再開に向けて…児童館にヒアリング。

今朝は…「この際だから」ということで、朝イチに会派で集まって市長宛に要望書を提出。先日の議会災害対策連絡会で「各会派がそれぞれに要望を出してもらって」という議長からのお話を受け、それならば…と。内容を4つに絞り込んで提出してきました。

200529確定版 市長宛フェアな市政要望書

議会全体で合意できなかった内容ながら、急ぎで対応してもらいたいと考えているものも含め、今、災害対策連絡会で意見を出しても「6月議会の提案を待ってから」あるいは「行政の動きを見てから」という意見も出されているので、会派の中で検討してきたことや意見で出されてきたことのまとめとして提出しておこうという運びです。

市長と面会の約束をしていたわけではないので、秘書でもある職員さんに渡してきたのですが、きっと「見ることくらいはしてくださる」と思っております。その後、私は唐木田児童館へ行ってきました。家のすぐそばにも諏訪児童館があるので、明日ふらっと見学させてもらおうかなぁと思っていますが、学童クラブと併設していない児童館ということで館長にお話を伺ってきました。議員になったとき、館長が諏訪児童館にいらしたので、その時からのご縁…というのもあります。急遽、「ヒアリングしよう!」ということで決めた日程でしたが、会派では子ども教育常任委員会はしらた議員ですので、声をかけて一緒に足を運んできました。

いよいよ6月1日からリスタートということで、唐木田図書館の児童館職員さんが集合して会議をしているところ。一つ一つ、再開館に向けて、そしてまた感染防止対策を意識しながら、確認作業も行われていました。エントランスからは足跡マーク。入館するためには、児童館は利用者を把握するためにカードが必要になりますが、それとともに検温もしますし、手指の消毒もすることとなります。ソーシャルディスタンスを意識して、お行儀よく列を作ってもらう必要がありますので、床にマークが貼ってあります。

このマーク、「かたあしできるかな?」ということが書いてあったりして、子ども目線で楽しめるようにもなっていて、さすが児童館!と思うわけです。ラインで印をつける…大人向きには味気なくてもOKと思いますが、ちょっとの間の「待ち時間」も子どもにとっては苦痛ですから。

 

館長からは「再開館に向けて」の取組みや、ここ数か月の休館期間中の取組みなどについてもヒアリングさせていただきましたが、子どもたちが「密」にならずに遊べるわけがない…ということもありますし、児童館のおもちゃなども、消毒ができないものについては倉庫に入れておくしかありませんし、「せっかく来てくれても、元のように遊んでもらえないなあ」ということは気にされているようでした。その意味で、「実際に開館してみないと、どうなるかわからない」ということを繰り返しおっしゃっていたのが印象的でした。

こうした経験は誰にとってもはじめてのこと。その場その場、場に応じた対応が求められることでしょう。ただ、児童館の職員の皆さん、地域の見回りなどに出かければ、顔見知りの親子、子どもたちにも出会うこともあり、「二言目には、いつから再開するのですか?」と尋ねられることが多く、やっと「来月から」と答えられるようになってホッとしていること。そしてまた、児童館が再開することを待ち望んでいる市民の存在をひしひしと手応えとしても感じられることが励みになっている様子でした。

休館中も決して、館の中でじっとしていたわけではありません。それは、他館の職員さんに伺っても、利用者の方に連絡をしたり、あるいは相談の連絡が入ったりと、児童館ならではの機能を果たしていたようです。こうしたことは実際のヒアリングをしなければ見えてこないし、把握できないことでもありますね…。

 

……ふと、気が付いた…再開館への準備でお忙しいところで、「ぜひ、今のタイミングで話を聞いておきたい」という合理なお願いまで受け入れてくださりありがとうございます。

 

職員の皆さんは開館に向けた緊張感も高まりつつ、子どもたちを出迎えるために「みんなでがんばろう!」というような、とてもいい雰囲気の職場だなあという感じを受けました。言ってみれば「新しい生活様式」なるものを意識しつつ、そしてまた、児童館が果たす役割を再確認したり、再認識しながらの、「今、ココ」という感じかなと思った次第です。「元どおりの児童館ではないかもしれませんが、でも、元どおりの児童館なのです。」ということをつくっていくのが職員の皆さんではないのかなって思います。そこに、これまで蓄積されてきた児童館職員の皆さんの経験が必ず生かされる!…と期待します。

ちょうど、唐木田コミュニティセンターの役員やスタッフのみなさんも再開館に向けた打ち合わせをされていました。現場では念入りな意識合わせが行われているようです。たまたまこうした場面に遭遇できて、こちらも気持ちが引き締まります。ヒアリングを終えてから館内を見学していましたら、役員の方に久しぶりにお目にかかり、声をかけていただいてありがたかったです。コミュニティセンターも各運営協議会の皆さんを中心に、今後の事業展開を含め、検討が進んでいくことと思います。

何しろ「密」をつくらないで、やっていく。

換気をよくしなければならない。

 

…おしゃれでモダンな建物ほど、窓が気軽に開けられないという場合もありそう。

 

 

そして唐木田図書館の様子も見てきました。入口のところに、スタッフの皆さんが考えて作ったという手づくりのしおり、ブックカバーが置いてありました。それがなかなか素敵すぎるもので…。私もブックカバーをいただいてきました。

 

ブックカバーには「唐木田図書館が再び憩いの場になりますように」「皆様にまたお会いできたことを、心より嬉しく思います」「I LOVE LIBRARY」「NO LIBRARY NO LIFE」「皆様にお会いできた喜びをこめて」とそっと一言添えてありました。他の図書館でも実施していることなのかな?

 

明日明後日を経て、いよいよ6月。元どおりをめざすのではなく、各公共施設も新しい在り方を模索しつつ、私たちの日常がスタートしていくんだなあと思います。みなさま、どうぞよろしくお願いします。

多摩中央公園とパルテノン多摩と。

  

多摩中央公園の図書館本館を再整備する場所を確認してみようということで、会派メンバーとともに現地を歩いてきました。すでに、30本くらい?木が伐採されていました。30年以上、ここに根をおろしてきた木なんだなあと思うと、「木が見つめてきた多摩中央公園」…と擬人法で見通しがあまりにも良くなった場所を眺めてしまう…。鬱蒼としていたことを思うと、なんだかスッキリ。明るくなって、それはそれでいいなと。

そして、ついでというのか、「そういえば、パルテノン多摩もそろそろ事務所が引っ越しではないか?」と思い、立ち寄ってみると、すでに一部引っ越し作業も終えていて、ここで、パルテノン多摩としては廃棄するけれど、でもまだ使えそうなもの、使えるものについて展示中で、市内の小中学校、あるいは市役所の各部署が見に来ては「これが欲しい」と予約をしていたようでした。もちろん早い者勝ちではありません。

体育館にありそうな照明の器具とか…あとは譜面台などなど、お掃除につかえそうなチリトリやホウキやモップとか、椅子もあるし、事務机もあって、私は姿見できるミラーが欲しいと思いましたが、まだまだ使えて、捨ててしまうのがもったいなと思えるものがありました。スピーカーなどももったいないなあ。見た中で、一番人気があったのはこちらのテレビだったかな。

この週末で引っ越し作業を完了させる目途にて、なるべく早く工事事業者への引き渡し…となるそうです。すでに4階マジックサウンドルームの自動演奏楽器も移動して、収蔵庫に大切にしまったということ。残念、解体しなければならなかった一番大きなパッカード社製品、解体作業現場を見学したかったなあ。

今のパルテノン多摩の大ホールももう見納めになりますね。新型コロナウイルス感染拡大で、大規模改修前最後のおわかれイベント的なものも軒並み中止になってしまったので、何となく私の中でも「プツン」という感じだったので、今日、最後に見ることができてよかった。

こうして見てみると、やっぱり、別れが惜しくなる感じ。

記念撮影。

ここ佇まいも変わってしまうんだなあ…。

 

改修前のパルテノン多摩の姿は学芸員さんと市民の方で記録を残してくれているというので、いずれまた、そうした記録が公開されるのも楽しみです。それにしても、やっぱり、多摩中央公園の土留めになっている施設でもあり、地下の湿気というのか、管理するのが大変な建物である…という事実を改めて目の当りにするような箇所もあったりしつつ。

とにかく、単なるお色直しというレベルでなく、改修工事をすることを考えると、なかみの問題のほうが重要で、今後、多摩市がどうやって文化施策を展開していくのか?と行方も気になり、そしてまた、ここも「居場所づくり」などと銘打っていたことを思うとき、新型コロナウイルス感染拡大をふまえた「新しい生活様式」に私たちの暮らし方というのか、過ごし方というのか、きっと変わっていくことを思うと、こうした場所の活用にももちろんソーシャルディスタンスが問われていくわけで、少しは考え方というのか変えていく必要もあるのかな?とか。

しかし…窓がなく、換気ができないというのか、換気しにくい建物ですね…パルテノン多摩って。窓が開けられないですね。これでは、こまめな換気をしなければいけない「新しい生活様式」にはちょっと適応できないか?!今後、大規模改修などを実施する施設等、この辺りのことも念頭に置くべきでしょうね。もちろん、新しく建築することが決まっている図書館もですね。

 

きっと元には戻らず。新型コロナウイルスについては完全な終息が宣言されたとしても、きっと、いろんな意味で私たちはこの状況に学び、行動様式を変えざるを得ないでしょうから…。今後、大規模改修工事の期間中、次のことを見据えて、どんな企画を進めていくのかが問われていく。市としても文化施策と文化事業の新たな柱をどのようにしていくか考える時間を有意義に活用していくべきですね。

 

「あ、そうだ・・・・」と突然の訪問で押し掛けてしまったにも関わらず、対応してくださった職員の方々、すみませんでした。ありがとうございました。

ひきこもりになって、欝々としてしまう。

今日は、市議会の活動としては議会だよりの編集会議。そして、この間中止していた、ハーモニークラブのランチ活動がを再開。お弁当形式で「持ち帰り」にしたのですが、用意した40個のお弁当が瞬く間に完売してしまったといいます。「子ども食堂」として活動を再開させるにはまだしばらく様子を見る必要があると考えていますが、「新しい生活様式」なるものを念頭に置きつつ、やはりニーズがあること、その手ごたえを感じればこそ…with コロナでも継続できるような方策を考えていかねばなりません。私がランチ会場である集会所に足を運んだ時にはすでに片付けもすっかり終わっているような感じ…「待っててくれた人が多かった!」ということを聞きました。

お天気も良く、近くの広場でピクニック風にお弁当を楽しんでくださった方もいらしたようです。

これが今日のお弁当です(300円!)。調理をしてくれたのは、諏訪商店街のカフェ・リバティのえみこさん。にんじんが松竹梅になっている!…ちなみに、これに温泉卵とお味噌汁付き。

こちら作業風景です。いつもは、ここが会食会場になっています。ハーモニークラブの活動はただ単に食事を提供するだけでなく、「みんなと一緒に食卓を囲む」=「だんらん」というのを大切にしてきたこともあり、本当は、会食できる場もセットにしていきたいのですが、このご時世ですし、そのあたり、これから工夫をしていかねばですね。毎月第三木曜日に諏訪小学校ランチルームやこばと第一保育園のホールで開催し、たくさんの親子が集う子ども食堂・だれでも食堂の活動についても同様です。

でも、「待っている人」はたくさんいることは確かです。何とか対応していきたいなあ。しかし「密」が大きな課題なのです。

お一人暮らしのかたにお目にかかりますと、「ウイルスは怖いし、家にずっといるのだけれど、気持ちが落ち込んでしまう」というお話しなど耳にすることもあり、何か、外出できるきっかけというか、ソーシャルディスタンスは確保しつつ、安全安心など一定の配慮はしつつ、声掛けできる、あるいは見守りにもつながるような場をなくしてはいけないなと思うものです。

今後、公共施設の利用も再開していきますが、まだまだ新型コロナウイルスへの対応に気を緩めることはできませんし、私たち市民自身も「新型コロナウイルス感染拡大以前の暮らし」を前提とはせず、公共施設の利用などへの向き合い方を変えていく必要もありそうですね。差し当たって、私は図書館の利用がすでに一部再開していることが気になって仕方がありません。市民の方からも「図書館の安全安心の確保」について問い合わせもいただいていますし。

とにかく、自宅に引きこもって鬱々としてしまう気持ちが少しでも晴れるような、そんな日常になっていくといいなと思うものです。これからますます「傾聴ボランティア」が必要になってくるかもしれませんね。待つだけでなく「出かけていく」相談活動がますます求められる中、社会全体のセーフティネットがどこまで機能していくか、そして、私たちの住んでいる地域は?が問われつつあることを感じています。

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「新しい生活様式」への心構え。

東京都も緊急事態宣言が解除され、今まで「自粛」というのか「機能停止」というのか…活動が再開に向けていくことになります。ただ、afterコロナ…ではなく、withコロナ…「第2波、第3波に備えて」と言われているので、緊急事態宣言の解除も諸手を挙げて喜べるような状況にはありません。

多摩市として再開させていくもの…いくつかありますが、やっぱり気になるのは子どもたちのこと。今週末まで、つまりは今月末までは連休明けからの休校措置がそのまま継続します。来月からの方針は下記の通り。

6月1日(月曜日)以降の多摩市立学校の対応について

今すぐに、もとの日常に戻るわけではなく(もとの日常に戻れるのか?という疑問もありますが)、徐々に学校もエンジンをかけていく感じになりますので、学童クラブについても方針が明らかになり、

学校再開後の学童クラブの利用について(6月1日以降)

「可能であれば、登所自粛していただけるとありがたい」ということであって、保育園については、

緊急事態宣言解除に伴う市内保育園等の今後のご利用について

徐々に、「本来の日常に戻していく」という方針になっています。保育園等については、在宅ワークをしつつで、利用は自粛して…ということで、ご家庭の中で仕事と子育てを両立してくださった方が多くいらっしゃり、ご協力には感謝申し上げます。

しかし、学校、学童クラブ、保育園などなどに「新しい生活様式」の考え方をあてはめていくのは相当困難というのか難しいというのか。子どもたちを「密にしないように」…なかなか言い聞かせることは難しいですし、保育などについては先生と子どもたちで「接触せずに」の徹底を求めても無理難題というのは想像できます。

学校についても「協働的な学び」、つまりは「アクティブ・ラーニング」は新しい学習指導要綱の中にもしっかりと盛り込まれている事項ですが、これまた、ソーシャルディスタンスを維持しながらの「アクティブ・ラーニング」というのも…なかなか工夫がいりそうです。

ということで、今日は、先週に引き続き、熊本市の遠藤洋路教育長がゲストスピーカーをつとめられたオンラインのランチセミナーに参加。広島県の平川理恵教育長も参加されていて、豪華メンバーでした。先進的というのか、発信力のある教育長さんたちの話を伺うとエネルギーを分けていただける気がします。そして、やっぱり「教育が大事なんだ!」って確信もします。遠藤教育長からも熊本市で取り組んでこられたオンライン学習環境の整備などについてお話を伺うことができました。とても参考になりました!

ところで、最近、興味深く参加している教育系のオンラインセミナーで多くの方が指摘されているのは「学校にいても授業が受けられるし、自宅にいても授業が受けられる…欠席や不登校の概念そのものが変わっていく」ということです。私もそう思います。遠藤教育長は「市立オンライン小学校もできてしまうかも」と冗談っぽくおっしゃっていましたが、「そんなのあり得ない!」と断言できない感じもありますね。そしてまた、オンライン学習の環境が整っていけば、「学びの個別最適化」が可能になっていくと思うので、勉強だけの進捗管理だけで考えれば「学年」という仕切りも意味のないものになっていく可能性もあります。

それにしても、熊本市・・・実際には現場現地に足を運んでみたいなあとも思いますが、「機器を使うこと後ろ向き」というのか、「機器を扱いきれないという抵抗感からオンライン教育に否定的」という先生たちのやる気をどうやって高めてきたのだろう…その秘訣を探りたいですね。セミナーの参加者で私と同じ観点で「管理職がなかなかやる気にならない」とコッソリと質問されていた方もおられました。やる気になれないような方が管理職なんて…悲しい…多摩市小中学校はきっとそうではないはず…と思いたい。

 

今日のお話はこちらの内容と重なる部分も多かったです。熊本市教育センターのサイトが充実していますね。少しずつ実践を積み上げていく…「オンライン授業のスモールステップ」はわかりやすい内容です。先生たちもいきなりではなく、ちょっとずつの目標を持ち、機器の操作にもだんだん慣れていきながら…という感じなのかなと想像しています。「いっきにやろうとはしない。」…これが先生たちの気持ちを前向きに変えていく秘訣なのかな?

 

 

我が多摩市の場合。

 

まずは児童生徒に一人1台のタブレット端末。文部科学省あげて取り組もうとしているGIGAスクール構想にどう向き合うつもりなのか…ここの構えというか、覚悟が問われます。withコロナということで、オンライン教育、オンライン学習と一気に加速化していますが、新型コロナウイルスについては第2波、第3波が想定されるというならば、やはり、環境整備は避けて通ることができないというよりか、避けて通ってはいけないとも考えられるわけであって…そこには、かなり大規模な財政出動も求められるはず。全体的な財政計画というのか、今後の財政フレームも含め、どういう展開を考えているのか気になっています。

これからは、「学校での学び」+「自宅での学び」…この二つを組み合わせながら進めていく=「新しい生活様式」になり、新しい学校スタイルをつくっていくことになるのかなと。そしてもう一つ今、「学びを止めるな!」ということもさかんに言われていますが、「学校って何だろう?」を見つめなおすことのできるいい時間を持てているような気もします。そうした議論は各学校で行われているのかしら?行われていることを期待します。子どもも先生も「新しい生活様式」への心構えが必要になるのですね。きっと。学校は大きく変わるでしょうね。

 

再開と言えば、やっぱり公共施設ですね。「テニスコート、やっと使えるようになったので良かった。うれしい。」との声が届きました。

 ■新型コロナウイルス感染拡大の影響による中止・延期、公共施設の情報

スポーツ施設は、その施設ごとの利用条件も示されていますので、ご覧ください。

また…児童館が開くのはうれしい。

6月以降の児童館の開館について

待ちわびていた子どもたち、そして、親子がたくさんいると思うのです!

 

私の活動も少しずつ日常を取り戻しつつあり。取り戻しつつというよりも、オンラインミーティングなど、今までにはなかったスタイルが定着してきた感があるということかな。でも、直接話をするほうが「話が早い!」ということもありますね。それに、「五感のはたらき」を重視している私にとっては、「場の雰囲気」を感じきれないところに「話だけを聞いている」物足りなさというか、思考の鈍りというのか…も感じています。なので、緊急事態宣言が解除され、ソーシャルディスタンスは意識しつつも、現場に足を運び、直接意見を聞くことも可能になったことに、ちょっと安堵しています。6月の議会では会派ごとに質問をとりまとめて行うことになりますので、早速準備に取り掛かります。

東京都も緊急事態宣言が解除に。

この週末は雨上がり、気持ちのよいお天気でしたね。つい最近まで人のの気配が感じられなかったことことが嘘のよう。多摩センターまで歩いてグリーンライブセンターへ。この季節のグリーンライブセンターは一年の中で一番好きかもしれない。暑すぎないので、ガーデンを歩くにもちょうどよいという感じですね。でも、もちろん閉鎖されていましたし、ひっそり。でも、薔薇はきれいにしていて、景色はいつもの通りで・・・ホッとしました。「まだ、閉まっているけれど、お花だけ見に行こう。」と会話をしている声が聞こえたのもまたうれしいこと。

さて、東京都も緊急事態宣言が解除となりました。でも、生活や仕事がもとに戻るわけではなく、そしてまた、緊急事態宣言が解除されたからと言って「安全」ということでもなく。感染拡大を防止するために身に着けた「くらしのスタイル」はこれからも継続されていくことが前提になるのでしょう。やっぱり、ある緊張感が伴うなあと考えています。

今日は午後から議会で定例の災害対策連絡会が開催されました。6月議会に向けた補正予算案についてまだ精査中のものがありながら、検討している進捗状況が報告され、また、市のPCRセンターで実施した検査についても報告がありました。市のPCRセンターでこの間、検査したみなさんは「陰性」だったということで、これもまた、「よかった」と思います。そして、臨時の特別給付金についても取組みの進捗状況が報告されましたが、オンライン申請をされた方の一部にはすでに振り込みが行われたということ、オンラインではない申請をする市民の方々には28日ごろから発送作業が行われ、完了するのは6月2日という話です。郵便局と発送作業の段取りも進めていくようですが、そういえば、我が家にはまだマスクが届きません。多摩市内にも続々と「届いた!」という声もありますので、もう少ししたら届くのかと待ち構えているのですが。

先週の災害対策連絡会で会派から提案していた「議員報酬などの削減」ですが、結果的には全会派で「合意できず」に終わりました。合意ができなければ先には進みませんので、この話は今後どうなるのか。必ずしも、私たちの会派の提案がすべてではないわけで、ただ、この状況を踏まえて、できる対応があるのではないかなとは思いました。市長は報酬削減をする意向をお持ちのようです。3月に特別職の報酬を増額したばかり。そこをまた減額にするということへの躊躇もあるのかもしれませんが。

多摩市の学校も再開のめどとなり、学校給食も献立内容はとても簡易なものとなるようですが、再開するという話。パンと牛乳…というような内容と聞いたのですが、まさに、献立、メニュー内容については栄養士さんの知恵の出しどころというか、力量がまさに問われるところでもあり。多摩市の学校給食センターがどのような対応をするのか注目しています。

国のほうで「低所得のひとり親世帯」に対する臨時給付金が発表されました。現金給付というだけでなく、それ以外の支援も含めて、ひとり親の支援に対するこれまでの対策や対応の不十分さが浮き彫りにされていてきたと思います(子ども1人なら最大10万円 低所得ひとり親世帯の臨時給付金 政府・与党案固まる)。「自己責任」という言葉が耳にこびりついて離れないような…今の社会のありようそのものが問われている気がしますね。

緊急事態宣言が解除されてからの動きは?

 

午前中はオンラインでミーティングをし、その後、ちょっとだけウォーキングに出かけて、またミーティング…という感じです。首都圏以外でも緊急事態宣言が解除されることとなり、いよいよ…私たちはいつ?…という期待感が高まりますが、緊急事態宣言の解除は安全宣言ではありません。

今日は雨上がりでもあり、公園の草の露を見ながら、芸術的だ…などと勝手に思いながら、歩きつつ、多摩市でも緊急事態宣言が解除されてからどのように「新しい生活様式」を踏まえた対応をしていくのだろうと思ったりもしました。いくつか問い合わせも来ているので、明日の会派の打ち合わせでもシェアしながら、市の取組みを確認していきたいと思っています。

晴れているときと違って、小さい虫が一生懸命作ったんだろうなあと思われる糸の巣も雨粒がついて、露になっているのをみるとキレイと思うのが不思議ですね。それと同様、私たちが非日常を過ごしてきたこの時間に今まで気が付かなかったこと、気が付いていたけれど気に留めることをしていなかったこともあるはずです。

著名な方々がYouTubeを通じて、さまざまな分野について発言されているので、そうしたものを見ながら学ばせていただき、今、目の前にあることを解決していくための手段を考えると同時に、それ以上に、これから先のことをどうしていくかも描いていく必要があるなと思っています。

6月議会は会派ごとに質問を作成していく形になりそうです。それもまた、イレギュラーな日程になるのかなと思っています。いずれにしても、新型コロナウイルス対応の話題が中心になると思っていますが、市民の方から寄せられている声を踏まえて、会派での質問をまとめていかねばならないですね。そのためのヒアリングなどもしたいところですが、とにかくも…市職員の皆さんも在宅ワークをされているのでなかなか大変です・・・。

「できるとしたら」を考えて!

今日は議会だよりの編集会議がありました。1時間ほどで終了。先週の臨時議会、6月議会の報告をするための議会だよりの発行は8月5日を予定しています。その時、今の新型コロナウイルスへの対策がどうなっているのか?…想像するのは容易ではありません。とにかく第2波がやってくる可能性が語られている中、この間を振り返り、次に備えておくことが大事、「何ができるのか」ということで、今からその対策を考えておく必要があります。

多摩市でもPCRセンターが設置されています。完全予約制になっています。かかりつけの医師などが必要と判断した場合、その医療機関経由で予約することになっていますが、今のところ暫定というのか6月末までの設置ということ。その先については、どうするのか?場所を含めて再検討が求められるのではないかと思っています。緊急事態宣言が解除される=安全宣言ではありませんが、しかし、徐々に自粛体制も緩和されていきますし、公共施設などの利用も再開されることと思います。その時に改めて、PCRセンターをどうしていくのか、設置場所問題も改めて検討していくことが必要でしょう。

さて、今日はランチミーティングということで、広島県の教育長である平川理恵さんをお招きしたセミナーがあり、参加しました。もちろんZOOMにて。テレビ会議システムを活用したミーティングなどもずいぶんと定着してきたと思いますが、まだまだ双方向、複数の参加者で意見交換のやりとりをするというのは難しいですね…という感じがしています。もちろん、発言するために挙手をする云々はありますが。そして、やっぱり、ZOOMで会議をするとすれば、それなりに集中できる環境が必要で、在宅ワークをされている方、特に小さいお子さんがいらっしゃる方などのご苦労もいかばかりかと思うものです。

議会だよりの編集会議もオンラインでやるかどうか…という話にもなりましたが、「次回は決めなければならないことも多い」ということだったので、やっぱり、通常通りの開催で、今日と同じく議場を活用し、ソーシャルディスタンスを守りながら、意見交換もして合意形成を図っていこう…という運びになっています。オンラインとなるとそれぞれ自宅の環境のこともありますし。

そんなことを考えつつ、平川さんのお話を聞いていてやっぱり思ったことは、多摩市はオンライン学習環境を整えるためにすぐに環境を整えることのできない家庭に対し、Wi-Fiルーターを配布することになりましたが、それと合わせて配布されるタブレットのモデルについては確認していなかったな?ということ。ここ、ちょっと重要かも。多摩市内でも地域によってなのか、場所によってなのか、うまくWi-Fiがつながらないというところもあるらしく。ちょっと気になりますね。例えば、何らかの接続不具合などが発生した場合、子どもが不安になってしまいますし…などなどちょっと心配。

平川さんのお話に出てきた資料はこちらを参考にされていました。

■「教室型オールインワン授業」を再現しないことがオンライン化の鍵〜学びの要素を適材適所で分割

まさに!と思います。そして、平川さんによれば、現場の若手の先生たちは自ら意欲的にオンライン学習に向けて研鑽を積んでいる…しかし、それを実際の学校現場に持ち込んできたときに、管理職とうまく意思疎通ができない場合もあるようです…とのこと。想像に難くない場面かもしれませんね。子どもたちのためにやっていくこと取り組んでいくことですから。多摩市としても、オンライン学習環境を整えるために必要機材は準備するので、あとは現場の先生たちの頑張りに委ねられるといっても過言ではありません。もちろん、市教委の責任は「ただモノを配って終わり」ではないので、それこそ市教委がいかにリードしていけるかも鍵を握る気がします。その点で、リーダーシップを発揮する「長」の役割は大きいのでしょう。平川さんはセミナーで伝えたいこととして以下の二つをあげておられました。

①緊急時,できない理由を並び立てるより「できるとしたら」 と質問を変える。
②「長」たるもの,多少のリスクを取ろうではありませんか! それが緊急時の一手。

できない理由を並べ立てるより、「できるとしたら」を考える…こうした姿勢で仕事に臨んでいくこと。大事ですね。我が多摩市はどうなっているかしら?とついつい考えてみます(が、それについてはあえて言及しません)。広島県の場合、もちろん教育長に対し、批判や非難が全くないということではないでしょう。しかし、何よりも「子どもたちのために」を考え続けることをやめない、そしてそこに揺らぎがなく、きちんと筋が通っていることが見える…だからこそ、共感の輪が広がるのかなとも思いました。

とりあえず、オンライン環境を整える…という程度では、きっとより良いものはできていかない。その先をきちんと見据えた対応ができるかどうか問われているのでしょうね。多摩市で整えていくオンライン環境が利活用されていくためのサポート体制。ここ整えていくことが必要ですね。

まずは「食べる」ことが先。

今日は八王子市役所へ行く用事がありました。市役所玄関先に「学校給食用のお野菜」を販売するテント。地産地消を推進するために頑張っておられる農家の皆さんがおられ、その方々が想いを込めて育てられた野菜…学校給食が停止中になり、納入できなくなっているわけで、そのお野菜を販売されているとのことでした。多摩市でも学校給食を支えておられる農家の方への心配の声、先日の臨時議会でも出されていました。私の生活範囲と言えば、グリナード永山にある「ポンテ」が閉まっていて、今は、地場野菜が手に入りにくいなという感じですね。

ひとり親世帯への支援ということで、国や東京都も補正予算にて対応を図るようなことが聴こえてきます。多摩市ではすでにひとり親への支援策として児童一人当たり5万円の給付を決めています。その対象世帯については東京都制度の児童育成手当給付世帯ということになっていることから、給付される対象の範囲が広がる行き届いた支援だと思っています。でも、一方で、児童育成手当給付世帯にまで世帯の範囲を広げたことに伴い、個人的には就学援助制度で支援している対象の世帯との関係性を気にしています。就学支援制度による対象世帯の中にはひとり親世帯以外も存在しています。そして、就学支援制度で支援されている世帯は、児童育成手当が給付されている世帯よりも収入的には厳しいご家庭です。ですので、少なくとも就学支援制度で対象となっている世帯でひとり親世帯以外の子どもたちに対しても、現金給付が必要ではないかと思うのです。しかし、就学支援制度の対象となっているのは小学生や中学生のいる世帯。ですので、未就学児、あるいは高校生がいる場合にはどうするのか?という課題が残ることもまた確かです。高校生の場合には東京都などで他の支援制度があるのかないのか、まだ探し切れていませんが、今のところ、聞いてはいません。

少しずつですが、以前の日常が戻りつつあるような空気感もありますが、しかし「似て非なるもの」ですね。そして、文部科学省も東京都教育委員会もそして多摩市教育委員会も「オンライン学習」ということで、その環境整備に躍起になっていて、それはそれで否定するものではありませんが、しかし、「オンライン学習」がどれほど各家庭の負担になるのか…それは金銭負担ということだけではなく、保護者がどれだけ子どもをフォローできるのか?という意味も含めてなのですが、非常に課題だと思っています。そして、その点からの「格差」が生じることもやや心配。「今は、機器をどう準備するのか?」とか「その財源をどうするか?」というようなことに力点が置かれている感じ、肝心の保護者の状態や状況も「機器があるかないか」という環境調査に留まっていて、その先には進んでいないように思うわけです。

おそらく、心のどこかでは心配も懸念もしていると思いますが…。

とある方とお話をしていましたら、「食べさせていくほうが優先。勉強までフォローするのは難しい。」ということで、とにかく三食の心配をしながら、パートで家計を支えることで精一杯という声が聞こえてくるのです。一時の現金給付はありがたいけれど、続くわけではなく、仕事がなくならないこと、収入を得続けなければいけないことの苦労をお話しされていました。子どもたちの学習のことは気になるけれど、それよりも今の家計を維持していくだけで必死になっているのだなと。ヘトヘトになりますよね。ひとり親世帯に限らずですが、我が子に勉強を教えることほど…苦行はないというか…「大学生の時に家庭教師とかしてたんじゃないの?」…と娘に言われますが、私は娘に勉強を教えるということはホント苦手です…。

とにかく今、「子どもたちの育ちが家庭環境により大きく左右され、そこに大きく格差が広がらないようにする」…公教育の存在意義をしっかりと果たせるような環境づくりを急ぎたいと思っています。それはひとり親だから…ということに限らず、さまざまな事情を抱えているご家庭がいるということを前提にしていかねばなりません。

お母さんが突然解雇…コロナショックで「男女格差」が拡大している

こうした記事を目にするたびに、ひとり親世帯で心身ともに疲れることができないママたちのことを考えずにいられないのです。

新型コロナウイルスの影響でモロに影響を受けているみなさんがおられます。その方々に自助努力を求めたり、自己責任を振りかざすような冷たい社会であってはいけないと思うのです。昨日、「他者性」という言葉を聴きました。なかなかこの表現を自分のものとして説明していくことも難しいものがあります。ただ、「自分一人だけで生きているわけではない」ということから考えを発することの必要性は十分認識しているつもりです。でも、「つもり」ではダメなんでしょうね。今、私ができることは何か。今まで以上に考えさせられるものです。

学校給食、早く再開させたいなあ…。今、一番思っていることかもしれない。

「密」を意識する日常。

週末…お天気にも助けられ、やはり、緩やかに日常が戻っているというのか、お店などでは「ソーシャルディスタンス」を言われなくても、そのことを意識した行動形態になっているというのか…お店の会計のレジのところでも前の人と距離を開けて並ぶというのが奇異でもなく、珍しくもなく当たり前のような感じになってきました。

運動不足にならないようにと、ウォーキングをしています。昨日も多摩東公園へ。昨年一年間は大規模改修中で閉鎖されていましたが、やっと工事完了…というところで、新型コロナウイルスの影響でまだオープンできていません。季節が良くなってきたから…ということだけではないと思いますが、せっかく大規模改修をしたにもかかわらず、とにかく公園の木々というよりか、特に、陸上競技場を取り囲む樹木というのか…鬱蒼としていて何とかならないものかと思っていました。あまりにも背丈が大きくすぎる。特に気になっていたのは駐車場側だったのですが、半分くらいだけ、選定されていて、見通しがすっきり!気持ちまでスッキリします。

この4月から公園もスポーツ施設も含め、指定管理者による管理になっています。その意味では指定管理者による施設管理の「質」がこうしたところでも評価できるような気がしています。「ここに住んでよかったなあ」と思う景色を作っていく…「いいなあ!この場所」と思えるような環境を整えていくことだと思っていますが、見通しが良く広々として、向こうの空が良く見える風景に心が晴れるな!って感じたのでした。

さて、今日は市議会で毎週定例になっている市議会災害対策連絡会でした。会派の代表者で意見交換が行われるのですが、私たち会派は「意見は書面であげる」ということにちょっとこだわっています。一つ一つ、会派内で話し合ってまとめたこと、合意できたことを書面として記録をしておくという意味と考えています。議会事務局長が各代表者からの意見などを要点メモにしてくださっているのですが、わざわざ要点メモにしていただかなくても、意見を書いておけばそのまま伝達できるというのもメリットと考えています。もちろん、これを踏まえ、他の会派の方に「合意できる」「合意できない」と意見を聞きやすいというのもあります。

2020518フェアな市政 新型コロナウイルス感染症対応に関する緊急要望(その4)

内容としては下記の項目。
1. 市独自施策である「ひとり親等への臨時特別給付金」が児童育成手当受給世帯の児童を対象としていることから、それと同等もしくはそれよりも厳しいと推測されるひとり親等世帯以外への児童への支援策を講じてください。

2.就学支援制度により要保護認定をうけている世帯他、学校給食品の代替配布を実施していますが、それよりも学校給食センターを稼働させ、分散登校の時間割の工夫と給食メニューの工夫により、子どもたちの健康と成長を維持できるような対応を進めてください。

3.多摩市ではエコプラザで廃プラスチックの分別作業が行われていますが、作業場所は地下で風通しが悪く、蒸し暑く、密の状況です。作業員の健康を第一に考え、プラスチックごみを例えば10月まで償却に切り替える対策等を早急に検討してください。

4.コロナ感染と自然災害の複合災害に備えた対応を進めてください。特に浸水想定区域、土砂災害警戒区域等の避難については自宅避難では済まないため、避難者を密にしない避難所配置や避難生活の中で感染を防ぐ対応なども含め、早急な対応を進めてください。

5.今年度当初予算に組み込まれた事業で、予定通り取り組めている事業、取り組めていない事業、見直しをしている事業、それぞれについて、現状と見通しを示してください。

来月の6月議会も新型コロナウイルスへの対応を考慮し、3月の時と同様、議会日程も変更して実施する予定です。一般質問も各会派の代表質問という形式になっていくため、会派として協議をすることがますます必要になります。ある意味、他の会派から合意されなかった事項があるとして、それについて会派の代表質問の中に盛り込んでいくとか、工夫ができそうかなと個人的には考えたりしています。

また、今日は市議会としてできることがあるだろう…とも思ったので、議長に下記のことを提案しました。

一 議員報酬を半年間、10%削減すること。

一 政務活動費を半年間、返上すること。

一 今年度の常任委員会の宿泊を伴う視察を中止すること。

一 上記については新型コロナ対策の基金とし、積み立てをすること。

少し言葉というのか表現は練られてないなあと思っているのですが、会派としてもギリギリまで、この内容を議論して、合意した…ということで急ぎ、「私たち市議会の協力」として、新型コロナウイルスの影響を考慮し、その対策の費用の一部…1千万円は捻出したいなと思って考えたことです。他市でも市議会、あるいは首長などが報酬削減などを行ったというニュースが報道されています。

<新型コロナ>議員や首長給与など削減 多摩地域自治体、コロナ対策費に回す

ある意味、首長と足並みを揃えるのかなと思っていたのですが、先週の臨時議会までに協議が整わなかったのか、議会側との調整が行われていた風がなかったので、先に提案してもいいかなと思って、会派の意見として出しました。

 

多摩市情報としては、新型コロナウイルスコールセンターが「平日のみ」となりましたので、お間違いのないようにお願いいたします。

■多摩市新型コロナウイルスコールセンター(5月18日(月曜日)~)

あまり目立つようには掲載されていませんが…ごみのことについても。

■『ごみ・資源物(特に古布)の搬出の抑制をお願いいたします。』

そういえば、郵便局勤務の知り合いから聞いたのですが…週明け月曜日は…メルカリ行列ができて郵便業務が忙しくなるそうです。

私たち議員も「新しい生活様式」なるものを意識した議員活動や議会活動を進めることになるのかもしれませんね。でもそのことで、本来果たすべき役割が低下したといわれないようにしなければならないと思っています。今日は、国会で検察庁法案が見送られたということに、心からホッとホッとしています。信頼できる政治とは何か。そして、信頼できる政治をつくっていくための私たち市民一人ひとりの役割とは何か…そのために「議員」という立場にある私は何ができるのか…そんなことを深く考えさせられます。

新型コロナウイルスの対応については、「気の緩み」が怖いと思っています。ずっと緊張し続けて、外出も自粛し続けてというのもなかなか苦しいというのか、忍耐勝負というところもありますが、でも、やっぱり私たち一人ひとりが地域や社会の構成員であって、私たち一人ひとりが意識的に行動していかなければ、守るものも守れなくなってしまう…ということなのでしょう。引き続き、どうかご協力お願いいたします。

 

新型コロナウイルス感染症対策の緊急対応予算が可決。

 

いつもは午前10時開会の本会議も、今日は午後1時からの開始。もしかしたら長丁場かもしれないと予測をしていた通り、終了したら真っ暗で午後8時をまわったところでした。朝から会派で打ち合わせなどをしていましたので、一日中…議会に缶詰めという感じでした。

そんな中、ご縁をいただいて…おいしいお弁当がお昼時に届きました!うれしい。#たましめし応援隊…のお弁当です。心を込めてつくったので頑張ってほしいとメッセージが。ありがとうございます。中小の飲食店の皆さんを応援していくために今回の補正予算でも「飲食店応援のためのチケット」予算化されています。ただし、プレミア付きとはいえ、若干プレミアにお得感が薄いのではないかとも思われますが。

さて、臨時議会。国の1人10万円の特別定額給付金がドッカンとのっかる補正予算でした。補正予算額が約157億という、稀にみるというか、こんなこと今まであったの?…と思うくらいの巨額にのぼる内容でした。要するに、この補正予算額のうちの大部分というか、ほとんどが…多摩市の人口約15万人=特別定額給付金総額150億円というわけです。

これについて、オンライン申請は5月1日からスタートしていて、申請済みの方には早ければ来週くらいから給付が始まる模様。しかし、アナログ型な私のようにマイナンバーカードを持っていない場合には市から申請用紙などが送られてきて、それを記入して…という作業になるわけです。いつ、申請用紙などが送られてくるか…郵便になるわけですが、今月下旬になりそうだとのこと。なるべく速やかに対応したいということで、準備を進めているようですが、封筒の印刷やら、封入物の印刷などなども含めて、一定の時間が必要となります。「早くしてほしい」というお声が私のところにも寄せられていますが、もうしばらくお待ちいただければ幸いです。

ちなみに…保坂展人世田谷区長がTwitterでつぶやいていました。

「電子申請」と聞けば、オンラインショップやチケット予約等のイメージで、まさか「電子申請」が届いてから自治体職員が、情報連結のない「住民基本台帳」を照合して一人一人確認作業をしているとは想像がつかないだろう。電子手続きは入口だけ。あとは「目視して確認」する必要があるとは信じがたい。

多摩市でも同様なのです。オンライン申請の舞台裏…というのか、国は「やるぞ!」とGOサインを出して、それを現場で担う自治体がどんな状態に置かれているのか…お察しいただきたいと思います。

 

そのほかのこと。

 

特に、ひとり親家庭等への臨時特別給付金。これは、今のところ私が聞く限りでは、他市に類のない支援内容で、ひとり親家庭等の子ども一人につき5万円というもの。これ自体はかなり斬新で思い切っていると拍手してしまうくらい。対象の家庭についても児童扶養手当受給世帯(国制度)ではなく、児童育成手当(都独自制度)の受給世帯ということで、支援対象についても範囲が拡大し、より支援される対象である子どもの数を増やすことができました。ちなみに、昭島市では児童扶養手当受給世帯の子ども一人あたり2万円の支給するという内容で支援策が決まったようです。多摩市の場合は、子ども一人あたり5万円!という金額…ありがたいですし、喜ばしいことなのですが、結構…私の周囲…ざわつきました。多摩市すごすぎる!(どうして、そこまでできるのか?)…って。

 

よく調べてみると、なにかと有名になるあの明石市であっても児童扶養手当受給世帯対象の「ひとり親家庭への支援」を行っていますが、あくまでも一世帯当たり5万円という内容。受給者である「親あるいは養育者」に対する支援です。川崎市も受給者に対して一律2万円です。受給者ではなくて、その「子ども」に5万円というのはなかなかない支援。

 

その意味で、今回の多摩市の「ひとり親家庭への支援」は「子どもの人数」に着目している点で、先進的と言っても過言ではありません。でも、他市の事例などを見つつ、いろいろ考えてみると、思いっきりが良すぎる気もしてくるのです。なぜなら、「子ども」への給付にした場合、ひとり親でなくとも厳しい生活環境にある「子ども」も存在していることが頭に思い浮かぶからです。言ってみれば、今回対象にしている児童育成手当受給世帯と同等に厳しく、あるいはそれよりもっと困難な生活状態に置かれている「ひとり親ではないご家庭」も存在しているからです。その「子ども」は…。

 

制度設計はとても難しい。支援する対象は?どうやってその範囲を決めていくのか?その線引きをどうするのか?…そこを全体バランスを考えながら、妥当な線を探っていくのだと思います。何よりも不公平感がなるべく生まれないような配慮をしていく必要があります。支援対象を決めて、その支援の内容を決めていく作業を通じ、大所高所から検討されていくべきことでしょう。それは市の既存制度との関わりをも含めて捉えていくことが重要と考えています。多摩市でも慎重かつスピーディに今回の支援内容を決定したはずなのですが、やっぱり、私にはアンバランスを感じさせるものです。その意味で、今回はまずは第一歩。ひとり親家庭等への支援を思い切って進めたことは評価していますが、思い切りすぎたところの反動がないのかどうか。そこに全体からみたバランスという視点ではどう評価されるのかなどなど考えていかねばならないと思っています。「なぜ、そこに支援をするのか。支援の必要性が認められれば、次にはその支援内容を決めていくわけですが、どういう観点から内容の妥当性が吟味されていくのか。」という視点…、まだまだ新型コロナウイルス感染症も完全収束はしていない状況の中で、生活困難に陥っているひとり親家庭等、私としては子育て世帯に対する今後の支援へとつなげていきたいものです。

 

市長は施政方針で「誰一人取り残さない社会の実現をめざす」と力を込めて語っておられます。現状を踏まえ、さらに市民の暮らしを守るための自治体の役割を全うできるよう次なる支援策を構築していかれることを期待するばかりです。