一般質問通告書、出しました。

週末は地域で管理している花壇にやっと届いたお花の植え替え。道路交通課でやっているアダプト制度に登録をしながら活動しているグループのお手伝いをしています。植え替え作業の前には土を耕すなど準備をするのですが、ここの土質というか土壌は本当によろしくないことを実感します。諏訪第二公園が大規模改修した時に新規に植えた木も全然育っていないのはそれが要因になっていると考えています。

さて、先週末に引き続いて、諏訪2丁目団地建替え10周年記念の行事で、東京ドームの約1.4個分の面積のあるマンション敷地内での散策。「10年前と現在を比較しながら歩いてみましょう!」という企画です。午前と午後に分かれて実施したのですが、ガイド役を仰せつかっていましたので、企画メンバーのみなさんで作成してくださった資料などを踏まえて、にわか仕立てで勉強を。「やっぱり、10年は短いようで長くて、それなりそれだけの時間を重ねてきたんだなあ」としみじみしてしまったのでした。そして、その時間のなかで何を積み重ねてきたのか…って振り返りが大事ですね。

明日が一般質問通行書の提出日ですが、スケジュール的にもバタバタしたくないので今日中に提出してしまおうと見直し作業などをしながら、久しぶりに夜更かし中。今回の一般質問はとても地味で、市民のみなさんには「自分たちの生活とどう関わりあるの?」と思われがちな「自治基本条例について」取り上げることにしました。こちら、来年で制定から20周年を迎えます。どれだけの市民の皆さんに認識されているかわかりませんし、認知度を調査するとその結果は…と見えてしまいそうですが、行政活動や議会の活動は「自治基本条例」が制定されたことで少しは変わったところもあると思います。

「一丁目一番地」(今はほぼ廃れてしまった表現)‥‥まさに、私が議員になった時に最上位に掲げていた公約が「(市民自治)基本条例の制定」でしたので、個人的にはとても思い入れがあるのです。来年20年目を迎えるにあたって、周年記念行事みたいなことに取り組む考えはあるのか?…とか聞いてみようかなと思っています。この条例、多摩市が制定する最高規範という位置づけです。つまり、全ての条例の最上位に位置づけられる条例という感じですね。

(条例の位置付け)
第2条 この条例は、私たちのまちの自治について、最も基本的な理念及び行動原則を定めるものであり、市が定める最高規範です。

条例が制定されたときには渡辺幸子市長時代でした。「自治基本条例の啓発は大切なこと」とおっしゃっていて、自らPR活動をされていたことなど懐かしく思い出されます。市民参画とか協働とか今は一定程度定着し、当たり前のことのようですが、当初、本質的にめざしていたものは何なのか、「市民の声を聴く」というのはどういうことなんだろう‥‥って改めて考える時期に来ているような気がしています。

第2節 市民の役割
(市民の権利)
第5条 市民は、まちづくりに参画する権利を有します。
2 市民は、まちづくりに関し、自らの意見を表明し、又は提案することができます。
3 市民は、まちづくりに関し、市議会及び市の執行機関の保有する情報を知ることができます。
(市民の義務)
第6条 市民は、まちづくりに参画するにあたり自らの発言及び行動に責任を持つものとします。
2 市民は、前条で定める権利の行使にあたり、公共の福祉、次世代及び市の将来に配慮するものとします。

公共の福祉、次世代及び市の将来に配慮…このあたり、今後ますます問われていきそうですね。

ということで、一般質問のことを頭であれこれ…というか、ぐちゃぐちゃと考え、悩ませながら、多摩市立中央図書館へ。豊中市議の白岩正三さんが見学をしたいというのでご案内してきました。予め連絡をしてので、館長が丁寧に対応してくださいました。ちょうど図書館50周年にあわせた「お話し会」をやっていましたので、少しだけ覗くこともでき、雰囲気も味わうことができました。「図書館の運営も市民と協働して進めていきたい」とあらゆる場面でも語られていたので、こうした市民の活動がこれからも継続されていくことは理想です。

私も絵本の読み聞かせなど、学んだことはないけれど、大好き。いつかボランティアしてみたい。市民活動にはいろいろな分野、取り組みもあって興味も関心もありますが、つまみ食いのように関わることは自分のセオリーには合わない。もっと自分に時間の余裕ができたなら、やってみたいです。

さて、図書館で「児童虐待月間」、「税を考える週間」に合わせた展示コーナーがありました。後者は市役所課税課とも連携をし、持ち帰ることのできるパンフレットや資料も配置するなど工夫がされていました。「これはええなあ。」と関西弁の白岩議員からもお褒めの言葉をいただきましたが、展示の内容に関心の有る無しに関わらず、目につく場所に資料が並べられていて、親子でふらっと立ち寄りながら、眺めている方の姿を多く目にしました。とても見やすくていいなあと。

そして、こうした展示ができるのはやっぱり直営の良さかなあと。もちろん、直営でなくてもやろうと思えばやれるのかもしれませんが、スムーズな連携を考えると、直営だからこそできることもありそうに思ったのでした。自治基本条例のことを考えていても、やっぱり、「社会教育」を重視する視点を今こそ再確認しておきたいと思うものです。だから、図書館や公民館が直営であることは重要であって、「なぜ、そうあるべきか」を言葉にできる教育行政であり、市政運営にすることも大切かなあと。

とりあえず、通告書はメールにて提出を完了したので、ホッとしたところ。いよいよ今年最後の定例会に向けて、議会モードにシフトします。