懸命に、素直に生きる。

今日は時の会さんの新年祝賀会に議長としてお招きをいただきました。「時の会」というよりも、聖ヶ丘商店街の「ぽんぽこ」さん、あるいは、多摩の土産と言えば「多摩の散歩道」や「桜ぽるぽろん」でもおなじみの「ぐりーんぴーす工房」さんの方が知られているかなあ。議員も他市への訪問などをするときには、手土産シリーズを購入することが多そうのではないかなって思います。私は「多摩の散歩道」は先方にとても喜ばれるのでお気に入りです。市長は「多摩のよこやま」というお菓子の詰め合わせをいつも気に入り、お遣い物にしていると挨拶で力強く述べておられましたけれど…。

多摩市の中で22年の活動実績をお持ちの社会福祉法人。また、障害者のみなさんの就労支援している事業所はNPO法人で運営されている場合が多いので、市内では唯一の社会福祉法人でもあります。利用者の皆さんの必要性と向き合い、切実な要望に応えるべく、事業を広げてきた歴史・・・以前、お話を伺った際、並大抵ではない努力やご苦労が重ねられていることを感じまして、「障害者福祉の向上」とか「ノーマライゼーション」とか・・・どれだけどれほど難しいことであるのか、そして、自分自身含めていわゆる政治家があまりにも安易に障害者福祉を語りすぎているのではないか?と恥ずかしい気持ちになったことを思い出します。まずは議会としても、障害のある当事者のみなさん、家族や支援者の皆さんの話しをじっくり聞くことから始まり、現場の課題を一人でも多くの議員と共有することが必要であろうと考えています。今日の新年祝賀会では健康福祉常任委員長の遠藤めい子さんのご一緒でしたが、その役割を中心的に担っていくのは委員会だろうなあと思います。健康福祉常任委員会では「障害者施策」を取り上げ、力点を置いて調査研究を進めているところなので、いいかたちで進んでいくといいなと期待しています。

とてもたくさんの皆さんが参加した新年祝賀会でしたので、会場は満員で、なかなかたくさんの方とお話をするというわけにはいかず…とは言え、同じテーブルの方と交流することが出来ました。「時の会」を支えるスタッフさんは30名近くもいらっしゃり、ありがたいことだと頭が下がるばかりです。もっと現場に足を運ばないといけないなあとの思いを強くします。そしてまた、20年勤続表彰があり、利用者さん2名に表彰状と記念品が手渡されたのですが、「続ける」ためには支える家族がいて、見守るスタッフの存在があることも感じた次第です。

会の最後の方では参加者全員の合唱。利用者のみなさんたちも音楽が流れた途端に体が動き、思い思いに体いっぱいの表現で「世界に一つだけの花」とオリジナルの「ぐりーんぴーすの歌」も披露してくださいました。心の状態にとても素直に向き合い、一生懸命に生きていく…大人になるずつ忘れてしまいがちな感性を持ち続けているみなさんの姿がとてもうれしく、心がリセットされるようなひとときでもありました。

2月も半ばに差し掛かり、あっという間に定例会になりますね。いろいろ積み残しになっている事務作業をコツコツやらねばいけないなあ。ニュースも作成しないといけない・・・やることがたくさんあってうれしい。

穏やかに3連休を。

多摩中央公園の噴水。たまたま見ることができるとラッキーだなと思うのは私だけ?…図書館再整備に関わる説明会の3回目。土曜日で午前中で、一番参加者が多くて、よかったなと思いました。でも、説明会の内容について言えば、私が最も気にしている「財政問題」について言えば、やっぱりピンポイントでしか語られず、全体を俯瞰して、わかりやすい内容で市民に伝達されたとは言い難く、「図書館をつくることの是非」だけでしか考えることができない時間だなとは思っています。多少、市政に関心を持ち、市の財政問題などの情報を得ている方々には満足できない「説明会」だったでしょうね。

パルテノン多摩を後にし、多摩ニュータウン環境組合で行われた「ごみ処理区域拡大」についての住民説明会にも参加。唐木田、中沢地域にお住まいの方が6,7名くらいだったでしょうか?参加されていました。ニュータウンの計画人口が伸び悩み、ごみ減量の努力が実り・・・言ってみれば、「これ以上、清掃工場で受け入れるごみが減少すれば、工場の稼働そのものに問題が生じてしまう」ため、これまでのごみ収集エリアの見直しをしたいとの話しですね。いつしかオーバースペックになってしまったということになりますが、もともとは焼却炉3つを建設する予定を2つに減らしたという経過があることも一応頭に置いておいて…。

いずれ清掃工場を建替えするわけで、それも「平成44年度まで、今の工場を使用する」となっていることから、つまりは、平成45年度には新施設を建設し、稼働する方向で計画していかなければなりませんね。これもまた、大きな財源を伴うわけで、「多摩ニュータウン環境組合」は「多摩市」とは別の公共団体とは言え、出資をするのは多摩市、町田市、八王子市…そして、処理するごみの割合から多摩市が負担することになるとすれば、その6割から7割が「多摩市」となるはずなので、それなりの負担が予測されているわけ。

パルテノン多摩の大規模改修、図書館は移転再整備、市役所建替え新施設は平成41年度から稼働、そして清掃工場建替え・・・と相次ぎます。もっと言えば、その間で、地域にあるコミュニティセンターをはじめとする多くの施設が大規模改修を迎えることになります。今年20年目で設備改修をしているベルブ永山もあと10年たてば、今度は建物の大規模改修・・・それ以外にも公園、道路などなど・・・市民の不安をあおるわけではありませんが、そのくらいやらなければならないことが山積み。

合わせて、目を転じればここあと30年くらいは高齢者の生活を支えていくための医療、福祉、介護・・・。多摩市民は「健康寿命が都内でもトップクラス」と市長はあちこちで述べておられ、そのことは望ましく喜ばしいことと言えますが、だから「安心」ではありません。そういう問題ではないほどに大変な状況に社会が向いていくのだと思っています。

夕刻より行政書士会府中支部、行政書士政治連盟府中支部の新春の集いでした。会の成り立ちからも政治家の皆さんともつながって活動を広げて発展をさせていきたいとのこと。

政治連盟で推薦されているという国会議員の皆さん、都議の皆さん、また、選挙で推薦をされていた方々もいらっしゃる大盛況ぶり。府中支部に所属する府中市長、稲城市長、多摩市長とそれぞれの議長も出席をし、会員の皆さんとお話しをさせていただきました。

阿部市長は最後の方に挨拶をされ、「挨拶がとても長く続いたので、短めに挨拶します」というお気遣いされていました。議長は紹介のみ。また、各市議会でも推薦されている議員さんがいらっしゃるそうで、多摩市議会では萩原重治前議長がいらっしゃいました。

ところで、建国記念の日でしたが、つい先だって金曜日「2月9日」は「大福の日」だったのです。大福食べなかったなあ…「いちご大福を買いに行く」ことに決めます。良い連休をお過ごしください!

 

SANRIO EXPO2018へ♡

今日はお誘いをいただいたので、品川は大崎まで足を運んでまいりました!…「SANRIO EXPO」です。市長も午前中に行かれたようですよ。私もご縁をいただきまして「来る?」とお声をかけていただいたので、「もちろん!」ということで、先方は「公用車ではないの?」と笑っておられましたが、私はプライベートで議員活動の一貫として行ってきました!

これは一般向けではなく、主には取引先のみなさま向けの新商品、新キャラクターなどのお披露目もあり、展示会ですね。入場した途端に、心躍りました!もうワクワクするというか、心が躍り、舞い上がるがごとし…。懐かしいキャラクターにもたくさん出会うことができたわけですが、キティちゃんだけでなく、サンリオ発のキャラクターが世界的にも活躍していることを改めて目の当たりにしまして。サンリオピューロランドが立地していることを全然活かしきれていないことを感じさせられるガッカリあり。もっとできることがあって、やれることもあるはず。「投資をしないと回収もできず」なんて言葉を思い出したりしました。

市内のサンリオショップもなかなか振るわずで、今は、京王デパートの中に広くない売り場のギフトゲートありますね。娘がまだ小学校の低学年の頃は事あるたびに足を運んでいましたが、最近は行かないな…。もちろんピューロランド内にもショップはありますが、ピューロランドにもご無沙汰なので、久しぶりに「ものすごい行きたい!」気持ちになりました。

ピューロランドは乗り物を楽しむというよりは、ダンスショーなどが魅力的であって、広くない空間だからこそ味わえる一体感がいい。

ということで、キャラクターとコラボした商品の数々。森永さんのムーンライトとか大好きですが、さらにテンションあがりますね。キャラクター付き。さらには、私が大好きな京都は鼓月さんの千寿せんべいに!そして、お醤油…キティしょうゆですが、この「しょうゆ差し」が欲しい。いろんな商品とコラボしていて、見ているだけでも本当に目がキラキラしてしまいます。

ぐでたま…どうして人気があるのかとわからなかった私ですが、その秘密を存分に感じさせられたショー・・・すっかり感化されています。こちらのショーはピューロランドの皆さんによるもので、イルミネーションの点灯式でも素晴らしいダンスを披露して下さったなじみのダンサー(顔がかわいいので一方的に覚えている)の方々がキティちゃんとぐでたまと会場を大いに盛り上がりました。こうしたキャラクターがいろいろな商品とコラボし、さらなる売上アップにつながっていくわけですよね。

勉強不足で私が知らないキャラクターもあり。ヨーロッパで人気のアグレッシブ烈子!あと、東京ばな奈さんとコラボしている「銀座アップルケーキ」、ちょっと写真では見えにくいですが、ムーンライトはやっぱりキキとララ(リトルツインスターズ)。

そして、「サンリオ男子」…絶賛アニメ放映中です。チェックしないと!主人公はポムポムプリンちゃんがお気に入りなんだとか。アニメにはピューロランドも登場するそうです。

さまざまなコラボが紹介されているコーナーでは多摩市のマンホールも紹介されておりました!うれしい。

そして、我が家も古くからかんきつ類お取り寄せをしている無茶々園ともコラボしているなんて!ハローキティはまるで「安心マーク」ですね。「間違いなし」「太鼓判」とおススメしてくれるがごとく。品質保証にもなるというか、サンリオさんは「日本製」にこだわっていると聞いたこともありますが、相乗効果ですね!

懐かしいキャラクターシリーズのぬいぐるみ。ゴロピカドン、ハンギョドン、マロンクリーム、タキシードサム…私はボタンノーズが好きだったんだよなあ。

片足を上げると、飛んでいるように見えるという・・・。リルリルフェアリル。これも、とても人気ですね。

サンリオさんが企業として重ねてこられた努力を感じずにはいられない展示会でもありまして、サンリオキャラクター以外のキャラクター商品のプロデュースなどもしていることも伺い、聞けば聞くほど…サンリオピューロランドが立地していることをもっと「強み」に活かさないといけない、そのために必要なことは何か?を考えさせられた次第です。

市長をはじめ、部長や課長もSANRIOEXPOに足を運び、どんなことを感じたのでしょうね。今度、感想を伺ってみよう。最近では珍しい、楽しい楽しいひととき=議員活動でした。

人口増=高齢者増という現実。

今日は午前中は岡山県玉野市議会のみなさんが「多摩市議会の議会改革」について調査にいらっしゃいました。「議会報告会の在り方」を中心に意見交換。議会基本条例を制定し、議会報告会を実施しても、おなじみでリピーター市民の皆さんが集まる傾向、また、回数を重ねるごとに参加者減を辿っているなど、私たちがぶつかっている壁と同じようなところで、「今後の在り方を考えていきたい」とお話しされていたのが印象的でした。東村山市議会、町田市議会でも調査をされたということで、東京都内で「議会改革」をテーマにおこしになるみなさんの「定番コース」かもしれません。

さて、午後は東京都市議会議員研修会でした。これは市議会議長会が主催。講師は藻谷浩介さん。期待を裏切らない、時に辛口なトークは私たち議員を睡魔に襲うことなく、とても楽しく伺うことが出来ました。講演テーマは「これからの観光振興と商店街の活性化~各地の成功・失敗事例から多摩地域が学ぶこと~」だったのですが、個人的には先生が最も伝えたかったのは「ごまかされるな。」という事ではないかと思った次第です。

根拠となるデータ、エビデンスをしっかりと押さえておくこと。イメージや感覚で物を言わず、しっかりと裏付けとなる数字を押さえておくべき・・・ということだったのではないかと思います。

そして、講演中に何度も先生がおっしゃったのは「飲食店で全面禁煙になっていないのは日本くらい」という話し。オリンピック・パラリンピックが来るというのに・・・受動喫煙防止をルール化しようとすると猛反対にあうような日本の現状・・・最も遅れているというのがご指摘でした。また、世界ではクレジットカード決済も当たり前なのに、日本がものすごく遅れていることも指摘・・・「カード決済をするときの手数料7%の壁」も指摘されていましたね。もっともっと日本が置かれている現状をしっかり見つめ、世界スタンダードにしていくべきだとおっしゃっていまして、「日本から…というよりも多摩市から外の地域へとなかなか出ない、『井の中』にいる」私・・・目を開いて眠っていてはいけないと思った次第です。

先生が指摘をした中で、「人口増=高齢者像という現実」というスライドがありましたが、東京だけが人口が増えていて独り勝ちしているように言われるけれど、ちゃんと人口構成に目を向けるべき…との指摘はご尤もですね。

そう思いまして、多摩市のこともちょっと調べてみました。この3Dグラフを見ても、どうやら、先生のご指摘が当てはまりそうですね。「人口が増えている」と言っても、その内容をきちんと把握することもまた必要。そして、もう一つ。先生がスライドで示した「地域活性化の5段階」について。「活性化…というけれど、その目的は何ナノ?」ということですね。ここ・・・私もいつも思いますけれど、最近、よく耳にしている「多摩センターの活性化」って?単に人が集まればいいの?といわけですね。それを言うなら、多摩市で話題の「シティセールス」についてもすっかり当てはまりそう。マスコミで取り上げられないよりは、まずは話題になることはうれしいわけですが、「だから、何なの?」という冷静な視点はいつも忘れずに。

交流人口を増やすということもありますが、「関係人口」というのも最近のキーワードですから、こちらもお忘れなくですね。

夕刻からは、図書館再整備に関わる説明会の2回目に参加。これは「説明会」であって、「意見交換会」ではないところがミソ。前回に引き続いて、関心の高い市民の皆さんが集まっておられ、何と言うか…参加した市民と同じくらいの数の議員と行政職員が参加して、見守りました…。「今回の説明会(3回)だけで十分とは思っていない。」という市長発言をもとに、行政は今後どのように活動を展開していくのでしょうか…?

一日…都内へ出張…。

2月7日。

北方領土の日。

…先日の東京都での大会に続い、今日は「北方領土返還要求全国大会」へ。会場の国立劇場は入り口で厳重なセキュリティチェックがあり、入場するまでの列…。大型バスなどでいらっしゃるグループもあり、とてもにぎやかでした。

「ぜひ、いらいてください」…だったのかどうかはわかりませんが、参加人数の関係もあり、強烈なお誘いがあったそうです。残念ながら、総理大臣が登場する式典前に次の予定があり、退席してしまいましたが、あとからインターネット上では・・・

 安倍晋三首相「平和条約問題は私とプーチン大統領が終止符を打つ」 北方領土返還大会で(2018.2.7 12:59 産経ニュース

となっていました。

国立劇場も大規模改修工事に入るとも聞いていましたので、そちらの方にも興味関心が向いておりました…。外見からはやっぱり「改修工事の必要性」がわからない。

そして、引き続きの全国市議会議長会基地協議会の理事会と総会でした。

総会では防衛問題研究家の桜林美佐さんの講演もあり、その後、基地協議会の決算、次年度予算も含めた活動方針や事業計画が承認されました。役員改選もあり、青森県三沢市議会議長さんが新たに会長に就任されました。この2年間は長崎県佐世保市議会の市岡議長さんがつとめておられ、私も佐世保市にはご縁があるもので、基地協議会の会合でお目にかかると、いつも穏やかな笑顔でご挨拶下さるのです。覚えていただいてとてもありがたく、うれしく思います。

次年度も基地関連施設が立地している自治体に対し交付される基地交付金、調整交付金は今年度並みを維持。多摩市の場合には約2600万円が交付されています。ちなみに隣の稲城市は多摩市の約10倍…こちらは「固定資産税の代替的な財政補給金」として交付されるものなので、いわゆる米軍サービス補助施設(多摩弾薬庫跡地)に対し、稲城市域の面積が広大であることを物語っています。

また、基地周辺対策経費(これは「特定防衛施設交付金」で、多摩市は対象になっていない)についても報告がありましたが、次年度から「NHK受信料免除」がなくなることについて質疑が出されました。会計検査院からそうした名目での支出は望ましくないと指摘を受けたとのことでしたが、「基地で飛行機(戦闘機)の騒音とともに暮らしている住民の立場を考慮した対応が求められる。」「あなたたち、ここに一回暮らしてみたらわかる。」と声をあげた議長さんの気持ち…きっと市民の皆さんの複雑な思いを代弁されたのだろうと思ったわけです。

自分の「まち」だけを見ていては解決できない問題、自分のところだけが良ければいいと言い切れない問題。こうした場でシェアしながら、考えていくことの必要性も感じつつ、総会終了後にはちょっとした意見・情報交換会として懇親会が開催されたので参加して、帰路に着きました。

 

千葉県木更津市の斉藤高根議長さん。それから、栃木県下野市の岩永博美議長さん。下野市議会議員は今度の4月に改選を迎えるそうで、岩永議長さんは引退されるとのこと。お若く見えるのですが、お歳を伺えば79歳とのことで…びっくり!議員をされている方は本当に若々しいといいますか、みなさんお元気ですね。また、お酒強い方が多いというイメージもありますが。岩永議長さんは熊本、私は父が長崎…「岩永」を見れば九州に違いないというのはその通りですね。「○永」と「永」がつく名前は九州方面出身者が多いと聞いたことがあります。「松永」「福永」「富永」…などなど。

 

そんなこんなで、一日を都内で過ごし、多摩市に戻ってくると「あーーーーーーーーーー、空が広い!」と思いますね。私はやっぱり多摩市の居心地の方が好きですね。

「若いくせに」…と。

今年で議員になって16年が過ぎようとしています。議員になった時、よく「若いくせに…」と言われ、確かにそれは事実であって、否定をすることなく、そのうちだんだんと「若いくせに…」という声を耳にしなくなっていたのですが、また、ここで議長になり「若いくせに…」と言われることが多くなり、言われるたびに世間からの見られ方を痛感しております。「若いくせに×××」というのは、何と言うか、プラス思考で捉えることができない言葉だなあと実感しているので、「自分は絶対に使わないようにしよう」と思います。ということで、今日のメモφ(..)。手帳に書き留めておきました…「絶対使わない」と。

さて、本日は議会運営委員会が開催され、課題として重なってきたいくつかのことを議論しました。議会をもっと「見える化」しようと考えていますが、4月からフェイスブックの導入をしていく方向で確認ができたので、あとはシステムの関係で、市全体の合意をとりつけるべく庁内の会議で最後の調整をしてもらう予定です。まさか庁内の会議で「時期尚早」とか言われないよね…と思っていますが、ちょっと心配。

「行政がやっていないのに、議会だけが先にやる」ということに意外と抵抗感がありそうなもので…。

そんなことから言えば、そういえば、議会だよりの全戸配布の件についても、「たま広報がまだ状況が整っていない。」ことを理由にし、全戸配布を認めてもらえず、やはり市長の予算調整権は絶大であり、議会と市長を比べればやっぱり「お金」を握る力の違いを感じたことを思い出しました。「たま広報で全戸配布できる状況が整えば、私たちの議会だよりも全戸配布してもいい」と、妙にこんな時だけ一心同体になっていて、議会の取組みが行政に引きずられるのだなあと思ったわけです。

今回はそうなりませんように…と願っております。議会が議会として行政とは独立して取り組めることは、できるだけ認めてほしいなあと…「もちろん予算の範囲内で」という但し書きはつきますが。

市民が心配していること~図書館本館再整備。

今日は午前中は小金井市議会の皆さんが「多摩市議会の決算と予算の連動」=決算審査時の議会の評価について調査をしにいらしたので、遠藤めい子さんと一緒に対応。「市議会の文化が違う」と述べられた感想に代表されるように、市議会の取組みはそれぞれの市議会を構成する議員の意識で合ったり、あるいはそれを支える市民だったり、土壌によってホント大きく変わるのですね。多摩市議会でやっていることを小金井市議会ですぐにできるというものではないんです…。でも、小金井市議会…さすがだなと思うのは、議会基本条例を策定するために6年をかけたという事実。喧々諤々…無所属で個人で一人会派の方々が5会派もあると言いますし、かつて多摩市議会で一人会派が7会派もあった時代を思い出しますが、それはそれで私たちはないパワーをもつ市議会なんだろうなって思います。

ただ、私、この間の取組みをずっと見てきて思うのは、私たち多摩市議会がいろいろ取り組んできた背景には多摩市行政の重ねてきた歴史に支えられているところも大きい!ってことです。都内に先駆けて自治基本条例を制定したり、行政評価に取組んで、予算や決算カルテを作成したり、特に渡辺前市長時代にはかなり力を入れて情報公開に取り組んでいたわけですが、やっぱりその取り組みを推進する要になってきた職員さん、あるいは管理職の皆さんの意欲というか、「こうしなくちゃ!」と時代を先読みしつつ、情報をなるべく分かりやすく提供しようとしてきた努力は素晴らしかったなと思います。

今は、その歴史の上に淡々と情報公開、情報共有されているとは思うのですが、もう一歩先に進めていかなければいけないと思うのです。情報を提供していることで終わるうのではなく、提供されている情報をもとに、市民と共に考えていく場づくりの工夫がなされてもいいのかなと思ったりします。

というのも、今日は「図書館再整備に関する予定地」についての説明会が開催されました。議会としても市民の声が気になりますし、14名の議員が見守り、傍聴をするという、ちょっぴり異様な雰囲気も漂う状況であったわけですが、粛々淡々と行われました。市民の方からの質問、応答を聴きながら私がふと感じたことは…「壁」ですね。

結局…「市民が何を気にしているか?」あるいは「市民が指摘していることに答えられているか?」についてを理解しているのかな?という点かもしれません。

例えば、「他市よりも市民一人当たりの借金は少ない」そしてまた「他市よりも市民一人当たりの貯金は多い」…市民はそんなことを聞きたいわけではありません。確かに、それは他市よりも「うちの市は恵まれている」との説明や他市比較で「うちは結構、がんばっている」を述べるために示す図としては正しいのかもしれませんが、「だから多摩市は大丈夫」とは言えないと思うのです。

まさに、市民の皆さんは「その点」を指摘しています。なぜなら、多摩市は健康長寿の市民が多いとはいえ、高齢化が一気に進むわけですし、公共施設の老朽化問題にしても一時に訪れることが予測されると共に、もともと公共施設の数も多ければグレードも高いので改修するともなればコストはそれなりに必要になり、一挙に対応することは難しいと言われてきたわけですし、そもそも「今ならまだ改革は間に合う」とも言われてきた改革って一体どこまで進んだのか?…と言えば、勢いよく「改革」と語っていたころから比べればかなりトーンダウンしているのが現状というのは、議員も感じていることではないかと思います。

他市と比べた図表で安心を語られたとしても、他市の置かれている環境全てをもつぶさに比較をしたうえでの安心ではありません。別の場では、多摩市は「みどり環境」がとても充実していて、他市よりも街路樹やら公園なども含め「みどり環境」の維持保全のためにかかるお金が桁違いという説明もされることを考えてみればわかりますね。

経営感覚というのは「他市比較」を示して、安心を語ることではなく、まさに「うちの市、どうするの?」という観点で、もっといろんなデータを突き合わせながら、市民とともに考えられる材料を提供し、語っていくものではないのか?と思います。

 

なので、図書館に対しても、本館を中央図書館的図書館にして新しく建設し、地域にある図書館も廃止方針を撤回しちゃんと残すも「良し」なわけですが、その分、全体としてはどんな風に財政的な課題を乗り越えていくかが問われているのです。何度も言いますが、「地域にある図書館廃止、中央図書館的本館の再整備」と掲げてきたこととの一貫性をきちんと示すことが要求されていますし、私自身もそれに対しては、「今後市民と協議します」というような極めてあいまいな格好で、問題先送りされている状況がどうしても気持ち悪いと言わざるを得ない。少なくとも、「市民と何を協議したいのか?」について、もっとなかみを明らかにして欲しい。市長が「市民と何を話し、何を協議し、そしてどうしていきたいと思っているのか?」・・・いまいち見えてこないことにも、「どよん」とした空気感が流れてしまう。そのことを市長自身にもう少し理解していただきたいものです。勢いよく、「大丈夫」だのなんなのと、きれいな言葉だけを並べただけで、市民は納得できないのです。

 

市民が市長に求めている「経営感覚とは何か?」について、もう少し意識されることで説明の在り方、あるいは説明するために必要なデータの示し方も異なってくるように思います。これから控えているコミュニティセンターの大規模改修工事をはじめとし、まだまだ小中学校にしても老朽化対応はしていかなければならない状況、公園、道路、橋梁…などなど市民の生活基盤となるところにもこれからどんどん対応が求められます。「他市との比較」で安心していられないです。橋梁にしてみても、こんなにも橋梁の多い「街」はないですね。そこが私たちの「街」の魅力ではあるんですが…。

 

いずれにしてもまとめ…。

「今は市民一人当たり借金が少ない、今は市民一人当たり貯金が多い。」

それは、多摩市行政の財政運営が堅実に行われている証。そりゃ、多摩市行政は「質実剛健」という言葉がピッタリでとても地味に頑張ってきたことは確か。しかし、それを持って「安心」とは言えない背景がこれまでずっと語られてきた。他市との比較がなされれば、いかにも『安心』そうに見えるけれど、多摩市と与条件が全く同じところと比較しているわけではない…。

「他市と比べて借金が少ないから=多摩市は安心」ではない。
「他市と比べて貯金が多いから=多摩市は安心」ではない。

 

 

 

 

 

「立春」!…春が待ち遠しい!

先日、桜ヶ丘中央商店会新年賀詞交換会でご一緒された方からご案内をいただいたので…記念すべき「第1回の阿波おどり」を見てまいりました。「東京たま桜」というグループの皆さんが踊りを披露してくださいました。「桜ヶ丘を元気にしたい!」という思いで企画されたと伺っています。地元はマイク英会話学院の先生たちも参加をしており、国際色も感じられるとてもいい雰囲気ででした。最後は「寒さを吹き飛ばす!」ということでギャラリーの皆さんにも呼びかけて、一緒に踊っちゃうという…にぎやかで一体感もあり、楽しいひとときになりました。

最後は中央商店会の平会長が挨拶をなさり、「これを2回、3回とみんなで盛りあげていきましょう。応援していきましょう。」と、次につながっていく予感…楽しみです!

個人的には寒さ厳しいこの時期ではない季節の開催を希望します…。暖かい方が私の身体も動きます…。

その後…自治労環境サービス労働組合のみなさんの定期大会へ。お招きをいただいたのでありがたく参加させていただきました。大野議員が特別執行委員として役員に名前を連ねておられます。以前から、私も存じ上げているみなさんが活動している組合ですので、久しぶりに参加をさせていただき、交流してまいりました。

多摩ニュータウン環境組合で業務を委託されてる現場の方々で組織している組合。働く現場の厳しさ、賃金の問題も含めて、考えさせられることばかりです。私たちの暮らしを下支えして下さっている方々。業務内容も決して楽とは言えない肉体労働もあり。私たちの暮らしが「当たり前」に成り立っているわけではないことを改めて実感させられます。「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」…これをスローガンにして活動されているのですが、定期的に発行されている「だすとぼっくす」という機関紙を通じても、「チーム力」を感じさせられます。

行政が「コスト削減」に取組むことを否定するわけではありませんが、そのしわ寄せが、委託先の労働者の待遇、取り巻く環境に大きく影響することを忘れてはならない…と思いを再認識。行政の職員は自らの給料は保障されている中での「コスト削減」はどうしてもイコール人件費になっているのが実態ですから…。すごく難しい問題とも言えますが、「ごみ行政」はくらしに不可欠なサービスであり、「働き手の確保」という点でも、働く人たちへの生活保障の視点を欠くことはできません。そして、仕事を発注する側の「行政」の姿勢もまた問われますね。職員一人ひとりの応対、仕事に対する取り組み方なども含め、委託先の皆さんはいちいち声に出しては言わずとも、感じておられることも多いのではないか?と思いました。もちろん、私も直接意見を伺ったわけではありませんが、「いろんなこと感ずるだろうな」というのは想像に難くありません。そんな意味でもとても有意義なひとときを過ごし、気持ちがいっぱいいっぱいになった夜でした。

 

さて、また一週間がスタート!とにかく春が待ち遠しい!

「ふれあいを通したコミュニティがないと本当のまちはできない」

予想を裏切らず、昨日は朝から雪!でもパウダースノーではなく、水分たっぷりの重たい雪でした・・・おかげでそれほど積もらずに済みました。市議会有志で江戸川ボートレース場への応援ツアー。多摩市が関わっている事業ですし、一年に一度くらいは「理解を深める」という意味でも、現地に足を運ぶことは必要だと感じています。舟券を買わなくとも、「関わり」がある限り、現場を知る努力は大事。最寄駅の船堀駅とボートレース場をつなぐ直通バスの中の雰囲気を感じることも、来場者のみなさんに感じる空気感も、すべてが私たち議員にとっては決して無駄にはならない情報だと思っています。

さて、今日は和田・東寺方コミュニティセンター「大栗川・かるがも館」のオープニングセレモニーでした。地元出身で芸大に通っている大学生のピアノ演奏、聖蹟桜ヶ丘地域のイベントなどでは欠かせない存在となっている和太鼓「鼓桜」のみなさんの演奏・・・華やかな幕開けを地域の皆さまや来賓の皆さまとともにお祝いしました。

テープカット…なんて初めてのことで、せっかく職員の方に教えていただいたのにその通りにはできていなかった気がします…それはさておき、和田・東寺方コミュニテイセンターは市内で9番目の館。ここに至るまでの紆余曲折は私が言うまでのことありませんが、何しろ…用地は早いタイミングで取得していたにもかかわらず、半ば放置されていたといいますか…いろいろな状況を勘案し(ってどんな状況?)、先に唐木田地域のコミュニテイセンターが開館する運びとなった時の地元の方々の思い…なかなか表現しにくいものがあります。ただ、市行政としてもコミュニティセンターを中心としたコミュニティ行政の蓄積を思いっきり凝縮し、思いを込めて建設に取り組んできたはずなので、その意味では新たな館には「最新」がたくさんあるのだと思っています。

地域の皆さんが建設からずっと関わり、そしてまた、運営も担っていくわけなので、考えても見れば…この仕組みって「よくできている」と思います。同じくコミュニテイセンター「ゆう桜ヶ丘」の代表の方がいらしていて、「こんな仕組みがあるところは少なくて、他市の方からはびっくりされるし、すごい!って言われる。」とおっしゃっていましたが、同感。運営協議会の皆さんは手弁当で本当によくやってくださっている。「地域への期待感、私たちを信頼してくれていることがうれしい。」との言葉にむしろこちらが恐縮してしまいます。

 

そして、名誉市民でもある臼井千秋元市長もご挨拶をされましたが、ニュータウンで人が一気に増えたこと、学校だけは何とか作らなければならないと必死になって取り組んだこと、全国から人が集まってきて、ふれあいを通じたコミュニティがないと本当のまちにはなれない、だから、コミュニティ館をつくろうと発想したこと…それから、「自分が住んでいるから、和田は後回しにしてきたこともあり、地域の皆さんには本当にお待たせをしてしまった」と…これがまた非常に心に染み入る内容でした。ありがとうございます。とても大事なことを私は学んだ気がしました。

午後は、多摩ニュータウン再生プロジェクトシンポジウム第5回に参加。議長として来賓挨拶をさせていただきました。この間、多摩ニュータウン再生推進会議を中心にしつつ取り組んできた「諏訪・永山まちづくり計画」についての説明があり、カルチャースタディーズ研究所三浦展さんの基調講演、そして「多摩ニュータウンのリ・デザインに向けて」をテーマにした座談会と3部構成のなかみの濃いシンポジウムだったと思います。

「ハード中心で議論をしすぎたかもしれない。」…という感想が最後に導き出され、個人的にはいい締めくくりになったなと感じています。「市民の顔がなかなか見えない、住民の存在が感じられない計画になっている」との指摘もいただいていたため、ニュータウン再生推進会議の今後の議論が、もっともっと市民の身近なところにまで届いていくことを期待します。

三浦展さんの基調講演の副題が「郊外を脱して、本当の街へ」となっていたために、ついつい私・・・「ふれあいを通したコミュニティがないと本当のまちはできない」と臼井元市長の言葉を思い出しながら、「果たして、郊外を脱する必要があるのか?」とも考えてしまった。考えただけでまだ自分の考えがしっかりまとまっていないなと認識しつつ…。

2月に入り、寒さがさらに増していくのでしょうか?節分、立春…暦は大切にしたいですね。

 

 

南多摩市議会議長会総会&要請行動

昨日は南多摩市議会議長会の総会、そして今日は総会で確認した通り、鉄道事業者に対する要請行動を行いました。南多摩とは言うまでもなく、八王子市、町田市、日野市、稲城市、多摩市。ちなみに、今年度は八王子市議会が幹事を務めて下さっています。幹事は持ち回りなので、5年に1度のお役が回ってくることとなります。こうしたお役目を引き受けるというのも議会事務局的には「ひと仕事」「ひと手間」が増えるわけでして、大変ですよね。

ということで、本日の鉄道事業者に対する要請行動は、京王電鉄、多摩都市モノレール、JR東日本八王子支社さんに伺ってまいりました。予め、昨日確認した内容の「要望書」を手渡すというセレモニー的な感じでもありますが、予め要望書内容には目を通していただいているようで、要望項目に対するお考えを伺うこともできました。

要望書項目はは鉄道整備、駅舎などの施設改善(ベンチの設置、待合室の設置、トイレの快適性等)、バリアフリー対策などを盛り込んでいます。安全安心の観点で「ホームドア」への要望は市民からの声もあり、盛り込まれています。あと、駐輪場整備への協力等も盛り込まれています。

各議長さんにも何か一言あれば・・・と求められたわけですが、京王電鉄さんには今月からダイヤ改正と京王ライナーのスタート、そして何より、京王相模原線の運賃が安くなるということで謝辞と期待を述べさせていただき、多摩都市モノレールさんには町田市への延伸に期待がかかるものの事業採算性の面からも慎重に検討してほしいということを述べました。人口減少社会ですので、否が応でも乗降客は減っていくわけですね。長期的なスパンで考えていく必要があると思います。なおかつ、従来路線の施設設備更新等も抱えながら、一方、新規路線開拓というのは、なかなか難しそうですね。多摩都市モノレールさんの場合、第三セクターであり、今は9期連続黒字との話しですが、大株主は東京都であり、多摩市も株主として名前を連ねていますので…情勢判断と言うのか、将来にわたっての負担の問題も含めて考えていかねばならないと思っています。

ちなみに、多摩市はJRさんとは直接的なつながりはありませんが、議会でも「橋本駅」にリニア新駅と期待も高まっているのでその旨を述べさせていただきました。ただ、「『相原駅』の向こう側は横浜支社が管轄」とのことでした。ですので、町田市議会の吉田議長さんは「この要望内容を横浜支社の方にも届けたいと思う。」とおっしゃっていました。

 

ということで、京王電鉄さんの会議室に「考えよ」というプレートが掲げてあったのが印象的、そして、JR東日本八王子支社さんの会議室に掲示してあった「会議や資料を見直そう」というポスターが目に飛び込み、非常に衝撃的…。「現状に甘んじることなく、レベルアップを図り、仕事の『質』を高めよう」…これ、毎日目にしているだけで、やはり意識の中に刷り込みされそうだなと思いまして。今日も新鮮な空気感を味わうことが出来ました。

 

寒い、冷え込み…雪。お気を付け下さい!