議員有志でグラフィックファシリを体験してみた。

東京都市大学の小池先生にご協力をいただいて、議員有志でグラフィックファシリテーターなるものの実践研修をやってみました!ゼミ生の皆さんも10名以上参加して下さいました。

「グラフィックファシリテーターって何?」のレクチャーから、「投票率を上げるためには?」という旬なテーマについては4年生のゼミ長さんを中心にした学生さんたちがお手本でファシリテーションをしながら、模造紙に「議論」の可視化をしてくださり、「ほーーーーー」「ふーーーん」と手慣れている様子に感心していたわけです。(※グラフィックファシリテーターとは)

そして実践編になり、そのお題は「街の活性化とは?」「多摩センターを発展させるためには?」・・・(一応、お題については私が考えてみた。)。4つのグループでそれぞれにスタート。

議員がいよいよファシリテーターになりまして、最後のまとめの発表まで!予定外の全国的行事(選挙)のために、参加議員が少なかったわけですが、しかしちょうどよかったかも…小池先生は「さすが、議員さんたちはプレゼンがお上手!」と言われたわけですが、模造紙に書いてまとめるというのがなかなか難しい。「黒、黄色、オレンジ、赤」とペンの色にも意味があり、それをきちんと使い分けしないといけないなどルールがあることもわかり、ただ単に「お絵かき」をして「色付け」しているわけでないことも心得ることが出来ました。

なぜか、キティちゃんに「ひげ」をつけた遠藤議員。でもこうしたディスカッションには手慣れている感を醸し出す。

市議会最年少らしい、さわやかなプレゼンだったけれど、絵はあまり得意ではないらしい。

 

岩崎議員はものすごいマイペースな方。多摩センター駅周辺の地図を模造紙の半分に書いてしまい、議論を可視化するためのスペースがなくなってしまう。

大野議員は今日はファシリテーターを2回実践。やはり1回目よりも2回目よりもスキルアップ!つまり、こうした技術を取得していくためには練習が必要であって、いきなりやろうと思ってもできないことが証明された。

本日のベストファシリテーション!荒谷議員。やはり民間企業で仕事をしてきた経験がバリバリ活かされた感じ。民間感覚と言うのか、議論をテンポ良く進めるというのか…その感じは残念ながら、今の議会運営ではなかなか活かされない。民間企業なりの議論の仕方を私たち議会でも取り入れていくためには工夫が必要だと痛感。それにしてもイラストがうますぎる。キティちゃんにも「ひげ」はついていない。

そして事務局の若手職員!「肩書き関係なし」の議論の場になっているわけであって、学生も議員も職員も関係なくみんな一緒になって議論しているという不思議な場。よくよく考えてみれば、こうした研修は多摩市議会初の試みで合って、議員と対等な立場で研修を受けた職員ではないかしら?記念すべき第1号かもしれない…。「緊張して、棒立ちになっている」のが課題で「手振りを!」と他の議員から指摘されていたが…こうした場に一緒に参加して議員と切磋琢磨できるのも議会事務局職員の醍醐味?他の部署だとなかなか経験できないことだろう。

というわけで、私も含めて議員は6名、職員1名が参加して、和気あいあいと学生さんたちと意見交換など等。最後のお題「多摩センターを発展させるには?」ということについては、いずれの班も「もっと多摩センターをPRしなければならない!」ことが自覚された感じですね。話題にならないと人は来てくれない!もっともっと話題にしようよ!ということですね。話題になる…「口コミ」が一番!そしてまた「インスタ映え!」といういまどきキーワードも。

「議会でグラフィックファシリテーションの研修会をやってみたいなあ。」という思いを汲み取って下さり、いろいろ考えて下さった小池先生には本当に感謝。小池先生は多摩市行政ともご縁があり、愛宕地域でミニバスを考えたり、あるいは今も来週から始まる「わがまち学習講座」でも支援を下さっています。実は小池先生と私は「桐朋」つながりなこともあり、今日の研修にも力をいただくことが出来ました!昨年の「わがまち学習講座」の最終発表会の際、ゼミ生の皆さんがあまりにもすらすらとグラフィックレコーディングをやっておられたのを見て、「この技術に学びたいなあ」と思ったのが今日にいたるきっかけ!

ゼミ生の皆さんもありがとうございました!私たち議員団は、若い世代と久しぶりに意見交換できてパワーももらいました!とても楽しく有意義なひととき。グラフィックファシリテーションについては、市民との意見交換などで活用できる技術かなとも思ったのですが、議会でも使えそう・・・ただし、議事録に載せるとか、公式記録にするともなると結構工夫もいるし大変そうですが、「議論を可視化」して、みなで確認できるのは本当にいいこと!意見交換に参加した各自がメモを取り、「マイ記録」にするのとはわけが違いますね。私たち議員も今後さらにスキルアップさせていくと、政策づくりのアイデアだし、条例づくりなどにも活かせるといいなあ・・・。