9月議会 初日が始まる。

  

9月議会始まりました。3月、6月の議会では一般質問が見送られたこともあり、何となく久しぶりの光景だなあという印象です。いつものとおり開会して、市長の行政報告などがあってから、一般質問という流れに。今日は4名で、トップバッターは自民党の山崎議員でした。山崎議員は前も1番だったような気がします。

山崎議員はもともと会社勤めの時には広報を経験されたこともあるということで「多摩市」のシティセールスについてお話しされていました。「サンリオピューロランド」が広く認知されていることを、もっと多摩市としても活かすべきではないか?と。その中で「ハローキティ絵柄の住民票」のことを評価されており、デザインの変更をしてみてはどうか?という話しが出されていまして…。あ、16年前に遡りますが、「ハローキティにあえるまち 多摩センター」と発信しかけた時代のことですね。しかし、毎年、「ハローキティ絵柄の住民票」の発行数ってそれほど振るわないのが実情であって、個人的には台紙の在庫枚数のことが気になっております。ちなみに私はハローキティ絵柄の住民票が発行された当日のものを持っているのですけれど、その時からも「ハローキティの絵柄」代(パテント料)が上乗せになっていて、通常300円が400円なので、よほどのハローキティファンでなければ…という声はありました。

当時はマイナンバーカードならぬ、住基カードが推進されていたころで、「住基カード」があれば、他市の人でも住民票を取れるのだから…と説明があり、どのくらいの反響があるかと注目していたことが懐かしい。「住基カード」とともに思った以上に反響がなく、というか思いのほか反響が無さ過ぎて、今では、多摩市で「ハローキティ絵柄の住民票」を発行していることすら知られていないのではないかと。

しかも、多摩センターの出張所でしか取り扱っていないので。とりあえず、私としては16年経過をして「ハローキティ絵柄の住民票」の台紙の在庫がどのくらい眠っているのかなー。「市民課」が毎年発行している報告書で確認してみましたが、それでも昨年度は67通発行されているのですね。その前は75通、その前は90通…そして、その前は119通で、その前は71通…5年間分までは報告書に掲載されていました。根強いファンというか、私のように「記念」に取っておこうという方もいそうですね。私は「ハローキティ絵柄の住民票」発行記念として、確か、ハローキティの誕生日に合わせて11月に発行されたはずで、その当日に発行してもらった記憶があるのに、どこかにしまいこんでしまった…。今度探してみよう。

他の議員さんの発言で思い出したり、気になったりと…いろいろ考えるきっかけを得られますね。私は早く「ハローキティ絵柄の住民票」は終わりにしてあげないといけないと思ってきたので、「絵柄を変える」「デザインを変えて」というのは新しい視点。

さて、続く、藤條議員からは私も質問項目にとりあげた「スタディークーポン」のことを尋ねていましたが、今日の答弁では「検討中」ということで、それは前向き!と喜ぶわけですが、逆に、議員側からの提案に「?」がつきました。「スタディクーポン」を活用するにあたっては利用する子どもたちのフォローにあたる人材が派遣されるのですが、「若ければいい」というものではありませんから。子どもたちに年齢の近いナナメ上の存在でもある大学生がメンター的な役割を期待され、派遣されていくのですが、その際には心構えなどしっかりと研修などを積んでおく必要もあれば、派遣される大学生をコーディネートし、大学生自身を支えていくところの要になるヒトの存在が重要なのです。市側の答弁でも「こうした取り組みを進めていくには、専門性も必要だ」ということだったので、決して「若ければいい」という発想でないことを確認できたことは幸いだったものの、仕組みや制度の理解はもちろんのこと、既存で実施されている事業とどう整合させていけるかなど、課題は多いのです。私の質問では「スタディクーポンの導入を検討中」を前提として、検討している中では当然ながら、課題も上がっているでしょうから、その内容を掘り下げたいと思います。

今日は三階議員からもGIGAスクール構想に関連して不登校対策にも触れる質問があり、私の視点とも重なるところもあったのですが、一つ一つ取組みを進めていくとき、進めようとするときの「課題はなにか?」を明らかにしていくことが重要かなと感じています。課題の認識が一致しているのかどうか、一致していれば、それを解決するために次、どうするのか?を考えることが必要ですし、課題認識にズレがある場合にはなぜズレているのかについて、自分自身の見解ももう一度考え直すこともできます。これがとても大事なことであって、そのために質問とか質疑を行うわけですから。

夕方から、子どもたちの学習サポートへ。サポートと言っても何か大したことをしているわけでもなく、宿題を持ってくるので見守りつつわからないところがあれば、ちょっとだけアドバイスをするという感じ。子どもたちってみんな「できるようになりたい」という思いがあるんです。だから、丁寧に向き合うことで、取り組み姿勢も前向きになっていくと思うのです。学校の授業では、子どもにもよりますが、やっぱり早くてついていけなくて…という場合も多いので、だからこそ、ゆっくりゆったりした時間でその子のスピードに合わせて学習を進めていくことが必要で重要。少しでも子どもたちの「できるようになりたい」に伴走していきたいものです。

かわいい。「カービィ」というらしいです。