を出す、そのために行動した市民の存在を市長にも受け止めてもらえると良いなあ。

声を上げていく。

きっと大切なことで、小さな一歩だと思うので。私はこうした陳情を上げてくださったみなさんに心から感謝しています。どうもありがとうございます。

サスティナブルアワード@消費生活フォーラム&エコフェスタ

今年初めての「サスティナブルアワード」…ちょっと宣伝不足気味でしたが、小さく始めていくこともあっていいかなと思いながら、授賞式を見学させていただき、その後の講演会やパネルディスカッションにも参加してきました。参加団体や関係者の皆さまが中心になっていて、一般からの参加者は極小すぎるのがいささか残念でしたが、内容的にはとても充実していて、講演会、パネルディスカッションも含めて、多くの方と共有したかったと思えるような企画でした。

 

地球温暖化対策部門で受賞された「一般社団法人LGBT⁻JAPAN」のみなさんは、パートナーシップ制度があり社会の多様性を認め合える地域社会をめざす多摩市にぴったりくるような団体。定期的に多摩市での清掃活動を実施していて、阿部市長も参加し、ご一緒したこともありますが、ごみ拾い以上に、当事者の皆さんとのコミュニケーションを大切にし、互いの立場を理解し合えるような関係性をつくりたくて活動しています。

プラスチック・スマート部門の「よみがえれ、大栗川を楽しむ会」は20年前に発足したとのことですが、始まった当初は「お楽しみ企画」が中心だったような記憶ですが、現在は月に1回、川の定期清掃を実施してくださっています。会が発足した当時の写真が手元にありますが、すごく懐かしい…というか、私は若い…。

生物多様性保全部門はおなじみのというか、こちらも多摩市で活躍する市民の環境活動と言えば「多摩グリーンボランティア森木会」…最近はあまり耳にすることなくなった「愛でるみどりから関わるみどりへ」というコンセプトを地道に体現している方々。グリーンボランティア団体は13団体あり、東京ドーム約3.6個分の面積の雑木林などの管理に関わっていると伺うと、ホント、すごい!って思います。財政的にも厳しい時代になり、雑然として手入れの行き届かないみどりを見かねて、「このままではいけない」と他人任せではなく、自分たちの街を自分たちで守っていく…という思想が根本的にあって、まさに自治。

こうした活動はとても大事ですし、継続していってほしいと思いますが、市民活動全般の課題になっている「高齢化」は一つの壁になっているようです。気持ちはあっても、気持ちだけでは活動は続かない。「市民がやってくれているから」と行政がどっぷり市民任せにしてしまわず、よい関係を築いていくことが必要ですね。

グッドライフスタイル部門の「株式会社セブン&アイ・フードシステムズ」については市内にあるデニーズ多摩センター、貝取店での取り組みが評価されての受賞でした。ドギーバックならぬ、「モッテコ」とかやっているのですね。存じ上げませんでした。さすが民間!‥‥というのか、広報されていました…。こちらをご覧いただく方が良くわかると思います。

多摩産材の表彰状がとても素晴らしい!市長も当日初めて手に取ったとおっしゃっていましたが、「木のとてもいい薫りがしていている」と。私も「これは、担当者のアイディア素敵!」と思いました。受賞された皆様も喜んでおられました。今回は第1回目、来年、その次と続いていくのかな「サスティナブルアワード」…と思う一方で、応募団体を増やすための告知活動も進めてほしいですね。告知する活動そのものが多摩市の環境政策の取組みを宣伝することにもつながりますし、市民への啓発にもつながっていくように思います。

サスティナブルアワード…これをやる意味。多摩市行政には深く考えてもらいたい。環境部だけ、ましてや環境政策課だけの取組みではないはずなので。

受賞された皆様、おめでとうございます!

さて、授賞式の後の講演会は山口真奈美さん。日本サステナブル・ラベル協会 の代表理事の方です。サステナブル・ラベル…私も知らないラベルがありました。「お買い物が選択」というのは良く言われることですが、サスティナブルな商品を探し、選んでいくことが楽しくなるような消費行動を心がける人を増やしていくことが大切ですね。でも、サスティナブルな商品はお高め…本当はそのことが問題なんですけどね。安く手に入るというのはありがたいことですが、「なぜ、安いのか」を考えてみることもまた大事なことだと…私は母に教えられてきた気がします。サスティナブルな商品が本当にサスティナブルなのか‥‥についても見極めることも求められる時代になっていることは頭の片隅に置く必要はあると思ってます。

盛りだくさんの授賞式の最後は、市長、講演された山口さん、受賞団体のみなさまも参加のパネルディスカッション。それぞれの団体の皆さんから熱い想い、課題感、私たちがこれからできること、考えていくべきこと等、示唆に富む話がてんこ盛りでした。そのうち動画でも配信されるそうなので、もう一回、おさらいしようと思うのですけれど、「これからは、SDGSを当たり前に学び、考えてきた世代が社会の中心になっていく。」という指摘をされた株式会社セブン&アイ・フードシステムズの方の発言がすごく印象的でした。企業が何を考え、サービスづくりをしているのか、新たな価値づくりをしようとしているのかがわかる象徴的な発言だったように思います。多摩市でもその発想をもって、まちづくりを進めていく必要があるんですよね。

また、自分たちが思っている以上に、環境活動に対する若い世代の意識が高くて驚く…という発言もあり、「知るきっかけ」があることで活動に参加する人も増やしていけるような気がする…そんな実感を語られていた方もいらっしゃいました。大きな視点を持ちながらも、多摩市、地域にこだわって、小さなエリアから変えていくこと…まさに、「Think Globally、 Act Locally」だと指摘されていて、その通りと頷くばかりでした。

ギャラリーなどで市民団体のパネル展示が行われていまして、こちら、終わってからゆっくり見るつもりが、途中でついつい知り合いと話し込んでしまって、全部見切れない間に…片付けタイムになってしまって…退散。一年に一度というのでなく、こうした団体の活動を知れる機会があるといいなあと思います。

それから、午前中、グリーンバード中央大学改めて、グリーンバード多摩・高幡不動チームの永山駅周辺の清掃活動にも参加しましたが…やっぱり問われる市民のマナーについて考えさせられます。ポイ捨て禁止…の掲示が小さすぎるのかしら?目に入らない方も多いようですね。パチンコ屋さんの目の前は放置自転車禁止対策を講じていることもありますが、ホント…美しくない場所。改善したいところの一つ。また、喫煙スポットに近い通路ですが…大量の吸い殻がありまして…なんか残念だなと。ちなみに、側溝掃除も必要だと感じましたが。土壌の栄養成分がとても良いらしく、雑草が生き生きしてました。

 

永山駅周辺は比較的きれい・・・と思いながら、歩いていたのですが、それでもやっぱりゴミがポイ捨てされていて、ビニール傘4本くらい置き去りにされていたり。日常清掃をされている方もお見受けするのですが、それだけではフォローしきれないということなんですね。きっと。ごみ拾いの活動をすると、また、違った角度からも地域社会のことを考えることができ、貴重であることを再認識。関わる人を増やしたいものです。

「食べる」を考えることから@消費生活フォーラム&エコ・フェスタ

この週末は市内各地域でもいろいろな催しが行われたようです。活気が出てくるというか、私は人々が「行き交う」ということがとても大切だと思っているので、新型コロナウイルス感染が拡大しているようですが、行動制限はしないとする方針に抗う必要はないのだろうと考えております。

さて、エコフェスタ・消費生活フォーラムがベルブ永山で開催されていて、「学校給食の材料有機化の現況」について安田節子さんのお話しを伺ってきました。食の安全などに関連し、著書を読んだことはあるのですが、直接お話を伺うのは初めてでしたが、「学校給食の食材を変えていく」ことのインバクトってあるなあと思う一方で…「センター方式では難しい」ということもズバリ指摘をされてしまって、チーンと気持ちは沈んでしまったのですが。要するに、「オーガニック給食」の食材は地域で賄っていくという考え方が軸になっていて、大量生産型のセンター方式となると、やっぱり、量の確保が難しいということですね。

地産地消の観点からも、学校給食に地場野菜をできる限り取り入れること等など、もちろん今までも議会からの提案は幾度となく行われていますが、「5,000食分」の食材ともなると、ハードルが高いのも現実。それでも、昔よりは地域の農家の皆さんとの連携など、視点は持ち続け、最大限の努力はしているのが現状です。

千葉県のいすみ市が学校給食のご飯を無農薬無化学肥料の有機米100%に切り替えたことはあまりにも有名ですが、多摩市内で考えると水田が豊かにあるわけでなく、地域事情ももちろんあるのかなと思いますが…でも、学校給食のご飯に注目をし、「お米を守る」という視点を持ちながら、より安全でおいしいご飯を子どもたちに食べてもらいたいなあ‥‥と私も思います。

多摩市の場合も学校給食のパンは国産小麦100%ではなく、保護者の中でも話題になっていることの一つです。一応、多摩市の学校給食の食材にも取り扱い基準では、「基本的に、国内産原料、国内生産のもの」とは書いてありますが、パンなどは海外産小麦を使用していても国内生産のものになるわけで…。

海外産小麦の残留農薬問題は大っぴらに知らされるようなことがないのですが、「国産小麦100%」という表記がない限りは、気軽に手軽に購入しているあらゆる小麦粉製品…残留農薬があることを前提に食した方がいいとも言われていますが、安田さんもそのことを指摘されていました。グリホサート…ですね。海外では禁止されるなど、使われなくなっているのですが、日本は…?と言われています。とかく、日本の農薬基準は緩すぎることも一般的にはあまり知られていないように思いますが、世界の流れと逆行している日本の状況…というのは、まさに、今の新型コロナ禍で海外はマスクはしていない、子どもたちがワクチン接種をするのは推奨していない…とにも関わず、国内ではマスク着用、子どもたちにもワクチン接種を勧奨しているという事態にも重なって見えてしまうのは私だけでしょうか。

私たちにとって「食べる」はとても大切なことですし、「いのち」をつなげていくために必要不可欠なこと。つないでいくために、私たちに問われる選択…「何を食べるの?」「どんなものを食べるの?」…とても大切なこと。「健康にある」ということの意味、「身体が資本」ということの意味、もっと私たちは真剣に考えることが求められていると思います。

今回、市民の方から「教育施設においてゲノム編集トマトの苗を受け取らないことを求める陳情」が提出されていて、子ども教育常任委員会で審査される予定です。同じ内容の陳情が教育委員会にも提出されていて、採択されたなかったと聞いたので、ちょっと驚いていますが。国が「大丈夫」とお墨付きを与えているトマトの苗を否定するような行為は避けたいという意図なのかもしれませんが…。「受け取らない」と姿勢を示している自治体もあるようですが、きっぱりと「受け取らない」と回答することは難しいのでしょうか。どうやら、学校長の判断、裁量の中で決めていくこと…とする意見もあるようですが、それはまた、市教委と学校長との間で責任を押し付け合っているような気もしますね。私も、私の所属するフェアな市政でも、今のうちから「受け取りません」と示しておきたいところですが、議会全体の判断は…。

 

実は、安田節子さんの講演会…市の消費者行政に関係している職員さんはお見掛けしませんでしたが、阿部市長が参加されていまして…私としてはうれしかったですね。市長も心の中では「オーガニック給食」に想いはあるのではないかしら?と思ったのは、外れていないと感じております。できるところから…を考えるとき、お米どころと産地提携をしてみるとか、そんな取り組みは出来そうですね。私は産地提携の仕組みは多摩市の「食政策」を考えるうえでも大事な視点だと思っています。

 

それから、安田さんが「アニマルウェルフェア」についても言及されていました。どうして卵があんなに安いのかも考えてみる必要がありますね。「どんな卵を食べたいか」「どんな卵を選ぶのか」…平飼いの卵は高価ですから、1個がとても貴重ですし、大切の食べなければと思うのですが、エサも含めて、鶏の暮らし方は「卵」に表れている気がします。「食」から自分たちの暮らしそのものを見つめ直すことは「環境問題」への向き合い方も変える…につながっていく。消費生活フォーラムとエコ・フェスタが合同で開催されることの意義をさらに醸し出せるようにしていきたいものです。