穏やかに年末を迎えています。

平成から始まって、令和で終わる。一年間を振り返りつつ、まあ、いろんなことあったなあと思いますが、ただ、私の場合、「後悔先に立たず」にはならないようにと心がけているので、反省することも多々あるわけですが、それもそれで良し…と次に進んできたことは間違いなし。モンブランケーキは今年も私のご褒美スィーツとなりました。

また、来年も雨が降らない限りは、多摩市内の各駅にて朝の街宣活動継続したいと思っています。「フェアな市政」って何なの?といまだに言われることもありますが、私の所属している会派の名前ですが、この字面だけでもいいので、少しでも地域に定着するといいなあと思っています。

そんなことで年末を迎え、あいさつ回りや忘年会などといろいろスケジュールを立てておりましたが、もともと弱い扁桃腺がすっかりやられてしまいまして、発熱、声が出ない、聞きづらいハスキー声を経て、ようやく大晦日までたどり着いています。しかし、喉の奥のほうから出てくる咳が出始めると止まりません。年明けに備えた休養と自分に言い訳しています。

マンションのエントランスもいつのまにかクリスマスからお正月にと変わっていました。あっという間の大晦日ですね。明日からの2020年に備えて、来年の目標でも考える一日にしようかと思っております。

今年は4月に改選があり、私の議員活動も18年が経過するという…「長くなったな」と思います。多摩市に住んでからも34年にもなっていることも「考えてもみなかったなあ」とも思ったりもします。これから私たちが向き合わなければならない社会、世の中がどうなっていくのか…残念ながらワクワク感を持てずにいるわけですが、一日一善というか、一日一日をていねいに過ごすことをまずは心がけながら過ごしたいものです。

本年も多くの皆様に助けられ、支えられた一年でした。ありがとうございました。これからも、ひとかけらの希望であっても見失わずに前に進んでいけるよう努力を重ねていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。

クリスマス過ぎ。

 

先週末、12月定例会が終わり、一気に年末モードに入っております…とはいえ、「議会が終わってから」ということで、いくつか市民からの相談事というのか、相談をしたいと持ちかけられたりしていることがあり、お話をさせていただいたりしつつ過ごしております。

会派で継続している朝の活動報告も…しらた満議員と二人で細々とやっていますが、今週は締めくくりの一週間ということで、月曜日からいつも通りに実施中。

その合間に、クリスマスがやってきて、一応、クリスマスらしくケーキをいただいたりして、そして、さっさとクリスマスの飾りまで片づけてしまいました。

クリスマスらしいといえば、11月に諏訪商店街の一角にオープンした「カフェ・リバティ」にて、ハーモニークラブの会議と一年の締めくくりの会があり、まあるいケーキをいただきました。やっぱりクリスマスケーキはいちごとサンタクロースがのっているケーキが良いですね。

「カフェ・リバティ」については知る人ぞ知る…ということで、まだまだ宣伝不足かもしれませんが、地域の子ども子育て拠点として開設された場所。ここに、立ち上げからずっと関わってきたハーモニークラブが、毎週火曜日に宿題カフェ、子どもたちの居場所をオープンしました。今のところ、私は手話講習会と重なっているので、火曜日の活動には参加できていませんが、すでにレギュラーメンバーというのか、毎週火曜日を心待ちにしている子ども、ご家庭もあるとのことです。保護者の方のお仕事の都合で遅くまで自宅で独りぼっちという子どもも少なくないことを思えば、週に1回であっても、家庭学習のフォローをし、夕ごはんも提供する場所というのはありがたいのではないかと思います。ニーズがあり、今はその掘り起こしをしつつあるといえるかもしれませんね。

しかし、まだ始まったばかり。子どもたちの放課後を支える場所のひとつとして、地域に根差し、定着できるように、そしてなくてはならない拠点にしていきたいなあと思います。じっくりと時間をかけ、地域に浸透していけばいいなと思っていますが、しかし、その前にやっぱり資金をどう確保していくのか、ここには苦労しそうです。資金をどうするのかが最大の課題とも言えそう。資金が調達できずにおしまい…にならないようにしたいものですが…どうなるやら。

子どもたちには等しく育つ権利がある。すべての子どもたちが自分をあきらめることなく成長していけるような社会にしていきたいと思います。そのための居場所の一つとして、子どもたちを励まし、子どもたちと一緒に私たち大人も成長していけるような場所になるといいなあ、拠点にしたいなあと個人的にはそう思っています。

そんなことで今年もクリスマスはおしまい。遅れ遅れになっている私の市議会レポート「ほうれんそう」も作成しないといけないし、年賀状も書かないといけない。今年の年末はゆっくりだらりと過ごしたいと思ったりしていますが、そういうわけにもいかないか…。いずれにせよ、まずは穏やかなる年末年始を迎えることができますように…と願うのでした。最近は地震も起こりやすい気がしているので、なんとなく心配。

12月議会が閉会。

 

みんな来てね!…と呼びかけるハーモニーカフェですが、チラシを配布してすぐに予約で満席になってしまうという…大人気のクリスマスメニューです。写真はパンが1個ですが、ロールパンは2個ずつです。こばと第一保育園の調理室の皆さんが心を込めてつくってくださる身も心も温まるおいしいごはん。そして、今日はお待ちかねのサンタクロース登場に大盛り上がりでした!

そういえば、この赤い衣装というのはスリムすぎる体格には似合わないような気がします。サンタクロースのイメージはやっぱり、ふくよかな感じ?・・・見た目大事です。

そんなことで、我が家…突然、インターネットが接続できなくなり、不具合の原因がどうやらルーターにある模様。定例会最終日を控えて、何てこと!…とバタバタしてし、最後はあきらめて、朝を迎えました。

特に、議論が二分するような内容はなかったものの、子ども教育常任委員会で話題になっていた総合体育館等の指定管理者選定に関わるレストランの今後については、はっきり言う言わないは別にしても、「現状存続では困る」とする意見を主張していたように思います。みんなが利用したくなるレストランにすること、総合体育館を利用しなくても足を運んでみたくなるようなレストランになるのが理想ですが…そこは、指定管理者の運営の工夫に寄るところ、その責任が重たくなっていくでしょうね。今までは市で行っていたものを、今度は指定管理者に任せたところで、「何も変わらない」ではないことを期待します。

ところで、今日、多摩東公園の改修工事に関連し、一部工事手法を変更したために工事費用の増額が必要になったそうで、契約変更についての議案が提出されました。その提案説明の中で「現地と図面に相違があり…」という文言が気になり、思わず質疑をしてしまいました。工事の図面が現地の状況と違うなんてことあるのでしょうか?…一体どういうこと?と思ったので。

質疑で確認し、わかったことは、実は多摩市にとってはかなり深刻なことでは?と感じられるようなことでした。もう少し状況なりヒアリングしないといけないと思いますし、こういうことはよくあることと片づけられることなのかもよくわかりません。でも、ちょっとびっくりしたことなので記録としてメモ。

…というのも、現UR(かつて多摩ニュータウンをばりばり開発してきた日本住宅公団)から公園を引き継ぐ際に一部の図面を引き継げていなかった…というのです。「部分的にないものがある」んだとか。これから、ニュータウン地域、公園などなど次々と大規模改修時期に入ってくるわけですが…改修工事を進めるにあたって、やはり、その基礎資料としての図面などは必要不可欠で、本来、ちゃんと保存されるべき文書類とも言えます。にも関わらず、今回のように「部分的にないものがある」というのです。引継ぎした資料などは適切に保管されているようなので、つまりは、引継ぎの段階で、必要なものをすべて引継ぎしていなかった…ということになりますね。すでに引継ぎ完了になっている案件でって、URに資料がまだ残っているなんてこともあるのか?…そこも、よくわからないのですが、いずれにせよ、ふたを開けてみれば…というのか、今後も、今回のように「実際に工事をしてみたら…」…と今回同様なことは起こりうる可能性はあるそうです。担当課でも認識はしている様子…危惧しているということですね。

これ、過去に遡り、引継ぎ書類が不足していたことなどなど責任を問うたところで、何の解決策も生み出されないと思うので(今の担当者に問い質しても、「無いものは無い」としか言いようがなく、どうしようもない話)、質疑をして、一通り、納得をし、議案については反対はしませんでしたが、しかし、こういうことって…適切な表現かどうかわかりませんが…‛杜撰’という言葉を思い浮かべざるを得ないわけで。信じられないな…って肩を落とすしかない感じ。ま、とにかく、その場その場で最善策を講ずるしかないにせよ、しかし、困った事態に置かれた職員さんたちの状況が少し垣間見えた気もしますし、私も現況を少しは理解できたのでまあ、良しとするか…ということですね。

最終日、滞りなく終えることができて、ほっと一息ついています。今年もあと10日間ほどで終わってしまうなんて。早いっ。とにかく時間が経つのが早すぎる。

 

サンタクロースの季節。

いいですね。サンタクロース。プレゼントが白い大きな袋に入って、子どもたちが笑顔でサンタクロースのまわりに集まってくる風景は今も昔も変わらず。私の中ではカーネルおじさんが赤い服を着用し始めると、ウキウキするというのか、ワクワクするというのか、クリスマスを感じていたというのが子どものころだったかもしれません。

今日は市議会では議会運営委員会が開催されていましたが、私は委員会のメンバーではないので、マイスケジュールにて一日を過ごしました。娘の中学校の合唱祭にも最初から最後までちゃんといれたのははじめてということで、自分なりに完璧なる保護者!になった気分。これで一応、親としての面目保てるかなあというところかもしれません。

明日は議会は休会。明後日最終日に向けて、委員長報告を書いたり、あと諸々雑用仕事をして過ごすつもりです。そして、大掃除はもちろんなのですが、年末年始のやることリストを書きだしてみようかと思っています。

そして、これが届いたので、さっさと書いて、提出しちゃわないと。そして、明日は、駅前のスーパーが恒例の「9」のつく日のセールだから、買い出しにもいかなければいけない。やっぱり、師走。

手話講習会も冬休み!

あちこちのカフェへ行くたびに、ケーキコーナーをのぞいては、やはり選ぶのはモンブランですね。こちらは、とある場所にて。ちょっとした飾りつけなどが違うと、味わい方もかわるような気もしますが、クリスマス風かなと思っております。

市議会は今日は代表者会議でした。ちょうど、その時間に会派の控室で作業をしておりましたが、年明けに向けての準備などなど、頭に入れておかねばと思います。新年明ければ、すぐに次年度予算があり、3月の定例会に向けて準備…と始まると、ホント、あっという間です。

今日は手話講習会も冬休み前最後でした。ゲストの方お二人をお招きし、交流会でした。手話を使いこなすなんて言うのはまだまだ先の先の先のこと。読み取りも難しければ、手話で表現をして伝えるというのもとても難しい。「せっかくの機会だから、何か質問を…」と促されたところで、思いはあっても表現として出てこないという…。

改めて認識させられたのは、手話が禁止されていた時代があったということ。手話が「手真似」と言われていた時代があり、それはそれは厳しく口話教育が行われていたこと。聾者に音を教え込むために、想像を絶するようなことが行われていたようです。もちろん、人権侵害です。どんな風に「音」を取得したのか、生まれた時から全く聞こえなかった方にとっては思い出したくもない過去ではないのかなと想像したりします。手話は母語…と言われます。私にとっての「日本語」と同じようなもの。突然「日本語使用禁止」になったなら、私たちはどうするのか。その状態を想像すれば、どんな状況であったのか少しは理解できると思います。コミュニケーション手段として、それからもう一つは言語としての手話を学ぶという意義を心に留めておくことが大事ではないかと感じています。

ところで、手話講習会ですが、やはり受講生からは「たくさんの人に受講してもらうためには、受講しやすい環境を整えることが大事ではないか?」という声が出ています。特に講座開催の場所ですね。中級講座以上になると開催場所が唐木田の総合福祉センターになるため、通いづらいというのはわかる気もします。とりあえず、私は…ちゃんと修了できるようにと欠席しないようにだけは頑張っておりますが、ここから上級講座に行くかどうかというのは、迷い中。ちょっとずつちょっとずつやればいいということで励まされるわけですが、とにかく使わないと忘れてしまうので、冬休み中にゼロ・リセットにならぬよう…今までサボっていた分、少しの努力をしてみようかと思っています。

今週はじまり。そして、今週の終わりに向け。

今日は市議会は子ども教育常任委員会が開催されました。そしてまた、今日は議会だよりの編集会議があり、出席してきました。12月定例会のことを記事にした議会だよりは2月5日に発行予定。それに向けた準備…なのですが、その次の号の見越しつつ、今後の紙面内容をどうするかについてもちょっぴり話が及びました。

ところで、新聞折込形式から、全戸ポスティングという形式に配布方法を変更し、議会だよりの認知度はどのくらいアップしたのかなあ?そしてまた、掲載内容などレイアウト変更も含めての市民の皆さんからの評価の声…聴いたみたいなあ。議員個々人は時折、いろんな評判を耳にしているかもしれませんが、議会としては把握しているとはいいがたい状況なので…調査してみたい!と思うものです。

最近個人的に気にしていた話題のひとつは…沖縄県の石垣市議会で自治基本条例を廃止条例案が提案されることになったとのニュース。本日採決が行われた模様。ちょっと見守っていたので、賛成多数で否決されたという結果を知って、ちょっと胸をなでおろしました。もし、これが可決されたなら、全国自治体への波及効果というのか、インパクトは大きかっただろうと思います。採決結果「賛成10×反対11」という緊迫状況を察するわけですが、今回の条例廃止に至る経過には、陸上自衛隊配備問題があるようですね。陸上自衛隊配備の可否について住民投票を求める会のホームページを見れば背景が垣間見えると思います。どうやら自治基本条例に基づいた住民投票の実施義務を市長が果たしていないところに要因があるようにお見受けします。いずれにせよ、この間の経緯を踏まえての、今回の結論が最新なので、改めて市長にも次なる誠実な対応が求められるでしょうね。

一方、武蔵野市議会では自治基本条例が上程されているようですね。今まで、武蔵野市に自治基本条例がなかったことに若干驚きました。パブリックコメントに出した素案を拝見して、特徴的だなあと思ったのは、「第9章 平和及び国際交流」ですね。「市は、世界連邦宣言及び非核都市宣言の理念に基づき、戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に語り継いでいくとともに、恒久平和の実現を目指した活動を展開することで、国際社会との交流及び連携並びに世界の人々との相互理解を推進するよう努めなければなりません。」と条文を設けるようです。条文の解説から読み取れることは、「海外6都市と友好関係を結び、積極的な交流を行っています。」ということでもあるのですが…。多摩市の場合には海外都市との友好関係がないことにも気が付くわけですが、いずれにせよ、こうした条文を盛り込むという感性がいいなあと思います。

さて、今週もいつもどおりに永山駅からのスタートは相変わらず。そして、今週は金曜日に定例会も本会議最終日となります。最終日に向けて、委員長報告の作成なども含めて準備をしないといけないなーと思っているところ。しかし、足元が冷えるわぁ。とにかくインフルエンザに負けないで過ごせる冬にしたいものです。

生活環境常任委員会でした。

クリスマスだなあと思う一方で、お正月向けの飾り物など店頭に並ぶようになってきましたね。今日は、生活環境常任委員会でした。委員会を担当するのは今年の4月に入庁した新人職員さんなのですが、とても気が利き、何しろ仕事が早い。今日も、委員会で現地視察している様子をその場からすぐにアップしてくれました。

SNSの活用はリアルタイムで発信することとが大切。正直、こうしてスムーズにというか、私たち議員の想いを受けたリアルタイム発信に対応してくれる職員さんは何人いるかな…という状況なので、「すごい、もう更新されている。」と気がついた私たち議員は、新人職員さんの活動ぶりに心底感心していたのでした。

今日の日程については、こちらも近頃は…。

というかたちで告知がなされています。多摩市議会の場合は、協議会についてもすべてインターネット中継で発信されているので、市民も議員と同じように情報を得ることが可能とも言えます。他市の議会では協議会についてはクローズになっているところも多く、その意味では、多摩市議会の情報発信度合いというのか、あわせて、多摩市政の情報公開度というのはかなり高いのではないか?とも思うのでした。

本日審査した案件は全て全員一致で可決しています。特に議論が分かれるような内容はなく、法改正に伴う条例の文言改正などが主だったので。

ただ、多摩東公園の指定管理者の指定については、いくつか意見が出されましたね。学識経験者や市民もメンバーになった選考委員会により選ばれたという事業者グループが来年度から新たに指定されることになりましたが…。ちなみに審査結果についての報告書はこちら。そして審査経過について議事録というよりは、要点録はこちらから…。審査結果の報告書と共に要点録も読んでおりまして、特に気になったのは、第3回のまとめのところに掲載されていた【意見総括】ですね。

「審査は、地域性よりも公共施設としての安定性、管理運営の確実性を重視した。最上位団体は、地域貢献については課題として認識し、レストラン等の利用者の満足度向上についての点は留意いただきたい。2位以降となった団体は、スポーツの分野をアピールしていたが、現行の事業をフォローする提案や公園全体を活かすような提案が十分ではなく、また、構成団体間の協力体制に不安を感じる面があった。プレゼンテーションの内容や資料の作り方は結果に直結しておらず、全体を評価した結果である。」

ということです。今回は2事業者(両方ともグループを構成している)が応募していましたが、最終報告書の「地域貢献」という評価点では、選ばれなかったほうの事業者グループのほうが評価点が高い。今日の委員会では、選ばれたグループを構成している事業者は全て市外が拠点であることも指摘されていましたが、災害時などの時にはどうするのか?について「市外からかけつけます」となりそうですね。最近は災害対応という視点も欠かせないので、議会ではその在り方を良しとするかどうかについて、首をやや傾げざるを得ない面もあるにはありましたが。

ちなみに…と言いますか、個人的にはどのような提案がなされたのか、選ばれた事業者の提案内容を把握しておきたいですね。なぜなら、今後、その提案通りにしっかりと取り組めているかどうかなど評価をしていく責任は指定管理者を指定した議会の責任にもつながると思うからです。これは、ここに限らず、他の指定管理者の指定についても言えることですが、選考委員会などさまざまな選考過程を経て選ばれているとはいえ、それでも最後、やっぱり税金の支出を認めるかどうか…ここにある議会の役割や責任の重たさがあり、それを果たしていくために必要な情報の共有がもっと必要ではないかと感じる場面は大きいです。

今日は委員長でしたので、進行するだけの役割。とりあえず円滑に議事進行が進んでホッとしている感じです。市議会も来週の金曜日が本会議で最終日を迎えます。そうすると一気にクリスマス、大晦日、そしてお正月…と、トントントンって進んでいきそうです。

多様性を言うなら、いろんな学校があっていい。

 

子ども権利条約についての勉強会。今日は「誰もとりこぼさない教育を考える」をテーマに、スマイルファクトリーの白井智子さんの講演があるというので足を運んできました。

大阪府池田市にあるスマイルファクトリー。公設民営のフリースクールです。ちょうど2年ほど前、子ども教育常任委員会の視察でお伺いしたところ。その時にも白井さんにお目にかかり、いろいろお話を伺い、「多摩市にも欲しい。あったらいい。つくりたい。」と思う場所でした。

小中学生の不登校は全国で16万人を超えているわけで、多摩市の人口よりも多い。文部科学省もついに…フリースクールの存在を認め、「既存の学校に行くことだけがすべて」という考え方からシフトチェンジをしたのです。別の言い方をすれば、文科省が「私たちでは手に負えない」と表明したとも言えますし、ギブアップしてしまったとも捉えることができます。フリースクールに対しても完全無視という態度を変えざるを得ない状況と向き合うようになったともいえるかもしれません。紛れもなく、公設民営という当時の池田市長の先見性、リーダーシップにより開設されたスマイルファクトリーは文科省にとってもモデルになるような学校であり、既存学校では対応しきれなかった多様性のある子どもたちを受け止めることのできる学校でもあるのです。

もちろん、その分、予算は必要ですし、白井さんもかなりのご努力をされています。池田市からの収入は約2千万とのことですが、しかし、年間必要な経費は約5千万円。寄附などを募ったとしても、毎年2千万円ほどは赤字になっているとのことでした。そこはスマイルファクトリーを運営する白井さんがたちあげたNPOトイボックスのほかの事業などからの収入で賄っているのかもしれませんね。財政的なことは詳しくは伺えなかったのですが、なかなか厳しいやりくりの中、子どもたち一人ひとりにしっかり向き合うことのできる人材の確保など手厚い体制を整えるために工夫をしているようでした。

多様性。

思い出すのは「みんな違って、みんないい」ということですね。金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」の一節。子どもたちはこのフレーズを暗唱させられるくらいにまで教え込まれているようなところもあります。しかし、子どもたちに「大切な考え方」として指導している学校は、そのことを実感できるような環境になっているでしょうか?指導している先生が…というより、子どもたちの過ごしている学校、そこで行われているプログラムの大半は多様性が認められていることを実感できるようなものになっていないように思います。正直、子どもは、「大人のご都合」を直感的にかぎ分けているのではないのか?と思うのですね。

実は、今日の昼間に、別の場所でもそんなことを話題にしていたのですが、その会話と重なるかのように、私が尊敬している林大介さんからも「子どもの権利条約に関する話題提供」としても同様の指定があり、驚いたのでした。

子どもの権利条約。なかなか日本では受け止められているようで受け止められていない。理解の広がりが今一歩だなと思いますし、子どもの権利条例の必要性などを訴える議員に対する多摩市の考え方についても本質が理解されていないんだなあ…きっと…とがっかりさせられるわけですが、やっぱり、有権者ではないけれど「主権者である」子どもの存在に目を向けることができる感性というのかセンスというのは政治を担う私たちにも試されそうですね。

そんなわけで、私たちも「学ぶ」ということが大事ですね。「権利とは何か」とか、そんな小難しいことをいちいち論じたりするのは煩わしいとかめんどくさいとか…そう言われたこともありますが、やっぱり、私たちが軸足をどこに置くのか、物事をどのような立ち位置から捉えるのか…確認をしていったり、自分自身の感覚やら感性を磨いていくためには常に学んでいなければならないとも思います。

久しぶりに、「子どもの権利条約」のことを学び、復習の大切さを知ったひとときでもありました。そして、白井さんのフリースクールでの取り組みを伺い、「徹底的にハラスメントをなくす」という姿勢こそが重要であることも学びました。今は学校内、先生同士でのハラスメントなども話題に上っているわけですし、そういうことって実は少なくないのかな?と思えたりもするので。むしろ、先生たちが伸びやかさを持ち、子どもたちに向け合えていれば、こんなにも不登校の子どもたち、増加しないのではないか?…と素人考えでは思う今日この頃。多摩市の実情もしっかりと捉えつつ、子どもたちのためのより良い環境づくりにさらに力を注がねばと思ったのでした。いろんなタイプの学校というのか、子どもたちが足を運ぶことのできる学びの場があること、その選択肢を増やせるかどうか…ここがキモになりそうです。

キャンドルヨガ@妙櫻寺

 

南野にある妙櫻寺で開催されているヨガ。今日は夕刻からのキャンドルヨガでしたので、久しぶりに参加。

  

地域でも活躍をされているインストラクターの千葉有季さんによる指導です。近頃、ランニングともすっかりご無沙汰し、身体がゴチゴチですので、75分間は私にとってはあるいみ修行。お寺の本堂という非日常な場所、その空気感にも圧倒されるのですが、いろんなものに見守られながら…有季さんのガイドにただただ耳を傾け、言われた通りに身体を動かしてみる…。

もちろん、そんなに簡単にできるわけではなく、ただ、真っ暗な中ですので、他の人からの眼がそれほど気にならず、「なんか、おかしいんじゃないか?」とか心の中で思いながら、あちこち伸ばしたり縮めたりとしておりました。

今回のプログラムはヨガですっかりと体をほぐした後の時間、30分ほど妙櫻寺の若き住職さんより読経があり、その声を空の向こうのほうで聞いている感覚にもなり、とても心地よい時間を過ごすことができました。筋肉痛の心配をしつつ、今日一日の締めくくりでした。

さて、妙櫻寺さんでは…御朱印が大人気なんです。恐るべし、3時間…4時間待ちなんですよね。なんと、御朱印目当てにて、全国から人が訪れているという…びっくりですね。季節ごとに…というか、月ごとにデザインが変わっていくというのも注目ポイント。人気殺到中らしいです。実際、昨日は「御朱印」もいただきたい…というオーダーをお持ちの参加者さんおられましたが、「初めて多摩センターに降り立った。埼玉から来たんです!」とのことでした。

知る人ぞ知る人気スポットになっているようです。さすが、平成生まれの住職さんですので、インスタなどでも発信をされていて、届く人のアンテナにはしっかりと情報が引っかかっているようです。若き住職さんから修行のエピソードなどを伺うわけですが、3か月の鍛錬にて「20キロ減量」してしまうそうです。自然にです…。「お米1粒でも食べたい」という気持ちが沸くほど…とのこと。そんな心境になるまでの修行ですから、やはり精神力が試されますし、(もっと修行をやらねばと思っているそうですが)そのくらいのことにしっかりと耐えることができなければ務まらないということなんでしょう。私の想像を絶する厳しさがあるんだろうなあと。

そんなわけで、お寺のヨガ、おすすめです。やっぱり、「場所」によって、自分自身が吸収できるものというのか、感じられるものというのか、心に入ってくるものが異なる気がしますので。来月もキャンドルヨガもやると聞いています。ぜひ、ご一緒しましょう!

閑話休題。「らん」の紹介。

 

今日は本会議がお休みになり、思ってもみない休日?…と言っても、他にもいろいろやることもあるので、事務作業含めてこなすことができてよかった。夕刻からはいつもどおりの手話講習会に出かけました。総合福祉センターの入り口にもクリスマスツリー。年の瀬迫っているのだなあとますます思います。

さて、過日、社会福祉協議会の馬引沢・諏訪地区のまちづくり委員会主催でまち歩きに行ってきました。今年で3回目。今回、訪問したお店の紹介です。

お寿司屋さん「らん」。私が昔々にアルバイトをしていたパン屋さんの隣にあります。今年の6月に開店したばかりのお店。

店構え的に、気にはなるけれど、なかなか中には入れない…という感じ。「ちょっと、値が張る」という噂も。

ということでしたが、訪問してみますと、私よりもちょっとだけ年上の大将というのか、親方さん。ランチ「特製ばらちらし」は1500円で採算度外視です…というお話でしたが、写真を見る限りでも、これは絶対に食べに来なくちゃ!と思います。海苔へのこだわり、お醤油へのこだわり、わさびへのこだわり…いろいろとこだわりについても聞いて、そのうえ、玉子焼きをいただき、佐渡のぶりで小さめのにぎり…まで「ぜひ、召し上がってください」とサービスしていただき…恐縮。

 

お父上も寿司職人さんだったということで、18歳のときから修業の道へ…その後、多摩市内でも見習いをされていたこともあるらしく、ご縁がある様子。馬引沢の通りには「食べるところが少ない」と思ったので、この場所を選んだと話をされていました。口コミでじわりじわりとお客様の輪を広げているところとのこと。

ちなみに、ランチを始めたきっかけは、来年開催のオリンピックもあるし、何かやれないかなあ…と思ったからとも伺いました。まだ、今はお店を切り盛りするだけで精いっぱいなので…ということでしたが、地域への協力など積極的にしていきたいというお話もされていました。ぜひ、お見知りおきを!

お魚さばきを見せてもらうというのが目的だったのに、訪問した私を含む4名は、すっかり、おいしさにも魅了されてしまったのでした。