地道にコツコツが「底力」になっていく…かな。

今週もなかなか学びの多い週末でした。昨日は島田療育センターの公開シンポジウムがありました。立川のさいわいこどもクリニックの宮田先生からは在宅診療の現場で感じている課題などを伺うことができ、話題提供を下さった多摩北部医療センターの小保方小児科部長、東京都教育委員会の和田先生からもとても示唆に富むお話を伺うことができました。

重症の子どもや医療的ケアの必要な子どもたち、その家族への支援…まだまだやりきれていないことがたくさん。そしてまた、一つ一つの課題を一挙に解決できるものではない・・・。そんなことを思いながら、シンポジウムでの話を伺っていたのですが、地域で暮らす、施設ではなく在宅で介護、看護など含め、必要なフォロー体制や環境を少しずつでも整えていきたいと思っています。そして、医療的ケアが必要なお子さんを抱えておられるご家族のみなさんへの支援も欠かせない。

「在宅支援」をしていくためには必要な支援策をコーディネートしていく機能が欠かせないという話しが出ていました。その点で言えば、多摩市に島田療育センターがあるというのは、‘地域資源’ということから考えても本当にありがたいこと。私たち多摩市の障害福祉行政の支え手として、これからもさらに連携を深め、「希望をすれば地域の中で暮らすことのできる環境」を一歩ずつでも整えていきたいと…そんな思いを強くしています。

そして、公開シンポジウムの後、毎年恒例の「アースビジョン多摩」へ。「あまねき旋律」で描かれている生きる姿を見ながら、「豊かにくらす、あるいは、豊かに生きる」ってどういうことなのかなあ…なんて考えさせられたのでした。ここは私のテーマかもしれない。

そして、今日は食育フェスタへ足を運びました。とても賑わっている気がしました。恵泉女学園大学のブースでは小林幹夫先生にお目にかかることが出来たのもラッキーでした。小林先生とはグリーンライブセンターでブルーベリージャムづくり講座に参加して以来のご縁。大学と地域とでもっと何か、わくわくするようなことやりたいなーと今日は久々に思いましたね。恵泉女学園大学で学んでいるみなさんが楽しんでこうしたイベントに関わって下さっているのはうれしいですし、ありがたいことですね。

企業の皆さんからも協力をいただけているのは、やっぱり多摩市だけでなく、「たま食育フェスタ実行委員会」ということで、京王電鉄さんが参加して下さっている力が大きいのかなあって思ったりもしました。今年は給食センターの試食コーナーがなかったのは残念。保健所さんからの許可というのか、いろいろなご指導をいただいたようで・・・。

多摩市の学校給食。先日、瓜生小学校の子どもたちと一緒に試食というのか、学校給食をいただく機会があったのですが、数年前よりも格段に「おいしい!」と感じました。これ、たぶん気のせいではないと思うのですが、「子どもたちによりよい給食を!」ということで、かなり努力されているような気がするのです。もちろん、地産地消ということで、多摩市産の食材を使うことへのこだわりも以前よりも増しているような気もするのですが、メニューの工夫というのか、全体的な美味しさはアップしていると思います。今回の食育フェスタでは試食がなかったのはホント…残念。自校方式ではなく、センター方式の学校給食は比較をすればやっぱりなかなか難しい部分もあるとはいえ、でも、私、多摩市の学校給食センターはクオリティが上がっていると思います。また、議会でも学校給食の試食会やりたいなあ。

そんな感想を抱きつつ、多摩市のフィルムコミッション「たまロケーションサービス」設立10周年記念の「一週間フレンズ。」上映会とパーティが開催されましたので議長として出席してまいりました。

映画「一週間フレンズ。」。知っている風景、景色が表れるたびに「うれしいなあ」という気持ち。何度も何度もうれしい気持ちになりました。そして、多摩市には「絵になる場所」がたくさんあるなあと…「このまちはやっぱりいいところー。好き。」って思いました。

たまロケーションサービスさんというか、代表をされている柴田さんには「まち歩き」をやった際にもお世話になったりと、昔から?・・・かなり前々からの知り合いということもあって、苦労話なども伺ったこともありますし、10周年!ということに、個人的にも感慨深かったです。柴田さんのご苦労と言ったら・・・ここでは書きつくせないほどというか、私の想像以上に大変な想いをされているに違いないことだけはわかるわけですが、とにかく、これまで継続されてきたことの結果が今日の上映会であったり、パーティなんだろうなあ。

そんなことを感じながらのひとときでした。帰り道に思ったこと…どんなことでもやっぱり想いを持ってコツコツと地道に、そして、前向きに取組むこと…ひたむきさ…これが大切なんだろうなと。「継続は力」というわけですが、単なる力ではなくて「底力」にしていかなければいけない。いろんな意味で我が身を振り返り。

さ、明日からまた始まる一週間。永山駅からスタートします!今日は…ニュース原稿の作成があと少しで終わりそうなので、少し夜更かしします。昨日と今日とお会いした皆さま、ありがとうございました。