年度末!お世話になりました。

今日も会派で集まりました。年度末ということで、議会事務局で退職を迎える職員さんがおられますのでお礼を伝えました。一度定年退職を迎えられてからも引き続き、再任用職員さんとして議会事務局を支えてくださった方は、実は、私の会派では折戸議員、しらた議員、そして私…3人が議長職にあった時代からずっと見守ってくださった方。振り返れば、いろいろなことがあったなと思います。政務活動費のことについては職人芸のように、領収書をチェックしてくださり、ある意味、嗅ぎ分けてくださるような感じ。ルールに基づいた支出、あるいは「ちょっと、これ…」と思うものについては、必ず…指摘をしてくださるので随分と助けられた部分もあります。そして、もう一方、女性としてははじめて事務局の次長職に就任された方ではないかなって思いますが、3年間、議会事務局長を支えつつ、局内のムードメーカーとしても活躍してくださった次長は勧奨退職…。ここはちょっと残念な感じもありますが、人生それぞれの選択があり。退職をされてから始まる…明日からの生活。お二方には新たな道を何よりも健康第一で歩んでいただきたいなと。そんな思いを込めて、会派で感謝の気持ちをお伝えしたというわけです。

その後、野暮用を経て、都庁へ。政治団体の収支報告書の提出へ。受付を済ませる時には、ガードマンさんにピピっと耳の検温をされ「はい、大丈夫です。いってらっしゃい!」と言われまして、なぜかホッとしました。訂正箇所もなく速やかに提出を終えて、家に帰り着いて「よかった」と脱力。外出するにも電車に乗るのにはいつも以上に緊張してしまいました。とかく危機意識が薄すぎるのではないか?とも指摘される中ですから、ちょっとした外出をも気を付けて…と思っているのですが、本人元気で自覚症状がなくとも…という場合もありそうですね。

どうやら東京も都立学校については新学期が連休明けになるらしいという情報があり、明日発表するということでしたが、発表する前にすでに一部報道機関が記事にしていましたね。ネットニュースで配信されてきたときには驚きました。おそらく多摩市教育委員会としても新学期に向けた方針を急いで準備することとなるでしょう。小中学校はもちろんですが、高校はどうなるのか?そしてまた私立の学校はどうなっていくのか…東京大学もすべての授業をオンライン化することを発表したようですね。

今後の行方がどうなっていくのか。先立つ不安はありながら、でも、今、できることを少しずつ重ねていく。やっぱりこれしかないのかな。明日から年度の切り替え。私も新たな気持ちでスタートです。

経済観光課より、事業者の皆さんへ。

びっくりするような雪が降りましたね。そんな週明け…ついつい先日までは今日が一般質問の順番だな…と思っていたり、今日から朝の駅頭街宣活動を再スタートしなくちゃ!…と思っていたのですが、状況は一変。生活リズムというのか、調子が狂うというのか…在宅ワーク中心に対応していくしかないなあと。

さて、先週末のブログで新型コロナウイルス感染症に関連して、気になるところで、市の情報をまとめてみましたが、今日の情報提供によれば、市内の中小事業者に対して、市内事業者に送付した資料の一部がわかりやすかったので、ここにシェアしておきます。多摩市のホームページでもトップページから「緊急情報」として関連情報が掲載されていますが、欲しい情報の探しにくさがあるかなあという印象です。

そんな中、経済観光課が事業者の皆様に向けて送付したパンフレット類とは別に、新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者への融資メニューとしてまとめてくださったよう。とても見やすいですし、他市の方にも参考になると思います。こうした情報提供は助かります。ありがとうございます!

私も引き続き、情報などチェックしつつ、特に市から発信される情報で「これは!」と思うものについては引き続き、ブログでもシェアしていきたいと思います。イベントなども対応については随時更新されています。中止が決定しているものもあれば、細心の注意を払いながら、実施されるものもあるようです。

「緊急事態宣言」という情報もあり、そのくらい厳しい状況にあることを受け止めながら、心の準備をしておかねばと思っています。病院などで必要なマスクなども不足しているという情報も入ってきます。心配です。とにかく一人ひとりが気をつけること。市長が3月25日付のメッセージで「一人ひとりが、『正当にこわがり』ながら、活動することで、免疫力を低下させないようにすることも重要です。」と述べておられますが、ずっと家にこもりがちで、外出もせずにいると、気が滅入って…免疫力を低下させやすくなるのではないかと思えてきます…でも、そんなことは言っていられず、気力!…そして、買い物には行ってもよいということで、ちょっとの外出がなんとありがたいことなのかと認識させられた週末でもありました。

今日は会派でも集まり、議会だよりの原稿をまとめるための意見交換などをして過ごし、午後は明日までに提出をしなければならない政治団体の収支報告書の作成、確定申告をするための書類の作成をしていて、あっという間に時間が過ぎゆきました。大した事務作業ではないのですが、間違いのないように一つひとつ確認をしながら、ようやく仕上がりました。また、お一人暮らしの高齢者など、外出自粛のために、「人と話す機会がなくなってしまう」になるとちょっと大変かなと。なので、気になる先に安否確認がてらの電話をかけてみること…これは在宅でもできることですね。やっぱり、「誰かと話をする」って大切だなということも痛感。

明日は年度末。政治団体の収支報告書だけは都庁にある選挙管理委員会に届けに行かねばならない…。

新型コロナウイルス感染症。市の情報。気になるところで、まとめてみました。

新型コロナウイルスの感染対応。市長も改めてメッセージを発信しています。これは、昨日の本会議の最後で市長から述べられた行政報告として述べられたものです。行政報告であっても、議会での発言というのはやっぱり市民に向けて述べられているものだと思います。要は、議会で行われているさまざまなやりとり、行政の答弁というのは一見、議員に向けた返答とも受け止められがちですが、「市民に向けての回答」であって、議員を通して市民に向けて述べられているものとイコールとも言えるのです。

さて、これからどうなるのか?多摩市には感染者がいないのか?公共施設は今後、いつになったら使えるようになるのか?育休明けで保育園に通う予定になっているけれど、自粛したい場合にはどうしたらいいのか?…いろいろな問い合わせをいただいています。

ついついさっきまでは…ぐらいの感じで、公共施設も徐々に開館させていく方向で。したが、都知事会見によって当たり前ですが急転換で流れは変わり、4月12日まで原則すべての公共施設は閉鎖(公共施設の情報)となりました。屋外のスポーツ施設など、先週末はようやく使用できて、身体を動かせてよかった…なんて声を聴いたばかりでしたが、この状態ですから、とにかく「大丈夫」という言葉を封じ込めて、穏やかな週末と乗り切ってほしいと思うばかりです。ただ、本当に、休み疲れというのか、時間をやり過ごしていくというのはなかなか大変なことでもあり、心配だなあと感じているいくつかのこともあります。

新型コロナウイルス感染拡大の影響による中止・延期、公共施設の休館情報

また、数名の方より問い合わせをいただいていた保育園入所と育休延長の件。これについては対応をどうするのか、なるべく早く方向性を決めてほしいと申し入れをしていました。こちらも方針掲載されています。ただ、「育休延長等については、各ご家庭ごとにさまざまな状況が考えられることから、詳細については、多摩市子育て支援課計画推進・保育担当にご相談ください。」とありますので、必ず、わからないところ、疑問なこと…相談していただきたいと思います。

新型コロナウイルス感染症に係る認可保育所等における育休延長の取り扱いについて
→子ども青少年部子育て支援課計画推進・保育担当へ:042-338-6850)

そして、こうなってくると新学期どうなるの?…と思いますね。まだそれについては市の方針は検討中ということになるでしょうか。入学式については現在は、卒業式と同様の対応になることが明らかになっています。連休明けに新学期…なんてことも聞こえてきます。

多摩市立小中学校の令和元年度卒業式・令和2年度入学式について

 

小学校低学年の希望者には学校施設の一部開放も実施していましたが、それは今日でおしまい。学童クラブについては最新情報はこちらです。

新型コロナウイルスの影響による学童クラブの開所時間について
→最新情報はこちらの通知文(3月24日現在)で確認を!

 

それから、多摩市社会福祉協議会からは生活資金の貸し付けについての案内が掲載されています。

新型コロナウィルス感染症の影響を踏まえた特例貸付について

 

また、事業者の皆さんへの対応もありますが、市のホームページでは相談窓口について案内があります。ただ、わからないこと、困ったこと、やっぱり、身近な市役所の担当者に相談していただいてもいいと思います。

新型コロナウイルス感染症に関する労働や経営に関する相談について

セーフティネット保証(令和2年新型コロナウイルス感染症について)
→市民経済部経済観光課へ: 042-338-6830

 

これから、どうなってしまうのか、不安が先立つのは当然のことです。私もその行方を心配していますし、誰にも先が読めないし見えないというのが実際のところだと思っています。とにかく、困ったことを抱え込まず、何かわからないことなどがあれば、相談窓口はありますし、私だと即答することはなかなか難しい場合も多いと思うのですが、お問い合わせをいただければ、出来る範囲で調べて回答しようと思います。よろしくお願いします!

多摩市が行っている新型コロナウイルス感染症対策についてのよくある質問・Q&A集

夕方早い時間に行ったのですが…。明日はもしかしたら雪の予報も出ているので、市民の皆さんもしっかり備えておられるようですね。

今日で定例会を閉会と判断。

昨晩、都知事から週末は外出自粛の要請があり、そしてまた、感染爆発、重大局面が繰り返し語られた会見。私が所属している会派内では昨日から、この状況を受けて議会としても対応すべきではないのか?ということを意識していました。つまり、昨日のブログでも明日と週明け月曜日に予定されていた本会議、一般質問を行えるのかどうか不安…と書いていましたが、刻々と変化する状況、それへの対応が求められることを考慮すれば、当然ながら、「議会を開催していても良いのだろうか?」という結論に行きつくような気がしていたからです。

予想通り、今日は開会前に市議会でも災害対策連絡会の招集があり、その結果、「本日の本会議にて定例会を閉会する」という運びになりました。今回、新型コロナウイルスへの対応ということで一般質問を辞退する人を募集して議会日程短縮をするなど、その都度その都度対応はしてきましたが、結果的には「一般質問は無し」として全員が諦めつくような締めくくりとなりました。ただ、私、新年度予算にも関わる教育問題を取り上げたかったので、そこはちょっと残念。でも、いかんともしがたいので、どこか別の機会で…と思っています。

さて、今日は来年度予算の本会議での議決が行われました。私の会派は予算審議を行った特別委員会で修正案を出し、修正案が否決されたので反対という結論だったので、その通りに「反対」としました。ネット・社民の会の皆さんは、特別委員会の時から認識が発展したという理由で、本会議では賛成になりました。結果的には来年度予算に反対したのは私の会派だけでしたが、私たちはしっかりとブレずに判断できてよかったと思います。

また、反対理由を述べる討論では、新型コロナウイルスへの対応に伴う経済環境の悪化や、市民生活への影響を考える必要に言及し、税金をいかに使うのか、優先順位をつけていきたいこと、今の市民生活に寄り添う必要性を主張しました。私の周りにも「仕事がストップしてしまった」というようなフリーランスのみなさんの悲痛な声。そんな方々のことを思えばこそ…胸は痛み、何とかせねばという気持ちになるばかりです。でも、何かを直接してあげるような力のない、無能な自分がいることもまた事実であり、無力さも覚えているのが正直なところです。

そんなことで今日は市長、副市長や教育長、そして議員の報酬を増額するための条例も提案されていたので、私たちの会派は反対しました。議論をしつくしたうえでの反対です。なぜなら、報酬の増額については、決して手前味噌というわけではなく、特別職等報酬審議会という第三者的な会議が協議し、議論を重ねているからです。なので、審議会からの答申を踏まえれば、その内容に則して、何の疑問も抱かず「増額」という判断も自然と言えば自然なのかもしれません。会派内でも賛成しても何ら問題はないという意見もありましたし、議員は退職金もなければ年金もなく、身分保障が全くない中で報酬額を一定確保することは重要であるとする考えもあったからです。

ただ、やっぱり、今の状況を考えれば、とてもとても私たちの報酬増に賛成できる環境ではないと思われるのです。答申が出された時期とは激変しているのだと受け止めています。刻々と変化する状況に対応するということは、そういうことなのではないかと思っています。状況が変われば、前提が変われば。結果的に今回の報酬増に関しては、私たちフェアな市政、ネット・社民の会が反対。新政会は藤條議員は退席されていました(新政会としては賛成ですが、藤條議員は個人的には賛成しがたく反対とのこと)。

まあ、予算についても、特別職の報酬の増額についても賛成多数で可決したということで、議会全体としては「その方向で」となったわけですし、個人的にはいろいろな思いもありますが、それでも決定には従っていくことになるのです。議員の多数が賛成ということは、多くの市民の皆さんにお墨付きをいただけるという結果であると受け止めるしかありません。それにしても「反対する」というのは、少数派になるということでもあり、ラクチンではないですね。でも、自分にとって正しいと思えることをブレずに主張し続けることもまた大切にしておきたいと思います。もちろん、何でもかんでもに反対ということではなく、自分自身にとって譲れないということを大切にしておくという意味です。自分自身をごまかしたり、言い繕ったりはしない。その姿勢を貫ける強さ、持ち続けたいなあなんてことを思ったりもしました。「清濁併せ飲めないやつはダメ」と言われることもしばしばありますし、そうできない人は政治家の資格無しと言われたこともありますが、でも、それもケースバイケースとしか言いようがありません。

今日の私のお役目。昨日の委員会を踏まえた生活環境常任委員会の委員長報告でした。あっさりと終えることができホッとしています。しかし、委員会提出議案として「気候非常事態宣言に関する決議」の提案理由を述べさせていただく機会があり、そこは、重たいなって思いました。生活環境常任委員会には議長、副議長とメンバーが揃っていることが今回の決議につながる大きな原動力。私はたまたまのめぐりあわせで委員長をやっていただけの話で、とりまとめの中心には議長がいて、副議長がいた…この二人の後押しというよりはリードがあっての決議となりました。表向きだけだとわからない事実ですから、声を大にしてそのことだけは方々で宣伝したいと思います。

決議の発端は、市長が施政方針で「(仮)気候非常事態宣言」を行うことを表明したことでしたが、私たち生活環境常任委員会で取り組んできた「廃プラスチック問題」、中でも「使い捨てのプラスチックを削減していく」ということを宣言では明確にしてほしいこと等、決議をしました(また詳細はいずれ議会のホームページなどでも公表されるかな)。また、宣言をするのであれば、議会も共に!という私たちなりの想いもしたためました。

私たち市議会でも「脱プラスチック」に向けた議員一人ひとりの行動を心がけることとし、昨日の代表者会議でも合意されています。例えばマイボトルの持参などなど小さなことかもしれませんが、まずはできることから…とキックオフすることとなりました。とはいえ、私はマイバックもマイボトルも心がけていて…他の工夫は何かないかなあ?手軽にできること…と考えてみました。

あっ!個包装は便利だけれど、そういうお菓子を買わなければよいのか!…そうすれば一石二鳥になりそう。でも、帰りがけに、どうしてもプリンが食べたくなり、セブンイレブンでプリンを買ってしまいました。プラスチックなスプーンは断りましたけれど、容器は立派に廃プラスチックへ。プラスチックを買わないということのほうが大変なんですよね。

 

わ!…これは帰りがけの市役所地下1階の様子。ペットボトル飲料がごみ箱からあふれていて…でも、なんて律義にも並べられている空っぽになったペットボトルたち。まさに、こうしたところからの改善が求められますね。小さなところ、ささやかな行動の積み重ねでしか、気候非常事態は救うことができない。市長、市議会とで宣言をするのであれば、こうした光景を無くすことから始めたいものです。

 

目まぐるしい日々が過ぎゆき、定例会は今日でおしまい、最終日。週末は一般質問の準備をしなくっちゃ!と気合を入れていたのですが…。でも、一般質問ができないということも、この状況を考えれば、そのほうがよかったのかなと…そう思えます。今日の予算反対の討論の最後でも述べたのですが、新型コロナウイルスの対応では国やら東京都の方針に翻弄されつつも、必死に自治体としての役目を果たそうと努力をしている職員の皆さんたちに感謝。とにかくこの危機的な状況を乗り越えるために踏ん張り時ですね。市民の皆様もぜひ、今の状況にご理解をいただきますように、そしてご協力いただけますよう…よろしくお願いします。

とにかく…スピーディに。

夕刻に宝野公園に行ってきました。桜がちょうどいい具合に満開。冷たい風が肌に刺さりつつ…でも、気分転換になりました。今日は生活環境常任委員会と健康福祉常任委員会が開催され、その後、代表者会議と議会運営委員会が開催されました。明日は午後1時から本会議の開催と異例な日程が組まれています。私は今日は委員会に出席しましたが、いつになくスムーズでスピーディに審査が進み、審査した案件も難しくなかったことにも助けられ、1時間もかからずに終了しました。その後は、明日の本会議に向けての準備。委員長報告を作成したり…あとは、明日の会派の予算に対する意見討論の原稿を作成したり、他の方の原稿チェックをしたりなどなど。なんやかんやとやっているうちに、あっという間に時間が過ぎていきました。

そして、帰宅してホッと一息ついたころ速報が入り、都知事の会見が行われ、今週末の外出自粛の要請等が行われました。「感染爆発」「重大局面」ということ。多摩市でも公共施設の利用を再開させていくなど、状況を鑑みつつ、次の動きを準備しつつありましたが、再度の軌道修正が行われる可能性も出てきたと受け止めています。市長から市民へのメッセージも更新されており、すでに認識としては「長期戦」ということのようですが、メッセージが更新された後の都知事の会見ということで、市の対策会議も緊張感が増しているのではないかと思います。微妙なタイミング過ぎて・・・というよりか、タイミングが悪かったというのか、市長のメッセージも都知事会見を踏まえれば、内容が違っていたのではないかな?と思ったりもします。とにもかくにも、私たちが想像している以上に危機的な状況にあるのではないか、そんな印象さえ受けました。

さて、市議会としては・・・まずは明日の本会議を無事に終えること。本来は会議の進行にもスピーディーが要求されるのかもしれませんが、予算を議決する前に各会派からの討論も行われると思いますし、時間短縮というのはなかなか難しそう。そして、市議会の日程では一般質問残り二日間が確保されているので、そこまで何とか無事に終えられますように…となんだか祈る気持ちになってきました。

それにしても「マスクがない!」という困った声を以前よりも耳にするようになりました…そして我が家も。いよいよ手づくりマスクにトライするしかなくなるのだろうか?…これもまた苦手分野だなあ。

今日から委員会です。

 

新型コロナウイルスの勢いはおさまらず、明日は市内小学校の卒業式ですが、万全の準備というか、「式だけは開催しよう」という強い想いのもとで子どもたちを久しぶりに学校に迎え入れる準備が進んでいるようです。

議会は昨日、予算審議が終わり、今日から常任委員会の開催です。日程があまりにも詰め込みになっており、今日は総務常任委員会と子ども教育常任委員会が開催されました。2つの委員会とも午前中をめどに終了していました。今回は事前の申し合わせにより、通常であれば、担当している各所管からの報告事項などを行うための場として設置されている‛協議会’を行わないことになっていて、あくまでも議案審査のみ。なので、委員会全体の開催時間が大幅に短縮されています。

私は今日は…会派の控室にこもって、政務活動費の領収証の整理などをしておりました。意外と時間がかかる作業です。来月に入ってからやるとなると、ちょっと自分のスケジュールを考えると忙しくなりそうなので、今のうちにやっておかねばと思いまして。

その傍らというか、同時並行的に…会派のメンバーで集まっているので、情報交換や意見交換もしておりました。最終日ではないのですが、本会議に向けて来年度予算に向けて会派の意見を述べる討論を行う予定にもなっています。今回は、しらた議員が私たちの会派の討論を行います。

いろんなことが立て込んでいて、先週と今週は朝の街頭宣伝活動を中止しています。そのおかげでさまざま作業がはかどるというか、だんだんと暖かく、いい季節になってきたので、早起きが楽しくなりますし、早く起きてたっぷりと仕事できる時間があるというのは良いなと思っています。

地域での子ども食堂、ランチ会なども新型コロナウイルス対応ということで中止をしているところもあります。私が関わっているハーモニークラブでは、いろいろ協議をし、お弁当で提供することができないかと…。毎週火曜日の夜に開催しているカフェリバティでの子どもの居場所の取組み、復活させました。室内の換気などには気遣いながら。食事はお弁当で提供です。今日はからあげ弁当でした。こうした私たちの子ども食堂は地域の事業者の方から食材の提供もあり、支えられています。そうは言っても、食材と言っても予め欲しいもの…というわけにはいかないので、調理してくださる方が食材に合わせて、メニューを考えて…というわけです。私にはできない。今日は3週間ぶりの再開でしたが、心待ちにして来てくれた子どもたちもいたようで、うれしい笑顔に出会いました。勉強を教えるというのも難しく、ちょっと中学数学は復習しなければなりません…。

明日は生活環境常任委員会が開催されるので、帰宅してからその準備を少しだけ。その後は再び、政務活動費のとりまとめに向けて、計算機をはじいておりました。新型コロナウイルスの勢いが一日でも早くおさまりますように…と願うだけですが、その願いもなかなか通じないようです。オリンピック・パラリンピックも延期方向で確定しましたね。当然の判断だと思います。むしろ、判断するのが遅すぎたようにも感じています。

賛成多数で予算は可決しています。

暖かな週末に乞田川の桜、満開に近くなっています。でも、木にも個性があるなあとしみじみと感じながら、ピンク色のアーチの下をくぐっておりました。

さて、今日は予算審議の最終日でした。特に何か変わったことやら目新しいことがあるわけでなく、ただ、図書館本館の再整備について、3月19日までに完了するはずだった実施設計について、設計を委託している事業者と事業者から建築確認を依頼されている指定確認検査機関との間で解釈の違いが確認されてしまい、もう一度設計変更をしなければならなくなったという件について、議会での見解は分かれましたね。

まず必要なのは実施設計が終わらなくなったので…建築確認を下りることを見込んで、実施設計の契約期間を延期せねばならないということ。市側は5月末まで延期をすれば大丈夫だと判断しています。そして、この契約期間の変更に伴って、追加で予算が必要になるかと言えば、必要になるわけではない。さらには、図書館本館再整備のスケジュールについても変更が生じないように調整しているとのことでした。

実は、ここでもう一つ…議会で話題になったのが、事業者から建築確認を依頼している指定確認検査機関が2月に行政処分を受けているということ。業務停止命令を受けています。処分を受ける以前からの事案については、何ら影響がないとのことや、直接的に処分を受けることになった要因は依頼している指定確認検査機関の営業所とは別の営業所であり、検査員についても別であったので、「特段、問題はない」というのが市側の判断でもありましたが、心象としてはあまりよろしくはありません。

今回、設計変更に伴って約2メートルほど壁を内側にずらす必要があると聞いています。それに伴って、市民が活動するためのスペースが約11㎡ほど狭くなるそうです。

つまりは、狭くなる…建設工事費用にも追加は発生しないという見込みであり、市側としては来年度の予算、「建設工事費」については当初提案のまま計上しておいても問題はないという判断のようです。

確かに、契約期間が2か月延長するだけで、追加の予算も発生しなければ、全体の図書館本館再整備の工期そのものも変更しない‛見込み’なんですよね。とはいえ、それで本当によろしいのでしょうか?…という疑問はあります。なぜなら、少なくとも当初予算が固められた時点では「今年度中に設計が完了する見込み」という前提があり、その前提が崩れたということは、本来であれば、「やり直す」ことが求められそうですね。

市側の言う「問題はない」というのは、「このままでも問題が生じることはないであろう。」というニュアンスだと思っていて、3月9日になって初めて、「3月19日までに設計完了できない見込み。建築確認がおりません。」と事業者から聞かされ、万全の最善策だということです。

まあ、全体のスケジュールを変更しないためには「これしかない」との判断を下したということになるでしょう。「市民との約束通りに開館できないことは市民サービスの低下につながる」というのが一番の理由になっているよう。ただ、私たちの会派としては、いろいろと議論もした結果、やはり、このまま建設工事費を計上して来年度の予算を可決することを「適切」にしてはいけないと判断し、修正案を提出しました。「やむを得ない」「仕方がない」と判断して、市側の見解を受け止めることも考えようによってはできるのかもしれない。ただ、「建築確認が予定通り下りない」ことがわかった以上は、ここで一旦、立ち止まったほうが良いと考えるからです。それにしても、設計会社から建築確認を依頼されている指定確認検査機関の業務停止命令がの開始日3月9日が偶然かもしれませんけれど、市が「予定通りに設計完了して、図面を納品できなくなった」と聞かされた日にちと一致しているなんて。

 

ちなみに修正案は私たちの会派フェアな市政とネット・社民の会のみなさんとの提案でした。開会前、教育部長がネット・社民の会のみなさんのところに足を運んでいました。修正案を出すことは予め行政側にも伝わるので、その関係だろうなあ…なんて思った次第です。私たちの会派のところにはどなたも訪れることなく(これ、議会の小話的なものとしてメモ)。さて、修正案ですが、提案者はしらた議員、そして提案内容に対する質疑応答にはネット・社民の会の代表の岩崎議員が対応しました。ブレることなく、私たちフェアな市政とネット・社民の会の皆さんの考えていることが伝わる内容の答弁であったと思います。しかし、そのやり取りの中で、私にとってはちょっと疑義に思うことがありました。

というのも、私たちの会派では設計変更が生じたと聞いた時、「図面を見せてほしい」ということをお願いしたのですが、担当課長は「見せられません」ということでした。にも関わらず、質疑された議員の方が「変更した内容について、図面を確認したのか。自分はちゃんと図面を確認もしている」と主張されていました。あたかも、一部修正が必要になった設計箇所を確認したかのような、その図面を見たかのような口ぶりでしたので、ちょっと驚きました。私たちには「見せられない」ということであって、それは、「どこをどう変更するのかが知りたいから」ということだったのですが、変更前のものであっても見せられないということだったんだけれどなあ…。どの図面で確認できたんだろう…。そのうえで「問題はない」と判断できたんだなあ…。

私たちはどこをどう変更したのかも含めて、図面上でも確認できていないことも心配の要素だと判断していたので、「図面を確認した」という発言が妙に引っかかったのでした。どんな図面をどう確認して、「大丈夫」と言えたのだろう。ちなみに、しらた議員も岩崎議員も子ども教育常任委員会のメンバーであって、折しも…先に書いた行政処分が公表された日(2月14日)に委員会の勉強会が開催され、そこでは参考として図書館本館再整備に関わる基本設計概要書が資料提供されています。これを超える図面を確認したというのでしょうか?わざわざ「自席に行って確認をした」とおっしゃっていましたので、自席というのは「職員のところ」という意味だと思っていて、わざわざそこまで行かないと見れないものなはずなんですよね。概要書はあくまでも、平面図のレベルであって、これまた設計図面ではないしなあ…とか。

「図面を見せてほしい。」…「いえ、それはちょっと見せることはできないのでご勘弁ください。」・・・は何だったのか。モヤモヤとしております。きっと本来見せてはいけないものだからこそ、「見せられない」だったと思うからです。

まあ、修正案は否決ですし、議会の多数は市側の判断で良しとしたわけで、また、ここから進むしかないないですね。いろいろと釈然としない部分もありますが。「コンプライアンス」大事にしたいですね。「あとから挽回できればいいんです」ということで済ませられる問題と仮にそうできたとしてもそうすべきではない問題とがきっとあるのだろうというのが私の考えです。

予算審議の途中経過。まとめ。

予算審議も週明けの月曜日で最終。それに先立ち、図書館本館再整備について実施設計が予定通りに完了できなくなった…という件。この質疑、やりとりについては「なるほどねえ」と感心させられるような質疑応答がありました。いろんな場面で感じることは、フェアに物事進めていくことって難しいなあという話し。これ以上、今、感じていることを書くことは控えようと思っておりますが、一つひとつていねいに仕事を進めていく、あるいは物事の手順を正しく積み重ねていく…ことの重要性を無視しているのではないかと感じさせてしまうような状態はよろしくないということ。

そしてまた焦ったり、急いだりする。

なるべくそうした状況は仕事のうえでも避けておくほうが良いのではないか。心を落ち着かせて取り組める環境と状況をつくりたいということ。公共施設の保全などを担当している部門は人手不足ともいわれている最中。そして大規模改修事業なども含めて、その業務量が増える一方…なので、ちょっと落ち着いて、間違いのないように仕事を進めてほしい…と思っておりますし、急がないと何に影響があるのかと言えば、別に何にも影響はしないはず。

当初は、図書館本館のある旧西落合中学校のところに桜美林学園が創立100周年を記念した国際バカロレアの小中一貫校を開校したいということで、多摩市も「周年記念」ということに配慮して、タイミングを逸しさせてはいけないとかなり必死だったのですが、その話もいつしか消えてしまい、「触れてはいけない話」のようになっているのが現状。正直、「明日にでも図書館の再整備を決定しなければならない。急がねばならない。」というのは何だったのかと思わざるを得ません。

「状況は変わったんです。」

「ああ、そうですか・・・」…これで、おしまいにできてしまう。「

 

いつのまにか、図書館行政も膨張する一途。「人も増やせないし、これ以上、図書館に関わる予算を増やすことは難しい。だから、窓口を民間に業務委託をしなければならないし、地域図書館も廃止の方向を検討せざるを得ないし。」と言っていた時代はどこへ行ってしまったのか。図書館本館の再整備というのは地域にある図書館の在り方を見直すということとセットで検討されてきたことのはずが、その議論はいつの間にか消えてしまったんですね。もちろん、市民の要望によって市の方向性を見直すことがあってもいいと思いますが、財政面からの検証、特に、将来を展望して「今を語る」といった姿勢はどうなってしまったのか。財政改革を進めていく必要性から、「覚悟を持って、改革に取り組む」とか「将来にツケを残さない」とか…「持続可能性」なんて観点が最近行政側からはあまり聞かれなくなりました。

「今はできるかもしれない。」…そして、今は「できます。」としか言えない。だけど、若手の職員の方とお話をすると、本音のところでは…。

3連休。あたたかく桜の開花もちらほら。乞田側もぼんやりとぼんやりとしていたピンク色がだんだんと色濃くなってきましたね。そういえば・・ということで、一般質問をやるのが30日に決まっているのでその準備もしなければならないし、その前に委員会の準備もしておかないとなあ。予定していたイベントなども相次いで中止しているので、自宅での作業を捗らせなければならない週末です。

予算審議~民生費から商工費まで

 

昨日に引き続き、粛々と進行している予算の質疑。新型コロナウイルスの対応で何が起こるかわからないということで、議事進行をとにかく早め早めに進めておいたほうがいいのではないか?という配慮をされている会派もあるようです。質疑の事前通告を一つもなさっていない議員の方もおられます。それはそれで、何か、一つのポリシーがあるのかもしれません。

質疑の事前通告も会派内で調整して…なんてことのはずですが、同じ項目でも若干…質疑をしたい観点が異なっていたりして、微調整などをしております。基本的に、私の会派は「個人を尊重」ということになっていて、一人一人の発言内容は縛らないことが原則ですが、政党会派に所属している議員だけで構成されているわけでないところに微妙なところがあったりします。でも、それはそれで、お互いに譲り合っているところもあるかもしれない。私は相当、同じ会派の方に譲歩していただいているのだと自覚しているのですが、それはある意味、持ちつ持たれつなのかもしれません。

昼休みの終わりのころ、子ども教育常任委員会のメンバーが集められ、図書館本館再整備に向けて取り組んでいる実施設計が予定通りに終わらない見込み…と報告があったそう。それを受けて、「ええっ!」…ってことは予算の審議はどうなるのか?と思って悩んでいるところ。実施設計が予定通りに終わって、建築確認がおりていること前提にした建設工事費用等が来年度予算に盛り込まれておりますが…。予算どうあるべきなのか?という観点を改めて確認しておかねばならないと思って、午後からずっと悩んでおります。

そして今日の予算審議が終了したところで、議会だよりの編集会議。議会日程を大幅に変更した関係で、一般質問の通告を取り下げして、6月の定例会に改めて通告することに先送りするなど対応をしている議員の存在も紹介しておくべき…ということになりました。このあたりの意識合わせについても、各会派あるいは各議員によってもいろいろ意見分かれそう。基本的には「発言していない人のことまで載せる必要はないし、載せることができない。」と見解もあるでしょうし。難しい。それにしても、新型コロナウイルスへの対応はいつ終息を迎えるのでしょう。出口が見えないまま…先に、前に進むしかない状況。

明日は市内中学校は卒業式を迎えます。何はともあれ、無事に式が開催できる運びなのでよかった。もちろん来賓出席はなく、保護者の出席も最少人数に絞った中で行われる予定です。市議会は明日も予算の審議が続きます。

予算審議~総務費、民生費

歳出は議会費はほぼすっ飛ばされ、総務費からの質疑。予め質疑項目が通告されているだけあり、ちゃんと答弁調整されているような印象もあります。質疑項目を議会として公式に事前通告はしていなくても、もちろん、質疑したい内容については所管と調整はするので、結局結果、同じことかなとも思いますが、それでも、他議員の質疑を聞いていて、ふと付け足ししたいと思うことを急に質疑する場合もあるなー。そんなわけで、総務費で取り上げた質疑項目のこと記録しておきます。

 

■情報システム関係の費用(ペーパーレス化をめざして、タブレット端末を活用していくという方針が示されたことに関して)

今日は市議会が使用している「サイドブックス」を行政側も導入するということだったので、これは市議会と文書の共有がスムーズにできるのか?とも思ったのですが、やはり、行政の保有する情報はかなり高度にセキュリティの壁。当然と言えば当然ですが、私たちが日常利用しているインターネット環境をそのまま活用するわけにはいかないシステムになっているということ。説明しだすと長くなるので割愛ですが、要するに、議会との文書共有がクラウド上で簡単にできるわけではないことが明らかになったのでやや残念。しかし、それはそれでセキュリティがしっかりしているシステムの中で行政情報が守られているという証ですね。

これから、もっともっとIT化が進んでいき、会議のやり方もどんどんと変わっていくでしょうし、仕事の仕方も変わること間違いなし。オンライン会議と言えば、最近、私は初めてZoomを使った会議にも参加してみましたが、何と、この新型コロナウイルス対応で、Zoomを使ったプロポーザルに挑戦しているところもあるやに聞いております。その意味では、従来の業務の在り方を見直していくために、タブレット端末を導入し、サイドブックスのシステムを活用した会議などを行っていきたいというのは必要なこと。今回の行政側に導入するタブレット端末は学校で使用していたiPadのリサイクル品ということですが、まあ、業務改善にもつなげていくというか、少しは(では困るが)ペーパーレスもめざして取り組みたいとの意気込みは応援していきたいと思います。

今回の新型コロナウイルスへの対応、あるいは災害時の情報発信などでも、SNSを上手に活用している首長さんなどのセンスは光っていますね。首長がIT関係にも明るいというのか、強いというのか、面白がれるというのか、チャレンジ精神があるというのか、その場合には部下である職員の皆さんもそれに引っ張られるように、使いこなせるようになるのではないか?…とも期待をするので、ぜひ、タブレット端末をサクサク操作し、さっそうとタブレットを持ち、プレゼンをするくらいのカッコよさを見せてほしいなー・・・なんて市長副市長にエールを送らせていただきました。副市長…あ、多摩市には副市長が2名いるのですが、答弁をしてくれたのは浦野副市長はとても前向きな姿勢を示してくださったと思うので、サイドブックスを使用したプレゼンなど、今後、期待したいと思います。

サイドブックスを提供している会社の方とお話をしますと「行政が会議などでタブレット端末を使用するようになると、資料の作成の仕方が変わるよ」と聞いております。おそらく紙媒体を前提とした、今までのありようと変わるということでしょうね。タブレット端末での見やすさが意識されるとすると、そこはありがたいことですね。

とはいえ、まずは管理職の会議からタブレットを使用した会議にしていくということで、これを全職員にも…となった場合には、それこそ莫大に予算が必要になってくるわけ。そのあたりも見込みつつ、市役所の情報推進に関する方針やら計画やら改めて策定していく重要性は共通認識できたかなと思っています。

 

■パルテノン多摩というよりか、多摩市文化振興財団のこと

これは、他の議員からみれば「こだわりすぎ」とか言われるかもしれませんが、とにかく…私が思うのは多摩市文化振興財団というのは市の外郭団体であって、税金によって支えられているというか、維持されているし活動している法人であることの自覚が足りなすぎて困ってます…ということです。

いよいよ始まる大規模改修工事、それに伴って事務所を一時移転しなければなりませが…その移転先がいつのまにか多摩センターの新都市センタービルになっていたということですね。なるべく経費をかけないようにするということから、旧豊ヶ丘中学校の校舎の一角も事務所の移転先として候補に挙がっていたんですね。その場合には、多少なりとも事務所機能が果たせるような工事に約350万円から400万円は必要だったと思いますが、しかし、家賃は不要ですし、あとはランニングコストを見込んでおけばいいのかなと思っていました。できる限り節約をして…ですよね。

ところが、ランニングコストなども含めて年間約1300万程度の場所を借りるというのでまあびっくり。家賃にして月額100万円以上ですからね…。利便性などを考えたそうですけれど、しかし、そんなにも利便性優先する必要あるのかいささか疑問。また、駐車場とか何台確保できるのかわかりませんが、行政が財団と打ち合わせをする場合、多くの場合は庁用車で移動するはずなんですよね。頻繁に打ち合わせをするとしたら、駐車場はどうなるのか?別途に支払うとなれば、意外と馬鹿にはならない小銭やらが支出されていくのでしょうね…市民の税金から(あの周辺はそれこそ、すべて新都市センターがタイムズに任せている有料駐車場な気がする。1時間240円)。

というようなことなど、私としては「ちょっとどうなんだろう?この家賃って?」と思う部分もありますが、旧豊ヶ丘中学校で今回のパルテノン多摩の休館にあたって確保できるスペースは「備品類でいっぱいになってしまうことが見込まれる」ということのようです。これから、備品類はいるかいらないかを仕分けをして運び込みをするはずなのに、「いっぱいになることが想定される」…ということの答弁のこともその場でも、本当はよくわからない(でも、突っ込みすぎることは控えて、あえて聞かなかったが)。

市としては、新都市センタービルの賃料については、財団が自己資金で支出することなどを踏まえてOKを出したのかもしれませんけれど、私が言いたいのは「財団の自己資金と言っても、全部税金でしょ!」ってことなんですね。そのこと伝わっていればありがたいと思います。

財団の自己資金とやらは、パルテノン多摩を存続するために市が支出してきた指定管理料やらの一部を使わずにちょっとずつちょっとずつお取り置きしていただけの話であって、その原資は税金他なりませんからね。そのこと忘れてほしくないですね。だからこそ、その認識を欠いているのではないかと思われるような支出になっているかいないかを評価し、見極める力が行政には求められるのです。なので、今日、問題点として指摘をしておいた改修に備えた特別な貯金(改修関係事業積立資産)4900万円に関しても、「これは財団のカネなんだから、財団で自由に使ってもいい」という発想に捉われているとしか思えない財団作成の資料には違和感を持たずにいられなかったわけです。

くどいようですが、「一旦、財団のお財布に入ったお金は財団の自由になる」…過去、そのような時代もあったのかもしれませんが、そんな意識とは決別してもらわなければなりません。今回の大規模改修工事にしてもとにかく少しでも予算を削らないといけないと神経をすり減らしながら努力をしてきたのが市の担当者たち。ですので、その努力に水を差すようなことはしてほしくありません。

で、当該資料に対する私の問題意識、違和感を質疑したところ「ここに書かれている内容(博物館エリアの展示物などの作成にあたり、4900万円をすべて、しかも…余すところなくきっちりと使い切るという計画)は、あくまでも参考にすぎない。これから、計画内容が具体化される中で金額も精査されていくと認識している。」という見解でしたので、「あーよかった」と思いました。

実は、昨日の段階で、この資料に対する違和感を副市長に伝えていました。なぜなら、この資料、パルテノン多摩の評議員会のメンバーでもある副市長が今年の2月の評議員会でご覧になっているはずの資料。その会議の議事録がまだ議会と共有されておらず、読むことができなかったので、何気なく「評議員会では、この件でどんな協議がされたですか?そのことを質疑で伺いたいと思っています。」と事前通告をしておいたのです。評議員会に出席をしている副市長にしか答弁していただけない内容だなあと思ったので。

来場者の通路部分も含めてだいたい70㎡くらしか確保できない場所の展示物の作成ということは、実質的には展示物が置ける場所などは35㎡くらいだと推測できるのに…なぜか、展示製作費の単価50.7万円/㎡×70㎡(実質展示面積)ということで約4000万円と試算が示されている(実質展示面積を70㎡にしているのがおかしい)。そして、そのための設計費が約400万円、それに加えてプランニングに500万円(これはきっかり。しかし、その根拠は何なの?どんな見積もり?質疑では突っ込んで聞かなかったけれど不明)…で合計が4900万円ピッタシ。(この資料の信ぴょう性がなあ…)。

資料に書かれていることは「あくまでも参考」ということの理解に留めておけばいいことがわかりましたのので、私もそのように受け止めておきます。もし、指摘しなければ、そのままスルーされていたかもしれないと思うと…。付け加えるならば、そもそもパルテノン多摩の改修は「市民とともに」がコンセプトであったことを考えれば、市民と一緒にプランニングなどをしていくことにより、もっともっと低廉な予算で「より良いもの」が実現できる可能性もあります。そうした可能性を追求することが必要ですね。

何より、これからの博物館スペースは「固定的なものを展示して、いつ足運んでも変わり映えのしないような、パッとしなくてつまらない。二度と行かない!と思われないような場所にする」ことが前提であって、担当所管もそうした認識を持っています。にも関わらず、一体・・・「4900万円」・・・何にそんな金額を投じようとしているのでしょう。ど素人の私ですが、しかし、「お金あるから使っていい」ということではないとだけ思います。その金額の必要性は当然問われるべきでしょう。議会が望んでいるのも「立派な展示制作物が置いてあること」ではなかったはず。

そして、大事なことは…そもそも市民がパルテノン多摩に望んでいるのは「お仕着せにはしないで!」ということ。敷居の高さを払拭していくことが何よりも大事。そこで、「一緒につくる、一緒に盛り上げる」が改修のコンセプトに盛り込まれているはずなんです。ここを着実に形にしていく営み、要するにプランニング、企画段階から市民とともにを実践していくことで、今後の博物館事業の展開にもつなげていかねばならないのです。

博物館部門。今はたったお二人の学芸員の方が市民とともにを実践してきた歩み、それにとても苦労していることも存じ上げております。しかし、ここから、さらに加速化させていくこと、あるいは、もっともっと根付くものとして進化させていくにはどうしていったらいいのか?なおかつ、今までパルテノン多摩にも関わったことがない人まで取り込んでいくにはどうしたらいいのか?となどなど、過去に対する批判や厳しい評価も踏まえ、今、求められていることを改めて確認すべきです。「どうあるべきか」を再考してほしいと思っています。なぜなら、4900万円。大きなお金です。この件でも私の拙い質疑に答弁をしてくれた浦野副市長が「元を辿れば税金」とちゃんと述べてくれてホントにありがたい限り。今後の再検討、副市長の答弁を伺う限りでは、当然ながら見直しが図られるものと思っていますが、多摩市文化振興財団にはもっともっと「市民の税金が使われている」ことの意識を研ぎ澄ませてほしい。

もちろん文化はお金がかかるといわれますし、実際にそうだと思いますが、「だから仕方ない」ではない。工夫しなければならないし、知恵を集めなければならない。言ってみれば、金をかければどんなことでもできるけれど、これからはそれほどお金をつぎ込むことのできる時代ではないからこそ、今、このタイミングでしっかりと意識改革含めて取り組んでおく必要があるのです。

 

そんなことで、気になるニュース。台湾が新型コロナウイルス対応で、日本への渡航中止勧告を出したということ。今月末には、オリンピック・パラリンピック関係で、確か…台湾のバドミントンチームが多摩市の総合体育館で強化練習をすることになっていて、その正式な契約が行われる予定だったのに。どうなるんだろう。

 

今日も各議員からいろんな観点で質疑があり、マイナンバー関係では強く後押しする意見があれば、否定的な立場からの意見もありということで、双方の見解を聴けたのはよかったです。こうした議会に多様な意見がある場合、行政がどう対応するのか…その姿勢をフォローすることで「多摩市政のかたち」が見えてくるのがまた面白いところかもしれません。明日も予算審議は続きます…民生費でも高齢者福祉分野から質疑が始まると思います。

(最後まで読んでくださり、ありがとうございます。今日に限らずですが、「長すぎる」って言われたので気にしているのですが…)