ルールメイキングなのかもしれないが。

総合福祉センター…といいますか、老人福祉センターの利用について、来年から制度変更することが決まっていますが、それに向けた説明会というのか、現在利用している団体の方々が参加しながら、ルール決めをしていくというのか…話し合いの場が開催されましたので、傍聴してみました。既に3月にも同じような説明会が開催されていて、その場で出された意見なども踏まえながら、今後についても「市民の意見を聴きながら、決めていきたい」という意向が示されていたと思います。

とはいえ、「市民の意見を聴きながら」というよりは、「利用者団体の意見を聴きながら」となってしまう傾向もあり、「全体を見て考えていく」ことをしなければ、バランスが悪くなってしまうような印象もありました。

市長も冒頭のあいさつでは、総合福祉センターができたのは1994年(平成9年)のことであって、当時と比べて、高齢化は進んでいることや、これからも高齢者の数が増えていくことを思えば、活動する人も増え、それに伴いサークル、団体数も増えていくことが予測されて、今まで通りのルールだと運用が難しくなっていく背景など述べられ、今までは優先的に老人福祉センターを利用していた寿大学をきっかけにして発足したサークルなどへのフォローを期間限定的にせざるを得ない事情など吐露されていました。説明を聞けば「そのとおりだな」と誰もが理解はできるような気もしますが、そうは言っても、老人福祉センターを利用して定期的に活動していたサークルなどの立場になると「安定的に活動場所を確保できなくなるかもしれない」とする不安が生じることは当然です。市長は市民活動交流センター、コミュニティセンターなど他にも利用できる場所があることも案内されていたものの、ロッカーや棚に活動に必要な物品を収納しているサークルなどもあり、そうそう簡単に他に案内されて「わかりました」になるところは少ないかもなあ…とも思ったりしました。

一時、校則見直しが話題となり「ルールメイキング」という言葉が頻繁に飛び交っていましたが、まさに、こうした取組みも「ルールメイキングっぽさ」があり、そのつもりで当事者の声を聴こうと努めているという意味で、決して否定するものではないのに…でも、何かが違うのではないかとの空気感を味わっていたのは私だけでしょうか。

市民が参加しながら、ルールを決めていく。

民主主義的な立ち位置からも、すごく大事なことだと思いますが、よりよい場づくりのためにはじっくり準備が必要で、にわか仕立てでできるものではないのです。ファシリテーションをする職員さんたちのスキルも問われますから。

夏らしいフルーツいっぱいのゼリーでチャージイン。ゼリーがキラキラしていてきれい。昨日はピアノの発表会が終わったので、心底ホッとしています。ピアノを弾くというのは、ただただ無心に練習を重ねられるという貴重な時間です。弾いても弾いても課題が見つかるというか、曲が簡単とか難しいではなく、どの楽曲を引くにも「自分の音」を探しながら弾くことが求められるので、やっぱり、弾いて弾いて弾いて弾いて弾いて…と「自分の音」を再現できるようになるまでに時間はかかります。それは時に苦痛で、だけど楽しい時間でもあるのです。明日は9月議会の議案説明。すっかりお休み気分から脱出。