2024年度 予算特別委員会②

備忘録だなあと思いつつ、今日一日の振り返り。今朝は大切な小さいお友達からピアノの発表会のお手紙をもらいました。うれしい。一週間がとても良いはじまりになった。ありがたい。

私は、去年より約450万増額し、ついに2千万円台になったシティセールスのこと、「子ども・若者の権利を保障し支援と活躍を推進する条例」系で作成されるという子どもが直接相談できる窓口を案内するリーフレット、永山橋公園にある集会所の解体工事、健康無関心層へのアプローチとして、アプリを活用してポイントを貯めたらご褒美をもらえる仕組みについて質疑しました。

財政に余裕がある状態とは言えない中にあって、数万円の予算だった確保するのになかなか大変な状態にある中、シティセールスの増額ってすごいですよね‥‥宣伝倒れにならないようにしなくては…ですね。子育て環境の良さを何よりのセールスポイントにしている多摩市ですが、実際に子育てする環境としては「悪くはないし、他に比べても、恵まれている」と私も思っています。ただ、暮らすためにかかる経費を考えると、若い世代が納得する多摩市内の住宅価格は意外とお高めであって、市外を選んだという声はよく聞きます。「いい家が見つからなかった。と。賃貸の場合、家賃はそこそこでも、どうしても、年数経ている住宅は全体的にも高齢化が進んでいて、活気がないことを気にされる方もいます…今後、住宅都市であるからこそ、住宅問題は課題としては重たくなっていくでしょうね。加えての人口減少を考えていくと、住宅がますます過剰供給状態になりそうな気もします。うちの近所でもURが賃貸住宅を建替え、多摩市が永山駅前の土地と交換した東永山小学校跡地でも、既に建替えの計画はありますが…。それなりに魅力ある住まいづくりをするためには、その周辺環境をどう整えていくかも大事。ここは市の役割大きいですね。

さて、公共施設はあることが目的ではない…。最近、このフレーズをよく聞きます。すべての公共施設は目的をもって作り、そして設置されてきたものばかり。今更ながらなのですが、「公共施設はあることが目的ではない」…がなぜこんなにも強調されるのだろう。むしろ、その意図を深読みしたくなる今日この頃。

私は公共施設が完成して、稼働し始めたころに存在していた「所期の目的」があるとして、それが達成できているかどうかは別の話しかもしれませんが、時代とともに「所期の目的」を達成するための手法がバージョンアップされていったり、リメイクすることがあっていいし、そうすることが必要な場合もある…って考えています。そもそも、必要性があって設置しているのが公共施設なはずで、不要な施設など存在しません(当時、もっと吟味していれば、急いでつくる必要がなかったものもあると思いますが)。ただ、「時代や環境」を無視することはできず、中長期的な視点を欠いてはならないと思いますし、人口増加に合わせてサイズを大きくしてきたとすれば、人口減少に合わせてサイズを小さくしていくことは当たり前と言えば当たり前かなと。

自分のくらしに当てはめて考えてみても、家族が多いときには部屋が多い方がいい、大きい家が良くて、たくさん人が乗れる車があった方がいいかもしれませんが…家族が減っていくにつれて、だんだんとサイズを見直していこうかな…と考える人も少なくありません。あとは、やっぱり収入、「お財布との相談」ですね。もちろん収入は一定でも、支出を増やさなければならないとして、その場合には「何かを削る」をするはずです。そういう意味で「身の丈に合った暮らし」をしていくこと、私たちは無意識のうちにしているのではないかなと思います。堅実に。私の考えは基本はそこ。

人口爆増するわけでなく、税収に大幅増が期待できるわけではないからこそ、改めて、これからの地域や社会のことを考えていかなければならない時代だって思っていますが、その認識はどうやら議会全体では一致できない感じですね。「人口減少、税収減少」を度外視しなければ、主張できないような発言もあったりするので、残念な気持ちになるものです。私は「今後、人口減税収減、財政が厳しくなるんだから、何でもかんでもやめてしまえ…」と主張しているわけではありません。現実を直視して、ちゃんと選択していきませんか?と思っているだけなのですけど。

そして、私たちがこれまで築いてきた社会的な価値があるとしたら、それはこれからも守っていく必要がありますし、まだまだこれからも継続的に発展させていかなければならないものもありますし、今から、ここから、創っていかなければならない価値もあるのだと思っています。そのこと前提にして、何ができるかを本当に考え直していなかければ、目の前で困っている人たちの支援、いわゆる福祉をもっともっと切り下げていく、もしくは、市民の負担増の方向にも舵を切っていかなければならなくなる…。まあ、国やらの方向が大幅に軍事費を削減したりして、その分を福祉に回します…地方自治体に回しますみたいになればいいわけですけれど。万博とか…。でも、それを待つのは気が遠くなるようなことと見込む…そうした現実を前にして、じゃあ、私たちは今、何ができる?どうする?を考えていかなければですね。

それにしても、健康無関心層へのアプローチとして、既存のアプリを活用してポイントをためる事業。でも、インセンティブが抽選です…というやり方っていかがなものでしょう。普通、一般的にも「インセンティブ」というのは頑張った人が頑張っただけ、ご褒美をもらえるようにしておく必要もあって、「公平性」というのはすごく大事な視点なのに。他の事例でも抽選で取り組んでいるところもあります…という話しでしたが、中途半端なインセンティブで参加者が増えないことが課題になっているところもあるはずなのに。違ったか?神戸市などでも抽選にしていますが、それは2段構えになっていて、まずは全員にインセンティブがあって、その先に、さらに抽選で賞品が当たります…みたいな感じだったはず。

まあ、1000人以上には参加してもらえるようにしていきたいし、そのために告知活動などもしていくようですが…仮に、ものすごく活用されて、インセンティブのために確保していた予算が足りなくなったとすれば、それってものすごいうれしい悲鳴で、「予算増額したらいいだけの話しでは?」と思います。健康無関心だった人が、健康づくりに一歩踏み出してくれるとしたら、そのことが将来の医療費削減などにつながる可能性もあるので、無駄にはなりませんね。あー、結局市長の「健幸都市の実現」へのやる気や意欲ってその程度のものなのか?!だから、残念。市長はあと2年間の任期の間に、何をやりたいのか‥‥優先順位をつけてほしい。

小さいお友達からの手紙は見てるだけで幸せになれるなあ。明日も頑張ろ。

 

そして、今日は東日本大震災から13年目。翌日は保育園の卒園式だったことも思い出します。そして、子どもたちの成長を喜ぶとかそんな気持ちではなく、とりあえず行事を終えられたことに胸をなでおろし…そのあとは。「原発…え?‥何?何があったの…」とニュースを見ていたことも。

2024年度 予算特別委員会①

朝起きたら…予想を裏切らない雪景色でもありましたが、すぐに解けてくれるだろうなと思う程度で助かりました。今日は、国際女性デーで、「女性の生きにくさ」のことを何となく頭に思い浮かべる瞬間もありました。

さて、予算質疑は総括質疑から始まりますが、大会派から順番に行われます。私は総括的に質疑をするなら一番最後のところで…と思っていますが、持ち時間の28分をどう使おうかなと考え中です。金額の多寡ではなく、一つひとつの事業から見えてくるその奥があるので、「それは何ですか?」程度の質疑では深められないことも多く。

今日は「市民に向けた市政の伝え方」を問題視し、「たま広報」の内容に対し、「誤ったメッセージを発しているのではないか」と主張されていた公明党のあらたにさんの質疑がとても印象的でした。先日のたま広報に掲載されていた来年度予算案についての記事に対する厳しいご指摘。歳入や歳出の円グラフの内容説明が不十分であることや、主要事業などの取組みについても市民が行政活動について正確に理解できるような説明にはなっていない…と。「間違い」はなくとも、表現の仕方が不十分であれば、「伝えていても伝わってはいかない」。「伝える」と「伝わる」の違いをご指摘されていたのだと思います。

これはとても大事な視点で、「市民目線」を忘れかけている?行政に対する投げかけとも言えます。ご尤もすぎる。ただ、一連の発言を聴いていて、暗に意味するところに「公明党、自民党がいてこその予算編成である。」ということ、チラチラって感じたのですが。国政や都政あっての市政であるとう主張かなと。

ここもまた、肝心と言えば肝心な点で。というのは、今は「地域のことは地域で決める時代」とか言われ、国、そして、東京都、それから多摩市…上下関係ではなく「対等」と位置付けられてから久しいわけですが、現実問題、実際には「上と下」の関係性からいまだ脱皮できていないわけですから。多摩市の政策に対する国や都の影響がいかに絶大であるのか…考えさせられます。国が「子どもまんなか」と言えば、自治体もこぞって「子どもまんなか」となることに顕著に表れている一事例としてホント、わかりやすい。

能登半島の地震にまつわり、改めて、防災や災害と女性問題を考える機会をいただいているのですが、多摩市の防災安全課には女性職員がゼロであるという事実は見逃せませんね。以前は女性職員さんもいらっしゃったのに、いつのまにか、居なくなっているなんて…。このあたりも、予算質疑の中で指摘しておく必要ありそうかなと思いながら、予算書眺めています。

3月になって、毎日があっという間で…もう上旬が終わってしまうなんて。早すぎる。「ほどほどにが大事」と言われて、ちょっとハッとさせられたり。週末は洗濯日和になるといいなあ。リースとか作れるかなと思いながら、そのまま放置したミモザ。ごめんね。

なかみの見えない「駅近」機能。本庁舎建替え。

本庁舎建替基本計画特別委員会でした。公式ホームページには特設サイトもあります。特別委員会の一員になっているのは、たまたま総務常任委員会に所属する委員だったから…なのですが、メンバー入りしている限りは、ちゃんと議論に加わり、前向きに議論を進めたり、市民のための協議を重ねる責任を果たさないとと思うものです。しかし、そのために必要な議論の材料が十分に示されているとは言い難い状況で、せっかく委員会を開いたところで、議論の深めようもない感じに終始しています。

まだ、基本計画ではなく、「基本計画の骨子案」を協議している段階であって、議論するために必要な材料の準備中なのかもしれませんが、こんな準備状況で、どうやって、基本計画、実施計画と今、示されているスケジュールにのっとって進めていくのか疑問です。

…と思って、帰宅したところ、「多摩市政策情報誌 vol14」がポストに投函されていて、ここにも「本庁舎建替え」に関する記事が掲載されていましたが、見開きページの右下のところには「旧多摩ニュータウン事業本部の建物解体工事の完了」についてのコラム。

「なぜ、この位置関係で掲載しているのかしらん?」と思ってしまいますが、日本医科大学多摩永山病院の移転については、先日の本会議、代表質問と一般質問に対し、「現在はまだ協議中。新型コロナウイルス感染症の影響を見極めるため一時中断を迫られた。その後、協議は再開したが、建設費の高騰等、様々な環境の変化から、現在はこれまでの計画を保留せざるを得ない状況。法人側では現在、様々な方策の検討を進めている。現時点で新たな病院の詳細や移転・建替えの時期について、具体的な内容は示されていない。」という答弁があり、さらに、病院側から今後の方針が示されない間、「空き地にしておくのではなく、資産活用していく方向。コインパーキングとして暫定活用していきたい。」という答弁がされていました。一体、今後、どうなっていくのでしょうね。いろいろと耳にする情報もあり、かなり移転建替え、厳しそうだと私は見ているのですが、現段階では「意向が示されていないから、わかりません」というのが市長の見解。

さて、話しを本庁舎の建替えに戻すのですが、現在地での建替えをするコンセプトとは「市民が、本庁舎へ行かなくていい」であって、身近なところで手続きができてしまう便利を実現しましょう…ということになっています。

以前、そのまた昔の昔は、それこそ「旧多摩ニュータウン事業本部の跡地」(日医大の移転予定地)が市役所移転先の候補地だったのにな…と今でも思います。土地の形状は病院にせよ、市役所にせよ、決して使い勝手良いとは言えませんが、駅前に市役所を移転させるとして、永山駅前は最適だと考えてきた私にとって、現状に照らし、もし日医大の移転が見込めないとすれば、あの土地に市役所移転することが望ましい。とにかく今、時代と共に人口も減少し、駅前が空洞化していく傾向にも歯止めをかけていく必要があります。他市でも駅前空洞化に対応し、駅前移転の選択をしているところもあり、私はそれもありだと考えてきました。特に多摩センター、永山…。ただ、市長の意向は「また別の方策で活性化をしていく」という考え。

それはさておき、とにかく現在地建替えの案では「駅近機能」の充実が示され、聖蹟桜ヶ丘の出張所、多摩センターの出張所、そして、ベルブ永山に拠点を設け、そこで各種手続きを含め、市民が便利に利用できるようにしていきましょう…ということなんですが、「便利に手続きができるってどういうものを考えているの?」とか、「そのために必要な床面積はどのくらい?」とか、具体的なことがほとんど皆無に近いほど示されておらず、わかっているのは、政策情報誌にもある通り、「定型的なもの。マイナンバーカードによる発行」、相談については「ちょっとした相談」「本庁舎とのオンライン相談」ということのようですね。

しかし、ここでもまた、「その定型的なものって何?」「マイナンバーカードによる発行はコンビニでもできますよね?」とか、あるいは「ちょっとした相談って何?」ということすら、全く見えてきません。

ちょっとした相談というのは、オンラインで手続きができるようにして、もしわからない人がいたら、ブースを設けて、そこで本庁舎とモニターとかでつないで相談ができるようにする・・・・みたいなこと?…

想定しているのは、銀行のオンラインブース風?今でも、駅前などの銀行ATMで、困ったときに「もしもし」と電話ができるようになっていますが、それと同じようなこと?でちょっとバージョンアップで「モニター画面」があって、職員さんが直接応対するということなのか?

銀行のオンライブース、体験したり経験したらわかるのですが、決して便利とは言えません。しかも、高齢者ともなると、ホント、大変になります。耳も遠くなったりすると、それこそ…簡単ではありません。画面越しというのは。市役所で仕事をしている現役世代には、私も含めてですが、たぶん、想像して想像しきれないのが、歳を重ねるということではないのか…とも思うのですが。これからはインターネットに慣れ親しんだ世代が歳を重ねるので問題はないと考えるのもわかるのですが、私はそうでもなさそうだなーと思ってみたりするのです。

いずれにせよ、政策情報誌によると「オンライン、駅近、本庁舎」ということで、市民サービス全体の提供スタイルの方向性が示されていますが、肝心な「駅近機能」の内容が漠然とし過ぎていて、「これで、一体何をどうするんだ!」…と思います。何をやるのか、よくわからないまま、このまま議論を進めてしまっていいのかしら?

また、京王多摩センター駅の高架下にある「多摩センター駅出張所」については、今でも手狭ですし、あの場所で何をどう充実することができるのかも疑問。また、ずっと賃貸していくつもりなのかどうかも…「一体、何をどう考えているのか?」という疑問は議員全員が心の中でモヤっとしている点ではないかと思います。もちろん、「駅前の充実」のために、必要な工事があって、それは聖蹟桜ヶ丘の出張所、ベルブ永山で実現したい「駅近機能」についても「大規模改修工事のタイミングで」となるそうですが、そこに必要な工事をどう想定して、どの程度の予算を見込むのかとか、きちんと明らかにできるのか。

 

「焦り。」

 

以前から、市長が「令和11年度から新しい庁舎を稼働させる」と発言していることから、そこをめどにして議論をしているんだなと思いますが、このまま単に時間に追われただけの見切り発車的に取組みが進んでいって(強行されているようにも思う)、本当に良いのでしょうか。結局、すべてのツケは市民が背負うことになるのです。そしてまた、市役所建替えの事業費についても約123億円となっていますが、これは一年前の試算になっていて、グリーンライブセンターの大規模改修工事が1年で3割も値上がりしたわけで、そのこと念頭に考えれば、「約200億円規模」が目の前チラつきます。市長は「すべての公共施設を維持しきれません」と公言しておきながら、それとは相反するような行政活動を進めているような気がしてなりません。まずは、その矛盾を正していくことを優先してほしいのですが、施政方針の言葉を借りれば「走りながら、ブラッシュアップして考える」になるのかもしれませんね。「ブラッシュアップされているのか?これは?」という渦が広がる傾向がありますが。

 

このまま黙ってしまうと、将来への「ツケ」がみるみるうちに膨らんでいくのではないかと危惧しています。これから私たちが避けて通れない超高齢化、人口減少・・・・今に始まったことではありませんが、もう一度、向き合うべき現実を直視した対応をしていくことが求められる。市長には「未来を担う子供や若者たちのビジョンをしっかりと次世代につなげられるよう、一人の大人として市長として責任を果たしていきたいと考えています。」という姿勢をもう一度確認してもらいたいものです。

雪と雨と…晴れと。

今日は休会。昨晩からの雪、そして、朝からのしとしと雨と…とても冷え込んだ朝のように思いました。パルテノン多摩にあるオリーブで子ども向けの催しがあり、覗いてきました。

せっかくなので中央図書館経由で。雨なのでいつもよりは来館者は少なめなのかもしれませんが、それでも、乳児を抱っこしたママともすれ違いましたし、もちろん、地域図書館のようにご年配のみなさんもいらしてました。昨日、中央図書館関連の補正予算のところで指摘をしたのですが、いまどき…図書館の座席予約システムが導入されていないなんて…とずっと気になっています。何しろ、朝から座席取りのための行列…とくに土日など学校が休みの時には…。そして一回座席を取れば、あとは途中でちょっと席を外したとしても、一日中使えるというわけで‥‥「そりゃ、使えない人からすると、不公平感生じるな…」と。Wi-Fi含み光熱水費使い放題と言ったらなんですが…まあ、とてもよき勉強場所になっていて、「中央図書館ができて図書館活用を始めました!」というユーザーもいることでしょう。図書館の本などに見向きもせず…というケースも多そうですが、それでも、この場所に来て、ふと目に入る光景の中に「書籍のタイトル」はあると思うので、それはそれで良いかなとも。

中央図書館ってどんな場所。そして、ここで、何ができるの。何がしたい?…今、「図書館デザイン会議」をやっていて、自分が参加しちゃうのは気が引けるので、見学だけしている状態なのですが、私は図書館と公園とパルテノン多摩をつないでイベントができたらいいなーと思っていて、考えてることいくつかあります。次回は今週土曜日で最終回なのですが、さすが、講師を務めてくださっている岡本真さんのナビゲートによって、参加者は次回は自分の想いを「企画書」として起こしていくことが予定されているので、とても楽しみ。私もすごくたくさんの学びをいただいています。

 

そして、何よりも、これまで1回目2回目実施のデザイン会議の内容がほぼリアルタイムに近く、速効、図書館ホームページにアップされているという気合いがすごい。この素早さというか、岡本さんも驚いておられましたが、意気込みを感じると同時に、担当している職員さんがしっかり仕事していること、市民にも伝わっていると思います。

 

岡本さんは開館したばかりの図書館は3年は同じメンバーでしっかりと立ち上げて、次につながるかたちにすることが必要だとおっしゃっていたように、多摩市の中央図書館についても、オープンしてからの3年間が勝負になっていくのでしょうね。図書館行政をどれだけ重視しているか、そしてまた、私は中央図書館の頑張りが多摩センターの浮沈にも大きく関わっていく気がしています。中央図書館の職員さんたち、日々、いろんなことが起きていると思いますし、大変だと思うのですが、頑張ってもらいたい。この間、2回目のデザイン会議に出席されていた市長が「図書館は直営にこだわりたい」って強調されていましたが、「直営にこだわるからこそ、図書館行政全体のあるべき姿についてきちんと結論を出してほしい」と思うんですけど、私は。

今日も、見学にいらしていたグループの方を案内する職員さんの姿を見ることができました。多摩市の中央図書館にいらしてくださった皆さんに、この場所の魅力を生き生きとして伝えることができますように。新しい図書館が開館して、そこに集まる注目と期待と。公園を破壊してまで建設した図書館なので、私はこの場所で「多摩市の図書館ここに在り」になってもらえるように応援していくつもりです。

 

それにしても、寒空下の公園というのは寂しさあふれる場所ですね。多摩中央公園については工事が遅れているようで、この雨の中でもカッパ着用にて、作業員の皆さん、ひっきりなしに動いておられました。建設業界にも2024年問題がが押し寄せてきますので、その中で、今後の工事の行方がどうなっていくか、実はちょっと気にかかります。予定通りに滞りなく、そして、間違いのないというか、ていねいに工事してもらえるといいなと願うばかり。

正午に近くなり、雨が上がってきたのでよかったなと思いました。雨の中でも作業するって、やっぱり過酷。自分はそうしたことやったことがないので。「仕事」とはいえ大変だと思います。雨の中で、ずっと交通整理しているガードマンさんたちを見ていても、いつもそう思いますし、風雨激しくても、ごみ収集にまわってくださる作業員さんとか。

さて、パルテノン多摩のオリーブは、こんな雨の中であっても満員御礼。広場の安全確保などもあり、利用者の数を一定、制限しているのですが、順番待ちをしている親子もいたり。ここに来るのはどうしてなのか。何が魅力的なのか。お天気悪いのに来場するって、私にとっては「すごいな」って思えることなので、直接尋ねてみたい気持ちにもなりましたが、今日のところは遠慮しておきました。催しがない限り、静まり返っているパルテノン多摩の中は、雨の日だと沈んでいるようにさえ感じるのは先入観かもしれませんが、とにかくオリーブだけがにぎわっていて、救われる思い。公園側の工事も終われば、もっと、過ごしやすい一角になるだろうなと思うだけで、うれしい。

そして、オリーブはただ広場を開放しているだけはなく、週に数回、ほんのちょっとの時間を活かして、いつもとは違う体験や経験、違う過ごし方を楽しめる工夫がされていて、とってもいいなと思います。今日の「歌と手遊びなどのワークショップ」もそんなひとときだったのではないでしょうか。運営している事業者さんたちの努力を感じますし、とにかく、来館している親子たちへの目配り、気遣いなどに関心するばかりでした。

すっかり、私も気分転換ができて、また明日からの議会活動。明日は、多摩市役所本庁舎建替基本計画特別委員会で、その翌日から、来年度予算審議がはじまります。

2024年第1回定例会 本会議6日目

この時期はやっぱり、ミモザですね。春のエネルギーをチャージしてくれる感じ。ミモザ色、好きだなあって思います。大きな木があることを知ったので、わざわざ見に行ってしまいました。ミモザは大きくなるんだなあとしみじみと木を眺めるひととき。

今日は補正予算の審議が中心で、あとは人事など即決案件について議決が行われ、その後、来年度予算他、市長の提案説明がありました。補正予算については、グリーンライブセンターの建設工事費が約30%増になっているとか、多摩中央公園の工期が遅れているとか、公園駐車場の一部有料化に向けた計画について内容を一部見直すとか…公園緑地課が関わる内容が目につきましたが、今さら、反対することも難しいなかみだと判断。補正予算そのものには賛成しました。

「グリーンライブセンター」については、恵泉女学園大学の閉学に伴い、「大学と市民、行政」の三者連携で運営してきた仕組みそのものは一旦解消すべきですし、仕切り直していくべきですね。これまでの運営実績、あるいは蓄積は蓄積として、もちろん次につないでくことは必要ですが、何となくで今までをずるずる引きずるような格好で存続していくことは「良くない」と感じています。この場所が多摩中央公園のリニューアルとともに、再出発するためにどうあるべきか、どうしていくことが良いのか、改めて考える機会にしていくことが市民のために最善であると私は感じています。

やっぱり、きちんとゼロベースで捉えていく視点は欠かせないと思うのです。そして、一つひとつ、市の事業を点検するとか、振り返る時…わかりやすく言えば、「そこに、既得権はないのか」を見ていくことはとても大切な視点です。市民に公平に公正に開かれていること、開かれていくことこそ必要なこと。あらゆる市の取組みや事業についてあてはめていくこと。もちろん、既得権という表現が相応しくない、当てはまらないもの、馴染まない場合もあると思います。もちろん、「それって、ちょっと違う気がする」と言い出すというのは、ある意味、とても勇気のいることであって、黙って見過ごしていれば、良いだけ…の話しのほうが多いのかもしれませんね。ただ、「これって、どう思う?」を数名に話してみて、「違和感ある」と同意してもらえることについては、きっとその意見を表明することの方が大切。そうしなければ、「意見はなかった」ことにされてしまうので。例え、何も状況が変わらなかったとしても、「意見が無かった」と「意見があった」とでは大違いじゃないのかなと…最近、いろんな場面で感ずることが多いのでした。

「グリーンライブセンター」の活動については、その運営に重ねられてきた苦労とは…いかばかりか…と思ったりもします。当事者でなければわからないことだらけでしょうね。とは言え、これからは、「みどり」だけに特化せず、環境全般にも目を向けた「学びの拠点」にしていく考え方が打ち出されたので、「仕切り直す」ことのほうが良いはずです。

そんなわけで、明日は休会になりました。夜は「東京らしい、べちゃべちゃな雪」が降ってきて、とても冷え込みました。帰宅したら、待ちに待っていた本が届いていました。

「狭山丘陵に河童の住む里川をつくる」…北川コモンズの再生と市民の物語。

 

まさに、市長が言う「コモンの再生」を理解するにぴったりの一冊になりそうかなーと。

2024年第1回定例会 本会議5日目

週明け、本会議は5日目。一般質問の最終日でした。大事なことがたくさん指摘されて、本当にモリモリやることだらけだなあと感じさせられました。それをやりこなすことのできる財源が一番の問題で立ちはだかる壁という感じです。国や東京都からの財政的な援助があるにしても、やっぱり税金。市長もは「課題が山積している」とおっしゃっているのですけれど、いつの時代も課題が山積しているのは今と変わらず同じことではないのかなって思ったり。

改めて…というか、今日、すごく意識的に聞いてしまったのですけれど、市長は答弁をするときに「~…だと思っています。でも、一方で~…」ということで、「こういう考えもあるけれど」、それとは別にまた「こういう考えもあって」…という紹介の仕方をされるんですね。例えば、街路樹についても「切ってほしい」という意見もあれば、「切らないでほしい」という意見もある…のごとく。

そりゃそうなんですけれど、「でも、あなたはどうしたいんですか?」…ということが問われている場面で、いろんな意見があることを紹介されてもな。特に街路樹管理のことで言えば、ホント、「安全第一」「安全優先」にしなければならないので、反対の声があったにせよ、「伐採する」という一択しかない場合もあるのでは?ということです。いろんな意見があるからと、迷っている間に、倒木したりしたらホントに大変。

今日の質問では、白田さんが、街路樹などの管理も含めて、これから今あるものをメンテナンスしていかなければならない、大切にしなければならないという観点から、質疑をされていたのですが、市長はそれに対し「全くご指摘通りです」と。それに対し、「それなら、しっかりと予算というかたちで、表してほしい」と白田さんがピシッと指摘されていたとおり。

さて、土曜日に「パークライフショー@多摩中央公園」に行ってきました。それなりに人が集まっていたように思いますが、「ここにしかない」「ここでしかない」という企画がもっと集まってくると良いのになあという印象です。3回シリーズの「図書館デザイン会議」で「多摩センターに来なければ、食べることができない食事」という話しが出ていたのですが、まさにそれと同じこと。公園活用の社会実験はもう今や珍しいことでもなく、「多摩中央公園だからこそ」をもっと開拓していかないといけないんだろうな。私も次々とアイデアが出てくるタイプではありませんが、以前、「公園にサウナをつくっちゃおう」っていう企画をしたことがあり、それが、コロナのおかげで没になってしまったことは本当に残念。また、いつかチャレンジしてみたいなー。

「まちづかい」という言葉をキーワードにしつつ、多摩センターの活性化方針も考えられているようですが、そのめざす先には何があるのかなあとか、考えつつ、改修工事途中の公園のガイドツアーなどにも参加してきました。

 

公園の大規模改修工事については、近所の諏訪北公園の改修工事でもその様子をほぼ毎日、目にしていたとはいえ、やっぱり、多摩中央公園となるとその規模が全く違う。こうやって、工事が行われていくんだなと見せつけられたわけであって、まじまじと重機やらを見ていると、大規模改修というよりも、なんか、新しい公園をつくるくらいの勢いがあるなと思ったのでした。そりゃ…「お金もかかる」と妙に納得させられるというのか。新しいことを始められるような余裕はないはずで、特に、多摩市といえば「公園・みどり」という都市環境を守り抜くことさえもなかなか困難な時代に入っていくと思っています。

「賢く縮む」

人口減少時代を見据えて、行政活動もそのサイズを最適化していきましょう‥‥ってことも、最近はめっきりと聞かなくなってきた…なぜ?

 

明日は補正予算の審議があります。いくつか気になるところがあるので、質疑する予定。

2024年第1回定例会 本会議4日目

さて、どれから食べようかなー…と迷ってみて、「りんご」を選んでみたのは、自分だと絶対選ばないなーと思ったから。ちょっと洋風な感じもして、そうだ…と半分食べた過ぎからバターをつけて食べてしまう。これもまた、美味しい。ちょっとした冒険。やっぱり「食べる」って楽しい。おいしい!をシェアしてくださる頂き物には本当に感謝。

 

本会議も4日目。味気なく終わらせてしまった一般質問のことは、もうすっかり忘れないとと思うのに、補正予算とか来年度の予算書とかを見ながら、「市長がやり遂げたいことって何なんだろう‥‥」ってリフレインしているという。市長が「これがやりたい」がないのに、それでも業務が滞りなく進んでいくのは、行政計画があって、それに則って粛々と業務運営が遂行しているからでしょうね。

 

今日の質問で伊地智さんが「街路樹」のことを取り上げていました。市の維持管理がなかなか行き届いていないのではないか、例えば、弱った木が放置され、倒木などの危険性が高くなっているものもあるとの指摘には頷けるわけですが、結局、思うようなメンテナンスができていないのは予算との兼ね合いでしかありません。街路樹を一本でも多く手入れするとしたら、やっぱり、どこかから予算を融通しなければならない。担当所管は「もっとちゃんとメンテナンスなどしていきたい」と思っているはず。言われなくともわかっていることなんだろうな‥ってますます感じるようになっています。「やりきれない」。それこそ、議会の私たちにも突きつけられている課題とも言えます。限られた予算をどこにどう分配していくか。予算編成や予算調製をするのは市長なんだから、「どうするのかは市長次第」と言えばその通りなのですが。

 

予算を増やしてほしい、新しい事業をやってほしい‥‥同時に、既存の事業を見直したり、廃止もセットで考えていくしかない時代だと思っているのですが、「そうでもないのかなあ」と感じさせられること多々あり。でも、現実は…、とにかく物価高騰がすさまじい。グリーンライブセンターの大規模改修工事も何と試算し直しで1年前よりも3割増しとか!今あるものを大事に守り、維持していくだけでも相当大変になることが目に見える。これはマズいぞって私は思っているのです。

 

 

そういえば、篠塚さんの質問のやり取りで、永山駅前に取得した病院移転用地ですが、病院の移転が保留になっている状況のなか、土地をそのまま置いておくわけにもいかないという判断で暫定的にコインパーキングとして活用する予定という答弁がありましたが…。駅前の一等地を遊ばせておくわけにはいかないとはいえ、暫定利用というのは、暫定的なわけだから、「いつからいつまで」ということになりますね。詳細はまた明らかになるのかもしれませんが、雲行きの危うさをモヤモヤと感じて仕方がなく。3月になった。また、1つ歳を重ねることになるなあ。