8月6日に祈る。

今日は何の日?…

市内全体に放送が流れましたね。マンションで定例になっているラジオ体操でも話題になっていました。「そもそも8月6日?何の日?」と首をかしげる若い人も増えているのだと思います。全市を流れる放送に感じることも様々かもしれない。でも、私は大事なことだと思います。我が家でも心の中でそっと祈りを捧げました。

広島に住む友人が「広島の悲しみ」と表現するこの日の出来事。そして、「そっと静かに祈らせてほしい」と訴えている。現地では全国から「この日」のために多くの人たちが集まってくる。そして、主義主張を訴えているそうです。街宣車も入り、またはノボリ旗を立てて集団で活動をしている人たちもいる。表現は様々、思想も様々・・・・。とにかく「静かに祈りたい」…私はその思いに寄り添いたいと思います。

さて、市内では昨日今日と各地域でお祭りやらイベントやら。聖蹟桜ヶ丘では子ども向けの映画祭があり、ラスカルが大活躍でした。ラスカルのアイシングクッキー、マドレーヌ、ベーグルなどなどかわいいお土産も販売されていました。永見夏子さんのイラストが展示されていましたが、タッチの一つひとつにやわらかさがあって、大好き。中学1年生の娘には「行かない。」と断られるわけですが、小さい子どもがいたら連れて行きたいイベントです。

同時開催で「せいせきみらいフェスティバル」のPRもかねたコーナーがあり。みんなでお絵かきできる楽しいコーナーでした。たま広報にも掲載されていましたが、「みなパ」を飾ろうという取組みの紹介もありました。9月17日日曜日は「せいせきみらいフェスティバル」「永山フェスティバル」「パルTAMAフェス」と市内3カ所で同時にお祭りが開催されるので、市内で盛り上げるための企画ですね。

ヴィータコミューネ7階のフリースペース。こうした場所が求められているんだなあと感じます。いつも人がいる。好き勝手気ままに過ごしている。ここに場所を求める老若男女…特定された人のための場所ではないところが魅力です。

それにしても市内各地域のお祭り。多摩センターの落合自治連合会と多摩センター商店会との合同で開催される夏祭りは…朝から夕方までと開催しており…裏方仕事を引き受けておられる皆さんの苦労やらには頭が下がります。規模が規模ですから…何と言うか、夕方からの開会に間に合わせるというわけではありません。警備はもちろんのことですが、「おもてなし」の準備は想像以上に大変なこと。サマーライブと称して、午前中からの催し。出演してくださるグループへの配慮についても、炎天下でがんがん日照りで暑すぎるパルテノン大通りですから…いろいろ大変だろうなあと思います。落合自治連合会には5自治会で組織されているそうです。夕刻からの盆踊りでは、それぞれ自治会ごとの婦人部のみなさんが、この日のために練習を重ねてこられた踊りが披露されます。「ぜひ、輪に加わって下さい」とのアナウンスもありますが…そうそう簡単に入れない・・・・。先日、地元の方に「踊り手の後継者を育てないと」というお話を伺っていたので、昨日は拝見できなかった踊りをしばらく見学させていただきました。

今日はパルテノン多摩でバレエの発表会が行われていることを知り、そちらにも足を運んでまいりました。大ホールはほぼ席が埋まっているような感じでした。他のホールでの発表会もいくつか見たことがありますが、やはりパルテノン多摩は「音がいい」と思います。「晴れ舞台なんだな」って思いました。

朝の祈りを忘れるかのような一日のスケジュールでしたが、帰宅してから、広島市長の宣言文を読みました。今年も多摩市から小中学生が8名、広島で祈りをささげていることでしょう。「ここで祈る」…私ができる唯一のこと、これからも忘れないように…。

夏祭りシリーズ…2017

ここのところ…マンションの夏祭りをずっとお手伝いしていて、他の地域にまわることがなかったのですが(と言っても、私はそもそも、祭り行脚をする活動スタイルは持ち合わせていないが)…今年は議長としてお招きただいたところに喜んで足を運んでおります。

連光寺にある「多摩ケアセンターそよ風」さんへ。今年で4回目の夏祭り。地域の皆さんに施設のことを知ってもらう一環としても開催されているようです。こじんまりとしていながらも、地元の消防団第一分団のみなさんも参加し、地元のお囃子部隊も参加して、とてもアットホームな会でした。三階副議長も私もはじめて参加させていただき、「こういうのもなかなかいいなあ。」と。やっぱり、こうした施設も地域の一員、そしてまた、何かの時には日常の関係性があればやっぱり持ちつ持たれつ頼れる場所でもありますね。とてもいい雰囲気でした。

マンションの夏祭り。建替え前の諏訪2丁目時代からずっと多摩太鼓さんが盛り上げて下さいます。今年はお手伝いできなくて…ごめんなさい。荒谷議員は変わらず焼きそば部隊でした。既にプロ並み!屋台が似合います。年々、子どもの参加人数が増えています。子どもたちの浴衣姿はかわいらしい。特に小っちゃい男の子の甚平姿…後ろ姿はたまらなくかわいいです。

いつもお世話になっているご近所のみなさんにお目にかかることもでき、ご挨拶をしておりましたが、それもままならず、多摩センターへ。それから、今年の焼きそばは昨年よりも肉が多めだった気がして、昨年の焼きそばよりもグレードが上がっているような気がして…食べたかったなあ。とにもかくにも行列なので、横入りすることもできず…こればかりは心残りです。

多摩センターのお祭りは、挨拶もないと伺っていたので、気楽だったはずが、到着直後に「では挨拶を!」と促され、「ええええーっ!」…となりました。多摩センターの場合にはどちらかと言えば広域から人も集まるような気がしておりましたが、やっぱり知り合いがいまして。挨拶中の写真が送られてまいりました。お恥ずかしい…。

多摩センターの落合地区(既存と呼ばれる地域)と言えば、松田議員…やはり消防団の制服で任務中。松田議員と一緒にいる姿を見かけることの多い歌舞伎役者風のお友だちと記念撮影をし、「みんななかよく」のキティちゃんの登場を待ちまして、その後…乞田貝取地域へ。もちろん、乞田貝取地域と言えば、常に常にお世話になっている増田議員。

「まるで、娘と同じ。」とおっしゃってくださるのですが、私の母と同い年ですから…まさに。乞田貝取の地域はニュータウンと既存地域をつないで融合する場所として、その中心だなと思います。増田さんからいろんな話を伺うわけですが、かつて「コモディイイダ」のある場所に「駅」の予定があったそうです。もし、そこに「駅」があったとしたら、永山と多摩センターと2駅にはならなかったかも…と思います。

先週末は午後から大雨に見舞われましたが、子どもたちのキャンプが行われたこの場所で今週はお祭り!…地域の人、すごい。結集するエネルギーとそこを束ねる力!青少年問題協議会の地区委員会の皆さんもいつもお揃いの赤ポロシャツを着用して参加。消防団の皆さんも子どもたち向けのお店!やっぱりヨーヨーつりは子どもたちに大人気!(私もやればよかった)

こうした場所で交流するんだなあとしみじみ。考えても見れば、連光寺でも多摩センターでもここ乞田貝取の地域でも…消防団の皆さんの存在。地域によりけりとはいうものの、消防団の皆さんの地域貢献をこうした場面でも身近に感じることができ、ニュータウンの団地内だけで生活していると見えてこない「地域つながり」を学んだ気がします。

それにしても私…石川都議もご一緒に増田議員の案内によりお祭りの灯りが消えるまで…ここで地元の方々とお話などをして過ごしましたが、あっという間のひとときでした。みなさんによくしていただいて、本当にありがたいです。

忘れてはいけないのは…東愛宕中学校からの参加!校長先生と多摩市の教育委員でもある原島先生とサポーターで市職員さんも参戦しての「あたごハニー」のブースです。いろんな方にご紹介したいなあと思ったので、ちょっと大人買い?

 

多摩センターは落合の夏祭りでは、「多摩」の盆踊りが披露されると聞いています。ですので、ぜひ見てみたい。それは明日に!

たまたま「多摩」か・・・・

今日は朝から来客続きで…夕方まで。途中、どこかで時間を見つけて、中学校PTA連合会の「高校説明会」に足を運びたかったのだけれど断念。ところが…西東京市の納田さおり議員が見学にいらしたそうで、「すばらしい取組みでした!」と大絶賛してくださるメッセージが届き、すごくうれしかったです!毎年大盛況とのこと。今年で14回目を迎えますが、優れたPTAの取組みとして全国表彰もされていたと思います。これも市民力。

さて、明日明後日と週末は夏祭りシーズン。多摩センターも櫓がしっかりと準備されておりました。キティちゃんも参加する多摩センターのお祭り。私も来賓としてお招きをいただいていますので、セレモニーに参加をさせていただきます。ここ例年はマンションのお祭りと重なってしまい、他の地域のお祭りは参加できていないので、今年は議長としてお招きいただいた場所場所をしっかりと楽しみ、そしてまた地域の方々からのご意見も伺えたらと考えています。

今日は…パルテノン多摩で「多摩ニュータウン×演劇プロジェクト」がありまして、市議会議員全員にも案内をいただいており、せっかくの折ですし、鑑賞をさせていただきました。それに先立ち、実は同じくパルテノン多摩の4階で「わかもの会議」が開催されていたので、雰囲気だけ見学にも行ってまいりました。わかもの会議は前回を大幅に上回る80名ほどの参加だったよう。大盛況で熱気にあふれておりました。

「カフェ的会話が未来をつくる」

コーディネーターの方のこの一言を聴けたのがホントに良かった。メモメモ…。

大学のゼミなどにも協力をいただきながら、人を募集しているそうですが、ほぼ市外の人…という構成になっているようで、「わかものを呼べる街」にするためのヒントを集め、そしてまた、ここに参加した「わかもの」のやりたいことを、「わかもの」にやってもらっちゃう!…企画。どんな発想が具現化していくか、展開されていくか楽しみです!

で、演劇プロジェクトの方ですが、まだ明日明後日と公演が残されているため、感想はあえて述べるのを控えます。でも、かなり高度で私のレベルでは単純に笑ったり、泣いたりはできなかったかもしれない。

 

たまたま「多摩」…。まあ、「たまたま」なんだろうな。私の人生は「たまたま」づくしなのでね。

これが「議長のお役目なんだな」と強く実感。

一昨日、出席した「多摩川架橋及び関連道路整備促進協議会」の要請行動で、さいたま新都心へ。国土交通省関東地方整備局へ行ってまいりました。今年度は多摩市議会議長は会計監事を仰せつかっているので。

電車で行ったほうが多分、楽かもしれない…と思いましたが、公用車で朝8時に市役所を出発し、約2時間ほどかけて到着。議長にならなければ行くことのない場所で、今まで一度も行ったことのない場所なので、これもまた勉強だなと思いつつ…。

大きなビルが立ち並び、立派でした。要請行動は促進協議会会長の高野府中市長と副会長の北浜稲城市議会議長と私、そして、各市の部長さんがズラリと並び、後ろには関係職員さんたちが控える中…行われました。道路部地域道路調整官の方に要請文を手渡ししただけの話です。調整官からは「ぜひ、財務省への要望をしっかりお願いします。ただ単に、橋梁など老朽化対応のみならず、発災時対応にも欠かせないインフラであることを強調してください。」とのアドバイス。実は、明日は高野府中市長をはじめとする事務局をやっている府中市の皆さんで財務省への要請行動をしてくださいます。整備促進に向けては「現場はしっかりと進めていきたいと考えているとはいえ、財務省はなかなか渋いんです。」と国土交通省の現場と財務省との間の折衝がなかなか厳しい…と調整官。

国の借金を思えば、そりゃ大変だろうな…と思いつつ、調整官の方からお話も伺い、約15分の面会時間は終了。一大仕事の終了となりました。

帰りの途中で公用車のドライバーさんと議会事務局長と一緒に昼食をとりましたが、市役所に戻ったのは14時ごろ。高野府中市長は「こうした地道な要請行動が大事ですから、これからも一つよろしくお願いします。」とのことでしたが、しかし、大変だなと。こうした要望要請活動を地方からも中央官庁のある東京までやってきて行っている全国自治体の市長さんや議長さんの苦労?を思えば、まだ、移動距離も短くて恵まれていると言えるかもしれませんね。

ある意味、今日はいつも以上に「議長のお役目」を感じました。行き帰りに4時間かけて、面会時間15分あまりという…それでもこうしてお伺いを立てるというか、要請をすることが重要なんだと…。

ところで、関東地方整備局の入居している合同庁舎に置かれた自動販売機のペットボトルや缶ジュースの値段が破格すぎて驚き。ペットボトルは80円、缶ジュースは80円…なぜこんなに安いんだろう?これが謎のまま帰宅したので、理由を知りたい。またいつか調べよう。今日は要請行動にプラスして「自動販売機に謎」を持てたので良し。しかし、くたびれた一日でした。

子ども施策の充実は未来への投資につながるはず。

子ども教育常任委員会で視察へ。行き先は足立区の「ギャラクシティこども未来創造館」と荒川区の「ゆいの森あらかわ」へ。もともと「ゆいの森あらかわ」に行く話が提案され、それなら、足立区も近いのでギャラクシティにも行けるのでは?…と思いセットにしたのですが、ギャラクシティの方は繁忙期過ぎて職員さんに対応いただくことはできなかったので、施設見学だけしてまいりました。

まずはギャラクシティへ。西新井駅からすぐの場所にあり、駅を降り立つと「こっちこっち!」「みえてきた!」「あといっぽ」と道路にペインティングされ、さらには併設するホールの催し案内のポスターもずーっと連なっていて・・・・。ギャラクシティを目的に駅に降り立った親子はきっとペイントをみただけでわくわくしてしまう感じ。ギャラクシティオリジナルのイラストもかわいい。

正面玄関入ると…いきなりこちらが目に入る!土日祝日と休み中に、体験ができるらしい。そして、こんな楽しい楽しい子ども基地のような場所。

箱根のピカソ美術館でもネットで遊ぶ遊具がありましたが、これはホントいい。子どもたちが思いっきりネットの中で遊んでいて、付添いの大人たちは見守っているという…。これは人気ありすぎて、この期間中は?時間制。小学生とそれ以下のこどもで分かれていたようです。体格を考えても、そのほうが安全策。

そして、これまた壁を利用して・・・・。子どもたちが本当に楽しそうににぎやかに身体を使って遊んでいました。施設内はとにかく子どもたちのわくわくが広がる空間になっていて、子どもたちの絵など作品もあちこちに飾ってありました。

ひしめくような親子連れの間を通過しながら、時々話も聞きながら・・・・。「大田区から来ました!」という親子もいました。おばあちゃんと孫の組み合わせで来場し、楽しむ姿。わくわくデスクで貸し出す体験キットも大人気!自分のお弁当を作るキットは特に人気がありそうでした。「ぼくのお弁当」「ママのお弁当」と親子の会話が弾み、「もう少し赤い色増やした方がきれいじゃないかなあ」とかママが子どもを促しており、まさに遊びながらの食育!

とにもかくにも一日滞在しても全く飽きることない場所。夏休み限定広場の子どもたちと一緒に制作。休みが始まって直後数日を利用して子どもたちが集まり完成させたようです。工作やお絵かきコーナーも大人気!

地域の子育て広場も入っていて、ベビーカーの子どもたちが安心してくつろげる場所(子どもガーデン)もありました。実際に施設を運営されている皆さんにお話を伺うことが出来なかったのは残念ですが、様子を見れば、運営者が努力していることが伝わるというか…。個人的には「子どもと創る」というコンセプトになっているところ、どんな取組みになっているのか含め、経過について再度ヒアリングに行けたらなと考えておりますが、運営は指定管理者になっていて民間事業者であることもまた考えさせられる視点の一つです。

子どもたちがまた来たくなるような場所をつくる。そのためにはやっぱり工夫が必要。施設そのものの魅力ももちろんですが、その中で行われている活動に魅力がなければきっとこんなに多くの人が引き寄せられない!…と思いました。

さて、荒川に移動する前に西新井の昭和レトロな喫茶店でランチ、これまた多摩市には見られないお店。喫煙コーナーの方が広いという・・・・。和食から洋食から軽食からと何でもそろうけれど、ファミレスは違う。こうした喫茶店で私が注文するのはやっぱり「トースト」。バターたっぷりで分厚いのが来ることを想像し、チーズトーストにしてみましたが、期待を裏切らない6枚スライスの3倍以上も厚みのあるトーストが届く。堪能しました。

その後、荒川区「ゆいの森あらかわ」(紹介映像)へ。3月末にオープンして4カ月余り。既に入場者は26万人を超えているらしい。図書館(中央館として)、吉村昭さんの文学館・子ども施設(一時預かり有)のある直営の複合施設です。今の時代に求められる図書館を中心とした「地域の拠点」が具現化している施設。運営経費は年間約5億円とのこと。また、建設費用などは土地購入費用も含め、全体では約90億円かかっているとのこと。正式な予算額などは区議会への報告も済んでいないので、その後なら教えられると言われたのには、クスッとなってしまいましたが。この館を支えるのは正規職員20名、それ以外57名で、図書館司書、学芸員、保育士と館内のサービスに合わせて多様な人材で構成されているとのこと。施設内容については、私がたまに読ませてもらう訪問記からどうぞ!

館内にはとにかく老若男女が集っておりまして。親子で一緒に机で勉強をしている姿はもちろんのこと、高齢者の方が眉間にしわを寄せながら調べものをする姿等など…。子ども専用のスペースにはキッズの遊び場も併設されており、「ついでの図書館」の感覚で利用されている親子も多く集まっているようにお見受けしました。

居心地のいい空間。テラスからはスカイツリー。区長や図書館づくりに熱心な議員さんがおられたとのことでしたが、何よりも驚くのは区長は毎日ここに足を運び、1階にあるカフェに立ち寄り、そして館内を見学したり、区民の方はもちろん職員の皆さんにも声をかけたりと・・・されているらしい。1日も休まずという…その何と言うか、施設に対する思いの丈を感じさせるエピソードですね。荒川にゆかりのある吉村昭氏の文学館についても、区長の熱意で実現した場所であるとの話。東日本大震災で事業が立ち止まるかもしれない状況にもありながら、「この施設だけはそのまま進めていく」とする区長の強いリーダーシップにより実現に至ったようです(10年かけての完成)。「やりきる!」情熱って凄いですね。それについて職員たちが動くというか…もともと西川太一郎荒川区長の剛腕ぶり、実力は私の耳にまで入っているくらいですから…。

蔵書については開架30万冊、閉架30万冊まで可能とのこと。今は開架、閉架とも15万冊程度だとのこと。あとは、気になるところではICタグを導入するかについては慎重に検討を重ねて、断念したという話し。あとは書庫についても自動ではないと伺いました。荒川区の図書館政策全体像まではお話が伺えなかったのは、「ゆいの森あらかわ」は単独で課になっていて、区内他5館は「地域図書館課」で別になっているからか・・・。荒川区は小中学校での読書活動でもかなり先進的に優れた事例があり、区全体としても「読書」に力を注いでいるイメージがあります。そうした流れもくみ、「ゆいの森あらかわ」が完成し、その中心に「子どものため」の絵本館があるのかもしれません。区長は「子どものための」をかなり強調していたそうです。

2つの施設を見て、思ったこと…。これだけの施設を運営するためにはコストはかかる。でも、子どもたちへの投資は必要だし大事。いきいきと遊んでいる子どもたち、ギャラクシティでもゆいの森でも…子どもたちが自由に過ごしている姿を見ると微笑ましい。そしてまた、公共施設の中ですから安心感も高い、世の中で回る用語でいうなら非常に「健全」ということになるかもしれない。この空間でいろんなこと感じて、考えて、学びあって・・・・。

パルテノン多摩の大規模改修への議論が進む中、多くのヒントを得られた視察になりました。しかし、東京の東部地区へ行くのも遠いですが、小田急線は多摩急行があまりにも便利すぎました。行きも帰りも座ることが出来て、良き睡眠時間を得られました。

陳情と要望に行動する夏。


来年度予算を見据えるなら、やはり今の時期が陳情するには最適とも言えるのでしょうか。「多摩川架橋及び関連道路整備促進協議会」の総会に出席してまいりました。これは市長と議長が会員に名を連ねている協議会であり、言ってみれば名称のとおり…多摩川にかかる橋梁の整備と道路整備を促進するために組織された圧力団体です。

下流地域から、狛江市、調布市、稲城市、府中市、多摩市、日野市、国立市、立川市…が会員自治体です。協議会の会長さんなど役員は持ち回りになっていて、今年度まで多摩市議会議長が会計監事をお引き受けしているようです。ちなみに会長は市長が府中市の高野市長がつとめていらっしゃり、種々雑多の事務を引き受ける事務局も府中市の都市整備部が担ってくださってます。こうした協議会などの「会長市」ともなるとその事務局もまわってくるので役所的には「業務増」になりますね…。一過性のものと言えば一過性ですが、それにしてもあれこれ段取りなど大変そう。ホントにおつかれさまですと思います。「自分の市以上に他市の市長やら議長に失礼があってはならない!」と緊張感高そう。

午後からの総会は京王プラザホテルで。総会内で東京都あるいは国交省に提出する要望事項の内容を確認し、セレモニー的に東京都に対し、要望書を提出させていただきました。

会員市8団体の市長と議長が雁首揃えるわけですから…。結構、仰々しいというか、空間的には重々しいですね。とは言え、そこで交わされる会話は和やかです。会長市の市長さんの雰囲気で決まるように思いました。

東京都への陳情行動を終えて、土屋正忠衆議院議員(武蔵野で名物市長さんだった)にご案内いただいて、国土交通省大臣への面会。もちろん、こちらも8市の市長と議長がうちそろいます。大臣室には20名の入室限定で。次々と大臣室には面会者がいるようで、私たち一行の前にも後にも・・・・要望などをされにいらしている人がおられました。

大臣室では石井啓一大臣がにこやかにお迎えくださいました。まずは要望書を提出し、各市市長がそれぞれ要望事項を直接訴えました。阿部市長は「関戸橋の架け替え工事がようやく着手されており、このまま円滑に工事終了するように財政面からも支援をしてほしい」と訴えました。議長団は市長の随行するだけな感じですが、その中でも特に私の場合…まるで市長の秘書のごとく(に見えるらしい)。

こうした地道な陳情行動にも支えられ、いろんな事業は動くのですね。「地域の要望を国につなぐ」…そのために国会議員のみなさんがいらっしゃるのだなあと…今まで以上に実感した経験でした。

明日は子ども教育常任委員会で行政視察。一日かけて、東京都東部まで出かける予定です!天気が心配だなあ。