市長選挙が始まります!

新年度を迎え、気持ちも新たにスタートですね。職場内での異動など、周りをキョロキョロしつつ、何となく一日を過ごしたということもあるのではないかなって思います。たった3年間だけ勤務していたところで、業務の内容は同じなのに、隣の班に移動しただけでも緊張していたよなあ…とか、そういえば支店長が交代した時の空気感とか懐かしく思い出します。私の場合は…そうですね、4年に1度選挙が終わり、当選証書を授与し、いよいよ新たな任期が始まるときに感じる気持ちかな…少しはメンバーも入れ替わり、会派構成も変わったりするとそれはそれで独特な気持ちになるんです。そんな感じかなあと思っています。そして、私にとって…実は2022年4月の始まりというのは自分的には特別なんです。20年前の4月1日に初めてマイクを持ったから。あの時に一緒にいてくださった生活者ネットワークの皆さんの顔ぶれ、そしてまた、今は解散してしまったけれどステイツマンのメンバーのことを思い出してます。ステイツマン・・・検索したら出てきた!うれしい。

さて、いよいよ市長選挙が始まりますね。同時に市議会議員の補欠選挙(定数1名)も行われます。すでに投票入場券が手元に届いていることもあり、実は…少なくないみなさんから「どうすればいいの?」の問い合わせをいただいています。私は4年前の市長選は「中立」という立場から、直接的に選挙活動には関わっておらず、当時は市議会議員の補欠選挙に立候補した後輩を応援していましたが、市長選挙に関しては「静観」しておりました。その理由は簡単。

なぜなら、阿部市長に対し「次世代にツケを先送りしないんじゃなかったの?言ってることとやってること、違わない?」って思ったので。特に、多摩市が市民要望に応えて造り続けてきた公共施設について、大規模改修時期を迎えるにあたり、一つ一つ将来どうするのか?を考えなければならなかったはずなのに、当初、鼻息荒く(なんて言ったら怒られるかもしれないけれど)市民に示していた施設の統廃合計画などが何だか有耶無耶というか、結局、当初の目論見通りには進まず、「市民の声」を踏まえる格好で、<廃止する、統合するとかとか…新たな「カタチ」>にしてリ・スタートさせたり…みたいな取り組みにエンジン付けて、アクセル踏んでくれなかったから。

 

私が言いたいのは「もっと、決断力を発揮してくれよ!」…。この一言に尽きました。私みたいな性格だと、阿部市長の判断にある意味で「イライラが募る」というのか、「え、どうして?」という想いしか持てず、「次世代にツケを先送りしないために、粉骨砕身頑張ります!」って言ってたじゃん‥‥ってことだったんですね。

 

とは言え、一方で、私は市長の決断…あるいは判断というのが、「より市政運営にハレーションを起こさないため」という熟考のもと行われていたことも理解ができないわけではなく、当時は「議長」という重たい肩書きにも苦しすぎたのですけれど、阿部市政のスタートに向けても応援してきた身としては悲しさもありましたね。「市民の声を聴いていく」というのは決して間違っていない‥‥でも、「市民の声」って、永遠と聴き続けるのか…とも思いました。

 

「全市民のことを考える」あるいは「大局的な見地」ということを自分自身でも深く考えさせられる機会をいただいた…今は、そう思うようにしています。が、当時の私は阿部市長を応援するほどのエネルギーは持てなかったというのが正直なところ。

 

あ、ちなみに…と言いますか、今、思い出したのですけれど、4年前に阿部市長と袂を分かつようになったとき、私は阿部市政の継続を願っていた市民の方から、「あなたなんて支持できないね、今すぐ、議員、辞めなさいよ。」って言われたんです。根に持つわけではありませんが、今でも、なぜ、そんな言葉を…って思います。

 

選挙で応援したから、そのことが丸ごと市長への支持を保証することになるのでしょうか?私は常に是々非々だと思う。でも、きっと阿部市長を引き続き応援したいという強い気持ちがあって、その発言になったのだと受け止めていますし、納得もしています。でも、あまりにも意外な言葉に「ああ、そうなんだ。」と…そんな風に言われるんだなと。しかし、まあ、一方では、阿部市政を推進するために責任ある行動をせよ…ということだったのかもしれないとか、そう思うようにもしていますけど。

 

そして、4年前。結果的には、「AI市長候補」も巷では話題になったものの、選挙そのものは投票率は上がることなく、そのまま信任投票のごとく、阿部市長が当選。そして、その後の4年間が始まりました。市長選とずれて行われる市議会議員選挙は一年後。再び私も当選をさせていただき、現在に至ります。

とりあえず、ここまで。