いつもは高齢世代の皆さんが集う場所に、今日は児童館とも一緒に加わり、子どもたちが参加する「ボッチャとスポーツ吹き矢」が行われると伺い、足を運んできました。
入り口に入らずとも…子どもたちの賑やかな歓声が聞こえてきて、会場内に入ると大盛り上がり!子どもたち、地域の方々と真剣勝負をしており、本気で溢れていました。
スポーツ吹き矢は初めて体験する子どもたちの方が多かったのではないかしら?保護者の方も参加されたり見学する姿もありました。普段は桜ヶ丘児童館で過ごす子どもたちなので「集会所に来るのは初めての子もいるかもしれない」ということでした。コミュニティセンターがあると、地域や地区にある集会所が昔ながらに果たしてきた役割も変わってくる…むしろ貸部屋などは、重複機能もあるでしょうし…ということですね。
聞くところによれば、やっぱり、子どもたちへの直接の声かけをしたのは児童館職員さんたち。「最初は、子どもたちが集まるかとても心配だったけれどおかげさまで、児童館の職員さんが活躍してくださって。」ということのようです。こうしたイベントも、参加してほしい子どもたちのところにまで情報を届けていくことの方が難しい。掲示板とか回覧板とかでは難しそうですね。チラシも…。必要なところに必要な情報を確実に届けるのは、口コミ!
そして、世代間をつなぐところで「児童館」が地域にあって、果たしている役割というか、期待されている役割がきっちり発揮されている感じです。地域の大人と子どもの交流の場があること、こじんまりとしながらも、住民どおしで、大人が子どもを子どもが大人を知り合うことのできる日常があるのがいいですね。「児童館の外に出て」というのがいいなあと思うわけです。地域人材を「児童館内」で活用することは大分できていますが、こうしたかたちで、児童館の職員さんと子どもたちが丸ごと外に飛び出して、一緒になって遊ぶ…こういうカタチ、いいかも!と思いました。
桜ヶ丘地区は今、住民構成が入れ替わっているように感じています。若い世代の皆さんが新築した物件に入ってきてくださっているようにも感じています。もちろん、高齢化が進んでいる地域でもあり、周囲に「子育て仲間」を見つけることは簡単ではないかも…ですね…とそんな時に、身近なところに「児童館」なのかもしれないなと思ったりもするのでした。地区としてのまとまりを考える時、多摩市内も地域によってその在り方はさまざまな気がするのですが、桜ヶ丘地区は地形的にもロータリーのところを中心とした一つの島のような印象があって、そこにコミュニティとしてのひとまとまりがあるといいなと感じます。何せ、桜ヶ丘地区は丁目によって、小学校区が分かれているので。
「コミュニティ政策」があるとしたら、その時にどういう視点を持つのか…ここは行政にも問われていくことでしょう。桜ヶ丘の場合、コミュニティセンターの存在は多分大きいと思われるのですが、今後、市長が進めている「地域協創」のしくみづくりのなかで、中学校区をベースにした視点だけだと「桜ヶ丘地区」はうまくいかないだろうなと感じています。
私は少子化が進む中、「児童館」が果たす役割や存在意義のことをいつも考えるのですが、多摩市が「子育てを育てるまち」というのであれば、その政策はやっぱり優先されていかねばならないはずですね。実態がどうなのか。そろそろ「児童館の今後」についても未来を展望しながら、ビジョンが議論されているはずなので、その進捗状況をフォローしていく必要があるな…しかし、災害級の暑さで、身体がヘロヘロになります。