児童館と子どもたちと。

地域での催しが復活し、賑やかな夏休みを過ごせそうです。諏訪児童館で「なつあそび」というイベントがあり、子どもたちのステージがあるというので見てきました。

あそびのコーナーは炎天下の中で行列。職員さんたちはだいぶ熱中症を気にもされながらだったようですが、親子で参加する子どもたちも多くとにかく大盛況でした。子どもたちの野外ステージは敷地の一角に‥‥。

ステージ発表の時間は、なるべくみんなで出演者を応援しよう!…ということで「あそび」のコーナーは一時的にお休み。ステージの近くに子どもたちも集まって、出演者のパフォーマンスを楽しんでいました。ダンス、マジック、音楽など…あまり出演者が多いと炎天下で大変だなあ…と思っていたのですが、程よい出演者数で何とか無事に終わった印象もありました。学年問わずで、さまざまな子どもたちが出演し、児童館で友達どうしで集まって練習を重ね、発表に備えてきたという話しを聴いたりすると、うれしいですね。

習い事とか、そういうのではなく、子どもたち自身が主体的に考えて、練習をして、こうして発表の機会があって…成果を披露できることが素晴らしいなあと常日頃から思うのです。

フラダンスはちょっと本格的。児童館でこうした発表の場があるといつも出演している常連のチームだそう。とにかく暑い中でのパフォーマンス。子どもたちが真っ赤な顔をしながら、頑張っている姿を見ていると、「暑くて、身体が気だるくて…動く気がしない」などと口にできなくなるな‥‥と思ったりするのでした。しかし、災害級の暑さが続き、まさに「地球沸騰」の状態ですね。

こんな感じで、落書きコーナーがあったりして。これを後から消すのは職員さんなんだろうな‥‥とか思うと、「ありがとうございます」しか思い浮かびません。とにかく安全、無事に終わったようなので、よかったです。

「児童館ってもっと利用されてほしい」

という声を聴くことがありますが、児童館を利用して満足度が高ければ、「利用しないのがもったいない」となるのは当然ですね。「せっかくあるんだし、もっと利用されればいいなあ」という声を聴くことができるのはうれしくありがたいことと言えます。とにもかくにも、こんなに暑いと「児童館」でクールシェアするというも悪くないと思いますし。

児童館は「大人たちが設置した場所」とも言えますが、そこにどう「子どもの主体性」を入れていけるのかが課題。今は乳幼児期の子育ての地域拠点施設という色合いが濃くなっているとはいえ、やはり、小学生以上で「利用者としての子ども」がどう活躍でき、しているのか?という視点が大事だと考えています。

そして忘れてはならないのは「子どもの権利条約の31条」ですね。

第31条
1 締約国は、休息及び余暇についての児童の権利並びに児童がその年齢に適した遊び及びレクリエーションの活動を行い並びに文化的な生活及び芸術に自由に参加する権利を認める。
2 締約国は、児童が文化的及び芸術的な生活に十分に参加する権利を尊重しかつ促進するものとし、文化的及び芸術的な活動並びにレクリエーション及び余暇の活動のための適当かつ平等な機会の提供を奨励する。

 

地域での盆踊りも復活。愛宕東公園で開催された盆踊りも子どもたちでにぎわっていました。コロナ禍で一度休止してしまった取組みを再開することが「すごく大変だった」という声はこうしたお祭り、盆踊りだけでなくよく耳にすることでもあり。ですので、再開とか復活とか…すごくエネルギーのいること。地域の催しの場合、スタッフというか、裏方を支えてきた方々もここ数年で…入れ替わったり、年齢を重ねられたりもしていて、本当に大変と伺ってます。ありがたいことですね。