ペットボトルのキャップとラベルは外して!

今日は生活環境常任委員会のメンバーで多摩市の資源化センター「エコプラザ多摩」への見学でした。ごみ対策課の職員さんと共にエコプラザ多摩の事業を受託している多摩市リサイクル協同組合の方々に対応をしていただき、施設の見学と意見交換などしてまいりました。目的は…議会だよりの取材です。

私たちの委員会では「廃プラスチックの削減」を調査研究テーマの一つにしながら、議論にしてきたこともあり、本来はもっと最初の段階で足を運ぶべきだったのかもしれませんが、「やっぱり、多摩市の現場も見ておこう」ということで遅ればせながら訪問をさせていただきました。

資源化センター。もう20年は経過している建物ですが、見学コースはいつ行っても、ホント、掃除が行き届いていてきれい。利用者利用数との関係かなと思いますが、せっかくの建物であって、啓発もかねた見学コースがもっと活用されてほしいものだ…と思うものです。今日は施設内の見学もじっくりとさせていただき1時間ほど。

積みあがっている古紙。これは引き取り業者さん待ちのものですが、一つの塊で約1トン。すごい量です。大きな機械があり、プレスをするわけですが、回収された古紙の中には「古紙でないもの」や「古紙としてリサイクルできないもの」も入っていて、それらは目視でも除去しています。こちらは製紙工場などに引き取ってもらうわけであって、リサイクル紙の原材料になるわけですから、「商品」ということ。不純物はなるべく取り除く必要があるのです。

 

古布。ステイホーム期間中に増加したという古着などなど。すごい量ですね。これら、リサイクル協同組合さんのネットワークによって、引き取り先を何とか確保しつつ、他地域のように「古布の回収を一時中止する」ことはありませんでしたが、実際問題として、さらにこれらの行き先となる海外などでは、新型コロナウイルスの影響もあり港そのものが稼働していなかったりと、コンテナがそのまま積まれているという例もあるようです。

問題なのはこちら。「製品プラスチック」です。多摩市では「容器包装プラスチック」以外のものも改修をしています。一応「きれいな製品プラスチック」であって、汚れたプラスチックや傷んだプラスチックなどリサイクルできないものについては可燃ごみや不燃ごみにしてもらうようにとお願いはしているのですが、リサイクルにまわして原料にするのが難しいのではないか?と思われるレベルの製品プラスチックも混ざっているわけであって…これ、結構悩ましい課題。

そして、「製品プラスチック」まで回収するというのは、かつては画期的なことであって、リサイクルの徹底という意味では重要なことだったとはいえ…今は、これ…引き取り手が見つからずにヤードにどんどん積まれていく状態になっています。リサイクルするという名目で引き取り手を探すわけですが、今、中国もこうしたものの引き取りを拒否しており、リサイクル業界全体としても頭を悩ませているところですね。

できるだけ「燃やさない」をポリシーにしている多摩市ですが、このまま引き取り手が見つからないとなれば、どうするのか。ここ、問われていて、議会でも考えていくべき重要課題とも言えるでしょう。

 

私たちが手放ったプラスチックごみはこうして目視と手作業とで分別されています。プラスチック製のおもちゃや洗面器や、あとはクリーニングのハンガー、CDなどもここで分別されています。プラスチックの作業ラインは隔離された場所で行われていて閉鎖空間になっているため、他の場所よりも熱中症対策も必要であって、給水タイムなどを設けながら行われています。今は、新型コロナウイルスの対策もされています。ゴーグルなどを着用しもちろんマスクの着用しています。

 

そして何と言っても、資源化センターでリサイクルされているものの6割以上を占めているのがペットボトル。毎年毎年この量は増加の一途です。ビン、缶、ペットボトルということで回収されていますね。ちなみに、ビンは「緑、茶、白、その他」と色別に分けてリサイクルをします。回収されたビンをさらに目視と手作業で分別していきます。また、缶はスチールとアルミと素材別に分けられます。

アルミとスチールに分けたものがこうしてプレスされて出荷待ちの状態になっています。ということで、私たちの今日最大の驚きと言えば「多摩市のペットボトルの状態は多摩地域で最低ランク!」ということ。

どういう意味でしょう?

実は、多摩市では以前までペットボトルの回収、蓋を外さずもOKでラベルを外さずもOKということでしたが、つい最近1年前ほどから改修方針が変わり、蓋もラベルも外しましょう…になったことは記憶に新しいと思います。今までは容器包装リサイクル教騎亜のほうで、蓋もラベルも外さなくても引き取ってもらえたということです。ところが、「蓋とラベルをはずさなければならぬ」という方針の徹底がなされたということ。よくよく伺ってみれば、もともと「蓋もラベルも外さなければならない原則だったのに、多摩市では『外さなくてもよい』…としていたそうで」…あ、要するに、市民が楽をしていたということ?!

なので、まだその方針の徹底がなされていないというか、市民の認識が不十分であって、蓋もラベルもついてそのままという状態で大量のペットボトルが運び込まれるというわけです。一応、こちらも作業ラインではできるだけ蓋を外したりはしていますが、限度というものがありますから。

ですので、こんな感じです。一方、小規模な事業者のごみも一部引きとりをしているのですが、その際には「ルールの徹底」を伝えていることもあり、さすが…。事業者から運び込まれてきたペットボトルについては…。すごいクリア!…。

すごいクリア!…これ、他市では「当たり前」なんだそうで、多摩市が異例というのか、ルール徹底が図られていない。市民の認識を上げていかねばならないということだそう。

もっともっと啓発していかねばいけない。今までと同様の啓発活動では、おそらく改善は見込めないでしょうから、力を入れていくこと重要だと思われます。

ということで、私たちは改めて、「ペットボトルの蓋とラベルを外してキャンペーン」をしていく必要性を感じたということです。施設見学でもすでに満腹というか、いろんな課題を感じつつ…その後の意見交換をさせていただいたのですが、やはり、こうして身近な場所に足を運び、委員会のメンバー全員で共通認識をつくっていくことが大事だなと感じた次第です。

この内容を「議会だより用」にまとめたいと思いますが、やっぱり、「ペットボトルの蓋とラベルは外そう!」をとにかく呼びかけたい!と思っています。

24時間365日。私たちの暮らし…快適が守られ、維持されている。ここで働く皆さんに感謝し、そして思いをはせ、私たち一人ひとりもできること、そして、守るべきルールを守ってゴミ出しをすることが必要ですね。ペットボトルの作業ラインでそれはそれはすばやく蓋を取り外している姿…「当然」ではないのですから。

施設見学の間、対応をしていただく…その間、作業現場を離れて…ですから。余剰人員などはいないのが民間企業であり民間の事業者(もちろん、行政に余剰人員がいるというわけではないですが、民間事業者のほうがそこはシビアですからね)ということで、リサイクル協同組合の皆さまありがとうございました。

新型コロナウイルス感染者情報が少しだけ詳しくなりました。

公園のところに、セミの抜け殻。今年見たのは初めて。とても目につきやすい場所だったので、きっと私以外にも見つけた人いるだろうなあ…と思いつつ、横を通り過ぎる。

7月末に市議会から「新型コロナウイルス感染症情報の公表及び市PCR検査センターへの財政的支援を求める意見書」を議決し、東京都に対して、単に新規感染者数と退院者(死亡数も含む)だけではなくもう少し詳細情報を出してほしいと要望していました。さらに、26市の市議会議長会でも同様の内容を東京都に求めていた結果…?

ま、それ以外にも要望があり、対応することとなったのかもしれませんが、ようやく今までよりも詳細情報が公表されるようになりました。毎週水曜日に更新されるようです。

■多摩市の新型コロナウイルス感染症患者数

ここまでなんと長き時間を要したということで、隠しているわけではないのかもしれませんが、情報が公表されるまでに一体どれだけの時間がかかっているのか?と思わざるを得ないですね。こうした情報を公表するために事前に何か協議をするとか段取りとかあるのでしょう。よくわかりませんが、何の理由で、何がネックになりこんなにも時間がかかったのでしょう。

多摩市はどちらかと言えば、(これでも)他市に比べれは情報公開されているほうだと思っているので、こうした「非公表姿勢」になってしまう理由を理解するほうが難しいというか。多摩市ならどうするだろう?と考えてしまうので。

来週から決算審査が始まります。それに先立ちというわけではありませんが、「立ち枯れしている木」が気になっていたので、また見に行きました。これは道路課所有の持ち物ですかね。てっぺんまで茶色くなってしまって、見るのもかわいそうな感じ。台風の時に枝がどうにかなってしまう気がして心配されている方もいるようです。

しかし、立ち枯れしている木はここだけではなく。他にもあり…。

木を一本切るのにも数十万を要するということで、なかなか対応にも苦慮しているようです。枯れたばかりの場合には、少しは我慢ができるとも聞いているのですが、事故になる前に対応することが必要ですね。ただ、「ここだけの話ではない。他にもある。」という悩ましい問題があり、やっぱり「順番待ち」にならざるを得ないということです。

こうした状況を頭に置けば、なるべく気を付けながら通るしかないのかもしれません。そのうち「注意喚起」の案内掲示でも出すしかなくなるのか?!

 

子どもに「頑張って」…と言ったら、「もう、すでに頑張ってる」と言われる。そうですね、子どもたちはいつも頑張って生きているのでしょうね。反省。子どもはいつも親の期待に応えたくて、そして、「もう、これ以上頑張れない」になってしまうこともあるのかもしれません。明日が終われば、週末。新型コロナウイルスによって、私には「週末」ができた…という気がする。

いまどきの子ども。

「いまどきの子ども」と言えば、漫画の「いまどきのこども」だと思っていて、とても流行った記憶。今更、読んでみたいと思い始めていて、タイトル「いまどきのこども」に込められた思いに触れてみたいなと。

それにしても、「いまどきの子ども」とか「いまどきの学校」とか・・・「いまどきの大人」とは言わないかもしれないけれど、「いまどきの…」というのは時によく使う言葉ですね。

うちにも「いまどきの子ども」がいますが、今日は「いまどきの小学生」に出会い、やっぱり、「いまどき」であってもなくとも(「むかしどき」とは言わないが)、子どもたちは真っ直ぐに歩きたいと思っていることに感動があった。家にお客がいれば、心がうきうきして、その非日常の時間が楽しくて、その喜びを何かで伝えたくて、今日は折り紙の作品をいただく。これ、とっておかないといけないなあ。お金には変えがたい、子どもの心のこもった「ありがとう」の表現のひとつ。すでに大昔になるけれど、子どもの頃には妹と折り紙で「プレゼントづくり」をしたこともあったなあと懐かしく思い出しますね。

「いまどきのこども」も、周りを取り巻く大人社会に影響を受け、ものすごく子どもなりに気も遣い、過ごしているに違いないのです。「気を遣う」というのは無意識的にということですが、「忙しい親には心配をかけたくない」かといって、「学校の先生たちは頼れない」…心にかかっているストレスは…昔と比べれば大きくなっているように思います。

だから、きっと…先日のようにユネスコの調査で「日本の子どもたちの幸福度は最低レベル」という結果となるのでしょう。

 

今日は休会になったので、相談対応にも時間を割くことができ、子メダカがいる小さい金魚鉢も洗うことができ、気分転換になる。明日から委員会が始まり、私の所属している生活環境常任委員会は来週の月曜日です。明日、明後日は雑務というか、来週から始まる決算審査に向けての勉強をしようと思っています。いくつか調べておかないといけないこともあります。

急ぎ、委員会には「5G」に関連する陳情が提出されているので、本をめくっています。夕方から、夏季特別講座ということで卒業した大学院でオンラインセミナーをやっていて、そちらも受講。久しぶりにアカデミックな雰囲気にも触れております。地域、コミュニティ、共生社会に多様性…その分野を研究している先生たちから話を聞けるというのはいつもとはまた異なる脳みそを働かせることができるという意味でも活性化します。

空が秋らしくなってきたような気もしますが、まだまだ残暑…マスクをしているのも苦しい。何よりも体調管理を優先に。やっぱり早寝早起きが大事ですね!

 

9月議会 補正予算は賛成多数で可決しています。

前からずっと気になっていた「棚」があり、でも、いつも売り切れていたところに今日は「こだわりプリン」がまだ残っていたので思わず買ってしまう。こだわり・・・とついているだけあって、このプリンは「牛乳、鶏卵、砂糖、クリーム」が原材料であって、クリームが入っている分、コクあって、少し高級感出ています。おすすめ。私には少し甘すぎる感じもありますが、甘さも押さえた味だと思います。

今日は補正予算と委員会付託を行わない案件についての議決、それから、明日から始まる各委員会に付託される案件の提案説明、来週から始まる決算審査にあたっての議案の説明が行われました。ちなみに今日1日に詰め込んで補正予算の質疑からその他の予定を終わらせたので、明日は休会になりました。

さて、補正予算は一般会計と特別会計に分かれていますが、私たちの会派のみ一般会計補正予算には反対をしました。全部が全部反対というわけではなく、新型コロナウイルス対策など必要な予算が盛り込まれていますし、賛成できる内容も含まれています。ただ、私たちはかねてから、「これから新規建設したり、新規に公共施設を設置していく」ということに対しては、将来の見込みを建て直ししてから取り組んでほしいと主張してきました。新型コロナウイルスにより、経済環境は著しく落ち込んでいますし、来年度以降の財政環境はさらに厳しさを増すと思います。そして、市民の生活は新型コロナウイルスで打撃を受けていますし、セーフティネットとして行政が果たすべき役割への期待が高まっている…財政環境は厳しくなって、市の収入が減ったとしても、支えていかなければならない市民の方々が減るものではありません。むしろ増える可能性もあるでしょう。そうなると、今、これから「造る」ということに関してはより慎重になるべきだと思えてなりません。

今回の反対については直接的には「北貝取小学校」について、恒久活用の施設にしていくための建設工事費に反対しました。今回の定例会では新たに「市民活動・交流センター条例」と「多摩ふるさと資料館条例」の制定も提案されています。確かに既に方向性としては決定もしていることであり、新たな公共施設をオープンさせていくための準備も進んできたことは確かです。しかし、状況が状況だけにここで一旦立ち止まる必要があると考えた…というわけです。

また、そもそも阿部市長が「子どもたちにツケを残さない。そのための行政改革も進めていく。」という一環で掲げてきた「公共施設を増やさないで、むしろ減らしていかなければならない」とする方針がいつのまにか反故にされたかのようになっており、廃止する方向で検討されて施設も住民要望を受け止めて存続(現状維持)に転換してしまい、全体でめざしてきた方向性と真逆を進んでいるのではないかと思えるような状態にあることを危惧しています。とにかく建物の維持管理というのは、老朽化した施設をメンテナンスするだけでなく、日々の運営管理もしていかなければならないわけで、他市に比べて公共施設の数が多い多摩市には大きな負担になっています。要するに最低限のコストで公共施設を守っていくにしてもかかる経費は膨大であるということですね。これ、多摩市の負担というのは「市民の負担」という意味ですね。

「本当にそれでいいのか?」

ということです。もちろん、利用できる施設はたくさんあればあるほどいいですね。市民のニーズは多様化していますし、それに合わせて、いくつもあれば幸せとも言えます。でも、全部、私たちが負担していくことになり、将来に引き継いでいくことになります。人口は将来的には減少していくことは目に見えていますし、何より、支えていかなければならない対象(高齢者など)は増えていき、支え手となる市民の数は減っていく…今に始まったことではありません。

なので、何とか、市民の皆さんの理解を得ながら、公共施設「数」を減らしていかねばならない…これが阿部市長にとっても固く決意した方針ではなかったかと思うのです。私はこの方針を支持しますし、もちろんこれは、現に利用している方々などに理解を得ることも難しいこととはいえ、理解を得る努力を進めていくことが必要ですね。きっと、そうした努力をされてきたけれど、理解を得られなかった結果の「施設は存続、廃止はしない」なのかもしれませんが、そうであるなら、「新しくつくる」という発想にはなかなか立てないはずなのです。私は今の状況にあって、市長と同じ立場は立てません。

北貝取小学校の「新たな公共施設」については、今、暫定利用されている東永山小学校の代替機能として検討されているものであり、「新しく施設を増やすわけではない」と説明されるのかもしれませんが、東永山小学校はあくまでも「暫定利用」にすぎません。新しく公共施設として条例で設置をして、恒久活用していくのとは全く意味が異なります。市民活動が活発であることは否定しませんし、もちろん、その活動があって、「健幸まちづくり」という一面もあると思っていますが、とはいえ、財政全体のことや将来的なことを考えると、「今は慌ててはいけない」と私は思いますし、私たちの会派でもその議論をしてきました。新型コロナウイルスはまだまだ終息に向かっているとは言えませんし、様子を見ることも必要ではないかと。

そして、文化財を一カ所にまとめていく方向性の「ふるさと資料館」ですが、もちろん、その方向を全否定はしません。ただ、もともと今の文化財展示場所である西落合中学校については桜美林学園が小中一貫校を設置する方向で話が動いていて、「だから、図書館も別の場所に建設しなければならない」「だから、体育館にある文化財もどこかに移転させなければならない」と急いだ話になっていたのですが、今、桜美林学園との話についても急ぐ話ではなくなったというか…「どうなっているのか?」という状態。となれば、急ぐ必要はなくなっているかもしれませんね。

まあ、長々書きましたが、要するに行政もよく使用している「持続可能性」について、改めて現況を踏まえて考え直すことも必要だ…という一点だけを理由にして反対です。もちろん、この状況を受けて、南永山小学校の跡地施設の解体を中止するなど一部見直しは行われています。でも、個人的にはお化け屋敷のようになっている南永山小学校の跡地施設の解体は進めてほしいです。夜、あのそばを通るのは怖いです。

一般会計の補正予算は反対しましたが、特別会計については賛成。また、今日、議決した契約案件についても賛成しています。補正予算で取り上げた内容についてもまたどこかで書けると良いなあと思っています。特に「5G」のこと、「電子図書館」のこと…便利便利をどこまで追求するのか?と問われている課題でもあるので。

9月議会 一般質問5日目

今日は一般質問は最終日で4名が発言して終了しました。きりき議員、大野議員、飯島議員と渡辺議員と4名。飯島議員が力作というのか、とても長文で質問通告書を提出されていて、新型コロナウイルス以外の要因で死亡している数が多いこと、PCR検査陽性者数が急増しているものの重傷者や死者の割合は多くないということ、PCR検査の精度の問題、私の周りでは少なくない方々が視聴されている学びラウンジの徳島大学の大橋眞先生のこと、そしてまた新型コロナウイルスのワクチン接種のこと…などなど取り上げておられました。

個人的にはワクチン接種についてはとても気にしているのですが、ある意味…自民党会派所属の議員が「多摩市としてはワクチンの安全性が確認できるまでは実施するべきではない」という発言は心強いものです。市側の答弁は「安全性とともに有効性が妥当なワクチンが開発されたときに備えて準備を進めていく必要があると考えており、国や東京都などと連携し、適切な対応を図っていきたいと考えている」ということでしたが、そもそも新型コロナウイルス対応に限らずですが、「ワクチンって安全なの?」には大いに疑義を唱えておられる方もいらっしゃいますね。ワクチン被害の問題はあまり取り上げられることがありませんが、実はとても怖いことも頭の片隅に入れておくことは大事なことだと考えていて、ワクチン接種の義務化だけは避けてほしいと思っています。

飯島議員の発言というのは、新型コロナウイルスを「正しく恐れる」という視点に立った質問と受け止めたのですが、市側も答弁していたようにもともと持病がある方、高齢者は気をつけていく必要があるというのはその通りだと。私は気をつけていくというのは必要ですが、「行き過ぎた清潔」というのか、除菌しすぎる傾向については却って、「常在菌」まで殺してしまい、身体の免疫力まで低下させてしまうのは知られた話でもあり。「ほどほどに」ということと思うのですが、あまりにも神経質になりすぎて、「うつ」みたいになってしまう場合もあると聞きます。斎藤環先生の「コロナ・ピューリタリズム」も一読の価値あり。

すぐにはコロナ前に戻ることはなく、すでに向かっているのは「新しい生活様式」のある社会…そこに向けて私たちはどう行動様式を変え、人間らしく生きていけるのだろう?とふと考えさせられるものです。

さて、大野議員の質問で取り上げられていた「性教育」の問題。東京都がやっと「性教育の手引き」を改訂しましたし、性教育というのは「相手を大切にする」という意味では「人権教育」でもあると思っているので、市教委としてもどのように取り組んでいくのか注目される事項のひとつとも言えます。性教育に対しては都議会でものすごくバッシングされて以来、「触れぬようにしてきた」という話題の一つにもなっていたと受け止めていますが、まさに「寝た子を起こす」というのは「性教育」の捉え方がやや(かなり)歪められているとしか言いようがなく、「正しい知識を身につける」ことは自分を守り、相手を尊重することにもつながっていくもの。多摩市の教育委員会でも「人権教育」という観点から、改めてその取組みを考えてほしいと思うものです。

中村桂子先生の「こどもの目をおとなの目に重ねて」が届きました。最初のところだけ目を通しました。ぜひ、「はじめに」のところだけでも…パラパラと書店で立ち読みされることおすすめします。「はじめに」のところ、繰り返し読んでいたいと思える内容です。

明日は補正予算の審議が中心になるかな。いくつか確認しておきたい事項があるので、質疑する予定。

9月議会 一般質問4日目

台風のnewsを気にする週末ですね。先日、国産さば入りのカレーを買おうかどうか迷ったのですが、やっぱり、買っておけばよかった。家にある備蓄品は水と羊羹ですが、これらは回転備蓄品。

一般質問も4日間が終わりました。今日は岸田議員から始まり、最後は同じ会派の白田議員。板橋議員、大隈議員、荒谷議員と議員はもともと個性あふれるメンバーなのですが、キャラクターが濃いメンバーが続きます。板橋議員は小難しい課題を小難しく感じさせずに質問をするという技があり、この独特さは魅力の一つだと思います。不思議。

岸田議員は「食」の問題を取り上げていました。栄養バランスの大事さを伝えていましたが、「ただ、空腹を満たせばいいというわけではない」という主張はその通りなんです。とりあえず、何か食べてて・・・とお金を渡されて、手軽に食べられて口に美味しいものばかりを食べていると残念ながら、必要な栄養を取ることができず、ぷくぷく傾向に身体が育っていく場合というのも少なくありません。でも、実際に子どもたちの中には大人の忙しさに巻き込まれ、身体の成長という観点でも望ましくない状態になっている子どももいるのです。一方、アイドルなどに憧れて、「痩せぎみ」の子どもたちも増えていて、成長期を支える栄養素を十分に取れていない場合もある。こんなに飽食時代にも関わらず…。

だから、「給食」ってとても大事であって、学校の長期休校の時に満足に食事がとれなくなっている子どもたちの存在…これは現実。多摩市教育委員会も新型コロナウイルス休校期間中に一部のご家庭を対象に「食の支援」を実施しましたが、改めて、子どもたちの「食」の問題については成長に必要な栄養摂取という観点からも見つめなおしたいですし、「食の安全」という視点からも考えていきたい問題でもあります(もちろん、子どもたち以外にも…という声もあると思いますが、やっぱり成長期の子どもは最重要なので)。理想はやっぱり…オーガニック給食!(こちらのセミナー、オンラインでも受講できます!)

続く、板橋議員の質問では遊歩道に「ベンチ」と「トイレ」にも触れてくださったのですが、「ベンチ」はますます必要とされている気がするのです。特にこの暑い夏…。ちょっとだけ坂道を上がっては、じっと立ち止まっている方も時々お見受けしますし、買い物帰りの方々でもベンチで休息をとっておられる方もいらっしゃいます。ただ、「ベンチ」ってただ置けばいいというものではなく、置いたベンチを管理し続けるという責任も果たしていく必要があり、汚れてしまったり、壊されてしまったり(自然劣化もあるが)、きちんと維持管理もすることが大前提ですね。「せっかくあっても座る気しない」と言われたことを思い出しました。

どんなものでも税金で購入して設置しているものというのは、その後の維持管理が伴います。「もっともっと」という要望に応えて増やすことに税金を投じるか、「今あるもの」を大事にするために税金を使い、「今あるもの」を交換するタイミングでもう少し利用しやすかったら使い勝手のよさそうで、なおかつ維持管理もしやすいようなものに取り換えるか…というようにベンチだけに限らず、大きな施設から小さなもの、あらゆるものすべてに行政の管理責任が発生します。今、多摩市はその管理責任をどのくらい果たせているだろうか。そして、今後の社会を見据えて、どうしていこうとするのか…まちが年月を重ね、木々も育ち、道路のアスファルトも傷み、いろんな立て看板類も錆びていて、私の眼には「大事に使うための手入れ」が十分できているとは言い難い状況なのですが、「十分かどうか」という判断基準はまた人それぞれということにしかならないのかな…と。まちの美観を損ねないように。まちをきれいに。私たちの住み心地について、特にみどりが繁茂するこの時期には考えさせられるものです。

大隈議員の「学校の働き方改革」問題については、今回の議会でも数名が触れていた課題ですが、「上を見て」「上も気にしながら」業務をこなす多摩市教育委員会としてはそうそう軽々しく発言できない課題ですね。文部科学省や東京都教育委員会を意識せずに…なんてことはできないので。ただ、「学校の働き方改革」については、教育長も現場をご存じであって、表には出さなくとも心中さまざま感じておられることは多いと察するばかり。実際に、私も不登校問題を取り上げて質問しましたが、議会が要望したり提案することを受け止めれば受け止めるほどに…現場を却って苦しめることになるのではないか…と躊躇もしますし。質問などに関連し、データなど資料が欲しいと要請するときにも「結局、これって各学校現場に聞くわけなんだよな…。ひいては副校長先生が大変な思いをされることになるのか」とついつい私の思考も働きます。

荒谷議員からは、最長期政権だった安倍首相のこの間の評価を尋ねる質問があり、市長がとても丁寧にご自身の想いも踏まえながら回答されていたのですが、「安保法制」のことに関しては一言も触れず。市長は「平和」へのこだわりがあるので、それについてサラッと言及されなかったことはちょっと残念でした。これもまた、市長の発言を受け止める議員の立場などによっても捉え方が異なるだろうなと思いましたが、市長はおおむね評価されているように感じられました。市長という立場と市長個人という立場ではまた発言内容に差異はあるのかもしれませんね。荒谷議員はビジネスという観点というか、市議会の中で最もビジネス感覚を理解されている方ではないかと思っています。議員になる前にしょっちゅう出張に行かれていたようですが、中国の成長をビジネスマンとして目の当たりにしている、その感覚は私のように多摩市だけしか見ていない人とは異なるなと常に感心してしまいますね。やっぱり、議会には多様な経験のある人材が必要だと思いますし、そしてまた、自分自身も想像力を広げる努力をしていかねばと思うものです。自分一人だけで「知り得る範囲」というのは狭小ですから。

最後の白田議員の質問。中学生の部活動については大会なども中止になり、それぞれ活動の集大成と最終学年の意気込みを持っていた子どもたちにとっては複雑な心境で今の状況に向き合っていることと思います。市内学校どうしのスポーツ部では交流試合などは行われているようですが、文化部については…ここも工夫していく方向が示され、具体的な取り組みが明らかにされそうです。子どもたちが大人になり、いつか将来になれば、「あの時に」…となる現在…問われているのは、私たち大人がどう行動できていたのか、何をしていたかではないのかなって思います。

久しぶりに一般質問が行われ、何だか新鮮ささえ感じた4日間でした。個人的にはこれまで経験したことのないような口内炎に悩まされていますが、折戸議員からプロポリスなるものの粒をいただき、週明けには治ることを念じていただいております。

9月議会  一般質問3日目

今日は、伊地智議員から一般質問が始まり、小林議員、橋本議員、岩崎議員…で私という順番。教育委員会の出番が多い一日でもありました。つまり、私にとっても興味のあるテーマをとりあげていたということです。特に少人数学級の問題は、文部科学大臣も「そういう方向で」と話していたというものの、実際には学校によっては教室数が明らかに不足するところもあり。今更、増築工事をすることも考えにくいわけで、どうなるのかなあと思うわけですね。それに圧倒的に足りないのは教師の数ではないかと私は思っていて、足りない教員をいわゆるパートタイムで補うことになったりするのは考えにくく(って思いたい)、本気で取り組むための財源確保に人員確保の話をいち早く明らかにして!!…とこれは国に声を大にして言いたい。でも、現場の先生が大変だから…云々ではなくて、子どもたちのためにも少人数学級にしてほしいと心から願っています。

「忙しい社会は、大人に迷惑をかけない都合のいい子どもを求めます。」

最近読んだ本の一文。胸が詰まりそうになりました。なぜなら、自分自身の子育ても振り返りながら、反省すること多々ありとも思うから。忙しいとついつい、「ちょっと待って」「ちょっと後で」という言葉、私はどれほど使ってきただろうかと思うものです。とかく先生の忙しさは半端ないのです。いつの時代の昔のころと比較しているのかわかりませんが、古びた記憶に捉われて、「今の先生は甘えている」なんてものではないのです。その要因分析などはさておき、先生たちの働き方改革も望まない方向になっていくことに反対の声も上がっていますが、いずれにしても、今、求められているのは、今というか昔からかもしれませんが、少人数学級であって、子どもたち一人ひとりに先生が心の余裕をもって向き合えるような環境づくりだと思います。そうすれば、私が今日とりあげた「不登校」についても減ると考えています。

子どもはきっと大人に「話を聞いてもらいたい」のではないのかなって。私のように「ちょっと待って」「ちょっと後で」を重ねてきた結果、子どもは話すことを諦めたり、ためらったりする場合もあるかもしれません。私にも思い当たることがないわけでもなく、だから、「忙しい社会は、大人に迷惑をかけない都合のいい子どもを求めます。」なのです。無意識です。自分自身が望む望まないに関わらず、そうなってしまうというのが恐ろしい。

そんなことを今日一日を振り返りながら、改めて考えているのです。今日の質問のやり取り、もちろん、答弁調整というのか、事前に質問意図や意見を伝えることに時間を割いてきて、準備を重ねてきたとはいえ、あまりにもあまりにも…私が意見を述べたり提案を述べようと考えていたことを先回りで答弁されてしまいすぎて、途中から内心穏やかではいられなくなりまして。準備していたメモがあったのですが、「次にこれを言いたい」ということが、先に答弁として返されてしまうという…。滅多にない経験をして、滅多にない汗をかいた。準備してたメモ通りにならなかったので、どんなやり取りをしていたのかも真っ白になってしまって、帰宅してから動画を見てみようと思ったのですが、まだアップが間に合っていないのかしら?見れないな。仕方ない、…週末に見てみようと思います。

それにしても、質問が始まる前の休憩中にインターネットニュースで流れてきた記事「日本の子ども、幸福度が最低水準 ユニセフの38カ国調査」の衝撃もあり、「どうしてこうなっちゃうんだろう」と暗い気持ちになって始まった質問でしたが、最初のところだけ、メモの予定通りだったのですごく覚えていて、「そもそも不登校の何が問題なのか?」ということ、「特に市内中学校の不登校出現率が4%を超えることを深刻な状況と捉えている」という回答だったので、「何が『深刻』なのか?」と尋ねたところで、

「不登校を問題行動とは捉えてはいません。」

という回答を得られたことは大きい。その認識をもっと浸透させてほしい。多摩市教育委員会の認識として、学校の先生たちにももっともっと伝えていってほしい。今日最初のほうで写したスライドの出典はこちらです。あとは、別室登校の子どもを多く掲げている学校への支援についても要望をして、私は子どもの支援のために必要な「大人への支援」も大事だと思っているので、そのことも訴えたはずなのですが、どう伝えられていたかとか伝わっていたかについて実感みたいなものが得られていない。

 

帰宅したら、注文していたシューベルトのソナタのCDが届いていたので、その曲を聴くのが本日のささやかな慰労会(笑)…私が生まれる前に録音された音を耳にできることにも感激がある。

 

さて、自分の質問が終わったら、終わりではなく、まだまだ今月は決算審査もあるし、その前に補正予算の質疑もしなければならないので、次の準備にも取り掛かります。そういえば、今日は私の前の岩崎議員が「ソーシャルファーム」のことを取り上げていたのですが、これ、東京都が条例を策定したということで、この間、オンラインでも勉強会があった内容です。新型コロナウイルスのこともあって、かなり画期的な取り組みだと思うのですが、全く浸透しておらず、私もつい最近知ったこと。これも今後、私も勉強したい課題のひとつ。やっぱり、自分の発言の直前の議員の質問は耳に入ってくるだけで、ちゃんと聞けていないということを感じたのですが、市もまだまだこれから検討するような雰囲気だったな。

 

今日の私の質問のまとめも、ちょっと動画を見てから改めて書きたいと思います。

9月議会 一般質問2日目

このキョロちゃんは「見てるよ!」って言っているみたいですね。声を出すことはしなくても「見てる」という人は多いのではないか?という気がする今日この頃。

本日は一般質問は2日目でした。今日は5人が質問をしましたが、最後のほうになると、今日の一番最初の質問者って誰だったかな?…なんて記憶が遠のくこともあるのですね。今日は自民党の松田議員、公明党の池田議員、共産党の安斉議員、そして同じ会派の折戸議員と斎藤議員という順番でした。一般質問に限らずなのですが、どうしても女性議員の質問のほうが聞きやすいというのは私だけでしょうか?性別は関係ない!…と言われるのかもしれませんが、「~してほしい」という市への要望や提案もどちらかと言えば女性のほうが言葉に心がこもっている感じがするのです…気のせいかなあ。

池田議員からは「ごみ問題」では、マスクが路上などに落ちてる(新たなポイ捨て?)ことが指摘され、障害者問題では特に聴覚障害者の方々への対応を拡充していくことや改善していくことの必要性が的確に指摘されていました。先日、インフォメーションギャップマスターの理事長伊藤芳浩さんからお話を伺う機会がありました。その際にも話題になっていたのが電話リレーサービスでしたが、今後広まっていく取組みになっていくとは思いますし、広まってほしいと思う一方で、手話のできるオペレーターさんの確保の問題等、いくつか課題も上がっていました。オペレーターが顔見知りであるとありがたい…心強いという当事者の声に「そうだよなあ」と思ったばかり。安心して利用できる仕組みづくりが求められます。多摩市でも検討を進めていくと思われますが、ぜひ、当事者のみなさんや支援者の皆さんも交えて、いいシステムにしてほしいですね。専門的な用語を使う医療現場で通訳ができる方も必要ですね。また、最近は聴覚障害のある方が安心して利用できる介護サービスなどのことにも関心があります。聴覚障害のある方々のグループホームなどなど安心して老いを迎えることのできる場所のこともあまり語られることはないものの気になっていることです。

あ、それから池田議員が話題にしていた高齢者の「ごみ出し」問題ですが、「古新聞が山になるとはいえ、活字は大事」ということもあって、新聞屋さんも最近は購読料が銀行引き落としだったりすると、なかなか回収もしてくれず…というお困りごとに対応したばかりでした。古新聞に限らずですが、日常的なごみ出しのことも、特にエレベーターのない住宅の場合には「ふれあい収集」のような仕組みがあると良いですよね。でも、どの地域でも対応可能というわけでなければ、やはり行政で何か策を講じなければです。稲城市や日野市ではすでに行われているということで、多摩市だけやっていなかったのか!…と私も今更知りました。

安斉議員は生活困窮者の支援について、ていねいに質問をされていて、私もこの分野については詳しくないので、むしろやりとりを聞きながら勉強をしている感じでした。きめ細かな対応を行っていくためにはどうすればいいか?もちろん、増加する相談数に応じて相談員の数を増やすことも必要だと思っていますが、私自身はやっぱり相談員の数が多ければそれで良いというわけではなく、その相談員さんのスキルとか経験、経験を重ねながら磨いてきた腕というかカンみたいなものがとっても大事だと感じます。

相談って、結局…相談員の数が増えれば解決できるというものではなく、的確に相談に乗れていなければ、解決どころかさらに状況を深刻化複雑化させる場合もありますからね。それは、児童虐待対応や不登校問題等への対応でも全く同じことが言えそうです。

折戸議員は地域課題ということで、「豊ヶ丘南公園」の池の問題を中心に取り上げていましたが、今後もニュータウン地域の「美」を守っていくというのか、美観を損ねず維持していくためにはどうしていくべきなのか…限られた税金をどう使っていくかがますます問われるような気がしますね。公園のみならず、街路などについても同様。植木はいずれも年月を重ね、立派になっているというか、巨木になっているというか、老木になっているところもあるというのか…。地域を見回して、「街がきれいなはずなのに、全然きれいさを感じない」と言われることも多く、そこ、何とかしないといけないという問題意識は誰しも共通化できるように思います。

これまでは「市民協働」なんてことで進めてきた、進めてこれた部分もありますが、高齢化が進んでいること、今後は、若い人たちはとにかく働かなければならない時代にあって、「市民協働」に割ける時間やら心の余裕もどんどん削られていく気がしますし、担い手は先細り・・・。ここでやっぱり、今までの手法では続かないことを念頭に置きながら、よりよく「街の美観」を守り育んでいくための知恵を絞りたいものです。

あと、現在「南豊ヶ丘フィールド」として使用されている南豊ヶ丘小学校の法面管理のことに加え、周囲に植えてあった桜の木(約30本)のことが話題に上っていましたが、桜の木が一斉に立ち枯れしていることについて「ちゃんと調査してほしい」というのは当然の要望でしょうね。「1本が枯れてしまったというのなら、仕方がないのかな…」と思えるところもあるけれど、「すべてすべてが枯れてしまっていることには納得がいかない、何か理由があるはずだ!」…と全滅してしまった桜の木を見ながら「なぜ?」と。現在、「南豊ヶ丘フィールド」を管理している事業者とも相談しつつ対応していくと思われますが、その現場…確かにひどいんですよね。まずは原因を明らかにしてから今後の対応を進めてほしいものです。「木は一本一本から市民共有の財産」ですから。

「キョロちゃんは見てる」…というように、きっと「南豊ヶ丘フィールド」周辺の方は、あの場所のことを常に気にされているでしょうね。そう思えてなりません。もちろん、学校跡地が利活用されていることは否定しないまでも、やっぱり、大事に使ってほしいですからね。私でさえも、あの場所を通行するときに、やっぱり…お手入れできていない法面など気にしていましたから。

さて、これから、明日の質問の準備をします!

9月議会 初日が始まる。

  

9月議会始まりました。3月、6月の議会では一般質問が見送られたこともあり、何となく久しぶりの光景だなあという印象です。いつものとおり開会して、市長の行政報告などがあってから、一般質問という流れに。今日は4名で、トップバッターは自民党の山崎議員でした。山崎議員は前も1番だったような気がします。

山崎議員はもともと会社勤めの時には広報を経験されたこともあるということで「多摩市」のシティセールスについてお話しされていました。「サンリオピューロランド」が広く認知されていることを、もっと多摩市としても活かすべきではないか?と。その中で「ハローキティ絵柄の住民票」のことを評価されており、デザインの変更をしてみてはどうか?という話しが出されていまして…。あ、16年前に遡りますが、「ハローキティにあえるまち 多摩センター」と発信しかけた時代のことですね。しかし、毎年、「ハローキティ絵柄の住民票」の発行数ってそれほど振るわないのが実情であって、個人的には台紙の在庫枚数のことが気になっております。ちなみに私はハローキティ絵柄の住民票が発行された当日のものを持っているのですけれど、その時からも「ハローキティの絵柄」代(パテント料)が上乗せになっていて、通常300円が400円なので、よほどのハローキティファンでなければ…という声はありました。

当時はマイナンバーカードならぬ、住基カードが推進されていたころで、「住基カード」があれば、他市の人でも住民票を取れるのだから…と説明があり、どのくらいの反響があるかと注目していたことが懐かしい。「住基カード」とともに思った以上に反響がなく、というか思いのほか反響が無さ過ぎて、今では、多摩市で「ハローキティ絵柄の住民票」を発行していることすら知られていないのではないかと。

しかも、多摩センターの出張所でしか取り扱っていないので。とりあえず、私としては16年経過をして「ハローキティ絵柄の住民票」の台紙の在庫がどのくらい眠っているのかなー。「市民課」が毎年発行している報告書で確認してみましたが、それでも昨年度は67通発行されているのですね。その前は75通、その前は90通…そして、その前は119通で、その前は71通…5年間分までは報告書に掲載されていました。根強いファンというか、私のように「記念」に取っておこうという方もいそうですね。私は「ハローキティ絵柄の住民票」発行記念として、確か、ハローキティの誕生日に合わせて11月に発行されたはずで、その当日に発行してもらった記憶があるのに、どこかにしまいこんでしまった…。今度探してみよう。

他の議員さんの発言で思い出したり、気になったりと…いろいろ考えるきっかけを得られますね。私は早く「ハローキティ絵柄の住民票」は終わりにしてあげないといけないと思ってきたので、「絵柄を変える」「デザインを変えて」というのは新しい視点。

さて、続く、藤條議員からは私も質問項目にとりあげた「スタディークーポン」のことを尋ねていましたが、今日の答弁では「検討中」ということで、それは前向き!と喜ぶわけですが、逆に、議員側からの提案に「?」がつきました。「スタディクーポン」を活用するにあたっては利用する子どもたちのフォローにあたる人材が派遣されるのですが、「若ければいい」というものではありませんから。子どもたちに年齢の近いナナメ上の存在でもある大学生がメンター的な役割を期待され、派遣されていくのですが、その際には心構えなどしっかりと研修などを積んでおく必要もあれば、派遣される大学生をコーディネートし、大学生自身を支えていくところの要になるヒトの存在が重要なのです。市側の答弁でも「こうした取り組みを進めていくには、専門性も必要だ」ということだったので、決して「若ければいい」という発想でないことを確認できたことは幸いだったものの、仕組みや制度の理解はもちろんのこと、既存で実施されている事業とどう整合させていけるかなど、課題は多いのです。私の質問では「スタディクーポンの導入を検討中」を前提として、検討している中では当然ながら、課題も上がっているでしょうから、その内容を掘り下げたいと思います。

今日は三階議員からもGIGAスクール構想に関連して不登校対策にも触れる質問があり、私の視点とも重なるところもあったのですが、一つ一つ取組みを進めていくとき、進めようとするときの「課題はなにか?」を明らかにしていくことが重要かなと感じています。課題の認識が一致しているのかどうか、一致していれば、それを解決するために次、どうするのか?を考えることが必要ですし、課題認識にズレがある場合にはなぜズレているのかについて、自分自身の見解ももう一度考え直すこともできます。これがとても大事なことであって、そのために質問とか質疑を行うわけですから。

夕方から、子どもたちの学習サポートへ。サポートと言っても何か大したことをしているわけでもなく、宿題を持ってくるので見守りつつわからないところがあれば、ちょっとだけアドバイスをするという感じ。子どもたちってみんな「できるようになりたい」という思いがあるんです。だから、丁寧に向き合うことで、取り組み姿勢も前向きになっていくと思うのです。学校の授業では、子どもにもよりますが、やっぱり早くてついていけなくて…という場合も多いので、だからこそ、ゆっくりゆったりした時間でその子のスピードに合わせて学習を進めていくことが必要で重要。少しでも子どもたちの「できるようになりたい」に伴走していきたいものです。

かわいい。「カービィ」というらしいです。