住んでいるまちの議会を知ってほしい。

かれこれ16年のつきあい・・・議員インターンシップがまだメジャーじゃなかった時代に、私は「信頼できる政治家をつくる」ことを掲げて発足をしていたステイツマンと言うNPOに支援を受けていたつながりから、インターンシップを受け入れていました。私が25歳、26歳と言った時代でしたので、当時はインターンとして一緒に活動していたメンバーとも年齢が近く、「同志」という感じだったことを思い出します。私よりもほんの少しだけ若い大学生の後輩たち!…ということで、一緒に考え、一緒に汗をかき、必死でポスティングをしていたこと等など…懐かしすぎます。

という古いメンバーの一人が大学を卒業し、社会人になり、でもやっぱり、研究職をめざすと言って大学院に入り直し…ようやく大学講師から准教授という立場になり、今はさらに研鑽を積んでいます。今日はその授業にお招きをいただき、「すごく人数が少ない」ということでしたけれど、人数の多い少ないは関係なく、「地方自治」の授業でしたので喜んで足を運んでまいりました。ゼミのような授業で、こじんまりしていた分、受講生との距離が近くて、とても話しやすかった。

私、大学時代に政治学科で何をしていたかというと…当時は「地方分権」が言われ始めた時代で、「地方政府論」の授業がとても面白かったので、ゼミも「自治」というテーマを選び…稲城市押立地区のことをグループ調査していました。「100万円」の補助金をもらって、地域の人たちで自分たちでせせらぎのある公園を整備したという事例だった記憶。なので「百万園」というタイトルで報告書をまとめていたようにも思います。いまや市民参加は当然!の手法になっていますが、大学生の私たちにとって「100万円であとは好きにやっていい!」という発想は斬新でした。

さて、行きの電車の中では昔のこと、20年以上も前のこと、大学生の時の自分はどうだったのか?と思い浮かべていましたが、やっぱり「多摩市議会」のことなど何一つ知らなかったわけです。特に興味もなかったですし、議会があることは「仕組み」としては認識はしていたものの、しかし、多摩市の議会など意識することもなく日々を過ごしていました。でも、議員になり、改めて大学で学んだこととのつながりを考えるようになり、教科書で書いてあることとの違いなど痛感するわけです。

そんな経験を踏まえつつ、今日の受講生にはまず「自分のまちの議会を調べてほしい」と伝えてみました。議員定数、議員の顔ぶれ、議員が日々どんな仕事をしているのか・・・・あ、「議会だより」すら知られていないというのは、想定済みのことなので、まずは「議会だよりを見てみる」ことをおすすめしたのでした。

私は身近な自治体の議会は、「くらしに直結」している分、その議論もわかりやすいと思っています。より、自分の生活実感に近いことが表現され、語られているからです。国で外交がいろいろと論議されていて、小難しさを感じたとしても・・・例えば、身近なところでの国際交流であれば、小中学生時代にも学校で1度や2度経験したことがあると思われます。その意味で、私は政治に関心を持つことも、ごくごく身の回りや身近なところをきっかけにしつつ、視野を広げていくことがわかりやすいように感じています。例えば、海外交流などで姉妹都市などもわかりやすい事例。

いずれにせよ、「地方自治」の授業の中、「地方政治」というのか、議会の実際がどうあるのか、どう機能しているか・・・きっと、その議会ごとに特色もあって、十把一絡げには語れないことも事実ですし、実はとても難しいことと思ったのが今日の感想でした。あくまでも「多摩市の場合には」となるので。でも、きっとそのくらい、地域によっても事情が異なるからこそ、まずは手始めに自分の住んでいるまちの行政、議会を知るというのが大切なのではないか…というのが今日の授業のまとめであり、結論でした。そのことが伝わっているといいなあ。

その後、私…多摩市にすぐに戻りまして、市民相談などを受けましたが、解決できないこともあるんですよね。議員だから何でもできる…というわけではないです。まずは、お話を伺うことはできるのですが。