8月もあっというまに末日。先週末は一般質問の答弁調整というか、ヒアリングをしたりして・・・気持ちがズドーンと重くなって。「議員のおっしゃるとおりだと思います。」って・・・言われたところで、おっしゃるとおりであっても「できないことのほうが多い」と読み替えて理解したほうが良いのではないか?と最近強く感じるようになっております。
TAMAシネマフォーラムによる「みんなの学校」の上映会があり、とても楽しみにして見に行ったけれど、そこで目にした大阪は大空小学校の一年間の取組みは特別支援教育を考えるにあたっても大いに参考になるもので、一人でも多くの教育関係者に何も言わずまずはご覧いただきおすすめ映画。子どものありのままを受け止めるってどういうことなのか、実践できる学校とそうではない学校の差はどこにあるのか・・・学校現場の奮闘ぶりにはもちろん感銘を受けたわけですが、この学校を支えている教育委員会はどんな教育委員会なんだろう?ってそちらにもより興味関心が湧きました。学校の先生たちが倒れないようにしないといけない。学校の先生たちがまずは折れないように支えていくところで、教育委員会の後押しや支援もとても大切になっていくはず。単に方向性だけを示し、上からの指示だけを出すだけが教育委員会の役割ではないはずなので。このあたり、私の一般質問でもどこかで尋ね、市教委の見解を聞いてみたいものです。
さて、子ども広島派遣事業の報告会があったので前半だけ足を運んでまいりました。感受性豊かな子どもたち。「走ったり、飛び跳ねたり、当たり前のことができることが平和」・・って表現をしていた子どもがいたように、毎日毎日平凡だと感じられる日常を手にしていることが平和ですね。朝起きて深呼吸ができて、ほぼ変わらない朝食メニューを口にできることが幸せで、そして、繰り返し繰り返し・・・時には退屈と感じることがあっても、当たり前のように毎日が過ごせることへの感謝の気持ち・・・ここに気がつけることはとても大切なんだと感じます。「戦争はなぜ起きるのだろう。どうやったらなくすことができるのだろう。そして自分ができることは何なのか。」こんなことを一人ひとりが自分の中で考えを深めていく・・・・子ども広島派遣事業は参加人数に限りがあるものの、いい事業だとは思います。事業そのものの意義をどう位置づけし、そしてまた継続していくかは今後の課題の一つになりそうですが。
「安保法案反対」の最大デモが行われたという報道がなされています。主催者発表は約12万人、しかし警察発表は約3万人強・・・この数字のかい離に違和感を覚えるわけですが、何しろとてもたくさんの方が「小さい力」を結集してと集まったようですね。気持ちはあってもなかなかデモ行動まで足を運ぶまでの余裕のない私ですが、私の分も知り合いに託し、同時刻に広島に行った子どもたちからの感想を聞けたことには意味があったと思うものです。
原爆詩の朗読は会場全員で・・・。心が痛くなる声が綴られています。平和のこと、自分たちの恵まれた生活のこと・・・考える場所はたくさんあるのですね。さまざまな場面で、「当たり前のことが当たり前のようにできる幸せ」を感じる機会を重ねていくことで平和への感謝の気持ちが育まれていくような気がします。同時に、平和であることを維持していくことの難しさも・・・・。
実は本日、娘はカブスカウトの活動で「昭和館」に出かけ、戦後の生活について学ぶ機会を得ました。昭和館・・・初めて知りました。今の自分たちの生活や社会を見つける機会は多様にありますね。私も一度足を運んでみようかなと思っております。
明日から定例会です。同時に、明日から始業式の学校もあるわけですが、明日から給食が始まってくれる・・・・・。「ふー、ヤレヤレ。」・・・・これが親の本音ではないかなと思ったりするのです。夏休み中に、アレルギーがあって学校給食を食べることができない保護者の方のお話なども聞く機会がありました。本当はアレルギーの子どもたち対応で学校給食が提供できるといいのですが。「当たり前のことが当たり前のようできる」・・・・この言葉を当てはめるとき、当たり前のように学校給食を食べることができる子どもとそうではない子どもがいる・・・そんな存在に目を向けて、何ができるかも考えさせられますね。