自治体財政研究会に参加しています。

昨日は、第6次多摩市総合計画基本構想について全議員説明会があったり、急遽、議会運営委員会が招集されオブザーバーにも出席の要請がありましたが、4月の選挙前に予定していた通院があったので、やむを得ず欠席。全議員説明会も資料は共有されるので、ひととおり目を通し、議会運営委員会は録画されているものを視聴しました。第6次総合計画基本構想については特別委員会というかたちで8月30日、9月26日、27日と開催される予定になっています。

そして今日から迎えた8月。「子どもにツケをまわさない!」…日本税制改革協議会が事務局をつとめている自治体財政研究会に参加しています。主催は公会計研究所。

「会計とは何か」

という基本的な話しを交えつつ、私たちが考えるべきこと、持つべき視点など改めて示唆に富んだお話を伺うことができました。もともと日本税制改革協議会のことは随分前から知っていたとはいえ…内山会長の記憶によれば、「まだ、議員になる前のことだったよね」ということ。何かのご縁でお会いしたことを思い出すのですが、一体、何だったのか…と記憶を引き出すのが難しいくらい昔々の話し。

元我孫子市長といえば、市民自治の実践でもかなり注目をされた福嶋浩彦さんからも久しぶりにお話しを聴くことができたのですが、「子育て支援」は重要で、力を入れることは大切だけれど、そのことが「少子化対策」にはならない…と指摘されていて、全くの同感。そして、仮にも今、動き始めた「少子化対策」の効果が出るのも100年以上かかる…というのも納得。いずれの自治体も、こぞって子育て支援を充実し、「我がまちの人口を増やす」ことに躍起になっていることも理解を示しつつ、「人口の奪い合いをやっているだけ」と捉え、それでは将来はないと考えることもまた必要ですね。

こちらの調査結果にもあるように、「『結婚せず自分の収入のみで生活』を希望する女子は12.4%で過去最高」なのですから、結婚に対する意識そのものに変容があることは頭の片隅に入れておきたいものです。とにかく少子化対策で「産めよ増やせよ…」みたいな風潮になるとしたら、「生きにくさ」が増すだけ。

これは、過日…うなぎを食べた日にも話題にしたことでもありました。

「今、ここに住んでいる人たちの満足度をどう高めていけるか。」

それも、市民要望をあれもこれも実現することができた時代からすっかり様変わりしている中で、取組みを進めていかなければならない…。口で言うほどに簡単ではないです。多様な人たちが対話し、知恵を出し合って、選択と創造をするというのもまた、難しいことですが、そのために必要なのが「正確な情報を共有していくことであり、伝えていくこと」。

たぶん、「正確な情報の伝達」…ここがまだまだ十分とは言えないのかもしれません。多摩市は周辺と比べると、わりと多くの情報が市民にも提供されているとは思っているのですが。ということで、明日も一日、講義を受けてきます。

研修の場所が築地。生まれて初めて築地本願寺に踏み入れてみて、立派な建物だなあと。帰宅して検索をしてみたら、とても立派なホームページがあり「より開かれたお寺へ」…とありました。明日忘れなければ、今月の参拝カードをもらってこようかな。

 

公会計研究所の吉田先生のチャンネルより。「隷従への道」…よかったら、ご覧ください。