エジプトの先生たちがやってきて@東落合小学校/子どもみらい会議

 

午前中は来年度予算案について説明会があり、大枠が示されました。昨年12月の段階では一般会計の予算規模について600億円を超えるような感じでしたが、年末年始とさまざま現場を預かる担当部署と財政課や市長や副市長などの折衝とか査定なども重ねられてきたのでしょうね…現段階での数字は600億円にはギリギリ到達せずの590億円超という規模。

私が議員になったころなどを思い出せば、一般会計の規模が500億円を超えるか超えないかということで、かなり行政も「身の丈に合った財政」と努力をしていたことを思い出すわけで…あれから10年以上が経過し、ついに600億円に届くようなレベルになっていることをどう分析していくべきなのか。

もちろん、人口は数だけで言えば、微増というよりも…横這い…と言ったほうがいいわけであって、人口が激的に増加したわけではないけれど、市の財政規模が膨らんでいるということを認識しておきたいものです。

説明会が終わり、私は東落合小学校へ。ひょんなことから、東落合小学校にエジプトからのお客様がいらっしゃると伺ったからです。エジプトの教育者の皆さんが20名ほどいらっしゃっていて、私がご一緒したのは給食の時間と掃除の時間の見学でしたが、聞くところによれば、こうしてまとまった人数で日本の学校に視察に来られるというのは初めてのようです。

エジプトには給食の時間もありませんし、掃除の時間もないので珍しい光景…。イスラム教の先生方なので、「ハラル」ではない学校給食を一緒に食べるということはできませんが、子どもたちが行儀よく食べている光景というのはとても新鮮に映ったようです。「道徳心」も身につけて…というあたりに関心を寄せられているそうでした。

 

逆に私が文化の違いを感じたのは、イスラムの教えを大切にされている先生たちがお昼のお祈りをされていること。エジプトの学校には「お祈りのお部屋」があるそうですが、敬虔な信者として、ちゃんと教えを守っている姿は私は新鮮でした。

こうした視察団の受け入れをする学校側もいろいろと準備というか、先生たちも心構えをしておかねばならないようで、それはそれで大変そう。子どもたち、アラビア語の挨拶をいくつか覚えていたようです。私にはそれこそチンプンカンプン…子どもたちがしゃべっていたカタカナ語もよくわからないようなありさまでした。

子どもたちの中にはエジプトに行って、ピラミッドを見たことがあると話す子もいて、会話が弾んでいました。なかなか出会うことのできない場面に立ち会うことができ、ありがたかったです。今は英語まで小学校から学ぶ時代ですが、英語でも会話できない海外の人と接し、とにかく伝えたいという一心で、黒板にチョークで書き始めて…という経験のほうが意味がある気がしてきた…。

ポテトチップスを差し出され「これはハラル?」…と尋ねられた私は「ポークエキス」が使用されていたので、「ポーク、ポーク」というだけの会話しかできませんでしたが、それでもちゃんと伝わっていましたので。

その後、私は恵泉女学園大学で開催されていた「子どもみらい会議」に足を運びました。今年は、諏訪小学校、永山小学校、愛和小学校、和田中学校、青陵中学校から代表児童、生徒が集まり「住み続けられる多摩市」をテーマにしたディスカッションが行われました。最後のメッセージは「地域や自然とのかかわりを大切にし、それを行動にうつすことで多摩市を住み続けられるまちにしよう!」と無事にまとめられました。

 

多摩市で開催してきた「子どもみらい会議」も毎年毎年の積み重ねもあり、随分と形式化しているようにも感じています。子どもたちは各小中学校の代表者として立派にその役を果たしているのですが、私には何となく自由ではないというのか、堅苦しくなりすぎていないか?ともチラリ感じられる場面もありました。ここに出番があることは、ありがたいことなのかもしれませんが、発表の準備を指導している先生たちもかなりご苦労が多いのではないのか?などと勝手ながら想像しております。

子どもたちのディスカッションの様子を大人がぐるりと取り囲みながら様子を見ている…その感じが、何とも言えず…「誰のためにやっている会議なんだろう?」と思わざるをえなかったりもするのです。

各学校の上手すぎる発表、子どもたちは言い間違えることなく参加した感想を述べる場面などなど…私にはちょっと「出来すぎていて…」と思えてしまう。そして、この出来すぎている感じが、今の日本の学校教育そのものだなとも思うんです。子どもはもっと自由であっていいのでは?と個人的な感想です。

夕刻から参加させてもらった’とあるイベント’の開催に向けたミーティングがめちゃくちゃ面白かった。子どもたちの心をくすぐるような仕掛けづくりって凝り固まった大人の頭ではなかなか思いつかないんだということもまた実感できてよかった。

明日から2月。さて、そろそろ筋力維持のためのランニングを再開させねば。

新庁舎建設について府中市でヒアリング

今日は会派フェアな市政のメンバーでお隣は府中市での調査活動。

老朽化、狭あい化などなど(どこかでも聞いたことがあるな)…昭和34年(そろそろ西暦を使おうか。1959年)に建築された最も古い庁舎は耐震性能は不足していて、大きな地震には当然耐えることができないだろう…というレベル。ここを耐震化するよりも、とにかく新庁舎建設のプロジェクトを進めていくことだとの結論をもとに取り組んできたようです。

なので…耐震化の工事は一切行っていないとのこと。多摩市の場合には耐震性能が不足しているからと補強工事を実施し、設備などについてもまだあと少しは使わなければならないから…と更新工事を実施しました。もちろんそこには億単位の税金が使われています。でも、府中市の場合は「何とか我慢して」というのか「どうにか持ち堪えさせて」というのか…更新工事には税金を使わず、新庁舎建設を加速させていったようです。確かに手狭で、そして庁内は電気の明るさも昭和時代を感じさせるわけですが、私は「いかにも市役所」という懐かしさのある庁舎で、嫌いな雰囲気ではありませんでした。

さて、いよいよ着工するのは令和3年度以降になるとのことですが、今日に至るまでの経過をヒアリングする中で最も感心したのは、「より多くの市民に」を心がけた情報提供への工夫ですね。公開プレゼンテーションによる事業者決定、市民説明会だけでなく市内各所で開催されるイベントに赴いたキャラバン隊、節目ごとの広報やかわら版の発行など、大規模で50年、60年に1度のプロジェクトであるからこそ、できるだけ丁寧な工程を重ねようと努力されていることが伝わりました。

議会とのやり取りについては、もちろん議会も特別委員会を設置して対応していますが、特筆すべきは「議会エリア」については議会内での検討会による協議を重ねてきたということですね。おそらく、ここは府中市だけでなく、他市の場合もきっと「議会エリア」は議会サイドで議論しているのではないかと思われますし、多摩市でも庁舎建て替えが話題になっていることを思えば、議会としても議論に参加していく心づもりが必要なんだなと感じられました。

担当者の方は「土地の取得に時間がかかった分、合意形成を丁寧に重ねることができたと思う。」と謙遜されていましたが、決してそうではないだろう…と思えたのは、会議室の規模(サイズ)や必要数などを把握するために一年間の各部署の会議開催状況などの実態調査を行ったり、実際に新庁舎の窓口空間をより快適な状況にするためカウンターやロビーチェアなど市民だけなく職員にも参加してもらったモニタリングを実施したり…一大プロジェクトだからこそ、現況把握などを含めてより慎重に丁寧にと心がけた取組みがなされていたからですね。執務室についても環境調査を行っているというのもなるほどなと思います。そして、何よりもプロポーザル方式による業者の選定などについても、選定基準の公開なども含めた情報発信にも気配りされていると思います。

今日のヒアリング。なんと言っても、説明してくれた職員の方が開口一番「経験したことのないプロジェクト」であり、そこに関わることへの緊張感が感じられ、そして、先にも書いた通り「50年60年に1度のことであるからこそ、より公平公正に進めていかなければならない」と強調されていたことが印象にのこりました。だからこそ、「顔の見える取組みにしていかねばならない」とその必要性が語られました。その考えに基づいた合意形成過程を積み上げ、より多くの情報発信、積極的な情報公開への努力…になっているのではないでしょうか。

しかし、府中市はこうした一大プロジェクトを見込んで庁舎建設のための基金も積み立てされてきたようです。なので、PFI手法なども検討したとは言うものの、基金を活用し、起債すれば十分に対応でき、従来手法(PFIなどをやらなくていい)で進めていくとの判断もわりとスピーディにできたそう。ちなみに約80億円くらいの基金はあるそうです(すでに土地取得のために取り崩しもしている)。

さて、わが市は?…と目を転じてみれば、庁舎リニューアルは優先度高い課題であるはずなのに、遅々として進まず。以前から「平成41年度から新庁舎を稼働させる」ということだけは聞いていますが、まだ、庁舎の場所問題をどうするか?についても結論はない。庁舎の位置を変更、つまりは場所移転するともなれば、議会の議決も必要になります。庁舎というのは、「まちの顔」にもなり、まちの発展をけん引する場所になっていくのかもしれませんね。府中市の場合にも、市民が集まれる、利用できるようなスペースも確保し、休日でもにぎわう場所にしていくような設計になる予定ですし、日常的に市役所に人が集まってくるような仕掛けも含めて、環境が整備される予定です。

学べたことがたくさんあり、収穫の多いヒアリングになりました。多摩市の庁舎建て替え問題も悠長に構えていられないはず。引き続き、他市事例なども調査しつつ、「その時、市議会は?」という視点からどう対応するか、取り組むことができるかを考えていきたいと思います。

こうのとりのゆりかご。

西葛西駅前の「子供の広場」には子どもたちに人気という恐竜がいましたが、でも、とても大きくて、恐怖心を抱いてしまう場合もあるのではないのか?と個人的には思いました。

ちょっとしたご縁があり、西葛西まで足を運び、「こうのとりのゆりかご」のお話を伺ってきました。熊本県慈恵病院というと、頭に思い浮かぶと思いますが「赤ちゃんポスト」のことです。この取り組みを立ち上げる時から関わってきた田尻由貴子さんにお目にかかることができ、「生まれてきたいのちは大事に育てなければ」という思い、また「胎児の人権」という視点からのお話し、まだまだ相談体制が不十分であるという現状など伺うことができました。多摩市はこの4月から、「子育て世代包括支援センター(まだ仮称)」の多摩市版を開設することになっていますので、田尻さんとお目にかかることができたご縁に感謝感謝です。

多摩市としてはあまり大げさなことはしないというのか、「子育て世代包括支援センター(仮称)と看板を掲げるというのか、単に表記するだけというのか、何か新しい場所ができるというものではなく、基本的には今の健康センターで行っている母子保健事業をそのまま継続していこうという発想だと受け止めています。しかし、出産することはできたとしても育てることが難しい状況への対応など、視野に入れていく必要がありそうです。

子どもたちを取り巻いている環境、あるいは子育て家庭を取り巻く環境は正直言って厳しい。「子育て世代包括支援センター」がどれだけの機能充実と発揮をしていくかが問われそうですね。妊娠届を出し、母子手帳を受け取る…多摩市は市民の利便性を考えて、保健師さんが常駐していない窓口でも受け取れるようになっています。でも、本当は保健師さんが必ず常駐している健康センター改め「子育て世代包括支援センター」に集中させる、あるいはそれだと不便になるというならば、「子ども家庭支援センター」にも…ということで2カ所くらいに絞ったほうがいいのになと思うのは私だけでしょうか。田尻さんのお話を伺うと、やっぱり「妊娠届」のところがとっても大事であることを再認識させられたのでした。

「こうのとりのゆりかご」。必要だと思います。聞くところによれば、東京都はジッとしているだけのようで…愛知県のような新生児里親委託の取組みなどについても、なんというか積極的ではないようですね。むしろその逆。変えなければいけないのは東京都なのかもしれない…。

誰のために仕事しているのか?…

今週末には来年度予算が示される予定になっています。それと合わせて、3月議会に向けては一般質問の通告書提出についても通知文が届いているので、そろそろ準備しないといけないというか、質問内容をどうするかも検討していかねばと考えています。

最近、市民の方とお会いすると「誰のために仕事をしているのか」とか「どこを向いて仕事をしているのか」というお声をいただくことがあり、単に要望が通らないから…とか、自分の主張が聞き入れられないから…ということでご意見を頂戴するというよりは、むしろ、「保身に走っているのではないのか」とか「仕事が増えないように見て見ぬふりをしているのではないのか」と直感的にというのか、市民の方に感じさせる一瞬があるというのはとても残念なことだと思います。

しかし、「どうしてこんなにも余裕がないのか」…。余裕がないことで周りを見なくなるというのはあるのかなあ…と感じることはあります。私個人的には、なんだか齷齪していて忙しいというのは何も行政に限ったことではなく、民間企業も同様な気がしますし、そこに「働き方改革」という視点が持ち込まれながら、生産性やら効率性やらと言われるので、余計にセカセカしてしまうようにも思います。もちろん、ダラダラ仕事をして、残業しなくてもいいのに業務を延長し、残業代が支払われている実態は改善すべきと思うのですが、「そもそも、なぜ残業が多くなってしまうのか?」「それは人手不足だけが要因なの?」…この辺りは実際に業務に従事している人にしかわからない部分もあるはずですし、その業務量などを的確に把握しながら、進捗状況をチェックしていくところに管理職の手腕が発揮されてほしいものです。

それにしても、今日も午前中から午後からと、まったく分野違いの事柄でヒアリングをしながら、市役所の職員に対して、そしてまた小学校や中学校の先生方に接した市民の皆さんの感想が「どこを見て仕事をしているのか。」「誰のためにやっているんだろう。」なんてことを感じさせているような実態が存在していることを受け止めざるを得ませんでした。こうした状況を議会の立場でアプローチするというのもなかなか難しい。行政組織のマネジメントということになれば、市長や副市長たちに委ねるしかないわけであって、「ちょっと、何とかして」と言われたところで、何ともしがたいというのか。

そして、「誰のために仕事しているのか」」というのは実は、私たち議員あるいは議会にも問われていることだなと思うのでした。人の振り見て我が振り直せ…ではないですが、行政のありようと議会のありようはやっぱりお互いを映し出す鏡みたいなものかもしれませんね。

今日もいろんなことを学ばせていただいた一日でした!夕刻からは手話講習会…そろそろ総仕上げというのか一年間のまとめの時期に差し掛かっているのですが、ホント…上達していない。努力不足だなと反省。

雪が積もるか積もらないか。

今朝は寒くて、直立不動になっています。いつも通り、しらた議員と永山駅で市政報告。本日の内容は先週の視察に関連する内容でした。こうして話していれば話しているほどに、滋賀県草津市「健幸都市」や大阪府吹田市の「健康」をコンセプトに据えたエリア開発に学ぶ必要があるとの思いがますます強くなるのが不思議です。

午前中は市民の方とお目にかかり、午後は三市収益事業組合議会の代表者会議。市議会でも定例会開催前に議案説明があるように、一部事務組合の三市組合でも議案説明が行われるのです。そして、市議会と同様に、公式な会議にて質問がある場合にはあらかじめその内容を「事前通告」というようなお堅い形式はないものの、会議当日に答弁する側の事務局が困らないようにしておくことが必要です。三市組合の代表者会議というのは公式会議に先立つ事前準備の一環というわけです。

次回の会議では次年度予算などが主な審議事項になる予定です。会議の式次第や資料などなど、すでに万全な準備が整えられていて、私たち議員もきちんと読み込んでおかねばなりません。

今日はちょっとうれしいことがあったので、モンブランケーキ。そして、ちょっと遅れぎみになっている議会報告のニュース原稿の再作成にエネルギーをチャージ中。ちょっとモタモタしていると、情報が古くなってしまったりするので、ニュースの原稿は書き換えが余儀なくされるのです。どんな話題を取り上げようかと再検討している夜です。しかし、筆がなかなか進みません。こんな時は、焦らず過ごすのが吉。書けない時には書かないのが一番かもしれませんね。ちょっと頭休めします。

明日に雪が積もるかなあ、積もらないかなあと思いながら、明日の朝の心配をしています。街頭宣伝活動は雪の時はもちろん、雨でも中止です。ちなみに明日は聖蹟桜ヶ丘駅西口の予定。

関東地区競艇主催地議会協議会の研修。

関西方面から戻り、また関西方面へ。関東地区競艇主催地議会協議会の役員会で視察研修でした。行先はボートレース住之江とボートピア梅田。住之江の競艇場は以前に足を運んだことがある記憶でしたが、とにかく競艇場というのは広い!…ですので、施設見学をするだけでもかなり歩数を稼げるような感じですね。

三市収益事業組合で協定を主催している江戸川競艇場も広いと思うのですが、他の施設に行くともっと広い気がします。江戸川競艇場がコンパクトに思えますが、それは、江戸川競艇場の場合には周辺の住宅地とかなり近接していることもあり、競艇場の広さというよりも立地の問題かもしれません。個人的に江戸川競艇場にはアートミュージアムがあり、そこは他の競艇場にはない魅力だと勝手に思っておりますし、視察をする際のおすすめポイントです。そして、施設そのものは昭和時代を感じさせるわけですが、建物内はクリーンさを意識し、来場者が快適に過ごせるようになっていると感じています。他競艇場も多くは存じ上げませんが、ファンサービスやファンの獲得のために工夫がされており、住之江競艇場でも家族や友達どうしで楽しむことのできるボックス席なども準備され、女性専用ルームには絵本「いないいないばあ」まで置いてありました。ちょっと私には意外な光景でもありました。

楽しみ方というのは人それぞれとはいえ、やはりギャンブルあることには変わりがありませんし、依存症のことも常に意識しておく必要がある。ギャンブル依存症については、業界全体でも意識的に対応していく方向にはあり、取組みを進めていこうとしているとは思います(例えば…こちら)。よく「依存症」は自己責任…とする考え方も伺いますが、私は自己責任論だけで片付けられないことだと考えています。ゲーム依存症で昼夜逆転してしまう子どもたちの存在を考える時、それを子どもの責任、親の責任として押し込めておいてよいのか?ということにも通じる問題であると思うのです。

公営競技としての競艇…ここを存続させていくとすれば、合わせて、必要な対応と対策が求められていくのだと考えています。

こちら、視察2日目のボートピア梅田1階にあるカフェ。ここだけ切り取れば、ボートピアだとは思えないと思います。おしゃれな空間でした。

 

ビルの外観と入り口。かわいらしいキャラクターのうめぼーが出迎えてくれます。海外からの観光客がふらっとビルの中に入ってくることもあるそうですね。確かに「何をしている場所なんだろう」と見てみたくなるかもしれません。インバウンド…ここについても見込んでいくような方向もあるようですが、今はまだ海外の方をお迎えできる体制にはなっていないようです(言葉の問題が大きい)。

業界全体の売上増が自治体の収入増にもつながるわけなので、私たち公営競技を主催する地方公共団体側もファンの拡大などなど期待する一面もありつつ、先にも書いた通り「依存症問題」に背を向けることもできないのだと思っています。2日間…競艇業界で働く方々にもお目にかかり、来場者の方々へのおもてなしへの努力を感じた時間でもありました。帰り道、厚労省のホームページの情報をチェック。なかなか読み込むのには大変なボリュームですが、きっと私たち公営競技を主催する側としては把握しておくべきことでしょうね。

ここのところ、かなりあちこち出かける用事もあり、移動距離がすごい…。週末もそれなりの予定をこなすことにします。

草津市「健幸まちづくり」と吹田市「健康・医療のまちづくり」

会派視察で滋賀県草津市、大阪の吹田市に行ってきました。今回のテーマは「健幸都市」。草津市は多摩市と同じように「健幸まちづくり」を掲げていて、吹田市は「健都のまちづくり」で新たな都市開発に取組んでいるという記事を見たのでぜひ話を聞いてみたいなと思っていました。

草津市は東海道と中山道との結節点として栄えていた宿場町。街並みにもその面影があり、そしてまた現在も交通の結節点という便利な立地。関西圏では住みよさでも上位にランクインしています。大阪や京都へのアクセスも良く、そして琵琶湖もあって環境もいい。駅前もマンションを含む再開発ビルが建設中でした。
「健幸都市」のキックオフが平成28年ということなので、だいたい多摩市とも同じような時期から始まっているのかなあという印象でした。そして、厚生労働省から出向の職員さんもおられるとのことですが、多摩市の「健幸まちづくり政策監」のような立場ではないそうです。多摩市のような立ち位置から、采配してもらえることは政策を進めていくうえでは効果的だと思います…と逆にご意見をいただいたりもして、「そうなのかなー」。

「健幸都市」というのは、何となくトレンドというのか、流行り言葉に過ぎないのかなとか思ったりしますが、いずれにせよ「健幸」の「幸せ」に込められている「幸福度合い」を測定するというのは何とも難しいこと。とはいえ、「健幸づくり」という言葉が接着剤のようになって、縦割り組織に横つながりをつくるのに便利なのかもしれませんね。

草津市の「健幸まちづくり」は、いわゆる地方創生計画でもある「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を踏まえて取組みの方向性が整理されているようです。多摩市にも「健幸まちづくり基本方針」はありますが、草津市のように「健幸都市基本計画」までにはなっていません。多摩市の場合には「虹をかけよう大作戦」がそれに変わるものになっているとも言えるのか?もう一度、多摩市の「健幸まちづくり」のことをおさらいしてみようかと思っています。

 

それにしても…「とても似ている」。私、今回の視察で最も驚いたのは…「健幸都市くさつ」のシンボルマークが多摩ニュータウン再生プロジェクトのシンボルマークが似すぎてる!ということでしたが。

まあ、それはさておき、草津市でも、多摩市と同様に「健幸まちづくり」を担当している所管は、「健幸まちづくり」の進捗状況の管理が仕事の中心になっていて、実動部隊になりきれないところが辛そうというか難しそうです。個人的には日ごろから、多摩市の「健幸まちづくり推進室」の業務には苦労が多そうだと感じていますし、「健幸まちづくり政策監」という役職にしても、その必要性は問われそうな気がしています。しかし、政策の「柱」として掲げられている限り、職員さんたちは何としてでも汗をかかねばならないというわけですね。草津市の担当所管もなかなかご苦労多そうな印象でした。

やっぱり、「健幸」というのはわかるようでいて、よくわからない造語と感じてしまいます。草津市の職員さんも奮闘されているようですので、ぜひ頑張ってほしいなあと思いました。

そして、吹田市の「健都」について。ホームページにも掲載されている資料を活用しながら、概要について説明をしていただきました。新たな都市開発を手掛けているのに、担当しているのは「健康医療部」ということに興味がありましたが、「開発だけ(ハード)で終わりにしてはいけない。ソフトをどうつくっていくのかという視点が重要」という発想にたっている…との説明になるほど!と思いました。

現在に至るまでの歴史など、とても丁寧に説明をくださったのですが、今日の説明だけでは見えてこないような努力などがあったのだろうなあと察するものです。特に開発エリアは隣接する摂津市ともまたがっているため、ともに同じ方向をめざし、調整を重ねながら取り組むというのは…吹田市と摂津市の都市の規模の違いなどもあり、なかなか難しかったのではないかと思います。吹田市には吹田市にあるリソースがあり、そこを活かして取り組んでいるとおっしゃっていたのが印象的でした。

多摩市の場合にも「健幸都市」を掲げていること、さらには永山にある日医大が移転建替えをする構想を持ち、そのために、東永山小学校の跡地と永山駅前にある都市再生機構所有の土地の交換をしたことや、そこに多摩ニュータウン再生にも取り組んでいこうとしているわけなので、都市の規模が異なる吹田市のように…とはいかないまでも多摩市なりの新しいビジョンを提示しつつ、将来につながるまちづくりにつなげていく必要があると考えます。そのビジョンが「諏訪・永山まちづくり計画」であるならば、今後、計画に基づいてどう具体化していくかの段階ですね。ちなみに、その計画には「駅と医療・子育て・福祉拠点を連携させたコンパクト型エリア再編を契機に、「健幸都市」を創り・発信する
ニュータウンのモデル地区『諏訪・永山エリア』」となっているので、かなり「健都」の発想に近いとも思うのですが。

そんなわけで、草津市と吹田市に足を運び、多摩市の「健幸まちづくり推進室」が「諏訪・永山まちづくり計画」を所管するとしたらどうなるか?なんてことを思わず考えてしまった帰路でした。それもありかもね!と個人的には思います。

実は、吹田市にも厚生労働省から出向されている職員さんがおられるそうです。やはり、「健都」に移転建替する「国立循環器病研究センター病院」との協議など、厚労省からの職員さんの存在は大きいと伺いました。市の職員さんが国の機関の方と話をするというのはかなりハードルが高いことなのですね。そういう視点からも多摩市の「健幸まちづくり政策監(厚労省出身)」がもっと活躍できるようなフィールドもあるのではないのか?と思ったりするのでした。

さて、今日は多摩市に戻り、また明日から大阪に出張するという…。

大寒らしいです。

 

朝も冷え込みはまだまだ厳しく…今朝の永山駅も冷たかった。大寒らしいです。でも、日中は3月並みの気温だったとか。さて、今日は、阪神・淡路大震災から25年目を迎えた先週末17日に参加をした「星に語りて」に触れながら、災害時に障害のある方々をどう支援していくかについて考えていかなければならないし、考えることができるのも「今だからこそ」と強調しながら訴えておりました。

「星に語りて」は、東日本大震災の当時の状況について、実話をベースにしながら物語に書き起こしたものですが、一つひとつのセリフに真実味があり、胸に突き刺さりました。「障害者が消えた」…私たちはこの言葉をどう受け止めることができるでしょうか。実際に、障害のある方々を受け入れることのできる避難所はあるのかということも含め、それは、きっと物理的な問題ももちろんのこと、一人一人の違い、個性を受け止めるられるのかどうか、平時には「共生社会が大切だ」と理解をしているた私たち一人一人のありようが問われる課題でもあると思うのです。災害弱者対策は一見、進んでいるようで、言葉だけが独り歩きしている感が否めない。一筋縄ではいかない問題だと思いますが、しっかり取り組まねばいけない…映画を通じ、改めて認識したところです。

 

昨日、若葉台にある稲城市立アイプラザホールにて、ピアノの発表会がありました。私の演奏はさておきなのですが、すばらしいピアノを弾いてしまった感動と感激!…もちろんスタンウエイのピアノなのですが、その音色はもちろんのこと、鍵盤をポンとたたいた時の感触一つとっても最上級の弾き心地と…この私でも感じることのできるくらいのピアノでした。ついつい、パルテノン多摩にあるピアノとは全然違う…と思ってしまうのが私の職業病ではないかと反省しましたが、さすが、こちらのホールを使用してCDなどの録音をする演奏家もいるのは当然だと思いました。

そして、こうした本物に触れることのできた感動や感激。発表会に出た子どもたちがきっと身体で感じてくれたのではないのかと思います。私でも感じることができたので、子どもたちのほうがもっともっと身体全体で感じたのではないかなあと。

70歳を超えたみなさんの演奏は健康に毎日を過ごす秘訣を伝授してくれているかのようでした。私にとっては高校1年生ぶりの発表会だったかなと思い出しました。当時、2台のピアノで演奏した記憶。確か、ハンガリー舞曲でした。ピアノの発表会でソロというのは…小学生の時以来かもしれない。途中で緊張して暗譜していた楽譜が頭の中から消えてしまい、調子が狂いました。でも、とりあえず最後まで弾き終えることができてホッとしました。ちなみに、演奏したのはバッハのイタリア協奏曲第一楽章でした。

明日から、会派視察です。明日と明後日の視察の様子はフェイスブックページで情報更新できるかな。

明るい選挙ポスター展。

 

ベルブ永山で映画上映会がありましたので足を運びました。ちょうどギャラリーでは明るい選挙ポスター展が開催されていて、子どもたちの力作が並んでおりました。東京都選挙管理委員会からも表彰されているポスターなどもありましたが、私個人的には、好きだなあと思ったのはこちら。

一票一票が国をつくっている…という訴えが心に響きました。そして、もう一つ…はこちら。

国旗がジグソーパズルになっていて、それを投票用紙に見立てている絵です。「一票が未来を決める」…。これもまた、私の発想ではなかなか思いつかない構図というか、アイデアだなと思いました。

子どもたちの選挙、投票に対する思いを感じることのできるポスター展でもあり、ちょっと心がほっこりなりました。こうしたポスター描画に取り組んだ子どもたちはきっと投票所に足を運んでくれるのではないかなと思ったりしました。うれしい気持ちになりました。たった3日間の開催というのがなんかもったいない気もしました。そして、お借りできるのであれば、殺風景な市議会のフロア、市役所4階の議場のところにでも掲示することはできないかしら?とも思いました。

明るい選挙推進委員の方が通行する方に「せっかくですから、ぜひ見てください。大人はこれを無視できないと思いますから。」とお声掛けされていたのも印象的。ホントですね。

この頃、パブリックスペースにピアノを置くという試み広がっていますが、米子空港でも見つけました!しかもすごいかわいい。これは「空港ピアノ」というらしい。

目に留まるカラフルなピアノ。思わず、触ってみたくなります。弾いてみたくなりましたが、「ドレミ♪」とだけ弾いてみて終わりました。「誰かピアノ弾いてくれないかなー」とあたりを見回してしまいました。

多摩市でも期間限定で「駅ピアノ」とかできないかな。実験してみたい。これ、録画し忘れたので再放送(駅ピアノ・神戸)は必ず予約しておかないと。こちらもおすすめの番組

無事に1月の3連休が終わり…。

 

お正月が終わっても、地域行事が目白押し…この週末はどんど焼きが市内各所で行われていました。そして、市の公式行事としては消防団の出初式があり、成人式が行われました。

出初式に成人式が終わると、いよいよ本格的に正月気分が抜けて始動する感じがします。今日はいつもどおり手話講習会にだけは出席しましたが、何せ、我が家はただいま「インフルエンザにだけはならないように。風邪のウイルスだけは家の中に持ち込まないように」と細心の注意を払っているところです。

ところで、パークマネジメントの研究会があり、参加してきました。どこの自治体の方なのかはわかりませんでしたが、とある自治体で仕事をされている職員さんが熱心に質問をされている姿を見ながら、感心しておりました。民間事業者にとって「公園活用」がビジネスチャンスであるとして、そのチャンスを活かした結果で市民にどれくらい還元される内容になっていくのか?…やはりそのコンテンツをしっかりと考えていくべきであり、成功事例というのは、市民の声をていねいに取り入れる努力がなされていると思います。民間事業者のペースに巻き込まれ、市民と共にコンテンツを磨く作業がスキップされているところに‛輝き’は期待できないでしょうね。外見だけを取り繕っただけでは、うまくいくはずだったものも旨くはいかなくなるというのか…。

まだまだいくつかの事例なども含め、学ばねばいけないなと思っています。多摩市にとって、「みどり・公園」はまちの魅力にもつながる重要な財産。その財産を持続可能にしていくためにも、必要な対策が求められている気がします。公園内にある老朽化しているスポーツ施設などの利活用含めて、本当はもっともっと考えられたはずで。従来通りの手法により、大規模改修が行われている多摩東公園や武道館や陸上競技場を見ていると、なんだか勿体ないなあと思うものです。

それにしても、最近の公園研究というのか、公園活用というのか、パークマネジメント系の学習会は大盛況ですね!多摩市でも、もっともっと市民のためにどうすべきかを考えていけると良いですね。いろんなジャンルの方々が関わることで、公園のポテンシャルはよりよく開花していく気がします。