今日で10月もおしまい!

先週からしばらく…留守にしておりました。パソコンも持ち歩かず、とりあえず…携帯電話は持参していましたが、電話以外は対応しないことを決めて…というデジタルデトックス生活を送れたことは何より。数日のことでしたが、もう数週間くらいも都会を離れていた感覚があり、羽田空港に帰着したとたん…まるで浦島太郎のような気分になりました。雑踏がない、そしてまた、雑音の聴こえない環境に身を置くことができました。

こちらに戻り、いきなり現実…ということで、「地球温暖化対策ワークショップ」が開催され、これには這ってでも見学に行かねばと思っていましたので、半分くらいは前日までの疲労を引きづりながらで市民の皆さんの議論の様子を拝見させていただきました。岩崎議員も私と同様に見学者で出席、白田議員は一参加者としてワークショップに加わっておられました。

 

冒頭、阿部市長が挨拶をした中で「アイスランド」のことが紹介されていましたが、アイスランドは温暖化に対する国民の意識もとても高い国ですね。多摩市がホストタウンとしてアイスランド共和国とのつながりを持てたことの意味は大きいよなあと思っていますが、それをどう活かしていけるのか…問われますね。

ところで、ワークショップですが、市内あちこちでいろんな催し物が開催されていたこともあり、参加者を集めることが難しいような雰囲気もありましたが、そこそこ人が集まって、悪くはない雰囲気だったと思います。しかし、年齢的には年長の方が多く、しかも男性の方が多い…。参加者は確保できても、年齢とか性別とか…いろんな意味でバランスの良い「場づくり」をしていくためにはどうしたらよいものか…って実は課題だなと思いましたが、さすが、手上げ方式で参加者を募っただけあり、話し合いそのものは意欲的に行われていた気がします。

このワークショップは現在進めている「再生可能エネルギービジョン」策定に向けた取り組みの一環で、その作業工程のひとつと言いますか、「市民意見を聴く」という作業として開催されたものですが、「市民参加」のアリバイづくりに終わらせることなく、しっかりと活かしてほしい。そしてまた、今回限りと言うような形ではなく、こうした場を継続していきながら、理解者も増やしていくような…本当はそういう流れをつくる取っ掛かりというか、入り口くらいにしてもらいたいのですが…。さて、どうなるやら。

今日は…浦和大学へ行ってきました。「主権者教育と政治」という授業に参加させていただきました。先週末ぎりぎりに、受講する大学生のみなさんの興味関心、事前質問などが送付されてきたので…それに応じる形で、急いでプレゼンのスライドを作成。10分くらいお話しするだけなのに…スライド作成となるとレイアウトが気になったりとか、いちいち、変に自分のこだわりが頭をもたげてくるので、出かける直前まで作業をしてしまいました。おかげで、市役所建替えの基本構想策定有識者懇談会の傍聴には行けずじまいに…。あとからフォローしておかなければと思っています。

前半は私を含む4名が自己紹介がてらのプレゼン、その後、グループワークで学生の皆さんと輪になって対話する形式の授業でした。やっぱり、いざ話すとなると、政治の現場をわかりやすく伝えるとか、自分の仕事の内容をわかりやすく伝えるのは本当に難しい。

「みんなのお金(税金)をどのように使うのか、決める仕事」…一言でいうと、ここに自分の最も重要な役割があると感じているので、そのことを強調して伝えたつもりなのですが、伝わっているといいなあ。そしてまた、だからこそ、「無関心でいられても、無関係ではいられない」ということも最後に特に強調して、「ぜひ、選挙に参加を」という気持ちも込めてみたのですが。

今回、お招きくださった林大介准教授はとても古くからの知り合い。こうした場にお声をかけてくださるのはありがたいですね。「いろんな議員を見てもらいたい」という先生のお考えのもと、埼玉県議の井上航さん、西東京市議の田村ひろゆきさん、白岡市議の野々口まゆみさんと三人の議員さんとご一緒できたことも貴重。みなさんそれぞれ、個性が感じられるプレゼンも聞くことができました。やっぱり「一人だけ」というのでは、それが全てになってしまいますから。大学生の皆さんにとって、すごくいい場づくりになってるなと。

たっぷりと降り注ぐ朝の光・・・日本海側の朝陽、夕陽もしっかりと仰ぐことができ、その余韻がまだまだ残る今日はハロウィンでした。10月も今日でおしまい!

 

いよいよ解体工事で…。

すでに…解体工事に向けて着々と進んでいる学校跡地…周囲には囲いが登場して…もう外から中をのぞくことはできません。「旧東永山小学校」に思い出がたくさん詰まっている友人はその景色をしっかり記憶に…と話していました。学校には…関わって人だけの思い出があるのだろうと感じます。更地になったからといって、きっとその思い出まで消されてしまうものではないので。

でも、少しでも思い出を残していこうと…。先週末、永山商店街のところで開催されていたイベント。

みかちゃん、まりちゃんが…また、素敵な企画を。「仮囲いに飾るランタンをつくろう!」という工作コーナー。どんなふうに仮囲いがお洒落になるのかが、本当に楽しみ。そして、この工作コーナーの参加すると「レガシーバッチ」という記念品が頂けるそうで…それがまた素敵。何と!…「体育館の幕」をリメイクした記念品。

これ、「欲しい!」ってなりますよね。どこから湧いてくるんだろう…この発想とアイデア。着想にいつも本当に驚くばかり(自分のセンスの無さを痛感すると意味も込めて)。みかちゃんとまりちゃんのようなアーティストさんが多摩市を拠点にしながら活動してくださっていることがうれしい。これからも注目していきたいなあと思っていますが、もっともっと、お二人のようなアーティストの視点を取り込んで、「まち」に活かすことができるとはずなんだよな…とか、活かしていきたいよな…と思うのは私だけでしょうか。なんか、勿体ない感じがしています。みかちゃん、まりちゃん、いつも本当にありがとう。実はお二人は、過日行われた豊ヶ丘は八角堂「ランタンフェスティバル」でも活躍してくださっているのです。

ところで、生後6ヶ月から4歳の子どもたちへの新型コロナウイルスワクチン接種が始まりましたね。多摩市では接種券を対象者全員に送る準備に少し時間がかかるようなことも聞いていますが…そうであるならば、ぜひ、接種券を対象者全員に送るのではなく、接種を希望する人が申請する方式を採用してほしい。市長も「慎重に対応していきたい」と思っているようなのですが…。現段階で、東京都内では渋谷区と武蔵村山市は一斉送付をしない判断がなされているようです。

新型コロナウイルスのワクチンについては、いろいろな情報が溢れていて…今後も接種し続けるかどうかを迷っている方もおられるようです。私は接種するかしないかについては、きちんと情報を得て、判断していくことが望ましいと考えています。オミクロン株対応ワクチンについては、泉大津市のホームページで市民向けにできるだけわかりやすくを心がけて発信がされていてとても参考になります。市民が接種する市内を判断するために必要な情報を伝えるための努力が求められる気がします。

そういえば、市長メッセージに「なお、なかなか秋晴れのもと楽しむ日々が少なく残念ですが、屋外では極力、マスクを外しませんか。特に乳幼児はじめ子どもたちはマスクなしで、気持ちよく走りまわってほしい。感染が収まっている時でもあり臨機応変に対応しませんか。」と書いてあり、なんかホッとしました。先週末は小学校の運動会が行われたところも多かったようですが、先生も子どもたちもマスクを外していた学校もあったと聞いています。臨機応変な対応は大事ですね。私も屋外ではマスクを外しています。大人もずっとのマスクを避け、深呼吸もしなくっちゃ。秋を感じるためにも。

多摩市民文化祭。

「その心…」など、まだまだ解するには程遠い私ですが、毎年楽しみにしているのが華道連盟の皆様の展示です。リニューアルしたパルテノン多摩のギャラリーは、前よりも幾分明るい感じがしますが、力作ぞろい…。展示してある作品のところには、それぞれの花材についてもメモが置いてあって、見たことないなあというお花の名前を知ることもできるのですが…すぐに忘れる。その場でメモすればいいのに…。

流派もいくつかあって、それぞれのスタイルがありますが、私の眼にはどれも素晴らしい!と思えてなりません。やっぱり我流とは違うのだろう…と思いますが、個性、感性などが発揮されているのだろうと思います。こんな風に素敵にお家に飾ることができたらなあと思いながら、眺めるのが本当に楽しい。お花はやっぱりいいですよね。日本が大事にしてきた伝統と心が途絶えてしまうことは本当に悲しいので…こうした活動を支援することは大切なことだと感じます。

同じく作品つながりでは「和紙」。

こちらの世界も本当に奥が深いなあと。そして、子どもたちはこうしたものに触れ、自分自身の想像力を豊かにし創作活動をしていくのだなあと。

地域の集会所で、子どもたちと創作活動をされていると伺いましたが、少しだけアドバイスをし、ガイドをすれば…あとは子どもたちが自由な発想で工夫をし、作品を仕上げていくと伺うと、うれしくなりますね。コロナ禍でこうした活動も中止せざるを得なかったことを考えると、「場」があることの意義を今一度確認できるように思います。

先生の作品はやはり素晴らしいなあ。

そして、和太鼓の演奏。聖蹟桜ヶ丘エリアを中心にして活動されている「鼓桜」のみなさんによる発表。コロナ禍で練習ができなかった時も、オンラインでつなぎ、みんなで奏でるなど…いろんな工夫をされていたんだなあと…動画の上映がありホロリと来てしまいました。そして、みんなに出番をつくる配慮がされているような舞台演出がされている気がしたりして、チーム力というのか、「和太鼓」からつながる輪を感じることのできる舞台でもありました。

天高く青空に響く太鼓の音は…それはそれでスカッと心が晴れるものですが…閉じられた空間、ホールの客席にいて、太鼓の音を身体まるごとで受け止められるこの感じ…それもまた悪くないですし、嫌なことを忘れよう!…なんて気にさせてくれるのがありがたいですね。

子どもたちの演奏で「ニイニ、サンシ…」とちゃんと拍を数えている発声が何とも言えずかわいらしかった。和太鼓に関わるきっかけがあり、こうした演奏グループに参加し、練習を重ねながら、子どもたち、多くのことを学んでいくことでしょうね。

家族以外、そして、学校の先生以外の大人に真剣に見守られる場に出会えること、そこで子ども時代を過ごせる経験…貴重すぎます。もちろん大人にとっても…いろんな子どもたちに出会える経験はかけがえのないものになっていると思うのですが、我が子以外の子どもに一人ひとりと向き合うって…先生など「職業」でなければ、とてもとても「志」が必要なことだなと感じる今日この頃です。

多摩市民文化祭はまだまだ続きます。コロナ禍は私たちに「豊かさとは何か」を見つめ直す機会をくれたように思っています。こうした発表の場に足を運ぶことができることに喜びを感じます。

それにしても、今日はいつもよりもひときわ寒く…いきなり、12月にワープした感じでしたね。今朝の駅。もうあまりに寒くて…背中を丸めずにはいられませんでした。

明日からはお天気回復かな。とてもきれいな夕焼け空が見れました。

 

臨時議会ありましたが。

臨時議会がありました。なるべく、市長専決処分ではなく、きちんと議会に物事を図る必要性からの本会議の開催だったと思いますが・・・瞬きしている間に終わってしまった感じでした。補正予算ですが、国からの指示のもと市民税非課税世帯に対し、1世帯当たり5万円を支給するというもの。電力やガスをはじめとして、物価高騰対策ですが…苦しいのは非課税世帯のみならずなんです…ということで、円安がズンズン進んできて、この先どうなるやら…と思っていますが、今日の臨時議会て提案された内容については、誰一人として異論もなく全会一致で可決。私はこうした現金給付の効果には疑問を持っていますが…国のやることなすこと…。多摩市役所職員は国の出先機関のように巻き込まれて仕事が増えていく…というような。

閉会後、市長の発言があった中で、「昨日のテレビ番組で聖蹟桜ヶ丘が住みたいまちランキングの11位にランクインしていて、すごくうれしかった。」とおっしゃっていました。駅北側の多摩川沿いのタワーマンションも続々と入居が始まっているようで、引っ越し屋さんのトラックが何台も連なり、列を成していました。

まちを魅力的な場所に…ということで「ミズベリング」の取組みが行われていましたが、私の足を運んだ時間帯は「にぎわってるなあ」という雰囲気は感じられませんでしたが、近年さらにじわじわと人気が広がっている「焚火」を囲むような取組みをされいたようです。

一過性イベントと言うよりも、少し長い期間でゆるくやっていくような取組み。今は補助金が支出されていますが、補助金がなくても継続していけるような仕組みに進化してほしいですね。社会実験…ということなので、いろんなこと試行錯誤で取組み中なのでしょう。

 

週末はいろいろイベントがありましたね。多摩センターではハロウィン。でも、前のハロウィンに比べると雰囲気が様変わりしていた気がしましたが…。ココリア前のブースのところで、環境政策課さんが気候非常事態宣言のPRしていました。

「参加型」がとても大事だと思っていて、それが多摩市らしい。同じく、ココリアの軒下のところは…子どもたちの「工作コーナー」があって、子どもがのびのびして‛自由’を発揮してまして。最近は子どもたちの仮装グッズなどもインターネットなどで手軽に購入できたりしますが、子どもの中からあふれてくる発想をキャッチして、表現していける…というような、こうした場は大事。身近にある材料で好きに好きにものづくりしていく子どもの姿はきっと昔も今も変わらないと思って眺めておりました。

飾りつけもかわいい。

パルテノン多摩の前にストリートピアノコーナー。せっかくなら、スタッフと言うか、この場を管理しているのかな?というスタッフさんもいつもと変わらぬ黒っぽいジャンパーとかではなく、せめて、ハロウィンのとんがり帽子をかぶるとか、お洒落したらもっと盛り上がるのになあと思って見学。

蓋無し、消毒液なしの感染症対策ができていないパルテノン多摩のトイレを確認。結局、議会で指摘をしたことなども…聴く耳を持たない。コロナのみならず、感染症対策をどうするのか…トイレ内の対応って求められるように思うのに。4階オリーブの週末は安定のにぎわい。他のフロアにもあのにぎわいが広がっていきますように…と願ってやみません。パルテノン多摩にたくさーんの税金を投じて、大規模改修をしたのは、市民を遠ざけてきた文化の殿堂から脱皮させることを前提としていたはず。いまだ、殻の中に閉じこもったままであって、「まるで、30年前にタイムスリップしてしまったようなパルテノン多摩」…という印象を語る市民もいることが残念過ぎる。「以前のことを知っている」…そして、「今」と比較しての率直なご意見でしょうね。

委員会の視察@小田原市。

生活環境常任委員会で小田原市の「地球温暖化防止対策」に関わる取り組みについて視察してきました。この2年間、委員会メンバーで取り組んできた調査研究のテーマが「温暖化対策」。市長と議会の共同宣言というかたちで「気候非常事態宣言」を行っていることを踏まえて、いかに取組みを具体化できるか、議会としても提言をしていく必要がある…という課題認識から出発しています。そろそろ、取りまとめに入る時期かなと思っていて、まあ、現実的に言えば、来年4月には改選があることを踏まえると、実質的には年内目標で報告書を作成していけると良いなあ…という流れになっています。

小田原市の取組みについては、いろんなところで見聞きしているのですが、ポイントは「公民連携」かなと思います。そしてまた、「地産地消のエネルギー」…創エネを主眼に置いた取組みを進めていて、エネルギーマネジメントをしていく…というその先に、結果として「CO2削減」にも結び付いていくという感じ。「CO2の削減」はもちろん社会全体としても重要な視点ですが、入口が「エネルギーを地域で創っていく」ということになり、「原発、火力発電には頼らないで」という根本的な考え方があり、そのもとで地域全体をシフトさせていこうと取組みを重ねてきたところが特徴な気がします。

多摩市の場合、現状では「CO2削減」のためにどうするのか…という視点の方が濃厚で、「地域でエネルギーを創っていく」ことへの視点が前面に押し出されているとは言えません。

「地産地消のエネルギー」がなぜ求められるのか?

東日本大震災を経て、私たちが学んだことですし、痛感したことでもあるはず。改めて、この原点を確認することが必要。「CO2削減」に向けて求められるのは、地域全体のエネルギーマネジメントする視点ではないかと…そこから、多摩市の取組みを再構築していくようにも感じた次第です。やっぱり、太陽光発電は「蓄電池システム」と一緒に設置していくことが望ましいですし、そのために公民連携で、民間事業者と結びついていくことが求められますね。小田原市の場合にも、民間事業者と協力をしなければ、財政的にもなかなか難しいというお話しをされていました。

そして、民間事業者にとっても、こうした事業に関わっていくことのインパクトを調査し、その結果を公表しながら、地域に対する理解と支援を求めている点も…なるほど…と思ったのでした。

多摩市でも公共施設の屋根貸についても「何のためにやるのか」「何のためにやってきたのか」を再確認したいものです。原点にあるのは「地産地消エネルギー」だから。小田原市の取組みはホームページを見ていても、一つずつ取組みが連続していて、積み重なっていることが捉えやすいのですが、多摩市の場合には「連なり」があるはずなのに、そこが見えにくいことも課題かもしれません。単にホームページのレイアウトの問題だけではなさそう。何もやっていないわけではないのですが、施策がありそれを支えていくところの事業があり…ちゃんと体系化できているのか、あるいは、体系化することで、市民に示すことができていかないと…理解など広がらないですからね。

今日の視察は、副委員長の本間としえ議員の挨拶に始まったのですが、一人一人に丁寧に質問時間を配慮くださったり、また、今日は環境政策課の課長さん2名も同行してくださったので、もちろん、お二方も参加をしていただきながら、共に場を共有することができ、とても良かったと感じます。宿泊を伴わずに足を運ぶところのできる距離だと、職員さんも一緒に視察に行くことができてプラスですね。こうした機会が増えていくといい。行政と議会がともに学び、議論することが良い政策づくりに結びついていくと思うので。

帰り道、本間議員、岩崎議員、私…とご一緒したのですけれど、女性が集まると…おしゃべりに花が咲きすぎて、楽しいひとときでもありました。さて、視察をしてきた結果をどう活かしていきましょう‥‥。

今日のパトロール。

昨日に引き続いて、今日は月に1回行われている地域の見守り、パトロールに参加することになりまして…。多摩中央警察署の方がお越しになるということでしたので、ご一緒させていただきました。

こうした防犯パトロールは「やっているということを、見せつけることが大切。」というお話しを伺いましたが、地域の「目」というのか、住民の「意識」というのか、住んでいる私たちが自分たちでも地域を見守っていることの表現とも言えるのでしょう。でも、いざという時、例えば、凶器を手にしている方に遭遇した時には、実は身体が一ミリも動かないのではないか…と自分では思っています…。

警察の方からは防犯パトロールをやる時のポイントなども伺ったのですが、公園などでは一人ぼっちでいる子どもがいないか、あるいは、帰り道がわからなくなってボーッとベンチに座っておられる高齢の方がいらっしゃらないかとか、そんなところも合わせて気にしつつ見回りすることなど教えていただきました。

夕方6時集合でしたが、部活帰りの中学生、保育園のお迎え時間などとも重なり、そういう意味では…通勤通学路になっている道路は通行する方々もいらっしゃいましたが…しかし、もう、夏とは違って真っ暗。子どものころに習い事に行くとき、「この道、通るの嫌だったよなあ」と道路を久しぶりに歩きました。通行している人が他にいると言っても、やっぱり暗いのは怖い。

ところで、今日、目立つバスを見つけました。何と!「多摩市サッカー協会50周年」のラッピングバスでした。バスの後方は写真撮影しそびれてしまいましたが、PR効果を感じました。50周年…というのもすごいなあと思いました。多摩市制とともに、ニュータウンのまちびらきとともに、発足した団体なんだなあと思うと、歴史を感じます。たくさんの方々が支え、そして、多くの子どもたちが巣立って行ったんだろうなあ。

白田議員のお宅に植わっている枇杷の木。秋になって、剪定をする時期に「葉っぱ」をいただくことにしていたのが届きました。私にとっては「葉っぱの収穫」。これで「枇杷エキス」をつくろうと思って、その中でも良い葉っぱを選んで、1枚ずつ束子で表と裏を洗って、その後…干して乾かしたところ。意外と時間のかかる作業でした…。何も考えず、ただただ、ひたすら…葉っぱをごしごし洗ってきれいにする作業。よい気分転換になりました。

明日は、生活環境常任委員会で行政視察。小田原市に行く予定になっています。小田原市は脱炭素の取組みでは先進的にいろんなことに挑戦されているので直接お話しが聞けることは楽しみです。

地域の探検…というか点検。

社会福祉協議会の馬引沢と諏訪の地域福祉推進委員会で「地域の見守りを考えよう!」をテーマにした活動が行われていて、地域内の危険個所と言われている場所をみんなで歩いてみようという企画があり、参加してきました。歩いているようで、意外と歩いていないというのか、自分が使わないルートを歩くことができたりして、新しい発見もありましたが…。

やっぱり、今日は「メダカ無人販売所」にびっくり。一緒に歩いた方は、すでにご存じで…さすが…と思いましたが、私は初めて。珍しい種類とかいるのかな?と思ったりして、今度、また見に来たいなと思いますが、10月末になるとまた…入荷?…というのか、この場所にメダカが登場すると告知されていました。

馬引沢地域にはまだまだ生産緑地も残っていて、農地の管理は実はとても大変だと思うのですが、収穫された秋の実りが販売されている場所もあったりで、普段はというよりも、滅多に通らないところにある風景はやっぱり新鮮でした。私の住んでいるところは完全歩車道分離されているところなので、普段使いして日常的に歩いているときに気にしているのは自転車であって、車を気にかける意識が少々欠落気味であることを感じながら、予め、「ここが危ないと思われる場所」についてチェックしてきました。

車で運転していて、危ないなと思われる場所は、やっぱり「危ない」とマークしてあり、見通しが悪いところなどは歩行者としても注意することが必要です。通学するときには、危険を避け、信号のある横断歩道を利用している子どもたちも、一旦、帰宅してプライベートとなるとついつい信号のない近道を選び、車道を横断することもあると思っていて、怖い…。いつもとは違う心持ちで歩いてみると、しみじみと私が多摩市に引っ越してきたときと比べて、建物も交通量も格段に増えていることを実感した昼下がりでした。昔はもっともっと広々した風景が広がっていたよなあ…と懐かしい気持ちにもなりました。

最後に立ち寄ったのは諏訪神社。紅葉の感じに風情を感じましたが、人の気配が少なくて、子どもの頃の私にとっては怖い場所のひとつでした。でも、ここで「どろけい」やっていた記憶があります。

「みなさん一緒だと、一人で歩くのとは違って、楽しかった。」という感想を伺ったのですが、同感でした。やっぱり、自分には持ち合わせていない視点から、今日のルートをご一緒した方もいらして、特に「防犯カメラ」の場所をチェックされていた方には「なるほどなあ!」と。毎日ウォーキングされている方はさすが、いろんな場所を歩いておられて、よくご存じだなあと。

そんなわけで、「馬引沢・諏訪探検隊」ということで、防犯、見守りの視点からまち歩きができ、やっぱり自分自身の日常はとても狭い狭いエリアの中にあることも痛感し…「馬引沢・諏訪」の広さを感じると同時に、もっと「歩かなきゃ」と思ったのでした。本当は小学校や中学校のPTAのみなさんも地域パトロールなどもされているので、地域福祉推進委員会とも合同で実施できるように…日程や時間をうまく調整するとか工夫ができていくと、「多世代参加」で交流にもつながる取り組みになりそう。今回は第一弾でしたので、せっかくの取組みをより「地域福祉推進」で大事にしたい視点を盛り込みながら、進化させていきたいですね。

初開催の児童館アウトドアフェスがすごかったし、すごすぎた。

今日は恵泉女学園大学の授業でスピーチをする機会をいただきまして、出かけてきました。大学生の皆さんの感想、どうだったかなあと心配です。最近の大学ってオリジナルの「水」が流行っているのかな。とても素敵なパッケージのお水をご準備くださり、ありがとうございました。

とにかく、今日の授業の準備に昨日の夜はものすごい注力してしまいました・・・。60分でまとめていた内容を直前に45分にと言われて、かなり、端折って詰め込んでしまいました。無事に御役目を果たせていますように。多摩市で教育委員を務めてくださっている岩佐玲子先生が授業全体をコーディネートくださったので、他大学で授業をするよりも緊張してしまいました。岩佐先生は小中学校の入学式や卒業式で教育委員会からのお祝いの言葉を届けてくださるときにお目にかかることもあるのですが、いつも必ず、子どもや保護者の方々にご自身の「ことば」と「声」で一言を添えてくださる先生。その言葉がじーんとくることもあって、とても素敵な先生なんです。なので、ご一緒させていただけるなんて、光栄でした。

私のスピーチの後に、多摩市の若者会議に参加してくださっている学生さんからのインタビュー形式での質問もいただいて、なかなか参考になるような、いい答えは出来なかった気もしていますが、ありがたく貴重な機会になりました。議員と言う仕事に興味や関心を寄せてくれたり、無関心でいられても無関係でいられないのが政治なんだよ!…ってことが伝わっていたならうれしいです。

さて、先週末は久しぶりに盛りだくさんのことに顔を突っ込んできたのですが…とにかく、週末に開催された「児童館アウトドアフェス」…これ、鳥肌立つくらいなめちゃくちゃいい取組みすぎて、そのことを備忘録に残しておきたいと思います。

多摩市唯一のキャンプ場である大谷戸公園で開催されたのですが、多摩市児童館が蓄積してきたノウハウをぎゅーっと凝縮しただけでなく、それを発展させたような企画でした。午前と午後の部があり、それぞれ参加者は100名としていたようですが、あっという間に予約でいっぱいになったそう。久しぶりに自転車(もちろん電動)で都立桜ヶ丘公園を抜けて、大谷戸公園のキャンプ場まで行ってみたのですが…その光景が目に飛び込んだ瞬間に、「めっちゃ、ええわあ!」という雰囲気がビンビン漂っていて、なんか、ワクワク感と言うか、続々感さえしてしまって。「いいじゃん、多摩市!」「さすが、児童館!」…という…感動。

(キャンプってこんな感じ…って何気に展示してある永山館長の私物)

実際に現場で参加していた職員さんたちの感想をぜひ聞いてみたいと思うのですが、「まだまだ、まだまだ、やれる!」というような手応えがあったのではないかと…勝手に想像しています。もちろん、職員さん個々に温度差はあったのかもしれませんし、巻き込まれながら参加していた職員さんもいたかもしれませんが。でも、私は、公園にある解放感、秋を感じる色合いの木々に囲まれ、いつもとは違う自然に囲まれた空間と空気の中で、なんか、「これぞまさに!多摩市ならではの児童館!」が存在していた気がするのです。なんか、地域にあるこじんまりとした児童館ではなくて、見えないけれど「児童センター」みたいな大きな建物と空間ができていたような気がしました。すごいパワーがありました。

多分、大谷戸公園…という場所と児童館との組み合わせがあったからこそ!

と思うのですが、これぞまさに「多摩市じゃん!」につながっていて、「多摩市で子育てするってこういうことなんだよ!!」って魅力が溢れすぎていて、これがその取り組みの一つになるって、確信しちゃった…みたいな。

職員さんがデザインをして、同じく別の職員さんが手づくりで作成したという旗!…そして、お揃いデザインのオリジナルTシャツはみなさん自費購入したそうですが、もちろんデザインは職員さん!めっちゃクオリティ高すぎ。

 (後ろ/前)

このTシャツ、かわいい。これなら、購入したいし、ぜひ、着用して歩き回りたいくらい。毎年、市役所で斡旋されるオリジナルポロシャツとは大違い。

 

とにかく「すごい、素敵すぎる!」…ということで、記念すべき第一回に立ち合えたことがラッキーだったと心底思っております。参加している親子の笑顔や会話が絶えない感じ、なにせ、広々している空間、5つの児童館が集合したそうですが、とかく職員さんの周りへの気配りや、声掛けにも耳を傾けていた私…参加したどの家族も絶対孤立することがないように、見守っていて、すごく丁寧に声掛けをしていて、キャンプやってみたいけど…と一歩踏み出すことができていないパパたちにも、絶妙な声掛けをしていたりして…上手に火おこしができなくても、木こりになれなくても、みんなが「楽しい!」を連発して、ちょっとやってみようかな…と子どもにつられて大人も体験に参加して、「もっとやりたい!」が引き出されるような取り組み。

 

ハンモック、絵本読み聞かせなどのコーナーでは、親子で一緒にハンモックに寝そべりながら、ゆったりと絵本を眺めていたり、その隣には、ブランコがゆらゆら。もちろん、ロープなどを使って設置してある特別なブランコ。

そして、みんなで囲める焚火。ここは、かつて児童館キャンプなどでスキルを磨き、腕のいい職人さんのように児童館職員のみなさんたちが火の管理をしながら、焼き芋を。あとから、みんなでフーフーしながら食べたと聞いていますが、とにかく「児童館アウトドアフェス」…めっちゃいい企画を実施してくださり、本当にうれしい時間をシェアさせていただいて、ありがとうございました…という感じでした。

イライラするくらい上手に釣れない・・・まつぼっくり。あと、モルックのコーナーもあって…さすが「あそび」には敏感な児童館だなって感心しちゃいました。

そして、この企画を考えた背景を聴くと…これまた…なんか、じーんと来てしまうところがあり。私も随分、涙もろくなったものですが‥‥。

ただ単に、「楽しいイベントをやろう!」「今、流行っているアウトドアを広めよう。体験の場をつくろう。」ということだけではない。「もう一つのテーマ」とでも言うのでしょうか…があったそう。つまりは、この事業は表の目的と裏の目的があり、「日常は、それぞれの児童館ごとに事業をやっていて、職員同士の交流がなかなか図ることができない状況がある中で、合同で事業を実施する取り組みがあって、それぞれの児童館の重ねてきたノウハウなども交流し合えたり、職員さんたちどうしがコミュニケーションをとりながら、学び合う場にもしていく…」という表には見えてこない、隠れたもう一つのテーマがあったのです。これまでキャンプなどを通じて得られ、培い、育まれてきたスキルを伝承する場としても…みたいな。

「焚火を楽しむ」ではなく、火を使うということが…私たちの暮らしには欠かせないことになっていて、「生きる力」にもつながるという意味も込められている。児童館でキャンプをつくるというのは、「遊び」だけではないんです。「遊び」そして、「楽しい」を通じて、「生きる力」につながっていく…深すぎて、泣けてきますが…。

昔のように児童館どうしが合同でキャンプをやるような活動が無くなってしまったことをカバーする…予算が無くなり、事業ができなくなったら、そのままジリ貧になって、終わって先細りになっていくのではなく、「だったら、違うことをやって、もっと児童館を盛り上げていこう!取組みを進化させていこう」というような意欲に支えられた取り組みなのです。これがどれほど、今の多摩市にとって意義と価値のある取組みであるのか…企画意図を知っただけでも、その想いに心揺さぶられます。その発想が、そして、そのために行動することこそ…まさに、児童館のみならず、今の多摩市役所全体にも求められていることではないかって、感じてなりません。

この取り組みを、「子どもたちのために、家族のために、市民のためにより良いものにしていこう。」…何より、初めての取組みだからこそ、「どうなるかわからない」…不安入り混じりながら、参加者も企画した職員もより満足度高く…の結果をめざして、つくりあげてきたんだろうあなと。それぞれの児童館、そしてそれぞれ職員の皆さんたちが万全に備えて「持ち寄った」に違いなく、当日は「持ち寄った」成果をしっかりと「分かち合い」ながら、最終的には、惜しみなくそれぞれの職員さんたちが自分の持っているスキルを出し合いって、「自分でもやる、見せる」という場になっていた気がしました。とにかく職員の皆さんの「動き」を見ていると、その持ち場持ち場で、誰に支持されるわけでもなく、ちゃんと自分自身がその場に必要な作業、対応をするために動いているような、創造しているような感じがあって、その感が溢れていることが素晴らしかった。

これが多摩市の児童館で、脈々と受け継がれてきて、築かれてきた「伝統」になっているのではないか…と思って、私まで一人、興奮してしまいました。「底力を見た」…。この場にいるだけで、幸せな気持ちになれるような感じで。

 

こんな風に手づくり感が溢れていて、でも、この活動を「Instagram」投稿してください…なんていう呼びかけもあったりで、若い世代の職員さんたちのアイデアや知恵も存分に活かされた取り組みになっていて、なんか、もう、「多摩市LOVE♡」みたいな感じだったのですが、知り合いも参加していて、「ホント楽しかった」「また、やってほしい」と大好評でした。何よりもうれしいのは「こういう企画をしてくださった児童館に感謝したくて、多摩市ってすごいと思った。」…っていう感想が聞けたこと。

きっと、児童館の皆さんは、それなりに課題を発掘して、反省点もあるのかなって思いますが、私の眼から見たら、「すごすぎた企画」っていうのが偽らざる感想でした!

というわけで、備忘録…おしまい。今日は、恵泉女学園大学でかなり渾身の力絞って…スピーチしてしまったので、ぐったりだったところ…近所のママがケーキを焼いたからとお裾分けを届けてくれたので、途端に復活。自分が「ありがとう」ってたくさん言えるような環境にいられることは幸せ。

もう、10月も後半に突入ですね。早いなあ。そろそろ、来年のスケジュール帳を選ぼうかなあ。

秋満喫の週末。

新型コロナで中止していたイベントも慎重運転ながら、リスタートしていて…身近なところ、コミュニティ、地域、交流、人の輪…とか、個人的にはとても改めて考えることのできた週末だったように思います。でも、ホント、暑すぎずでもなく…秋を満喫できたという感じで、それは、「採ってきたばかりの松茸」をお裾分けしていただいたからかもしれません。秋を食べちゃった!って感じの気分です。

久しぶりに開催のイベント、私にとっても3年ぶりに再会する方々もいらっしゃって、変わりなく地域の中で活躍されている皆さんの姿を見ながら、「支えてくださる人たちの力」を感じた次第です。永山地区の地域運動会は親子連れがたくさん集まり、聞くところによれば、今回企画した種目は地域のスポーツ推進委員さんたちからの提案で取り組んだもので、今年初めて取り入れたものだったようです。主催は青少年問題協議会の永山地区、瓜生地区(それぞれ、永山小学校、瓜生小学校の地域にある)、永山団地自治会、永山児童館が名前を連ねる実行委員会になっていましたが、全体場を盛り上げてリードしていたのは永山児童館長でして、児童館職員が「地域のつなぎ役」なんだなあと感じさせる姿そのもの。子ども、保護者、そして、地域で支え手となっている市民の方々(子どもや保護者とは普段はそれほど接点のない年齢層の方々)とを橋渡しする大事な役目を担っているのではないかと…とても印象的な光景でもありました。

「同じ永山地域でも、小学校が違うと子どもたちどうしの交流もさほどできているとは言えないから、こういう場があるのはありがたい。」という声を伺いました。

じっくり見学することはできなかったのですが、セカセカ競うわけでもなく、みんなで楽しんで身体を動かして…という、ゆったり楽しめる空間があり、ホッとするというのか、再び、こういう風景見れてよかったという気持ちになりました。

今年はコミュニティセンターでも、それぞれ運営協議会内での話し合いの結果で、お祭りを開催しているところがあり、唐木田菖蒲館に足を運んできました。たくさんの人に来てもらいたいと思う一方で「密」になりすぎないように…ということで宣伝するのは控えめにしたとのことでしたが、併設している唐木田児童館でも子どもスタッフ大活躍のフェスタが開催されていて、にぎやかでした。

唐木田児童館の活動には大学生のボランティアの皆さんがたくさん参加していて、子どもたちに年齢の近いお兄さん、お姉さんはやっぱり大人気ですね。以前は、「子ども屋台」が出ていたのですが、このご時世で飲食は中止。でも、子どもたちが企画して、大人がサポートしつつも、達成感をみんなで分かち合えるのってホント、いいですよね。

 

新型コロナで3年ぶりの開催…いろいろと配慮しなければならない事項も多く、もちろん、飲食などもなく…そういう意味では以前とはまた違ったかたちになったとはいえ、日頃、唐木田菖蒲館を利用して活動している団体が発表できる「場」をつくれるだけでも意義あるなあと。

考えてみれば、コロナ禍にあっては「場」すら持てなかったわけですから。とてもいい雰囲気で、コミュニティセンターらしさが発揮されていたと思いました。「和・話・輪…ふたたび」と書いてあったことに、ホロってきます。私はひそかに、唐木田菖蒲かと同時に立ち上がったという、マーリエ・フラさんのファン。数年前に大雨、極寒の中で多摩清掃工場のたまかんフェスタで発表されていたのを見て以来、ますます応援しております。今回は発表団体のオオトリでしたので、もちろん駆けつけました。

 

実は唐木田菖蒲館はコロナ禍で開館10年になっていました。そこで、開館当時に埋めた記念のタイムカプセルをオープンも!…ところが、何と!…タイムカプセルに水が浸透?していたとのこと。ワインのラベルが外れたり、写真も水に浸かり変色していましたが、それもまた味があるかなと。大切に保管されていたものが展示されており、見せていただきました。

開館の2011年と言えば、東日本大震災発災時。当時の新聞は無事だったようです。やっぱり、あの時の記憶が呼び起されますね。「忘れてはならないことだな」と強く思うと同時に、一つ一つ、「記録しておく」ことの必要性とか重要性を感じた次第です。

そして、昨年、開館10周年記念として唐木田コミュニティセンター運営協議会のみなさんが発行した「多摩の歴史さんぽ」にまつわるエピソードも伺うことができました。すごく貴重なお話しを聴かせていただき、ありがたい限りです。多摩センターの丸善さんでベストセラーになっていて、多くの方が手に取り、購入されているとか。その反響の大きさには店長さんも驚かれているそうですが、記念冊子をまとめられた運営協議会の方々の方がもっと驚きですよね。私も「手元に一冊!」とおすすめします。これを携えて、多摩市内のあちこちを歩きたい!という気分になること、間違いなし!

この冊子は、もともと唐木田コミュニティセンターの広報誌に連載されている記事を再度まとめなおし、編集したもの。表紙のデザインもとても素敵。自費出版物とは思えない立派な冊子に仕上がっています。市内の小中学校をはじめ、多くの施設に届けたとおっしゃっていました。広報誌「からきだ菖蒲館 Hello From Shobukan 」はイベント情報が掲載されているだけでなく、「読み物」として手に取ってもらえるように工夫されていますので、こちらもおすすめします。

「コロナ禍を乗り越えて…」という表現はあまり好きではないのですが、地域やコミュニティに育んできた縁をつなげていくために、コロナで活動を中止したり、休止している間にも、実は見えないところの努力が重ねられてきたのではないかと思いますし、きっとそうだったはず!と感じられる様々な場面に出会えた週末。うれしかったです。

議会だよりの編集会議チームでは、市役所で行われていた多摩市消防団の訓練におじゃまして、訓練の様子を見学させてもらい、その後、女性消防団員のみなさまにインタビューをしてきました。次号の議会だよりをお楽しみに。いろんなかたちで、地域に関わり、支え手になってくださっている人がいる…ただただ頭が下がるばかり。

 

仕事や学業と両立をさせつつ、地域に関わり、何か役立ちたい、あるいは貢献したいという志で活動してくださり、本当にありがたいです。


(唐木田菖蒲館の入り口はお花がとてもきれいなんですが、これ、素敵!)

多摩中央公園のめざすところに。

人それぞれに想いがあって、考え方もあって、価値観もあって…というなかで、合意形成を図っていくことは本当に難しい。「自分の100%思い通りにならないけれど、でも、自分の声が少しは反映されている」ということ集大成にして、カタチにしていくことが、市民参加なんだろうなあと思うことが多いです。それは議会でも同じ。必ずしも自分の考えが100%通るわけではないけれど、でも、決して0ではない…ってところをめざすことが大切で、逆に言うと…きっと、それが民主主義であって、自分一人の意見だけで何でもかんでも決まっていくとしたら、そこに疑いを持つことが必要…と最近思っています。

さて、今日は「多摩中央公園のリニューアルに関する実施設計(案)を作成しました。実施設計(案)について、公園の改修整備・運営事業を行う事業者による説明と、みなさまとの意見交換を実施いたします。」ということで、夕刻からパルテノン多摩の第一会議室で開催された説明会に参加してきました。全2回の説明会があり、今日は2回目。あとは、オープンハウス形式でも意見交換の場を設けるそう。「意見交換会に参加できない方を対象に、オープンハウスを実施いたします。下記の期間、多摩中央公園仮設パークセンターに説明用の資料を展示し、事業者が直接ご意見等を伺います。資料を見るだけでも構いませんので、ぜひお気軽にお越しください。」ということで、今週土曜日(10月15日(土)~21日(金)9時~17時)までの実施になるようです。

すでに、公園改修からその後の運営を担う事業者が決定した段階で今年の1月に市民向けに説明会があり、そこから半年以上経過していて、「実施設計」に関する意見交換会ということでしたので、かなり期待し、どんな設計図面が説明されるのだろう…と思っていたのですが、前回の市民説明会で配布された資料をちょっとだけ手直しをしただけの資料が配布され、目新しさが少なく、参加された市民の方からも「言葉だけで説明されてもわからない。」ということが指摘されていました。「実施設計」というからには、それにふさわしい内容の説明会と思って参加した私にとっても、「そこは、わかっているんだけれど」という感じの内容が大半だったのが残念。

 

実施設計の説明会と言うよりも、基本構想から基本計画…くらいの段階で開催する説明会‥‥と言う感じで。半年ほど前の説明会と何ら変わらないという印象。ただ、この間、少しは市民意見を取り入れる機会もあったようで、例えば、プレイパーク的な自由遊びのエリアに設置する遊具の配置、位置を変更するとか、あとは、「できるだけ、改変しない。芝生はなるべく削らない」ということなど、「みどりファースト」という言葉を強調し、よほど、意識しているんだろうなあ…を感じさせる説明会でした。

 

私は、パルテノン多摩の西側から階段を上って、目の前に池があって、その向こうに広々している…その景色が気に入っているので、本来、今の佇まいがそのまま…にしてほしいとの思いはあります。ただ、改修計画ではその向こう側に公園事務所も兼ねた飲食店舗もある「パークセンター」を設置することになっていて、今とは景色が様変わりしてしまいそうで、とにかく今の間に、お気に入りの景色を満喫しないとと考えているわけなのですが…。一応、現段階の説明としては、外観などは周辺に溶け込むようなデザインで、「木造」で、「邪魔にならないような」ということも配慮していくことが説明されていたので、今ある「あの空間」を壊さず可能な限り大事にしてほしい…と願っているところ。

 

今回の改修は、民間事業者の創意工夫を活かした事業で得た収益の一部を公園の管理費用に活かしていく手法で行うことになるため、こうした新たな建物の設置も認めていかざるを得ません‥‥という事情はあります。個人的には、建物としてのグリーンライブセンターをうまく取り込みながら、全体計画を練り上げることができれば、わざわざ新しい建物をつくらずともできる計画になったかもしれない…とも思っていますが。でも、今のグリーンライブセンターの運営手法を含め、既存の取組みを総括したり、整理することが必要であって、調整も含めて、ハードルが高かったんだろうと察するばかり。そこをやりきれなかった、やりきるための時間が不足していたんだろうなと捉えていて、そこに対する想いは様々あるものの、現時点での到達点を理解せざるを得ないと考えてます。

もちろん、将来にわたってどうすることが必要であるか、求められるのか…常に、次善の策というのか、最善でなくとも最良の選択をしてきたとは思っているのですが、しかし、今でも私は多摩中央公園内に新しい建物をつくってしまっていいのだろうか…ここについては、自問自答しています。もちろん、すでに議会としても全会一致でこの取り組みを後押ししていきましょう…と決まったことですし、私も賛成をした限りにおいては、そこを前提にこれからを考えていくべきなのですが。

 

それにしても、今日の説明会は、事業者説明内容を通して、ワクワクできるような気分になれなかった。逆に、説明を聞けば聞くほどに、どよーんとなるというか。もちろん、参加された市民の方からは、かなり厳しい意見も出され、それへの回答も不十分だったところもありますが、そのことが原因ではなく、なんか…キラキラ感が無さすぎた。説明会を通して、「リニューアルが楽しみ!」につながる何かが欠けていたというか。雨が降っていたし、寒かったからなのか、説明会が「陽」ではなくて、「陰」だった…市民と意見交換をして「いいものをつくろう」というような前向きな気持ちを放つような場にはなっていなかったというか。他市など、私が公園改修などに関わっている民間事業者の方々と話すと、もっともっと「陽」なんだけどなあ…。

 

あと、もう一つ。市民の方々の意見を聴いていて思ったこと。それはやっぱり、問われているのは「多摩市」が公園とどう向き合っていくのか、どんな姿勢を持ち、公園づくりをしようとしているのか…って根本的な考え方、方針なんだろうなと。その柱がしっかりしていないことを市民の方からズバリ指摘されていて、そこは行政の責任だけでなく、議会も共にその責任を負っているなと感じました。やっぱり議会の中でどれだけ議論してきたのか?も同時に問われることだなと思った次第です。

 

いずれにせよ、多摩中央公園がこれからの時代にも「多摩中央公園」として、いい公園であってほしいし、良い場所にしていきたい。この一点をみんなでめざしていく…このやり方がうまくいけば、たぶん「先」が開ける気がするんです。めざすところを市民と議論し続けることが大切なんだろうと感じつつ、帰路につきました。ホント、今日はこんなに雨が降る天気予報だったか…と思いながら。

しかし、パルテノン多摩ももっともっと活用されてほしいものです。電気だけが煌々としていて…本当にシーンとしている。「これでいいのか?!」って心底…がっかり感満載。