武蔵野市でやっている「あそべえ」を見に行きました。学校内にあり、空き教室などを利用して子どもたちの放課後の居場所として活用されている「遊び場」です。もともとは「子どもたちの遊ぶ場所が少ない」という視点から発案され、市内すべての小学校に設置されています。私が伺ったのは市内でも子どもたちが増えている桜堤小学校内のあそべえ。
教室スペース+校庭+日によって図書室も開放されています。それぞれにスタッフがいて、子どもたちを見守っています。何と!朝の校庭開放は7時15分から8時15分まで。地域の方が子どもたちを見守っているそうです。この早朝時間帯はうらやましい限り。概ね二人体制で朝と放課後時間の校庭開放が行われているのだとか。スタッフは市の臨時職員という身分になっており、あとから伺ったところ時給は970円とのことでした。ちなみに校庭開放は雨天中止となっています。
実は、ここはランドセルを持って通うことのできる場所です(「ちょくべえ」・・直接あそべえに来る)。今日も何人もの子どもがランドセル来館をしていました。1年生は保護者の了解を記入したカードを持参していますが、2年生以上は保護者と話し合っていることを前提にし、直接来館できるシステムです。17時まであいていますが、18時まで延長ができる様子。その場合には「お迎え」をしてもらっている様子です。多いときには一日150人ほどくるそうです。

ちょうど私が見に行った時間帯は1年生を中心に低学年の子どもたちが遊びに来ていたのですが、ミニ児童館風です。武蔵野市には児童館が1つしかないそう。地域の方々が支えている子どもの遊び場とも言えそうで、年間予算は市内小学校12か所すべての設置されていて、総事業費は1億2842万1千円。財源は、都支出金が2118万円、一般財源が1億724万1千円だと伺いました。武蔵野市はリッチだから・・・って・・・・朝は校庭開放が7時15分から8時15分(校舎をあける副校長先生は大変そうだが)、放課後は室内、校庭に日によっては図書館、雨の日は体育館も開放され、土曜日も開所している・・・・という充実ぶり(私から見たら)で、1カ所あたり1000万円ほどの年間予算で運営されているのは費用対効果としてはどうでしょう?私としてはこの仕組みを持続していくためのスタッフ確保の必要性で考えてみれば、「お得」ではないかと思います。
担っている役割に差異はあるとは思いますが、例えば多摩市の児童館の場合を考えてみれば少なくとも職員が3人体制になっていることを思っても、人件費だけでどれだけかかるか推して知るべし。武蔵野市と多摩市とがたどってきた道も違うわけですし、比較衡量などできるわけもありませんが、学校施設をフル活用して、地域の子どもたちを受け入れていく仕組みってこれからの姿のような気がします。ちなみに、小学校内に設置されている学童クラブに通う子どもたちも「あそべえ」で遊ぶことができます。いわゆる全児童対策とはちょっと異なるようで、国の取組みよりも先駆けてスタートした仕組みだと伺いました。武蔵野市は何でも国よりも先にやってしまうのが好きみたい・・・・と市役所全体組織の風土と言うことかもしれませんね。
あそべえ=地域子ども館・・・地域ごとに雰囲気も異なり、運営のされ方もそれぞれとは聞きますし、それぞれに悩みも抱えているとはいえ、学校施設をフル活用しながら、子どもたちの遊び場、居場所を確保する事業として・・・かなり先見的な取組みだったのだと思いますし・・・・学校施設を開放するにあたっては「市長の一声!」も強かったと。たいていの場合は学校管理責任のある校長先生=教育委員会の抵抗が予測されるわけですが、そんな抵抗は気にせず、市長が「事業実施」を決めてから、3か月後にはすでにスタートしていたそうですから・・・・・(スゴいっ!)。
それにしても武蔵野市はやはりお金があるのですね。学校の耐震化など国の補助が付く前にすべて終えてしまったとは恐るべし。今日案内していただいたのは川名ゆうじ武蔵野市議だったのですが、川名さんは桜堤小学校出身、併設されている学童クラブ出身だと。中学校の頃に買い食いをしていたというご近所商店街のお店で「今川焼」をごちそうになりました。

もし、我が家の近くにこんなお店があれば・・・・毎日のように団子を買ってしまいそうだ・・・・。(写真は川名さんとお店「ふるさと」)










