2024年第1回定例会 本会議3日目

昨日の夜は、今日の質問に備えて、いつもよりも2時間も遅くまで起きていたのですけれど、なんか、すごい嫌な予感がしていたんです。というのは、事前に市長にも質問意図を直接伝えるかどうか迷って、やめてしまったから。遠慮したわけではなく、「素」でやりとりするほうがいいと思ったから。4月になれば、市長は任期の折り返し。後半の2年間のスタートを迎えるので、やっぱり、あと2年間で何をやり遂げるのか、聞きたいですよね。そこで市長なりの成果を上げるために、目標をもって「仕事をやり遂げてほしい」という気持ちを込めつつ、投げかけた質問。

「(13)市長が任期後半で『これだけはやり遂げる。また、結果を出す。』と考えていることを伺います。」

これが今回の質問の肝かなと勝手に思っていて、市長からどんな答弁が返ってくるのか、楽しみにもしていました。今回の施政方針を読んで、感想をくださった市民の方からの言葉を借りれば「あっちこっち食い散らかしている市政の状態に見えるんですが…」という印象を払拭したいなとも思ったので。

しかし、市長の答弁は下記の通り。

「自然災害の激甚化や地球沸騰化などによる気候危機、少子化・高齢化の進行と担い手不足など、今、社会や自治体を取り巻く諸課題はこれまで以上に深刻化しています。例えば気候危機の問題ひとつとっても、今、行動を起こさなけば取り返しつかなくなる瀬戸際になると思います。

限られた任期の中で、あらゆる課題を完全に解消することの困難さを感じていますが、今、市としてできる最善の対応を果たしていくという考えのもと、それらの課題に向き合い、行政として取り組んでいくとともに、未来を担う子どもや若者たちのビジョンをしっかりと次世代につなげられるよう、一人の大人として市長として責任を果たしていきたいと考えています。」

「え?」

すっかり、思考が止まりました。これは、はぐらかされているのかどうか…。予め答弁原稿を眼を通し、かなりフリーズしていたのですが、いざ発言席で通告を読み上げたのち、市長の答弁を聴いているうちに、「もう、再質問するのやめておこう」という気持ちになってしまって。実は、市長の代わりに部長が答弁することが不可能だろうな…という内容で再質問を準備していたので、なおさらのこと、「なんか、もう無理。これ以上、質問したくない。」と思ってしまうほどにガッカリ。何度読んでも、市長からのリアルゼロ回答の衝撃は大きかったな。「心底、残念」という気持ちを訴えるだけで、今日の私はギリギリ精一杯でした。でも、せっかく作成した再質問、葬り去ったことはもったいなかったかなあ…帰宅後、反省。ま、こんな時もあっていいかなと。でも、また気を取り直して、次へ。

 

「今だけ」「自分だけ」「金だけ」でなく、動ける市政運営にしていけば、必ず、「持続可能な市政運営」にできるし、そうなる。