雪と雨と…晴れと。

今日は休会。昨晩からの雪、そして、朝からのしとしと雨と…とても冷え込んだ朝のように思いました。パルテノン多摩にあるオリーブで子ども向けの催しがあり、覗いてきました。

せっかくなので中央図書館経由で。雨なのでいつもよりは来館者は少なめなのかもしれませんが、それでも、乳児を抱っこしたママともすれ違いましたし、もちろん、地域図書館のようにご年配のみなさんもいらしてました。昨日、中央図書館関連の補正予算のところで指摘をしたのですが、いまどき…図書館の座席予約システムが導入されていないなんて…とずっと気になっています。何しろ、朝から座席取りのための行列…とくに土日など学校が休みの時には…。そして一回座席を取れば、あとは途中でちょっと席を外したとしても、一日中使えるというわけで‥‥「そりゃ、使えない人からすると、不公平感生じるな…」と。Wi-Fi含み光熱水費使い放題と言ったらなんですが…まあ、とてもよき勉強場所になっていて、「中央図書館ができて図書館活用を始めました!」というユーザーもいることでしょう。図書館の本などに見向きもせず…というケースも多そうですが、それでも、この場所に来て、ふと目に入る光景の中に「書籍のタイトル」はあると思うので、それはそれで良いかなとも。

中央図書館ってどんな場所。そして、ここで、何ができるの。何がしたい?…今、「図書館デザイン会議」をやっていて、自分が参加しちゃうのは気が引けるので、見学だけしている状態なのですが、私は図書館と公園とパルテノン多摩をつないでイベントができたらいいなーと思っていて、考えてることいくつかあります。次回は今週土曜日で最終回なのですが、さすが、講師を務めてくださっている岡本真さんのナビゲートによって、参加者は次回は自分の想いを「企画書」として起こしていくことが予定されているので、とても楽しみ。私もすごくたくさんの学びをいただいています。

 

そして、何よりも、これまで1回目2回目実施のデザイン会議の内容がほぼリアルタイムに近く、速効、図書館ホームページにアップされているという気合いがすごい。この素早さというか、岡本さんも驚いておられましたが、意気込みを感じると同時に、担当している職員さんがしっかり仕事していること、市民にも伝わっていると思います。

 

岡本さんは開館したばかりの図書館は3年は同じメンバーでしっかりと立ち上げて、次につながるかたちにすることが必要だとおっしゃっていたように、多摩市の中央図書館についても、オープンしてからの3年間が勝負になっていくのでしょうね。図書館行政をどれだけ重視しているか、そしてまた、私は中央図書館の頑張りが多摩センターの浮沈にも大きく関わっていく気がしています。中央図書館の職員さんたち、日々、いろんなことが起きていると思いますし、大変だと思うのですが、頑張ってもらいたい。この間、2回目のデザイン会議に出席されていた市長が「図書館は直営にこだわりたい」って強調されていましたが、「直営にこだわるからこそ、図書館行政全体のあるべき姿についてきちんと結論を出してほしい」と思うんですけど、私は。

今日も、見学にいらしていたグループの方を案内する職員さんの姿を見ることができました。多摩市の中央図書館にいらしてくださった皆さんに、この場所の魅力を生き生きとして伝えることができますように。新しい図書館が開館して、そこに集まる注目と期待と。公園を破壊してまで建設した図書館なので、私はこの場所で「多摩市の図書館ここに在り」になってもらえるように応援していくつもりです。

 

それにしても、寒空下の公園というのは寂しさあふれる場所ですね。多摩中央公園については工事が遅れているようで、この雨の中でもカッパ着用にて、作業員の皆さん、ひっきりなしに動いておられました。建設業界にも2024年問題がが押し寄せてきますので、その中で、今後の工事の行方がどうなっていくか、実はちょっと気にかかります。予定通りに滞りなく、そして、間違いのないというか、ていねいに工事してもらえるといいなと願うばかり。

正午に近くなり、雨が上がってきたのでよかったなと思いました。雨の中でも作業するって、やっぱり過酷。自分はそうしたことやったことがないので。「仕事」とはいえ大変だと思います。雨の中で、ずっと交通整理しているガードマンさんたちを見ていても、いつもそう思いますし、風雨激しくても、ごみ収集にまわってくださる作業員さんとか。

さて、パルテノン多摩のオリーブは、こんな雨の中であっても満員御礼。広場の安全確保などもあり、利用者の数を一定、制限しているのですが、順番待ちをしている親子もいたり。ここに来るのはどうしてなのか。何が魅力的なのか。お天気悪いのに来場するって、私にとっては「すごいな」って思えることなので、直接尋ねてみたい気持ちにもなりましたが、今日のところは遠慮しておきました。催しがない限り、静まり返っているパルテノン多摩の中は、雨の日だと沈んでいるようにさえ感じるのは先入観かもしれませんが、とにかくオリーブだけがにぎわっていて、救われる思い。公園側の工事も終われば、もっと、過ごしやすい一角になるだろうなと思うだけで、うれしい。

そして、オリーブはただ広場を開放しているだけはなく、週に数回、ほんのちょっとの時間を活かして、いつもとは違う体験や経験、違う過ごし方を楽しめる工夫がされていて、とってもいいなと思います。今日の「歌と手遊びなどのワークショップ」もそんなひとときだったのではないでしょうか。運営している事業者さんたちの努力を感じますし、とにかく、来館している親子たちへの目配り、気遣いなどに関心するばかりでした。

すっかり、私も気分転換ができて、また明日からの議会活動。明日は、多摩市役所本庁舎建替基本計画特別委員会で、その翌日から、来年度予算審議がはじまります。