晩秋。

明日から定例会。そして明日の天気予報をチェックすると「涼しくなります。」と書いてありましたが‥‥「寒くなります。」じゃないんだ…。明日の朝の防寒対策を考えながら、夕方を迎えました。すっかり、秋は終わって、明日からは冬ですね。

定例会の始まる前日は、何かとやることがあるのですが、今日はいつもよりはスケジュールにも余裕があり、年末の大掃除に先立つ…「一年間使ったもの、使わなかったもの」と仕訳大会をしてしまいました。「また、いつか使うかもしれない」と思って保管していたものの中からも「これを使う‛いつか’は来ないな」と思えるようなものもあるのでそちらも処分対象に。

こうして仕分け作業をしていると、「なるべく買わないようにしないと」と思いますし、「すぐに買わないようにする」をもっと徹底しないとと思うばかりです。処分品を目の前に、これをリサイクルに出すか、それともそのまま廃棄処分するのかも迷います。衣類を眺めていると…ついついエコプラザ多摩で山積みされていた古布のことを思い出さずにはいられません。

明日から定例会なので、提出予定の議案をもう一度確認して、会派での議論もしておかないといけないな。今日は美容院に行くこともできたので、さっぱりして、気持ちもすっきり。「今日はどうされますか?」といちいち説明をしなくても、「いつもどおりで」とお任せして安心な美容院で、美容師さんに感謝です。さて、明日からに備えて早寝します。

ひとやすみ。

どうしても、時間潰しをしなければならずに入ったお店。「東京ってやっぱりすごいよね。」というわけで、どこにでもカフェがあるしコンビニエンスストアもあるし‥‥「東京ってすごい」と言われると、そこには「多摩市」も含まれるので、ちょっと「うーん、そうなのかな」と思うのですが、地方で暮らしていると「東京は明るくて、キラキラしすぎている」ともなるようです。イルミネーションあるからかな…。

さて、今日は明後日から始まる12月議会、要するに明後日から師走に入るわけで、今年最後の定例会が開会に先立つ議会運営委員会が開催されていました。あとから報告をもらったのですが…なんと、改選後の予定までが示されていて、ちょっと早すぎないかと思いましたが、4月には統一地方選挙があるので、周囲もだいぶ賑やかになってきた気もします。新たに立候補を考えておられる方もいらっしゃるようで、情報も耳にするようになりました。新聞社からの調査票記入依頼も手元に届いていて、「もう、そんな季節になってしまったのかと。

これから忙しくなるなあ…と思えば思うほどに、「休みを大事にしないと」と心がけるようにしているので、一休みしたい気分になりますが、そうもしていられず、今日は一般質問の準備でヒアリングされました。今回の一般質問では「新型コロナウイルスワクチン接種に対する市の考え方」と「不登校総合対策」について尋ねることにしています(2022年12月 一般質問通告書_岩永ひさか)。市民の方から寄せられる意見を踏まえながら、質問を考えてきましたが、どちらの課題も重たい。

南大沢にある都立大学で宮台真司さんが襲われたという報道には驚きましたが、社会が何となく暴力化しているような、背筋がぞっとするようなことが起こっていることに心がざわつきます。いかなる理由があっても、暴力はやっぱり許されない。

ベルブ永山のギャラリーで、私が子どもの時からお世話になったアトリエの先生の作品が展示されていたので見てきました。事故で亡くなられた先生からかけてもらった言葉を思い出しながら…。「自分の描きたいものを思うままに描いてごらん。」…私にはとても難しかったのです。それまで、カチッとした静物画を中心にして技法を学ぶ絵画教室に通っていたので、自由に表現して描くことがものすごくハードル高かった。自己を表現するって簡単なことではない…と私は思っています。

このままいくと美容院に行けるタイミングなく年末を迎えそうなので、明日は美容院に行くことにしようかな。風が強い一日で、髪の毛がムチャクチャになる一日でしたね。

市役所建替えと超えるべきハードル。

柿を自然乾燥するだけでは、なかなか難しく…やはりオーブンを使用して、ドライフルーツにしてみましたが、これがとてもおいしくて何よりも「ヘルシー」と家族にも大人気でした…というか、私の口に入ったのは数枚でした。

さて、この週末に市役所建替えに関する市民フォーラムが行われました。永山のベルブホールと桜ヶ丘のヴィータホールの2か所にて。私は永山会場に参加をしてきましたが、市民の方からのご意見は参考になると言いますか、その通りだなと頷けるものも多く、それ以上に、関心を寄せて、フォーラムに参加してくださる方々の存在に感謝するばかりです。

「どうして、建て替えまでにそんなに時間がかかるのか?」

という疑問は、私の周りの方も同じことを指摘される方も多いのですが、トップダウンでガシガシ進めていっていいものでもなく、市民との合意形成を丁寧に進めていこうとすると「それなりに時間がかかるんです。」と説明をするのですが、市政に関心を寄せながら、市役所建替え問題についても情報を得ていらっしゃる方にとっては、「一体いつまで時間をかけているのか?」という話しになるのはやむを得ません。

今回のフォーラムでは、「どんな市役所にしていくのか?」という観点から、有識者のみなさんの議論、協議をベースにしながらまとめあげた「基本構想(素案)」に対する市民との意見交換会。もちろん、有識者の皆さんも参加をされていて、素案の内容に対する市民の皆さんからの質問などにも回答されていましたが、「それなりに時間がかかるんです。」の理由として、「今の市役所本庁舎の機能を前提にして建て替えをするわけではない。」と断言されていたのが印象的でした。いわゆる、素案では、自治体、行政のDX(Digital Transformation/デジタルトランスフォーメーション)化をはじめとする改革、それに伴う職員の働き方の変革が同時並行的に議論されなければならないという強い問題意識があるというわけで‥‥単に、今ある市役所を建て替えるだけでは済まないということですね…なので、「それなりの時間が必要」…言ってみれば、トランスフォームを進めていくための議論と取組み推進のためにも一定時間がかかるということですね。

ということで、やっぱり、私…「で、何がどうトランスフォームされるのか?」という議論が全く見えないことに気がかりなのですが、行政のことなので、「まだ、煮え切らない段階での議論は出せません!」…と状態なのかしら。それとも、「まだ、ほとんど議論されていません…。」なのかしら。

何となく感じているのは、とにかく日々の業務に追われ過ぎで、「トランスフォーム」について考える時間的余裕がなさすぎる市役所職員たちの実態。かなりかなり強力なリーダーシップが発揮されなければ、推進することは難しそう…という現実。このあたり、市長はもちろんのことですが、問われるのはきっと副市長の手腕でしょうね…と思います。多少の強引さもなければ、うまくいかないくらい…ドラスティックな変革が求められると思うからです。

 

「それって、めっちゃ、ハードル高い!」…さて、どこまでやりきれるかも問われそう。基本構想で示された内容を具現化するためにどこまで精力を傾けることができるのか…議会としても、どうフォローする?できる?

 

というわけで、12月15日までパブリックコメントも募集中です→多摩市役所本庁舎建替基本構想(素案)パブリックコメントを募集します。市民フォーラムなどへは参加するのは難しいみなさんにも、ぜひ、チラッとでも素案をご覧いただけると嬉しいです。意見を届けてくださればなおありがたいですが。

 

TAMA映画祭の表彰式は盛り上がっていたようでした。私は同じパルテノン多摩内で開催された自主映画上映会に足を運んできました。「内なる海を見つめて」…医師の内海聡先生を追ったドキュメンタリー作品。どちらかと言うと、異端児扱いされている先生ですので、患者さんとどう向き合っているのかなど、興味深い内容がたくさんありました。私は以前、「児童相談所の怖い話」を読んだことがあり、その時から、ちょっと自分の中では気になっていたお医者さんでもあります。先生が「医原病のない世界へ」というのにも頷けるので。

本作品を撮影した監督の橋本有紀ちゃん、いつもありがとう。

とまりぎ。

午前中に、発達に凸凹のある子どもたちの成長とともに歩んでいる保護者の皆さんの情報交換の場に参加してきました。子どもがまだ小さいころには、子育て広場などで顔を合わす機会も少なくなかったようすが、子どもが成長するにつれて、保護者の皆さんもそれぞれお仕事をされたりとか、取り巻く環境を変えていることもあり、こうした場を調整するにも意外と日程を合わせるのには苦労しているのだとか。

もともと、地域にある保育園の子育て広場で出会ったご縁をつないでできている場なので、かつて広場でお世話になったという保育士さんたちも参加をされていました。乳幼児だったその子、その子の姿も思い出しながら、近況報告を聞きつつ、成長を喜び合ったり、あるいは、また新しい困りごとや悩みを共有し合いながら、「困った時にはいつでも戻れる場所」というのか、「相談できる人たちがいる」というサークルの存在は保護者の皆さんにとっても心強い。そしてまた、子どもたちの年齢もさまざまなので、先輩ママから後輩ママへのアドバイスと言う感じで、教育委員会のこと、学校のこと、支援センターのことなどなどいろんな情報が飛び交っていて、傍らでご一緒させていただき、有意義な時間を過ごすことができました。

当事者でなければ、わからないことが本当にたくさんで、そこにある葛藤や悩みなど…理解するなんてことは到底できないのですが、でも、一つひとつ、子どもの抱えている困りごと、課題をクリアしてきた苦労、それを乗り越えて、ホッとして、安堵している気持ちに触れる時、「抱え込まないでいられる」ことがきっと大切で、こうして心の中を吐露できることが必要な時間なのではないかと思うのでした。保護者の方からの話しを聴きながら、子どもの成長ぶりを掴んでおられるんだなあ…という保育士さんたちのコメントが素晴らしい。うまく紹介できないのですが、「子どもの自立」を促していくために、その子その子の成長に合わせて、保護者がちょっとずつ差し伸べていた手を引いていく感じをうまくガイドしているような感じがありました。

とてもいい時間を過ごせたなあと思いながら、午後もいつもビシバシ、ちゃんとコメントしてくれるお友達と出会い、情報交換をしたのですが、同い年だと、健康とか美容とか…維持する秘訣をどうするかとか…楽しい話題にもなるので、いつもとはまた違ったエネルギーをチャージできた気もします。小中学校時代の多摩市の様子を共有できる同い年のママの存在は心強いですね。ありがたいです。

ふと、今日一日のことを考えていて、「とまりぎ」という言葉を思い出しました。大事だなと思って。明日で金曜日。議会前なので、「一般質問の調整をさせてくださーい!」という電話がかかってきますね…職員さんたちも、答弁書を作成するのに忙しい時期ですね。12月議会、来週木曜日から始まります。

ヤングケアラー

今月は児童虐待防止啓発月間。そのタイミングに合わせて、健幸まちづくりシンポジウムが開催されたので足を運んできました。「ヤングケアラーに気づき、つなぐために」というテーマ。議会でも「ヤングケアラー」のことは話題になっていますし、世の中的にも取り上げられる機会も増えているので、多摩市でも着目し、支援体制の構築を進めていこうとしています。小学校5年生から高校生までの年齢を対象としたアンケート調査を実施し(約9,200人)、まずは実態把握からと言う段階です。

「ヤングケアラー」については、今日のシンポジウムでも指摘をされていたとおり、「お手伝いをしている」という認識にある子どもたちも少なくありません。実際に、子どもと言うのはよほどのことがない限り、‛よその家’のことはわからないですし、自分がお手伝いをしなければならない状況があったり、自分のことは自分でやらなければならないような困難な状況があっても、「そうすることが自分にとっては当たり前」という受け止めで、日々を過ごしているのではないかと感じます。自分の日々、自分の生活に何の疑問も持たずにいる子どもたちに「ヤングケアラー」であることを伝えること、認識させることの難しさがあるような気がしていて、自覚してもらうことが酷と言うケースもあります。家族の問題を知られたくないという場合もあると思います。ですので、とてもデリケートな問題であって、子どもの心を傷つけることなく、そしてまた、その家族を傷めることなく支援をするというのは、簡単ではないと捉えています。

今日のシンポジウムは、前半は講演会、後半はパネルディスカッションという形式だったのですが、今日のところは、多摩市内にもヤングケアラーが存在していること、あるいは、相談支援の中からヤングケアラーに気がついて、支援につなげていくことの必要性があるということが確認された感じでした。まあ、シンポジウムのテーマで、「ヤングケアラーに気づき、つなぐために」というタイトル通りには内容が構成されていたのですが、私は「なぜ、今、ヤングケアラーなのか」という点について、問題認識などが深堀されていくまでには至らなかったのがいささか残念。個人的には、「ヤングケアラーを取り上げる意味、意義」は、単に子どもたちの支援をするということに留まらず、家族も含めて支援をしていくという視点が求められると思いますし、それも含めて、社会の現状その他、突き詰めていくべきかなと思います。社会で支える介護や子育て…これだけ言われていても、やりきれていない現実があること、セーフティネットを張り巡らすことの必要性がものすごく言われていて、現場が疲弊するほど努力をしていても…でも、無理、難しい…限界になっている状態…ここにもっと私たちが視点を向けていくべきなのでしょう。分かりやすく言えば、「お金があれば解決できるのか」「お金があっても解決できないのか」…というあたりも。

今の日本社会で指摘される「貧困さ」がそのまま、子どもたちにしわ寄せになっている‥‥そんな気もします。

今後、多摩市でも「ヤングケアラーの実態調査」をした後、現状を把握してから、どう対応し、対策をするのか…具体的に見えているわけでもなく、ただ、調査をしただけ…にはならないと思っていますが、「その後、どうするの?」が問われます。いずれにせよ、重たい課題。「ケア」というのは難しい。お仕着せであってはいけないということも含めて…。

TAMA映画祭は今年も大盛況!

今年で32回目を迎える映画祭。ただ映画を見るだけでなく、監督や出演者の方をはじめとして、その後のトークが何よりも魅力なので、どれもこれもと目移りしてしまうくらい、よいプログラムがたくさん。日程を調整しながら、多摩にゆかりがある杉田協士監督の「春原さんのうた」を見て、今日は西垣吉春監督の「森の学校」を。監督さんのお人柄なども感じながら、見終えたばかりの作品、その余韻を噛みしめることができるひとときでした。

今日の午前中は「総合教育会議」と言って、市長と教育長、教育委員のみなさまとの情報交換?意見交換?…もしくは意識合わせをする場のようにも思えますが、年に数回行われている会議があるのですが、今回は予定を合わせることができたので傍聴しておりました。話題の中心は、来年度の教育委員会の重点的な取組み事項についてでした。その中のひとつには「不登校対策」も盛り込まれていて、ちょうど一般質問で取り上げる内容でしたので、興味深く耳を傾けることができました。

それだけに、映画「森の学校」に登場する子どもたちの姿がとても眩しく眩しく感じてしまいました。タイムスリップなどできるわけありませんが、しかし、私たちが置き去りにしてきたというのか、削ぎ落してきたものというのか…「生きる」とか「暮らす」を足元から見つめ直してみる必要性を再認識させられるような場面にいくつも出会うことができました。子どもたちの成長に大切で欠かせない「学び」とは何か。

それにしても、ものすごい盛況ぶりには驚きましたが…平日にもかかわらず、多くの方が「森の学校」のためにベルブホールに足を運ばれ、西垣監督さんは東日本エリアでは初めてこうしたトークイベントに出られたそうですが、この映画に出演されていた三浦春馬さんのファンの方が多数いらしたようにも見受けられまして、とにかく満席でしたし、私も思わず…映画のパンフレットを購入し、サイン欲しさに…長蛇の列に並んでしまったわけですが、ホール入り口は「密すぎ!」でもありました。エレベーターホールの方まで列ができているなんて!‥‥すごすぎる。

監督から「理想遠高 実践卑近」と書いていただき、サインをいただけて感激しました。

今日はパルテノン多摩にも足を運びました。申し訳ない程度に?…一応、主催事業以外のポスターも掲示してありました。きっと今度の土曜日はパルテノン多摩再開館セレモニーよりも混みあうのではないかと思っておりますが、映画賞の授賞式も行われます。マスコミ取材で言えば、再開館以来最大数になるでしょうね。

…ということで、今日の目的は市民ギャラリー。

  

市内在住の相島大地さん(DOOKS)の作品展が行われていると伺い、今日まででしたので、隙間時間に足を運んできました。ちょっといつものギャラリーとは違った雰囲気と空間になっていて、すごく居心地がよかった。遠方からも相島さんの作品を見に来られた方もいらっしゃるようでした。一つひとつの作品に…込められた「つくりて」の想い。相島さんにもたまたまご挨拶をすることもできて、ありがたかったのですが、ただ作品を見るだけでなく、本当は一つひとつ「つくりて」の言葉とともに鑑賞できる時間があればなあ。映画も同じなのですが、贅沢に楽しめるというのか、作品への理解が深まり、自分自身の視点が広がりますから。

渋谷で100人の方の手を撮影したという作品がとても面白くて。こちら…。相島さんのようなアーテイストの皆さんが、もっともっと活躍でき、ここで活動したい!って思ってくださるような街にしたい。

DOOKSで手掛けた作品として展示してあるものが販売もされていましたので、せっかくの機会にと購入。いつか写真を撮影した方にもお目にかかれるといいなあ。

今朝は、雨降りから始まりましたが、終わってみれば、心豊かな時間を過ごすこともできた一日。よき週明けとなりました!今日は一般質問通告書の締め切りもありました。とりあえず、通告書が出せたのでホッと一息。今週もコツコツ頑張ります!

 

こどもたちの作品。

桜ヶ丘と言う地名は「聖蹟」というのをもっと大事にした方がいい…と言われまして、なるほどと思った昼下がりでした。聖蹟桜ヶ丘のショッピングセンターのところで「ソレイユ・スリヤン」の子どもたちの作品展示がされていました。筆遣いと色使いと。個性がそれぞれ表現されていて、生き生きとした色合いに励まされる感じ。ぜひ、お出かけになる機会がありましたら、立ち寄ってほしいなあという空間です。

そして、こちら・・・グリナード永山では「身の回り環境地図作品展」ということで、入賞された子どもたちの作品が展示されていました。

「生物多様性」を意識して、身の回りを観察したり、調査をしたり…私の子どものころには「多様性」と言う言葉が多用されることもありませんでしたが、「生物多様性」という言葉など耳にしたこともありませんでしたので、その点でも現代の…というか、今の子どもたちの感度の高さと言うか、感性が磨かれてるな…っていうことも同時に感じるものです。力作ぞろい。

どんどんと年を重ねるごとに自由が削ぎ落されていくというのか、知らず知らずのうちに発想が縛られていくというのか、最近、そのことを痛感しているので、頭を空っぽにするレッスンと言うのか、身体と心を解放していく訓練と言うのか、大人たちの凝り固まった思考をほぐすための術を習得したい気がします。

教育センターにある「ゆうかり教室」をちらっと見学させてもらいました。今までのイメージとはだいぶ変わったなと言う印象。「ゆうかり教室」は、在籍校への通学にハードルを感じている子どもたちが来ています。小学生も中学生も通うことができますが、どちらかと言えば中学生の方が多いと聞いています。個別に勉強している様子など見てきました。来週もまた見学に行く予定です。今日はたくさんの柿をいただきましたので、ドライフルーツづくりやってみようかなあ。レシピ検索中です。

定例会が始まるなー。

今日はなんだか一日忙しく…帰宅してから、いただいた「酒まんじゅう」をどうやって食べたら一番おいしくいただけるのかを考えて、電子レンジをかけてみたのですが、理想どおりのふわふわにはならず。2つのうち1つはなるべく理想に近づくように温めチャレンジしたいと思います。

さて、全議員向けに、12月1日から始まる定例会に先立って、提出議案に関する説明会が行われました。来週明けには一般質問の通告書を提出するので、そちらの準備も進めていて、ヒアリングなども進めているのですが、今日の議案説明会があると「あー、定例会前だなあ。」ということで、議会モードにスイッチが切り替わった感じがします。次の定例会もそれほどザワザワするようなことも無さそうですが、公園の駐車場利用にあたり、一部の公園となりますが、有料にしていく方向になっているので、そのための条例改正でいろいろ議論があるかなと思います。担当している公園緑地課は事前にも議会の各会派を回って、説明をしているようです。私たちの会派も説明を聞いて、これから賛否について態度を決めることとなります。私が所属する生活環境常任委員会で審査することになるので、準備しないといけない。会派での意見はまだまとめていませんし、意向を決めるのもこれからになりますが、私の周りの方に話しを聴いてみると「有料化した方がいい」という意見もありますし、「有料化するのもやむなし」という声の方が多いですね。公園緑地課では市民説明会なども実施し、当初案を一部見直すなど、市民意見を反映したところもあって、市民の方々には好印象で受け止めてもらえそうと思っています。負担があるよりは、もちろん負担がない方がいいに越したことありません。でも、やっぱり「利用する人」がそれなりに負担するのは当たり前と言う意識のある市民の方も多く、「税金を払っているのだから、負担はゼロで当たり前」という意識は随分と薄れていることも感じています。

今回、補正予算で「スタディクーポン」の導入の話しが出てきました。生活保護世帯の子どもたち向けの事業になっていきますが、いいかたちで事業運営ができると効果が上がる取り組みだと思います。実際には来年の夏くらいからの事業実施をめざすようですが、準備するためにも一定時間が必要なので、そのために早めの予算確保をしておく観点で今回提案されるようです。定例会のたびに都度都度提案される補正予算の内容も議案説明の時にすべて説明されるわけでもなく、提出される議案書をきちんと見ておかないといけないですね。

今月に入って、会派のメンバーそれぞれがなんだかんだと忙しくしていて、なかなか集まる機会もなく、今日は久しぶりに集まれたので情報交換もできました。市役所建替え問題についても、場所をどうするのか‥‥会派の中でもいろいろな意見があります。立場が違うので、時に意見が異なる場合の対応も頭に入れ、考えておく必要がありそう。最終的には「会派」で個人の意図を縛らない…というのか、最後の意思決定については、やっぱり個々人で責任を持つことになりますので、そこは「尊重」することになっていくと思います。

一日があっという間に過ぎていき、毎日…落し物とか忘れものとか…自分の一日を振り返っているのですが、やりきれていないこと、後回しにしていることも多くって、ちょっと反省しております。苦手なこととか、うまくやれなさそうかな…とか…遠ざけてしまうのがヒトの心理だとすると、見事にそこにはまっている自分を感じています。どうして、こんなに毎日終わらないことばかりなんだろう‥‥と悩んでしまいます。

議会モードでスイッチが入ると、急に時間の使い方に緊張感が出て、サクサク進んでくかしら?とも思いますが、一日24時間という時間のなかで「できるだけ睡眠時間を確保する」と思いながら、やっていくのは至難の業です。でも、睡眠を削ると良いこと何も無し…という感じがあって、一日8時間はやっぱり睡眠時間を取りたい。

毎朝の活動も…段々と寒くなると、布団の中が心地良すぎて困ります。まあ、いろいろ言い訳つくれば言い訳できるのですけれど、言い訳せずに調えて、整えていこうと思ってます。何よりも自分自身の免疫力アップを心がけて!それが一番の感染症対策です。

秋も深まり、寒くなり。

寒いと…それだけで、外出する気が失せ、もともと柔軟性に欠ける身体が余計に固まる気がする今日この頃…。昨日はとにかく寒いながらも、用事をちゃっちゃと済ませてから、一般質問を考えて、まとめたりしつつ、夕刻から諏訪地区の青少年問題協議会に出席。今年度は少しずつ、コロナ前に実施していた催しを再開する予定になっていて、年明けにはどんど焼きを開催する段取りにもなっています。感染症対策をしつつになるので、そのままそっくりコロナ前の取組みが再開されるわけではありませんが、個人的には、「今まで」をそのコロナ禍を経て、リメイクしたり、されたりして、リ・スタートすることの方が「今にあったかたち」になるような気もしています。

 

最近、市内でもだんだんとコロナ前を思い出しながら(?)、催しが開催されるようになり、週末になると各地域でイベントが行われ、動きつつあるなあと感じています。それは喜ばしいことでもあるのですが、特に行政が主催するようなフェスティバル系ベントについては、「イベントをやること」が目的化している場合もあるように感じることもあり、本当は「これまで通りに再開させる」ではなく、もう一回、開催目的やら開催手法も含めて、検討し直してもいいのでは?と思うことも少なくありません。

 

市民向けに…啓発とか周知とか…目的は様々だと思いますが、イベントを企画し、開催することに忙殺され、「追われるような状況」になっているとすれば、それは本末転倒ではないかと感じます。忙しすぎて余裕がない状況が、却って全体としてはパフォーマンスそのものが低下させる場合もあるのではないかと危惧します。

 

さて、今日は午前中は都市計画審議会がありました。これから都市計画マスタープランの改定作業が始まるのですが、これもまた、スケジュールに追われながら、取組みを進めざるを得ないような予感で、やや心配。会議の冒頭に市長が出席し、改定作業について「都市計画審議会に諮問します」とセレモニー的なことが行われました。今日、諮問されたわけなので、本来であれば、ここからがスタートとなるはずね。でも、すでに改定作業に必要な基礎資料となる市民の意向調査は行われていて、アンケートを始めています‥‥ということでした。段取り的に早めから取り組まないと間に合わなそうだ…とする配慮となのかもしれませんが、すっかり行政の都合だけ…とも言えそうです。

審議会の資料にも「どんな市民意向調査を実施しているのか」について、のアンケート設問項目などが示されました。これに対し、審議会の会長をはじめ、メンバーからはややため息混じりのご意見が。「事前に、アンケートの取り方など意見できる場があれば…」「助言できる機会があれば…」と。私も同感。都市計画審議会には学識経験者として大学の先生なども複数参加されていますし、より良く市民の意向を掴み、改定作業に活かせる回答を得ていくためのアンケートのつくり方を相談することもできましたね。審議会での議論を経ず、意見を聴くことも無く…先んじてアンケート調査を始めているというのはいささか残念です。「なるべく早め早めに…」という配慮が裏目に出ている気がしました。アンケートは設問項目が全て…ですから。「今は、データサイエンスで、アンケートの回答結果についても集計の仕方を工夫することもできるかもしれません。」というフォローの意見も出されたには出されましたが(その作業、すごく大変そう)、結果の分析がどう行われるのか気にしておきたいと思います。

 

 

先日、中央大学のOBの皆さんと一緒に唐木田地域のまち歩きをしました。唐木田コミュニティセンターの皆さんが「開館10周年」を機につくられた「多摩の歴史さんぽ」を片手にしながら、執筆者でもあるパルテノン多摩の学芸員の橋場万里子さんにガイドをしていただきました。この冊子、本当に良くできていて、地域を歩くのにおすすめ!1冊300円で、多摩センターの丸善書店でも購入できます。続編を作成する心の準備をされているとも伺っているので…乞うご期待!ですね。

もう早、11月も中旬を過ぎ、明日は12月定例会の議案説明です…。

学校に行くために行く「ところ」。

西東京市で月に3回くらい、つまりは週に1度くらいのペースで開室しているフリースクールに行ってきました。小さな学び舎。子どもたちは朝9時に集まってくるそうで、今日の出席者は4名です。小学校5年生、4年生2名、1年生が1名…西東京市に住んでいる子どもだけでなく、他市から来ている子もいました。

私は朝10時に合流して、まずは一緒に道路のごみを拾いながら、田無神社へ。子どもたちとワイワイ言いながら、トングでごみ拾いをしていたのですが、いつもやっているお掃除なので…子どもたちは「吸い殻ごみ」がたくさんあるところ、「ペットボトルとか缶」がたくさん落ちているというか、置いてあるところを良ーく知っている感じ。昨日の夜から風が強かったせいか「今日はあんまり落ちていない」とつぶやいている子どもたちでしたが…それでも、何とも不思議なものが落ちているもので…女性用の靴。まずは片方拾って、「どうしてこんなものが落ちているんだろう」と言いながら歩いていたところ‥‥「こっちにもあった!」ともう片方が見つかりましたが‥‥ごみとして処分してしまってもよかったのかしらと思ってしまいましたね。

「ちゃんと分別することが大切」…って分別にこだわる子どもたちの様子を見ていて‥‥私の子どものころは「燃える・燃えない」は一応あったけれど、ここまでちゃんと分別を意識していなかったなあと…時代を感じたのでした。

田無神社では、「ここで手を洗って」と教えてもらい、それから参拝もして、「触った方がいいよ」と促され、子育て親子石、ちゃんと犬にも触ってきました。

子どもたちはとても明るく、すごいおしゃべりで、「いつもゴミを拾う道」なのですごく丁寧に案内をしてくれながら、学校の先生から聞いた話しはもちろんのこと、クイズを出してくれたりして、行きも帰りも笑顔絶えることなく、とにかく元気でした。最後は子どもたちは思いっきり走ったりして…ついていけず。

その後、「お腹すいた」ということになり、少し早いけれど、みんなでお弁当の時間。近くの公園に行って、お弁当タイム。実は、今日は私自身が「どんな場所なのかなあ」を見に行きたかったということと合わせ、せっかくなので「政治って何?」ってことも子どもたちに伝えてほしいと言われていましたので、そんなお話しタイムにもなりました。

でも、ありがたいことに…今日は私だけでなく、来月、しかもクリスマスの日に市議会議員選挙が行われる西東京市で挑戦する予定になっておられる五十嵐まさおさんもご一緒でしたので、助かりました。「政治って何?」を伝えるのは実は本当に難しい。子どもたちに「民主主義」と言ったところで…はっきりいってまだまだ「ぽかん」と言う感じ。小学校1年生にまで伝えるというのはハードルが高すぎ。今日のところは「政治って、みんなのためにあるもの」が伝わるといいなあと思いながら、おしゃべりしてみたのですが、伝わったかしら?

みんなのためにルールを決めることとか、みんながみんなのために使うために税金を払ってるよね…ということで、消費税のことに触れてみたりとか…子どもたちに政治を身近に感じてもらうために「どう話すのか?」…これ、頭使う。

 

お昼休憩の後はみんなで「楽書」の時間です。学校の授業とは全然違う。同じように、硯、文鎮、筆を出してくるけれど、でもやり方は違う。無限未来を主宰されている西川梨世先生から学びます。梨世先生はこのフリースクールのスタッフのお一人。

子どもたちが何とのびのびと自由自在な筆使い。まずは、「好きな文字」を辞書で探すところから始まるのですが、各文字が決まればあとは、自分の思いを込めて筆を動かすだけ。

こういうの…大人はめちゃくちゃ苦手ですよね。私も「一緒にどうぞ!」なんて言われて、やってみたのでけれど、とてもとてもお見せできるような仕上がりにはならず…って、「そういう意識がダメ」なんだと思っていますが、「上手ってどういうこと?」と先生の声掛けを耳にしながら、とにかく子どもたちがスイスイと筆を動かす姿を見ていると「なんて自由なんだろう!」って出るのはため息…みたいな感じでした。

 

 

ホント、「お見事!」なんです。「私、『楽』しい、って感じが大好き。だって、楽しいって書いたら、楽しい気持ちになれるから。」そう何度もつぶやきながら、「楽」を書いてくれた小学校1年生。自分の気持ちをそのまま文字に転写しているようでもありました。そして、「楽書」が終わったら、今日一日が終了。

 

子どもたち、明日はいつものように早起きをして、いつものように支度をして、いつものランドセルを背負って…いつもの学校に行くんです。ちょっと学校には行けていないという子もいましたが、でも、「在宅学習ができるようになるみたい」と言っていて、楽しみにしている様子もありました。ここに来ることで、気持ちを調える、心を保つ…子どもが自分と向き合っているような気もしました。いつもの学校では「いっぱいお話しをしたり、おしゃべりはしない」…姿など、想像できないような子どもたちでした。

そして、子どもたち、我がままではない。小さな学び舎の子どもたちはみんながお互いに気持ちよく過ごすために協調もでき、決して、自分勝手ではないのです。大人が注意を促すと、ちゃんと聴くこともできる子たちばかりだったのも印象的でした。

子どもたちと「政治って何だろうなあ」をおしゃべりをしていた時、「どうして、ここに来てるの?」を尋ねてみました。子どもたちは「自由だからいい!」ってそのまま答えていましたね。「4時間目みたいなのがないからいい!」って。「全部決められているから、苦しい」って…さらには、「マスクが苦しくて、辛い」と。あとは「嫌いなものも全部食べないといけないから、給食がないからいい」と言う子も。「好き嫌いはよくありません。」と言うのは間違ってはいないのですが、「給食の時間が苦痛になり、学校に足が向かなくなる」という状態に子どもを追い込んでいるとすれば、それまたいかがなものか?…かもしれません。

 

ここから、しばし思い出話。私は多摩市に引っ越してきて、とにかくパンとマーガリンと、薬のような味わいのジャムが大嫌いでした。なので、給食をやめて、お弁当持参になって、どれだけ救われたことか…あと牛乳も飲まなくてよくなったのも幸せでした。転校生として多摩市にやってきた私は…学校は嫌いではありませんでしたが、給食だけは「とにかく、札幌の方がよかった。多摩市の給食はおいしくない。」とすごく苦痛でしたので、「給食だけが楽しみ!」というクラスメイトの気持ちなど、全く理解もできず、給食の時間が憂鬱な子どもの気持ちには共感できます。デザートに「みかん」…なのに「牛乳」が出ているとか…子ども心に「吐く献立」という位置づけでした。

 

というわけで、今日は一日、子どもたちと一緒に過ごし、子どもたちの姿を見ながら、「自由だから、縛られていないから、いろんなことを豊かに豊かに考えられるのではないか」と感じさせられ、ここに通ってきている子どもたちが…「ここがあるから、また、いつもの学校にも通える」というようなリズムをつくりながら、自分自身を「調えている」感じもして、「大事な場所、ここにあり」と思ったのですね。

「ここにどっぷり依存するようなことはさせないように。いつもの学校とのバランスも大事に。」

小さな学び舎で大切にしているポリシーと伺いました。ですので、学校もこの場所に子どもたちが通うことを否定はせず、ちゃんと時間通りに通い、一日を過ごすことができたら「出席扱い」にしてくれるそう。ここでは学校に「報告書」として取り組んだことなどを連絡するなど、校長先生や担任の先生ともやりとりをしているとも伺いました。「なるほど!」と。要するに、学び舎といつもの学校とがあって、両方あるから子どもたちが良く育っていくわけなので、お互いに牽制しあうわけでなく、「ひとりの子ども」の育ちを見守る良い関係性を育んでいくというわけですね。

これ、よーく考えなくても、当たり前のことって思いますよね。フリースクール的な場を怪訝な目で捉えたり、迷惑がって遠ざける必要って…ないですからね。こういう関係性があると、子どもたちは救われる気がします。もちろん、子どもたちは自主学習の時間もあるので、銘々にやらなければならない課題をこなしているようですよ(主に学校の宿題とか)。言ってみれば、通級指導教室に行くみたいなイメージかもしれません。子どもにとってその場所が必要であれば、そこは信頼関係さえあれば、「出席扱い」にして良いはずです。

 

 

「子どもが真ん中」

 

とか

 

「子どもを大切に」

 

とか

 

「子どもによりそう」

 

とかとかとか

 

子どもにとって大切なことは何だろう。一人ひとりをありのまま受け止めることができる環境になっているかどうか、私たち大人がそのことともっと向き合っていかないといけないような気がしてなりません。私たち大人がもう一度、自分自身に「問う」ことから始まるのかもしれません。深く考えさせられました。みんな、どうもありがとう。