多摩ファミリーシンガーズ演奏会にて

今日から7月。あっという間に、水無月が過ぎてしまったもの、この季節ならではの和菓子「水無月」をいただくことができた納得の週末を過ごしました。

そんなわけで、いつもどおりに永山駅での朝街宣活動から始まったわけですが、どうやら眼に疲労が表出したのか…朝から目が充血しておりまして、目やにがすごいです。昨日はそんなことなかったのに…。明後日が市議会の最終日で、今日は議会運営委員会ですが、私は今日は会派の打合せのために市議会へ。そして、そういえば…と私、委員長なので、最終日に委員会の審査状況等について報告をしなければならず…議会事務局から委員会の速記録を受け取りまして、パソコンに随分と向かう一日でもありました。パソコン画面を見続けるストレスをいつもにも増して感じています。

定例会最終日前と言うのは、多分・・委員長が一番大変だと思います。議長よりも、委員長が大変。委員会報告をしなければならず、その原稿をまとめるほど大変な作業はないですね。

ところで、昨日、多摩ファミリーシンガーズの演奏会に伺いました。毎年毎年、私自身が歳を重ねるからか、感動と感激の仕方が異なる気がしておりますが、子どもたちの歌声はいつも希望あふれ、観客を元気づけてくれるように思います。この春に長崎に慰問も兼ねた演奏旅行をされてきたそうで、その時の画像なども見せていただけました。雲仙普賢岳の噴火も既に20年以上も前のことと言うのが…私にとっても年月をさらに感じさせることでもあり、ファミリーシンガーズの皆さんが重ねてきた歴史と経験の蓄積をしみじみと感じさせられるような舞台でもありました。

今、新しい元号となったこの時代に、長崎に想いを寄せながら、会場に響く子どもたちの歌声。戦争のない平和な社会が続いてほしいという願いを誰しもが共通に抱いたのではないかなあと勝手に感じつつ、演出をされている高山佳子先生の想いを汲み取らずにはいられませんでした。

そして、こちら・・・。パルテノン多摩のマジックサウンドルームにもありますね。アンティークのオルゴール。今回の演目は「くるみ割り人形」だったのですが、その演出の一部として、すっかり溶け込んで使用されており、素敵な音色を聴かせてくださいました。そしてまた、今回は合唱とバレエとのコラボレーションにもトライしたとのことで、バレリーナの卵のみなさんも出演。ファミリーシンガーズのメンバーとともに、可憐な演技を披露して下さり、バレエの華やかな衣装にて彩りがさらに増す舞台でもありました。会場のヴィータホールがちょっと狭すぎて、やや窮屈そうでもありましたが、こうした試みこそ文化の創造というのか、新しい展開にとつながっていくのだなあと思ったのでした。

幕が閉じた後、高山先生にもお目にかかることができました。先生は本番直前まで「子どもたちのいいところを探す」ことに集中しているのだそうです。そのことが本番の子どもたちの最高の演技にとつながっているのでしょう。先生はつねに「何のための歌うのか」を大事にされている気がします。ただ、歌うだけでなく、「何のために」という部分をとても大切にされている。そのことがシンガーズの子どもたちにしっかりと伝わっているような気もしたのでした。感激しました。そして感動しました。少子化の波でシンガーズもなかなか大変な状況ということも伺ったのですが、まちの発展や歴史とともに歩んできた伝統ある合唱団でもあり、応援していきたいですね。次回の演奏会も楽しみにしています。