12月議会も終わり。

先週末、定例会最終日が終わりました。12月の定例会が終わると、そのまま年末へ…やっぱり、いつもの定例会終わりの気持ちとは異なって、ものすごくホッとして、もう何もやる気が起きないくらいに、「休もう」という気分になっております。

議会を振り返ると、来年4月から新たに設置したいと提案された「協創推進室」については、組織条例ではなく組織規則で設置して、様子を見てから、その次のステップを考えることが良いのではないかと思っていますので、その立場から反対しました。結果的には、白田さん、折戸さんと私が「組織条例の一部改正条例」については反対の立場でした。それぞれ一人会派ですが、控室が同じで、やっぱり会話する機会も多いこともあり、情報交換をしつつ、自分たちそれぞれの態度を決めるという感じですね。私は反対理由を述べるために討論をしました。(参考 夢まち会議  231222 多摩市組織条例一部改正反対討論

また、「老人福祉センターの事業報告について、もっと運営実態がわかるように事業報告などを公表すべき」という意見が含まれていた政策提案があり、それについては頷ける部分もあったので、「趣旨採択」の立場をとりました。結果的には「不採択」となった政策提案ですが、老人福祉センターの同好会の在り方などに一石を投じたご意見でもあったように思います。

1997年のころ、60歳以上人口は13.4%だったものが、2023年には34.7%にまで上昇していることや、公共施設を使用する高齢者一般団体として整理できるグループが2001年のころ35団体が、2023年で128団体と増えていること等など…本当に多摩市の高齢者人口は増加しているのが現実。

政策提案では、老人福祉センターを優先的に使用していた「寿大学」卒業の方々中心の自主サークルである「同好会」について、その取扱いを存続するべきではないかという意見が述べられていましたが、時代背景、現状を照らし合わせれば、従来制度を見直しは避けられないと考えています。そうしたことを含め、議会でも議論できたことは良かったのではないかと感じますが、「老人福祉センターの事業報告」については、決算事業報告書に記載されている内容は極めて不十分であり、実態が反映されていませんので(これについては、9月議会の決算審査で指摘しました)、来年度からはきちんと資料作成の在り方、改めてほしいとは願っています。

もう一つ、個人的には「公民館条例の一部改正条例」が提案をされていて、永山公民館と関戸公民館の組織力の向上と事業の効率化・円滑化を図るとして「組織統合」をするということでした。組織統合が社会教育の交代ではなく、更なる発展につながっていくことを願うのみ。ここ、討論で釘を刺しておけばよかったかなと後から思ったりもしました。昔も今も「社会教育」の必要性と重要性は変わりませんが、お堅く言えば「市民社会」「民主主義」「人権」も含め、私たちがなぜ学び続けていかなければならないかと考え、ますます自分たちにも問うていく時代になっていると考えています。ここ、私も引き続き、注目をしていきたいと思います。

ハーモニークラブの「愛で行けるやん」上映会がありました。今年の2月にも友人が上映会を企画し、私もお手伝いをしまして、その際にも、いらしていただいた宮田運輸の社長が再び多摩市に来てくださいました。「やさしい気持ちが未来をつくる」を合言葉に取り組んでおられる「こどもミュージアムプロジェクト」、広げていきたいなあと思います。

宮田社長が「今日も誰かが生きたかった一日かもしれない」とおっしゃっていまして、その言葉がグサッと刺さりました。私たちのいのちはやっぱりかけがいのないもの。今日も私たちは誰かが生きたかった一日を生きているんだなと思うと、周りの景色の見え方が違ってくる気がします。「感謝しかない」。その気持ちをつねに心に。