拓殖大学へ行ってきました

 

 20150602

九州では梅雨入りしたようですね。あじさいとかたつむりと雨・・・6月だなあと感じます。今日は午前中から諸々打ち合わせを重ねまして、午後は拓殖大学の八王子キャンパスへ。友人でもある丹羽文生先生の「政治学」の授業でお話をさせていただきました。昨年も同じ授業で「地方議員の仕事」のことをお話ししたのですが、つくづく感じることは、私たちは「地方の政治」のことってほとんど学ぶ機会がないなあということ。お恥ずかしながら、私自身も地方政治のこと、地方議会のこと・・・・ほとんど注目もしてきませんでした。テレビや新聞でも話題として目に触れることも少なかったことも一因あるでしょう。中学生とか高校生くらいの時に私のアンテナにひっかかり、当時の私がとても印象深く感じていた情報とは、「マドンナブーム」とか「土井たか子」とか、ベレー帽かぶっていた女性の人が当選していたとか・・・・だったなあと思い出すものです。しかし、もうあまりのも昔のこと過ぎて・・・「いつの話?」という感じですね。今は、女性の政界進出もそんなに珍しくもないことかもしれませんが、しかし、まだまだ政治の世界は圧倒的に男性中心、男性だらけの社会。女性で政治に関わる・・・・多摩市議会の場合には女性も多いので、男女差云々など感じることはほとんどないとも言えますが、まだまだ女性の存在が稀有という地方議会はたくさんあります。身近なレベル(市町村)では女性もめずらしくないのかなあと思いますが、これまたいわゆる都会とそうではない地域とではだいぶ異なるのが実態。まだまだ「女性が政治に口を出すな」的雰囲気がある地域はあるとも聞きます。あとは、女性が女性議員を増やそうと努力しないと指摘をする人もいるので、そこもまた面白いですね。人口比で考えれば男女がだいたい半数いるので、議会にも男女がバランスよくいるといいのはその通りだと思うわけですが、「女性だから良い」と言えるわけでもないでしょうし、「男性だから良くない」と断言できるわけでもなし・・・・結局は「その人」なんだと思っています。 ただ、政治に挑戦してみよう!・・・・という女性が増えほしいなとは思います。やっぱり、もともと政治志望者(候補者)にしめる女性割合そのものがとっても少ないので。

それから、若い世代ももっと挑戦してほしいなあと思います。多摩市議会は30代議員が5名もいます!26名のうちの5名です!同世代がいてくれること、増えることの心強さがあります。20代、30代たった一人時代を議会で過ごした経験のある私にとって、同世代が一人増え、二人増え・・・とすることはとてもうれしいことなのです。多摩市議会には20代がいないのがちょっと残念かなあ。

 

というわけで、学生のみなさんにお話しする機会を得ることで、どんな話ができるか、どんな内容にするか・・・考える機会を得られることがとてもありがたいことですね。機会を下さった丹羽先生に感謝感謝です。私の話を聞いてくれた学生さんたちが、黙々と真剣に感想を書いてくれ、そしてまた、教室を退出する際に「ありがとうございました!」と声をかけてくれる学生も多数。「地方議会に関心を持ってみようかなあ」・・・ちょっとでもそう思ってくれる学生がいたとしたら、今日のスピーチは成功かな。