#女性の権利デー

「高級メロン」のシールが貼ってあるけれど、本当に高級なメロン。お裾分けをしていただいたのですが、見るからに高価で立派で。ありがとうございます。今日は…というか、今日も暑い一日でした。ひどい暑さだなと思っていますが、夜はベランダからの風が心地よく、窓を開けていれば暑さは和らぐので助かります。クーラーをつけっぱなしで寝ると身体の不調につながるので、「涼しいよりは少しは暑いのを我慢するほうがいい」とつい思ってしまいます。

今日は「女性の権利デー」でした。あまり知られていないのは、今日この日を「女性の権利デー」としたのはまだ新しいことだからかもしれません。先月6月には「男女共同参画週間」がありましたが、こちらもそれほど知られた存在とは言えませんが…。

ということで、暑い中わざわざ電車に乗って出かけなくとも…オンラインでシンポジウムに参加。夕刻から女性差別撤廃条約実現アクション、国際女性の地位協会、日本女性差別撤廃条約NGOネットワークのみなさんが主催された「つくろう!私たちの包括的差別禁止法」を視聴しました。弁護士の林陽子さんからのご講演を聴きながら、やっぱり「法的環境を整える」ことの必要性を再認識させられました。

特に、「立証責任を転換する」という視点は必要不可欠ですね。「権利が侵害された」と訴えた被害者に対し、「権利侵害などしていない」と主張する加害者がいた場合‥‥加害者側が「していない」という証拠をきちんと示さなければならない。こうした視点が当たり前になっている社会を想像するだけで、「生きやすさ」を感じることができます。今はどちらかと言えば「泣き寝入り」となっている場合も多いのではないか…と思われる場面に遭遇することも少なくありません。

そして、もちろん大事なことは、人権侵害があったかなかったかを判断するための第三者の存在。独立して客観的に事象を判断できる機関の存在も必要不可欠ですね。…まあ、その人選をどうするか…は次の問題として。

「差別したことに対する罰則」

ジェンダー平等の視点でも、ここがきわめてゆるやかな日本の法制度…との指摘があったことも頷けます。私の世代よりも、もう一回り二回りくらい以上の世代はジェンダー平等に対し、本当に苦労をしてきた世代。まるで男性と同じように振舞うことが求められてきた世代とも言えます。私たちの世代もまだその名残が脈々と引き継がれているとはいえ、若干マイルドになっているような。ただ、やはり現実的にはジェンダー平等が実現されている状態とは程遠い。そのことはジェンダーギャップ指数後進国になっていることからも明らかですね。

結局は「女性が」とか「男性が」という風に、性別で差別することが許されないということであって、区別することが必要な場合もあり、時々、「差別」と「区別」とをごっちゃにされる場合には、なかなか意見交換のやり取りもすれ違うことが多くて大変なのですが、ジェンダー平等はまだまだ正しく理解されず、受け止められていないというのが私の実感です。

「女性だから」「男性だから」とかではなく、やっぱり「その人自身」…個人個人を評価することが当たり前になってほしいものです。とは言え、自分自身の認識や理解についてもまだまだ磨いていく必要があって、学び続けること、大事ですね。