心意気!!…ということで。

さて、議会運営委員会の会議が終了してから…向かったのは広島。知人つながりで豊島岩白市議が政経セミナーを開くので、よかったらぜひ!…とお誘いをいただいたため。もともと「広島市をアジアのジュネーブにする。」という熱い想いを持って活動している市議がいると聞いていて、とても興味深く、そしてまたフェイスブックで発信していることをたまに見ながら、面白そうな人物だなあと思っていたので…お誘いいただいたのも何かのご縁ということで出かけてきました。かなり強行スケジュール。エニグモの須田社長の講演もあるとのことで、広島市内や近隣で活躍されている若手の経営者などが多数参加されていました。ものすごく活気あふれる会で、広島市のエネルギーが凝縮されている感じがしました。いろんな意味で勉強になった!ということで、あっという間の広島滞在は終了し、早朝の新幹線にて多摩市戻り。

そんなことで、私にとってはいろんな意味で刺激溢れるひと時を過ごせてよかった。週明けからの今年最後の定例会に向けて、「さあ、がんばろう。締め括り!」という気持ちにもなれました。

さて、広島に行く前の議会運営委員会。12月定例会の議事運営だけではなく、意外とその協議の中で大事なことが決まっていくなあと思っています。特に、「財産の減額貸付について」の案件については、内容をきちんと吟味する必要があるということで、これまでは「即決案件」だったものを「委員会付託案件」としました。今までなら先例や前例踏襲にて「即決案件」となるはずが、「委員会付託案件」にしたことで、もしかすると提案する側の行政側は「えっ?!」となったかもしれませんね。でも、本来は議案については一つひとつていねいに審査する観点からは委員会で審査することが原則とも言えますので、もともと私たちが踏襲してきたという先例通りが「○」というわけではないはず。その意味で、議会運営委員会で問題提起されたことが、先例の上書きにつながること、そして、それが市民にとってよりよい議事運営となること…とても望ましいことだなって思うのです。

とても前向き。

それにしてもあっという間の11月末になり、このまま定例会となるとますます時計の針のスピードが速くなっていくんだよなあ…。パルテノン多摩の大ホールは今日でおしまい。日々はいろんなことが起こり、いろんなことを感じながらも、振返ってみると「淡々とした毎日だったなあ」と思うのが不思議。でも、今年を一年ふりかえるのは定例会が終わった頃まで先送りかな。

私にとって広島に行ったことは、かなりの思いきりだったのですが、「行ってよかった!」。広島でお会いした皆さんに感謝です。何しろいろんな意味で「心意気!」を教えてもらった気がします!まあ、勢い余って広島に行ったのも「心意気!」なのかもしれませんが。

動いてみる。市議会と大学との連携。

今日は議会事務局長と職員さんと一緒に中央大学へ。今、先進的に議会改革(改革というのかわからないが)に取り組んでいる事例として、「大学連携」があり、多摩市議会でも模索をしつつあります。もちろん市内の大学も…ということで挨拶回りをしてみたり、個人的にも何かの時にはひょっこりと出かけて行って大学の方にご挨拶をしたり…としています。いろいろとご縁をつなぎつつ、来年には市内大学にも協力をいただいて、大学生との意見交換会も予定しています。何でもかんでも一足飛びにとはいきませんが、議会運営委員会での協議などを踏まえながら、議会事務局が大学側事務局と調整をし、少しずつ少しずつ進んでいるなあと感じています。

その一環で、今日は中央大学へ訪問をしてまいりました。というのも、昨年、神奈川県大和市議会が中央大学と連携をしています。大和市議会の木村議長さんとは基地協議会でお目にかかる機会があり、「中央大学と連携協定を結ぶ」というお話しを直接伺っていました。もちろん「一体、どんなふうに?」と思うわけですが、その’きっかけ’というのは…木村議長が中央大学の卒業生だったことにもありそうでした。そして、木村議長は「どうやればいいかなんて迷っているよりは、まずは、大学に挨拶に行ってみるといいよ」というアドバイスを下さり、そこは、私の細い縁をつなげるかたちで、大学とのコンタクトを取り、「まずは、ご挨拶から。」と足を運んでみたのでした。

中央大学は地方公務員をめざす学生も多いですし、多摩市に住んでいる学生さんも多いですし、もともと公共政策に関わるような分野を専門とする学部や学科もありますし…市議会との連携は学生さんにとってもメリットがあるのではないかな?と思われますが、何しろ私たち市議会側だけで勝手に想像していても仕方ないわけで、大学側のニーズについてもきちんと把握しておく必要もあり、とにかく、今日は「まずは挨拶」ということで、1時間ほど意見交換をさせていただきました。その後、大学の図書館も見せていただきました。「ああ、懐かしい!」…大学時代にレポートを書くために通っていた書棚はそのままの場所にあって、ホント懐かし過ぎました。卒業生も利用できるということなので、今度、利用登録しようかなあ。でも、レファレンスサービスとか、オンラインデータベースは利用できないのが残念なんですけれど。

大学と市議会の連携事例にも「議員が大学図書館を利用できる」というのがあるのですが、レファレンスサービスなども利用できるようになれば、とても有効なんだろうなあ…と思われます。大学側は図書の利用までは認めて下さるようですが、その意味では当然ながら「学生優先」になるわけで、レファレンスなどまでの開放はしていないのが現状のよう。

それにしても、たまたま中高の同級生が中央大学の図書館で仕事をしていることを思い出したのは、偶然にばったりと出会えたから…。それに加えて、顔見知りというか、これまた同級生だった中大職員さんともばったり出会うという・・・みんな元気に仕事しているなあという姿に私も元気を分けてもらい、今日の大学訪問は私にとっては「うれしい!」という気持ちが幾重にも重なった感じ。

ところで、大学の地域貢献…ということでは、学校にも「社会連携」という部署が設けられているのにも注目ですね。「市議会との連携」というのはまだまだ新しいカタチでもあり、進めていくとしてもいろいろ検討事項などありそうですが、市議会活動の発展とか新たな展開という意味では取り組む価値があると考えます。

帰りがけ…せっかくなので、ヒルトップにて懐かしい「四季」でランチタイム。その後、お土産には饅頭ではなく羊羹を選んでみました。この羊羹はどこで製造されているモノなのかが知りたい。饅頭、チョコレート、クッキーなどは製造しているところが書いてあるのに、羊羹だけはどこの製品なのかがわからなかった。でも、北海道産小豆使用って書いてあるのに魅かれました。

<まとめ>今日はまずは動いてみるの1回目。市議会と大学の連携については、私たち市議会側でどうやって進めていくのか?についてももう少し議論を深めていくことも必要だと考えていますが、いずれにせよ、連携の相手側である大学側の意向あるいはニーズについても丁寧に汲み取っていくことが大切。それに加えて、議員というのは4年に1度の改選があるわけで、そういう意味では、議会事務局と大学側事務局とがどうつながっていくか?という視点が必要不可欠だと思われます。…と私は考えているので、「継続性」をどうつないでいくか?という観点から、議会事務局側の体制も整えつつ、前向きに進めていきたいものです。

何はともあれ、一気に「動けば変わる」にはならないわけですが、動かなければ何も変わらない、変わるものも変わらないと思われるので、やっぱり「行動してみる」って大事だなあと感じた昼下がりでした!

優良運転者等表彰式が行われました!

今日は明後日の議会運営委員会に先立つ打合せ、子ども教育常任委員会での意見交換会(これは非公式で)、それから議長公務で多摩中央警察署の優良運転者等表彰式に出席してきました。この表彰式は、春と秋に実施されるものです。春と秋に交通安全運動が行われますが、その流れで行われる表彰かなと思います。多摩中央警察署管内ですので、稲城市と多摩市の中から個人、事業者が表彰されます。ですので、式典は稲城市長、稲城市議長と多摩市長と多摩市議長が来賓としてお招きをいただくというわけです。こうした表彰式が行われていることも、議長になってから知ったことですね。警察署長さんから表彰されるというのは、何とも、すごく緊張することではないのかと思うわけです。私も会場になっている多摩中央警察署に行くだけでも緊張してしまいます…。

来賓挨拶は「多摩市長+稲城市議長」あるいは「稲城市長+多摩市議長」という組合せになっているようです。私は今日は挨拶はしなくて済みました。表彰された皆様、おめでとうございます。

こうした式典に出席をする際、市役所で言えば担当は道路交通課の交通係になりますが、ありがたいことは、予め必要な情報をメモにしてまとめて下さることですね。まあ、議長のフォローをするのは「議会事務局なんだから、議会事務局がやればいい」というのも当然かと思いますが、市長にレクチャーするのと同じように議長のところにも情報を届けてくれる部署と全くそうではない部署とって…その「仕事の進め方」というのは何において違ってくるんでしょうね…って私はつくづく感じております。

今日は夕方から手話講習会にも出席。修了するためには必要な出席日数があるのですが公務とのやりくりが意外と大変…何とか、続けていますが、少しずつ上手くなっているのか…?しかし、手話を読み取るのは本当に難しいことだと実感しています。でも「伝えたい」とか「理解したい」という気持ちがまずは大事ということを心の励みにしております。

「当たり前」と思っていたことが「当たり前」にならないことってありますよね。結局、コミュニケーションの問題ってとても大切で、一つひとつ丁寧な積み重ねがあって、はじめて理解し合えることって多いんだろうなあ…と思うことの多い今日この頃。「言わなくてもわかるだろう」と思っていても、そうならない場合も多いことを学ぶ今日この頃です。

秋も終わりの頃。

週末の3連休も慌ただしく終わり、12月の定例会開会の1週間前になりました。議会事務局も定例会に備えての雰囲気にもなってきました。そして、議会フロアのある市役所の4階も。一般質問の答弁調整のために部長、課長さんたちが会派控室を訪問している姿が目につくようにもなってきました。私はいつもどおり、議長室にいるだけ。何かはしています。最近、縁の下の力持ちとして議会活動を支える議会事務局の役割の重要性をますます痛感していますので、「議会運営を下支えする議会事務局の在り方」について考えることが多いですね。

週末、なぎなたの市民大会が行われましたので出席しました。武道館に入りますと、自然と姿勢がピンとする気がします。多摩中学校のなぎなた部の生徒たちの「リズムなぎなた」の演技はとても華やか。なぎなたのイメージが変わるわけですが、ちょっとやってみたい感じがします。というよりか、私でもできそうな感じがするということです。

なぎなたの大会に限らずですが、時に「議長杯」というものがあり返還されるのですが、昭和時代から長年にわたって使用されているものと思われまして・・・・すごくレトロ感たっぷり。ちょっと年期入りすぎているのではないかと思うのですが、大切に使っておられるんだなと感じたりします。

それにしても秋も深まり、ものすごい寒いかと思えば、日中は暖かく…。3連休中に行われた3回目の多摩シャルソン。スタートからゴールまでと最初から最後まで中抜けせずに参加するのが難しいのですが、これはとても楽しい企画。次回開催も楽しみです。ゆるゆるっとみんながそれぞれの楽しみ方で参加できること。これが一番ですね。(シャルソンって何?)

予約したら作ってくれるという・・・アレルギーフリーのお菓子屋Kachulanさんとつながれるようになったのがうれしい。クリスマスケーキはちょっと重たすぎるのでロールケーキの注文をしてみよう。

 

多摩市にはとてもいいところがたくさんあって、最近、市外の人に一押しははこちら・・・「これ、多摩市だよ!」って。ドラマも毎週録画して見ていますけどね。秋も終わり、冬に入るなあ…ということで、上着は+1枚、布団も+1枚…の季節に突入しております。暑さにも寒さにも弱い私ですが、議長室の足元は冷えすぎます。

ハーモニークラブの報告会でした。3回目の。

今日は午後から常任委員会などがあり、パルテノン多摩の大規模改修関連の進捗状況について担当部署からヒアリング。その後、パルテノン多摩を運営している公益財団法人多摩市文化振興財団へもヒアリング。これから、ホント、どうなっていくんだろう…大規模改修工事はもちろんのこと、それ以上に気になるのは運営のこと。委員会ではこれから意見交換などしつつ、さらなる調査を重ねていく予定。

さて、今日は諏訪で’だれでも食堂’をやっているハーモニークラブの総会というのか、3回目の報告会でした。一年間の取組みを報告してから、諏訪小学校開催時には定番の’みんなでカレー’をいただきました。特別に’お肉たっぷり’ということで、今日は牛肉でした。とてもコクのあるカレーは、私たちが報告会をしている間にランチルームの隣にある調理室でボランティアの皆さんを中心に子どもたちが一緒になって調理をしたものです。

ちょうどよく茹で上がっているタマゴ。これがカレーにはぴったり。お野菜もたっぷり。甘口と中辛口の2種類があり、好きな方を選べます。調理室のボランティアさんのチームワークがとても大切。わいわい言いながら楽しそうな調理室の雰囲気もとてもいいなあとは思います。

カレー。今日は牛肉でしたのでさらにいつもよりも美味しかったかなあ。私はあまり牛肉は好みませんが、カレーに入っていると美味しいなあって。そして、いつもとは全く違う雰囲気の中で和気藹々とみんなでおいしくいただきます!…というのもまた良し。「おいしい?」って尋ねると、当たり前ですけど、満面の笑顔で「おいしい!」と返してくれる子どもたちがかわいらしい。

報告会でしたので、いつも食材などをご寄附くださる皆さんもお招きをしまして、例年だと市長や教育長も来て下さるのですが、今年は他の用事と重なってしまったとのことですが、2代目の健幸まちづくり政策監の倉吉さんがいらしてくださり、報告会冒頭の挨拶で「誰でも食堂」の取組みは素敵!と何度もおっしゃっておられたのが印象的でした。

そんなわけで、おいしい笑顔の夜は…場所を移して…ずいぶん長らく続いたのでした!

継続と努力。諦めないこと。

多摩市出身の出雲充さんと小林りんさんをお招きした未来創造シンポジウム。担当者が春からずっと準備を進めていたシンポジウム。お忙しいお二方の日程を合わせるところから、とても苦労したと伺っています。この内容は本当は中学生や高校生に聴いてもらいたい、シンポジウムの規格があると伺ったときには個人的にも娘同伴で参加したかったと思うくらいでしたが、日程についてはまあ仕方がないですね。市外からの来場者もいたようで、「多摩市は意外とすごいのね。」という会話も耳にしましたが、そのくらい注目度も高いシンポジウムだったと言えるでしょうね。

そして、もちろん期待を裏切ることなく、とても充実した内容で「もっと話を聴きたい」という気分になった方も多かったのではないかなと思います。

とは言え、やはり、私個人的にはこれから世界に羽ばたいていくであろう多摩市の中学生、高校生あるいは大学生にも話を聴いてもらいたかったなあと…話しを聴いてますますそう思いました。

とにもかくにもお二方とも人知れず何倍も何十倍も、もしかしたら何百倍もと・・・スバ抜けて人以上に努力をされる方だとお見受けしました。目標に向かって、諦めずに挑戦し続ける力が卓越しているというのか。ああ、娘にも爪の垢煎じて飲ませたいわ…「親の気持ち」になり拝聴させていただき、長丁場3時間のシンポジウムの時間はあっという間に終わってしまいました。

シンポジウムのあったパルテノン多摩小ホールを後にして、4階へ。今度はマジックサウンドルームで自動演奏楽器を聴く会がありましたので、そちらに参加してまいりました。多摩童謡友の会を長年にわたり主宰されておられる髙山佳子先生にお誘いをいただきました。髙山先生はパルテノン多摩を建設にあたっての検討メンバーのお一人だったそうで、この自動演奏楽器がなぜここに存在しているのか?などについても、当時のエピソードをご存じであり、そのことも来場された方々に披露されていました。

すでにパルテノン多摩の大規模改修にあたり、自動演奏楽器をこのまま維持管理し続けることは難しいとする判断が下されています。議会としても一定程度、これまでの実績や今後に対する市の意向なども踏まえつつ、「致し方ない部分もある」と考えてきた経過もあるのですが、先生は「多摩オルゴール博物館」としてこの場所に残していくべき出会えるとお考えのようです。確かに多摩市民にとっての「財産」と言われますとその通りなのです。しかし、最も巨大なパッカード・ウェルテについては音が大きすぎて、この場所に似つかわしくないというのか、もっといい場所で聴きたいという気持ちになるのは私だけでしょうか。これらの自動演奏楽器は大規模改修をするときにはマジックサウンドルームから出さねばなりません。しかし、パッカード・ウェルテをこのお部屋からどうやって出すのかも…考えなければなりません。明日、子ども教育常任委員会が開催される予定ですが、「自動演奏楽器については今後どうしていくか?」…マジックサウンドルームはなくなることが決まっていますが、自動演奏楽器たちの行方がどうなるかについて、全く先が見えておりません。

市は本当は自動演奏楽器を残したいのだろうか?…とも思えてくるのですが、どうなんでしょうね。市長はとある場所で「守っていくためには市民のみなさんの世論が必要だ」と趣旨のご発言されていたことだけは直接耳にしております。

今日は夕方から手話の個人レッスンをしていただき、またその後、打合せに出かけたりと…スイッチのオンオフを切り替え切り替えした一日でした。そして、今日は一般質問通告書の締切だったのですが、「パルテノン多摩の問題について」一般質問したいなあという気持ちにもなった夜でした。30年後を見据えて、今から考えるとき、人口も減少しますし、当然ながら、利用団体も利用者もそれに伴って減少していくことが前提ですからね…。未来創造シンポジウムで登壇くださった多摩市出身の出雲さんや小林さんに、こうしたときにちょっとした相談に乗ってもらえるとか、意見を聞いてみるとか・・・できると面白そうなのになあ。

ペーパーレスの必要性を実感する会議。

今日は午前中は全議員向けの12月定例会前議案説明。そして明日の正午が議員は一般質問の事前通告の締切。今日の市議会議長会の意見交換会でも話題になりましたが、国分寺市の木村議長は一般質問をやっているそうです。つまり、議長も一般質問をやれないわけではなさそうですが、事務局に事あるたびに相談しておりますが、「いやいや、議長なので…」ということもあり、今のところ多摩市議会においては「議長は一般質問はしない」の伝統が継続中。木村議長は議長になる時の公約として「議長も一般質問をやります。」と掲げていたというので、次の議長を選ぶときにはぜひ「議長も一般質問をやります」と宣言してくれるような人を選べばいいのか…とひそかに思っております。

さて、市議会議長会ですが、まあ、今日は会場に入って、机を見た途端に驚いたのは資料の分厚さ!これに目を通すって…(笑)…相当大変。

一体、何枚の紙を使用しているのか!…ということですけれど、ページ数が556頁で、もちろん両面コピー仕立てとは言え…という。この資料を作成する事務局の作業量までをも考えてしまうわけですけれど、これはホントに大変!そしてまた、議長だけで26名、加えて随行で一緒に出席する事務局長用もあるわけなので、ホント、この会議の資料コピーだけで一体時間はどのくらいかかったかしら?、加えて何枚のコピー用紙を使用しているのかとか、まあ、会議の内容以上に気になることもあり、いろんな意味でお気の毒になります。この資料をここまで運んでくるにも一大事ですよね。

他の議長さんたちもさすがに驚いていらっしゃり、事前に、メールで会議資料に目を通すことはできないのか?とか、そしてまたメールで資料が送付されれば、各市で印刷もできるのに…とおっしゃっていました。世の中ペーパーレスなのに…という思いを誰しもが持ちながら、それにすぐに対応しきれない現状も認めざるを得ないという…。しかし、今日は心底ペーパーレスの必要性を感じた昼下がりでした。

ところで、こうした市議会議長会の会議はたいてい「シャンシャン」で終了しがちなわけですし、あまりにも形式的な感じで終了するのが通例だったわけですが、今日の会議では「東京2020オリンピック・パラリンピック大会ライブサイトに関する要望」について提案があり、議長会として東京都に要望書を提出することとしました。このライブサイトの件でも感じるのはいわゆる三多摩格差!

なんと、都内では8カ所開設されるライブサイトですが、多摩地域は…と言えばたった1カ所の都立井の頭恩賜公園のみ。これはいかがなものか?

というわけです。市議会議長会の席で要望書が提案された経験は…少なくとも私が議長になってからは一度もなかったわけですが、こうした「三多摩ならでは」の問題に対し、意見を上げていくというのはとてもいいことですね。オリンピック・パラリンピックの開催そのものに賛否はあったとしても、しかし、「開催する」となった以上は、東京都全体で盛り上げていくという考えに立ちで取組むべきだと思います。こうした要望が議長会から提出されれば、少しは東京都も考慮してくれるのではないか?と思いますし、仮にも要望書を出したとしてもまるで無視されるとすれば、それこそ三多摩に対する姿勢が問われることになるでしょう。さて、どうなるのかなあ?

各市の議長はこうした要望書を提出する運びになったことを地元の都議の皆さんにも伝達する必要がありますね。私も要望書の文面が正式なかたちに整えられた段階で、地元の都議の皆さんにはお届けしたいと考えております。そんなことで、東京市議会議長会としてヒトツカタチにできたことは一歩前進。今、会長市である町田市の若林議長がいろんなことを前向きに受け止めてくれるからこそ進むことですし、そしてまた、それを支えている事務局が「いや、それはちょっと…(あんまり余計なことをしないでほしい)」などと消極的であれば困ってしまうわけですが、町田市議会の事務局がしっかりしていることを物語る事例でもあるなと個人的な感想です。

こうした議長会に参加させていただくのもあと2回。指折り数えている自分がおります…(笑)。

地方議会活性化シンポジウム2018

 

総務省が主宰の「地方議会活性化シンポジウム2018」に参加してまいりました。このシンポジウム、そもそも存在が知られていない。というのも、総務省からプレスリリースされた日付を見れば一目瞭然。先週末に公表されているという…。どうやって参加者を募ったのかしら…と参加者名簿を拝見しますと、各都道府県、市議会、町議会…それぞれの議長会などから代表者が出席されているようで、各議会とも議長、副議長という肩書のある皆さんの氏名などがズラリ。「ああ、なるほど」と思いました。どうやら各議長会でエリアごとに割り当てがある様子。ですので、東京都市議会議長会からも会長市の町田、副会長市の小金井、東久留米の議長さんが参加され、さらに関東市議会議長会の会長の調布市の議長さんも参加されていました。

私は「女性議員が多い」「(比較的)若い」「議長」といういくつかの基準により、何か話してほしいということでパネリストに選ばれたのだと思いますが、きっと参加されたみなさんそれぞれの議会に比べて、多摩市議会の女性議員比率42.3%というのはそれだけで「すごい!」となるわけですし、なぜ、そんなに女性が多いのか?とも気になるでしょうね。最近の私の分析ですが、端的に言えば「ニュータウンだから」ということ。それも市域面積の約6割がニュータウン開発され、人口も約7割がニュータウンに住み…ここに要因があると考えています。要は、それぞれまちの歴史があり、文化があり…その中で住民の意識が形成もされていき、それに連なり議会の存在価値も違えば意義も違い、議会環境も異なっていくということですね。

そうなると、どれがいいとか悪いとかって言うものではなく、「より良くするためにはどうするか?」ってそれぞれの議会で、あるいはそれぞれの議員が考えて行動するしかありませんね。少なくとも女性が入り、着眼点が広がる方が、究極の市民サービス、喜ばれる行政サービスをつくるためには有効ですから。

 

それにしても、私は、「女性だから」なんてことを殊更意識して議会活動をしているわけではなく、「女性だからいい」というものでもないと思っていますし、「女性活躍」を強制するかのようなことも嫌いですし、男女候補者均等法も言わんとする意図は分かるものの…そうであるなら他のマイノリティと言われる存在のみなさんやLGBTのみなさんの存在についてはどう考えていくの?とか思いますし、「女性議員が多い議会の特徴」あるいは「女性議員が多いからこそ変わってきたこと」を主観的には語れるけれどなあ…ということでいろんな思いが錯綜しつつ登壇しておりました(肩書きは議長でしたが、「議長公務」ではなかったので、好きに発言させていただいたのがありがたい限り。議会事務局経由で依頼が来たものの、事務局職員が「議長公務にしない」と判断したのはさすがと思いますね。もし、「議長公務」で出席していたとすれば、お行儀のよい発言をしなければならなかったでしょう。)

しかし、もともとパネラーへの依頼が来た当時は野田聖子さんが総務大臣をお務めでしたので、それなら…とお引き受けしてしまいましたが、いつしか大臣も変わってしまったという…。それが何とも残念でした。

ということですが、そもそも総務省は何の意図がありこのシンポジウムを開催しようとしているか?・・・ちょっと読み切れないというのか、今回で5回目とのことですが、「ネタ切れしないで、良く続いていますね。」なんておっしゃっていた声を伺いますと、私としてはそろそろ「地方議会」として十把一絡げにして地方議員を集めるようなことではなく、もっと何と言うか具体的に問題点をあぶり出しながら、徹底的に議論するような場を設けていただきたいと思いましたね。きっとその方がより有効。しかも、今日は質疑応答の時間がなかったので、私としてもとても残念でした。

そして思いついたのですが、総務省の中にあえて「地方議会議員休職制度」なるものを設けていただき、積極的に地方自治の現場も体験していただきたいとも感じた次第です。あるいは総務省から各自治体行政部局には人が出向していると思うわけですが、ぜひ自治体議会の事務局職員さんとしても出向していただいて、今、地方議会が「活性化」をめざして様々取組んでいる「議会改革」があるとすれば、それについて体感していただきたいとも思った次第です。そうすれば、地方議会と言ってもそれぞれ全く異なることも経験していただけますし、そのために必要な法改正や制度についてももっと現場に寄り添った具現化可能なものが考案されていくのでは?とも思います。

私の発言はさておきで、他のパネラーの皆さんからのご発言から学べることがたくさんあり、私にとってはシンポジウムの後の交流会でも多くのご縁をいただきましたので、ともに地方自治の充実、発展に向けてそれぞれの地域で奮闘されている皆さんと一緒に頑張らなくっちゃね♪と思いました。地方議会といっても市町村レベル、住民に最も身近な基礎自治体レベルの議会の頑張りが今こそ問われているはず。これからの時代は「利益の分配」ではなく「不利益の分配」を議会も考えていく時代ですから。

せっかくなので会場のシェラトン都ホテル東京で中庭のみえるラウンジで抹茶を注文し、都会の中の「みどり」も満喫してきて、これが今日のご褒美。

全国育樹祭で愛和小学校が発表しました!

第42回全国育樹祭が開催され、議長として出席しました。舞台側と横並びの来賓席・・・これほどの不運なことはないわ!と思うくらいに、来賓席に座ったことが残念なひとときでもありました。私からはアリーナ席しか見えない!

客席側から見た舞台…客席側に座っていた友人知人からの写真をかき集めたということですが、何と言う…すばらしい舞台だったのかと思うわけですね。

しかし、今日の全国育樹祭式典は私にとっては本当に思い出深い一コマにもなり、とても感慨深い味わい。なぜなら、愛和小学校「緑の少年団」が都代表、つまりは全国を代表して発表をするという大役を仰せつかっていたからです。皇太子さま、雅子さまをお迎えしている式典であり、ここで多摩市の子どもが発表できるなんて・・・ということに加え、愛和小学校と言えば、学校統廃合と学区見直し問題に多少なりとも議員の立場で関わってきた経過もあり、いろんなことを思い出し、そして今日を迎えられたことが本当にうれしい。かなり個人的な思い入れも強いわけで、ものすごくものすごく感激してしまいました。

特に学区の見直しには強烈なる反対の声があり、その声をいただくたびに「必ず、『ここの学校を卒業で来てよかった』と思えるような、見合う内容の学校にしていく。それが市教委の責任でもあるし、学区変更に協力をいただいた皆さんへの私たちの責任」という風に実際に私の考えも述べてきた経過もあり、私にとっての愛和小学校の位置づけとは、まさに「特別な存在」でもあるのです。

そして、統合してからスタートした愛和小学校。本当にいろんなことがありました。新しい学校として地域にどうやって溶け込んでいくのかという問題も含めて、一歩ずつ進んできたのです。中でもエディブルスクールヤードの取組みは私はとても共感をしていて、見守り続けてきました。もちろん学校側の努力があることも認めますが、それ以上に支え手になってきたママたちの存在がとても大きい。エディブルスクールヤードに共感したママたちが苦労して苦労して苦労して・・・・そして支え続けてきたからこそ・・・今がある。最近はなかなか他の予定ともバッティングしてしまい足を運べていないものの、私もエディブルスクールヤードの取組みには公立学校の新たな挑戦としても注目をし、応援もしてきました。

少しずつ応援者も広げながら、熱意をもって子どもたちのためにと行動するママたちの姿に私はいつも勇気をもらってきたなと思います。そして学校を支える応援団が広がることで、学校が変わり、そしてまた学校が発展していくんだなということも教えられてきました。前任の校長先生は「一人一台タブレット」という教育方針を掲げ、かなりバリバリ推進してきたものの、あまりにも先進的過ぎたために市教委が追いつけず、今につながっているかと言えば、「そうだ」と言いがたい一面もあるものの、しかし、エディブルスクールヤードや放課後アフタースクールとしてほぼ毎日開いている放課後子ども教室の取組み含め、蒔いてくれた種がようやくちょっとだけ根を下ろしてくれたかな?と感じられるような取組みにと育ちつつあるのです。それも、学校側の努力を柱としつつも地域の応援団の力を少しずつ借りながら。愛和小学校が重ねてきた、辿ってきた道を振り返れば振り返るほど、私は時間がかかっても、方向が間違っていなければ、必ずいつか「想い」って実現するのではないかな?とおぼろげながら感じたりするのでした。

 

そんなことで、全国育樹祭は皇太子さま、雅子さまが来賓席横の通路を歩かれた一瞬に「光」を感じたことに感激したことに加え、それ以上の喜びと感慨深さを覚えながら、私にとって格別な想いを持ち出席が出来たご縁に感謝しています。

 

その想いを胸にマンションのみなさんが開いてくださったアフタヌーンコンサートに参加して、美しいヴァイオリンの音を聴くことができたし、それこそ「美しきロスマリン」を演奏していただけたので大満足。それから、多摩センターのコルコバードへ行って、リスナーとしても楽しむことができて気分転換もできた!

多摩センターのイルミネーションは盛況!笑顔でイルミネーションを楽しむみなさんの様子がとてもうれしい。

そして、永山でも永どんが消灯していない時間に会うことができた!

一週間のはじまりを元気に迎えることが出来そうな予感!トレーニングもばっちりできて、最近は筋肉痛にもならなくなったという…喜びもあり。さて、寒さに打ち克てる身体づくりをしなくっちゃね!…明日からまた頑張ります!

議会運営委員会の視察。裏話。

今日、明日で議会運営委員会の行政視察です。行き先は長野県飯綱町、松本市です。飯綱町議会では「議会改革について」がテーマでちょっと漠としたテーマになっていますが、飯綱町の取組みはとても有名ですので、必ず足を運べば得るものがあるだろうと考えています。そもそも、視察に伺う前の段階で「ホームページに掲載されている資料をご覧ください!」ということで受入れ手順までばっちり掲載されているところがすごい!多摩市議会も、まだ視察のための資料が整えられているとは言いがたい状況なため、ここまではできませんが、いずれ…と考えています。そうすれば、視察資料を印刷して準備をしたりする手間がなくなり省力化できます。
また、松本市議会へは「議会活性化の取組み、議会と高校との交流について」をテーマになっていますが、これは多摩市議会で実施をするにはややハードルが高い可能性もありますが、実は都立高校ではなく、市内にある私立高校の社会科の先生などに働きかけをすることでもしかしたら実現する可能性もあるかなとは思っています。都立高校にも協力をいただいて実施したこともありますが、都教委あるいは市教委からはどちらかというと評判があまり良くないやに聞いておりますので・・・政治と教育と・・・いろいろ難しいなと感じています。

投票率を上げようとか、政治にもっと関心をもってもらおうとか・・・

結局、そういうのは単なるお題目であって、相変わらず、選挙権年齢に達すれば突然「投票券が送りつけられる」という風景が変わらないわけです。という話しはさておき、今回の視察にあたっての裏話を少し。

 

実は、多摩市議会では議会運営委員会の視察は議長も副議長も同行するというのが習わしでしたが、リスクマネジメントの観点を考えまして、今回は議長は同行することをやめました。まあ、あまりにもその問題提起をするのが直前過ぎたので、議会事務局長は冷や汗モノだったようですが、何とかわがままを受け入れていただきました。もちろん、勝手に…というのではなく、つい2週間前に開催された議会運営委員会で問題提起をしまして、その場で各会派代表の委員の皆さんにも許可を得ております。今後はどうなるのかわかりませんが、議長も副議長も宿泊を伴う視察に出払ってしまい、何か緊急事態にも多摩市に戻ってこれない…なんて事態が発生すれば多摩市議会の在り方も問われますし、それこそ議長の責任も大きくなりますよね。

今まで、議運の行政視察には議長副議長が行くことは当たり前でしたし、私もそういうものだと受け入れてきましたし、何の疑問もありませんでしたが、やっぱり…多摩市議会のBCP(業務継続計画)まで曲がりなりにも作成していることを考えますと、ここで二人共が不在にしてしまうのはさすがにまずいのでは?と。

以前から薄々感じていたのですが、なかなか言い出すタイミングもなく…どうしようかと迷いに迷った挙句…何とも微妙な直前のタイミングで問題提起をしたわけですが、「理屈」というのか「理由」については否定するものではないということで、議会運営委員会の皆さんもすっと受け止めて下さったのはありがたいことでした。来年以降の話しはまた別途協議となりますし、議長副議長も顔ぶれも変わりますし、その意向も反映されると思いますが、しかし、三階副議長も理解をして下さり「議長副議長のどちらか」のほうがいいだろうという話しをしました。

その上で…欲張りな私はもう一つ…の提案。それは、既に「議長同行」を前提にしたプランで事務手続きが進んでいることが分かっていたため、その分で「庶務係の職員を同行させてほしい」ということでした。なぜなら、多摩市議会の視察受入れ等は庶務係が担当し、精力的に対応してくれていますが、しかし、庶務係は議事係とは異なり、委員会の視察などに同行することはなく…他所の議会の視察対応などを経験したことがありません。もちろん、他所を見たことがなくても視察の受入れや対応はできるわけですし、これまでも対応してきたことは確かです…でもやっぱり「百聞は一見にしかず」であり、見て学ぶ、「直接感じる」ということの効果は絶大です。

そこで、随行する職員とは別に研修の意味合いも含め、庶務係職員も一緒に行けないか?と提案したのです。もちろん、議会運営委員会のメンバーは否定するものではなく、「それができるなら」ということで了解を取り付けました。

ところが、ここからが一難。「議員が視察研修する目的」の予算であるから、それを職員に振り替えることはできない…と言われてしまったのですね。お金には色がついているわけではないのに…と思いましたが、そういう決まりになっているののなら、まあ従うしかありませんので、とにもかくにも「もう一人の職員も視察に同行できる方法」を何とか捻りだしてほしいと事務局に難題を出してしまったわけです。まあ、予算の縛りだのルールだのと、結構、大変だったわけですが、最後のところ、副市長のところにまで話が持ち込まれたようなことを伺ってはいますが、かなりレア、特例的に認めていただき、人事課の方で「職員研修の一環」として支出をしていただけることとなり、何とか随行員+1名による視察が実現したのです。かなり紆余曲折もあり、無理してもらったのですが、正当な手続きを経て実現しましたので、多少「ごり押しされた」などと言われる可能性もありますが、堂々としております。そして、それ以上にプラスの結果が生まれると私は考えますので、ちょっとくらいの批判には耐えられます。まあ、そのくらい、議会事務局職員さんたちが前向きな仕事をしていることを大威張りしたいくらい。ここは、以前とは様変わりしていると私は思っています。突然の「研修目的での視察」の提案については、さすがに戸惑いはあったとは言え、「せっかくの機会なので、いろいろ学んできます!議会に還元できるようにしたいです。」ということで出かけてくれました。ありがたい限りです。

「議会事務局の職員さんは『議員のお世話係ではない』」

ちょうど、朝日新聞夕刊にも10回の連載で「議会改革をたどって」という記事が掲載されていました。次長に紹介をしたところ、さっそく議会事務局職員さん全員で共有してくれました。議会事務局がよりよい仕事をしてくれること=私たち市議会活動のさらなる発展となり、それがひいては「市民福祉の向上」につながることを、もっともっと意識できるといいなと思います。私たちの活動を支える議会事務局の重要性が理解されるとき、役所内人事異動の在り方もまた変わってくるでしょうね。「市政を担う市議会」をどれだけ重視してるか…市長や市執行部の意識がまさに議会事務局人事にも反映されると言っても過言ではありませんね。まあ、議会事務局職員の任命権者は「議長」にあることを忘れてはならないんですけれどね。

議会運営委員会の視察、実りあるものになりますように。それにしても…突然に、慣例破りをするようなことを提案するのにもちょっとは勇気がいったわ…。でも、そんな時、副議長が頼りになる!副議長が「議会運営委員会に相談してOKならいいよ!」と言って下さって、理解を示してくださったのがありがたい。みんなに感謝感謝です。