12月議会はじまる。

昨日から12月。今年最後の定例会がいつも通りに始まっています。一般質問は議長を除く25名全員が通告書を提出しており、昨日からの5日間、一日5名ずつ行う予定です。昨日の一般質問では、折戸さんの「オーガニック給食」について「実施するのは難しい」との明確な答弁があり、多摩市を取り巻く環境を考えると頷ける部分も無きにしも非ずですが、それでも大阪の泉大津市の「ときめき給食」のように、たまには工夫はできないのかなとも思ったりします。私はもっと「お米を食べる」にこだわって…と思っています。パンや麺の原料も「米」にしてほしいと考えています。今は家庭でもパン、パスタなどメニューに多く並ぶ時代なので、「お米」を食べることは日本人としても大事だなと。お米の方が腹持ちがいいですし。

さて、関戸公民館で「スターライトバルコニー」という企画があり、のぞいてきました。昨年からの取組みですが、関戸公民館のあるヴィータ・コミューネの7階フロアがプラネタリウムになります。今回は「星を聴いてみてまなぶ 星とつながる3日間」というテーマで昨日からの3回シリーズ。事前申し込み制とはいえ、立ち見であれば参加可能とも伺っていたので、初日企画のコンサートに足を運んできました(タウンニュースさんの記事)。桐朋学園大学の学生の皆さんが、このコンサートのために「アンタレス弦楽四重奏団」を編成されたと伺いましたが、星や月、夜空をテーマにした楽曲や季節にあった曲を演奏してくださいました。ピアノで弾くドビュッシーの「月の光」は大好きですが、弦楽器でやさしく奏でられるハーモニーがとても素敵で心に残りました。もちろん、天井に映るプラネタリウムがいつもと異なる雰囲気で包んでくれるのもよかったなあと。

3日間で、コンサート、去年も実施した寝ころびプラネタリウムと星空観察会、月の立体早い版作成ワークショップと魅力的な企画が並びます。寝ころびプラネタリウムと星空観察会は一ノ宮児童館と共催で親子で参加する企画になっていますが、昨日のコンサートは小さい子どもから大人まで参加し、子どもたち用にはジョイントマットが準備されていたので、それこそ寝ころび、寛ぎながら美しい生音を耳にできるという贅沢なひとときが過ごせたのではないかと勝手に思っています。かっちりしたコンサートだと、座席にじっと座っていなければなりません。多少のお行儀が悪くとも、ゴロゴロできるスペースがあり、本物の音に触れられるのは無意識のうちにも幸せなことではないかなと。

これは公民館だからできること。そしてまた、公民館と児童館とで一緒にやるからこそ、ジョイントマットを敷くという発想も出てくるのではないかとも思います。公民館のロビーコンサートにはない光景ですから。今日は2日目でしたので、「寝ころびプラネタリウム」。そもそも、関戸公民館のロビーでゴロゴロできるのがいい。大人もやりたいです。「親子対象」となると既に対象外になるのが残念過ぎる。

 

関戸公民館はビルの7階なので、上に登らないと「見えない」場所とも言えますし、この間、関戸公民館は「ビルの上にある」という立地が自然に人が行き交うような立地にある永山公民館と異なる難しさだと聞いていて、告知についても気合いが入ってるなと思いました。去年のことを思い起こすと、夜になれば、周囲の電飾などがキラキラ反射し、せっかくのプラネタリウムが見えづらかったのですが、今年はばっちり!

 

天井から、職員さんたち手づくりのカーテンがつるされていましたが、その出来映えがなかなかすばらしく。総動員でやったのではないかと思われます。竿に農業用のビニールで作成したと伺いました。このアイデアすごい。農業用のビニールとは思いつきません。

ということで、児童館でプラネタリウム企画に携わったことのある職員さんが公民館に異動して、新しく始まった企画なので、児童館とも現場レベルでとてもいい連携ができているのもまた私としてはうれしい。

ところで、途中、立ち見をされていた方に「椅子をどうぞ」と運んでいった男性が…。「まあ、どうも」と頭を下げられた市民の方は教育長だとわからなかっただろうなあ。教育委員会と言えば、学校教育系に注目が集まりがちですが、それだけでなく公民館や図書館、ふるさと資料館など社会教育にもしっかり取り組んでもらいたいので、教育長が登場してくださったのもありがたいこと。教育委員のみなさんにもこうした公民館の日常風景を見ていただきたいものです。