多摩市農業団体連絡協議会の事業報告会

東京南農協(JA東京みなみ)の多摩支店で開催された「多摩市農業団体連絡協議会」の事業報告会に総務常任委員会の池田けい子委員長とともに出席をさせていただきました。多摩市議会にお声をかけていただいたのは初めてのことで、私も池田さんも…「どんな感じなんだろう」…とかなりドキドキしておりました。

事業報告会では「多摩市農業団体連絡協議会」「多摩市園芸部」「多摩市農産物即売推進協議会」「多摩市椎茸生産組合」「多摩地区青壮年部」「多摩市学校給食連絡協議会」とそれぞれの団体の皆さんからの活動報告が行われました。全ての団体の事務局を担っているのがJAさんのようです。

そもそも、こうした事業報告会が行われていることも初めて知ったわけで、「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と言われそうです。農業委員をやった経験があれば、もしかしたら知り得ていたかももなあ・・とか思ったりもしますが、長年議員をやっていたとしてもご縁がない限り、知らないことの方が多い…そのくらい市政の課題は様々で一人の議員ではフォローしきれないとも言えるかもしれませんね。いずれにせよ、勉強不足を反省しつつ、本日の事業報告会に初参加でした。ちなみに市長や農政を担当している部署の職員さんたちは毎年出席しているようでした。「議会が呼ばれていないなんて気にも留めていなかった」と市長はおっしゃっておられ、「市長が呼ばれるのと同じくらい議会も呼ばれると大変なことになるよ」…と気遣い?もいただきました・・・。

それはさておき、今までは事業報告会に出席させていただくこともなかったため、私たち議会がこうした場に同席することの意義と意味を受止めていかねばならないですね。農業委員会改革が行われ、議会選出の委員を置かないこととなり、市議会と農業行政とがやや疎遠になるかなあ…と懸念していたので、こうした場に議長や委員長が出席させていただくことで、学べること得られた情報など、議会で共有していきたいと考えています。

農業委員会の小暮会長が「都市農地は『宅地化すべきもの』から『守るべきもの』と大きな政策変更が行われた(これは国の政策として)」とおっしゃっていたように、都市農業に対する政策にも転換が求められる中、多摩市が今後、どのように都市農業に向き合っていくのかが問われます。都市農地を守っていくためにどうすべきなのか?市議会の出番、私たち市議会の役割も一層問われていくでしょうね。現在、進んでいる「都市農業振興プラン」(来年4月から10年の計画)の策定状況等も見守りつつ、特に、総務常任委員会(農政を担当しているので)の活躍が期待されます。

すでに、昨年の決算審査で総務常任委員会が「都市農業の振興による農からのまちづくりの推進」(これは多摩市の施策)に対し、施策分析と評価を実施しています。その際に、農業委員会の方へのヒアリングなども重ね、現場を把握することの必要性を議員が痛感しているというのもまた事実です。昨年は萩原重治前議長の畑で作業の体験をさせていただき、今年は「朝顔のつるまき」の体験など…総務委員のメンバーは精力的な活動を重ねております…これは、きっと今後も定着していくはず…やはり市議会として現場を知る努力は惜しまずにしていきたいものです。こうした委員会の活動は委員長のリードやメンバーの意識にも大きく支えられているとも感じておりますが、個々の議員がそれぞれの活動の中で取組むのではなく、委員会がまとまって取組める環境づくりを維持していくことは重要だと感じています。

多摩市で農業経営をすると言っても、それで十分な収入が得られるわけではないという現実。担い手の問題など、解決しなければならない課題はそんなに簡単ではありません。だからこそ、市議会として現場の声を受止める体制をつくり、より多くの議員、そしてまた関係者の皆さんと問題解決に向けた知恵の出しあいをしていかねばならないでしょう。一人より、二人、二人より三人…「文殊の知恵」があってこそと思います。

それにしても、都市農業を現場で支えておられる皆さんが、幅広い活動をされていることを改めて認識させられた事業報告会でした。ありがたかったです。

 

大暑を過ぎってホント?というくらいに暑いですね。本日は帰宅してから娘の誕生日をお祝い。子どもが成長するということは私が歳を取るということを痛感。また、少し落ち着いた頃、正式な誕生日会をする約束をして、納得してもらいましたが。その分、高価なプレゼントを要求されそうです。。。