新型コロナワクチン接種の予約、当初の予定を変更し、今日と明日も行っています。19日水曜日から65歳以上で接種希望者の予約受付も始まります。それに先立ち、75歳以上のみなさんに優先的に接種をしていただけるように対応したいということのようです。電話予約に諦めておられる方のお声も聴いています。今は電話もつながりやすい状況にあるといいます。こうしたことをネット環境のない方に伝えていけるといいと思っています…しかし、こればかりは口コミ…。
今日は議会で開催する定例の災害対策連絡会が中止となり、いつもより少し時間に余裕のある一日でした。一般質問の通告書のことを考え、途中で煮詰まりすぎたので、近所を歩いてきました。曇り空、風も強かったですが、歩いている方、走っている方も多く、高齢の方だけでなく私と同世代の方ともすれ違いました。
途中で畑を見たり、広がる空を見たり、鳥の声を聴いたり…ただし、虫が近寄ってこないかだけは細心の注意を払って…てくてく歩いて…1万歩以上を達成したところで帰宅。畑のトマト…トマトはあまり食べないようにしているけれど、おいしそうでした。
夕刻以降のほうが忙しく、オンラインで打ち合わせなどをしてから、「市民と議員の条例づくり交流会議」「自治体議会改革フォーラム」が主宰のオンライ交流会に参加。法政大学の総長になられた廣瀬克哉先生から「15年目を迎える栗山町議会基本条例」をテーマにお話を伺うことができました。ちょうど私たち多摩市議会でも議会基本条例を制定していたころのこと思い出していました。私は栗山町議会への視察には行けなかったことまで思い出していましたが…あの時は、家族以外に子どもの預け先を見つけることも難しく、断念したんだったなあ…と。議会活動を全うできていないことに後ろめたく、同僚議員のみなさんは温かく理解を示してくださったのもの、自分の中ではかなり自分自身にがっかりしていたこと覚えています。
廣瀬先生が、議員になったときに既にそこにあった議会基本条例を継承していくという課題意識と「改革しなければならない!」と議会基本条例制定をめざして取り組んでいるときの渦中にいた議員の課題意識との違いを指摘されていましたが、考えてみれば…多摩市でも議会改革に着手し始めて議論していたころからを知り得る議員が少ないよなあ…(遠い眼)。
改めて、この間を思い起こしながら、「市民が使いこなせる議会基本条例に」という視点を忘れてはならないこと等など…当時の想いを振り返っておりました。「なぜ、議会基本条例をつくったんだろう」…この原点を時に確認することは大切ですね。それは全ての議員に求められることですね。そしてまた、多摩市だけではなく、他自治体の議員も同様。私たち地方議会に関わる者たちに常に「その在りよう」を問うことにも通ずるものかもしれませんね。地方議会は市民のためにある。当たり前のことですが、市民にもそのことが実感されているかどうかが大切。
「市民のために役立っているとは思えない」…そんな議会はいらない!…って言われないようにという危機感と問題意識が日々の活動に緊張感を与えていくのかもしれません。私が議会基本条例をつくるためにエネルギーを注いでいた時に一番強かったのはココ…かな。
多摩市議会も任期後半2年間がスタートします。一つひとつ丁寧に活動を重ねていくこと。これしかないなって思いながら、また明日からも頑張ります。明日は6月議会の議案説明会。