明日から定例会です。

小学校の遠足と言えば「コアラのマーチ」という感じで…遠足だから買ってもらえるお菓子というイメージなのですが、ここのところレジの脇に置いてあった「発酵バター仕立て」というのがすごく気になって、久々に買ってみて、「やっぱり、コアラのマーチだなあ」という感想で、今度は「チョコ味」を買うことに決めた昼下がりでした。

明日から定例会で、本当なら明日が一般質問…のはずが、日程変更となり、来週水曜日からに変更したので、何となく調子狂う感じで、妙にスケジュールに余裕感が。でも実際にはそんなことはなく、先に常任委員会が行われることになっているので、議案とか陳情とかに目を通して過ごした一日でした。

夕刻からはハーモニーカフェだったのでいつものようにお手伝いへ。子どもたちは明日から学校…「夏休み延びないかなあ…」と延期を期待する声もあり。久しぶりに来てくれた子どもがキットで作ったというパフェを持ってきてくれました!こんなのあるのか…とちょっと感激するわけですが、まるでレストランのディスプレイのよう。とてもかわいい。

桜が丘のアートマンに行けば、キットが売っていると聞いたので、時間があるときに見に行こうと思ってます。作ってみたい。昔と比べて、工作やら手芸とかもキットが充実していて、それはそれで豊かとも言え、一方では…キットが無くて同じような工作や手芸をやることの価値とそこにある豊かさを見直してしまったりもします。

そういえば、「キットで作る自由研究はNG」としている学校もあるやに聞きました。わざわざキットを購入してやるなら自由研究は必要ないよ…ということですね。「時代ですなあ。」と感想一言思い浮かぶ。

さて、最後にお知らせです。双方向でコミュニケーションができると思って活用していたのですが、Facebookページを一旦閉鎖することとしました。ブログに対するコメントは活動をする上でも役立て、参考になることも多かったので迷ったのですけれど、今後の再会などについてはしばらく検討したいと思います。国政のほうも解散総選挙?…いろいろ動いていきそうですね。私の日々は変わらず。明日からは定例会で、あとは冷静に落ち着いて…そしてやっぱり丁寧な暮らしを心がけながら、一日一日を重ねていけるといいなと思っています。ご意見などありましたら、お手数ですがメール(hisaka_ box@yahoo.co.jp←(@を小文字に変更させてください)にてお願い申し上げます。

 

児童館について集めてみた…。市民意見。

小学校のころ、乞田川に近いほうに住んでいたので児童館はものすごい遠いところでした。諏訪団地のほうまで行くには、北諏訪小学校を通り越さなければならないし、山の上に行くような感じで…。月に1度くらいは行っていた記憶がありますが、その時、児童館周辺に住んでる同級生が職員さんたちと親しく話していて、名前を覚えてもらっていたことが子ども心にとても印象的でうらやましかったなあと思い出します。普段利用している子どもとそうではない子どもとで児童館の敷居の高さの違いがあることは明らかで、誰にでも開かれている児童館ですが、初めて利用する親子や子どもたちへの接し方たと印象が何よりも重要であることは言うまでもありません。

10館の児童館を回ってきたのですが、職員さんたち初めて訪れた方への対応力を目の当たりにした場面ありましたが、声かけの仕方を心得ておられるなと思いましたね。

さて、児童館に関する市民の意見を集めてみたので、それほどたくさんはありませんが、下記に記しておこうと思います。大々的にアンケートをすると回答の処理が難しくなるのであくまでも知り合いの範囲にお願いして集めたものですが、内輪でお願いしたものでも全部で61名の回答を集めることができました。2人以外は多摩市民で主に子どもに直接回答をもらっています。個別意見は保護者が記入してくださったものも多く、中には親子で回答しますとお返事を下さった方もおられます。

◆もう少し近くだったら遊びにいくかもしれないと息子がいっています。公園などに出張で、プレイパーク的なことをやってくれたら、色々子どもが活用するかもしれません。外遊びが大切だと思います。

◆夏休みなど暑い時期、寒い時期などとても子供達は遊ぶ場所として重宝しています。

◆家ではできない卓球など楽しいようです。

◆先着順のイベントの申し込み方法が小学生(低学年)にはわかりにくいため、わかりやすくして欲しい。
例えば、申し込みたい子供が一列に並び、申し込みたい日程に申し込む。第一希望が満員(申し込みたい人数の空きがない)ならば、第二希望の日程に申し込めるように…など。お友達数人と申し込む時はこの方法の方が明確で、早めに並んでも申し込めなかったということが起きないように工夫をしてもらえると悲しい思いをせずに済みます。

◆多摩市引越してきた時に、公園の多さに驚き、児童館を利用する必要性を感じなくなり、多摩市引越してきてからはほとんど利用していない。

◆低学年の時には本当にお世話になりました。仕事で子どもだけで留守番の時、学童も行っていないので児童館で過ごしてもらったり、イベントで親には出来ないことを体験したり。職員の方にも、優しく成長を見守っていただきました、ありがとうございます。

◆マスク着用必須は止めて欲しい

◆未就園児のうちは同じ年頃の子と一緒に遊ぶ機会を作るのが難しいので、天候に関係なく行ける場所としてとても助かると思う。子どもの友達がいなくても職員の人と話すだけでも気分転換になる。

◆小学生低学年になると子どもだけで遊ぶ機会が増えるが、学校で子どもだけでの待ち合わせや遊ぶ約束をしても家の都合などで約束の相手が来れなくなったりした場合でも、一人きりになることがなく大人の目もあるので安心。

◆児童館、学童、図書館、福祉館、コミュニティセンターなど複合施設としてある利用しやすいと思う。

◆児童館の乳児のつどいが子育ての原点…なくてはならない場所とひと(職員さん)

◆地域の子どもたちの見守りをして頂き、ありがたいです。

◆児童館は安心して遊ばせられる場所です。いつもありがとうございます。

◆学校での行事が軒並み中止になっている中、近くにある、身近にあるの日常生活を支えてくださる楽しみの場と捉えています。日常生活上にあることを重要視していて、お友だちと偶然会ったり、そこから遊びが発展するなど、放課後の過ごし方に広がりをみせる場でもあるので、縮小や老朽化による閉室はできるだけしないで欲しいです。

◆イベント時に高学年の子が時間的に参加申し込みしても希望時間がなくなっていることが多いので、何か工夫してもらえると嬉しい。

◆今はお友達同士で他の場所で遊べるようになったけど、保育園のときも時々土曜日に保育園の友達と行ったりできた。たまに行くとやっぱり楽しい。

◆漫画読んだり、その時いる友達と遊んだりできる。

◆コロナ禍だと、いろいろな親の価値観が交錯してトラブルが発生しそうで怖いです。、

◆児童館が中学3年生までではなく、学生全般か、20歳か、又は高校3年生くらいまで対象の居場所にして欲しいです。今は、外で安心して無料で遊べる居場所が減ってきていると思うので、不登校の子供(高校生や大学生なども含む学生全般)でも居てもいい場所になって欲しいです。

◆未就園児のときは大変お世話になりました。なくてはならなかったです。

◆施設を整備して欲しい

◆少し距離があるので行き慣れない様です。せっかくあるので一つの居場所になる様に保護者からの働きかけも必要なのではと思っていますが中々一緒に行動してあげられないままです。

◆児童館遠いです

◆主に一ノ宮児童館を使用しますが、スタッフの方々が、気さくで子供が好きで仕事しているんだなぁというのが対応で分かるので親の私も行くと気持ちが良いです。

◆子供もスタッフの方にかまってもらえるのが嬉しくてよく行きたがります。

◆必要な場だと思います。

◆老朽化が気になります。リニューアルが出来るのであれば、空調の整った環境の施設が出来たら嬉しいです。

◆近くにないので遊ぶ場所、居場所がありません。公民館に行くとお年寄りに追い返されます。子供の居場所がないのは不安です。毎日のように送られてくる不審者情報と子供の居場所がないことに不安を感じます。「多摩市は子育てするにはいい街」と言いますが、公園が多くて小さいときにはいいかもしれないけど成長すると、地区によっては居場所がなくて老人と不審者に怯える街になります。

アンケートの中では児童館を利用した経験はあるけれど、放課後が忙しかったり、児童館以外の場所でも遊んでいたり、あとは、児童館は遠いから「今は、利用していない」という人が半分以上だったとはいえ、個別回答の意見はとても参考になるなと思います。

今日はコロナ禍で随分と疎遠になってしまった方々と久々にお目にかかることができ、いつもとは違った角度からご意見をいただくこともできました。特に市内で開催する各種イベントについて、実施の可否がどのように行われているのかとか、そんなことも話題になりましたが、その基準を示すのはなかなか難しく、東京都のガイドラインを見ながら主催する側が判断することしかないのかもしれません。緊急事態宣言もまた延期される方向が見えてきて…多摩市では子どもたちに関しては保育園、学童クラブ、幼稚園(預かり保育)は自粛のお願いとなっています。小中学校は午前中授業で給食を食べて下校という流れ。一日の食事で「学校給食」が重要なエネルギー源になっている子どもがいる現実を考えると給食が中止にならなかったこと、ホッとしています。詳細はこちら

明後日から市議会も開会。それにしても蒸し暑くて、クーラーをつけないで頑張るにも限界がある…。

クリームとあん。

新商品。「どらやきマリトッツオ」です。何度かお店に行ってみた時には…そのタイミングでなかなか会うことできず。今日は店頭に並べられた直後のタイミングでようやく買うことができました。マリトッツオ(ローマ字入力が結構難しいな)はちょっと前から流行っていますが、それほど魅力を感じておらず。でも、これは違う。なにせ、「ホイップクリームとあん」の組み合わせなので、SNSで一目見ただけで食べたい!と思いました。今のところは、「たっぷりホイップあんぱん」が近所で気軽に変えて一押しなのですが、「どらやきマリトッツオ」はいかに。

もう、見た目が…その美味しさを物語っていると思うのですけれど、餡が甘すぎず、ちょうど良いホイップ具合のクリームとのバランスが絶妙!もう一回くらいは買うかもしれないな…。

今日は議会だよりの編集会議や一般質問の事前の打ち合わせなどをして一日が終わりました。児童館の抱える課題解決に向けては、子ども青少年部でも取り組んでいかなければならないとする認識はあるようなのであとは精力的に取り組んでもらいたいと思っています。もう一つ、パルテノン多摩の再開館に向けた課題については…意見調整というのか、かなり盛りだくさんで資料要求もしているのですが、質問通告書を提出してからも何の連絡も来ないのが不思議…。普通は質問の通告書を出すと担当所管が答弁作成などするために意見交換するとか一度くらいは打合せの日程を調整しましょう…となるはずなんですけれど。もちろん、事前というか質問をつくる過程では私もヒアリングを一度だけは行っていますし、かなり前の段階で「こんな感じで質問します」については提出済みなんですが。一般質問の日程が変更して後に送られたので時間的余裕を見て、答弁作成も後送りになっているのかもしれませんね。しかし、ホームページのリニューアルはいつになったら行われるのかしら。春にはリニューアルするとも聞いていた立場からすると、遅れ遅れになっていることが気になりますし、その遅れ感が他の進める業務にも当てはまるとしたら、困ったことです…。再開館に向けたハード面での取組み…改修工事は着々と進んでいるのに、内容がついていかないというのか、伴った内容がいまだに見えてこないところに不安があります。一応、そのことについても事業計画書を提出してもらえるように資料要求をしていますので、ちゃんと進捗できているな…ということが確認できると良いのですが。

明日は都市計画審議会があります。事前に資料が届いているので予習しておかないとな。

 

「ここに、もう少しいてもいい?」

  

ランチハーモニーで朝からお弁当づくりを。炊飯器の関係で、70食が限界。今日も完売です。諏訪4丁目の集会所、それから、事前に予約をしてくださった方には諏訪商店街にあるお店に取りに来ていただくことも可能としています。今日のメニューは「温玉乗せビビンバ丼」です。

高齢者の方々中心にお召し上がりただくので、具材などはなるべく小さめにして、やわらかくして…などを心がけながら調理をしています。最近はスーパーマーケットでも300円を出せば、立派なお弁当を買うこともできます。私たちも300円で提供しているのですが、食材費など含め、収支バランスを考えると、ボランティアの力が大きいって思います。ハーモニークラブのメンバーは主要な戦力…荒谷議員も参戦し、短時間で作業をする…それはそれはとても大変なことなんです。

お店に買いに来てくださった方が「しばらく、ここにいてもいいかしら」と。

今日はそれが最も印象的な出来事でした。「ここ、涼しいわ」…換気のために出入口は開放していても少しはクーラーが効いていたかなあとも思いますが、結構、空気こもっていて涼しいとは言い難かったのですが。コロナになって、なるべく自宅に…と外出や活動の機会が減り、気分滅入ってしまうということをお話しされていました。ひとの気配があって居心地の良さも感じられて。リピーターでいらしてくださる方とは何となく顔見知りにもなり、一言二言三言…と会話が重なっていく…しばらくおしゃべりをされてから、ビビンバ丼を手に提げてお店を後にされました。スタッフと会話する光景を見ていて、「これがやっぱり大事なんだよなあ」と。いきなり最初からということではなく、回数を重ねながら、会話も増えていくこと、そして、「ここでしばらく時間を過ごしたい」と思ってもらえるとしたら、何とありがたいことかと思えます。

お弁当作りが終わってから、オンラインでの動画配信などを見ながら、画面を見ているだけだと、テレビとは変わらず…。オンラインで会議をやるにせよ、それもまた、やっぱり、デジタル情報だと五感が鈍る…とも再認識。五感を使って、社会を感ずること…大切ですね。

学校の夏休みが延長になって大喜びしている子どもたちと…複雑な気持ちの保護者や大人と…都内でパラリンピック観戦を中止しないところでは、「抗原検査キット」が配布し、一両日中に検体を回収し、検査をする段取りになっているところもあると聞いています。学校の負担も半端ないでしょうね。夏休み期間延長中で、検査キットをすべての保護者に手渡し、配布から回収と2日間で実施しなければならないなんて、本当に大変だと思います。そこまでしでも観戦の見出せるものなのか。感染するかしないかなど不安な気持ちを吐露することなど…遠慮する子どもたちの心身への負担も気になります。無意識の「圧」というのか。

残暑も厳しいですね。さわやかな風が吹かない。それでも秋には向かっているんだろうな。日はだんだんと短くなってきましたね。

雑感…綴っておきます。

たま広報に「ACTA」が挟み込まれていました。「食品ロス削減と持続可能な社会」が特集されていました。市議会の生活環境常任委員会でも「食品ロス問題」に取組んでいくことになっているので、興味深く読ませてもらいましたが、同じ内容で多摩市の公式ホームページからの情報発信されているとはいえ、やっぱり、紙媒体のほうが読みやすいし、見やすいというのが個人的な感想です。

今日は一般質問のことで、少しだけ調査活動を進めながら、夕刻からはハーモニーカフェへ。ハーモニーカフェではテイクアウトお弁当で「食の提供」を実施しているのですが、その日によって…お弁当が売れる売れない…というのか利用してくださる方の「来る」「来ない」があり、ある程度の見込みを立てつつも、場合によっては最終的には廃棄はしなくともお弁当が余ってしまうこともあるのです。そこで、次週からは原則予約することにし、無駄の出ないようにしていくこととしました。今もリピーターの方が多いのですが、それでも、飛び込みで「買いたい」といらしてくださる方もおられるので、対応しています。でも、やっぱり、作った分、しっかりとその日のうちに消費できることが望ましい。利用者にとっては少し堅苦しくもなるかもしれませんが、予約制と新規でも買いに来た人には対応できる余裕分を持ちつつ、活動を進めていくこととしました。

ところで、同じたま広報に「来春、新しくなるパルテノン多摩」についても案内がありました。駅やペデストリアンデッキと直結している2階部分の紹介ということで、ロビー広く開放的になるということ。開放的になることで、日常的に、気軽に親しみやすい文化施設になるということですが、開放的になっただけで親しみやすくはならないような気がするのは私だけでしょうか?

とダメ出しばかりしているので、嫌われるわけですが、いろんな人たちが利用していく…そしてまた、いろんな人たちに利用してもらいたいという思いをきちんと受け止めることのできる空間づくりは簡単ではないのです。ただ場所があれば良いだろう…にはならないことを改めて確認したうえで、どうやったら、誰にとっても居心地のいい空間にできるかを考えていく必要がありますね。コロナ禍を前提としながらの利用ルールも頭に置いておく必要がありそうですし。

いずれにせよ、「パルテノン多摩が新しくなる」というのは、単に大規模改修をしただけで、お色直しをしただけになってもらっては困るというのが私の意見でもあり、建築コストは80億円以下に抑えられましたとは言われても、そのために、それだけで済ませられるわけではないことをきちんと踏まえる必要があり、私としては諸々入れ込めば…ゆうに90億円以上を投じたプロジェクトになる…くらいに捉えていますので、その責任の重さを感じているわけです。最終的には市民も含めた合意形成のたまもの…ということで、実施、推進されていく取組みとはいえ、次世代や将来から見れば明らかにお荷物になりそうな、負担増になりそうな取組みであることは今後の運営費を含めて、最初から明らか。でも、税金をかけてでも運営していく価値を認めるからこそ、改修をしたわけですから、それに対する責任感を再開館に向けても発揮してもらわねばと思っています。

せっかくなので、昨年度、私はパルテノン多摩に関する質問をしたところでの市長答弁を掲載しておこうと思います。今回もパルテノン多摩のことを質問する予定ですので、市長答弁がどれだけ実活動に反映されているのか興味深いです。とにかく、昨年度、お世辞にも今後に大いに期待できる…とは言い難い、とても渋さ噛みしめざるを得ない…指定管理者選定委員会の審査結果内容を踏まえて(厳しい評価が下されていた)、質問したときの市長の回答。

市長(阿部裕行君) 質問者からもいろいろお話があったように、今回の共同企業体に対する審査の結果のところが1つ、今日大きなテーマになっているのだと思います。
確かに、この何年間かの中で、多摩市の文化振興財団そのものは、現在間瀬さんという館長のもとで、ある意味で市民活動と地域活動の掘り起こしということと、単に貸し館でなくて、もともと持っている学芸的な機能と、そしてまた、市民と一緒に取り組んでいく。そういう部分についてはかなり道が開かれてきたと思います。
共同企業体としては、その世界の中でJTBや野村不動産なり、これまでの経験値のあるところがパルテノン多摩の文化振興財団が選んだ企業体であります。確かにそれは先ほど話が出ていたように、日本全国の中でもなかなかない、この関東の中で見ても共同企業体としてやっているのは川崎市ぐらいです。
そこの鍵を握るのは、多摩市から与えられた公募条件をきちんと満たしていくためには、一体となってコミュニケーションをよくし、リーダーシップも発揮しということが求められているのだと思います。なおかつこれまでの30年にわたる多摩市文化振興財団の経験値もありますが、一方、そこだけではない新たな市民との連携、それから、開館を生かすだけではなくて、文化芸術のうねりのようなものを体感できる、そうした装置として機能していかなければ意味がない。そこで、おそらく今回の審査の皆様方が厳しく評価をされたということは、ある意味で内輪で傷をなめ合っているのではない。今、全国の公共施設、全国の財団が問われている課題をきちんと多摩市においては、解決に向けてさらに強力に一歩踏み出すべきであるという温かいメッセージも、この中には含み込まれていると私は思います。きちんとやはりそこに対して解決をしていく。
幸いにと言ったら変ですけれども、コロナ禍で動きができていない、休館中であるということで、共同企業体のメッセージがうまく伝わってないところもあると思います。だからこそ、逆に言えば日本を代表するプロの企業体が一緒に入っているのであれば、私としてもきちんと税を投入する以上、しっかりそこは応えられるような体制を持って、きちんと提案もしていただきたいなと思います。
コロナ禍でテレワークでいろいろ厳しかったとか、いろいろな状況はあったのかもしれませんが、これから先ぜひ開館に向けて、今日質問者がおっしゃっていただいたことも踏まえて、しっかり共同企業体のほうには、その複合文化施設等指定管理者候補者選定委員会のメッセージを受け止めていただいて、きちんと改善案を出していただき、もともとの目標である市民全体のトータルの学芸、芸術、文化の発信だけでなく、晴れの場でもあり、また、多摩市だけではなく南多摩全域、あるいは東京、日本の中で、さすがパルテノン多摩だねと言われるような存在に高めていきたい。そういうふうに思っておりますので、今日の質問者からのご意見にもしっかり応えていけるように奮闘してまいりたいと思います。

昨日の夜から、議事録を読み返しては、市長のこの答弁が素晴らしくて、大絶賛しています。「きちんと提案もしていただきたい」…私も同じ思いですね。もともと市のくらしと文化部長(パルテノン多摩を所管しています)が、部長を退職されたのち、今はパルテノン多摩をずーっと担ってきた多摩市文化振興財団の常務理事をつとめておられます(こういうのを天下りというのでしょうか?)。ですので、この度の改修工事に目途がつくまでの部長としての経験が存分に生かされてほしいと期待するばかりですし、その期待を背負って、常務理事として活躍されているはずなんですよね。さて、進捗状況はいかに…ですね。

9月議会、日程変更あります。

泰阜村の柚餅子。柚餅子と言って、すぐに思い浮かぶのはやっぱり…福島のお土産によくいただく一品。それをイメージしたので、わくわくしながら、竹の包みを開けてみたら…びっくり!

こんな風にころーんとしていて、しかも色が…「わ!保存食!」…見た目からしてもすぐにわかる貴重な手づくり品だと思いまして…記してあった食べ方どおりに、半分に切って、薄切りにしてから味見してみましたが…「うん、やっぱり保存食」であって、福島のゆべしとは違って、パクパク食べることはできないです。でも、よーく味わうと美味しいのが不思議。お茶請けというよりも、お酒によく合う気がしました。泰阜村の「柚子っこ」です。チーズと合わせるとおいしさが倍増するのではないかと思われます。ていねいに生産されていることを考えても、ゆっくりと味わうのが良さそう…というか、そうするべきかな…。

今日は一般質問の通告書を提出しました。質問事項は2問で、児童館のことと、パルテノン多摩のことについて。でも、どちらかというと、児童館のことに時間をかけるつもりで再質問をしていきたいと考えています。(通告書はこちら2021年9月議会 一般質問_岩永ひさか

で、本会議初日に出番が来るはずだったのですが、新型コロナウイルス感染症の状況を受け、議事日程が変更されることとなり、一般質問は9月8日から13日までの4日間(土日除く)となりました。市議会のページでも改めて告知されることとなりますが、発言準が変わらないので、9月8日の1番目に質問することとなります。ちなみに、質問者は今回は17名です。会議時間の短縮というのか、全体的に議会日程も見直す必要があるとの提案を受け、会派によっては代表者が質問事項をとりまとめ、「代表質問的に一般質問する」ところもあるようです。9月議会の中では、決算審査もあるので、そちらに力を入れるという考え方もあるかもしれない…とも思います。でも、決算審査のための質疑と一般質問はやっぱり別物なので、私は「決算審査もあるので」と割り切れないものがあるかな。

いずれにせよ、議会が期待される機能、その役割と責任をしっかり果たす…ここを外すことはできませんね。今日は議案配布もありましたが、やっぱり、決算書や事業報告書も読み込んで、質疑する内容を絞り込みしていかないといけないです。

チャンス・フォー・チルドレンから年次報告書が届きました。スタディクーポンの仕組み。多摩市でもかたちにしていけると良いのになあと密かに思っています。今年から国立市では取り組みが始まっているようなので、ヒアリングしにいきたい。国立市ではもともと子どもたちを支援している団体とチャンス・フォー・チルドレンとが連携する仕組みになっている模様。興味深いです。阿部市長も子どもたちの貧困格差の問題について、もちろん、高い関心を示されていて、「しっかり取り組む」としていますので、具体的なところでよりよい事業推進や仕組みを整えていけはずなんですが、意欲的であっても、なかなかカタチができていかない難しさ・・・ここをどうクリアしていけるか・・・ですね。既存の枠組みだけに捉われず、子どもたちのためによりよい支援をしていくとの視点があれば、取り組めないことはなさそうです。今のところ、都からの支援が手厚そうですし。

私の尊敬する方のお一人、中村桂子さん。最近、「科学者と考えるシリーズ」を読みましたが、「人間は生き物の中にいる」という当たり前のことをもう一度認識したいと思っています。他の記事もおススメです。学術会議問題の渦中におられた山極壽一さんの記事もあります。この記事の連載はコロナ感染拡大前のことですね。中村桂子さんのお話は本当に参考になるというか、ためになります。お時間あればぜひ、ご覧いただけるとうれしいです。

 

9月議会に向けて。

今日は9月議会に向けての議案説明でした。先だって、パブリックコメントが実施されていた「多摩市みんなの文化芸術条例(仮称)」がいよいよ提案される段取りです。コロナ禍にあって重ねられてきた議論なので、文化あるいは芸術の役割が改めて再認識されながらの制定となったことの意義と意味は大きいのではないかと思っています。議会は子ども教育常任委員会で審査することになりますが、さらにどのような意見が出されるのか楽しみです。こうした条例制定は担当所管が議論の経過をまとめ、情報公開も進めていくのですが、今回の事務局を務めていたくらしと文化部の担当者は委員会要点録などの掲載が比較的スムーズだったという印象。議員はこうした情報掲載なども気にしながら、議会に向けた準備をするというわけです。たくさんというわけではありませんが、パブリックコメント募集とそれに対する回答も既に掲載されています。パブリックコメントの意見から学べる視点や気が付かされることもたくさんありますね。

ユニークなお友達がいて、遊びに行ってきました。スマホは持たず、アナログのジーコジーコする電話を使用しているということですが、ミッキーマウスレトロの貴重品。固定電話を使う人がめっきり激減している社会…電話をかけても出てもらえないことも多い…というエピソードを聞いたりして、なるほど…と思うのですが、懐かしい昭和の暮らし…逆に憧れます。

さて、新型コロナの感染もさらに広がりを見せているということもあり、市内小中学校も夏休みを延期することとなり、現段階では9月から再開することで調整を進めているとの報告があり、その段取りが整ったようです。学校と連動しながら、運営する学童クラブも対応が求められていきますし、保護者の予定やら段取りも変わりますね。「ええっ!夏休みが延長するかもしれないらしい」という立ち話の会話を耳に挟みました。

議会もこれまで通り、感染症対策を行いながら運営していくこととなりますが、「極力、集まる機会、集まる時間を減らす」ことを心がけたいとする議長からの方針を受け、協議が進められています。日程もなるべくコンパクトにという声も出ていますが、「基本的には通常通り」と考える声もあり、来週以降に改めて方針が確定していくこととなります。ただ、議決を必要とする案件などについてはなるべく早めに審査をしていくことが良いだろうとする配慮を行うため、一般質問の日程と委員会の日程を入れ替える段取りと決算審査の日程も短縮するために、議会評価(各常任委員会で行う事業評価)については見合わせる方向では協議が整い、正式には臨時開催される議会運営委員会で来週月曜日に確定することとなります。

新型コロナウイルス感染症対策で市職員もそちらに時間を取られたり、応援体制をとっていることは確かですが、かといって…行政活動がストップしているわけではありません。議会が行政活動をチェックするという立場、あるいは政策提案していく機能などを放棄することはなく、一般質問はもちろんのこと、9月議会の場合には昨年度決算審査もありますが、そこで行われる質疑などなるべく通常通りに行われていくことが望ましいと考えています。

オンラインを活用した議会運営についてもプロジェクトチームが立ち上がっていて、取組む方向になっていますが、よりリアル開催の会議に近い形で実施することが望ましい。オンラインを活用した議会運営に必要なのは議会事務局のやる気なんですよね。それによって大きく動きが変わってくることが、他市を見ていてもよーくわかります。オンライン導入に伴う議会運営の課題など一つ一つを抽出し、課題があるからやらないではなく、課題をクリアして、取り組む意欲を期待したいものです。

ここのところ、議会報告会についても中止をしたり、オンラインでの報告動画提供となっているのですが、双方向で市民とやり取りを進めていくような方策も一つ検討してもよいのでは?とも思います。他市ではすでに先行事例もありますし、そこは議会事務局の情報収集能力もまた問われていくところと言えるでしょう。

それにしても、多摩市では「ZOOM」が使用できない。他市では使用できているのになあ…という違いに不思議を感じますね。セキュリティとの関係があるようですが、「ZOOM」が使えるようになると、議会だけでなく行政活動についてももっと取組みが広がる気がしてなりません。

これ、お弁当です。入れ物がプラスチックなんですが…そう見えないですよね。ちょっと驚き。さっと水洗いをして容器を捨てざるを得ないことに複雑な気持ち。でも、お弁当はとても美味しかった。

児童館めぐり…一応、まとめ。

保養施設に訪れたような気分。公共施設であることを忘れてしまう佇まいであり、ラウンジだなあと思います。とても落ち着く場所と言えます。コミュニティは「多世代」であっても、コミュニティセンターを多世代が譲り合って利用することは正直とても難しい。その意味で、複合施設内にある「児童館」がとても重要な存在であることを感じています。

ということで、今日はゆう桜ヶ丘の一角にある桜ヶ丘児童館へ行ってきました。多摩市の児童館活動をリードしてきた児童厚生員さんがいらっしゃるので改めてヒアリング。児童館職員は「子どもと遊ばなければならない」わけであって、児童館職員が「単に、子どもと遊んでいるだけでしょ」というように批判的に捉える人もいるのも事実…児童館への人事異動とか児童館に配置されるということが職員によってはプライド傷つく場合もあるとも聞いたことあります。でも、「子どもと遊んでいるだけ」って…見方を変えればこれは「褒め言葉」です…ある意味、「遊んでなんぼでしょ!」と再認識させられたのが今回の児童館めぐりをした収穫の一つでもあり、むしろ、子どもと一緒に遊ばないで事務室内に留まり続ける児童館の職員はその役割を果たしているとは言い難いという感想を持ちました(もちろんケースバイケースであって、事務仕事に追われて子どもと遊べない時もあると思いますが)。なので、児童館職員の体力は重要であることも確認でき、どんな人材を児童館に配置するかもまちづくりに問われるセンスだとも思いました。もちろん、「子どもたちと遊べる体力だけあればいい」というわけではなく、児童館に求められる役割と責任を果たすために必要な人材が配置されるべきであることもまた、再認識したのが今回の児童館めぐりでした。

実際にすべての館の館長さんから、日ごろの児童館活動などについても話しを聴くことができ、今まで気がついてなかったことに気がつき、そしてまた、児童館が廃止縮小されていくような流れの中にありながらも、業務だけは拡充していくと傾向にあるような実情…もう一度現場を見て、評価をし直すことが多摩市の「子ども・子育て政策」のためにも何よりも重要であるというのが私の感想です。

児童館では子どもとの関係を築くために「遊ぶ」。「遊び」がコミュニケーションツールとして果たす役割はとても大きく、その積み重ねの中から、大人と子どもの人間関係をつくりながら、子どもにとって信頼できる大人=職員となっていくんだなあと思うわけです。そして、そこから児童館職員としての力量が試され、本領発揮しなければならず、児童館が「児童福祉法」に基づいて設置されていることの本質に則してその役割が果たされていかねばならないと考えています。児童福祉法が改正されて以降、国の示す「児童館ガイドライン」はバージョンアップしていると捉えていますが、多摩市なりに改めて「児童館ガイドライン」を書き起こしていく作業が求められるように思うのは、児童館の存在意義と価値が時代、環境と共に大きく変わってきたことや、これからもきっと変わっていくことを踏まえつつ、その役割と責任を共有することが必要だと考えるからですね。現場レベルでは共有できていることも、市全体としては共有されていないこともあるような気がしていて、多摩市にとっての「児童館施策」をきちんと押さえておきたいものです。

全国の児童館からこどもたちへのメッセージに凝縮されていることも確認しておきたいですね。子どもたちに児童館の社会的役割を伝えるための言葉がつづられています。

遊びで変われる人がいる。

遊びは、喜び。
笑えることが、素直に嬉しいから。

遊びは、背伸び。
できなかったことが、できるようになるから。

遊びは、学び。
習い事とはちがう、新しい気づきがあるから。

遊びは、ひろがり。
ここで出会えた、仲間がいるから。

遊びは、救い。
こころが落ち着く、居場所になるから。

私たちは知っています。
遊びには、多様なチカラがあることを。
これからも児童館は、地域の子どもに遊びを届けていきます。

家でもなく、学校でもない、この場所で。
親でもなく、先生でもない、大人として。
遊びを通じて、子どもたちの成長を見守るために。

あなたも「遊び」で、きっと変われる。

きっと、このメッセージも立場によりけりで受け止め方は変わると思います。字面だけを追っているだけではダメでしょうね。これは、あくまでも子ども向けですから、このメッセージを土台として、きちんと深堀していけるかどうか、児童館活動の内容、伴うなかみが問われていくとも言えるでしょうね。その点からも、きっと、多摩市の児童館の歴史を辿り、歩みと共に何が蓄積されてきたのかも問われ、これからの在り方、方向性を見定めていくことが求められるのでしょう。

ということで、その先はどんな風に多摩市の児童館の在りようを評価できるか、専門的な見地からの評価と共に、何よりも利用者である子どもたちの声も集めていく必要がありますね。利用していない子どもたちに集めるよりもまず、利用している子どもたちに尋ねることのほうが重要だと思うのは、福祉サービスへの評価とは…まずは利用している人に聞くことから始まると思うので。

 

「児童福祉法」に基づく場所でありながら、福祉っぽさがない点が児童館の難しさになっているような気もしていますが、現場理解を深めることによって、多摩市にとっての児童館がもっと力を発揮できる場所になるような印象を持っています。10館をまわり、課長とも意見交換を重ねてきたので、あとは一般質問の通告書内容を整えて、来週月曜日には提出。提出したら、ひと段落にはならないところで、緊張感と集中力の継続が課題…。

大雨のあと。

お盆休みも終わり。早朝の諏訪児童館。雨上がりでお散歩している人の姿もなく、しーんとしていて。蝉の声も一切聞こえない。静まり返っていました。大雨にも見舞われて、隔地からの被害状況について知らされるたびに心配にもなり、心も痛むばかり。特に、50年に一度の雨に見舞われたという隠岐の地方のことが気になっています。ご縁のある地域でもあり、先月末に足を運んだばかり。SNSの情報を通じて、被害の様子が届きます。

あの港の海に泥水が押し寄せて2色になっているとのこと。他にも海岸線沿いの道路が冠水しているなど情報が届いています。メディアを通じては象徴的な被害状況の知らせは届くのですが、自分自身が知りたい地域のニュースや状況を得ることは難しく、現地に問い合わせるのも憚られるので、SNSを通じて現況を把握できることは助かります。

気候変動を肌身で感じます。多摩市内でも乞田川沿いの道路に水があふれている映像…何度かテレビでも放映されたので、知り合いから「大丈夫?」との問い合わせが来ましたが、あの場所付近は大雨が降るとひどい水たまりができる場所で、あの近くのマンホールからも小さな噴水ができやすいというのか、よく水があふれている場所でもあり…「あ、あそこ」と思いました。早速の復旧工事が行われています。私たち多摩市民にとっては、被害があれば、すぐに対応できる行政…が当たり前であって、今のところ、幸いにもものすごい大きな被害報告もなく、すぐに対応できている状況もありますが、そこには伴う財政力も必要であって、とにかく汲々とした財政状況を背景に自治体運営している地域では復旧作業もままならない場合もありそうですし、追いついていかないこともあると聞いています。ふるさと納税を通じて支援をするサイトは事あるごとに呼びかけをしていて、こうしたサイトを通じて、メディアでは報道されない地域の被害状況を垣間見ることは可能です。

 

今日は午後から、一般質問に向けてのヒアリング。この時期は市の職員さんたちも夏休みを取得していたりするので、早め早めの準備を心がけていますが、今回は発言の順番が1番目なので飛び切り早い心の準備と実作業に取り掛かっていて、既に質問したい内容については担当所管のほうに渡してあります。質問の通告を締切してからだと、時間も無くて十分な意見交換ができなそうだなあと思っているのと、職員さんたちも「答弁を書く」ことだけに集中して逆ヒアリングされるだけで、私が思うような成果が得られないような気がするので。市長に恥をかかせないようにカタチの整った答弁を作り上げることに精力尽くしたくなる気持ちもわかるのですが、大事なことは「現状」をきちんと共有し、必要な処方箋を描いていくことであって、「今、できていること」「今、できていないこと」を把握しながら、「あるべき方向」に向けてどんな取り組みが必要であるのか、求められるのかを確認して、認識を共有しておくことだと思うのですね。

市長であっても行政のこと全部を把握しているわけではなく、26名の議員それぞれの立場と視点から「これはどうなっているの?」と尋ねられて初めて気がつくことも多いと思うんで。もちろん、現場や担当者は気がついていることであっても、それが市長にまで届いていないこともありますし。

しかし、議会における質問や質疑の位置づけというのか、どう受け止めるのか?…という行政の在りようもまたものすごい問われるなあと感じている今日この頃。職員さんのスタンスの違いというか個性もすごく感じるのですが、「守り」の姿勢になりがちな人がどうしても多いのはなぜでしょうね。「質問してもらったり、質疑してもらうと、自分自身も気が付かされることもあるし、勉強にもなる」という職員さんに出会うと、ホント、うれしくなるわけですが、「質問しないでほしい」「質疑しないでほしい」という後ろ向きな姿勢では、ちっとも前に進まないなあと思うものです。「質問されたり、質疑される不都合」…ここにこそ、課題がぎゅうぎゅうと詰め込まれているような気がしてなりません。

夕方からはいつものハーモニー塾。イタリアンオムレツ、カニクリームコロッケ、ポテトサラダ・・・子どもたちの大好きメニューかな…。「子どもたちの支援と援助と」…。

「支援はできても、援助まではできない」

「支援」と「援助」と…区別して使い分けをしているかどうか、考えさせられるものです。援助が必要なのか、支援が必要なのかを見極めながら、対応ができるかどうかが「専門性」なのかもしれませんね。明日からはまた夏空が戻りそうですが、緊急事態宣言の地域は拡大し、期間は延長し…しかし、延長したものの、その先…いつになったら解除できるかの見通しは持てないらしい…というニュースをどう受け止めればよいのでしょうね。ため息つく気分にもなれない大雨後の夜…明日から晴れそうですね。

児童館の事業費はなぜ削減されたのか。

毎年、児童館が作成している活動報告書。決算審査の始まる前くらいまでに完成するので昨年度分はまだ仕上がっていないらしい。昨年度についてはコロナ禍での活動が記録されていると思うので貴重な資料になると考えていて、早く内容を見たいと思っています。私の手元にある一昨年度の報告書でも年度末からの新型コロナ感染に伴い、予定されていた事業が一部中止になったことの記載がありますが、概ね年間活動の状況を読み取ることができます。

そういえば…と会派控室の書棚を探して引っ張り出してきたのは10年前の活動報告書。

比較をすれば一目瞭然で、児童館がどれだけ事業拡大してきたのかがわかります。特に地域の子育て支援拠点になって以降の活動はそれ以前の児童館の在り方や役割にも質的変化を遂げるきっかけになったような気がしていて、児童館が「児童福祉法」に基づいて存在していることを改めて意識させられるものです。

ただ、その中にあって、児童館職員もまた「ただ、子どもと遊んでいるだけではない」という存在価値と意義をどれほど示すことができているのか…この点は問われるところかもしれません。もちろん、児童館活動の内容を正しく把握した上でその活動あるいは担う職員の評価がなされていくべきであり、評価する側の理解度が問われている点も指摘したいと思っていますが、正直、今の多摩市の現状では双方とも十分とは言えない状況があるのではないか?と感じています。ですので、今、多摩市の児童館にとって必要なことは「客観的な評価」を取り入れていくことだと考えています。

今年度の当初予算で、児童館の事業費がバッサリ削減されていた。

これに驚愕したことが発端で、今回の一般質問につながっています。コロナ禍にある子どもたちを支援してきた児童館に対する評価が「事業費削減」になってしまうの?と疑問に思えたからです。個人的には子どもたちに大人気の出前牧場の予算など削減されていることはとても悲しい。また、いろいろな事業などに協力してくださる方々への謝礼金についても容赦なく半分以下に削られているという状況…財政の厳しさは理解しますし、特に、「子育て支援施設」としての活動以外の児童館事業には国や東京都の財政的支援が見込めないこと等事情が様々あることは察します。とはいえ、「これが児童館に対する評価」なのかと思うとやりきれなくなるわけです。

もちろん、まだコロナが続いているから…と言われれば否定もしませんし、予定していた事業どおりに実施できないこともあると思います。でも、予算無くして活動はできない。当初段階でバッサリと削減されてしまったことの意図がどうしても理解できないのは…市長は「未来への投資」については立ち止まることはしない、手綱は緩めないと公言しているから他なりません。

私にとっては「子ども=未来」であって、児童館の予算削減は後順位にあるとしか思えないのですね。児童館10館全体の事業費は年間で数百万円であり、そこが市財政に与える影響がいかほどなのでしょう。費用対効果の面からも検証された結果の予算削減だとすると、どんな査定がされてきたのかと思います。もちろん、子育て環境の充実という視点から言えば、保育園や学童クラブの増設など必要な対応を講じていることは理解していますが、しかし、子どもの貧困、広がる格差、その中で子どもたちの体験や経験格差を埋めるところにもまた児童館活動の役割が再度増してきたようにも感じる今日この頃。例えば、児童館には民間事業者などが企画をしたキャンプなどのチラシが届いていますが…参加費は高額!数千円で参加できるようなプログラムは見当たりません。また、コロナ禍にあり非日常(長期休暇)の楽しみだけでなく、日常の楽しみもまた奪われている子どもたちにとっての児童館はどんな存在?…児童館の日常、その営みを再評価するタイミングになっているような気がするものです。

時代環境と共に児童館の役割や期待されることは変化してきました。乳幼児期の子どもと親の支援に力を入れるあまりに、学齢期以降の子どもたちへの支援の視点が薄くなっている印象もあります。でも、少子化、保護者の忙しさ、コミュニティ機能の低下…子どもたちが置かれている社会の状況を考えるなら、学齢期以降の子どもたちの支援の必要性もまた増している可能性もあります。

なので、やっぱり、児童館どうするのか、今一度議論していくべきですね。専門家でも何でもない議員の私があれこれ言うというよりは、先にも書いたように、現状を踏まえた「客観的な評価」が欲しいところ。議会でも「児童館どうあるべき」が議論されたり、評価されてきたこともありますが、それからも一定の時間は経過し、状況変化していることもまた押さえておきたいものです。児童館の事業費がなぜ削減されるのか…現状把握と客観的な評価を踏まえ、「多摩市にとっての児童館」を議論してから再考してほしいと願うばかりです。その原点にあるのは「児童福祉」…ここ外してはならない、忘れてはならない点です。