マンションの10周年記念。

多摩ニュータウン再生の象徴とも言える「ブリリア多摩ニュータウン」。諏訪2丁目住宅の建替え、新たな街びらきから10年が経ったことを記念した式典が開催されました。一般的というか、普通は集合住宅など10年経過したところで、「それだけの話し」で終わってしまうと思いますが、やっぱり、「建替え」という歴史的事実の重みがあっての記念行事ですね…そのことを再認識、再確認できるひとときでした。「10周年記念行事」ということで、記念式典、植樹、写真パネルの展示、子どもたちの絵・写真の展示、マンション内サークルの紹介コーナーがあり、マンション敷地内を歩きながら10年間の振り返りをしてみる企画などが予定されています。

1200戸を超える大所帯でもあって、こうした行事を開催するかどうかもご意見さまざま。10年の間には住民の入れ替わりもあったりで、過去の経過を知らないまま、入居した方もおられます。その意味で、住民同士の温度差もないわけではなく、わざわざ「10周年なんて…」と賛否両論あることも確か。ただ、管理組合の総会で議決して、実施する運びになっていたもので、理事会の皆さんの開催までのご努力というのは計り知れず。しかし、「こんな行事があることは知らなかった」というお声が当日まであり…。エントランスのところにポスターなど貼ったり、管理組合のニュースなどでも告知されていたのだけど…と思いました。

市政に関しても同様ですが、「そんなの知らなかった」と言われることも少なくないですが、何かこうコソコソというか黙ってやってしまえ…という時代ではなく、情報はかなりオープンにされているものの、思うようには届いていかない、伝わっていかないという「見えない壁」問題がありますね。

ということで、こうした行事をやるにも管理組合理事会だけでは抱えきれないわけでして、企画や運営メンバーを募集していたので、私もちょこっとだけお手伝い。日常的にも管理組合の理事会の会議はとても大変だと仄聞していましたが、それがどれだけ大変な事であるのかも垣間見たりして、1200戸以上大所帯を取りまとめていく苦労はもちろんのこと、「よりよいコミュニティにしていく」という意味、それを巡っても十人十色でいろんな意見もあったりで、関わることでとても勉強?良い経験をさせてもらってます。それぞれを「活かしあう」とか「尊重しあう」とか、年齢性別も異なって企画運営メンバーになっている皆さんの立ち振る舞いに学びが多いです。

いずれにせよ、オープニングセレモニーとして開催した記念式典には市長や建替えに関わった事業者の皆さんもいらしてくださり、「住民の皆さんがどれだけ出席くださるかなあ」と内心冷や冷や、ドキドキでしたが、想定よりは盛大な感じにもなってよかったです。。せっかくやるので一人でも多くの住民のみなさんにも関心を寄せていただいたり、興味を持っていただけると良いなあと思ってきたので。

今回のオープニングでは諏訪小学校でブラスバンドをやっている子どもたちの演奏がありとても好評でした。学齢期のお子様がいない場合には、諏訪小学校とは縁遠く、なかなかこうした演奏を聴く機会にもないですね。いわゆる諏訪2丁目住宅、建て替え前の諏訪2丁目団地ですが、私の子どもの頃の学区は「北諏訪小学校」でしたし、ご高齢の皆さんはどちらかと言えば、馴染みがあるのは「諏訪」ではなくて「北諏訪」小学校という感じなので。その意味ではとてもいい機会をつくれたのではないかなと…勝手な感想です。「すごくよかった」「すばらしかった」…という感想を多く耳にしました。寒空の下での演奏になり、天候だけは何ともしがたく…ということですが、その分、子どもたちの頑張りがより伝わる場になりました。校長先生をはじめ、先生方もとても協力的で10名を超える今日職員さんたちがいらしてくださったとか。どうもありがとうございます。子どもたちにも本当にありがとうでした。ブラスバンドの子どもたち、もちろん学校を支えているところに「保護者あり」ということも感じました。時代が変わり、共働き世帯当たり前の時代になっていて、保護者の皆さんも本当に忙しい。それでもやっぱり、昔と変わらず、学校を支えるところで保護者は要になっているなと。決して、「放棄はしていない」と感じます。

そして、最後に特筆すべきは、諏訪小学校ブラスバンド部の子どもたちが待機する控室を設ける必要があり、諏訪児童館にお願いをしたところ、「そういうことなら、協力します。」ということで館長が児童館を開放してくださいました。「日曜日だし、その日は無理です。」でピシャリお断りということでなく、地域への協力や子どもたちの出番があることに理解を示してくださり、ありがたかったです。「現場を大事に」とか「市民のために」「地域のために」という言葉が上滑りせず、対応してくださること、本当に感謝でした。

 

全議員研修会でした。

「まるでホラー・・・」と言われていた多摩センター駅前のキティちゃんの看板がリニューアルされていました。「イベントに合わせて看板も新しくします」…と聞いていましたので、よかった。メンテナンスはとても大切。これに限らず、看板などは古くなればさびてしまったり、道路上にペイントしてあるものも風雨にさらされたり、踏まれたりと薄黒くなっていたり、剥がれてしまって、却って見栄えが悪く「行き届いていない感」がにじみ出てしまうので、それなら、わざわざペイントなどしなくてもよいのに…と思ったりするわけです(予算全体から見たら微々たる額なのかもしれませんが、それでも税金ですから、もっと別なところに使ったらと)。

さて、今日は予算決算特別委員会の理事会があり、オブザーバーで出席したり、その後、本庁舎建替基本計画の特別委員会に出席し、それから、全議員の研修会もありました。定例会ではないタイミングで議員の日程調整をするとなると、これが意外と大変なので、全議員が出席しなければならない研修会などがあるとそれに合わせて他の打ち合わせなども詰め込む…というのが常。そんなことで、3つの会議が続いて行われて、しかもそのあとに、議会だよりの編集会議もあったようですが、理事会も特別委員会も十分に協議するには時間不足ということで、今後の議論を進めるための「頭出し」で終了でした。本庁舎建替基本計画の方は行政の都合に合わせて、議会が動かざるを得ない状態になっていて、のんびりするわけにいかなくとも、十分に協議できるだけの時間の確保が求められるような気がしますが、議会での協議が中途半端に終わることのないように…と思いますね。何となく時間切れ状態になり、協議が終わって、それでも「議会の皆さんにも慎重に議論をしていただきました」みたいになることだけは避けたいです。

「全議員研修」。こちらは「著作権法」に関する学習会でした。著作権についてはふわっとはわかっている感じですが、体系的に話しを聴いたり、学んだことはなかったので、よい機会を得られたと思います。事の発端は議会だより。一議員が用いたイラストが「著作権法違反」だったことが判明し、訴えられたことですね。すでに和解し、損害賠償請求にも応じて一件落着していますが、インターネットなどの画像など用いる時にはきちんと利用規約などを見なければならない…を徹底しなければなりません。ふわっとでも意識はしていましたが、「ふわっとの意識ではならぬ」と自覚させられました。自分自身も他人事とは言えないので、図画、文章などの引用については気を付けなければいけないと再確認したところです。

懐かしい。ラムネをお裾分けしてもらいました。ラムネ瓶のカタチ、昔と変わったのかな?と思いましたが。今週末はお天気がグンと秋らしくなるというか、一気に冬になるような寒さと言われています。マンションが10周年を迎えて、記念イベントを実施する予定です。諏訪小学校でブラスバンドをやっている子どもたちの演奏が披露されるので、とても楽しみ。雨に降られませんように‥‥。

自治体議会政策学会の学習会に久しぶりに参加。

自治体議会政策学会が主催の自治政策講座に参加。2日間の日程で行われるのですが、明日は公務があるので、今日だけの参加になりますが、「多様な人が暮らしやすいまちづくり」のタイトルで三浦まり先生と「教えてドクタープロジェクト」の話しが聞けるなら、一日だけでも参加したいなと思ったので。

冒頭のあいさつで、自治基本条例を制定するときにもお世話になった竹下譲先生が「自分たちの議会運営の在り方をもう一度考え直す必要があるのではないか」「議会では本当に議論が行われているか、一般質問は単なる議員の要望と提案事項に過ぎない。一議員の要望や提案事項を踏まえ、それを議員どうしで議論することが本来あるべき姿ではないか」とおっしゃり、目が覚まされる思いでもありました。そういう場は多摩市議会でも乏しいですね。議長以外25名の議員が一般質問をしますが、他の議員の皆さんの考え方などを聞いているだけに終始するわけで、「それって、どうなの?」と感じることに対しても、口を挟めるわけではなく。「意見開陳」ということで、一般質問は議員個々人の想いの丈を述べて終わり…。もちろん、私もいつも自分の意見を一方的に述べているだけですが。

その意見や提案事項は…結局、首長(行政)の裁量によって、〇△がつけられるだけですね。はっきりとその場で「×」をつければいいものであっても、「△」にしておくのがセオリーというか、行政の対応。「〇」の場合であっても「△」で答えるというのもまた、答弁する管理職のあるべき姿であり、お手本であり、セオリーなのかもしれませんが。

さて、三浦まり先生からのお話しは非常にわかりやすい。直接、ご講演を伺うのは初めてでしたが、本当に明解。「誰もが生きやすく取り残されない社会」をつくる出発点に「ジェンダー問題」があるという指摘はご尤もだなと。「ジェンダー主流化」の視点、多摩市でももっともっと見ていくことが求められるような気がしました。「女性の政治参加」の視点で言えば、多摩市議会の場合、女性議員も50%とはいかないまでも、半数近くはいますし、「男女差」をあからさまに意識させられるようなことがなく恵まれた環境にあることを実感しますが、まだまだ世の中、「オッサン政治」とも言われます。、特に国会の場合、女性は少数派。増やしていくことが必要。そして、地方に行けば行くほどに、「女性議員0」の議会もあるので、まずはそこから変えていくことも重要ですね。地域にある政治風土こそ重要で、地域が変わらなければ、国も変わっていかない…そんな印象を持っています。三浦まり先生の「さらば、男性政治」…前からも購入するかどうか迷っていたのですが、読んでみたいと思います。

諸外国は「クォーター制度」を導入しているのに、なぜ、日本はその導入に踏み切れないのか。三浦先生のおっしゃるように「政治的意思が弱い」という一言に尽きますね。まさに問われるのは「政治的な意思」。それを支えるのは私たち市民一人ひとりでもあるのですが。個人的にも「女性の政治参加」や「女性の自己実現」という観点はテーマにしていることなので、非常に勉強になったひとときでした。

そして、「教えてドクター」について。今更ながら、佐久市が取り組んできたことなんだと…知ったのですが、私はアプリの存在は知っていたので、とても興味深く、導入に至った経過など伺うことができました。一自治体の取組みが拡散されていく・・・誰もに利用できて開かれている。その発想も素敵です。アプリですから。

ただ、「アプリはあっても、結局、その活用をどうしていくか。医療の専門家がフォローしていかなければ、本当の意味でアプリが目的としている活用の成果があがりにくい」とも。「なるほど」と思いました。「教えてドクター」アプリは私の周りでも知られていますし、いろんな地域でも積極的に使ってもらいたいそうですが、「地域の子育て支援事業の一つとして使う」場合には、どうフォローアップできるのか?という視点が欠かせないということですね。個人的に勝手に自由に使うのとは別にして。

また、アプリを維持していくためには一定の費用が掛かること、コンテンツの充実をしようとすれば、それに伴う費用も。今後、DXなどでアプリを利用して…というのも、決して安くはないということで。頭に入れておかないといけないです。オリジナルとか、カスタマイズとかすればするほど…かな。

個人的感想。三浦まり先生と名刺交換された議員は少なく…「教えてドクター」について講演してくださった佐久医療センターの小児科医である坂本昌彦先生のもとに名刺交換に並んだ議員が多かった…ここ、自分的には印象に残った光景でした…。参加者は男性議員が圧倒的多数でしたからね…。

子どもたちの心と食事(大人も…)。

友人が主宰してくれた那須ジュリアンさんのお話し会に参加してきました。「子どもの強い心 生き抜く力の育て方」というタイトルで、那須さんが出会い、関わってきた2000人以上の子どもたちを通じ、得られた知見を踏まえたお話しを聴くことができました。

「心が強い、心が弱い」…なかなか微妙な表現だなと思ったりもしますが、元気がなくなって、メンタル的に落ち込んで引きこもってしまったり…子どもたちの場合には不登校になってしまったり…いろいろな原因があり、決して要因は一つではなく複合的なものかなと思っていますが、共通しているところに「栄養」があるという指摘には頷けるものでした。はっきりいって、子どもだけでなく大人にもぴったり当てはまること。とても参考になりました。

やっぱりその筆頭に上がるのは「砂糖」。そして次には「油」。

これはよく言われることでもありますね。「砂糖」に関しては、中毒・・・とも言われるように、私もなかなか「砂糖断つ」は難しい。ただ、どんな「砂糖」を選ぶのかについては気にしているつもりです。人工甘味料が添加されているものは避ける。白砂糖は避ける…ということで、なるべく買わないようにはしていますが、市販のお菓子を買いすぎていて白砂糖回避とは程遠い生活だったりもします。「油」については、うちは揚げ物や天ぷら、炒め物など、油を使う料理はめったにしないので、まあ、大丈夫かなと思っていますが、家にあるのは菜種油とオリーブオイルなので、ここは合格(と自己判定)。

ということで、実際に、子どもたちの「食事内容」を見直し、改善することで子どもの変化が見られた事例なども紹介してもらい、そういう意味では、集中力を高めるとか、気分のムラをなくしていくとか…大人にとっても必要だ大事なことで、私もやっぱり、実践しなければいけないと思った次第です。調味料のことを考えて、食事の内容を少し見直しただけでもテストの点数がアップするとか…嘘のような本当の話し。私も「食」を改善して、パワーアップできなくても、維持はしなければ。

もともと、子どもたちの食については、アメリカの荒れていた学校でカフェテリアで提供する「食」を見直し、改善することで暴力的な行動が減少したり、落ち着きを段々取り戻した話などは知られた話でもあります。愛和小学校で取り組んだエディブルスクールヤードの視点でもあります。どんなにか質の良い教育が行われていたとしても、それを受け止める側の子どもたちの土台(身体)がしっかりしていなければ、吸収できるものも吸収できなくなってしまいます。たまにはファストフードもいいのかもしれませんが、やっぱり、習慣化しない方がいいはず…を確信します。

さて、こうした話しを聴いているのはたいてい母親であって、今日のお話し会もスタッフの男性1名以外は女性…でしたが、食事作りを担っている母親の立場だと、こうした話を行けば聞くほどにプレッシャーを感じる場合もあるでしょう。だからこそ、今日の話しでは「料理は手抜きでいいんです」・・・一生懸命作ろうと思うとそのことがかえってストレスになります…という話しもあり、「何を摂るかというよりも、何を摂らないか」を考えることから始めると手軽に取り組めること、「てぬキッチン」を紹介していただけて、肩に荷が乗っかることはなかった気がします。

日本の教育は「ちゃんとしなきゃ教育」という指摘もあったように、ホント、私たちはいつも「ちゃんとしないと」と思いすぎていて、まずはそこから自分を解放してあげないと!…ですね。子どもだけでなく、親もまた「ちゃんとしなきゃ教育」を受けてきて、「ちゃんとしなきゃ」に縛られているところも多そうですね。もっと深呼吸をして、大らかになれるよう、社会全体の空気感を変えていくことが今、求められていることではないのかなってつくづく感じ、今日も改めて、そのことを認識させられました。

話しは変わりますが、つるまき・落合商店街のところでリ・スタートした「ラフ・キッチン」さんに行ってきました。昼下がりでしたので、ほとんど胃袋に余裕ないながらも、かぼちゃプリンをいただきましたが、「かぼちゃ」を感じることのできるプリンの味に舌鼓でした。「志」があって、地域を良くしたい、そして住んでいる人がみな、どこかに居場所を持てるような環境があるっていいなと思います。ふらっとお店に立ち寄って、コーヒーを注文して、そして、スッとおみせをでていくおじいちゃんの後姿が素敵でした。

最近、子どもたちの不登校、いじめ、親子関係などのお話を伺うことも多く、考えさせられることがとっても多いです。どうして、こんなにもギスギスしてしまうのかなと思ったり、あとは、パッチワークのような対策とか絆創膏を貼っただけで、何にも本質的には解決されていないことも少なくないな…という現状とか。大人が子どもたちの可能性を摘み取ったり、子どもの成長力を押さえつけたり…そんなことがあってはいけない。私たち大人は本当に子どもの声を聴くことができているんでしょうか。若年世代の死因のトップが「自殺」なのは日本だけです。ここを変えていくための「子どもまんなか」にしなければならないですね。

お話し会を主宰してくれた友人にありがとう。こうした会を草の根で広げてくれる活動って素敵だなあとしみじみ。ジュリアンさんのお話し、もっともっと広まるといいな。

 

行楽日和でしたね。

せっかくの3連休でお天気も良く…でしたね。市内の各地域でもイベントが行われていて、身近なところで楽しい時間や空間が持てるとすれば、それはちょっとうれしいことかなと思ったりもします。私もこの連休中、どこかで自分の休息だけは取ろうと思って心がけつつ、「休みの日しか時間が取れない」という方に対応をしたり、あとは、久しぶりに妹に出会うこともできたことがよかったなと。お互い、歳を重ねたな…というような話題に花が咲いている感じです。

さて、子どもがどうして学校に行けなくなってしまうのか…毎日、変わらない姿で元気に学校に行っていたにも関わらず、ピタッと身体がいうことはあるのだと思います。私の場合も「親に心配かけないようにしないと」とか「頑張っていかないと」という気持ちを奮い立たせながら、我が子が学校に通っていた時期があったこと…今になって本当によくわかります。「学校だけが全てではない」との考え方が、肝心な我が子にはその本質まで十分に伝えきれていなかったと…振り返って反省をしますが、それでも、当時の苦しさや辛さを越えることができ、今があるので、とにかく周りで助けてくださった方々のおかげとしか言いようがないです。

「心理的安全性」

「安心」ではなくて、「安全」が大事だと言われるようになっていますが、学校も子どもたち一人ひとりの「心理的安全性」が保たれているかどうかをきちんと分析していくことが必要ではないかと感じています。そして、学校に足が向かなくなった子どもたちについて、最近は「無理やり学校に行かなくてもいい」あるいは「無理に学校に来ることを促さなくてもいい」となっているからなのか、形式的な対応とフォローしか行われていないケースも多そうですね。先生によってなのかもしれませんが。そして、確かに、「学校外の居場所があればそれも一つの選択肢」にはなると思いますが、例えば、多摩市でもバーチャル空間が導入されたところですが、そこがあるから「大丈夫」ではないはず。表現難しいのですが、「他の選択肢があるなら、そこに委ねればいい」と学校側の妙な安心感になるとしたら、個人的にはそれは違うのでは?と感じています。学校の先生も日々、登校する子どもたちに向き合うだけでも大変で精一杯になっていることも理解ができますし、「バーチャル空間」も「教育現場にいる教師の負担軽減」も期待されているようですが、とは言え、「来ていない子ども」のことを後回しにすることとは違うはず。そこは意識してもらいたいですね。何となく個人的な印象からすると、登校していない子どものことが置き去りになっていくように見えてしまうので。

そういえば、「不登校特例校」の設置についても再検討状態がずっと継続していますが、どうなっていくのでしょう。ほぼ設置、開校の段取りまで整ったはずから2年余り経過しています。何をするにも・・・財源の裏付け、財源の確保も必要になり、それを全体として調整していくことが求められ、その機能を果たし、発揮するのは市長ですね。この3連休も市長はとてもお忙しそうで、「挨拶するのがお仕事」のように各地域を回っておられたようです。忙殺されてしまうと、心に余裕がなくなり、よいアイデアも浮かばなそうですが、それは人それぞれ…能力も違うし、私が市長のことを心配する必要はないですね。余計なお世話ってことで。

国立博物館がクラウドファンディングをやって資金を確保したことが大きく取り上げられ話題になったり、とある地域では救急車の買い替えにもクラウドファンディングを実施するようなことなニュースも見ましたが、なんか、税金の使い方、おかしくないですか?…と思いますね。翻って、多摩市での現状についても「将来を見据えて」という枕詞がいつしか霞んでしまった状態が改善されなければならないと思っていますが。そういえば、パルテノン多摩でも去年、クラウドファンディングをやって話題になっていました。注目度が把握できるというか、支援者がこんなにもいるんだな…という確認とか再認識はできて良かったけれど、実はちょっと私はひいてみてたので。もちろん、学芸員さんの努力は認めますし、評価はするものの…です。

京王グループのHPにプレスリリースされていました。京王プラザホテル多摩センターの建て替え計画についてです。議会事務局からの情報は一足遅いんですよね…。私としては近所の「多摩永山情報センター」「スマイルホテル東京多摩永山」の行方もとても気になります。

子どもたちが見ている将来。

前期スケジュールと同様に後期も授業があるということで…5月と同じ内容で「女性のキャリアデザイン」を考えるための講義に参加をさせていただき、私の拙いスピーチを聞いていただきました。唐木田にある大妻女子大学のキャンパスは、23区内にある大学とは全く異なりますが、でも、とてもいい場所だなあ。落ち着いて学ぶことのできる環境があるなあとしみじみ。

女子の教育、女子が学ぶ必要性を切り拓いてこられた方々、やっぱり尊敬します。

午後からの授業でしたので、帰るころには段々夕方になってきたかなあ…の空模様。こうした景色が見れるのって、すごく大切だと思います。いわゆる喧騒とは一線画したこうした場所での学びは…刺激が少ないとか言われるのかもしれませんが、情報過多であまりにも情報が洪水のように氾濫しているような暮らしからそっと身を話すことができるような佇まいがあるので、私はとてもいいなと思ってしまいます。そして、この風景に、「子どもたちが見ている未来ってどんな景色なのかなあ」とふと考えてしまいました。

ところで、大学2年生・・・ほぼ娘と変わらない年齢の大学生の皆さんに向けてお話をするというのは、ある意味、説教じみた感もあり、あとから振り返って、自己嫌悪に似た気持ちを感じるのですが、我が子に送ってもなかなか響かないというか、伝わっているのか伝わっていないのかがわからないことも日常生活とても多いので、そういう意味では、授業だとみなさんとても熱心に耳を傾けてくださるのでありがたいです。

「こうあらねばならない」

から解き放たれて、自分自身を捉えることができた時、すごく自由で良い発想に出会えるような気がしています。そこから自分の将来を考えてもらえるといいのではないかなあと思うのです。そのことだけは、間違いなく伝えることができたらうれしいです。今の大学生というのは、それこそ私の学生時代とは様変わりし、授業の出欠もなにもかもコンピューターで管理されていて…「アナログ世代とは違うんだなあ」と関心もしてしまいますが、何だか雁字搦めなきもしてしまって、かわいそう。もっともっと、深呼吸をして学んでほしいとさえ思うのですが…それが許されないのかしら。

「女性とキャリア」…大したキャリアがあるわけでもありませんが、私自身は自分が大学を卒業したのは1999年3月、同年6月に男女共同参画社会基本法ができてから、何年の月日が経過し、その間にどのくらい社会は変わってきたでしょうか。そんなことを問い直し、振り返りながら講義することができるので、自分にとって一番意義のある場を与えていただいているように思います。

週末は3連休。まだ、自分のニュースのポスティングが残っているので早起きしながら少しずつ配っています。でも、全部自分で配っているわけではなくて、ずっとボランティアで配布してくださっている方もいらっしゃるので、とても助けられているのです。ただ、やっぱり、時に「自分の足を使って」ということが大事です。地域の小さな移り変わりを見ることができるからです。人は絶えず動いています。あ、転居しちゃったのかな…という方もいらっしゃったりしますし、空き地に新しい家が建っていたり、空き家が解体されていたりもします。今まではなかったところに看板が出ていたりもします。四季折々の街の姿を感じることもできます。気持ちの良い季節になりましたが、花粉が飛び回っている気がします。視察や研修にも行ったので、その内容の振り返りをしたり、地域のイベントにもそっと顔を出したり、久しぶりに妹に出会ったりして、過ごします。

2050年の大人づくり。

今日から11月。そして、今日は市制施行記念日です。12月の定例会まであと1か月なので、準備も進めていかないとなあと思っているのですが、その前に、市議会レポートの配布をし終えたいところ。あともう少し今週中には配布完了できるかなという目途で…有酸素運動に励んでいる感じ。あっという間に筋肉痛が出てくるので、体力低下を感じ、「歳とった…」と痛感する一方、まだまだ大丈夫かなと自分で自分を励ましてます。

夕刻から、「教育支援フォーラム2023」に参加しました。議員には案内がなかったように思いつつ、せっかく開催されるのならと足を運んできました。去年は「コミュニティスクール」のことが取り上げられていましたが、今年は「第二次多摩市特別支援教育推進計画」がテーマになっていたようです。明星大学の小貫悟先生からの講演を聴きたかったので、フォーラム開催の情報を得ることができてラッキーでした。

ただ、前回もそうだったのですが、質疑応答の時間が無いのがとても残念。事例発表で永山小学校での取り組みについても紹介されていたのですが、もう少し詳しく聞きたいなあと思いましたので、そこはやや消化不良ですが、永山小学校のみならず、各学校で特別支援教育に対する先生たちの意識をどう深め、高めながら、「一人ひとりに寄り添って」学習環境が整えられ、教育実践が行われているのか、とても興味があります。

ちなみに教育フォーラムは多摩市が掲げる「2050年の大人づくり」に向け、みんなで考えましょう…という目的もあり、各小中学校にも呼びかけがされているようで、保護者の参加もぼちぼちありましたが(でも両手で数えられるくらいの人数)、各学校長、副校長も義務ではないものの、出席している‥‥というような雰囲気。出席していない学校もあります。議員にも案内はなく、大々的には告知宣伝されていないので、案内のチラシに定員150人と書いてある割には、それほどの参加者がいないというのも残念。「そんなもの」なのかもしれませんが、せっかくやるので、もう少し盛り上げたいものです。「やりました」というアリバイづくりのような印象も受けてしまうのがもったいないです。

ということで、子どもの問題を考えるのに、個人的には…

やっぱり、「食」のことを考えていかねばならないとますます感じ、考えるようになっています。「からだ」というのが何においても基本であり基礎であり、何よりも土台ですから。今後、給食センター建替えもありますし、それをきっかけにもう少し「子どもと食」のことについても議論できるようになるといいのですが。教育委員会でも、教育委員の先生たちがこうしたことにも目を向けて、学校給食の牛乳問題だけでなく考えてくれるようになると良いなあ。