12月議会 一般質問が終わる。

今日で5日間の一般質問が終了。そして、私も今日の1番目に質問をして、ホッとしています。一般質問の順番は3日目くらいが一番いいなあ。くじ引きなので、運を天に任せて…ということですね。いただいたカステラが今日のご褒美と思っております。

昨日は帰宅してから、ずっと今日の準備をしていて、上手に睡眠をとりながら朝を迎えたわけですが、睡魔の襲いかたが半端ないなあと感じる最近…これは体力の問題なのかしら?

今日、私が取り上げた質問の項目は3つ。会派での話し合いで、今回は「災害」について、みんながそれぞれの角度から質問項目の1つに入れようと決めていたので、私は「災害時の情報発信」のことで通告していましたが、予想通り、ほかの議員の方も取り上げていた課題でもありました。あとは、今月1日から施行されている「成育基本法」について、子ども青少年部のほうでは把握されていない様子だったので、ちゃんと気にかけてほしいという思いを込めた質問、そして、前回の定例会に引き続いて、多摩中央公園の改修に向けた公民連携についての質問でした。

私の質問というより、答弁をしていた部長の皆さんが「とてもちゃんとしている」というお褒めの言葉をいただきまして、それはうれしいことですね。今回は、かなり事前に意見交換をしたというのか、担当者の皆さんと調整をしたというのか、いつになくやりとりをしていたので、私の考えは十分すぎるくらい理解されていたのではないかと思います。

現在、多摩中央公園の改修に都市公園法の改正で新たに制度化されたP-PFI手法を用いたいとする意向で動いていますが、私は、今回の改修工事については合、通告書にも書いたのですが、「パルテノン多摩、富沢家、新設予定の図書館、駐車場、グリーンライブセンターと公園内にある建物ごとに管理や運営が考えられており、公園管理と施設管理や運営を統合化していくような仕組みづくり、制度設計については後回しにされている」という点で、「従来の発想と枠組みに捉われたまま小手先だけで新たな手法を導入しても、期待する効果も得られなければ、却って、非効率を招くのではないかとさえ危惧します」という意見です。

しかし、ほぼ100%に近い確率で、P-PFI手法で公園改修をやっていくと思われますので、「そうであるならば」ということを前提にした質問にしました。答弁については、「よく言うよなあ。」と心の中で思うこともありつつ、限られた時間なので、とりあえず自分の言いたかったこととせっかく作った表の説明だけはしたかったのでそちらを優先しました。

制度詳細を書き始めると説明が長くなるわけですが、端的に言えば、「グリーンライブセンターの改修経費とその後の維持管理経費を削減する努力をしてほしい」ということなんですね。P-PFI手法を活用の可能性を追求することで、多摩市にとっての財政負担が軽減されると思うからです。中長期的に見て、安定的な財政基盤を作っていくことが必要で、今回の大規模改修という節目は今後どうしていくかを考える良いタイミングではないかなと思うものです。

従来通りに物事を進めるというのは、波風立つこともなく、ある意味、安定していると思いますし、言ってみれば行政にとっては「楽」とも言えます。でも、そのことが将来、20年後や30年後につながる結果を生むのかどうか…ここは今一度考える必要がある…ことグリーンライブセンター問題に限らず、他のことにもあてはめて言えることだと考えています。グリーンライブセンターは居心地もよく、いい場所だと思います。そして、歴史を紐解けば、民間移譲すべきというような話が出ていた時期もあり、そこを乗り越えて、今があります。多摩市と恵泉女学園大学とグリーンボランティアの三者連携による運営で、グリーンライブセンターが息を吹き返したとことも事実。ただ、やっぱり、長い目で見ていく必要があるからこそ…と思っています。どうやったら、今の良さを生かしながら、将来に向かっていけるのか?今は、条例で設置されている施設ではなく、施設使用料を収入にし、活動に還元できるような場にはなっていない。こうしたところも課題なのかなと思います。P-PFIによる公募対象公園施設としてグリーンライブセンターの改修が実施できるとすれば、多摩市にとって今後の財政負担が軽くなる可能性も追及できると思っています。

モノをたてる、つくる…そこにはもれなく維持管理がついてくるわけで、それに伴う財政出動が必要になるわけですから、やっぱり、公共施設を将来にわたっていかに継続させていくか、そのためにどうしていくかの問題は、私たちにとって避けて通れない重要事項。「嫌われる勇気」を持たなければ、進めることが難しい。そんなことを感じながらの質問でした。

カステラをいただいて、反省事項などなど…いろんな気持ちをとりあえずリセット。また、気持ち切り替えてスタート。