3月議会 代表質問と一般質問

今日は昨日に引き続く、市長施政方針に対する代表質問と一般質問でした。代表質問は公明党を代表した三階道雄副議長、生活者ネット・社民の代表で岩崎みなこ議員が登壇しました。その後は、同じ会派の藤條たかゆき議員から一般質問がはじまり、小林憲一議員、遠藤ちひろ議員の一般質問と続きました。

三階副議長の代表質問はいつもながら落ち着いたやりとり。安定感がある…というのが全体的な感想でした。いろいろと注文はありつつも、市長の進めている方向性には肯定的な立場からの発言なので、対する行政側の答弁にもどことなく温かさを感じるのは気のせいでしょうか?

続く、岩崎議員は、彼女の感性を活かし、市長にかなり厳しい投げかけをされていましたが、それについて心の中では「確かにそのとおりだ」と思った議員は少なからずいたはずです。岩崎さんは今回の施政方針のなかで「児童虐待に対する言及が一言もなされていなかった」ことへの失望と憤りを述べておられたわけですが、代表質問でも施政方針の内容に忠実に寄り添って質疑をされた共産党以外の会派は「児童虐待」のことに触れ、取り上げていました。昨年からも児童虐待に関連して心の痛むニュースが相次ぐ中、とりわけ勇気を出して大人にSOSを発した子どもが救われなかった千葉県野田市において発生した悲しい出来事は私たち議員にとってももちろん衝撃的すぎることであり、言葉を失うようなことでした。「わが市は大丈夫なのか?」と思ったに違いないからです。「子どもを裏切った大人」…岩崎さんがおっしゃっていたように、残念を通り過ぎて、なんと表現をしたらいいのかわからないような事態でもありました。

今回の施政方針で、この件に市長が直接言及することはなく、三階副議長も「施政方針には特にありませんが…」と前を機をしたうえで、児童虐待のことについて尋ねていました。もちろん、施政方針の中に市政のありとあらゆること全てを盛り込むことは難しいというのは理解するわけですが、しかし、やはり多摩市の感度というのか、市長の感性を表すというのか、結果的にこの問題に対する重要度、優先順位のほどを露呈することになったというのは言うまでもないことです。市長一人で施政方針演説を執筆するわけではないでしょうから、「多摩市の感度」とも言えるのかもしれませんが、しかし、児童虐待に対応し、奮闘している現場は職員一人ひとりも気持を張りつめながら、日々を過ごしていることを思うと…一言くらい言及しても良かったですよね。

市長は岩崎さんの厳しい指摘に対し、「素直に受け止める」とされていましたが、受け止めていただいたうえでの次の一歩を必ず示していただきたいものですね。私としては、児童虐待に対する言及がなかったことが、一昨日の全員協議会においても「子どもの人権に関する記述が希薄になった」とする指摘もされていたことともつながるかんじがしてならないのでした。

さて、代表質問の後は一般質問へ。自分自身の議員活動を振り返りながら、総括した内容の質問をされる方が多そうですね。ふりかえり質問というのはとても大切だと思っていますが、小林憲一議員はさすが…ベテランだなと思うのは、「どこまで進んでいるのか」「何がまだ足りないのか」ということをきちんと分析して、市側を質していたことですね。単に市側に考え方を尋ねるだけ、あるいは自分自身の一方的な主張を述べるだけというのではなく、現状の達成度を踏まえた上で、次の提案をしていく…私にとってはお手本のようだなと思った次第です。

最近、「『地区のある家』と『屋根のある広場』イタリア発・公共建築のつくりかた」という本を紹介していただき、早速、読み始めました。これ、今、多摩市がやりたいこと、やろうとしている方向性にとてもマッチしていて、すごく参考になります。おすすめです。まだ「はじめに」のところだけしか読んでいませんが。こうした書物に学びながら、公共施設の再編、あるいは新しく建設する図書館づくりを進めていきたいですね。

3月議会始まりました!

改選前最後の定例会が始まりました。平成31年第1回定例会…で、平成最後の定例会ということにもなります。次は改元してからの第2回定例会になりますので、この際、「西暦」も併用すればいいのかもしれませんが、議会のルール的には西暦は用いないことになっているので、「平成31年第1回定例会」ということになります。今日から3月28日の最終日までの30日間の会期で、来年度予算審議も行われるので長丁場です。

そんなわけで、いつもどおりの議事進行、今回は市長施政方針演説も行われました。市長施政方針演説の時にはいつもはもう少し注目されて、傍聴者も多かった記憶なのですが、それほどでもなく静かに、淡々と、粛々と進行して一日が無事に終わりました。

施政方針演説の後、代表質問。大会派順なので改革みらいの大野まさき議員、日本共産党の菅原しげみ議員、自民党・新正会の飯島文彦議員の3名からの質問が行われました。

大野議員、菅原議員の質問を通じては「市長の姿勢」とか「市長の打ち出すメッセージ」をもっと毅然と示すべき、明確に市民に伝えてほしいという視点が貫かれていたような気がします。漠然とした言葉だけが並んでいるだけでは、何も伝わらない…あるいは、「政治家としての市長」の姿勢や態度が見えてこないとの指摘だったと感じています。

今回、副市長を1人から2人体制にしていくということで、人事の提案がなされます。既に人選が終わっているのですが、東京都に対して「もう1名」の人選をお願いしたようですね。私よりも少しだけ年齢が上の女性が提案されることになっています。個人的には女性であることや、同じ40歳代ということでは親近感が増すというか、新しい人材が加わることにより、少しは明るくなればいいなあとか、雰囲気が変わるといいなあ…という期待もありますが、しかし、大野議員が指摘をしていたように「なぜ、今、もう1人なのか?そしてまた、わざわざ東京都からの招致をするのか?」というのは問われるでしょうね。

市長によれば「市民自治を担当する副市長をもう一人配置するのは公約だった」とする答弁があったわけで、そのことも否定するものではないのですけれど…。しかし、「市民自治」というのであれば、もっと現場に近い民間人などから選ぶことはできなかったのか?と思うのは私だけでしょうか?東京都の職員さんは市の職員さんよりも市民との距離は隔たりがあるのではないか?と一般的にも感じてしまうのですが…まあ、そんなこともないのかなあ。

これまた個人的に思っているわけですが、今の浦野副市長は・・・もともと市職員さんとしても活躍された方ですが、他の職員さんに比べても「市民参画」について、理解が深く、そしてまた共に活動実践を重ねてこられた方の一人であると思っております。ですので、何となくですが…いまさら「市民自治を担当するための副市長」ということに違和感。これは個人的な感想ですが、「東京都から『市民自治』を強化するために副市長を」というのが結びつかない。

飯島文彦議員が「ワクワクするような新しい時代の創造していく」ということをおっしゃっていたのですけれど、ラグビーのワールドカップ、オリンピック・パラリンピックなどなど、あるいは多摩市で言えば、パルテノン多摩の大規模改修や中央図書館機能のある図書館の建設とか…まあ、街をリニューアルするというのか、次の時代に向けてのまちづくりが始動するような時期に入っているとも言えますが、「ワクワク感が足りない」。市長施政方針演説を聴きながら、来年度に向けた期待感を少しくらい抱きたいなあと思ったのは私だけでしょうか?

これまた、市長批判とも受け止められるのでこれ以上感想を述べることは控えておきますが、大野議員が指摘するように「市長の発するメッセージ」が届く言葉になっていないのかもしれませんね。市長の施政方針演説をもとにして来年度の行政運営が進んでいくわけであって、それを担っていく職員さんたちにも自然と共有されていくようなものになっているのかも気になります。もちろん職務としては担わざるを得ないわけですけれど、「ああ、そうだよなあ」という頷けたり、共感できて、そして共鳴できるような・・・そんな言葉になっているかどうかが気になるということです。

いずれにせよ、私たち市議会議員には任期最後を締めくくる定例会になりますし、その意味ではいつもとは違う心持ちで臨む定例会になるかなと思っております。私にとっては「議長」として臨む最後の定例会ですので、円滑無事に進むようにと心を配っていきたいと考えています。

全員協議会のこと。

「忖度社会ニッポン」という一冊を紹介されて・・・「同調圧力」という言葉を見ると、これに屈してはいけないのだろうなあと思った次第。

さて、今日は多摩市総合計画第3次基本計画の策定にあたって、全員協議会が開催されました。全員協議会というのは、横浜市会の用語解説によれば、「市政上の重要な問題について検討するために議員全員が集まって開かれる会議です。議員全員で行うもので、その限りでは本会議と同じですが、法令に基づくものではないため、議案などの審議・審査は行わず、市長などの執行機関から説明を受けたり、意見を述べたりします。」ということです。用語解説…多摩市の議会のページにも掲載できるといいのに。

今日の場合、1日で開催するというわけで、議員一人あたり発言時間は5分。「5分だけでは質疑ができない」と最初から質疑するモチベーションがわかないという場合もありそうですね。ただし、会派プール制なので、会派ごとに時間を上手くやりくりして、発言する人を特定にするというのも一つ工夫ですね。共産党会派は6名の議員のうち3名が質疑をして、一人10分で質疑をされていました。いずれにせよ、全員協議会を開催して、ここで「市議会の意見を聴きました」ということになってしまうのだろう…とは思うわけであって、これでよかったのか?というのがちょっぴり心にひっかっていること。正直、十分な質疑が出来たのか?と言えば、午前中と午後でいえば、午後があっという間に終わってしまい、後半ではほとんど質疑なく終了してしまいました。

そもそも・・・というのか、このような全員協議会を開催する事例として、前回の総合計画基本計画策定にあたっての全員協議会も参考にするわけですが、少なくとも、前回で言えば、もっともっと早い段階から必要な情報が提供されており、資料も提示されていた気がします。今回、議会に示された「案」についてもまだまだ未完成という段階ですが、前回の場合、未完成段階のものであっても半年くらい前には内容がどんな感じであるのかなど議会にも情報共有されていた記憶があります。
今回は、策定スケジュールとか取り組み方などについての「手法」のことについて議会委員会に報告されていたのですが、少し詳しい内容についてはぎりぎりになるまで示されず、議員側も十分に内容が吟味できなかった可能性が高いなと思います。

もちろん、今日の協議会に先立つ1週間ほど前には議題になる「第3期基本計画案」が示されていたわけですが、時間的に言えば、各会派で十分に議論を尽くして全員協議会に臨むというところまでにはいかなかっただろうと感じています。「それは会派ごと、あるいは議員の努力不足」と言われれば、そのことは甘んじて受けねばならないとも思います。ただ、市民のためにどんな議論をするのか、よりよく協議を深めていくためにはどうあるべきなのか?という視点から、行政側にも議会側にも努力が必要になるのかなと思った次第です。

そんなわけで、今日の全員協議会でしたが、私も気になっていた「子どもの人権」に対する記述が希薄になっているのではないか?という伊地智議員の指摘、そしてまた私が最も気になっていた「公共施設のダイエット」という表現への違和感をしっかりと述べてくださった遠藤めい子議員の発言はご尤もですし、荒谷議員の「横断的に事業を推進していく体制」についての言及(それをどう表現し、具現化していくのか)など、頷きながら聞いておりました。

また個別事項の件ですが、「放課後子ども教室」について、市民ボランティアの担い手を確保するにしても、かなり限界をきたしているのではないのか?という指摘が大隈議員、池田議員と相次いでなされたことも印象的。私も同様な意見をちらほらというのか、最近、耳にすることですので、おそらく全議員でも共有できる課題だろうなと思っていました。

いずれにせよ、もう少し、ていねいに質疑を重ね、協議を深めるとしたら、1日だけの全員協議会では不十分だと思いますし、「市民のためによりよい協議をしていく」という視点から、議会としても今後も同じようなかたちで取組んでいくとすれば、開催の仕方は再考すべきだと感じます。そしてまた、議会でよりよい全員協議会にしていくためには、その前提で情報提供、情報共有する側の行政の体制も問われるべきであって、やはり先に書いた通り、「市民のために」行政も議会も工夫改善をしていくことが大切だと思ったのでした。

今日は夕方から、手話講習会でした。少しは上達したかなあ…と思いながらですが、1週間に1度だけ手話を思い出すような感じになっているので、もっともっと使う頻度を上げていかなければならないですね。

明日から定例会開会です!

春の足音がぐっと近づいた!

自動運転車両実験の最終日でしたので、ぎりぎりセーフで乗車をしてまいりました。実用化をするまでにはまだまだ技術てな課題もありそうかなあと思ったのですが、でも、これが運転手いらずで当たり前のように活躍できるとすればすごい!と思います。
今はまだ、曲り等などハンドル操作を人が助けなければならないところもあって、運転手無しで車輌だけを放つことは危険です。バス停がかなりきめ細かく配置されているとはいえ、バス停まで行くことが大変、辛い…高齢になるということは、若いころには「すぐそこまで」とか「すぐそば」と思っていた場所であっても、距離を感じる、身体を動かしてたどり着くことが大変になるということなんだと想像しています。実際に坂道の多い桜ヶ丘の地域など、「ちょっとした距離」がちょっとした距離ではなくなる、大した距離でなかった自宅からバス停までの数分が外出するときのハードルになっているそうです。「おでかけスイスイ」を叶えることというのは、自宅に引き込もらず、コミュニティに参加したり、地域に出るという意味でもとても大切な視点だと考えていますが、自動運転技術の開発を待ちながらも、今の課題にはきちんと向き合って問題解決の道筋を描くべきではないのかと考えています。

今回の実験、利用した方へのアンケート調査も実施されていますので、その結果が楽しみです。実際に利用された方がどのようにお感じになったのかという生の声を聴きたいです。

今日は永山駅の街頭宣伝活動からはじまり、明後日から始まる定例会に向けた議事日程の確認を中心にし協議をした議会運営委員会、会派でミーティングなどを経て…夕刻を迎えました。明日は、全員協議会があります。多摩市議会では全員協議会ももちろん公開して実施しておりますので、実質、明日から市議会定例会が開会するようなものです。全員協議会は「第5次総合計画の第3期基本計画」が議題です。

それにしても今日は夜まで暖かかった。春がそこまでやってきたと感じるような陽気でしたが、考えてもみればもう3月ですね。早いなあ。

農業功労者表彰式祝賀会

農業功労者表彰式の祝賀会が開催されまして、議会では農政を担当している総務常任委員会の池田けい子委員長と一緒に出席してまいりました。

長年にわたり、多摩市の椎茸栽培に熱心に関わってこられ、地域の小学校などでも田植え指導などでご活躍の増田米次郎さん、そして、今回は、多摩市では20年ぶりぐらいの受賞ということですが、「農業後継者顕彰」ということで太田盛久さんが受賞されました。若手で農業者としてますますの活躍が期待される太田さんはもちろん私よりもお若く、地元では消防団活動や神社のお囃子などでも活動されている方です。

都市農業はその重要性が見直され、役割が期待されるとは言え、多摩市で営農していくというのか、農地を守っていくというのもそんなに簡単なことではないです。担い手、後継者の育成問題は最大の課題とも言えますが、同時に、現実問題として農業収入だけで暮らせるというほど甘くない。そんな中、農業者の皆さんは奮闘されているわけです。もう少し、私自身の認識も深める必要があるので、もっともっと現状についても、話しを聞いていかねばならないと考えていますが、以前と比べ、多摩市の「農」を活性化していきたいという意気込みを感じる機会も増えているように思ったり、あるいは今回の受賞者でもある太田さんのような若い力がキラキラしているというのはうれしいことです。

「地域とともにある農業」とあいさつの中で語って下さった農業委員会の小暮会長。小暮会長のいろんなご配慮で、私たち市議会と農業委員会との距離がぐっと縮まった気がします。従来は議会選出で2名の農業委員を送っていたのですが、今は法律が変わり、議会から選出する制度がなくなったのですが、それに伴って、総務常任委員会との意見交換会が開催されるようになりました。小暮会長の理解があり、実現したことの一つです。

とは言え、やはり、我が多摩市議会総務常任委員会、池田けい子委員長の牽引力は大きい。池田委員長は普段からの議員活動でもとにかく「現場」を大切にされる方なのですけれど、そのマインドをしっかりと委員会全体に共有されながら、委員会をリードされてきたわけで…もちろん、きっかけとしては、総務常任委員会として「都市農業」をテーマにした学びを深めることに決めたこと…かもしれませんが、単に計画書を読んだり、担当者や関係者からヒアリングをしたり…というだけに留まらず、萩原重治前議長の畑に出かけて行っての作業をはじめ、あさがおのつるまき体験などなどの農作業体験も委員会で企画するという…そのパワーは池田委員長ならでは!きっと池田さんだからできたことではないか・・・と私は思っています。

なんと、今度は、水路のおそうじまでを体験してみることにした・・・というのを3月の定例会最終日の前日に企画をしているとのこと。もちろん、総務常任委員会のメンバー構成というのか、協力的なメンバーが揃っていたというのも要素のひとつかもしれませんが、とにかく引っ張っていくパワーは見習うべきことが多かった。ていねいに一つ一つ、委員の認識を揃えていくというのか、この作業が実は議会では一番大変で難しいことと言えます。「スタンドプレーだけ」やっていても成り立たないのが議会ですから・・・やはり協調性というのか、市民のためにどうすべきなのか、共に学び合いながら、政策提言をしていく道筋をしっかりと描き、地道に取組みを重ねていくことが求められます。

その点から言えるのは、「現場を少しでも体験してから議会で発言しよう」・・・こうした心がけ、当然のことと言えば当然とも言えますが、池田委員長の力は大きかったと思われます。委員会全員の認識を揃えるところから始まり、みんなで学び合い、共有化することを非常に効果的に実践されてこられた気がするのでした。

農業委員会の皆さんと「議会」との顔のみえる関係をいかにつくっていくか?

ここに対する今期の総務常任委員会の果たした役割はとても大きかったと考えています。議会選出で農業委員を選出していた時には考えられないくらい、都市農業が議会にとって身近な存在となり、そしてまた、農業委員会との距離・・・縮まったと感じます。総務常任委員会の皆さんにも感謝したいと思います。

なので、農業委員会のみなさんの節目節目での会合に議長とともに総務常任委員長もともに出席をさせていただくこととなったわけですね。議長としては、委員長とその場でお互いに感じたことを共有できるという利点もあります。同じ場を共有できているからこそ、すぐに私たちの議会活動に活かしていけるというのか、活動に反映していけるというのもまたありがたいことです。

私たち市議会議員も改選を迎え、フレッシュな?市議会が5月からスタート。でも、すべて一新というわけではなく、やはり継続性というのか、私たちがこの4年間で取組んできたことのなかから、次期にも’できれば’引き継いでほしいなーということを申し送ることにしています。総務常任委員会の「農業委員会との意見交換会を少なくとも年一度は実施すること」をしっかりと申し送っていくとのことです。

私たちにとっての農業とは・・・そして、食とは・・・そして’いのち’とは・・・議会としても多摩市の都市農業どうあるべきか、あるいはどう守っていくのかについて、現場の皆さんと一緒になって考えていきたいものです。

 

ハーモニーカフェは‘ぼっかけ丼’でした。

 

今日は子ども教育常任委員会があり、パルテノン多摩の基本設計を中心に現在の進捗状況など担当所管から報告というか説明をいただきました。まだ、内容が確定しているものではないということで、コストの計算などは精査中とのこと…3月定例会の公式開催の委員会ではもう少し完成形に近づいた…内容で報告されるはずです。

この際、市民の声を取り入れるとか、聴くということ・・・一体どういうことなのか?というのを考えさせられます。できる限り、市民の声を聴くこと、活かすことは大事なことですし、必要なことと言えるわけですが、いずれにしてもすべての意見を全部全部完璧に取り入れることなどできないことなど最初から誰しもがわかっていることですから。

ところで、昨日だったかの子ども子育て会議の中で「パルテノン多摩の4階に子育て機能が計画されている」ということにつき、驚きの声が上がったと伺いました。「知らなかった。聞いていない。」というご意見だったそうです。多摩市の子育て支援の現場というのはいくつもあるわけであって、新たな場所をパルテノン多摩の中に設置するにせよ、どんな内容するのか、既存の地域子育てひろばとの役割はどう違うのか、その上でいかに特色を作っていくか…なんてことは、既に議論されていていいはず。なおかつ、そういう議論の上に「子育て広場の方向性」について議会にも、あるいは市民にも提示されてきたのかと思っていました…ところがそうではなかったようですね。

パルテノン多摩に予定される広場は、既存の地域子育てひろばとは異なって、来場者の対象が違うというようなことが説明されていたようで、「市外からも人を呼ぶ場所」みたいな行政の回答だったと伺いました。既存の地域子育てひろばは「在住者、市民が来る場所」というのが性格の違いというわけなんでしょうかね?児童館や子育て総合センターのたまっこにある広場の利用者…必ずしも「市民だけ」というわけではないはずです。まあ、運営する側の行政の気持ちとしては「在住者対象」ということで、パルテノン多摩の場合には「在住者以外の人も多数集まってくれるような魅力ある子育てひろばにしたい」という心意気が示されたと理解すればいいのかもしれませんが、いずれにせよ、私も、「知らなかった。聞いていない。」とするご意見がかなり強く出されたと伺ったので、それこそ私も驚いたというのか、「ええっ、そんな感じで話が進んできていたわけ?」と思ったのでした。

まあ、私も耳に入ってきたレベルの話しなので、会議の中でのやりとりについては、実際に会議の議事録、あるいは要点録をきちんと確認させてもらわねばと思っていますが、さらに魅力的な子育て環境をつくりあげる・・・ことを考えるのであれば、既存の地域子育てひろばなどと同じようなもの、重複するような機能しか持てないようなものであれば、全く魅力もなければ、ともすれば、利用対象者を奪い合うだけという結果になるかもしれませんね・・・それは本末転倒。いずれにせよ、「業務の進め方どうなの?」という点でも疑問を抱かざるをようなことだと受け止めております。

夕刻からは、ハーモニーカフェでした。メニューは「ぼっかけ丼」でした。親子であるいは地域のお一人暮らしの方などが食べにいらっしゃいます。ここで顔見知りになって、地域の中で挨拶し合えるような関係性ができるとか、せっかくこの場に来るみなさんなので、ファミレス等に行くのとは違う・・・新しい人とのつながり、会話が生まれる場所にしたいなあという思いがあります。子どもたちどうしは知らないどうしであっても、打ち解けるのが早いなあと思うのですが、大人どうしは・・・最初から顔見知りの知り合いどうしでないと、なかなか難しいところあるなあとかって感じています。お一人暮らしの方などで来て下さるというのは、「ひとりで来る」ということ自体にも勇気がいることだと思っていますし、ここへ来て、ただ単に空腹を満たすではない喜びを感じることができるような場づくり…そのための工夫を今一度考えたいなと思っています。

私は子どもたちが遊んでいる後ろ姿を見るのが好きです。一生懸命だなあって、真剣だなと思うので。我が家ではこんなかわいらしい背中を見ることはなくなりました…。

明日、運転免許証の更新に行ってこようと思います。「期間内に行こう」とかって思っている間に、行かないで終わってしまう…なんてことになったら大変なので。

いちごフェア。

昨日はロイヤルホストの‘いちごのパフェ’でしたが、今日はデニーズでの打合せがありまして、同じく‘いちごフェア’開催中で、よほどパフェを注文しようかと思いましたが、メニューの写真を撮影するだけにして、空腹感と時間とを考慮して諦めました。

今日は朝は8時過ぎに出かけてから、一日が終わるまでがとても長かった。ミーティングをやったり、ちょこちょく打合せがあったり、放課後児童デイサービスにヒアリングに足を運び、久しぶりに多摩市まで足を運んでくれた某大学の准教授と出会い、それから夜からの打合せ…。盛りだくさんでした。書ききれないほどの情報をたくさんもらいすぎました。ただ、困っている人がSOSを出せるような社会をつくっていくこと…必要だなってますます痛感しております。

多摩市が掲げている「健幸都市」って一体何なんだろうなあということも同時に考えさせられるというわけです。誰しも「不幸になるつもり」はないはずで、みんな「幸せになるつもり」で頑張っているのに…と思われるような理不尽なこと、目の当たりにすると心が痛くなるのと同時に、憤りも覚えます。憤っていても仕方がないので、いかにして心が痛くなるようなこと、憤らなくても良くなるのかを考えるのかが、きっと私たちの仕事なんだろうと思っております。今日はそのことを改めて感じたのが一番の収穫かもしれません。

さて、タイトルや本の帯からしても、手にとってワクワクするような一冊が早速届いておりました。楽しみながら読んでみようと思っています。明日は子ども教育常任委員会で勉強会を開催する予定になっております。「議会ってそんなに忙しいの?」と言われるのですが、多摩市議会は結構、委員会なども公式非公式問わず集まったり、議会活動は多分活発だと思います。他に比べても。

 

今日も一日にありがとう…ということで。

日野法人会の青年部のみなさんによる「租税教室」を見学する機会をいただきました。残念ながら、東京都市議会議長会の会議に出席しなければならず、途中までというか、「これからが面白くなりそう。もっと見ていたいなあ。」というタイミングで退出しなければならず。愛和小学校6年1組の子どもたちがだんだん真剣になっていく空気感を肌で感じることが出来たのが何よりだと思いました。

子どもたちが知っている税金の種類と言えば、やっぱり「消費税!」ということで、それ以外に知っている税金…ということでは次にあがったのが「関税」というのも面白かったわけです。考えてもみれば、所得税とか、住民税とか・・・暮らしにとって身近な存在とも言えますが、しかし、日常的に名称を耳にする機会はほとんどないかもあと。関税というのはニュースなどで耳にすることもあるのかもしれませんが、私たち大人も「知っている税金の種類」と言われても答えきれないとも思っています。

夏に日野法人会さんが主催をされたよみうりランドでの「税金ウォークラリー」にも出席をさせていただき、その際にも「アニメ」を見せていただいたわけですが、「税金がある世界」と「税金がない世界」の描写がとてもわかりやすい。税金がない世界になると、まちがごみだらけになったり、信号が使えなくなって交通事故が頻発したり、道路や橋も傷んでも補修されないまま、公園は管理ができなくなってしまい開発されてしまったり、交番ではお金を払わないと相談に乗ってもらえないし、消防署が火事で火を消せば後から高額な請求書が送りつけられてしまったり・・・だんだんと子どもたちの私語が少なくなり、顔つきが変わっていきました。

で、ここまでで私の見学は終わり。さらに授業は税金の集め方とか、決め方の説明、それから「ミニ議会」のコーナーに入っていくようでした。「ミニ議会」がどんな風な展開になっていくのか・・・ここ、一番見たかったところでしたので、また次の機会にはフルで見学できるようにしたいなと思った次第。

そしてまた授業見学をさせていただきながら、これ、市議会とコラボしてやったら、もっと面白くなりそう…という閃きを得たのもよかったかも。頭の中に何となくイメージがわいてきました。学校の先生ではない地域の先生たちから学べる時間というのは、子どもたちにとっても新鮮なひとときになるだろうなあと。良い取組み。


愛和小学校にはオリ・パラルームという一角がありましたが、ゆっくり見ることが出来なかったので、また見学させてもらおうと思います。

東京都市議会議長会の会議。こちらに出席するのも年度内は今回が最後。あと1回・・・4月の選挙後にもう1回会議が招集される予定です。今の議員任期は4月末日までなので、私の議長任期もそこまでということになります。今日の会議では東京都23区の議長さんたちで組織されている「区議会議長会」の申し入れについて議題になりました。私たち市議会議長会と「連絡協議会」を設置したいという内容に対し、どうするのか?という話し。結果的には「設置はしない」という方向になりました。

現状でも26市の議長さんたちが雁首揃えて集まって何かの議題を真剣に討議するというよりは、全国市議会議長会の活動状況などについて情報提供される場という性格が強い会議。今のところ23区の区議会議長会と一緒に活動をする必要性が何か差し迫ってあるかと言えば・・・26市+23区ともなれば、ますます会議は形骸化していくような気がします。今後、何か課題が出てきたときにも三多摩26市として取組んでいったり、協議をするほうが東京都との関係を考えてもやりやすい。「設置はしない」という方向性は妥当ではないかと思います。

今日は・・・ロイヤルホストのいちごのパフェにようやく出会えた!大きさもちょうどいい。ちょっとした贅沢をしてしまいました。夕刻はいつもながらの手話講習会。なかなか頭の体操になります…手話。

さて、充実しているというか、今日も一日にありがとうが言えてよかった。明日も深呼吸をして半歩の全身を心がけます。

立候補予定者説明会が開催される。

今日は永山駅での朝活(?)からスタート。寒さもやわらぎ、春らしさを感じる朝でした。そして、今日は4月の統一地方選挙、多摩市議会議員選挙立候補予定者の説明会でしたので、出席してまいりました。ジャスト30人…説明会の参加者人数です。でも、説明会に出席することが必須というわけではないですし、もちろん、出席した人が全員立候補するとも限らないというのがこの説明会でもあります。

説明を聞くたびに、選挙が公平に公正に行われることが必要不可欠であると感じますし、そのために選挙管理委員会はとても気を遣って業務を進めていることもわかります。それにしても、街の中に乱雑に掲示されているポスターについて・・・名前が知られなければ意味がない、そのために掲示をするという気持ちは分かる一方で、節操なくあちこちに貼りだすというのは街の美化を考えるうえでいかがなものか?と思います。こういうのは業界用語で「無断貼り」と言います。ポスターがどれだけ掲示されているのか?というのが、支持の広がりをはかるバロメーターとも言われていますし、実際にもそうなのかもしれませんが、どうも私は自分の顔が日常的に街中に晒されているというのには耐えられない・・・過去には貼りだしをしたこともあるのですが、恥ずかしいというか、うつむいて歩きたくなるというのか・・・ですので、この時期になり、たくさんの顔写真が貼られているのを見るたびに「私にはできないな」と思ったりもするのです。

選挙にはたくさんの税金が使われます。そのことも実感する説明会でもあります。私たちが作成する選挙ポスター、さらには今回から選挙の時に使用できるビラ4000枚も付け加わりました。また、選挙カーについても、動かすための運転手さんの雇用、ガソリン代についても一定の上限を設けた公費からの助成があります。もちろん、これらは先払いをしておいて、あとから申請手続きをしてから交付されるという流れです。

ちなみに市議選の場合、立候補するための供託金は30万円。これは、一定程度の票数を獲得しなければ没収されます。つまり、出るからには真剣に選挙に取組まないといけないということと解しています。冷やかし半分というのは困るということですね。

さて、今回も多様な顔ぶれが立候補することになるのかどうか・・・もちろん現職組も半分以上は続投希望です。希望しても続投できるわけではなく、もう一度、きちんと選挙に臨み、審判を仰ぐこととなります。4年間の任期に評価がなされるというわけです。

新陳代謝・・・選挙によって、議員の顔ぶれが変わり、また新しい意見や視点が付け加わりながら、議会での議論が市民のために広がり、深まっていくことは大切だと考えています。そんな観点から言えば、私ももう今年で17年目の議員生活が終わろうとしていて「長期多選」と批判される部類に入ってきたかもしれないと自覚しております・・・。ま、自分のことを客観的に総括もしながら、これからのこと考えていくつもりです。

市政の課題というのは次々と現れてくるもの。終わりがないなあと思います。その中で自分自身が果たせる役割は何なのか?それから、もう一つ、自分が「これだけはやり遂げたいもの」はなにか?が問われるのだと考えています。そんなことを今さらもう一度考える2月下旬・・・今の任期最後の定例会が3月。それぞれ議員も最後の質問に気合いを入れて臨んでいるはずです。「議長であっても『一般質問できる』」と慣例を書き換えることが出来なかったのは私にとって心残りのことです。議会運営の公平性とかって何なのか?あるいは議長であっても「一議員としての市民からの付託」をどう考えるのか?など自分にとって考える機会を得られていることだけは確かなのですけど。

いずれにせよ、一歩でなくても半歩でも前進することが大切。自分をごまかしたりせずに・・・ということで。

地道にコツコツが「底力」になっていく…かな。

今週もなかなか学びの多い週末でした。昨日は島田療育センターの公開シンポジウムがありました。立川のさいわいこどもクリニックの宮田先生からは在宅診療の現場で感じている課題などを伺うことができ、話題提供を下さった多摩北部医療センターの小保方小児科部長、東京都教育委員会の和田先生からもとても示唆に富むお話を伺うことができました。

重症の子どもや医療的ケアの必要な子どもたち、その家族への支援…まだまだやりきれていないことがたくさん。そしてまた、一つ一つの課題を一挙に解決できるものではない・・・。そんなことを思いながら、シンポジウムでの話を伺っていたのですが、地域で暮らす、施設ではなく在宅で介護、看護など含め、必要なフォロー体制や環境を少しずつでも整えていきたいと思っています。そして、医療的ケアが必要なお子さんを抱えておられるご家族のみなさんへの支援も欠かせない。

「在宅支援」をしていくためには必要な支援策をコーディネートしていく機能が欠かせないという話しが出ていました。その点で言えば、多摩市に島田療育センターがあるというのは、‘地域資源’ということから考えても本当にありがたいこと。私たち多摩市の障害福祉行政の支え手として、これからもさらに連携を深め、「希望をすれば地域の中で暮らすことのできる環境」を一歩ずつでも整えていきたいと…そんな思いを強くしています。

そして、公開シンポジウムの後、毎年恒例の「アースビジョン多摩」へ。「あまねき旋律」で描かれている生きる姿を見ながら、「豊かにくらす、あるいは、豊かに生きる」ってどういうことなのかなあ…なんて考えさせられたのでした。ここは私のテーマかもしれない。

そして、今日は食育フェスタへ足を運びました。とても賑わっている気がしました。恵泉女学園大学のブースでは小林幹夫先生にお目にかかることが出来たのもラッキーでした。小林先生とはグリーンライブセンターでブルーベリージャムづくり講座に参加して以来のご縁。大学と地域とでもっと何か、わくわくするようなことやりたいなーと今日は久々に思いましたね。恵泉女学園大学で学んでいるみなさんが楽しんでこうしたイベントに関わって下さっているのはうれしいですし、ありがたいことですね。

企業の皆さんからも協力をいただけているのは、やっぱり多摩市だけでなく、「たま食育フェスタ実行委員会」ということで、京王電鉄さんが参加して下さっている力が大きいのかなあって思ったりもしました。今年は給食センターの試食コーナーがなかったのは残念。保健所さんからの許可というのか、いろいろなご指導をいただいたようで・・・。

多摩市の学校給食。先日、瓜生小学校の子どもたちと一緒に試食というのか、学校給食をいただく機会があったのですが、数年前よりも格段に「おいしい!」と感じました。これ、たぶん気のせいではないと思うのですが、「子どもたちによりよい給食を!」ということで、かなり努力されているような気がするのです。もちろん、地産地消ということで、多摩市産の食材を使うことへのこだわりも以前よりも増しているような気もするのですが、メニューの工夫というのか、全体的な美味しさはアップしていると思います。今回の食育フェスタでは試食がなかったのはホント…残念。自校方式ではなく、センター方式の学校給食は比較をすればやっぱりなかなか難しい部分もあるとはいえ、でも、私、多摩市の学校給食センターはクオリティが上がっていると思います。また、議会でも学校給食の試食会やりたいなあ。

そんな感想を抱きつつ、多摩市のフィルムコミッション「たまロケーションサービス」設立10周年記念の「一週間フレンズ。」上映会とパーティが開催されましたので議長として出席してまいりました。

映画「一週間フレンズ。」。知っている風景、景色が表れるたびに「うれしいなあ」という気持ち。何度も何度もうれしい気持ちになりました。そして、多摩市には「絵になる場所」がたくさんあるなあと…「このまちはやっぱりいいところー。好き。」って思いました。

たまロケーションサービスさんというか、代表をされている柴田さんには「まち歩き」をやった際にもお世話になったりと、昔から?・・・かなり前々からの知り合いということもあって、苦労話なども伺ったこともありますし、10周年!ということに、個人的にも感慨深かったです。柴田さんのご苦労と言ったら・・・ここでは書きつくせないほどというか、私の想像以上に大変な想いをされているに違いないことだけはわかるわけですが、とにかく、これまで継続されてきたことの結果が今日の上映会であったり、パーティなんだろうなあ。

そんなことを感じながらのひとときでした。帰り道に思ったこと…どんなことでもやっぱり想いを持ってコツコツと地道に、そして、前向きに取組むこと…ひたむきさ…これが大切なんだろうなと。「継続は力」というわけですが、単なる力ではなくて「底力」にしていかなければいけない。いろんな意味で我が身を振り返り。

さ、明日からまた始まる一週間。永山駅からスタートします!今日は…ニュース原稿の作成があと少しで終わりそうなので、少し夜更かしします。昨日と今日とお会いした皆さま、ありがとうございました。