人口増=高齢者増という現実。

今日は午前中は岡山県玉野市議会のみなさんが「多摩市議会の議会改革」について調査にいらっしゃいました。「議会報告会の在り方」を中心に意見交換。議会基本条例を制定し、議会報告会を実施しても、おなじみでリピーター市民の皆さんが集まる傾向、また、回数を重ねるごとに参加者減を辿っているなど、私たちがぶつかっている壁と同じようなところで、「今後の在り方を考えていきたい」とお話しされていたのが印象的でした。東村山市議会、町田市議会でも調査をされたということで、東京都内で「議会改革」をテーマにおこしになるみなさんの「定番コース」かもしれません。

さて、午後は東京都市議会議員研修会でした。これは市議会議長会が主催。講師は藻谷浩介さん。期待を裏切らない、時に辛口なトークは私たち議員を睡魔に襲うことなく、とても楽しく伺うことが出来ました。講演テーマは「これからの観光振興と商店街の活性化~各地の成功・失敗事例から多摩地域が学ぶこと~」だったのですが、個人的には先生が最も伝えたかったのは「ごまかされるな。」という事ではないかと思った次第です。

根拠となるデータ、エビデンスをしっかりと押さえておくこと。イメージや感覚で物を言わず、しっかりと裏付けとなる数字を押さえておくべき・・・ということだったのではないかと思います。

そして、講演中に何度も先生がおっしゃったのは「飲食店で全面禁煙になっていないのは日本くらい」という話し。オリンピック・パラリンピックが来るというのに・・・受動喫煙防止をルール化しようとすると猛反対にあうような日本の現状・・・最も遅れているというのがご指摘でした。また、世界ではクレジットカード決済も当たり前なのに、日本がものすごく遅れていることも指摘・・・「カード決済をするときの手数料7%の壁」も指摘されていましたね。もっともっと日本が置かれている現状をしっかり見つめ、世界スタンダードにしていくべきだとおっしゃっていまして、「日本から…というよりも多摩市から外の地域へとなかなか出ない、『井の中』にいる」私・・・目を開いて眠っていてはいけないと思った次第です。

先生が指摘をした中で、「人口増=高齢者像という現実」というスライドがありましたが、東京だけが人口が増えていて独り勝ちしているように言われるけれど、ちゃんと人口構成に目を向けるべき…との指摘はご尤もですね。

そう思いまして、多摩市のこともちょっと調べてみました。この3Dグラフを見ても、どうやら、先生のご指摘が当てはまりそうですね。「人口が増えている」と言っても、その内容をきちんと把握することもまた必要。そして、もう一つ。先生がスライドで示した「地域活性化の5段階」について。「活性化…というけれど、その目的は何ナノ?」ということですね。ここ・・・私もいつも思いますけれど、最近、よく耳にしている「多摩センターの活性化」って?単に人が集まればいいの?といわけですね。それを言うなら、多摩市で話題の「シティセールス」についてもすっかり当てはまりそう。マスコミで取り上げられないよりは、まずは話題になることはうれしいわけですが、「だから、何なの?」という冷静な視点はいつも忘れずに。

交流人口を増やすということもありますが、「関係人口」というのも最近のキーワードですから、こちらもお忘れなくですね。

夕刻からは、図書館再整備に関わる説明会の2回目に参加。これは「説明会」であって、「意見交換会」ではないところがミソ。前回に引き続いて、関心の高い市民の皆さんが集まっておられ、何と言うか…参加した市民と同じくらいの数の議員と行政職員が参加して、見守りました…。「今回の説明会(3回)だけで十分とは思っていない。」という市長発言をもとに、行政は今後どのように活動を展開していくのでしょうか…?