久しぶりに自動演奏楽器@パルテノン多摩

来週から定例会なので、その前に…とピアノレッスンに行った帰りにパルテノン多摩に立ち寄り、4階カフェコーナーへ。しばし一服してから、自動演奏楽器のコンサートに。今日は私のスケジュールにぴったり。わざわざ足を運ぶというよりも、ついでに行けるといいなと思っていたので、とても絶妙なタイミングでラッキー。

そして、今日のコンサートでは何といってもヴィオリナのが演奏されるというので、これは聴いておきたいなーと。自動演奏楽器もメンテナンスが大変で、適切な対応をしておかなければ音はどんどんと劣化します。何となく軋むような、あるいはキンキンしているというようなそんな音色はご愛嬌というところかとも思いますが、パルテノン多摩の大規模改修に際し、当初は「マジックサウンドルーム」(自動演奏楽器の展示室。演奏もしていたが。)を廃止したのち、紆余曲折を経て、今は大ホールのホワイエと中央図書館の一角に追いやられたとは言いませんが、配置することになって‥‥と思い出します。

でも、やっぱり、目に触れるところにある効果というのは大きい感じがしていて、市民の方が関心を寄せてくださるからなのか、今日もわりと多くの方がいらしていた気がしました。リピーターが多いのかな?

私はやっぱり、アンピコがお気に入り。当時のピアニストの演奏が再現されるっていうのは凄いことだなと思っていますが、今日も期待を裏切らずドビッシーの「雨の庭」が演奏され(アメリカのピアニストによる演奏。ピアニストの名前忘れる。)、それだけはしっかり動画を撮影(むしろ、事前に告知を見ていて、このために観に行ったので)。

何しろ、ミュージックロールも古くなってしまうと…使用に耐えなくなるようで、今は聴くことができても、「永久ではない」ということ。いつしか、今日の「雨の庭」も聴けなくなってしまうかもなと。パルテノン多摩はミュージックロールと自動演奏楽器をセット購入していたみたいで、とてもたくさんのミュージックロールが収蔵されているのだとか。その中から、コンサートにテーマを設けたりして、それにあった楽曲を選んでいるそうです。ちなみに今日のテーマは「万国博覧会と自動演奏楽器」でした。

いろんな楽曲が入れ替わりで聴くことができるのはとてもうれしいこと。しかし、ミニコンサート以外の時にはただ飾ってあるだけなのは勿体ないと言えば、勿体ないですね。

相変わらず、パッカード社製の自動演奏(パッカード)の音は大きすぎて。私はあんまり好みではなかったのですが、マジックサウンドルームで聴いた時よりは、広い空間に音が広がり、天井にも音が昇天する感じもあって、悪い感じがしなかったのはよかったかもしれません。

ちょうど明日、グリナード永山では小田急多摩線開通50周年のイベントがあるのですが、パルテノン多摩の博物館コーナーでも「鉄道が街にやって来た~多摩ニュータウン鉄道開通50周年~」がはじまっています。 広くはない区画の展示ですが、気軽に立ち寄れて、物知りになれるのでおススメです。

そんなこんなで、京王プラザホテル多摩センターの跡地も解体工事がズンズン進行中。栄枯盛衰を感じつつ、このまちの未来を憂うのではなく、「みんなでいいまちにする」という思いを持たないとね…とか自分を励ます昼下がりとなりました。

 

ゴミゼロの日。

釣ってきたばかりのお魚をいただく。鮮度を落とさないように、いち早く調理をしないとと思ったのですが、昨日まで泳いでいたのか…と想像するとリアルすぎて、包丁を入れるのがかわいそうになるという不思議。見慣れているのは切り身、刺身…で、その時にはあまり感じないのですが、目が怖くも感じますね。いのちあるものをいただく。妙な実感がありました。

週明けから、6月議会が始まるので、それに先立ち議会運営委員会が開催され、日程確認などがありました。そして、先日の議会報告会で市民の方から質問された「早稲田大学マニフェスト研究所の『議会改革度調査2023』」に関しても報告がありました。市民の方からは「多摩市議会は回答をしていない。どうしてなんですか?」ということでして、正直、私たち議員も指摘されて初めて気がついたことで、ハッとしたのですが、結局は「単に失念していた」…締切期限までに回答することを忘れていて、それ以降も忘れてしまっていた…らしい。「他意はありません」とのこと。

「回答する時間がない」ということでは、絶対にないと思うので。

今日は530で、ゴミゼロの日だったので、どこか海のあたりにごみ拾いでも行くつもりでいたのですが、ちょうどいいイベントに合流することができずに断念。鮮魚を見ても感じたことなのですが、自然環境を汚していることは、巡り巡って、自分たちのとこに還ってくるんだなと。この鮮魚もマイクロプラスチック汚染されているのかもね…とついつい余計なことを考えてみて、それをわざわざ口にすることは控えるほどに、美味しい煮つけが完成したのでよかったです。

「凡事徹底」

ちょっといろんなことがあり、この言葉を噛みしめました。6月3日から始まる本会議初日に一般質問の順番が回ってくるので、週末の用事を考えて、今日と明日で集中して準備します。

港区長選挙!清家あいさん。

今日は午前中は一般質問のことで教育長と何となく意見交換をして、その後は…ひと休みしようかと思っていたところで、日頃からいろいろお世話になっている旧知の松野豊さん、流山市議の近藤みほさんと一緒に港区長選挙に立候補された清家あいさんの応援へ。松野さんは流山市のブランディングを議会側から提案したり、支えたりしてきた方でもあって、今は議員は引退され、障害者雇用の道で活躍されています。近藤さんは松野さんとは入れ替わりで、流山市議に当選されたのですが、何と、学生時代には多摩センターにお住まいで、「永山健康ランド」の話しが通じてしまうという…お二人とも久しぶりの再会にもなりました。

そして、清家あいさん。彼女はとにかく行動するエネルギーに溢れていて、今日は選挙4日目だったのですが、元気いっぱい。選挙運動というのは、彼女の周りに集まっている支援者の方含めた雰囲気がとても大事‥‥当たり前のことなのですが、いろんな選挙をお手伝いしていても感じていますが、「チーム感」がとても高く、いい選挙戦を進めている印象を受けました。

港区は財政力もあって、区民の平均所得が1000万円を超えているという・・・。もちろん平均ではありますが。凄すぎ。街の中を選挙カーで走っていても、「区民はどこにいるのかな?」ですね。でも、街区にあるような小さめの広場などでは親子の姿も見かけたり、着飾るようなことはなく、普段着でゆっくりゆっくり歩いておられる高齢者のお姿なども目に入ったりして、「ここにはここの暮らしがあるなあ」と。選挙カーなどで街を巡るというのは「知らない港区」が見えてくるというのか、選挙でなければ行くことのないような路地に入るとか、そんな楽しみもあります。

しかし、ホテル並みな設えのマンションなど、ものすごいタワーには圧倒されますね。聖蹟桜ヶ丘にあるタワーマンションなんかと訳が違って。こうしたマンションに住んでいる住民の皆さんが「区の選挙」に足を運んでくださることが必要なんだろうなあと思いますが、とにかく、タワマンのてっぺんにまで、選挙カーの声は届かないでしょうし。

あいさんの選挙事務所ビルの屋上からの写真です。初めて降り立った麻生十番の駅の近く。記念写真です。お上りさんのように。

せっかく来たので、「そばいなり」を食べてから帰りました。他地域の選挙というのは、地元を知らないと政策の争点がわからないので、どんな風に応援できるかって思うのです。知らないものが土足でマイクを握ったところで、頓珍漢な場合も少なくありません。ただ、あいさんの場合、「風通しの良い区役所をつくっていかないと」という問題意識は、現職の方が5期目をめざしておられることを考えると理解できるところありました。しかし、その争点を区民に正しく共有していくのはとても難しい。なぜなら、「ただ単に、長いからダメ」というわけではないからです。もちろん、5期目というのは「長いなあ」と思えますし、一般的には「そろそろ、変えた方がいいよね」とも言われる長さで、長期多選かな…とも思う一方、港区の場合には財政力も豊かであって、区政運営に目立ったミスもないですし、区民の日常で考えても、区政への「課題感」は高まりにくそう。なので、選挙があっても「ああ、そうなんだ」で終わってしまいがちで、区長選といっても区民の関心が上向きにならなさそう。それは、街の中の空気感からも感じたことでした。

政治に限らないことと思いますが、「投票する」が自分事になっていかないと、市民の動きは鈍化しする。「政治は生活」でいつも自分自身に直結しているのですが、上手く伝えきれていないのが現状ですね。港区に限らず、言えることと思います。そういう意味で、今回の区長選でも、まずは選挙を盛り上げるというか、「選挙がある!」を伝えて、「投票に行ってほしい!」の呼びかけが大事なのかなと感じたのでした。いろいろ勉強になることたくさん。いい刺激をいただく機会となりました。

日本医科大多摩永山病院・移転建替えはしない。

雨と風が強い一日でした。音が怖いくらいでしたが、これはマンションのビル風のせいなのか…。そんな吹き荒れる一日に、ようやっと、市長から発表されました。

 ■日本医科大学多摩永山病院の移転・建替えに関する市長コメント

コメントって何よ…という感じなのですが、つまりは、多摩市が日医大多摩永山病院のために「旧東永山小学校跡地」と交換した「旧多摩ニュータウン事業本部跡地」での病院建替え計画は白紙になりました…ということ。現段階で、病院は現在地での存続運営を考えているということのようです。多摩市と病院側でさまざまな協議を進めてきましたが、結果、土地交換をして、土砂災害警戒区域対応の工事をして、さらには建屋を解体工事して…と5億円超えの税金を投入してきたものの、ゼロリセットされました‥‥みたいな話です。多摩市に残ったのは駅前一等地に取得した土地。

3月議会での答弁を引っ張り出してくれば、「当面の間(当時は、日医大の建て替え計画が動くまでの間)、コインパーキングとして活用…」ということになるのでしょうか?

土地の形状が良いとは言えない場所なので、全面ではなくてきっと一部になるのだろうな…と思っているのですが、塩漬けされてしまうのでしょうか…この土地は。一方で、旧東永山小学校の跡地にはURがすでに建て替え計画を発表しているという…。「交渉事なので、そっとしておいてほしい」くらいのことが言われてきた案件でもあり、議会としては市長側の動きを見守るしかなかった案件とも言えますが、こんな結末を迎えるとは。私の耳にもいろいろな情報が入っていたので、その都度、「状況はどうなんですか?」と訊ねてはいたものの、「移転建替えする方向で動いています」というのが回答だったのですが…って、3月議会の委員会でもその方向で説明されていたことを思うと、「舌の根が乾かないうち」と思いますが。まあ、そのくらい唐突、3月末の、年度末迫り、病院側から文書が提出されたようです。市の公式ホームページによれば(そのまま引用)

■令和6年3月、学校法人日本医科大学から多摩市に「確認書(令和元年7月31日付締結)の解約について(「旧多摩ニュータウン事業本部跡地」及び「多摩市内」での新病院移転・建替え計画の検討終了について)」の文書が提出されました。
新病院移転・建替え資金の調達の目処が立たないことに加え、多摩永山病院の単独の収支状況も厳しい状況が続き、新病院建設後、新病院の経営を長期間継続することは不可能との判断から、多摩市内での移転・建替えの検討を終了せざるを得ないとする文書が提出されました。

■令和6年5月、多摩市から学校法人日本医科大学に「確認書(令和元年7月31日付締結)の解約について(「旧多摩ニュータウン事業本部跡地」及び「多摩市内」での新病院移転・建替え計画の検討終了について)に対する多摩市の考えについて」の文書を提出しました。
新病院建設費約 280 億円の半額の財政支援、市立病院を有する自治体が毎年病院会計へ繰出す、同規模の支援といった、巨額の財政支援をおこなうことは、地方交付税や特別交付税の交付も望めない多摩市にとっては、財政に及ぼす影響が計り知れない。一自治体の能力を超える負担であることから、本市にとって苦渋の選択ではあるが、「確認書」の解約の申し出は受け入れざるを得ないとする文書を提出しました。

と経過が綴られています。かいつまんで、要点が記載されているようですが、文書をそのまま公表したほうが、わかりやすいとも思いますし、あまり手を入れない方がいいのでは?とも思ったりしますが、それは難しいのかしら?…ちなみに、私たち議員には日医大から多摩市側に手渡しされた文書、そしてまた、多摩市から日医大側に提出した文書ともにコピーにて配布されています。ちなみに、先日、全議員向けの6月議会前の提出議案説明会の際、この件についても市長から報告を受けましたが…一応、その1週間ほど前に、この件を担当する部長から連絡があり、各会派で事前説明を受けていたようです。

市民に向けては「5月28日の定例記者会見で発表する」ので、それまでは「取扱注意」として、釘を刺されていましたので、私たち議員もその意を受けて、対応してきたわけですが、今日、情報提供については解禁されたので。病院側への風評被害が無いように、あるいは市に対しても同様で、市民を混乱させたり、動揺させることが無いように配慮してほしいとのことでしたが、「事実を伝えるのみ」であって、別に風評被害云々というわけではないよな…と感じています。淡々と今、起きていること、その状況変化を伝えるしかないです。そして、一議員としてはただただ、病院側と市を代表する市長との交渉の行方がどうなっているのか、気にはしながらも、変に手出しもできない状態にあり、市長の交渉力などに信頼し、委ねるしかないということ。

でも、結果は…。

今は市民の税金で取得した土地をよりよく活用していくことを考えるべきと思いますし、それが議会にも求められることですね。土地交換から始まった一連の動き、そこに必要な経費(税金)に関して、議会も認めてきたからです。そして、病院は老朽化をしていて今すぐにでも建替えをしなければならない状況とも聞いていましたので、それへの対応はどうしていくんだろう…とも思いますが、それは病院側がまずは考えていくことになりますね。もちろん、多摩市の保健医療政策という観点を持ち、市もきちんと状況を捉え、今後も対応していきたいとしています。

ところで、速報で

■東京都内52首長が小池都知事に出馬要請 加わらなかったのは?(毎日新聞)

任期満了に伴う東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)を巡り、都内の首長の有志が28日、現職の小池百合子知事(71)に面会し、3選に向けた立候補を要請した。

要請に名を連ねたのは都内62区市町村のうち、全体の8割にあたる52の区市町村長。要請に加わった首長、加わらなかった首長は以下の通り。

 

小池氏に3選出馬を要請(52)
八王子、武蔵野、三鷹、青梅、府中、昭島、調布、日野、東村山、国分寺、国立、福生、狛江、東大和、清瀬、東久留米、武蔵村山、羽村、あきる野、西東京、千代田、中央、港、新宿、文京、台東、墨田、江東、品川、目黒、大田、豊島、北、荒川、板橋、練馬、足立、葛飾、江戸川、瑞穂、日の出、檜原、奥多摩、大島、利島、新島、神津島、三宅、御蔵島、八丈、青ケ島、小笠原

要請に加わらず(10)
立川、町田、小平、稲城、多摩、小金井、渋谷、中野、世田谷、杉並

朝から、市長が要請に署名したのではないか…というような情報があり、「えええっ!」と思っていたのですが、よかったです。そこは胸を撫でおろしましたし、ご本人より「中立です。」というお答えをいただきましたので、「あぁ、よかった」と。でも、これ、もし要請に加わっていないとして…後々に何か影響が出るとしたら、大問題ですよね。しかし、ほぼ全地域の首長のみなさんが、署名をされていたのですね。それに、目を疑ってしまったというのが正直なところ。知事側からの要請があったとかなかったとか、そんなうわさも飛び交っているのですが、いずれにせよ、都知事の持っている強大な権力を感じざるを得ません。

まち歩きとか。

ちょっと足を延ばして、てくてくまち歩きをして、やっぱり「歩くの大事」と思ったのは、もちろん自分の健康のため…というのもあるのですが、微細なまちの変化というか、車に乗っているだけだとわからないことのほうが多いと気がつくから。何しろ、歩いていて、聴こえてくる音は、見知らぬ人の会話がたまには含まれていたりするので。

週末は諏訪中学校の運動会があり、大学OB会の総会があり、他市からニュータウンの見学をしたいというオーダーをいただいたので、長谷工のマンションミュージアムの見学にも同行して、それから多摩センター周辺をガイドをしたり。

「ニュータウンという資産をこれからどうしていくか、多摩市は本当に大変だね」…と共感していただいたのですが、「みどりの多さ」には驚かれたようでした。「みどり」と言っても、自然ではないというか、「きちんと手入れをしていくことが求められる」という意味で。歩車道分離の都市構造も再認識されたようで、「すごい資産!」ということです。

長谷工のミュージアムは前回言ってからしばらくぶりでしたが、新しいコンテンツも導入されていて、特に「まるごとマンションづくり」コーナーにあった「BIM」が、「えーっ!こんなのまであるの!」と驚きましたが、マンションだけでなく、公共施設とかをつくるときにも使えるものなのかしら…(市役所の建替えのことが頭に思い浮かぶ)。

そして、やっぱり、多摩センター近隣の公園を歩けば出会えるのがこちら。鮮やかな躑躅が美しい。

まちをていねいに維持していくことが期待されているなと感じた昼下がりだったと振り返ります。市民からも外からここに訪れる皆さんからも「ニュータウン」求められる条件の一つに「美」があると感じます。

 

「すごくいいところ。」「住みやすそう。」…というお声をいただいて、素直にうれしいかったのでした。神戸国際大学の中村智彦先生、ありがとうございました。とても良く歩きました。

昨日は、合同水防訓練があり、議会の一員として出席してきました。救命ボートでの救助訓練の上空にドローンを飛ばし、その様子を撮影していたようです。その映像はどんな風に活用されていくのかなとか思ったりしました。天気が良いなかでの訓練なので、「本番さながら」という緊張感を持つまでには至らない難しさもありますが、でも、訓練失くして本番の対応はあり得ない。日々の積み重ねなんだろうなと思うのでした。近所にある多摩消防署でも隊員の皆さんの訓練姿、しょっちゅう目にします。消防団、建設協力会、消防少年団のみなさん、そして、多摩市役所の職員部隊も参加…一年に一度であっても、大事ですね。また、同時刻に、ハザードマップでも危険な区域とされている地域の自治会のみなさんは避難訓練もされていて、ニュータウン地域の学校などで避難所設営など実施されていたようです。

今日は午前中は来週の定例会開会に合わせて、私の一般質問は初日にまわってくるので教育委員会からのヒアリングを受け、また少し自分の認識も深められたのはよかったです。「対話できる学校をつくる」…そのことがどれだけ現場で意識されているかが重要。ここに尽きるのでは?と思うのでした。(こちらが質問内容 2024年6月一般質問通告書_岩永ひさか)。

「おいしい給食」という話し。

今日は午前中が一般質問の締切で、メール提出を完了してから、オンラインで「学校給食センター建替え」にまつわる給食についてセミナーがあったので市長しておりましたが、多摩市もいよいよ学校給食センターを建替えしていかねばならない状況にあり、「まちづくりとして、施設の在り方を検討し考える」という意識を持ち合わせておきたいものだと思った次第。まず、ここからスタート。つまり、災害時対応ができるようにするかどうかは最低限考えておくべきことと思うのですが、「巨大調理場」として学校給食にだけ使うというのでは発想が足りないということですね…個人的には「炊飯ができる設備」は欲しいと考えていますが。アーカイブ視聴もできるので、もう一度復習しようと考えていますが、「実際の使い勝手」は使っている人に聞くのが一番でしょうし、他の自治体の事例を参考にしながら、より納得のできる内容にしていきたいものです。

「おいしい給食」

という話しで言えば、「和食中心の献立が大事」と私も考えていますし、日本の文化でもある食事を子どもたちに食べてもらいたいなあと思うのですが…。しかし、そうした献立…例えば「筑前煮」のようなものは大量に残ってしまい…まさに「もったいない文化」に逆行するような状態になってしまうのだとか。本末転倒で、食品ロスを増やすことにしかならない…ともなれば、いくら「和食」といっても…「ね」…とならざるを得ません。かといって、子どもたちが大好物のメニューばかりを出すというのでもどうかなと思うのですが、学校の先生をやっている知人に聞いても、子どもたちが食べ慣れていないメニューが出されると辛いという声も聴いています。「残すことはやっぱり心苦しい」。

学校給食センターの建替え等の話しについては、まだもう少し、自分でも考え方を整理していったり、情報収集しながら、深めていく必要があるなと考えています。日本人は私たちの食文化と共に私たちの健康も手放してきたのではないかしら?と私は思っているのですが、何はともあれ、日本の「お米」を守っていきたいという想いは強く、そのことは前回発行のレポートにも書いています。

そして、健康と美容は私の一応テーマにしているところなのですが、豊ヶ丘にある八角堂でセラピストとして活動している皆さんが集まってイベントが行われていたので、覗いてきました。「ワールドセラピーフェスティバル」とのタイトルの通りで、いろんなセラピーがあることを知る機会でもあって、今回の私の目的は「鍼灸」でした。女性の鍼灸師さんって珍しいかなって思っていますが、看護師資格もある鍼灸師さんなので、さらに安心感があって、施術してほしいって思ったので。目的達成したのち、初めてアーユルヴェーダについて少しだけ話を伺いながら、マッサージをしていただきました。私は肩こりなどなど、あんまり感じないタイプなのですが、「すごいかたまってるから…」と丁寧に解していただいたりして、なかなか良いなっていうひとときを過ごしました。

 

もちろん、帰りがけにはパン屋さんでお土産を購入。モイさんのパンは久しぶりで、何しろ「パンが食べたーい」という家族が喜んでくれたので良かったです。「米が大事」と考えるようになって、滅多にパンを買わなくなっていて、我が家にとってパンは特別な特別なお食事になっています。

話しを「おいしい給食」に戻してみて、改めて市の公式ホームページを見てみると「今日の給食こんだて」を発見。しばらく、チェックするのが楽しみになりそう!しかし、「ぎゅうにゅうっ子はげんきっ子」っていう背景のもとに撮影するのはやめてほしい。牛乳を飲まなくても元気な子はたくさんいます。

さて、議会モードに切り替え。

今日は第4水曜日だったので、ハーモニークラブのお弁当づくりお手伝い。キッチン担当とお弁当箱に詰めるのと…チームワークが上手くいくと本当にスムーズ。とにかく11時過ぎくらいまでを目途にして、完成させるのですが…、黙々と集中してそれぞれの役割をこなしていくというのが結構面白くて、みんなが無口になっている瞬間が自分としてはすごく面白い「図」だと思うのでした。そして、今日も豪華お弁当300円で、「お散歩コースで見かけた」という飛び込みの方が来てくださるとか、いつもとは違う時間の流れがあって、気分転換にもなるのです。

その後、パルテノン多摩で来週月曜日までやっているミュージアム特別展「変わりゆく多摩ニュータウン」に足を運んできました。次の予定があったので、その合間だったのですが、かなり面白く見ごたえのある展示でしたので、最終日前にもう一度行きたいなと思います。パルテノン多摩の博物館部門は学芸員の方が2人いらっしゃり、その様子を間近で見ておられる市民の方からの評判をわりとよく耳にします。今回の企画展示はクラウドファンディングによって実現したもの。当初、クラウドファンディングをしなくても取り組んでほしい企画だとも思ったのですが、「市民が支える」とか「市民と一緒に」を意識すればこそ、市民にも出資してもらうとの視点は有効で、予想外の反響があったこともまた、うれしいことでした。

「あそこ、80億くらいかけてリニューアルしたみたいだけれど、行く用事もないし。」という声を聴くとなかなか残念なのですが、今回の特別展などは知る喜び、新たな発見もたくさんあると思うので、すごく面白いし、おすすめです。

展示してあるパネルに「一言メモ」でつぶやきやら感想を付すことができるのですが、シュールなコメントもあったりして、楽しめました。一押しは「わしも老けたものだな。」ですね。思わず、クスッとなりました。自分にも重ね合わせて。たくさんの写真パネルがあり、あの時、この時と定点観測的になっているので時代を感じながら見比べることができます。やっぱり、自分が住んできた永山駅周辺の地図をじっくり見てしまうなあ。これこそ、知らず知らずの「地域愛」なのか?…「まちが様変わりした」と思えるくらい、長い間、ここに住み、そして住みついちゃったと言えそうです。ここに転居してきたときには全くそんなこと考えたこともなかったのになあ。

展示の最後コーナーに映像が見れる場所があって、ちょうど視聴されている方もいらしたので、途中から合流。映像にも「懐かしい」がいっぱい詰まっていまして、一部だけしか見れていないのと、他にもシリーズで多くの動画があったように思っていて…「見てみたい」。借りれないのかな…とか。

 

夕方からも会議があったりで、帰宅してから明日提出の一般質問の通告書を読み直したり、書き換えたりする作業を再度。「寝て起きる」とまた、新しいことを思いついていたりするので困るのです。ちゃんと絞り込まないといけないのに。しかし、何というか通告書が完成すると、そこで一気に自分の中の議会モードが完全にオンになるのは…「再質問とか考えないと」になるからですね。しばらくオフモードにはできないなあと、スイッチ入りました。なぜなら、質問が議会開会初日だから。

あ。これは、特別展の片隅に置いてあった「ミュージアムへの寄附のお願い」でドネーションボックス。こうした取組みもやっぱり必要だし、いいなって思います。楽しい。

「地域力」というものの。

肌に刺さる陽ざしを少しずつ感じる日々になりました。紫陽花もそろそろ…と梅雨の季節に合わせた準備中ですね。今日は午前中は教育長をお尋ねする用事がありまして、情報や意見の交換をしてきたのですが、「地域と学校」、子どもたちのためによりよい学校環境を確保していくための「コミュニティスクール」の取組みとは言え、教育委員会あるいは学校が捉えている「地域」というものはどんな実態をたずさえたものなのでしょうね。

夕刻から諏訪地区の青少年問題協議会があり、総会でした。今年度もスタートにあたっては「副会長」が不在なので、それについて「大丈夫なんですか?」「もし、会長に代理をたてなければならない時にはどうするつもりなのか」との指摘があったものの、担い手を見つけるのが簡単ではない時代。「子ども」の存在を真ん中にした地域やコミュニティづくりを進めることにを否定する人はいないともいますし、より安心して子育てができ、子どもが安全で安心に成長していけるような地域環境をつくることの重要性には賛意を示せたとして、意義を感じていたとしても、やはり、責任ある役割を引き受けるにはハードルが高い…というか身構えてしまう方の方が多そう。それに「副会長」ポスト・・・肩書きがつくだけでズドーンと重たくなるのも理解できないわけでなく。

とにかく、これまで地域等を支え、担ってきたと位置づけられるような組織が先細りになっていくのは、人口減少も重なったりで自然のこととも言えますし、そこにこの経済状況下では自身と家族の生活を守っていくだけでもとても大変で。周りにまで目を向けていくような余裕はなく、そしてまた、「地域デビュー」などと言って、定年後の市民が地域に馴染めるように働きかけができて、何となくでも雰囲気がつくれたのもひと昔前のこと。60歳になったら定年で退職して、余暇を地域活動に活用しながら、暮らしを楽しんでいくような…そんな余裕を語っていられるような世の中にはなく、シニアも働こう!の時代ですし。なんか、ズレ感があるのですね。定年後は地域貢献!と考える方も激減していると思います。

で、いまや地域に目を向けたところで、志だけで動いてくださるような方々、ほぼ無償に近いボランティアで人探しするのははっきりいって無理に近いくらい難しい。にもかかわらずで、「地域との連携」…「もっと地域と一緒に」…「地域にお願いして」…と。頼みの綱となっている「地域」の実態はいかに…。かつて「地域力を活かしていく」ことを政策の柱にして、少しはそのことを考えることができた時代を懐かしい…とさえ感じる自分がいます。もちろん今でもそのことの意義とか価値は変化がなくとも、しかし柱の太さは変わらざるを得ないのでしょうね。と思いつつ、今日は会議に臨んでおりました。

 

青少年問題協議会の地区委員会などに関わってくださる方々の層も分厚くしていくことの難しさはかねてから指摘されていることでもあって、でも、やっぱり「地域にある学校」としては、こうした会があって、たまに地域情報の交換ができることは悪いことではないはずなのです。そういう意味で岐路に立たされているところで、新たな在り方を地域ごとに考える時代に差し掛かっているのでしょうね。会議に参加すること自体への負担感も増しているのですが、「リアル」は大事ですから、「オンラインにすれば足りる」ではないことも念頭に。私たちのコミュニティというのは、やっぱりオンラインだけでは成り立たない。私たちはリアル地域で暮らしているので。今日の会議に参加していた児童館の館長は来館する親子、小学生中学生の様子から地域の変化について報告してくださっていて、まさに、市職員というのはそうしたリアルから考え、事業を組み立てていくことが必要だし大事なんだなと再確認。現場にいる市職員さんの肌感覚だけでなく、「リアル地域」に接しているから語れること、その実感はもっと政策づくりに活かされるべきですね。

まち美化キャンペーン。

今日は午前中に6月議会前の提出議案の説明がありました。全議員で説明を受けるのですが、配布される資料を上から読んでいくような、淡々とした進行になっていて、なおかつ、最近の傾向としては、「なるべく短時間で終わらせる」が暗黙の了解のようになっているのか、「質問とかありますか?」と振られるものの、「ナシ」で終わり。気になるところは個別に尋ねればいいかという感じなのかもしれませんが、何とも味気なく終わる会議になっているのが現状です。「何も質問とかないの?」と説明者側の市長たちは内心、思っているのではないかしら?

さて、5月30日…530…ごみゼロの日に合わせて実施する「まち美化キャンペーン」に参加しました。市内各駅で実施しているのですが、他の日が合わなかったので、聖蹟桜ヶ丘の回に。市長も出席されていました。地域の自治会、企業、商店会、PTA、市民活動団体の方々がそれぞれ担当エリアのごみ拾いをするのですが、相変わらず多いのは「たばこの吸い殻」かな。駅周辺、お店の前などは清掃されているので、比較的きれい…。聖蹟桜ヶ丘駅の場合には夜から朝にかけて、ごみがポイ捨てされることも多いのかなと思っていて、朝の駅前に行くと、結構なゴミが落ちています。しらた議員がせっせと拾ってくださっているのですが、人の目が届かない時間帯に…「ポイっ」としてしまうのが人の心理という感じかもしれませんね。なので、お店から少し離れたところにポイ捨てが多い傾向もあるかもしれません。そして、やっぱり冬よりは、夏に近づくころというか、夜風の気持ちの良い季節になれば、夜のポイ捨てが増えるのかなと感覚的にも思います。

とはいえ、タバコのポイ捨ては年中ですが。駅前などにある「禁煙マーク」とか…たぶん、目にも入っていないのだなと思われる方もお見受けするのが現実です。看板など気にも留めず…です。平気で歩きたばこされている方、いらっしゃるのを見ると…悲しくなるというか、むなしくもなります。注意を促したり…と声かけするのにはやっぱり勇気がいる(逆に怖い思いするかもするかもと思うと)。

そんなことで、今日のまち美化キャンペーンに参加した議員の面子。証拠写真のごとく。明日の朝は、聖蹟桜ヶ丘駅に行く予定なのですが、さて…ごみの状態はどうなっているでしょうね。今日の夜もなかなか気持ちの良い空気感です。雨降りの後で、埃っぽくないのがポイント。

一般質問の通告書はほぼ完成したので、あとは見直して、提出すればいいだけになった。肩の荷が少し降りたのですが、次々やることもあるので、忘れないように「やることリスト」をつくります。最近は書き留めておかないと忘れてしまうことも増えてきたため。

大人の幸福度を上げていくこと。

昨日は午前中に委員会の集まりがあり、昨年度決算審査に合わせて多摩市の防災、災害対策をテーマにしていくことが決定。その後、ちょっと野暮用で出かけたりして、その後、帰宅。

最近、「ウェルビーイング」という言葉をよく耳にしたり目にしたりするのですが、それはきっと、私たちが「ウェルビーイング」なるものを欲しているんだろうなと思えてならず、とにかく大人の幸福度を上げていかなければ、子どもたちも幸せになっていかないことをいろいろな場面で感じるのです。

父の認知症が随分進行してしまったので、電話で会話することが本当に難しくなってきて、意思疎通する以前にすでに携帯電話の使い方が以前にも増してわからなくなっていることを感じます。「感情が残っている…」というのか「感情は失われず」と聴いているので、次に会う時にはこちらの気持ちの準備が必要かもしれないなと。今後、まだまだ高齢者が増えていく時代になり、自分も何もなければ年をどんどん重ねていくことを思う時、この街にどんな「備え」があり、自分はどんな「備え」をしているのだろうかと考えさせられます。

ところで、写真に載せたのは、旧東永山小学校の跡地。本当に広大。とてもいい場所にあって、活用しがいのある場所ではないかなとしみじみと。URが老朽化した団地を建て替えしていくことが決まっています。かつてはこの場所が市役所建替えの候補地になっていたこともありました。悪くなかったな、それも…って思えてきます。

来週は一般質問の通告書提出締切。週明けには6月定例会の議案説明もあり。育休から復帰して、働いていくことの大変さ、組織や社会と折り合いをつけていくことの必要性などなど週末もいろいろ考えさせられる時間をいただいています。

何はともあれ、「大人の幸福度」…ここは社会を考える時の要。ここが低下していて、低いままの社会で「子どもの幸せ」は語れないのかもしれませんね。