6月議会本会議5日目 一般質問

全国市議会議長会より…永年勤続表彰が。こうした表彰は今まで辞退してきましたし、別に要らないかなとも思ったのですが、「せっかくだから、もらってみたら?」とも言われまして、どんな感じなのかな…というちょっとした興味本位もあり、表彰状と記念品を受け取りました。議員歴40年以上で折戸さん、30年以上で橋本さん、橋本さんは副議長4年以上…にも該当していたので表彰状2枚と記念品のバッヂも2つ。そして、20年以上に藤原さんと私、10年以上に篠塚さん。それぞれ、三階議長から表彰状をいただきました。

折戸さんの記念品は私の受け取った記念品のバッヂよりも一回り大きい。そしてまた、花びらもシルバーで、私たちのはゴールド…という違い。私の議員歴をお持ちなので、昔の多摩市議会は…というエピソードなども伺うことがあるのですが、古き良き時代かどうかはわかりませんが、とてものんびりした議会運営が行われていたようで、本会議があっても、登庁し、出席ランプをつけて、議席に座って名札を立てたら、しばらくして離席してそのままフェードアウト‥‥なんてこともあったようです。今では考えられないことですが。

さて、一般質問も最終日でしたが、今回は「旧統一教会」が尾根幹線沿いに取得した土地に関連した質問が多かったですね。それだけ注目されているとも言えますが、仮に、私たちの住む多摩市から撤退となったとしても、その先どうなるのか?の方が気になります。国がその行方を握りしめていることだけは確か。今、私たちの声を届けていくことが大切。連絡会のみなさんが、署名活動を継続しています。オンライン署名もできますので、市外在住でも署名することが可能です。賛同されるみなさん、どうぞよろしくお願いします。

本間議員が不登校問題を取り上げていて、「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」のことを話題にされていました。ちょっと勉強しないといけないなあ。これに関して、文科省から通知が発出されていますが…「学校風土の『見える化』」について、文科省が「見える化」をするためのツールなどを整理すると書いてあり、私としてはそこに目が行きましたが。

もう6月も中旬が過ぎましたね。そして、今日はぐんぐん気温も上昇で、週末も晴れやかになりそう。早起きしても真っ暗ではなく、明るくなる時刻も早くなり、いい季節になってきました。ありがたいことです。

6月議会本会議4日目 一般質問

昨日は全国市議会議長会の総会があり、休会でしたので、今日は本会議4日目。一般質問です。公明党の渡辺議員から「連光寺六丁目農業公園」のことが話題になり、その後、飯島議員からも同じことが話題に上りました。渡辺議員からも飯島議員からも、もちろん後押しする立場での質問でして、それはそれで私ももちろん否定はしませんが、はっきり言って、じゃあ、そのためにどうやって財源を確保し、万人に開かれた「公園」にしていくのかっていうところがポイント他なりません。

今のところ、東京都の里山保全のガイドラインに従い、法令順守にて、当該地で仮にたくさんの農産物が収穫できたとしても一般に販売することはできません。篠塚議員も渡辺議員も、農業公園で収穫したものを一般に販売することで、公園運営に必要な維持管理費の一部に充てるようにしていくべき…という主張をされていて、私も東京都と交渉することで、収益確保につながる道筋ができるなら、それもありかなと思っているものの…しかし、必要な維持管理費の足しになったらいいですが、それほどの収益確保につながるかと言えば‥‥期待するほどに大きな財源にはならないと考えていて、やっぱり、中途半端にならないで農業公園をやるとなれば、市が一定、税金を注ぎ込むしかないでしょう…と思っているのです。

里山保全をするための手段として「農業公園」にするわけで、「農業に親しむ」とか「農業を守る」とか…そこが主目的ではないことを念頭に置き、「環境配慮型農業」「環境保全型農業」でやっていくわけで、いわゆる除草剤などを使用しながら、効率よく農業生産をやっていくような場所にはなりません。私も農業の専門家でもないですし…ということですが、やっぱり「土を育てる」なんだろうなあと思っています。環境再生型農業…これが求められていると思っています。収穫するより前にやるべきことは「土壌づくり」…このことは飯島議員が触れておられました。その通りと思います。

今日は折戸議員が「認知症」について触れられていました。昨日、認知症基本法が成立して話題になっていましたが、認知症と言っても、個々人さまざまな症状が発生しますし、本当に一人ひとりなんだなと実感しています。子育てと同じでセオリー通りにはいかないからこそ、気持ちを落ち着けて、一つひとつの事象に対応していくことが求められると思っています。「認知症世界の歩き方」、折戸さんからお借りしたのですが、自分でも書籍を購入して、勉強しなければと思います。

「子育て目線」とか「子ども目線」と言いますが、まちを見直すとき「高齢者目線」というか、「認知症の方の目線」があるとすれば、それもまた大切な視点になっていきますし、「核家族が定着をして、誰もが認知症未経験なのです。」という言葉は重たいですね。社会でどう受け止めていけるのか、今後、多摩市の場合にもますます課題の一つになっていくはずです。そのことを見込んでいるからこそ「認知症基本法」なんだと思っていますが。

いろんな課題に対応していかなければならないところで、やっぱりこれからの社会を見据えると「財源確保」が大きな課題。荒谷議員から「総合福祉センターの大規模改修どうなるの?」という指摘がありましたが、隣接する多摩清掃工場から熱源を供給されていることを念頭に、温水プールのアクアブルーの今後のことも含めて、しっかり検討していくことが求められます。今となっては「なんであんな建物をつくったのか?」としか思えないような設えであって、右肩上がりバブル時代と言われているような、いかにも浮かれた時代の遺物のようにしか見えずに悲しいわけですが、先人たちが「多摩市が発展するように」と願って、決断し、税金を投じて完成させた建物なのでしょう…。

そうしたものを私たちが引き受けていかなければならない。

市長はその時になって慌てないようにしっかりと考えていきたいと述べていましたが…。ホント、多摩市政全体運営を考えていき、未来を見据えると…私を含め4名が取り上げた「農業公園」のことについても、新しい取り組みであって、それをやっていく余地はあるのかしら?…今を維持するだけでも大変な時に、そこにどれだけのカネとヒトを投入して、未来に向けた取り組みを進めていくのかな…とそんな気持ちにもなります。正直ベースで。

それにしても、パルテノン多摩の大規模改修の時にも思ったことですが、政治は「後の世代」に向けて、いつもどんな想いを馳せているのでしょう。当時はきっと、ずっとずっと、このまま経済成長が右肩上がりを想像していたとしか思えませんし、ホント、お金にみんなが躍っていた時代だったのでしょう。後先考えなかったのか…?

そして、もちろん、当時も「これからのために」「未来のために」とばかりに、税金を大量に注ぎ込み、豪華絢爛な建物が完成した暁には今では考えられないくらいゴージャスなオープニングセレモニーが行われていたことでしょう。…想像するだけで、腹が立つどころか、悲しみしかわかないわけですが、もしかして、私たちも今、同じことを繰り返しているのではないか、本当はもっともっと厳しく一つ一つに向き合っていかなければならないところで、すでに当たり前のように「想定されている未来」から目を背けているのではないのかしら?‥‥とか自分の胸に手を当てて考えることもしばしば。

いつの時代も、「未来が良くなっていくため」に政治が行われていると一応思っていますし、例えば、異次元の少子化対策などもそのために行われるものだと一応捉えるようにしていますが、今から異次元で取り組んだとしても、その成果が発揮されるとして100年以上はかかるという意見を聴いて「その通り、同感」と思ったところです。結局、私たちはいずれにせよ、今よりさらに厳しくなっていく「少子高齢化」のトンネルを潜り抜けていかなければならない。その覚悟をするだけ。

「子どもにツケを回さない」

誰しも、頷くことだと思っているのです。いざ物事を判断し進めようと思うとき、この考え方の欠片が吹っ飛ぶことがないようにしておきたいものです。自戒を込めて。

明日も一般質問が続きます。議場があまりにも寒すぎて、お腹壊しました…どうやら、議席の場所にもよるのかもしれませんが、冷房効きすぎてます。

ここのところ、忙しくて足を運べていなかったのですが、リバティに顔を出してきました。「子どもは自由!!」…子どもたちと一緒につくったポスターです。やっぱり、子どもたちの未来のために。今、大人が自分たちだけのことを考えずにやらなくっちゃ…ですね。

6月議会本会議3日目 一般質問

梅雨空ながらも、あいまにちょっと晴れる時が貴重。今日は本会議3日目で一般質問が続いています。いぢち議員、橋本議員が取り上げていたマイナンバーカードのことは、本当に酷い。

と言っても、市に直接その憤りをぶつけたところで致し方ないのですが、やり取りを聞けば聞くほどに、自治体へのしわ寄せを感じるだけ。「市にモノを申したところでどうしようもないのですが…」ということを前提にしながらも、質問答弁と交わされるわけですが、マイナンバーカードについていえば、国で推進の立場にある政党に所属しているかどうかでそのスタンスの違いはくっきり。当然ながら、推進する立場からの発言は、よりスピーディに市民にカードが発行できるように普及するようにと後押しする質問となり、その方が行政側も答えやすそうではあります。

しかし、次々とマイナンバーカード運用の実態というか、不備を見るにつけ、ますます心理的には私からも遠ざかっていき、「まだ、急いで発行してもらわなくてもいいかな」という気分です。今のところは不都合感じずにいるわけですが、健康保険証とマイナンバーカードを一体化する方針はゴリ押しされていくようなので、その流れに絡めとられていくんだなあと。

今日は篠塚議員の質問でも「連光寺六丁目農業公園」のことが話題となりましたが、東京都が里山保全地域では認めていない管理棟の設置とか、公園で収穫したものを販売するとか…今後、必要に応じて都とも協議を進めていくような心づもりがあるようですが、その前に、やっぱり、どんな活用を考えているのかを含めて、構想をしっかり練るべきですね。

新人で当選された中島議員、おにづか議員からもそれぞれ質問がありましたが、自分が初めて質問した時のことを思い出します。そのころは、「おじさんだらけ」の議場だったこと、不真面目にしか答弁をもらえなかったこととか…今は、答弁する側の部長ほか職員の皆さん方本当に懇切丁寧。やっぱり、選挙で議員の顔ぶれが入れ替わっていくことは必要なことだなと感じたので、その意味では、「あ、私は・・・?」と我が身を振り返るのでした。特に新人議員さんの場合、「初質問」がその方自身の原点でもあり、その人の生き方や考え方、これまでの経験などに基づきながら、言葉が発せられていくので、「なるほどなあ」と思うところ多い。新しい視点、新しい発想などなど…議会運営を考えたら、マンネリ化防止になりますね。私など、もう「変わり映えしない」という面子にカウントされているでしょう。そうならないように、いろいろ勉強していかないといけないですね。ただ、「あなたはそういう人だからね。」と言われることも多くなってきたので、要注意もしれません。

「折り合いをつけていく」

最近、この言葉をよく思い起こします。理想と現実があって、思い通りにはいかないことばかり。市政運営でも同様ですね。要望をすれば、何となくその通りに物事を動かすことができた時代とは今は全く違うので。しかし、「折り合いのつけ方」が問題なんですよね。それがフェアな視点で行われているかが問われているんでしょうね。

明日は休会です。

6月議会本会議2日目 一般質問

ご近所の方にいただいたガクアジサイがきれいです。家にお花があるのはうれしい。

本会議2日目です。初日に続いての一般質問でした。私は4番目に順番が回ってきたので、持ち時間30分を使って、無事に質問を終えることができてホッとしています。一般質問はやっぱり緊張しますし、後から「こう言えばよかったな。」とか「ここ、言い忘れたな。」とか言うこともあったりして、思い通りにはいかない。今日も反省点がいくつもあります。

多摩市議会の場合は一問一答形式で一般質問のやり取りをするのですが、今は、「こんな感じで質問を進めていきたい」という内容もさらに伝えることが多くなりました。かつて…とてもとても昔、議員になってすぐの頃は、全てがぶっつけ本番だった記憶ですし、議員側は事前に質問内容を通告するのに、当日になっても市長教育長の答弁書が渡されることはありませんでした。つまり、出たとこ勝負。数年後、質問する直前に、市長や教育長の「答弁書」を手渡してもらえるようになり…そして、今は質問する日当日の朝には「答弁書」が共有されるということになっています。ですので、発言順がその日の後半であれば、自分の順番まで意外と時間を有効活用できて、再質問する事項をじっくり考えることもできるようにもなりました。すごい、これは進化?…議員にとっても助かるわけですし、逆に、どんな再質問をするのかについても答弁する行政側に伝えておくことができれば、それもまた行政にとっても、助かることとも言えるでしょう。

とは言え…議場などで傍聴されている方からは「まるで、出来レース」とも批判されそうで、甘んじて受け入れるしかないです。ただ、予め、伝えておくというのか、準備を整えておく方が…答弁する行政側の皆さんが心の準備をすると同時に、ちゃんと考えた答弁を返してくれるという点では良いですね。もちろん、質問する側の意図通りに答えが返してもらえるわけではないわけですが…。とてもとても昔は「わざと、答弁をはぐらかす」ことが行政側、部長の技術力のように評価されていた気もします。その昔には、市長を応援し支持し支えている立場の議員は「わざわざ議場で質問しなくてもいい」と考えていたそうで、質問する議員の数も少なかったとも聞いたことがあるくらい。そんな時代から比べると…格段に今の議会運営は良い方向に様相が変わっているなあとは思います。緊張感をもって議員が活動し、真面目に取り組む人が増えれば、それだけ、行政側も不真面目ではなく議会に臨む…そのためにも市民のみなさんに議会を見ていただくことが必要で、インターネット配信などで可視化することの効果も大きい。ほとんど、見る人がいない…とも言われるインターネット配信ですが、「配信されている」ことが意識されるだけでも緊張感が変わってくる気がします。実際にも、そうだと思います。

今日、私が質問で取り上げたのは「農業公園」のことでしたが、一番伝えたかったことは、最後に答弁に立った市長が奇しくも「税を投入する意味をしっかり考えなさいということだと思う」とおっしゃった一言に尽きますね。「農業公園を新たにつくっていく」とするなら、その政策の納得度を高めてほしいですし、そのためにもっと真剣に取り組んでほしいと思うわけなので。今年は「農業公園」についての構想を検討していくようですが、公園担当の環境部と農政担当の市民経済部だけで議論を進め、その所掌範囲だけの議論で結論を完結させず、「農」の持つ可能性をしっかり意識して、未来につながる「都市をつくる」という観点から、構想をまとめてほしいものです。農業公園と言いながら、家庭菜園とか体験型市民農園にちょろっと毛が生えたくらいの取組みしかできないなら、いろんな意味で費用対効果を考えても、やっていく価値を感じないため。やるなら、多摩市が掲げる「健幸都市」に向けて、もっと構想力をもって、農業公園の未来を語ってほしいものです。

で、当該農業公園については、注目度も高く… 私だけでなく、篠塚議員、渡辺議員、飯島議員も質問する予定なので、今日の私とのやり取りをベースに、さらに発展した今後の方向性など、行政側からの答弁を引き出してもらえるように期待しています。新しく取り組むプロジェクトなわけですから、もっと気合いを入れてもらわないと。

多摩市内の農地を維持するのはとても大変で、ずっとずっと先の未来を考えても「減少の一途をたどっていくしかない」と考えています。そして、環境を保全していく必要性から、当該「農業公園」にしようとしている連光寺六丁目の土地を取得したわけですが、もともとは農的活用を進めるということで「農業公園にする」という選択をしたのは紛れもなく「多摩市」。今後、いつかの未来になって「よい政策判断だった」と言われるようにしなければと思うだけです。「あの場所の購入を決めた」というのは、決して市長だけではなく、議会もそこに税金を使うことを認めてきた事実を踏まえて先に進むしかないです。

これから、あれもこれもと欲張りにいろんなことに手を広げでやっていけるような時代ではない。税金を使っていくことの納得性を高めて、きちんと示していかなければならない。そのことを私自身も念頭に置いて、これからの取組みを見守っていきたいと思います。

 

合わせて、学校給食のことだけは、「農」から「食」にも関連して、無理やり質問をくっつけた感じだったのですが、私は「完全米飯給食」にしていくことがこれからの時代にますます求められると思っているので、その観点から問題提起だけしておきました。

 

今、学校給食では国内産ではない小麦粉を使用したパンや麺が使われています。その安全性についても疑問を持つべきと考えています。教育委員会によれば、学校給食会なるところに確認をしたところ「安全性は確保されている」と思われる回答が得られたとのことですが、世界では農薬の使用基準などが厳しくなっているところに、日本という国は逆行して歩いていることは押さえておきたいですね。パンも好き、ケーキも大好きな私ですが…「日本に輸出用」小麦という扱いを受けて、海外から日本に小麦が届けられていることは頭に入れておくべきですね。ポストハーベスト・・・意識しておかないと。

ですので、より安全性高く学校給食を提供するとすれば、私は学校給食は「完全米飯給食」にしていくべきという意見です。小麦粉の安全性をいちいち調べることができないなら、「米」に変えればいい。「国内産100%」の米粉を使用したパンや麺に切り替えることもできますね。もちろん、遺伝子組み換えの「米」というのはもってのほかですが。

いずれにせよ、地産地消というと、多摩市内で生産したものを消費する…と思いがちですが、そうではなく、日本国内で生産したものを私たちが国内で消費していくこともまた大事な地産地消であって、食の未来を考えると、私たち日本人はやっぱり「米文化」を守り、「米を食べて生きる」ことを選択していくことが望ましい方向と言えます。

これから、学校給食センターの建替えも議論として進んでいくと思いますが、よそで炊いてもらったご飯ではなく、学校給食センターでもおいしいお米が炊けるような設備を入れてほしいとも思います。日本人として日本を大事にするのであれば、やっぱりもっとお米を食べましょう…と私も心がけながら、最近はパンも随分高くなっているので、ご飯を食べるようにしています。その方がどうやら健康になれそうですし。

 

つらつらたくさん書きましたが、今日はここまで。とにかく、これからの時代をもっと真剣に考えて、税金を使っていくことに対する意識はもっと磨き、研ぎ澄ます必要がありますし(当たり前のことですが)、未来に向けて私たちはどんな価値を創造していきたいのか、前向きに楽しく議論していけるといいですね。そうできるように私も心がけていきたいと思ってます。

6月議会始まりました!

今日から定例会が始まりました。改選後なので、メンバー構成が新たになり、議席も変わったので、議場で視界に入る景色も変わり、気持ち新たなスタートになった気がします。

本会議初日で議長報告などが行われたのち、補正予算の審議がありました。ただいま中断している?動きが止まってしまった多摩中央公園の大規模改修に関する補正予算です。東京都からの指導やら、市民からの要望や要請を再度精査したり、それから物価高騰に伴う対応をしなければならなくなったとのこと。本来はP-PFIの事業なので、事業者が自らの提案を実行するために必要な諸費用として示した金額の範囲内でやりくりするのが一般的な対応ですが、事業者が決定したのちにいかんともしがたい都からの指導やら、市や市民からの要望事項が発生したようですね。ですので、その分、さらなる財政出動が必要となったとのことです。「想定外の事態」が発生したと捉えるべきなんでしょうね。きっと。

…と思いながら、昨晩はもう一度、補正予算として示された内容に目を通しておりました。一週間ほど朝駅の活動をお休みしたり、ブログの更新をお休みしていたので、「大丈夫ですか?」と声をかけていただいたりして…すみません。今週月曜日からしっかり活動を再開していますが、多摩市を一週間近く離れると、それだけで気分が浦島太郎になることに気がつきました。差し入れのスイートポテト、おいしくいただきました。

そして、補正予算が終わったのち、一般質問へ。旧統一教会が市内の土地を購入した件については市内外からも注目を集めていて、関連する質問があったからなのかテレビカメラがまわっておりました。すでに報道でもありましたし、多摩市公式ホームページにも掲載されていますが、阿部市長が東京都や国に対して要望書を提出しています。それを受けて、東京都も都知事名で国に対する緊急要望を行ったことも報道にあるとおりのことです。要望書の提出をするにも、いきなりということではなく、きちんと事務的にもやり取りを進めていたと思います。この件をめぐっては、政争の具にすることなく対応が必要だと思ってきましたが、4月の統一地方選挙の時には何となくそれとは相容れない雰囲気や様相もあったものの…しかし、市民連絡会が発足し、現在、署名活動も行われています。反社会的な活動を行う団体に対しては毅然とした対応をせざるを得ません。

お昼休みの風景です。フェアな市政で一緒の会派だった3人が、仲良く壁に向かってそれぞれ机を並べているということです…。一人ひとりが市民から選ばれて議員になっている…その原点を大事にしながらの活動…どうあるべきかを考えていますが、日常的には同じ部屋にいるみなさんと会話ができることはマイナスにはならないですね。

今日はしらた議員が一般質問で大規模改修をしたにも関わらず、雨漏りをしたパルテノン多摩のことを取り上げていましたが、もともと雨漏りをしていた箇所は改修時に手当てしていたようですが、今まで雨漏りをしていなかったところが雨漏りをしてしまい残念です…という答弁でした。「残念です…」ってそれはそうなんですけれど…それで、いいのか?って話ですね。せっかく大規模改修をしたのに…しかも、あんなにお金をかけたはずなのに…と思う時、どうその責任を感じ、次に活かしていくのかが大事だと思うのですが、それについては、前向きだなと感じられる答弁がなかったのが不思議だなあ。

共産党の池田桂議員が新人議員さんのトップバッターで質問をされ、ケアマネージャーとしての経験を踏まえ、介護問題を取り上げておられました。住み慣れた地域、住み慣れた家でずっと住み続け、暮らし続けることができる…そのための高齢者のサポートは本当に簡単ではない。身につまされます。いのちの閉じ方についても考えさせられることが増えているのです。

やっと週末。とにかく私にとってはこの一ヶ月が怒涛というのか、いろんなことが凝縮した一ヶ月過ぎて、肩こりがひどくなった感じがします。

議会運営委員会がありました。

そろそろ梅雨入りかなあと思われる季節になってきました。紫陽花が楽しめる時期になり、見事に開花している道端の紫陽花の写真撮影している方の姿をちらほら見かけます。5月と言えば、いつもはグリーンライブセンターで薔薇が楽しめたわけですが、今年はクローズ…でも、改修工事が延期になったことなども踏まえて、また再開館するようですが。閉鎖になったかと思えば、やっぱり開けます…ということになって、何とも言えない状態です。

今日は議会運営委員会があり、明後日から開会する定例会の議事運営などを中心に協議が行われました。議会運営委員会は予め、議長、副議長と委員長、副委員長にて念入りな打ち合わせがされていて、よほどのことがない限りは予定調和的に会議が進みます。見方によっては、「形式だけ」と感じざるを得ないわけですが、しかし、その「形式」が重んじられるというか、平穏無事な議会運営を行っていくために、全議員の合意のもとで進めていくことが何よりも大大前提になっているため、超重要な会議体なのです。

今週末、市民向け説明会が行われる「第六次総合計画基本構想(案)」については、特別委員会を設置し、議論をする方向で話がまとまったのは良かったことですが、設置した特別委員会がどんな風に機能するのかしら?と思ったりはします。ネット・社民の会からは「議論を深めるための工夫が必要ではないか」という視点から、議員同士でも意見交換ができるように分科会を設置するなど提案がされましたが、「基本構想はそれほどのボリュームではない」という意見に一蹴されていました。「まちの未来」についてビジョンになるのが基本構想だとすれば、当然ながら、議会でも活発に議論がされて、その内容が深まっていくことが期待されますが、ありがちなのは…議員一人当たりの発言時間に制限を設け、一人5分以内で…という手法の採用。そうなると、結局、ただ特別委員会を設置しただけになってしまう可能性も。持ち時間5分の中でやりとりを深化させるというのは相当難しい。私はネット・社民の会からの提案には頷けるものがありましたが、分科会を設置したりして、協議するともなれば、それだけ事務方の負担も増えることになりますし、まあ、敬遠されて当然とも感じた次第です。

ところで、あまり気にしていなかったのですが、議会運営委員会の視察は「毎年」ではなくて「隔年で」となっているようです。議会費を減らすための工夫の一つになっているようですが、それについて「隔年ではなく、毎年に戻してはどうなのか」という意見が出されました。

行政視察をするというのは、見聞を広めるという意味で大切なことだと思う一方で、個人的には「視察先を無理やり探し出す」状態に陥ることも少なくありません。常任委員会の視察なども「どこへ行くのか」を選ぶことに苦労することも多い。個人的には「毎年行かなければならない」と決めつけることはないのかな…という印象。ただ、先進事例から学ぶ必要があり、視察をした方がいい…という場合でも予算がなければ対応することができないため、毎年、必要な予算は計上しておく方がいいですね。

何となく「予算があるから使わないと」と縛られることの方が苦しいなあと思っていて、「予算消化のための行政視察」になっているとすれば、それは本末転倒。「「隔年で」と決め打ちしなくてもいいのかもしれませんが、予算がなければ「視察をしたい」「学びに行きたい」と思っても、対応することができません。とは言え、やっぱり、「必ず、行かねばならない」というものではないはず。行政視察をしなければ「仕事をサボっている」というわけでもないですし。そういえば、ちょうど6月議会中に「いつごろ視察に行くか、その場合、どこに行くか」…というのが話題に上ることを思い出しました。

今の時代、多摩市議会の場合に限って言えば、古き良き時代のように「今回は、九州の方で探す」とか「北海道の方で探す」…なんてことはなく、議員が「これを学びたい」と真面目にセレクトしながら、視察先を決定しています。「行政視察とか言いながら、あれは旅行」というようなイメージがまだまだ払拭できずにいる状況に辛いものがありますが。「議員って、そういうイメージなんだなあ」と…視察をめぐっては、つくづくそのことを実感させられます。

いよいよ明後日から定例会。新しいメンバー構成での定例会なので、気持ちも新たになります。

今年もやぎさん、頑張ってる。

多摩市内あちこち…「繁茂の季節」という感じです。多摩センターにいく用事があって、駐車場の法面にて、せっせかお仕事しているやぎさんたち。子どもたちにも人気、写メしている人もいたりして、注目集めているなあと感心してしまいます。

今日は高齢化についての不安の声を伺ったり、いろいろと終活に向けてやらなければならないことがある…という話しなどを伺い…一日が過ぎていきました。近しい方が亡くなられたり、あるいはご家族の方が救急車で運ばれたということが身近な話題としても今までよりも増えてきたような気がしています。一日一日を大切にしなければいけないという声を聴くことも増え、切なくなってしまうのですが。

そして、だんだんとムクドリの季節になりつつあることを感じており…繁茂してきた駅前の木々に戦々恐々としてしまいます。今年度予算で、「ムクドリ対策」とわざわざ取り出しで説明されましたので、昨年度よりは市もその対策に乗り出し、手を打ちたいと思っているのだと期待するのですが…さてどこまで功を奏するのかしら…とも。

こうした問題はとても難しいですね。自分たちのところからは去ったとしても、結局、他の地域に移動するだけの話しでしかなく、根本的な対応策にはならないわけで。それは、例えば、迷惑施設とされるような施設などの立地、一般的には嫌悪されるような施設に関しても、同じことが言えそうです。自分のところから追い出し、追い払ったとしても…だけど…ということはあるので、その意味で「源」にきちんと対応していくことの方が求められることも多い。根源的なところで、適切な対応が必要だとしても、それには触らない…ということもあるのかな。

ところで、週末から「アイスランドウィーク」なのですが、「イーセイ スキル」に注目!日本ルナ社さんが協力してくださるようですね。私は日本ルナ社さんの製品、とても気に入っているのですが…特にコンビニで販売されているヨーグルトドリンクはとてもおいしいですよね。ひとつの商品を完成させるまでの努力って凄い‥‥ということをちょっとした裏話を聞いたことがあって、それいらいファンです。

明日は議会運営委員会があります。今まで、会派のメンバー任せでしたので、自分で出席するのが久しぶり過ぎて、とても新鮮な気持ちになれて、それはそれでとてもいいです。「どうして一人会派になったのか?」と今日も複数の方からお尋ねいただきました。説明できるようで説明できないというのか、なんかフィーリングというのか、「一人でもいいじゃない」という感覚があったからかなと思います。にも関わらず、今までと変わらず、白田満議員と一緒に朝の駅活動を続けているのが周りから見ると不思議に感じるかもしれませんが。ただ、「フェアな市政をめざす」という共通目標があるので、全然、私には違和感がないのですが。

今日も明日も明後日も。とにかく、前進あるのみですね。

6月、気持ち新たにスタートで。

父の郷里である長崎県は佐世保市まで行き、しばらく滞在しておりました。多摩市から遠すぎる土地…周りには本当に誰も知らない人ばかりと言う空間の心地よさがありました。街中のアーケード街で県議会議員の方お見掛けし、その周りにも議員さんと思われるバッチをつけているみなさんの集団がいらっしゃいまして…あまりにも物々しく仰々しかったので、自分たちもこういう風に見られているんだなと認識をしたり。普段着で暮らしている市民からはかけ離れたというか、威圧的な存在感に正直慄きました。周りには役所の方だなと言うみなさんも取り巻きのようにいらっしゃったのですが、背筋がピンとしていて…「ああ。」という気持ちにもなりました。

そんなわけで、6月になって多摩市に戻ってきて、豪雨だったことを聞いたりして、その時の様子はどうだったのかなあとか思ったりもしました。乞田川の水の勢いなど怖かったでしょうね。

今週末から議会定例会が開会します。一般質問の答弁書づくりのために、今日はヒアリングというか担当所管のみなさんと意見交換などをして一日が終わりました。私の順番は来週の月曜日だと思いますが、明日の正午までに答弁書を作成し、市長や教育長のお目通しと言うか、チェックに入っていくようです。

選挙終わり、ホッとするも束の間で議会準備と並行しながら、家族のために動かなければならないことがどっと押し寄せ、まだ今後も続いていきそう。子育て介護は社会の仕事とはいえ、やっぱり家族が対応しなければならないことの方が多く、他人任せにできないことも多いと実感しています。むしろ、他人任せにできないことの方が多いですね。議会活動、議員活動とともに両立していくこと…誰しも平等に持っている1日24時間をやりくりしながら、「家庭と仕事」をその時々の状況に合わせながら、やりこなし、日々の暮らしをまわしていっているんだろうと感じています。

でも一人だけの力ではどうにもこうにもできず、やっぱり助けが必要です。そしてまた、周囲からの理解も。持ちつ持たれつとも言えるかもしれませんが、そうやって、誰かに支えられ助けられながら、そしてまた、自分ができるときには誰かを支え助け…ということをしながら、私たちの暮らしは成り立ってきたのだろうと思うものです。

そして、「誰かの役に立てている」という実感があって、人が元気になれるのではないかなあと思うのです。どんな人でも‥‥ってことです。

佐世保駅前で見つけた「貧乏が去る像」…良いことありますように…と私も撫でてきた。(参考…させぼ通信