懸命に、素直に生きる。

今日は時の会さんの新年祝賀会に議長としてお招きをいただきました。「時の会」というよりも、聖ヶ丘商店街の「ぽんぽこ」さん、あるいは、多摩の土産と言えば「多摩の散歩道」や「桜ぽるぽろん」でもおなじみの「ぐりーんぴーす工房」さんの方が知られているかなあ。議員も他市への訪問などをするときには、手土産シリーズを購入することが多そうのではないかなって思います。私は「多摩の散歩道」は先方にとても喜ばれるのでお気に入りです。市長は「多摩のよこやま」というお菓子の詰め合わせをいつも気に入り、お遣い物にしていると挨拶で力強く述べておられましたけれど…。

多摩市の中で22年の活動実績をお持ちの社会福祉法人。また、障害者のみなさんの就労支援している事業所はNPO法人で運営されている場合が多いので、市内では唯一の社会福祉法人でもあります。利用者の皆さんの必要性と向き合い、切実な要望に応えるべく、事業を広げてきた歴史・・・以前、お話を伺った際、並大抵ではない努力やご苦労が重ねられていることを感じまして、「障害者福祉の向上」とか「ノーマライゼーション」とか・・・どれだけどれほど難しいことであるのか、そして、自分自身含めていわゆる政治家があまりにも安易に障害者福祉を語りすぎているのではないか?と恥ずかしい気持ちになったことを思い出します。まずは議会としても、障害のある当事者のみなさん、家族や支援者の皆さんの話しをじっくり聞くことから始まり、現場の課題を一人でも多くの議員と共有することが必要であろうと考えています。今日の新年祝賀会では健康福祉常任委員長の遠藤めい子さんのご一緒でしたが、その役割を中心的に担っていくのは委員会だろうなあと思います。健康福祉常任委員会では「障害者施策」を取り上げ、力点を置いて調査研究を進めているところなので、いいかたちで進んでいくといいなと期待しています。

とてもたくさんの皆さんが参加した新年祝賀会でしたので、会場は満員で、なかなかたくさんの方とお話をするというわけにはいかず…とは言え、同じテーブルの方と交流することが出来ました。「時の会」を支えるスタッフさんは30名近くもいらっしゃり、ありがたいことだと頭が下がるばかりです。もっと現場に足を運ばないといけないなあとの思いを強くします。そしてまた、20年勤続表彰があり、利用者さん2名に表彰状と記念品が手渡されたのですが、「続ける」ためには支える家族がいて、見守るスタッフの存在があることも感じた次第です。

会の最後の方では参加者全員の合唱。利用者のみなさんたちも音楽が流れた途端に体が動き、思い思いに体いっぱいの表現で「世界に一つだけの花」とオリジナルの「ぐりーんぴーすの歌」も披露してくださいました。心の状態にとても素直に向き合い、一生懸命に生きていく…大人になるずつ忘れてしまいがちな感性を持ち続けているみなさんの姿がとてもうれしく、心がリセットされるようなひとときでもありました。

2月も半ばに差し掛かり、あっという間に定例会になりますね。いろいろ積み残しになっている事務作業をコツコツやらねばいけないなあ。ニュースも作成しないといけない・・・やることがたくさんあってうれしい。