南多摩市議会議長会総会&要請行動

昨日は南多摩市議会議長会の総会、そして今日は総会で確認した通り、鉄道事業者に対する要請行動を行いました。南多摩とは言うまでもなく、八王子市、町田市、日野市、稲城市、多摩市。ちなみに、今年度は八王子市議会が幹事を務めて下さっています。幹事は持ち回りなので、5年に1度のお役が回ってくることとなります。こうしたお役目を引き受けるというのも議会事務局的には「ひと仕事」「ひと手間」が増えるわけでして、大変ですよね。

ということで、本日の鉄道事業者に対する要請行動は、京王電鉄、多摩都市モノレール、JR東日本八王子支社さんに伺ってまいりました。予め、昨日確認した内容の「要望書」を手渡すというセレモニー的な感じでもありますが、予め要望書内容には目を通していただいているようで、要望項目に対するお考えを伺うこともできました。

要望書項目はは鉄道整備、駅舎などの施設改善(ベンチの設置、待合室の設置、トイレの快適性等)、バリアフリー対策などを盛り込んでいます。安全安心の観点で「ホームドア」への要望は市民からの声もあり、盛り込まれています。あと、駐輪場整備への協力等も盛り込まれています。

各議長さんにも何か一言あれば・・・と求められたわけですが、京王電鉄さんには今月からダイヤ改正と京王ライナーのスタート、そして何より、京王相模原線の運賃が安くなるということで謝辞と期待を述べさせていただき、多摩都市モノレールさんには町田市への延伸に期待がかかるものの事業採算性の面からも慎重に検討してほしいということを述べました。人口減少社会ですので、否が応でも乗降客は減っていくわけですね。長期的なスパンで考えていく必要があると思います。なおかつ、従来路線の施設設備更新等も抱えながら、一方、新規路線開拓というのは、なかなか難しそうですね。多摩都市モノレールさんの場合、第三セクターであり、今は9期連続黒字との話しですが、大株主は東京都であり、多摩市も株主として名前を連ねていますので…情勢判断と言うのか、将来にわたっての負担の問題も含めて考えていかねばならないと思っています。

ちなみに、多摩市はJRさんとは直接的なつながりはありませんが、議会でも「橋本駅」にリニア新駅と期待も高まっているのでその旨を述べさせていただきました。ただ、「『相原駅』の向こう側は横浜支社が管轄」とのことでした。ですので、町田市議会の吉田議長さんは「この要望内容を横浜支社の方にも届けたいと思う。」とおっしゃっていました。

 

ということで、京王電鉄さんの会議室に「考えよ」というプレートが掲げてあったのが印象的、そして、JR東日本八王子支社さんの会議室に掲示してあった「会議や資料を見直そう」というポスターが目に飛び込み、非常に衝撃的…。「現状に甘んじることなく、レベルアップを図り、仕事の『質』を高めよう」…これ、毎日目にしているだけで、やはり意識の中に刷り込みされそうだなと思いまして。今日も新鮮な空気感を味わうことが出来ました。

 

寒い、冷え込み…雪。お気を付け下さい!