2024年第1回定例会 本会議6日目

この時期はやっぱり、ミモザですね。春のエネルギーをチャージしてくれる感じ。ミモザ色、好きだなあって思います。大きな木があることを知ったので、わざわざ見に行ってしまいました。ミモザは大きくなるんだなあとしみじみと木を眺めるひととき。

今日は補正予算の審議が中心で、あとは人事など即決案件について議決が行われ、その後、来年度予算他、市長の提案説明がありました。補正予算については、グリーンライブセンターの建設工事費が約30%増になっているとか、多摩中央公園の工期が遅れているとか、公園駐車場の一部有料化に向けた計画について内容を一部見直すとか…公園緑地課が関わる内容が目につきましたが、今さら、反対することも難しいなかみだと判断。補正予算そのものには賛成しました。

「グリーンライブセンター」については、恵泉女学園大学の閉学に伴い、「大学と市民、行政」の三者連携で運営してきた仕組みそのものは一旦解消すべきですし、仕切り直していくべきですね。これまでの運営実績、あるいは蓄積は蓄積として、もちろん次につないでくことは必要ですが、何となくで今までをずるずる引きずるような格好で存続していくことは「良くない」と感じています。この場所が多摩中央公園のリニューアルとともに、再出発するためにどうあるべきか、どうしていくことが良いのか、改めて考える機会にしていくことが市民のために最善であると私は感じています。

やっぱり、きちんとゼロベースで捉えていく視点は欠かせないと思うのです。そして、一つひとつ、市の事業を点検するとか、振り返る時…わかりやすく言えば、「そこに、既得権はないのか」を見ていくことはとても大切な視点です。市民に公平に公正に開かれていること、開かれていくことこそ必要なこと。あらゆる市の取組みや事業についてあてはめていくこと。もちろん、既得権という表現が相応しくない、当てはまらないもの、馴染まない場合もあると思います。もちろん、「それって、ちょっと違う気がする」と言い出すというのは、ある意味、とても勇気のいることであって、黙って見過ごしていれば、良いだけ…の話しのほうが多いのかもしれませんね。ただ、「これって、どう思う?」を数名に話してみて、「違和感ある」と同意してもらえることについては、きっとその意見を表明することの方が大切。そうしなければ、「意見はなかった」ことにされてしまうので。例え、何も状況が変わらなかったとしても、「意見が無かった」と「意見があった」とでは大違いじゃないのかなと…最近、いろんな場面で感ずることが多いのでした。

「グリーンライブセンター」の活動については、その運営に重ねられてきた苦労とは…いかばかりか…と思ったりもします。当事者でなければわからないことだらけでしょうね。とは言え、これからは、「みどり」だけに特化せず、環境全般にも目を向けた「学びの拠点」にしていく考え方が打ち出されたので、「仕切り直す」ことのほうが良いはずです。

そんなわけで、明日は休会になりました。夜は「東京らしい、べちゃべちゃな雪」が降ってきて、とても冷え込みました。帰宅したら、待ちに待っていた本が届いていました。

「狭山丘陵に河童の住む里川をつくる」…北川コモンズの再生と市民の物語。

 

まさに、市長が言う「コモンの再生」を理解するにぴったりの一冊になりそうかなーと。