「議連」をつくっていくというのは。

3年ぶりに歯医者に行くという…。私は「痛くない歯医者になりたい」と幼稚園の時代のアルバムには書いてある通り、とにかく歯医者が大の苦手で大嫌い。定期検診に行ったほうがいいとわかっていても、なかなか足が向かないのですね。しかし…これまた、仕事をしていた頃、通い慣れている私にとってはかかりつけ医のオナガ歯科ではない会社の近くの歯医者に行ったところ、かなり粗雑な治療が施されていたらしく、そこはホント…具合悪くなりやすい。そんなわけで、被せモノが外れてしまって、そこが外見上からも素人判断で「これは、マズイ!」と思われたため、すぐにオナガ歯科を予約して治療に行ってきました。多摩市に引っ越してきてからお世話になっていますので、かれこれもう34年も通い続けているという。

しかし、久々に…身体が硬直するほど痛かった。麻酔をしてから虫歯をギコギコやるわけですが、その途中にも麻酔を足さなければならないほどでした。私は「8020」にほど遠いのではないか?と思ったり、ちょっと不安になることもあります。これからは、心して歯科検診に通おうと決意を固めたわけでした。まだ、治療は続きますが…。

さて、体育協会から全議員宛に「スポーツ議連(仮称)を設置を考えてほしい」というお手紙が届き、今日はその説明会がありました。議長を含めて11名の議員が参加しました。このお話しは昨年からも継続されており、今年の年明けにも同じ内容で説明会が行われていたものです。ちょうどこの4月に改選を迎えることもあり、仕切り直しでの説明会でしたが、概ねこの間の敬意を把握している議員も多いので、話しはとてもスムーズでした。

国会や都議会でも「議員連盟」が設置されていて、その連盟の目的ごとにいろいろ調査活動、提言活動などを行っているようですね。そこで行われている提言などが議会全体としてどう重みがあり、そしてまた、行政に対するインパクトになっているのかはその活動の内容によりけりなのかなと思っていますが、果たしてそのような議連活動が市議会にも必要であるのか?については議論が分かれるところなのかなと思います。

国会や都議会、あるいは市議会でも議員定数が多いところであれば議員連盟を設置して、より機動力ある活動をめざしているようですが、多摩市議会の場合は議員定数もそれほど多いというわけではなく、そしてまた、各常任委員会の活動も市民との意見交換会などかなり活発になっているので、小回りのきく活動ができないとも言えません。「委員会活動を活性化して、活発にしていく」というのが藤原議長の公約でもあったと思いますし、それを受ければ、委員会が機動力を発揮するのが望ましい方向かなあなんて個人的には思うものです。

それにしても、なぜ、こうした「スポーツ議連を設置してほしい」という要請が出されるのか?に実は問題がありそう。「行政と体育協会が1対1の構図ではなく、議会を含めた『三位一体』で」スポーツ振興に取り組んでくことが望ましい形と言うことで、「1対1は落としどころのない決別にもなり」というのです。何となく、行政と体育協会との位置関係というか、今の信頼関係が透けて見えるような感じですね。まずは、なぜこうなってしまったかについても行政からヒアリングしてみたい(行政側の認識)と思いますが、全議員にお声かけをいただいたことを思うと、ここはスポーツ分野を担当している子ども教育常任委員会に任せていったほうがよさそうです。

 

しかし、話しを聞けば聞くほどに・・・「これは、信頼関係が微妙な感じではないか?」とますます思うのです。

 

ここからは個人の意見です。議員連盟と言うのはその目的や趣旨に賛同した議員が集まって組織されるものですが、多摩市議会の場合には「議員連盟」なるものの位置づけなど全く決まっていません。過去にも「東京ヴェルディを応援する議員連盟」みたいなものがありましたし、「憲法9条を守る議員連盟」みたいなものもありました。でも、それらはあくまでも有志の議員で集まって組織をされていて、何か市議会から特別な位置づけが与えられていたわけでもありません。もし、議員連盟をつくるとして、その権限をどうするのか?という話しにまで及ぶとするならば、意外とその話し合いはハードになりそう…と思われます。議会として「公式」な位置づけにするというのは、例えば「委員会との関係はどうなるの?」みたいなことから始まり、やっぱり整理するのが大変そうです。委員会とは別に特定、特別な目的をもって調査活動などを実施するといえば「特別委員会」が設置されるわけですし。

また、同じ議員連盟であっても、その議員連盟が「公式」な位置づけにあるものなのか、そうでないものになるのか…「公式」「公式ではない」をどう色分けしていくのか?みたいなことをルール化しようとするならば、それもまた喧々諤々議論がなされるような気もしますね。きっと「スポーツ」分野だけではなく、他のことにも波及していくとも感じるものです。仮にもスポーツ議連を設置するともなれば、体育協会だけではなく、体育協会に加盟をしていないそれ以外にもスポーツをなさっている多くの個人や団体も対象にした活動をしなければならず、公式的な存在として議員連盟を設置するとなると、それなりの取組みが求められそうですね。

ですので、個人的には今の段階では、子ども教育常任委員会が体育協会が求めている「スポーツ振興にさらに力を入れていく」ために機動力を発揮することを期待したいものです。議長は「議員連盟と言うのもひとつのかたちとして考えてみてもいい」とおっしゃっていましたし、他にも前向きに検討してもいいかな?とおっしゃっている方もおられましたし、私も話し合う価値はあるのかもしれないと思いますが、いざを進めていくと、大変だろうな…と思うのでした。

しかし、麻酔とは…よく効くものですね。午前中に治療したのですけれど、夕方近くまで口のなかがボーっとしておりました。