たくさんあるから、選べる幸せがある。

この週末もなんだか落ち着かずに朝からあちこちをチョロチョロしていて、スタートはマンションの防災訓練から。去年は参加者が集合して訓練開始…とスタートした矢先に、消防署のみなさんが出動しなければならなくなり…すぐに解散してしまったことを思い出しました。今年から地元の消防団第3分団の方々にもご参加いただくことができてよかった。マンションに住んでいる私たちにとって消防団の存在は縁遠いので、地域の支え手としてこうした場所にちょっとしたつながりがあることは良いことだなって思いました。ありがたいですね。

私はどちらかと言えば、一つ一つに丁寧に取り組みたいタイプなので、あっちこっちと行かなければならないところが多いことへの疲労感も大きいのですが、市長もとても忙しそうで、あっちいって挨拶、こっちいって挨拶・・・みたい感じでホント、大変そうでした。この週末はハロウィンもありましたが、私は該当年齢の子どももいませんし、その賑やかさに紛れ込むことはなかったのですが、商店街でも「ハロウィン」のイベントをやっていたので、そちらにはちょっとだ顔を出してきました。

午前中に多摩市社会福祉協議会でやっている地域福祉推進委員会の会議があり、その場でも宣伝していたのですが、エリアを担当している社会福祉協議会の職員さんと地域福祉推進委員会の方でバルーンアートやぶんぶんごまを子どもたちに。既に私が足を運んだ時間は「ひと波が去った後」で賑やかというよりもいつもののどかさのある商店街の風景でしたが、それでも仮装した子どもたち、親子連れが楽しんでいる様子を眼にすることができました。多摩センターのハロウィンイベントとは異なって、温かみがあるというのか、「地域とのつながり」を子どもたちが実感するにはすごくいい雰囲気かなと…そんな感想も持ちました。「こんなにあっという間に用意していたお菓子がなくなるとは思わなかった!」とお店で参加していた方が驚いていました!

その後、ひきこもりについての講演会、旧統一教会の多摩市進出に関しての情報や意見交換会の集会があったので参加。その後、ちょろっとポスティングをして一日終了。

旧統一教会の多摩市進出については、現段階では「見合わせる」との報道もありましたが、まだ「中止する」ではないですし、引き続き注視していくことが求められると考えていて、市民の皆さんの連絡会でもこれからも活動は継続されていくようなので、私もできるところで協力していく必要があると考えています。永山団地自治会で「旧統一教会系はお断り!」というステッカーを玄関ドアに貼ったりしているようですが、剥がされて捨てられるようなことがある…ですとか、信者の方が二人組で訪問活動をされているようなことも伺いました。「信教の自由」を私たちが否定することはできない。ただ、見聞きする範囲で知りえる事実から、慎重に対応していくことが必要であることが確認しました。

5年ぶりの武道祭でした。武道館が大規模改修工事を終えたタイミングで新型コロナ…PCR検査会場になったことを思い出していました。すごく厳重で警戒態勢になっていたというか、あの時の周辺の雰囲気を久しぶりに思い出しましたが、怖いくらいに静まりかえる公園に異様な空気感がありました。

ほぼコロナ前というのか、不自由さのない暮らしが戻り、中断されていた行事も復活できたこと、よかったなあと胸を撫でおろします。武道祭では剣道、少林寺拳法、柔道、空手道、居合道、弓道、なぎなた、合気道、太極拳‥‥といろいろな演技が見ることができます。自分は全く縁がない世界ですが、知らないからこそ見ていて楽しめます。もし、私が今からやるとしたら、やれそうなのは太極拳ですね。

来賓席の目の前で披露してくださった少林寺拳法・・・息をのみました。特に全国大会などにも出場され、優勝経験のある日本体育大学に所属している選手の方々が武道祭のためにわざわざお越しくださったのかしら?ものすごい希薄溢れたパフォーマンス。こんなにも間近で見たのが初めてだったこともありますが、「空気が斬られている」と思いました。

久しぶり開催の武道祭で、何となくお顔を存じ上げている方々が変わらず活躍されている姿を見れたこともうれしいことでした。議長は挨拶があるのでいらしていましたが、議員全員に案内状が届いているはずも、来賓として出席した議員は片手で数えられるだけの人数だったのは残念。ちょっと寂しい感じもありました。

それだけ、市内各地でイベントが開催されていたという証。いろんなところで催しがあって、市民のみなさんも週末、いろいろなお楽しみを選べることはいいことですね。「ありすぎて困る」というのもあるかもですが。選択肢が多いというのは豊かで幸せな証拠・・・かなと。決して当たり前のことではないですね。加えて、ある意味、平和だからできていることだと思います。

スポーツの秋に文化の秋・・・多摩ファミリーシンガーズの皆さんの公演にも足を運びまして、子どもたちの歌に癒されてきました。長きにわたり主宰されてきた高山佳子先生の「平和への想い」が歌うことを通じて、子どもたちの心に伝えられていくことの意味を考えさせられるのは、ファミリーシンガーズの45周年の歴史があるからですね。45年間ですから、巣立っていった子どもたちの数を考えても…。

そして、私たちがこうして秋空を見上げながら暮らすことができたり、学べたり、遊べたり、楽しんだり…とできることがどんなにか幸せなことであるかを実感せずにはいられません。このつながる空のもと、戦争、紛争が行われている地域があって、怯えている子どもたちがいて、市民がいることを私たちは頭の片隅に置いておくこと、大切ではないかと思うのです。

10月も今日と明日でおしまいですね。私は二日間の予定で「議員の学校」の参加してきます。