住んでいるまちの議会を知ってほしい。

かれこれ16年のつきあい・・・議員インターンシップがまだメジャーじゃなかった時代に、私は「信頼できる政治家をつくる」ことを掲げて発足をしていたステイツマンと言うNPOに支援を受けていたつながりから、インターンシップを受け入れていました。私が25歳、26歳と言った時代でしたので、当時はインターンとして一緒に活動していたメンバーとも年齢が近く、「同志」という感じだったことを思い出します。私よりもほんの少しだけ若い大学生の後輩たち!…ということで、一緒に考え、一緒に汗をかき、必死でポスティングをしていたこと等など…懐かしすぎます。

という古いメンバーの一人が大学を卒業し、社会人になり、でもやっぱり、研究職をめざすと言って大学院に入り直し…ようやく大学講師から准教授という立場になり、今はさらに研鑽を積んでいます。今日はその授業にお招きをいただき、「すごく人数が少ない」ということでしたけれど、人数の多い少ないは関係なく、「地方自治」の授業でしたので喜んで足を運んでまいりました。ゼミのような授業で、こじんまりしていた分、受講生との距離が近くて、とても話しやすかった。

私、大学時代に政治学科で何をしていたかというと…当時は「地方分権」が言われ始めた時代で、「地方政府論」の授業がとても面白かったので、ゼミも「自治」というテーマを選び…稲城市押立地区のことをグループ調査していました。「100万円」の補助金をもらって、地域の人たちで自分たちでせせらぎのある公園を整備したという事例だった記憶。なので「百万園」というタイトルで報告書をまとめていたようにも思います。いまや市民参加は当然!の手法になっていますが、大学生の私たちにとって「100万円であとは好きにやっていい!」という発想は斬新でした。

さて、行きの電車の中では昔のこと、20年以上も前のこと、大学生の時の自分はどうだったのか?と思い浮かべていましたが、やっぱり「多摩市議会」のことなど何一つ知らなかったわけです。特に興味もなかったですし、議会があることは「仕組み」としては認識はしていたものの、しかし、多摩市の議会など意識することもなく日々を過ごしていました。でも、議員になり、改めて大学で学んだこととのつながりを考えるようになり、教科書で書いてあることとの違いなど痛感するわけです。

そんな経験を踏まえつつ、今日の受講生にはまず「自分のまちの議会を調べてほしい」と伝えてみました。議員定数、議員の顔ぶれ、議員が日々どんな仕事をしているのか・・・・あ、「議会だより」すら知られていないというのは、想定済みのことなので、まずは「議会だよりを見てみる」ことをおすすめしたのでした。

私は身近な自治体の議会は、「くらしに直結」している分、その議論もわかりやすいと思っています。より、自分の生活実感に近いことが表現され、語られているからです。国で外交がいろいろと論議されていて、小難しさを感じたとしても・・・例えば、身近なところでの国際交流であれば、小中学生時代にも学校で1度や2度経験したことがあると思われます。その意味で、私は政治に関心を持つことも、ごくごく身の回りや身近なところをきっかけにしつつ、視野を広げていくことがわかりやすいように感じています。例えば、海外交流などで姉妹都市などもわかりやすい事例。

いずれにせよ、「地方自治」の授業の中、「地方政治」というのか、議会の実際がどうあるのか、どう機能しているか・・・きっと、その議会ごとに特色もあって、十把一絡げには語れないことも事実ですし、実はとても難しいことと思ったのが今日の感想でした。あくまでも「多摩市の場合には」となるので。でも、きっとそのくらい、地域によっても事情が異なるからこそ、まずは手始めに自分の住んでいるまちの行政、議会を知るというのが大切なのではないか…というのが今日の授業のまとめであり、結論でした。そのことが伝わっているといいなあ。

その後、私…多摩市にすぐに戻りまして、市民相談などを受けましたが、解決できないこともあるんですよね。議員だから何でもできる…というわけではないです。まずは、お話を伺うことはできるのですが。

「議連」をつくっていくというのは。

3年ぶりに歯医者に行くという…。私は「痛くない歯医者になりたい」と幼稚園の時代のアルバムには書いてある通り、とにかく歯医者が大の苦手で大嫌い。定期検診に行ったほうがいいとわかっていても、なかなか足が向かないのですね。しかし…これまた、仕事をしていた頃、通い慣れている私にとってはかかりつけ医のオナガ歯科ではない会社の近くの歯医者に行ったところ、かなり粗雑な治療が施されていたらしく、そこはホント…具合悪くなりやすい。そんなわけで、被せモノが外れてしまって、そこが外見上からも素人判断で「これは、マズイ!」と思われたため、すぐにオナガ歯科を予約して治療に行ってきました。多摩市に引っ越してきてからお世話になっていますので、かれこれもう34年も通い続けているという。

しかし、久々に…身体が硬直するほど痛かった。麻酔をしてから虫歯をギコギコやるわけですが、その途中にも麻酔を足さなければならないほどでした。私は「8020」にほど遠いのではないか?と思ったり、ちょっと不安になることもあります。これからは、心して歯科検診に通おうと決意を固めたわけでした。まだ、治療は続きますが…。

さて、体育協会から全議員宛に「スポーツ議連(仮称)を設置を考えてほしい」というお手紙が届き、今日はその説明会がありました。議長を含めて11名の議員が参加しました。このお話しは昨年からも継続されており、今年の年明けにも同じ内容で説明会が行われていたものです。ちょうどこの4月に改選を迎えることもあり、仕切り直しでの説明会でしたが、概ねこの間の敬意を把握している議員も多いので、話しはとてもスムーズでした。

国会や都議会でも「議員連盟」が設置されていて、その連盟の目的ごとにいろいろ調査活動、提言活動などを行っているようですね。そこで行われている提言などが議会全体としてどう重みがあり、そしてまた、行政に対するインパクトになっているのかはその活動の内容によりけりなのかなと思っていますが、果たしてそのような議連活動が市議会にも必要であるのか?については議論が分かれるところなのかなと思います。

国会や都議会、あるいは市議会でも議員定数が多いところであれば議員連盟を設置して、より機動力ある活動をめざしているようですが、多摩市議会の場合は議員定数もそれほど多いというわけではなく、そしてまた、各常任委員会の活動も市民との意見交換会などかなり活発になっているので、小回りのきく活動ができないとも言えません。「委員会活動を活性化して、活発にしていく」というのが藤原議長の公約でもあったと思いますし、それを受ければ、委員会が機動力を発揮するのが望ましい方向かなあなんて個人的には思うものです。

それにしても、なぜ、こうした「スポーツ議連を設置してほしい」という要請が出されるのか?に実は問題がありそう。「行政と体育協会が1対1の構図ではなく、議会を含めた『三位一体』で」スポーツ振興に取り組んでくことが望ましい形と言うことで、「1対1は落としどころのない決別にもなり」というのです。何となく、行政と体育協会との位置関係というか、今の信頼関係が透けて見えるような感じですね。まずは、なぜこうなってしまったかについても行政からヒアリングしてみたい(行政側の認識)と思いますが、全議員にお声かけをいただいたことを思うと、ここはスポーツ分野を担当している子ども教育常任委員会に任せていったほうがよさそうです。

 

しかし、話しを聞けば聞くほどに・・・「これは、信頼関係が微妙な感じではないか?」とますます思うのです。

 

ここからは個人の意見です。議員連盟と言うのはその目的や趣旨に賛同した議員が集まって組織されるものですが、多摩市議会の場合には「議員連盟」なるものの位置づけなど全く決まっていません。過去にも「東京ヴェルディを応援する議員連盟」みたいなものがありましたし、「憲法9条を守る議員連盟」みたいなものもありました。でも、それらはあくまでも有志の議員で集まって組織をされていて、何か市議会から特別な位置づけが与えられていたわけでもありません。もし、議員連盟をつくるとして、その権限をどうするのか?という話しにまで及ぶとするならば、意外とその話し合いはハードになりそう…と思われます。議会として「公式」な位置づけにするというのは、例えば「委員会との関係はどうなるの?」みたいなことから始まり、やっぱり整理するのが大変そうです。委員会とは別に特定、特別な目的をもって調査活動などを実施するといえば「特別委員会」が設置されるわけですし。

また、同じ議員連盟であっても、その議員連盟が「公式」な位置づけにあるものなのか、そうでないものになるのか…「公式」「公式ではない」をどう色分けしていくのか?みたいなことをルール化しようとするならば、それもまた喧々諤々議論がなされるような気もしますね。きっと「スポーツ」分野だけではなく、他のことにも波及していくとも感じるものです。仮にもスポーツ議連を設置するともなれば、体育協会だけではなく、体育協会に加盟をしていないそれ以外にもスポーツをなさっている多くの個人や団体も対象にした活動をしなければならず、公式的な存在として議員連盟を設置するとなると、それなりの取組みが求められそうですね。

ですので、個人的には今の段階では、子ども教育常任委員会が体育協会が求めている「スポーツ振興にさらに力を入れていく」ために機動力を発揮することを期待したいものです。議長は「議員連盟と言うのもひとつのかたちとして考えてみてもいい」とおっしゃっていましたし、他にも前向きに検討してもいいかな?とおっしゃっている方もおられましたし、私も話し合う価値はあるのかもしれないと思いますが、いざを進めていくと、大変だろうな…と思うのでした。

しかし、麻酔とは…よく効くものですね。午前中に治療したのですけれど、夕方近くまで口のなかがボーっとしておりました。

まずは、知ることから。

生活環境常任委員会は、議長、副議長、監査委員…と私…そして、4月の改選で新しく議員となった2名のメンバーで構成されております。私が議員になった時のことを考えても、委員会等など、とにかく何がどうなっているのか全く分からず、そしてまた、どこから何から勉強してもいいかもわからない感じだったことを思い出すものです。どんなことからでも自分の興味関心のあることから市の取組みを調べたり、関連資料を探したり、情報収集をしたり…ということもありますが、当時、所属していた生活者ネットワークのメンバーの皆さんにとても助けられていたなあと。「これを見ておくといい、勉強をしておくといい」といろんな情報をいただいたものです。

「まずは、知ること」…どんなことも全て議員活動に関わってくることばかりであって、とにかく手当たり次第で、比較的好奇心があるほうなので、いろんな場所に足を運び、その都度、新しい学びを得ていた気がします。

さて、私はずっと子ども教育常任委員会にのメンバーとして活動をしてきましたので、久しぶりに…というか10年以上ぶりに生活環境常任委員会になり、かなり新鮮な気持ちでリスタートしていますが、何しろ、「まずは、知ること」ということで、2名の新人議員の方を中心にしながらの学習会を重ねることとしました。

さしあたっては今日は、「下水道事業について」と「多摩中央公園について」。下水道事業は公営企業化し、公会計が導入いたり、包括的民間委託を検討しているということもあり動きを確認しつつ…特に「公会計」の財務諸表の見方なども学んでおくことが必要ですね。大福帳方式になっている役所会計に慣れ親しんでいると、ちょっと難しい。「多摩中央公園について」は大規模改修に向けて動いていますし、多摩センターの活性化については総額一体おいくらになるのかわからないほどに税金がつぎ込まれていくわけなので、きちんと見守っていく必要があるため。

議員はタブレットを使っているのだから、資料は紙では配布はしません…ということではなく、見やすくわかりやすく資料にもそれぞれが書き込めるようにとカラー刷りの資料を手元にできるのはありがたいことだなと思いました。タブレットは時と場合に寄っての使い分けが必要かなと思っていて、特にタブレットだともともとA3サイズの資料は見づらくて仕方がないですから。行政側にとってはそれぞれの活動について「より理解を深めてほしい」という思いがあるはずで、その立場に立てば、見づらい資料を使うのではなく、やっぱり議会、あるいは議員により正確に情報が伝わる工夫をしたいはず。今日は、いずれも、みやすい資料を配布していただけてそれぞれの担当の方に感謝です。

いずれにせよ、「まずは、知ることから」。何とか、9月議会の決算審査前に、新人議員の学習会に託けて・・・私も学んでいきたいと思います。次のテーマは…何にするか検討中。私たち議会が勉強していかないと、やっぱり、行政と切磋琢磨する位置に到達できないですからね。

七夕も終わり…冷夏を感じる。

  

昨日は七夕。残念ながらのしとしと雨。多摩市消防団のポンプ操法が行われました。よほどのことがない限り、雨天決行…ということでしたが、やはり雨の中で大会を行うというのは大変だなって思いました。そんなこと言っていられないのが「消防」なわけですが。

大会のために練習を重ねてきた各分団の選抜チームの皆さんから演技?が披露されました。多摩消防署の方が審査員となり、最終的には順位までつくわけですが、私には各分団の演技にどのくらい何が異なり、評価されて点数がついているのだろう?と思いながらいつも眺めております。熱心に練習をされてきた消防団の皆さんの日々に感謝するのみ。

さて、先週末、会派’フェアな市政’で水戸芸術館いわき芸術文化交流館アリオスを訪問し、かなり充実。1カ所約2時間という視察の時間をオーバーし、施設の見学、管理運営についての話など聞くことが出来ました。

特に、水戸芸術館はパルテノン多摩から1年遅れで開館した施設ですが、手入れが行き届いていたことにも驚き。もちろん、東日本大震災の被害もあり、一部、修繕などをしたとは言え、しかし、「ちゃんとしてる」と感じられたのはなぜか? 毎年7千万から1億円の間で、大事に使い続けるためのメンテナンス、維持管理、補修費などを計上してきたという話を伺ってなるほどと思いましたね。悲しいかな、パルテノン多摩にはまったく欠如してきた発想でした。いえ、その必要性を感じていた職員さんたちもいたと思います。でもその声がカタチにならなかったとすれば、それこそ、もっと最悪ですね。そして今を迎えているわけですから・・・。視察に対応して下さったのは事務局長さんでしたが、我が街の文化ホールの大規模改修には約80億円かかる見込み(たぶん、今はもう少し減額されているはず)という話などをしたところ、その費用の大きさに驚きを禁じ得ないようでしたし、「新しいものを建設する方が早そうですね。」って至極当然な感想を漏らしておられました。

会派では、2つの施設をそれなりにじっくりと視察をさせてもらい、二本松市へ。毎年、桜ヶ丘商店会連合会のみなさんが福島の浪江町と交流をされており、そのご縁で知り合いになった浪江町商工会前会長の原田さんとお目にかかり、復興住宅や原田さんが二本松市で再会した店舗などにもご案内をいただきつつ、震災当時のことなども含めてスライドを見ながら、お話しを伺うことが出来ました。さらに、翌朝からは浪江町現地へ足を運び、これまた午前中いっぱい3時間ほどをかけ、ガイドをしていただきながら、被災地の現状について理解を深めることができたのでした。午後は、南相馬市にも入り、図書館の見学をしてから帰路につきましたが、私はマンガ本が充実していて、いいなあ!って思いました。視察の成果というのか、視察を踏まえて、会派で議論を重ねた後・・・一般質問などにつなげていかなくっちゃですね。準備しないとなあ。

しかし、肌寒いですね。福島も寒かったですが、多摩も例年よりも寒い感じがしています。今年は冷夏?…学校体育館のエアコンがどれだけの効果を発揮するのか、冷夏だと検証しにくいかもしれませんね…とか気になってます。

 

フェイスブックページに撮影してきた写真の一部掲載しています!

「職員は疲れ切っているんです」と言う市長のことばをどう受け止める?

 

図書館本館?中央図書館?…新しく建設するという図書館(図書館再整備と言っています)の基本設計について、市民説明会が開催されましたので、足を運んできました。今日を含めて、3回行われる予定です。

まずはこれまでの経過などがサラリ…と説明されたところで、設計会社である佐藤総合設計のプロジェクト担当者のみなさまから具体的というか、基本設計をつくるにあたっての市民参加として実施したワークショップでどんなことに取組み、どんな意見があったのかが紹介され、それを踏まえて、今回の基本計画にどう活かされてきたか説明がありました。

一応、会場からの意見等は聞いてくれるようですが、そもそも「基本設計 市民説明会」となっているように、既に「基本設計‘案’」ではないの?…‘案’が消えている説明会のタイトルが気になり…この説明会の位置づけが途中でわからなくなったのですね。何のための説明会になっているのだろうか…と。

そんなことを思っていたところで、図書館活動で顔見知りの市民の方がズバリ…的確な指摘をしてくださったのですね。「設計だけが図書館じゃない」「建物をつくることが図書館づくりではない」と。そして、設計が進めば進むほどに、内容が高度で専門的な内容になってしまい、市民がどんどん置き去りになってしまうというのか、口を挟む余地がなくなってしまって…というおそらくご自身の感想を吐露されていたのだと思います。置き去りにされれば、当然ながら気持ちまで離れてしまうということですね。

本来、新たな図書館をつくるために議論しておくべきことがスキップされているような気がしてしまうという本音がぶつけられたのでした。そして、「『知の創造』をファッションで語るのも良くない」って言って下さったのですが、目新しい言葉の表現というのはなかなか共有することができないというのか、共通言語にしていくためには一定の時間がかかりますね。

しかし、設計の中ではやたらとレファレンスカウンターと言うのかコーナーがあり、「一体、ここにどれだけのスタッフを配置するつもりなんだろう?」と思っていたら、それについてもズバリしてくださった方がおられましたが、せっかくなので「AI」カウンターとかやってみればいいのに・・・とこれは私個人の意見です。私はそれよりも、素敵な建物であればあるほどに、そのランニングコストなども気になってしまい、合わせて、その後の運営手法についてもとてもとても気がかりです。

「府中や稲城、調布の図書館の人のほうが、多摩よりもすごくちゃんとしている」…市民の方から伺ったご意見の一つかもしれませんが、でも、他の図書館を利用し、多摩市の図書館との違いを肌で感じている人は多いのだと思います。府中や稲城…「直営」ではありません。市民の実感をきちんと受け止めていくことが大切ではないかなと感じております。

今日の説明会参加者からの的確なご指摘には、「人が育っていなければ、どんなにか素晴らしい図書館をつくったとしても対応ができない。サービスの向上は見込めない(どころか低下する恐れも)。」との厳しい内容ながらも、まさに!と思えるものもあり。ここ数年で、多摩市の図書館を支えてきた正職員だった司書さんたちも退職されていき…図書館を支える「人」がどんどん痩せ細っていることは否めない事実。実際には、正職員として図書館で働いている職員の司書資格保有率も低下しているとも聞いています。

とは言え…、この状態は今に始まったことではなく、既に唐木田図書館の業務を民間委託してきた時代からも言われていたことで指摘もされてきたことで、私もずいぶんと行政には耳の痛いようなことを言ってきた気もするのですね。にも関わらず、ますます弱体化している。ここをどう評価するか?が問われるでしょうね。

「図書館大事」という市長。今日もご自身で、「健幸まちづくりのフォーラムで『図書館は全部残します』」と発言したとPRされていましたし、さらには「図書館は直営!」と語気強めておっしゃり、図書館を大切にしたいという思いは理解はするのですが、しかし、その一方で「そうは言っても、図書館に限らず、公共施設をこのまま守っていくのは厳しい。」との本音も吐露されていたりして、「だから、どうするの?」と思うのですね。

まあ、市長はこれまでどおり「市民の皆さんと話をしていく」と考えているようですが。「いつまで話し合っていくのか。いつまでに結論を出していこうとするか。その結論に基づいて実行がされていくのか。」…とか個人的には気になっています。それにしても、次々とハード系の出費が嵩む時期にもなってきており、市内各地域のコミュニティセンター、地区市民ホールや福祉館などの施設をはじめとし、大規模改修を次に次にとやっていかなければならない時期…、さらには庁舎問題はずっと先送りにされてきたまま、解決の糸口も見えているんだか見えていないのかもよくわからない状況であったり…現時点ではもしかして、「一旦立ち止まる必要性もあるのでは?」とも思えるくらいなのです。庁舎の老朽化対応が最優先、最重要事項ではないかと私は考えていますが、それにしてもホントに先行きが見えなさ過ぎて・・・。

そんなことはさておきで、取り組んできたのが図書館だと思っているわけですが、「新しい図書館をつくるなんて夢があることなのに、取り組んでいる職員の皆さんからワクワク感が感じられない」というご意見も出されましたね。

それに対し、「そんなことありません!」とか…言わんばかりに…やたらとムキになって答えた職員さんが痛々しかった。「ワクワクしながら答えますね!」…「職員たちはワクワクしていないことはありません。ただ時間に追われていたりして、余裕がないんです。」と。

「え?今、答えた内容のこと、ちゃんと理解されているのかな?」とか思ってしまいました。追い立てられ、追いまくられ、もしかしたら、追いつめられるかのように業務をこなしているとしたら、それって想像しただけで、私も辛いだろうなって思います。そして、その状況に、「本当はワクワクしているんだから、ちゃんとそのワクワク感を市民にも伝えられるように頑張れ!」と言われたら、ますます辛くなる。

そして、市長はその上に重ねて、「僕も図書館に行くんだけれど、職員は僕のことに気がつかないくらいに忙しい。」…「図書館職員の皆さんは疲れ切っているんですよ」って…「だから、何とかしないといけないと思っている」とのことでしたが。

「ワクワクしていることが伝わってこない。楽しそうではない。」との指摘について、やたらと言いわけ。私にはとても聞き苦しく感じました。私だけかもしれませんが。

先にも書いた通り、図書館と支える人の問題については、これまでずっと課題になっていたことで、今になって初めて浮上した問題ではないのですよ。市長はずっと図書館に人一倍の想いがあることを語っておられたはずですね。今日も「図書館が直営である必要を市民に理解してもらわねばならない。」「多摩市の図書館はTRCとか蔦屋が運営する図書館とは違うんだ。」と強調していたわけでして・・・。だからこそ、その想いをちゃんと形にするために、必要な対策、そのための行動…「なぜ、今までしてこなかったの?」って私は言いたくなりました。

私は市長から「疲れ切っている」と言われてしまった職員さんたちが居た堪れなくなって、帰りがけに「おつかれさまでした」って声をかけて帰ることも忘れ、一目散に会場を後にしたのでした…。帰り道に、「もしかしたら、市長は職員をかばうつもりで『職員は、疲れ切っているんです』っておっしゃったのかなあ」とか思ってみたりしましたけれど、やっぱり私には違和感ありました。

そんなわけで、「あとまだ2回説明会をやりますから、ぜひ、いらしてください!」とか最後にアナウンスがありました。ところで、今日の説明で使用したスライドの一部が配布されていなかったので、「配布してほしい」という要望があり、「次回の説明会では不足していた分の資料をちゃんと準備します」ということでしたが、今日しか説明会に出席できない人もいるはずですね。その人はどうすればいいんでしょうか。「後から聞いてみよう」と思っていたんですけれど、そのことも聞き忘れてしまいました。

6月議会閉会しました!

 

定例会の最終日でした。昨日は一日…おとなしくしておりましたけれど、結膜炎は目薬のおかげであっという間に回復…に見えますが、まだしばらく目薬を携帯しておく必要がありそうです。しかしながら、こんなにも目薬が威力を発揮することに「効き目」を実感するも、その強力さに薬の怖さも感じるわけです。しばらく眼鏡っ子です。

さて、最終日は予定されていた議事進行通りで淡々と過ぎました。総合体育館の駐車場と多摩東公園の駐車場については、改めて「提案し直し」となりました。そもそも有料化することに反対を表明された会派の皆さんもいましたが、そのほかは「有料化することには賛成」という立場ながらも、今回の市側の提案については合意しがたいものがある・・・ということです。

私は生活環境常任委員会の委員長報告をしましたので、意見討論はできませんし、同じ会派のしらた議員がフェアな市政を代表した討論を行いました。討論では、オランダの公共図書館のことにもちょっとだけ触れたのですが、最近、多摩市にも新しい図書館を建設するという話題にもりあがっている(?)中、考えてもいいかなあと思っているのは図書館に有料サービスがあってもいいのではないか?ということですね。「オランダ公共図書館の挑戦」という本に出会ったから。私たち市民自身の考え方も変えていく必要がありますが、私たちが税金で支えていくところの「基盤」はどこまでなのか?という議論…そこと深くかかわっていくことと思います。今までの考え方が通用しないのがこれから向き合わなければならない社会。「例え、有料になったとしても利用されるくらい優れたサービスがあるかないか」が問われるのではないでしょうか?さて…今の多摩市立図書館はどうでしょうね?

ところで、ピュレグミを大人買いしてみた。「☆」のかたちのグミが入っているそうですけれど、全然…当たらないのです。まだ、買う量が足りないのかと思って。でも、つい1カ月前くらいから、はまっておりまして、この倍量は購入しているんですけれど、こんなにも「☆」に当たらないものかと思い始めると、当たるまで…という気持ちになってしまう。

あ、「当たり!」と言えば…今日、閉会後に9月議会の一般質問の順番を決めるためのクジ引きをしたのですけれど、何と大当たり過ぎる「1番」を引き当ててしまいました。さっさと終わるから、いいけれど…。ちょうど9月議会初日まであと2か月!この間に準備するって、意外と大変なんですよね…。世の中も「夏休み気分」にもなりますしね。

というわけですが、まあ、九州地方の大雨を心配しながら、明後日から視察に行きますので、てるてる坊主に願掛けするかな…という感じ。

多摩ファミリーシンガーズ演奏会にて

今日から7月。あっという間に、水無月が過ぎてしまったもの、この季節ならではの和菓子「水無月」をいただくことができた納得の週末を過ごしました。

そんなわけで、いつもどおりに永山駅での朝街宣活動から始まったわけですが、どうやら眼に疲労が表出したのか…朝から目が充血しておりまして、目やにがすごいです。昨日はそんなことなかったのに…。明後日が市議会の最終日で、今日は議会運営委員会ですが、私は今日は会派の打合せのために市議会へ。そして、そういえば…と私、委員長なので、最終日に委員会の審査状況等について報告をしなければならず…議会事務局から委員会の速記録を受け取りまして、パソコンに随分と向かう一日でもありました。パソコン画面を見続けるストレスをいつもにも増して感じています。

定例会最終日前と言うのは、多分・・委員長が一番大変だと思います。議長よりも、委員長が大変。委員会報告をしなければならず、その原稿をまとめるほど大変な作業はないですね。

ところで、昨日、多摩ファミリーシンガーズの演奏会に伺いました。毎年毎年、私自身が歳を重ねるからか、感動と感激の仕方が異なる気がしておりますが、子どもたちの歌声はいつも希望あふれ、観客を元気づけてくれるように思います。この春に長崎に慰問も兼ねた演奏旅行をされてきたそうで、その時の画像なども見せていただけました。雲仙普賢岳の噴火も既に20年以上も前のことと言うのが…私にとっても年月をさらに感じさせることでもあり、ファミリーシンガーズの皆さんが重ねてきた歴史と経験の蓄積をしみじみと感じさせられるような舞台でもありました。

今、新しい元号となったこの時代に、長崎に想いを寄せながら、会場に響く子どもたちの歌声。戦争のない平和な社会が続いてほしいという願いを誰しもが共通に抱いたのではないかなあと勝手に感じつつ、演出をされている高山佳子先生の想いを汲み取らずにはいられませんでした。

そして、こちら・・・。パルテノン多摩のマジックサウンドルームにもありますね。アンティークのオルゴール。今回の演目は「くるみ割り人形」だったのですが、その演出の一部として、すっかり溶け込んで使用されており、素敵な音色を聴かせてくださいました。そしてまた、今回は合唱とバレエとのコラボレーションにもトライしたとのことで、バレリーナの卵のみなさんも出演。ファミリーシンガーズのメンバーとともに、可憐な演技を披露して下さり、バレエの華やかな衣装にて彩りがさらに増す舞台でもありました。会場のヴィータホールがちょっと狭すぎて、やや窮屈そうでもありましたが、こうした試みこそ文化の創造というのか、新しい展開にとつながっていくのだなあと思ったのでした。

幕が閉じた後、高山先生にもお目にかかることができました。先生は本番直前まで「子どもたちのいいところを探す」ことに集中しているのだそうです。そのことが本番の子どもたちの最高の演技にとつながっているのでしょう。先生はつねに「何のための歌うのか」を大事にされている気がします。ただ、歌うだけでなく、「何のために」という部分をとても大切にされている。そのことがシンガーズの子どもたちにしっかりと伝わっているような気もしたのでした。感激しました。そして感動しました。少子化の波でシンガーズもなかなか大変な状況ということも伺ったのですが、まちの発展や歴史とともに歩んできた伝統ある合唱団でもあり、応援していきたいですね。次回の演奏会も楽しみにしています。