12月3日から9日は障害者週間です。

20151130_320151130_1

今日で11月も終わり。明日から12月、多摩市議会第4回定例会開会します。いろいろな諸調整があり、何と・・・私の一般質問は12月4日のトップバッターになってしまいました。てっきり、その前日の最後に順番が回ってくるつもりで、予定を立てていたので・・・かなり計算が狂ってしまいました。

さて、障害者週間・・・ご存じですか?毎年12月3日から9日までの一週間の間、全国各地でさまざまな行事も実施されます(内閣府のページ)。多摩市では毎年この時期に障がい者美術作品展が行われますが、今年も力作ぞろいの素敵な作品が勢ぞろいしていました。「市民賞」を決めるための投票も行われていますので、ぜひ、会場のパルテノン多摩特別展示室に足をお運びいただけたらと思います。

姫路城!・・・対策なんですが、これ実はよーく見ると・・・空き缶プルトップなどを丹念に並べている作品。

20151130_2

ちょっと感激です・・・このアイデアと言うか、作品作りを指導された方のセンスと言うか・・・すばらしいなあ!って思いました。落合中学校の廃材利用をした作品は希望が感じられて、元気をもらえます。そして諏訪中学校から出店の「点描画」・・・点描画は集中力がものすごく必要とされる技法でもあり、子どもたちが細筆を動かしながら作業している姿を想像するだけで、何だか心がじわーっと来るのですね。ずいぶんと涙もろくなっている私ですが、一人ひとりの子どもたちが持ち味を活かしているんだな・・・そして先生たちが丁寧に向き合っているんだろうなあと思うだけで、心がほっこりしてうれしい気持ちが広がります。

20151130_5

それにしても、市民賞を決めるために一票しか投じることができなくて、かなり迷いました。さて、、、どれに投票したかは秘密です♪

20151130_4 

最後に・・・。同僚の佐伯美生議員が今朝、亡くなられたとのことです。9月の定例会が終了した頃から体調を崩されていたようです。委員会の視察なども欠席されていて、私は南多摩斎場組合議会の議員としてご一緒していましたが、先日の組合議会定例会も欠席されたため、心配していました。心からご冥福をお祈りいたします。

 

週末まであれこれ・・・

20151128_1 20151127

一般質問の通告書提出からの、ヒアリング。もっと提出前に調査などしてからにすればいいものを・・・と思いながらも。あとは市民の方からご意見をいただいて、それへの対応。11月号のニュースのポスティングと、多摩市小学校の連合音楽会を見に行って、それから教育委員会の傍聴をしてみたり・・・。限りある一日の時間をどうやって有効活用するのか・・・これは誰しもの悩みですが、他の議員さんもホントお忙しそう。

でも、やっぱり「議員さんって何をしているの?」ってお尋ねをよくいただきます。「議会のないときは、いろいろやってます。」ということで、「これが議員の仕事」って一言で語れるものではないですし、議員の数だけその活動がある・・・ということにしかならないのですが、でも、それを説明するのもまた難しい。

最近思うことは、もっと情報を得て、知識を増やして、勉強もしなければならない。日常的に市民の方からのご意見やお願いごとなどを行政につなぐ、届けるという仕事以上に、少々大げさなものの「多摩市政をこれからどうやって導いていくのか?」を考えていくために、「めざすもの」を見定めたり、「あるべき姿」を考えることと、ただ、それを言っているだけでは意味がないので、実現するためにどうやったら具体的な動きがつくれるのか?とか・・・「動く人」を発掘するのか?などなど・・・現状分析も必要ですね。

教育ICTについて、マイクロソフト社さんが中心になって開催された「Education Day」というセミナーに参加してきました。多摩市内全小中学校タブレット導入・・・ということで、一人一台ではなく、従来のコンピュータールームに配備されていたパソコンの買い替えにあたってのタブレット化というのが正しいと思っておりますが、全国での実証というか、これからの教育を展望するとき、やっぱりタブレット活用は不可欠。過渡期とも言えず、まだまだ多摩市内の状況で言えば、過渡期前の夜明け・・・みたいな状態にしかなっていないけれど、全国先進的に進み取り組んでいる事例を聞くと、「こうなっていくんだろうなあ」と思うわけですね。大流行りの「マインクラフト」。先般、愛和小学校に行ったときにも、子どもたちが取組みを見てきたのですが、セミナー内でも「愛和小学校」が紹介されておりました。ゲームではなく、プログラミングを学んでいく・・・これをプログラミング教育だと理解するために教える側の意識改革の方が求められるのかもしれませんが、いずれにせよ、今後の子どもたちは「プログラミングを学ぶ」・・・私にも’やや’というかなかなかまだ理解しがたいものがありますが、避けて通れないというか、これからを生き抜いていく術としても身につけるべき要素であると感じた次第です。

こうして先進的な取組みを学び・・・さて、では多摩市でどう展開できるのか?を考えるのですが、やっぱり教える側の「人材」がまずは大きな課題ですね。現場を変えることの難しさについては、東京都教育委員の乙武洋匡さんからも特別講演があってお話をいただいたのですが、新しいものを取り入れていくってやっぱりホント壁が立ちはだかります。セミナー総括では民主党で大活躍されていた鈴木寛さんからも教育改革の方向性等示されたわけですが、大きな方針と方向が出たところで、末端と言うか、そのマインドを一人ひとりが理解していくところへの到達・・・長い道のりなんだろうなと感じます。でも、時代変化をきちんと読み、先取りをしていれば、「現状維持」がいいとは思えない・・・「変えていかねば」という使命感のようなものが小さいところからでも広がることに期待するしかありませんね。今は奇異に見えてきてもいずれ理解されていくはず・・と思うんですが。

なので、私は愛和小学校で取組んでいること・・・「遊びにしか見えない」とおっしゃる方もおられるのですが、そうではないんだ・・・ということを理解してもらうべく・・・・引き続き注目をしつつ、取材もしつつ、時間の経過とともに学校に蓄積されていく事実を確認していきたいなと思っております。夜空を見上げるとすっかり「冬の空」。いよいよ12月へ・・・今年最後の一ヶ月・・・まずは寒さ対策を!

20151128_220151128_4

憲法カフェ@多摩市議会

20151125

今日は、「戦争させない多摩市議会議員有志の会」の第一回目学習会でした。「安保法案ちょっと待って?」「安保法案反対」という気持ちのある議員が集まって街宣活動など実施してきましたが、国会での法案採決の後、活動が一時休止・・・・しかし、やっぱりこのまま停止してしまうのではなく、継続していくこととなり、この機会にみんなで学んじゃおう!・・・という企画です。有志の会に参加していない自民党系、公明党の会派の皆様にもお声をかけてみましたが、残念ながら参加はいただけず、ちょっと残念。

学習会の内容は「憲法を学ぶ」・・・ということになあ・・・。

というわけで、各地域で絶賛開催している憲法カフェのダイジェスト版でとてもわかりやすく「立憲主義」のことを解説してくださり、私たち議員一同、「武井さんのように市民の皆さんに話すことができたらなあ。」と思ったわけです。難しいことを小難しく伝えることは誰でもできるのですが、難しいことをわかりやすく伝えるというのはとっても難しいことなんです。非常に明解な解説に私たちが自学自習で学び、何となく知っていたこと等もクリアになったのではないかな?と思える内容。

「立憲主義って何ですか?」

実は、知っているようで・・・この言葉をわかりやすく説明しなさい!なんて言われると、正直言葉に詰まってしまう気がしませんか?憲法を守らなければならないのは誰ですか?憲法が縛っているのは誰?憲法と法律の違いは何?・・・学んでいるようで学んでいないというか、知っているようで知っていないというか・・・そんな気がしませんか?何となく知ったイメージで世の中にある情報を受け止めていることが少なくないような・・・・

もう一度学び直すことって、復習するだけでもとても大切。今日の憲法カフェを通じてますます確信してしまいました。ぜひ、憲法カフェに集ってほしいな。集う人を一人でも多く広げたいなあと思います。正しく理解することから始めなくてはいけないと思うので。まず、憲法に書いてあることを私たちがもう一度確認をして、それから、今・・・政治の現場で起きているさまざまなこと、国会で繰り広げられている論戦?見直してみる。私もまだまだ勉強しないとって思います。

戦争反対と唱える自由もあれば、戦争に賛意を唱える自由も今は保障されている・・・でも、これが当たり前ではない状況になったらどうしよう?・・・「明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)」の皆さんが訴えているのは、両者の自由をちゃんと確保できる社会を守るということなんです。やや誤解も多く、護憲派弁護士の集まりではないか?とも言われるようですが、決してそうではないと武井さんもおっしゃっていました。私たちにとって自由が守られるってどんなことなんだろう?

実は突きつけられているのはココなのかもしれませんね。そもそも「自由」ってどんなことなのか?・・・ってことも同時に考えるべきことかもしれませんが。多摩市内で憲法カフェやってみたいというかたご連絡いただければ、セッティングなどいたしますので、お声かけくださいね。

のんびり歩いて西エリアを満喫。

2015112420151124_1

 

雨上がりの今日は、マンションのお散歩サークルの皆様とご一緒させていただき、唐木田駅から鶴牧西公園、鶴牧東公園経由、富士見台通り通過して、多摩センター方面へ・・・というルートを秋を感じながら歩いてまいりました。ちょうど、次の定例会では多摩センターに関する一般質問をする予定なので、ちょうどいいルートでもあり、ニュータウンの西エリア地域の空気を存分に味わってきました。ちなみに、今日は通告書の締切日でした。私はすでに先週末に提出していたのですが、後から読み直してみて差し替えたい場所が・・・発見されました・・・・。質問項目には変更がない のと、内容は理解していただけると思うので、当日は議事録を意識して文章を微調整修正したいと考えています。質問項目だけ変更しなければ、発言内容が多少 変更していても許されるので。(今回の通告書はこちら・・・PDF【通告】1512

さて、西のエリアですが、もちろん年月は立っていますし、至る所にまちの傷み具合も感じさせられる部分があるとはいえ、やっぱり新しい。建物のデザインはもちろんのこと公園や通りのデザイン一つひとつとっても、永山駅周辺の地域とは異なりますね。

それにしても、鶴牧西公園の皇帝ダリア・・・お花の名前からするともっと偉そうな感じもしますが、秋空にとても優しい色合いで素敵に咲いていて見ごろでした。今日は一人で歩くのではなく、いろいろな方とご一緒させていただいたので、風景の感じ方にその解説も人それぞれで、歩きながらの会話も弾みました。歩く会の楽しみの一つですね。また、介護のこと、日ごろ夕焼けチャイムに感じていること、メタセコイヤ通りについても少し樹木の間隔が狭すぎるのではないか?ということ、図書館のこと、そしてまた土木工事のこと等などもご教示いただくとてもいい機会にもなっています。

ちょうど宝野公園を見ながら、多摩センターへ行くところ。アダプト制度にて落合5-3の方が手入れをしてくださっている花壇です。こんな風にお世話が行き届いている場所・・・まちの雰囲気に「落ち着き」を感じます。学校などでも子どもたちが花壇を美しく手入れしているようなところは「荒れていない」と指摘されることもあるように、まちも同様なのかもしれませんね。

個人的にはやっぱり住んでいる永山エリアがお気に入りですが、多摩センターもこうして歩いてみると住んでみたい場所だなと思います。永山とは違って、おしゃれ感があります。

まちを歩くと小さな発見がたくさんあり、だからハマるのです。と言っても、こうしたのんびり歩く機会も努力をしなければ得られないというのが実情ですが・・・。3連休ものんびりできて、今日もちょっといつもとは違った一日になり・・・明日からの英気を養った感じします。

 

20151124_2 20151124_3

三役と部長との中間。

20151120

夕焼けの向こうに富士山が見えた!ここの景色は永山では見られないので、ちょうどのめぐりあわせに感謝。当たり前のことですが、富士山が見えるとき見えない時があるので、うれしい気持ちになりますね。

今日は12月定例会に先立つ議案説明がありました。ちょっと目玉かなと思えるのは、市長の「特別秘書官」的な役回りを果たす人材登用をするための提案。市長公約であるスマートウェルネスシティ・・・・健幸都市をめざすため、庁内の取組みを強力に推進していくところの取りまとめ、トップとして厚生労働省から人材を登用したいという話です。市長の補佐役となると副市長・・・と思うわけですが、仕組み的に?それは難しいようで、一時的に厚労省から出向してもらうというか、人材を派遣してもらうというか、そのための制度構築が必要となるため今回の条例提案に至ったようです。ちなみに副市長については2人まで置くことができ、副市長室も2つあります。今は副市長は一人なので、もう1つのお部屋は・・・まあ、それなりに有効活用されているようです。

で、新しいポストについて、気になる報酬については、すでに「任期付職員登用」にあたっての報酬体系があるためそれに準ずるそうです。月額60万円ほどとの話です。まずは「2年間」という任期で人材を迎え入れ、再任は妨げないということになるようです。他の自治体などに聞けば、もう少し規模の大きな自治体などでは、いろいろな省庁から同じような立場で人を受け入れ、仕事を推進してもらうということもあるようですね。2年ごとに厚労省から入れ替わり立ち替わり人がやってくるようなことにはならないと思っていますが・・・・。

ところで、任期付で専門性高い人材を登用した事例・・・、現在は弁護士さんが活躍してくれています(参考記事)。また、以前には任期付で専門職としてIT参与という立場の方がおられ、その方もまた多摩市のIT関係というかシステム関係のことについてアドバイスをして下さったと伺っています。たまたま良き人材との巡り合ったことで、今までは好循環になってきたとも言えるわけで、実際には弁護士さんにしても公募する段階ではどんな方にいらしていただけるかわからない・・・ということもあり、ドキドキ・・・・というのが正直なところです。

例えば、東京都の職員で一時的に多摩市職員として仕事される方もいるのですが・・・「多摩市で骨を埋めます」くらいの覚悟で市職員として汗をかいてくださる人もいれば、そうでないような方もいらっしゃる・・・これ偽らざる状況です。多摩市野市役所文化に肌が合う合わないももちろんあると思いますが、いずれにせよ人材ってとても難しい。今回のように仕組みはできて、厚労省からお招きする・・・ということですが、あとは念じて待つのみ。「いい人がいらしてくれますように」と天を仰いで・・・(は大げさ?!)。でも、多摩市版地域包括ケア・・・全国のモデルになるようにつくっていきたい!という市長の意気込みが意気込みだけで終わらないようにするための人材・・・結構、いらっしゃるとしてもプレッシャーありそうですね。

もちろん、まだ定例会で議案可決しているわけではなく、今は提案の段階なので、どうなるかわからないわけですが、私としては悪い話ではないと考えています。厚労省との太いパイプができること、ネットワークも期待できるという理由も伺いましたが、仮にもそうなって、世界一速度早い高齢化!と言われる多摩市で全国に発信できるような何か取組みができるなら、それは市民にとってもうれしいことだと思います。

しかし、三役(市長、副市長、教育長)と部長との間に位置する立場・・・というのが何とも言い難い複雑な感・・・・いずれにせよ、「どうなるやら?」という先立つ心配を払拭するくらいになればいいですね。

 

ちなみに本日は一般質問の通告書も提出してきました。今回は14番を引き当てて久しぶりに、ちょうどいい頃合いに発言順がまわってきそう。通告書はまた来週にでもアップします。

多様性を受け入れるためには・・・。

 

 2015111920151119_1

今日は東京若手市議会議員の会の研修会に参加し、「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」と「同姓パートナーシップ証明書」のことについて話を伺い、その後、障害平等研修フォーラムの実施するワークショップに参加してまいりました。

多様性を認め、受け入れていく。

その第一歩として、枠組みをきちんと制度化した渋谷区の条例・・・制定した意義は大きかったそうです。条例制定の時には賛成しなかった議員も、今では、「可決して、区の条例になったのだから」・・・と超党派での勉強会にも参加し、理解を深めようと議会内でも取組みが始まっているのだとか。同性婚を認めたアメリカの最高裁判決にも後押しされているとのことでしたが、「多様性」の受入れというのは、社会の器が問われる問題。実は、簡単なようでとっても難しいのは、ノーマライゼーションの考え方が広がっているようで、広がっていないけれど、でも以前よりは広がってきている・・・という気の長い取組み。理念が先行し、それに伴う実態をちょっとずつちょっとずつ切り拓いていくという作業の積み重ねな気がします。でも、条例化することの意味や意義はやっぱり大きい。障害者差別禁止条例がある自治体とない自治体では「意識のされ方」が異なるのと同じ。男女平等条例がある自治体とない自治体では「意識のされ方」が違って当然なのと同じ。なので、渋谷区の条例制定は画期的なこと。なかなか、どの自治体でも・・・と一足飛びに真似するには難しい面もありますが・・・。

ちなみに渋谷区はこの条例を受けて、「渋谷女性センター・アイリス」を「渋谷男女平等・ダイバーシティセンター」って名称変更しています。なるほどなあって思います。多摩市でも「女性センター」について、名称変更を検討する時期に来ていると指摘する声がありますが、その根拠は明確化していく必要がありますね。そのために多様性をきちんと尊重しようと一歩踏み込んだ制度化が重要になりそう。そんな視点から、「多様性尊重」の観点で同姓パートナーシップのことについて、多摩市でも提案していきたいですね。渋谷区では条例化されたことにより、学校その他の場で苦しんでいるのではないかと思われる子どもの存在などについても相談が寄せられるようになった・・・と条例制定を推進してきた岡田マリ区議からの報告も聞くことができました。ここポイント。「自分って何か違うんだよな。」って悩み始めている子ども、一人で苦しんでいる、親にも言えない・・・そんな子どもがいるんだなって想像すると胸が痛くなりますから。

あくまでも当事者の立場を想像するだけしかできず、どこまでもどこまでも当事者の気持ちにはなりきれないとは言うものの、伴走者としてできることは小さいことからも取り組んでいきたいですね。渋谷区の取組み、今後も注目しながら、学んでいきたいと思います。

ということで、障害平等研修・・・のワークショップ。こちらはとってもタメになりました。市の職員さんたちにも一度受けてもらいたい。自分の浅はかな認識が自覚できたこと、「知ったつもり」になってはいけないということ・・・感じさせられました。どんな内容であるのかは・・・ぜひワークショップを体験してください!ということでとどめておきたいと思います。多様性を受け止めることのできる’私’になっているのか?自分自身が問われる内容のワークでした。ファシリテーターさんが障害者手帳所持者である・・・つまり当事者たちである・・・という点もワークショップのユニークなところでした。

 

明日は12月議会に向けて提出予定議案の説明などが行われる予定です。もう、11月も後半に差し掛かっているなんて・・・。ブログの内容がマンネリだと指摘をいただきました。確かに・・・活動もマンネリになっているのかもしれませんね。

「縦割りの壁をなくす」「要望対応型行政を変える」

2015111820151118_1

午前中に健康福祉常任委員会で「多摩市の国民健康保険について」の学習会があり、委員以外でも参加していいとの呼びかけがあったのでご一緒させていただく。高齢化が進んでいくだけでなく、医療の高度化・・・・ここが赤字を膨らます原因にもつながっている・・・・平成28年度から国民健康保険税を平均では約10%くらい改定(値上げ)するための諮問を検討をはじめるようですが、致し方ないというか、何とも言いようがない台所事情・・・・一体、どうなっていくのだろう?って思います。負担増になるのは辛く、負担増になるのは心苦しく、「嫌だ」という気持ちは誰しもに共通するわけですが、現状を知れば知るほど、どこにその怒りを向けたらいいのかわからなくなるような気分。そして、現在のみならず、自分たちの将来について、ホント・・・不安にしかなりません。

さて、昨日からの引き続きで、全国の同世代の自治体議員のみなさんと一緒に和光市の地域包括ケアシステム’和光版ネウボラ’について学んできました。和光市の地域包括ケアシステムの取組みは有名ですね。ですので、広島や岡山から視察調査にいらしていた議員の方々と一緒に研修をさせていただきました。

「縦割りだと市民に弊害が出る。だから縦割りをなくしていく。」って・・・・頭ではわかっていることなんですが、ここがなかなかうまく行かないのですね。現場では。何のために業務があり、誰のためにやっているのかを考え、どうやればもっとうまく行くのか?って考えれば、簡単に「縦割り解消」に結びつくような気がしますが、ホント・・・難しい。そして、いつまでたっても「縦割り」が是正されていかない状態を見るにつけ、最近思っていることは「きっと、縦割りであるほうが職員がラクチンなんだろうなあ」・・・あえてサボってるとかそういうわけではなく、縦割りにしようという意識もなく、結果的には今までのスタイルのままルーティンに仕事をこなせばいいだけ・・・という意味で。何かを変えるというのはものすごくエネルギーがいることなので、そのエネルギーが出せるかどうか、出そうと思うかどうかが鍵。職場全体の空気感もまた大いに関わるところだと感じます。

和光市の場合は?・・・・私たちに説明を下さった東内さんは名物部長という感じ。いろいろやっていくには抵抗勢力もいるんです・・・っておっしゃっていましたが、それでもやり抜く信念の強さ・・・・上に立つ人が強くないといけないのね・・・って思った次第です。たった2時間ほどの説明を聞いただけで、知った顔はできませんが。そしてまた、「今までのように住民の要望ばかりに対応するような行政ではいくらお金があっても足りないのは当たり前、地域の課題をちゃんと把握して課題を認識して解決する行政にしなければダメ・・・」って強調されていましたね。

そして、実態を把握するために和光市が実施しているのは「記名式調査」。個々人のあるいは個々の世帯の状況を的確に把握するということですね。回答が戻ってこない先をフォローすることが大切だとおっしゃっていました。回答が戻らないところ・・・ここに何らかの課題や問題点が潜んでいる可能性・・・的確につかんで対応ができないといけないというのはそのとおり。個人情報との兼ね合いもあって「記名式」となるとどうかなあと思ったりもしますが、行政がちゃんと還元できるサービスなり業務なりを実施していれば市民はちゃんと答えてくれる・・・というのもまた東内部長さんのお考え。実際に、和光市の市民は記名式アンケートでちゃんと回答をする文化ができているのでしょうね。ある意味、行政への信頼度も高いということ?

あとは・・・「ワンストップサービスにはあまり賛成しない」というのもなるほどって思いました。窓口だけワンストップになっていてもしょうがない・・・ってホント、その通りですね。和光市の場合は、高齢者、障害者、生活困窮、子ども・・相談窓口に力量ある職員を配置しているとのこと。どこの窓口に相談しても、そこで2つ以上の部署にまたがるような問題課題であると判断された場合には、「福祉政策課」につなぎ対応方法が検討され協議されていく仕組みになっているそうです。

話を聞くにつれ、地域包括ケアシステムの仕組みって結局は従来の「お役所文化」をどこまで変えることができるか?にかかっている気がしてきました。役所の縦割りに基づいて、縦割りにされてきた(ならざるを得なかった)地域のさまざまな資源を、どうやってつないでいくか・・・有機的なつながりの必要性が認識できているのであれば、あとは上手くつなげていくのは行政の力量みたいなところ・・・ありそう。なので、先にも書いたように、「縦割りにしよう」としていないけれど無意識に縦割り行政が続いてしまうような文化を変えるところで、ちゃんと責任を持ち旗を振ってくれる人が何よりも重要・・・・。その役割は誰が果たすのかなあ?・・・最終的にはやっぱり「市長」ってことになるのかしら?市長にはさらに本領発揮で奮闘してもらわないといけないですね。

やっぱり、トイレは大切な場所♪

20151117 

今日は青少年問題協議会諏訪地区委員会がありました。また、本日定例会内30分間で多摩市議会議会報告会も実施することになっており、みなさんと地域課題を共有することなどができました。地域の課題はやっぱり地域で生活をしている中から発掘されていくもの・・・普段は他の地域で活動されている議員のみなさんと場をともにできることの意味は大きいように思います。ちなみに、今日の議会報告会メンバーは荒谷さん、大隈さん、本間さん、向井さんと私でした。ついでに・・・とばかりに、大規模改修中の諏訪中学校・・・ちょうど夏休みを経て半分終了しているのですが、素晴らしいトイレ!に蘇っているというか、リニューアルされているのでそちらを見学。誰でもトイレ・・・広々としていて本当にピッカピカ。そしてまた、男子トイレも女子トイレも和式も残しているけれど、洋式中心になっていて、使いやすいし、何よりも臭気が消えています。配管とかもすべて入れ替えをするので快適です。このピカピカをいつまで継続できるのか?・・・ここ肝心なところですが、きれいに使わなくっちゃ!って思いが自然と湧いてくるのは、私だけでしょうかね・・・?私はデパートでも駅でも・・・・きれいに掃除が行き届いているお手洗いを使用するときには「自分もきれいに使おう」って思います。生徒たちがそんな気持ちを持ってくれるといいなあと思います。

リニューアル前を知っていれば、こんなにも生まれ変わったトイレ・・・大事に使わなくっちゃ!っていう思いもひとしおになりそう。ここを見てしまうと・・・大規模改修を待っている北諏訪小学校や南鶴牧小学校・・・早く対応してあげたいなあと思いますし、それのみならず、既に一旦は改修工事をしているかもしれない諏訪小学校などについてもやっぱりトイレに足を運べば決して「いい状況」とは言えないので、このあたりも解決していきたい課題です。

 

さて、今日は午前中は発達障害者理解講座に参加しました。講師の星山麻木先生のお話しは本当にわかりやすいものでしたし、納得のできるものでもありました。たくさんの子どもたちと接し、たくさんの保護者の方々と悩みを共有してきた先生の話は実体験を交えてのもので、やっぱり説得力が違いました。「ちょっと特別に支援が必要な子どもたちの割合はデータで示せば、多摩市には多いのではないか?」・・しかしその理由について、「ちゃんと見立てをすることができているからだ」とも指摘されていましたが、実は、多摩市の特別支援教育や発達支援に対する体制は他市に比べると先行しているというか、かなり進んでいるというのは巷では?評価されているのです。もちろんまだまだなところもありますし、万全で十分とは言えないわけですが、しかし、議会も含めて特別支援教育に対する理解も進んでいて、取組みも前に進んでいると言われている・・・・「えーっ!」と驚かれるかもしれませんが、実際のところ、多摩市で子どもたちに関わっている人材の層についても‛他のところに比べれば’レベルがとっても高い・・・って。ここをちゃんと維持していけるようにしなければならないですね。維持することは当然ですが、さらに発展させていく・・・そのために行政ができることやらなければならないこと課題を丁寧に整理していくことも必要です。

特別支援教育推進計画が策定間近ですが、そこに上げられている課題がいかに解決されていくのか?このあたりもまた注意深く見守りたいものです。計画をつくるところだけものすごく熱心で実態がかい離しているし、動いていかない・・・なんてことが無いようにしていかないと。「相変わらず、特別支援のことばっかりやってる」って言われるかもしれませんが、子どもたちの支援って私の中では何よりも優先したいこと。未来を支えていくのは子どもたちなので。発達にデコボコがあったり、育ちの過程でほかの子どもよりも特別な手助けが必要だったり・・・そんな個性があるから「イイ!」って言えるような社会作りたいなあって思います。

 

そんなわけで、今日は午後から、同世代の議員が中心で集まっている勉強会に参加しました。明日はその続きで、和光市に視察してきます!

もっと地域包括支援センターを活用しよう!

20151113_1 

マンションのシニア交流会でした。東部地域包括支援センターの方にいらしていただいてお話をしていただき、とても好評でした。地域包括支援センターってどんなところ?どこにあるの?誰がいるの?何をしてくれるの?・・・介護保険を利用している人しか相談することはできないの?・・・知られているようで意外と知られていないのが現状かなあと思います。また、私の住んでいる諏訪の場合には担当が「東部」になっていることもご存じない方も少なくありません。こうして、場を設け、地域包括支援センターの存在を知ってもらうことは重要だなと改めて再確認しました。

でも、地域包括支援センターの実情から言うと、知ってもらい、活用してもらうことはとてもうれしいことだし、ありがたいことだけれど、本当にこれからうなぎ上りで増えていくだろう相談などに対応しきれるかどうか・・・・このあたり、本当に微妙な感じ。議会でも配置する職員数への配慮など意見が出されますが、「地域包括支援センターに電話がつながりにくい」なんて声はチラホラ聞こえてきたりもするものです。地域包括支援センターだけでは対応しきれない、言ってみれば、地域包括支援センターに相談しなくても、どこか相談出来る場所さえあれば解決できるような課題もあるはずで、ご近所ネットワークが今後、ますます重要なんだろう・・・と思うわけです。で、そこを構築していくのに一苦労しているというか、なかなかうまくいくようで、言っていないというか、「見守ってほしい人、見守りをしてもいいよと思っている人」とのマッチングこそ必要・・・これをやっていくのがそれぞれの地域となるのだろうと考えています。

「いざ!」というとき・・・・やっぱり、頼れるのはやっぱり隣近所という場合も多いのではないでしょうか?確かに、幅広いお付き合いがあったとしても、隣近所の付き合いがなければ、自宅での緊急事態に備えてはなかなか対応しきれないのは現実ですね。

大規模マンションコミュニティの中でご近所ネットワーク・・・いろいろ考えてみますが、簡単ではないなあと。シニア交流会などを通じても、ここからどう展開させていくことできるかなあなんて思ったりしています。

さて、午後から教育委員会の傍聴をしました。今年度突如浮上してきた「特別支援教育推進計画」の策定がほぼ完了し、今日は議案になっていて「原案可決」されました。でもとっても不思議。なぜなら、「原案可決?」・・・・・してしまっていいの?と思ったから。議案として提出されていた「原案」についても一部修正がされるような議論が行われていたのに、このままで可決することってあるのでしょうか?仮にも、議会の場合だと「修正案が提出される」ような状況じゃないのかしら?と思いました。とても違和感があり、運用上認められる範囲でのことなのかどうか確認してみたいなあと思いますね。今日の議論の中で修正することが必要だと認められた箇所は「軽微なもの」だから許されるのでしょうか?議会の場合だと許されないですよね・・・どんなに軽微であっても。「原案で可決」しているもの・・・可決した内容を後ほどピピっと修正してしまう・・・・条例ではなくて、「行政計画」だから良いという判断なのでしょうか?

今度聞いてみないと。

ちなみに、傍聴していて、結構本質に迫る議論があったりして、今日の教育委員会はなかなか面白かったです。議事録が公開されたらもう一度読み直しておかねばと思いますが、「教育委員会、何のために存在しているの?」と・・・そんな投げかけが行われた気がします。常に、原点と言うか、本質を確認することはとても大切。私は修正が必要なはずなのに「原案可決」してしまった、「特別支援教育推進計画」のことが頭にあったため、余計にそんなことを想いながら帰路につきました。

 

夕刻からも会合があり出席。遅くに帰宅してから、夕食を食べる・・・・夜遅くに炭水化物を摂取してしまったので反省しつつ、週末の寒さに備えよう♪と納得させたところです。寒さが本格的になりそうです。どうぞみなさまもご自愛ください!

社会保険労務士’政治連盟’…

20151112_120151112_2

午前中は一般質問作成に向けたヒアリングなどを実施・・・多摩センターの再活性化を話題にしようと思っているので、関係する所管の部長さんや課長さんに何となーくニュアンスを伝えに。いつもとは一味違った質問内容なので、はっきり言って「勉強中」という感じです。勉強の成果を披露するだけでは、何の政策提案にもならないため、あとまだ10日間くらいはじっと頭を悩ませないといけないなと。

午後は南多摩斎場組合議会へ。昨年度決算審査が主な内容でしたが、質疑もほとんどないために・・・あっというまに会議終了。同行した担当部長さんと課長さんとともに・・・(会議の場所である町田リサイクルセンターまでの)「往復の時間の方が長いですね」とちょっと失笑しつつ。まだ、私も初めての場所なので、雰囲気もつかみにくく。意外と私は人見知りなので。

そして・・・夕刻から、「東京都社会保険労務士政治連盟多摩統括支部」主催の議員懇談会に参加。どんな趣旨で開催されるものなんだろう・・・とドキドキして参加をしたわけですが、「今回の議員懇談会は多摩市の議員さんに絞りました」ということで、それにしても参加したのは飯島文彦議員と、遠藤ちひろ議員と私の3人。飯島さんは社会保険労務士さんとして活躍されていますし、ちひろさんは選挙の時に政治連盟の方から支援をいただいていたようですね。「えっ?私・・・・」・・・そもそも「政治連盟」という名称そのものが私にとって心理的にハードルが高かったわけですが、会場に足を運ぶと町田市でお会いしたことのある女性社労士さんがいらっしゃったのでホッと胸をなでおろすことができました。

今回のような議員懇談会は2度目の開催だとか。昨年度は「日野・立川・昭島」と3つの市に所属する議員さんと実施したそうです。社会保険労務士さんは議員立法により資格化されたものだということで、活動内容の拡充など政治的にしっかり働きかけていくことが重要だ・・・ここに政治連盟を組織する意義があるとのことでした(って東京都社会保険労務士政治連盟の会長さんの挨拶から)。ちなみに、多摩市議会議員にターゲットを絞った理由とは・・・・「すでに公契約条例が制定されている」ということもあり、その内容を中心に懇談をしたいという希望があったからのようです。1つには「労働条件審査」に対する提案をいただき、公契約条例の運用をさらに充実していくための工夫が問われた気がします。そしてもう1つは社労士さんたちがボランティアで実施している学校教育への提案。社会保障、年金問題、労働問題(働くということ)など、小中学校などへの出前授業プログラムの提案もいただきました。授業提案については、昨年、落合中学校で「年金」をテーマにした授業を実施したことがあるようですが、その後の継続が難しいとの話も聞いたので状況を確認してみようかなと思っています。

金融教育、法教育・・・このあたりは新しい分野でもあり、学校教育に取り入れる必要性は指摘されていても誰が授業者になるのか?っていつも話題になる気がしています。選挙権年齢が引き下がることを考えてみると、例えば「支えあい」という観点から年金問題をテーマにした社会保障問題の学習など小中学生から意識を持てる環境をつくることがますます重要になるのではないか?って思ったりします。そしてまた、ブラックバイト問題ではないですが、「そもそも自分自身の働き方ってどうなの?」・・・労働法制に照らし合わせて、違法であるのかどうかなど判断する基準を知っておくというのもまた大事なことだと考えています。社労士さんにお手伝いしてもらいながら、子どもたちへの学びを広げ深めていくことできそうですね。

せっかくいただいた提案なので、ご一緒させていただいた飯島議員とちひろ議員とどのように多摩市政に取り入れることができるか考えてみたいと思っています。それにしても飯島、ちひろ、岩永・・・という3人の組み合わせはレア。

 

ところで、生け花と土器。市役所のロビーには今も展示されています。土器そのものの良さや存在感をさらに引き出すように、花を生ける・・・・とっても難しいのだそう。なかなか素敵ですよね♪

20151112